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JP7580177B2 - 3次元映像表示装置 - Google Patents
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Description

本発明は、要素画像で構成された要素画像群とインテグラル方式のパターン映像とを重畳して3次元映像として表示する3次元映像表示装置に関する。
従来、3Dメガネを用いた二眼方式を筆頭として、多種多様な3次元映像表示方式が知られている。なかでも、光線再生により3次元映像を再生するライトフィールドディスプレイの1つとして、インテグラル方式が提案されている(例えば、非特許文献1)。
このインテグラル方式は、表示デバイスの前面に多数の微小なレンズで構成されたレンズアレイを配置することで、水平・垂直に視差を有する自然な3次元映像を再生できる。このインテグラル方式の課題として、3次元映像の最大画素数がレンズアレイのレンズ数と同一になるため、多画素で高画素密度な3次元映像の再生が難しいことが知られている。
一般的に、3次元映像の最大画素数は、表示デバイスの画素数の数百分の一程度になってしまう。この課題を解決するために、複数台の表示装置をタイリング(配列)する従来技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この従来技術によれば、表示装置の台数に比例して3次元映像の画素数及び表示サイズが向上する。また、複数台の表示装置による3次元映像を光学合成する従来技術も提案されている(例えば、非特許文献2)。この従来技術によれば、表示装置の台数に比例して、3次元映像の画素数及び画素密度が向上する。
特開2018-180387号公報
Applied Optics, Vol. 45, No. 18, June 2006 IEEE Lasers and Electro-Optics Society Annual Meeting, paper TuW3, Oct. 2007
しかし、前記した従来技術では、表示デバイスの台数に比例して、構成が大規模化・複雑化するという課題がある。例えば、前記した従来技術では、2~4台程度の表示デバイスを使用して画素数及び画素密度を2~4倍程度向上させることを想定しており、それ以上の台数に表示デバイスを増やすのは実用的でない。
そこで、本発明は、簡易な構成で画素数が向上する3次元映像表示装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る3次元映像表示装置は、要素画像で構成された要素画像群とインテグラル方式のパターン映像とを重畳して3次元映像として表示する3次元映像表示装置であって、記憶手段と、要素画像群表示手段と、パターン映像表示手段と、重畳手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、記憶手段は、要素画像群及びパターン映像を重畳したときの光線群の輝度と所望の3次元映像を表示したときの光線群の輝度との誤差が最小となる要素画像群及びパターン映像を予め記憶する。また、要素画像群表示手段は、記憶手段に記憶されている要素画像群を表示する。そして、パターン映像表示手段は、記憶手段に記憶されているパターン映像を表示する。さらに、重畳手段は、要素画像群表示手段が表示した要素画像群及びパターン映像表示手段が表示したパターン映像を重畳する。
このように、3次元映像表示装置は、要素画像群及びパターン映像を重畳することで、3次元映像の画素数がパターン映像表示手段と同程度まで向上する。さらに、3次元映像表示装置は、表示手段をタイリングする必要がないので、簡易な構成を実現できる。
また、前記課題を解決するため、本発明に係る3次元映像表示装置は、要素画像で構成された要素画像群とインテグラル方式のパターン映像とを重畳して3次元映像として表示する3次元映像表示装置であって、記憶手段と、表示手段と、第1レンズアレイと、第2レンズアレイと、映像切替手段と、レンズアレイ制御手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、記憶手段は、要素画像群及びパターン映像を重畳したときの光線群の輝度と所望の3次元映像を表示したときの光線群の輝度との誤差が最小となる要素画像群及びパターン映像を予め記憶する。また、表示手段は、記憶手段に記憶されている要素画像群又はパターン映像を時分割で表示する。そして、第1レンズアレイは、二次元状に配列された第1要素レンズで構成され、第1要素レンズが凸レンズとして機能するレンズ状態と第1要素レンズが入射光を屈折させることなく透過させる透過状態とを切り替え可能である。さらに、第2レンズアレイは、第1レンズアレイより小さいレンズピッチで二次元状に配列された第2要素レンズで構成され、第2要素レンズが凸レンズとして機能するレンズ状態と第2要素レンズが入射光を屈折させることなく透過させる透過状態とを切り替え可能である。映像切替手段は、要素画像群又はパターン映像を切り替えて表示手段に表示させる。レンズアレイ制御手段は、表示手段が要素画像群を表示するときに第1レンズアレイをレンズ状態、かつ、第2レンズアレイを透過状態とし、表示手段がパターン映像を表示するときに第1レンズアレイを透過状態、かつ、第2レンズアレイをレンズ状態とする。
このように、3次元映像表示装置は、要素画像群及びパターン映像を時分割表示することで、3次元映像の画素数が第2レンズアレイと同程度まで向上する。さらに、3次元映像表示装置は、表示手段をタイリングする必要がないので、簡易な構成を実現できる。
本発明によれば、簡易な構成で画素数が向上する3次元映像表示装置を提供することができる。
(a)~(c)は、第1実施形態において、要素画像群及びパターン映像の光線群の重畳を説明する説明図である。 第1実施形態において、要素画像群及びパターン映像の光線群の重畳したときの輝度値を説明する説明図である。 第1実施形態において、要素画像群及びパターン映像の生成手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る3次元映像表示装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る3次元映像表示装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態において、要素画像群及びパターン映像の光線群の重畳したときの輝度値を説明する説明図である。 第3実施形態に係る3次元映像表示装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態において、(a)はレンズ状態を説明する説明図であり、(b)は透過状態を説明する説明図である。 第4実施形態に係る3次元映像表示装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態において、(a)は第2レンズアレイがレンズアレイとして機能するときの説明図であり、(b)は第1レンズアレイがレンズアレイとして機能するときの説明図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して説明する。但し、以下に説明する各実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。また、同一の手段には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
(第1実施形態)
[画素数及び画素密度向上の原理]
図1及び図2を参照し、3次元映像表示装置1(図4)の前提として、画素数及び画素密度が向上する原理について説明する。なお、簡易にするために、水平方向(x軸方向)のみを説明するが、垂直方向(y軸方向)も同様である。
最初にインテグラル方式の要素画像群の光線について説明する。図1では、説明を簡易にするために、第1レンズアレイ92を構成する1個の要素レンズを通過する光線群を図示した。図1(a)に示すように、インテグラル方式の立体表示装置90では、要素画像群を表示する第1表示デバイス91の前面に、第1レンズアレイ92をその焦点距離fだけ離間して配置する。このとき、第1表示デバイス91に表示した要素画像群の画素Aからの光線は、対面する第1レンズアレイ92で屈折して平行光として再生される。ここで、角度θは、画素Aからレンズ中心Cまでの線分と第1表示デバイス91の表示面とが成す角度である。この角度θは、再生される平行光線の進行角度と等しくなる。再生される平行光線の輝度値をI(A)とする。輝度値I(A)は、要素画像群の画素Aの輝度値に依存する。
続いて、パターン映像の光線について説明する。図1(b)に示すように、パターン映像を表示する際、パターン映像を表示する第2表示デバイス93の前面に、第2レンズアレイ94をその焦点距離fだけ離間して配置する。ここで、第2レンズアレイ94のレンズピッチは、第1レンズアレイ92より小さく、例えば、第1レンズアレイ92のレンズピッチに対して1/4とした(レンズ密度が一方向において4倍)。このとき、第2表示デバイス93に表示したパターン映像の画素Bからの光線は、対面する第2レンズアレイ94で屈折して平行光として再生される。ここで、角度θは、画素Bからレンズ中心Cまでの線分と第2表示デバイス93の表示面とが成す角度である。この角度θは、再生される平行光線の進行角度と等しくなる。再生される平行光線の輝度値をI(B)とする。輝度値I(B)は、パターン映像の画素Bの輝度値に依存する。
なお、インテグラル方式のパターン映像は、一般的なインテグラル方式の要素画像群と同様の構造を有する。つまり、パターン映像は、第2レンズアレイ94の各要素レンズに対応する要素画像が2次元状に配列されたものである。但し、パターン映像は、インテグラル方式の要素画像群と異なり、後記する誤差を最適化するための画像であるため、単体で表示しても立体像を形成できない場合がある。
以上の定義を踏まえて、図1(a)及び(b)の再生光線を光学合成又は時分割で重畳したときの光線を図1(c)に示す。図1(a)の第1レンズアレイ92と図1(b)の第2レンズアレイ94との距離をdとしている。ここで、第2表示デバイス93の画素Bから角度θで進行する光線の輝度値L(B,θ)について考える。ただし、関数L(B,θ)は、2つの変数を引数に持ち、輝度値を返すスカラー関数である。θ=θ=θの場合、この光線の進行角度は、図1(a)の平行光線と同一であるため、重畳された光線の輝度値L(B,θ)は、I(A)+I(B)と表せる。
以上では、1本の光線について述べたが、同様の原理に基づいて、インテグラル方式の要素画像群とパターン映像とを重畳したときの光線群の輝度値L(x,θ)を全ての位置xと角度θで求めればよい。そして、この全光線の輝度値L(x,θ)と、実際に再生したい3次元映像の光線群の輝度値L(x,θ)との誤差が最小となるように、要素画像群とパターン映像との輝度値を最適化することで、所望の3次元映像を再生できる。ただし、関数L(x,θ)は、2つの変数を引数に持ち、輝度値を返すスカラー関数である。
なお、実際に再生したい3次元映像の光線群の輝度値L(x,θ)としては、多視点映像の光線群の輝度値を用いることができる。また、3DCGにおいては、レイトレーシングにより1光線毎に輝度値を求めてもよい。
以下、要素画像群とパターン映像との輝度値の算出方法を説明する。図2に示すように、パターン映像用の第2表示デバイス93の表示面はx軸上にあり、要素画像群用の第1レンズアレイ92は、第2レンズアレイ94から距離dだけ離間している。第1レンズアレイ92は、第1レンズアレイ92の焦点距離fだけ第1表示デバイス91から離間している。第2レンズアレイ94は、第2レンズアレイ94の焦点距離fだけ第2表示デバイス93から離間している。また、第2表示デバイス93及び第2レンズアレイ94は、第1表示デバイス91及び第1レンズアレイ92の前段に位置している。第1表示デバイス91、第1レンズアレイ92、第2表示デバイス93及び第2レンズアレイ94の左端は、奥行き方向のz軸に接しているものとする。また、第1レンズアレイ92及び第2レンズアレイ94それぞれのレンズピッチをp,pとし、z軸方向の位置をそれぞれz,zとする。
ここで、パターン映像を表示する第2表示デバイス93の位置xから角度θで進行する光線と、要素画像群の光線とが重畳されたときの輝度値L(x,θ)は、以下の式(1)で表される。
Figure 0007580177000001
ただし、下かぎカッコ(床大カッコ)は、カッコ内の実数を超えない最大の整数を表す。そして、全光線の輝度値L(x,θ)と、再生したい3次元映像の光線群の輝度値L(x,θ)との誤差が最小となるように、以下の式(2)のように最小化問題を解くことで、輝度値を求めることができる。なお、minは、最小値を返す関数であり、Rは位置x及び角度θが取り得る値の全範囲である。
Figure 0007580177000002
最小化問題を解く前提として、インテグラル方式の要素画像群の輝度値を通常の3次元映像が表示されるように固定すればよい。つまり、所望の3次元映像が再生されるように、要素画像群の輝度値を変更せずに、パターン映像の輝度値のみを最適化すればよい。具体的には、式(2)に基づいて、最小二乗法などの最適化アルゴリズムによりパターン映像の輝度値のみを算出する。
なお、最小化問題を解く際には、位置x及び角度θを有限個でサンプリングする必要がある。例えば、位置xについては、第2表示デバイス93の画素位置でサンプリングする。位置xの範囲は、第2表示デバイス93の表示領域と同一にする。また、例えば、角度θは、第1表示デバイス91の各画素位置から第1レンズアレイ92のレンズ中心Cに向けて引いた線分の進行角度でサンプリングする。角度θの範囲は、第1表示デバイス91及び第2表示デバイス93の視野角以下にする。この角度θの範囲は、3次元映像の視域角と同一になる。
ここで、位置x及び角度θのサンプリング数をそれぞれM、Kとする。この場合、全光線の輝度値L(x,θ)と、再生したい3次元映像の光線群の輝度値L(x,θ)は、それぞれM×K個の要素を有する列ベクトルとして表現できる。これら二つの列ベクトルの差のL2ノルムの二乗値を算出し、最小二乗法などの最適化アルゴリズムを適用すればよい。
角度θの範囲は、例えば、要素画像群用の第1表示デバイス91のある画素からの光線群が、第1レンズアレイ92の各要素レンズのうち画素に正対する1個の要素レンズのみに入射して、隣接する要素レンズには入射しないという条件に基づいて、設定することができる。このとき、角度θの範囲は、以下の式(3)で表される。但し、R=f/p=f/pである。また、角度θは、位置xを図2のxz座標系の原点に平行移動したときの極座標系における偏角である。
Figure 0007580177000003
ここで、インテグラル方式では、要素画像群により表示する3次元映像の画素サイズは、レンズアレイを構成する要素レンズのサイズと同一になる。つまり、視聴者からは、要素レンズを単色で塗りつぶしたように見える。例えば、第1レンズアレイ92のレンズサイズを1.0mm×1.0mm、第1表示デバイス91の画素サイズを50μm、第2レンズアレイ94のレンズサイズを0.25mm×0.25mmとする。この場合、3次元映像の画素サイズは、第1表示デバイス91の画素サイズに依存せず、1.0mm×1.0mmになる。この要素画像群の画素に対して、第2表示デバイス93が表示したパターン映像を重畳すると、3次元映像の1画素の中に0.25mm単位で輝度の明暗が生じる状態となる。この明暗が生じる最小領域を重畳後の3次元映像の画素サイズと考えると、その3次元映像の画素サイズは、0.25mm×0.25mmとみなすことができる。このような考え方により、インテグラル方式の3次元映像の画素数及び画素密度が、第2レンズアレイ94のレンズ数及びレンズ密度と同程度まで向上する。
なお、第2レンズアレイ94のレンズピッチpが小さくなるほど、3次元映像の画素数と画素密度が向上する一方、その画素数と画素密度が向上する奥行き範囲が狭くなる。
[要素画像群及びパターン映像の輝度値の算出手順]
図3を参照し、要素画像群とパターン映像との輝度値を算出する手順を説明する。
図3に示すように、ステップS1において、輝度値の算出に必要な各種パラメータを設定する。例えば、このパラメータには、第1レンズアレイ92と第2レンズアレイ94との距離d、第1レンズアレイ92及び第2レンズアレイ94の焦点距離f,f、レンズピッチp,p、z軸方向の位置z,z、第1表示デバイス91及び第2表示デバイス93の画素数及び画素ピッチ、光線群が入射する要素レンズの個数Nが含まれる。
ステップS2において、実際に再生したい3次元映像の光線群の輝度値L(x,θ)を設定する。
ステップS3において、式(2)に基づいて、最小化問題により要素画像群とパターン映像との画素の輝度値を算出する。ここでは、要素画像群の輝度値を変更せずに、パターン映像の輝度値のみを算出してもよい。
[3次元映像表示装置の構成]
図4を参照し、第1実施形態に係る3次元映像表示装置1の構成について説明する。
3次元映像表示装置1は、要素画像で構成された要素画像群とインテグラル方式のパターン映像とを重畳して3次元映像として表示するものである。図4に示すように、3次元映像表示装置1は、記憶手段10と、要素画像群表示手段11と、パターン映像表示手段14と、重畳手段17とを備える。
記憶手段10は、要素画像群及びパターン映像を予め記憶するメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。この要素画像群及びパターン映像は、要素画像群及びパターン映像を重畳したときの光線群の輝度と再生したい3次元映像を表示したときの光線群の輝度との誤差が最小となるように、前記した原理で予め生成したものである。
要素画像群表示手段11は、記憶手段10に記憶されている要素画像群を表示するものであり、第1表示デバイス12と、第1レンズアレイ13とを備える。
第1表示デバイス12は、要素画像群を表示する一般的な表示デバイスである。例えば、第1表示デバイス12として、液晶ディスプレイ、有機EL(Organic Electro Luminescence)ディスプレイなどの直視型表示デバイスを使用できる。
第1レンズアレイ13は、要素画像に対応した要素レンズ13aが2次元状に配列されたものである。例えば、第1レンズアレイ13として、凸レンズが縦横に配列された、インテグラル方式で一般的なものを使用できる。
パターン映像表示手段14は、記憶手段10に記憶されているパターン映像を表示するものであり、第2表示デバイス15と、第2レンズアレイ16とを備える。
第2表示デバイス15は、パターン映像を表示する一般的な表示デバイスである。例えば、第2表示デバイス15として、第1表示デバイス12と同様の直視型表示デバイスを使用できる。
第2レンズアレイ16は、第1レンズアレイ13よりレンズピッチが小さいレンズアレイである。例えば、第2レンズアレイ16として、第1レンズアレイ13と同様、パターン映像に対応した要素レンズ16aが2次元状に配列されたものである。
重畳手段17は、要素画像群表示手段11が表示した要素画像群、及び、パターン映像表示手段14が表示したパターン映像を重畳するものである。例えば、重畳手段17は、要素画像群及びパターン映像を光学合成するビームスプリッタである。このビームスプリッタとしては、ハーフミラーを使用できる。
ここで、レンズアレイ13と重畳手段17との距離をDとする。また、パターン映像表示手段14と重畳手段17との距離をD+dとする。図4に示すように、重畳手段17は、要素画像群表示手段11及びパターン映像表示手段14の両方に対し、斜め45度で配置されている。要素画像群表示手段11は、視聴者αから見て右側に配置されている。パターン映像表示手段14は、視聴者αから見て、重畳手段17を挟むように、奥側(図面上側)に配置されている。
そして、要素画像群表示手段11からの要素画像群の光線群が重畳手段17で反射されると共に、パターン映像表示手段14からのパターン映像の光線群が重畳手段17を透過し、要素画像群及びパターン映像の光線群が光学合成される。そして、重畳手段17で光学合成された光源群が視聴者αの肉眼に到達する。
すなわち、3次元映像表示装置1では、図1(c)と等価の構成を実現できるので、前記した原理により要素画像群及びパターン映像を生成することができる。
[作用・効果]
このように、3次元映像表示装置1は、要素画像群及びパターン映像を重畳することで、3次元映像の画素数及び画素密度がパターン映像表示手段14(正確には第2レンズアレイ16のレンズ数及びレンズ密度)と同程度まで向上する。さらに、3次元映像表示装置1は、表示手段をタイリングする必要がないので、簡易な構成を実現できる。
(第2実施形態)
[3次元映像表示装置の構成]
図5を参照し、第2実施形態に係る3次元映像表示装置1Bの構成について説明する。
3次元映像表示装置1Bは、要素画像で構成された要素画像群とインテグラル方式のパターン映像とを重畳して3次元映像として表示するものである。図5に示すように、3次元映像表示装置1Bは、表示手段20と、第1レンズアレイ30と、第2レンズアレイ40と、同期制御装置50とを備える。
表示手段20は、記憶手段51に記憶されている要素画像群又はパターン映像を時分割で表示する表示デバイスである。ここで、表示手段20は、要素画像群又はパターン映像を時分割で切り替えるため、応答速度が高い表示デバイスであることが好ましい。本実施形態では、表示手段20は、後記する映像切替手段52からの同期信号に応じて、要素画像群又はパターン映像を時分割で表示する。例えば、表示手段20として、図4の第1表示デバイス12と同様の直視型表示デバイスを使用できる。
第1レンズアレイ30は、二次元状に配列された第1要素レンズ31で構成されたものである。また、第1レンズアレイ30は、後記するレンズアレイ制御手段53からの同期信号に応じて、レンズ状態又は透過状態を切り替え可能なレンズ/透過切替レンズアレイである。本実施形態では、第1レンズアレイ30は、第1レンズアレイ30の焦点距離fだけ表示手段20から離間している。
なお、第1レンズアレイ30のレンズ状態とは、要素画像の光に対して、各第1要素レンズ31が凸レンズとして機能する状態のことである。また、第1レンズアレイ30の透過状態とは、各第1要素レンズ31が要素画像の光を透過する状態のことである。
例えば、第1レンズアレイ30は、第1要素レンズ31としての液晶レンズを二次元アレイ状に配列したものを使用できる。ここで、液晶レンズは、液晶がレンズ状の空間に封入されており、印加した電圧に応じて実効的な屈折率を変化させて、レンズ状態又は透過状態を切り替えることができる。また、液晶レンズは、入射光の偏光状態を変えることで、レンズ状態又は透過状態を切り替えてもよい。
第2レンズアレイ40は、第1レンズアレイ30より小さいレンズピッチで二次元状に配列された第2要素レンズ41で構成されたものである。本実施形態では、第2レンズアレイ40は、第2レンズアレイ40の焦点距離fだけ表示手段20から離間している。また、第2レンズアレイ40のレンズピッチは、第1レンズアレイ30のレンズピッチに対して1/4である。
また、第2レンズアレイ40は、レンズアレイ制御手段53からの同期信号に応じて、レンズ状態又は透過状態を切り替え可能である。例えば、第2レンズアレイ40としては、第1レンズアレイ30と同様のレンズ/透過切替レンズアレイがあげられる。
なお、第2レンズアレイ40のレンズ状態とは、パターン映像の光に対して、各第2要素レンズ41が凸レンズとして機能する状態のことである。また、第2レンズアレイ40の透過状態とは、各第2要素レンズ41がパターン映像の光を透過する状態のことである。
同期制御装置50は、要素画像群又はパターン映像の表示タイミングと、第1レンズアレイ30及び第2レンズアレイ40それぞれのレンズ状態又は透過状態の切替タイミングをフレーム単位で同期させるものである。図5に示すように、同期制御装置50は、記憶手段51と、映像切替手段52と、レンズアレイ制御手段53とを備える。例えば、同期制御装置50は、視聴者αがフリッカーを知覚しない速度(例えば、120Hz)で切り替えを行う。
記憶手段51は、要素画像群及びパターン映像を予め記憶するものである。この記憶手段51は、図4の記憶手段10と同様のため、これ以上の説明を省略する。
映像切替手段52は、記憶手段51に記憶されている要素画像群又はパターン映像を切り替えて表示手段20に時分割表示させるものである。具体的には、映像切替手段52は、要素画像群又はパターン映像の表示タイミングを示す同期信号を表示手段20に出力する。
レンズアレイ制御手段53は、表示手段20が要素画像群を表示するときに第1レンズアレイ30をレンズ状態、かつ、第2レンズアレイ40を透過状態とするものである。また、レンズアレイ制御手段53は、表示手段20がパターン映像を表示するときに第1レンズアレイ30を透過状態、かつ、第2レンズアレイ40をレンズ状態とする。具体的には、レンズアレイ制御手段53は、映像切替手段52と同期するように、レンズ状態又は透過状態の切替タイミングを示す同期信号を第1レンズアレイ30及び第2レンズアレイ40に出力する。
[3次元映像の時分割表示]
図6を参照し、3次元映像の時分割表示について説明する。
図6(a)に示すように、第1レンズアレイ30がレンズ状態、かつ、第2レンズアレイ40が透過状態の場合、表示手段20に表示されている要素画像群の光線群は、第1要素レンズ31で屈折して平行光線として再生される。なお、図6(a)では、透過状態の第2レンズアレイ40を破線で図示した。
図6(b)に示すように、第1レンズアレイ30が透過状態、かつ、第2レンズアレイ40がレンズ状態の場合、表示手段20に表示されているパターン映像の光線群は、第2要素レンズ41で屈折して平行光線として再生される。なお、図6(a)では、透過状態の第1レンズアレイ30を破線で図示した。
従って、図6(a)及び(b)の光線群を時分割表示した場合、図1(c)の光線群と等価になる。このように、前記した原理により3次元映像を表示することができる。
[作用・効果]
このように、3次元映像表示装置1Bは、要素画像群及びパターン映像を重畳することで、3次元映像の画素数及び画素密度が第2レンズアレイ40のレンズ数及びレンズ密度と同程度まで向上する。さらに、3次元映像表示装置1Bは、表示手段20が1台のみでよいため、より簡易な構成を実現できる。
(第3実施形態)
[3次元映像表示装置の構成]
図7を参照し、第3実施形態に係る3次元映像表示装置1Cの構成について、第2実施形態と異なる点を説明する。
3次元映像表示装置1Cは、偏光方向に応じて時分割表示する点が、第2実施形態と異なる。図7に示すように、3次元映像表示装置1Cは、表示手段20と、同期制御装置50Cと、偏光切替素子60(60,60)と、第1レンズアレイ70と、第2レンズアレイ80とを備える。この3次元映像表示装置1Cでは、手前側から順に、表示手段20、偏光切替素子60、第2レンズアレイ80、偏光切替素子60及び第1レンズアレイ70が配置されている。
なお、表示手段20は、第2実施形態と同様のため、説明を省略する。
まず、同期制御装置50C以外の各手段を説明する。
偏光切替素子60は、第1レンズアレイ70及び第2レンズアレイ80の前段にそれぞれ配置され、表示手段20からの光の偏光方向を切り替えるものである。本実施形態では、偏光切替素子60が第1レンズアレイ70の前段に配置され、偏光切替素子60が第2レンズアレイ80の前段に配置されている。そして、偏光切替素子60は、後記するレンズアレイ制御手段53Cからの同期信号に応じて、偏光方向を水平偏光又は垂直偏光に切り替える。
第1レンズアレイ70は、第1要素レンズ71が、偏光回折レンズ72と、凸レンズ73とで構成されている。つまり、第1レンズアレイ70は、第1要素レンズ71としての偏光回折レンズ72及び凸レンズ73が二次元状に配列されている。
偏光回折レンズ72は、偏光方向に応じて焦点距離の正負が変化するレンズである。例えば、偏光回折レンズ72は、周期的に配向された液晶ポリマーで構成できる(Optica, Vol. 2, No. 11, pp. 958-964, November 2015)。また、偏光回折レンズ72として、直線偏光の代わりに円偏光の方向に応じて焦点距離の正負が切り替わる偏光回折レンズを用いてもよい。このとき、偏光切替素子60は、表示手段20からの光を右円偏光または左円偏光に切替える。
凸レンズ73は、偏光回折レンズ72毎に配置されたものであり、例えば、一般的な凸レンズである。ここで、凸レンズ73は、偏光回折レンズ72の後段に配置されている。
第2レンズアレイ80は、第2要素レンズ81が、偏光回折レンズ82と、凸レンズ83とで構成されている。また、第2レンズアレイ80は、第1レンズアレイ70よりレンズピッチが小さくなっている。例えば、第2レンズアレイ80のレンズピッチは、第1レンズアレイ70のレンズピッチに対して1/2である。他の点、第2レンズアレイ80は、第1レンズアレイ70と同様のため、これ以上の説明を省略する。
なお、第1レンズアレイ70及び第2レンズアレイ80は、それぞれの前段に配置された偏光切替素子60,60と組み合わせることで、第2実施形態と同様にレンズ状態又は透過状態の切り替えが可能となっており、その詳細を後記する。
同期制御装置50Cは、要素画像群又はパターン映像の表示タイミングと、第1レンズアレイ70及び第2レンズアレイ80それぞれのレンズ状態又は透過状態の切替タイミングをフレーム単位で同期させるものであり、記憶手段51と、映像切替手段52と、レンズアレイ制御手段53Cとを備える。なお、記憶手段51及び映像切替手段52は、第2実施形態と同様のため、説明を省略する。
レンズアレイ制御手段53Cは、表示手段20が要素画像群を表示するときに第1レンズアレイ70をレンズ状態、かつ、第2レンズアレイ80を透過状態とするものである。また、レンズアレイ制御手段53Cは、表示手段20がパターン映像を表示するときに第1レンズアレイ70を透過状態、かつ、第2レンズアレイ80をレンズ状態とする。具体的には、レンズアレイ制御手段53Cは、映像切替手段52と同期するように、レンズ状態又は透過状態の切替タイミングを示す同期信号を偏光切替素子60,60に出力する。
[レンズ状態又は透過状態の切り替え]
図8を参照し、第1レンズアレイ70におけるレンズ状態又は透過状態の切り替えを詳細に説明する。なお、図8では、図面を見やすくするため、第1要素レンズ71を3個のみ図示した。
偏光回折レンズ72は、入射する光線の偏光方向に応じて、焦点距離の正負が切り替わるという特徴がある。ここで、凸レンズ73の焦点距離をfとする。また、水平偏光の光線が入射したときの偏光回折レンズ72の焦点距離を+fとし、垂直偏光の光線が入射したときの偏光回折レンズ72の焦点距離を-fとする。
図8(a)に示すように、偏光切替素子60が入射光の偏光方向を水平偏光に切り替えた場合、入射光は、偏光回折レンズ72及び凸レンズ73で構成された第1要素レンズ71の焦点距離f/2に集光する。つまり、第1レンズアレイ70はレンズ状態となり、レンズアレイとして機能する。
一方、図8(b)に示すように、偏光切替素子60が入射光の偏光方向を垂直偏光に切り替えた場合、偏光回折レンズ72の焦点距離が負のため、後段の凸レンズ73との間でレンズ作用が相殺される。つまり、第1レンズアレイ70は透過状態となり、入射光が屈折することなく通過する。
なお、3次元映像表示装置1Cでは、水平偏光の光線が入射したときの偏光回折レンズ72の焦点距離を-fとし、垂直偏光の光線が入射したときの偏光回折レンズ72の焦点距離を+fとしてもよい。この場合、偏光切替素子60が入射光の偏光方向を水平偏光に切り替えた場合、第1レンズアレイ70は透過状態となり、入射光が屈折することなく通過する。一方、偏光切替素子60が入射光の偏光方向を垂直偏光に切り替えた場合、第1レンズアレイ70はレンズ状態となり、レンズアレイとして機能する。
また、第2レンズアレイ80は、第1レンズアレイ70と同様の原理により、レンズ状態又は透過状態の切り替えることができる。
[作用・効果]
このように、3次元映像表示装置1Cは、第2実施形態と同様、3次元映像の画素数及び画素密度が第2レンズアレイ80のレンズ数及びレンズ密度と同程度まで向上する。さらに、3次元映像表示装置1Cは、表示手段20が1台のみでよいため、より簡易な構成を実現できる。
(第4実施形態)
[3次元映像表示装置の構成]
図9を参照し、第4実施形態に係る3次元映像表示装置1Dの構成について、第3実施形態と異なる点を説明する。
3次元映像表示装置1Dは、偏光切替素子60Dを1つのみ備える点が、第3実施形態と異なる。図9に示すように、3次元映像表示装置1Dは、表示手段20と、同期制御装置50Dと、偏光切替素子60Dと、第1レンズアレイ70と、第2レンズアレイ80とを備える。
なお、表示手段20、第1レンズアレイ70及び第2レンズアレイ80は、第3実施形態と同様のため、説明を省略する。
まず、偏光切替素子60Dを説明する。
偏光切替素子60Dは、表示手段20と第2レンズアレイ80との間に配置され、表示手段20からの光の偏光方向を切り替えるものである。つまり、第3実施形態と異なり、第1レンズアレイ70と第2レンズアレイ80との間には、偏光切替素子が配置されていない。なお、偏光切替素子60Dの構成自体は、第3実施形態と同様のため、これ以上の説明を省略する。
同期制御装置50Dは、要素画像群又はパターン映像の表示タイミングと、第1レンズアレイ70及び第2レンズアレイ80それぞれのレンズ状態又は透過状態の切替タイミングをフレーム単位で同期させるものであり、記憶手段51と、映像切替手段52と、レンズアレイ制御手段53Dとを備える。なお、記憶手段51及び映像切替手段52は、第2実施形態と同様のため、説明を省略する。
レンズアレイ制御手段53Dは、表示手段20が要素画像群を表示するときに第1レンズアレイ70をレンズ状態、かつ、第2レンズアレイ80を透過状態とするものである。また、レンズアレイ制御手段53Dは、表示手段20がパターン映像を表示するときに第1レンズアレイ70を透過状態、かつ、第2レンズアレイ80をレンズ状態とする。具体的には、レンズアレイ制御手段53Dは、映像切替手段52と同期するように、レンズ状態又は透過状態の切替タイミングを示す同期信号を偏光切替素子60Dに出力する。
[レンズ状態又は透過状態の切り替え]
図10を参照し、第1レンズアレイ70及び第2レンズアレイ80におけるレンズ状態又は透過状態の切り替えを詳細に説明する。
図10の例では、第1レンズアレイ70は入射光が水平偏光のときに透過状態、垂直偏光のときにレンズ状態であり、第2レンズアレイ80は入射光が水平偏光のときにレンズ状態、垂直偏光のときに透過状態となることとする。また、入射光と出射光の偏光方向が同一となるように、偏光回折レンズ72,82が設計されていることとする。なお、第1要素レンズ71及び第2要素レンズ81がレンズ状態又は透過状態に切り替わる原理は、第3実施形態と同様である。
図10(a)に示すように、偏光切替素子60Dが入射光の偏光方向を水平偏光に切り替えた場合、前段の第2レンズアレイ80がレンズ状態になり、後段の第1レンズアレイ70が透過状態になる。つまり、3次元映像表示装置1Dでは、水平偏光の入射光に対して、前段の第2レンズアレイ80がレンズアレイとして機能する。
一方、図10(b)に示すように、偏光切替素子60Dが入射光の偏光方向を垂直偏光に切り替えた場合、前段の第2レンズアレイ80が透過状態になり、後段の第1レンズアレイ70がレンズ状態になる。つまり、3次元映像表示装置1Dでは、垂直偏光の入射光に対して、後段の第1レンズアレイ70がレンズアレイとして機能する。
[作用・効果]
このように、3次元映像表示装置1Dは、第3実施形態と同様、3次元映像の画素数及び画素密度が第2レンズアレイ80のレンズ数及びレンズ密度と同程度まで向上する。さらに、3次元映像表示装置1Dは、偏光切替素子60Dが1つのみでよいため、より簡易な構成を実現できる。
以上、本発明の各実施形態を詳述してきたが、本発明は前記した各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
レンズアレイにおいては、凸レンズの代わりに、より薄型な回折レンズを用いてもよい。偏光切替素子としては、OCB方式などの応答速度が高い液晶パネルを用いることができる。
また、最適化問題を解く際に設定する角度θの範囲は、式(3)と異なる値でもよい。
第1実施形態に係る3次元映像表示装置では、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの位置を入れ替えてもよい。さらに、第1実施形態に係る3次元映像表示装置では、第1レンズアレイと第2レンズアレイとが同一平面上になるように光学合成してもよい。
1,1B,1C,1D 3次元映像表示装置
10 記憶手段
11 要素画像群表示手段
12 第1表示デバイス
13 第1レンズアレイ
13a 要素レンズ
14 パターン映像表示手段
15 第2表示デバイス
16 第2レンズアレイ
16a 要素レンズ
17 重畳手段
20 表示手段
30 第1レンズアレイ
31 第1要素レンズ
40 第2レンズアレイ
41 第2要素レンズ
50,50C,50D 同期制御装置
51 記憶手段
52 映像切替手段
53,53C,53D レンズアレイ制御手段
60,60,60 偏光切替素子
70 第1レンズアレイ
71 第1要素レンズ
72 偏光回折レンズ
73 凸レンズ
80 第2レンズアレイ
81 第2要素レンズ
82 偏光回折レンズ
83 凸レンズ
90 立体表示装置
91 第1表示デバイス
92 第1レンズアレイ
93 第2表示デバイス
94 第2レンズアレイ

Claims (6)

  1. 要素画像で構成された要素画像群とインテグラル方式のパターン映像とを重畳して3次元映像として表示する3次元映像表示装置であって、
    前記要素画像群及び前記パターン映像を重畳したときの光線群の輝度と所望の前記3次元映像を表示したときの光線群の輝度との誤差が最小となる前記要素画像群及び前記パターン映像を予め記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている要素画像群を表示する要素画像群表示手段と、
    前記記憶手段に記憶されているパターン映像を表示するパターン映像表示手段と、
    前記要素画像群表示手段が表示した要素画像群及び前記パターン映像表示手段が表示したパターン映像を重畳する重畳手段と、
    を備えることを特徴とする3次元映像表示装置。
  2. 前記要素画像群表示手段は、前記要素画像群を表示する第1表示デバイスと、前記要素画像に対応した要素レンズが2次元状に配列された第1レンズアレイと、を備え、
    前記パターン映像表示手段は、前記パターン映像を表示する第2表示デバイスと、前記第1レンズアレイよりレンズピッチが小さい第2レンズアレイと、を備え、
    前記重畳手段は、前記要素画像群及び前記パターン映像を光学合成するビームスプリッタであることを特徴とする請求項1に記載の3次元映像表示装置。
  3. 要素画像で構成された要素画像群とインテグラル方式のパターン映像とを重畳して3次元映像として表示する3次元映像表示装置であって、
    前記要素画像群及び前記パターン映像を重畳したときの光線群の輝度と所望の前記3次元映像を表示したときの光線群の輝度との誤差が最小となる前記要素画像群及び前記パターン映像を予め記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている要素画像群又はパターン映像を時分割で表示する表示手段と、
    二次元状に配列された第1要素レンズで構成され、前記第1要素レンズが凸レンズとして機能するレンズ状態と前記第1要素レンズが入射光を屈折させることなく透過させる透過状態とを切り替え可能な第1レンズアレイと、
    前記第1レンズアレイより小さいレンズピッチで二次元状に配列された第2要素レンズで構成され、前記第2要素レンズが凸レンズとして機能するレンズ状態と前記第2要素レンズが入射光を屈折させることなく透過させる透過状態とを切り替え可能な第2レンズアレイと
    前記要素画像群又は前記パターン映像を切り替えて前記表示手段に表示させる映像切替手段と、
    前記表示手段が前記要素画像群を表示するときに前記第1レンズアレイをレンズ状態、かつ、前記第2レンズアレイを透過状態とし、前記表示手段が前記パターン映像を表示するときに前記第1レンズアレイを透過状態、かつ、前記第2レンズアレイをレンズ状態とするレンズアレイ制御手段と、
    を備えることを特徴とする3次元映像表示装置。
  4. 前記第1レンズアレイは、前記第1要素レンズとしての液晶レンズで構成され、
    前記第2レンズアレイは、前記第2要素レンズとしての液晶レンズで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の3次元映像表示装置。
  5. 前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイの前段にそれぞれ配置され、前記表示手段からの光の偏光方向を切り替える偏光切替素子、をさらに備え、
    前記第1要素レンズ及び前記第2要素レンズは、前記偏光方向に応じて焦点距離の正負が変化する偏光回折レンズと、前記偏光回折レンズ毎に配置された凸レンズとで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の3次元映像表示装置。
  6. 前記表示手段と前記第2レンズアレイとの間に配置され、前記表示手段からの光の偏光方向を切り替える偏光切替素子、をさらに備え、
    前記第1要素レンズ及び前記第2要素レンズは、前記偏光方向に応じて焦点距離の正負が変化する偏光回折レンズと、前記偏光回折レンズ毎に配置された凸レンズとで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の3次元映像表示装置。
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