JP7583645B2 - 既設管更生用の位置測定システムおよび方法 - Google Patents
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Description
更生管の内側から連通口を形成する場合には、更生管をライニングする前に接続口の位置を特定し、ライニング後に、更生管において上記の特定された位置に対応する箇所を穿孔して連通口を形成する。
前記演算制御手段は、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を所定の走査軌跡に沿って変化させ、この角度変化の過程で得られる複数の距離測定値のうち所定の許容差内に収まる複数の距離測定値に基づき、前記反射面までの距離を決定することを特徴とする。
上記構成によれば、レーザー距離測定手段と反射体までの距離をより確実に測定できる。
上記構成によれば、距離演算を簡略化することができる。
上記構成によれば、レーザー距離測定手段と反射体までの距離をより確実に測定できる。
この構成は、反射面から外れた箇所例えば移動体等に、既設管や更生管の管軸と直交する平坦面(ただし反射面に比べて著しく狭い)が存在する可能性を考慮したものである。測定距離が短いと、光軸の角度変化の過程において、反射面以外の平坦面でも所定の許容差内に収まる距離測定値が設定数獲得されて、誤測定される可能性が生じる。そこで、測定距離が短い場合には設定数を多くすることにより、この誤測定を回避することができる。測定距離が長くなると、反射面での測定点が減じられるとともに反射面以外の平坦面での測定点が減じられる。そこで、測定距離が長い場合には、設定数を少なくすることにより、前記反射面での距離測定を確実に行うことができる。
同様の理由により、前記光軸の前記距離測定毎の角度変化幅を、測定距離が短いほど広く、測定距離が長いほど狭くしてもよい。
上記構成によれば、レーザー光の光軸を自動的に反射面にアライメントさせることができ、距離測定作業を効率良く行うことができる。
上記構成によれば、最初にレーザー距離測定手段の光軸の角度を第1方向に延びる走査軌跡に沿って変化させる過程で反射面までの距離を測定できなくても、第2方向に光軸の角度をずらした後に、再び光軸の角度を第1方向に延びる他の走査軌跡に沿って変化させる過程で、反射面までの距離を測定することができる。
上記構成によれば、最初にレーザー距離測定手段の光軸の角度を第1方向に延びる走査軌跡に沿って変化させる過程で反射面までの距離を測定できなくても、光軸の角度を第2方向に延びる他の走査軌跡に沿って変化させる過程で、反射面までの距離を測定することができる。
既設管の更生工程の概略
図1、図2に示すように、更生対象の既設管1は、例えば、地中の老朽化した下水道管である。既設管1の内径は、人が直に入れない大きさであり、例えば800mm以下である。既設管1の中途部には、1又は複数の接続口2が形成されており、各接続口2には分岐管3が接続されている。既設管1の両端はマンホール4に連なっている。
上記更生管5のライニングに先立ち、第1位置測定システムを用いて接続口2の位置データを取得しておく。図2に示すように、第1位置測定システムは、移動撮像装置10と、レーザー距離測定装置20(レーザー距離測定手段)と、地上またはマンホール4内に配置されたパソコン等を含む遠隔制御装置30と、を備えている。
上記第1位置測定システムを用いて接続口2の位置データを取得する工程について、詳述する。
〈前半の工程〉
図1に示すように、既設管1の管端1aに平坦な反射板9を設置した後、操作者は遠隔制御装置30の操作により、レーザー距離測定装置20の演算制御部24に測定指令を出し、受発光部22から反射板9に向けてレーザー光を出射させる。反射板9には既設管1の管軸に相当する位置に印が付されており、この印にレーザー光が当たるように、レーザー距離測定装置20の位置を微調節するか受発光部22の光軸25の方向を微調整する。これにより、光軸25が既設管1の管軸と略一致する。
上記反射板9から反射されたレーザー光を受発光部22で受け、演算制御部24でレーザー距離測定装置20から反射板9までの距離を演算する。この距離測定値が遠隔制御装置30に送られ記録される。
図2に示すように、操作者は、遠隔制御装置30の遠隔操作により、移動撮像装置10を既設管1に沿って走行させながらビデオカメラ13によって既設管1の上壁面を撮像する。この既設管1の映像は、リアルタイムで遠隔制御装置30のモニター31に表示される。やがて、接続口2がモニター31に映し出される。ビデオカメラ13が接続口2に対応する位置に達した時に、移動撮像装置10を停止させる。さらに、ビデオカメラ13の光軸が接続口2を向くように(接続口2の映像がモニター31の画面の中央に位置するように)、アーム12を回動させる。この時の傾斜センサ14で検出される傾斜角は、接続口2の周方向の角度位置を示している。この傾斜角の情報は遠隔制御装置30に送られ、記録される。
なお、許容差を測定距離とは無関係に絶対値例えば20mm(すなわち±10mm)で設定してもよい。これによれば、測定距離が遠くても高精度に反射面15aまでの距離を測定することができる。
反射面15aから外れた箇所例えば走行体11やその付属物等に、既設管1の管軸と直交する平坦面が存在する可能性がある。ただしこの平坦面は反射面15aに比べて著しく狭く、例えば50mm未満である。測定距離が短いと、光軸25の角度変化の過程において、反射面15a以外の平坦面でも許容差内に収まる距離測定値が複数獲得される可能性がある。しかし、測定距離が短い場合に設定数を多くすることにより、この誤測定を回避することができる。測定距離が長くなると、反射面15aでの測定点が減じられるとともに反射面15a以外の平坦面での測定点も減じられる。そこで、測定距離が長い場合には、設定数を少なくすることにより、前記反射面15aでの距離測定を確実に行うことができる。
また、測定距離が長くなるほど、測定毎の回転角度幅を小さくするとともに設定数を少なくしてもよい。
さらに、測定距離とは無関係に測定毎の回転角度幅を一定にし、設定数を一定にしてもよい。
上記のように上下に交互に角度調節し、調節角度を所定角度αずつ増やすことにより、レーザー光が反射面15aに到達する光軸25の角度を探し当てるのである。
更生管5のライニング工程が終了した後、図3に示す第2位置測定システムを用いて連通口6の穿孔を行なう。本実施形態では、第2位置測定システムは、第1位置測定システムと共通のレーザー測定装置20、遠隔制御装置30を備えるとともに、移動穿孔装置50を備えている。
レーザー測定装置20は,接続口2の位置測定工程と同様にマンホール4の底部に設置される。レーザー測定装置20の設置位置を変える場合には、接続口2の位置測定工程の前半工程と同様にして、既設管1の管端1aに設置された反射板9までの距離を測定しておく。
図7に示す第2の態様では、光軸25を水平方向(第1方向)に延びる走査線L1に沿って走査する過程で得られた複数の距離測定値が、許容差内に収まる設定数以上の連続した距離測定値を含まない場合に、光軸25を測定開始点Sに戻した後、垂直方向(第2方向)に延びる走査線L2に沿って走査し、この走査の過程で得られる距離測定値のうち許容差内に収まる設定数以上の距離測定値に基づき、反射面15aまでの距離を決定する。
第3の態様において、走査線L1,L2は、互いに直交しなくてもよい。例えば走査線L1,L2は、水平軸との角度が45°未満であってもよい。
第2位置測定システムの移動穿孔装置にビデオカメラ等の撮像手段を設ける場合、穿孔機を取り外すことにより、第1位置測定システムの移動撮像装置として兼用することもできる。
レーザー距離装置は、その固定位置として、前記実施形態では更生対象の既設管に連なるマンホールの底部に設置したが、更生対象の既設管の管端に支持装置を介して設置してもよい。また、マンホール4を挟んで更生対象の既設管と隣接する他の既設管の管端に設置してもよい。
上記実施形態では、レーザー距離装置を上記固定位置に設置し、反射体を走行体に設置したが、これとは逆に、反射体を固定位置に設置し、レーザー距離装置を走行体に設置してもよい。
オートアライメント、距離演算の機能の少なくとも一部を、遠隔制御装置が担ってもよい。
既設管は、下水道管に限られず、上水道管、農業用水管、ガス管等であってもよい。
2 接続口
3 分岐管
5 更生管
5’製管途中の更生管
5a 製管途中の更生管の先端部(移動体)
6 連通口
11 走行体
12 ビデオカメラ(撮像手段)
15 反射体
15a 反射面
20 レーザー距離測定装置(レーザー距離測定手段)
24 演算制御部(演算制御手段)
51 走行体
54 穿孔機
55、65 反射体
55a 反射面
Claims (6)
- 既設管内、又は前記既設管の内壁に沿う更生管内を移動可能な移動体と、
前記既設管の管端又は前記管端に連なるマンホール内の固定位置と、前記移動体のいずれか一方に設置され、前記既設管の管軸と直交する平坦な反射面を有する反射体と、
前記固定位置と前記移動体の他方に設置され、レーザー光を前記既設管の管軸に沿って前記反射体に発射し、前記反射体の前記反射面で反射されたレーザー光を受光することによって、前記反射面までの距離を測定するレーザー距離測定手段と、
前記レーザー距離測定手段の距離測定データを処理する演算制御手段と、
を備えた既設管更生用の位置測定システムにおいて、
前記演算制御手段は、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を所定の走査軌跡に沿って変化させ、この角度変化の過程で得られる複数の距離測定値のうち所定の許容差内に収まる複数の距離測定値が設定数以上存在することを条件として、この設定数以上の距離測定値に基づき、前記反射面までの距離を決定し、
前記設定数は、測定距離が短いほど多く、測定距離が長いほど少ないことを特徴とする既設管更生用の位置測定システム。 - 既設管内、又は前記既設管の内壁に沿う更生管内を移動可能な移動体と、
前記既設管の管端又は前記管端に連なるマンホール内の固定位置と、前記移動体のいずれか一方に設置され、前記既設管の管軸と直交する平坦な反射面を有する反射体と、
前記固定位置と前記移動体の他方に設置され、レーザー光を前記既設管の管軸に沿って前記反射体に発射し、前記反射体の前記反射面で反射されたレーザー光を受光することによって、前記反射面までの距離を測定するレーザー距離測定手段と、
前記レーザー距離測定手段の距離測定データを処理する演算制御手段と、
を備えた既設管更生用の位置測定システムにおいて、
前記演算制御手段は、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を所定の走査軌跡に沿って変化させ、この角度変化の過程で得られる複数の距離測定値のうち所定の許容差内に収まる複数の距離測定値が設定数以上存在することを条件として、この設定数以上の距離測定値に基づき、前記反射面までの距離を決定し、
前記光軸の前記距離測定毎の角度変化幅は、測定距離が短いほど広く、測定距離が長いほど狭いことを特徴とする既設管更生用の位置測定システム。 - 既設管内、又は前記既設管の内壁に沿う更生管内を移動可能な移動体と、
前記既設管の管端又は前記管端に連なるマンホール内の固定位置と、前記移動体のいずれか一方に設置され、前記既設管の管軸と直交する平坦な反射面を有する反射体と、
前記固定位置と前記移動体の他方に設置され、レーザー光を前記既設管の管軸に沿って前記反射体に発射し、前記反射体の前記反射面で反射されたレーザー光を受光することによって、前記反射面までの距離を測定するレーザー距離測定手段と、
前記レーザー距離測定手段の距離測定データを処理する演算制御手段と、
を備えた既設管更生用の位置測定システムにおいて、
前記演算制御手段は、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を所定の走査軌跡に沿って変化させ、この角度変化の過程で得られる複数の距離測定値のうち所定の許容差内に収まる複数の距離測定値が設定数以上存在することを条件として、この設定数以上の距離測定値に基づき、前記反射面までの距離を決定し、
前記所定の許容差は、測定距離が長いほど大きいことを特徴とする既設管更生用の位置測定システム。 - 既設管内、又は前記既設管の内壁に沿う更生管内を移動可能な移動体と、
前記既設管の管端又は前記管端に連なるマンホール内の固定位置と、前記移動体のいずれか一方に設置され、前記既設管の管軸と直交する平坦な反射面を有する反射体と、
前記固定位置と前記移動体の他方に設置され、レーザー光を前記既設管の管軸に沿って前記反射体に発射し、前記反射体の前記反射面で反射されたレーザー光を受光することによって、前記反射面までの距離を測定するレーザー距離測定手段と、
前記レーザー距離測定手段の距離測定データを処理する演算制御手段と、
を備えた既設管更生用の位置測定システムにおいて、
前記演算制御手段は、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を所定の走査軌跡に沿って変化させ、この角度変化の過程で得られる複数の距離測定値のうち所定の許容差内に収まる複数の距離測定値が設定数以上存在することを条件として、この設定数以上の距離測定値に基づき、前記反射面までの距離を決定し、
前記演算制御手段は、前記所定の走査軌跡で前記所定の許容差内の測定距離値を前記設定数得られない場合に、前記光軸を別の走査軌跡に沿って角度変化させることを特徴とする既設管更生用の位置測定システム。 - 前記演算制御手段は、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を第1方向に延びる走査軌跡に沿って変化させる過程で得られた複数の距離測定値が、前記所定の許容差内に収まる前記設定数以上の距離測定値を含まない場合には、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を前記第1方向と直交する第2方向に所定角度分ずらした後、再び前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を前記第1方向に延びる他の走査軌跡に沿って変化させ、この角度変化の過程で得られる複数の距離測定値のうち前記所定の許容差内に収まる前記設定数以上の距離測定値に基づき、前記反射面までの距離を決定することを特徴とする請求項4に記載の既設管更生用の位置測定システム。
- 前記演算制御手段は、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を第1方向に延びる走査軌跡に沿って変化させる過程で得られた複数の距離測定値が、前記所定の許容差内に収まる前記設定数以上の距離測定値を含まない場合には、前記レーザー距離測定手段の光軸の角度を、前記第1方向と交差する第2方向に延びる他の走査軌跡に沿って変化させ、この角度変化の過程で得られる複数の距離測定値のうち前記所定の許容差内に収まる前記設定数以上の距離測定値に基づき、前記反射面までの距離を決定することを特徴とする請求項4に記載の既設管更生用の位置測定システム。
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