JP7585689B2 - 新規なケイ素含有環状第三級アミン、その製造方法、及びその用途 - Google Patents
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Description
[1]
一般式(1)
で示されるケイ素含有環状第三級アミン。
[2]
aが0である(即ち、bが1である)[1]に記載のケイ素含有環状第三級アミン。
[3]
Xが、各々独立して、メトキシ基、エトキシ基、又はイソプロポキシ基である、[1]又は[2]に記載のケイ素含有環状第三級アミン。
[4]
mが1である、[1]乃至[3]のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミン。
[5]
一般式(2)
で示されるケイ素化合物と、一般式(3)
で示される環状第三級アミノアルコールとを反応させることを特徴する、[1]乃至[4]のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミンの製造方法。
[6]
aが0である、[5]に記載のケイ素含有環状第三級アミンの製造方法。
[7]
[1]乃至[4]のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミンからなるシランカップリング剤。
[8]
少なくとも、担体 100重量部と、上記の[1]乃至[4]のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミン 1~80重量部を混合し、その後、加熱することを特徴とする、吸着剤の製造方法。
[9]
担体が、活性炭、セルロース、シリカ、シリカゲル、アルミナ、アルミノシリケート、ゼオライト、マグネシア、チタニア、ジルコニア、セリア、珪藻土、及びヒドロキシアパタイトからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、[8]に記載の吸着剤の製造方法。
[10]
担体が、活性炭、シリカゲル及びセルロースより選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、[8]に記載の吸着剤の製造方法。
[11]
[1]から[4]のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミン、その加水分解反応生成物、及びその縮合反応生成物からなる群より選ばれる1つ以上を含有する担体からなる吸着剤。
まず、工程1について説明する。上記の一般式(1)で表されるケイ素含有環状第三級アミンは、下記一般式(2)
で示されるケイ素化合物と、下記一般式(3)
で示される環状第三級アミノアルコールとの反応により製造することができる。
実施例2(環状第三級アミン含有担体の調製)
50mLのナスフラスコに、実施例1で調製した例示化合物1-2を2.4g(7.9mmol)、シリカゲル(富士フイルム和光純薬社製 Wakogel C-300)を5.0g加え、室温で3日間撹拌した。次いで、ロータリーエバポレーターで溶媒を留去した後に、マッフル炉を用いて窒素雰囲気下、140℃で10時間加熱した。当該操作によって、前記シリカゲル上で例示化合物1-2が反応して、その加水分解反応生成物や縮合反応生成物が形成された。得られた白色粉末を濾紙を敷いたブフナー漏斗上にろ取し、メタノールで洗浄したのちに、マッフル炉を用いて窒素雰囲気下、120℃で終夜乾燥した。このようにして環状第三級アミン含有シリカ1の白色粉末6.0g(ケイ素含有環状第三級アミンの含有量 1303mmol/kg、28.7重量%)を得た。
実施例4(環状第三級アミン含有担体の調製)
実施例2において、例示化合物1-2 2.4g(7.9mmol)の代わりに、実施例3で調製した例示化合物1-1 2.0g(7.6mmol)を用いたこと以外は、実施例2と同様の操作をおこない、環状第三級アミン含有シリカ2の白色粉末5.9g(環状第三級アミンの含有量 1303mmol/kg、28.7重量%)を得た。
ガラスチューブに、実施例2で得られた環状第三級アミン含有シリカ1を15mg入れ、30℃で1時間加温し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、揮発した環状第三級アミンを定量した。測定した結果、環状第三級アミンは非検出(<1μg/g-サンプル、トリエチレンジアミン換算で、<1mmol/kg-サンプルに相当)であった。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、実施例2で得られた環状第三級アミン含有シリカ1を15mg入れ、60℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、揮発した環状第三級アミンを定量した。測定した結果、環状第三級アミンは非検出(<1μg/g-サンプル、トリエチレンジアミン換算で、<1mmol/kg-サンプルに相当)であった。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、実施例2で得られた環状第三級アミン含有シリカ1を15mg入れ、90℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、揮発した環状第三級アミンを定量した。測定した結果、環状第三級アミンは非検出(<1μg/g-サンプル、トリエチレンジアミン換算で、<1mmol/kg-サンプルに相当)であった。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、実施例4で得られた環状第三級アミン含有シリカ2を15mg入れ、30℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、揮発した環状第三級アミンを定量した。測定した結果、環状第三級アミンは非検出(<1μg/g-サンプル、トリエチレンジアミン換算で、<1mmol/kg-サンプルに相当)であった。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、実施例4で得られた環状第三級アミン含有シリカ2を15mg入れ、60℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、揮発した環状第三級アミンを定量した。測定した結果、環状第三級アミンは非検出(<1μg/g-サンプル、トリエチレンジアミン換算で、<1mmol/kg-サンプルに相当)であった。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、実施例4で得られた環状第三級アミン含有シリカ2を15mg入れ、90℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、揮発した環状第三級アミンを定量した。測定した結果、環状第三級アミンは非検出(<1μg/g-サンプル、トリエチレンジアミン換算で、<1mmol/kg-サンプルに相当)であった。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、合成例1で得られたトリエチレンジアミン担持シリカ(トリエチレンジアミンの担持量 2311mmol/kg)を15mg入れ、30℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、トリエチレンジアミンを定量した。測定した結果、トリエチレンジアミンとして449μg/g-サンプルの量(4mmol/kg-サンプルに相当)が検出された。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、合成例1で得られたトリエチレンジアミン担持シリカ(トリエチレンジアミンの担持量2311mmol/kg)を15mg入れ、60℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、トリエチレンジアミンを定量した。測定した結果、トリエチレンジアミンとして188409μg/g-サンプルの量(1680mmol/kg-サンプルに相当)が検出された。結果を表1に記載する。
ガラスチューブに、合成例1で得られたトリエチレンジアミン担持シリカ(トリエチレンジアミンの担持量2311mmol/kg)を15mg入れ、60℃で1時間加熱し、揮発した成分をTENAX(登録商標)吸着剤で吸着した。その後、吸着成分を加熱して再脱離させ、GC-MSで分析し、トリエチレンジアミンを定量した。測定した結果、トリエチレンジアミンとして253679μg/g-サンプルの量(2262mmol/kg-サンプルに相当)が検出された。結果を表1に記載する。
10LのテドラーバッグAに5Lの窒素ガス、100μLのヨウ化メチル(東京化成工業社製、ヨードメタンを充填し、60℃で3分間加熱してヨウ化メチルを完全に気化させた(7160ppmのヨウ化メチルガス)。0.50gの環状第三級アミン含有シリカ1(実施例2に記載)を充填したテフロン(登録商標)製チューブに、上記のヨウ化メチルガスを流速0.1L/分で5L通気させ、排気を別のテドラーバッグBに回収した。通気前後のサンプルガスのヨウ化メチル濃度を、それぞれガスクロマトグラフで分析し、ヨウ化メチル濃度変化から、ヨウ化メチル吸着率(%)を評価した。結果を表2に記載する。
実施例11において、環状第三級アミン含有シリカ1 0.50gの代わりに、環状第三級アミン含有シリカ2(実施例4に記載) 0.50gを用いたこと以外は、実施例11と同様の操作を行い、ヨウ化メチル吸着性能を評価した。結果を表2に記載する。
実施例11において、環状第三級アミン含有シリカ1 0.50gの代わりに、シリカゲル(富士フイルム和光純薬株式会社製 Wakogel(登録商標) C-300) 0.50gを用いたこと以外は、実施例11と同様の操作を行い、ヨウ化メチル吸着性能を評価した。結果を表2に記載する。
Claims (11)
- 一般式(1)
(式中、a及びbは、各々独立に、0又は1であり、a+b=1の関係を満たす。nは、0、1、又は2を表し、mは1、2、又は3を表し、n+m≦3の関係を満たす。Xは、各々独立して、炭素数1から4のアルコキシ基を表す。)
で示されるケイ素含有環状第三級アミン。 - aが0である(即ち、bが1である)請求項1に記載のケイ素含有環状第三級アミン。
- Xが、各々独立して、メトキシ基、エトキシ基、又はイソプロポキシ基である、請求項1又は請求項2に記載のケイ素含有環状第三級アミン。
- mが1である、請求項1乃至3のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミン。
- 一般式(2)
(式中、Xは、各々独立して、炭素数1から4のアルコキシ基を表す。nは0、1、又は2を表す。)
で示されるケイ素化合物と、一般式(3)
(式中、a及びbは、各々独立に、0又は1であり、a+b=1の関係を満たす。)
で示される環状第三級アミノアルコールとを反応させることを特徴する、請求項1乃至4のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミンの製造方法。 - aが0である、請求項5に記載のケイ素含有環状第三級アミンの製造方法。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミンからなるシランカップリング剤。
- 少なくとも、担体 100重量部と、請求項1乃至4のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミン 1~80重量部を混合し、その後、加熱することを特徴とする、吸着剤の製造方法。
- 担体が、活性炭、セルロース、シリカ、シリカゲル、アルミナ、アルミノシリケート、ゼオライト、マグネシア、チタニア、ジルコニア、セリア、珪藻土、及びヒドロキシアパタイトからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項8に記載の吸着剤の製造方法。
- 担体が、活性炭、シリカゲル及びセルロースより選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする、請求項8に記載の吸着剤の製造方法。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載のケイ素含有環状第三級アミン、その加水分解反応生成物、及びその縮合反応生成物からなる群より選ばれる1つ以上を含有する担体からなる吸着剤。
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