JP7586779B2 - 試料観察方法およびカートリッジ - Google Patents
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Description
試料を凍結させて透過電子顕微鏡で観察する試料観察方法であって、
カートリッジで凍結した前記試料を支持する工程と、
前記カートリッジに支持された前記試料を光学顕微鏡で観察し、観察対象の位置情報を取得する工程と、
前記カートリッジを集束イオンビーム装置に導入し、前記位置情報に基づいて前記試料を加工する工程と、
前記カートリッジを前記透過電子顕微鏡に導入し、加工された前記試料を前記透過電子顕微鏡で観察する工程と、
を含む。
ベースと、
前記ベースに設けられ、電子顕微鏡用試料支持体が取り付けられる取付け部と、
を含み、
前記ベースには、集束イオンビーム装置において集束イオンビームを試料に照射するための切り欠きと、透過電子顕微鏡において電子線を通過させるための貫通孔と、
が設けられ、
前記切り欠きには、前記切り欠きを跨ぐ梁部が設けられている。
明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.1. カートリッジ
まず、第1実施形態に係る試料観察方法で用いられるカートリッジについて、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る試料観察方法で用いられるカートリッジ100を模式的に示す斜視図である。
次に、第1実施形態に係る試料観察方法で用いられるTEM用の冷却試料ホルダーについて、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る試料観察方法で用いられるTEM用の冷却試料ホルダー200を模式的に示す断面図である。
次に、第1実施形態に試料観察方法について説明する。図3は、第1実施形態に係る試料観察方法の一例を示すフローチャートである。
まず、試料を凍結する。試料は、例えば、細胞、タンパク質、ウイルス、脂質分子などの生物試料である。含水率の高い生物試料を凍結することによって、染色などを行わずに、透過電子顕微鏡で観察できる。
を用いることができる。高圧凍結装置では、試料に圧力を加えて凍結させることによって、大気圧下での凍結に比べて、試料のより深くまで非晶質に水を凍結できる。
図6は、試料2をカートリッジ100で支持する工程S102を模式的に示す斜視図である。
凍結した試料2およびTEM用試料支持体20を支持したカートリッジ100を光学顕微鏡に搬送し、カートリッジ100を光学顕微鏡のステージに取り付ける。なお、ワークステーションから光学顕微鏡へのカートリッジ100の搬送は、液体窒素カップを用いて行われる。
ジ座標と、観察対象のステージ座標と、を含む。なお、アライメントマーカーは、TEM用試料支持体20に設けられていてもよい。
光学顕微鏡で観察対象の位置情報を取得した後、液体窒素カップを用いてカートリッジ100を光学顕微鏡からワークステーションに搬送する。ワークステーションにおいて、カートリッジ100を図2に示す冷却試料ホルダー200に装着する。具体的には、ワークステーションにおいて、液体窒素中でカートリッジ100を冷却試料ホルダー200のカートリッジ保持部210に取り付ける。カートリッジ保持部210にカートリッジ100を取付けた後、カバー240でカートリッジ100を覆う。カートリッジ保持部210は、タンク230と熱的に接続されているため、冷却試料ホルダー200で保持されたカートリッジ100は冷却される。
集束イオンビーム装置の処理室に冷却試料ホルダー200を用いてカートリッジ100を搬送する。そして、集束イオンビーム装置を用いて、試料2を加工する。
ージ座標を記録する。記録したステージ座標と、観察対象の位置情報(各アライメントマーカーの位置情報)と、を比較して、観察対象の集束イオンビーム装置300におけるステージ座標を求める。
次に、マニピュレータシステム340を用いて、板状の試料2を凍結試料支持体10からTEM用試料支持体20に移す。
次に、TEM用試料支持体20に支持された試料2を集束イオンビームで薄片化する。試料2を薄片化することによって、試料2を透過電子顕微鏡で観察できる。
ワークステーションにおいて、冷却試料ホルダー200からカートリッジ100を取り外し、取り外したカートリッジ100をマガジンに装填する。カートリッジ100が装填されたマガジンを透過電子顕微鏡に取り付ける。これにより、カートリッジ100を透過電子顕微鏡に導入できる。この結果、試料2の観察対象を透過電子顕微鏡で観察できる。
第1実施形態に係る試料観察方法は、カートリッジ100で凍結した試料2を支持する工程と、カートリッジ100に支持された試料2を光学顕微鏡で観察し、観察対象の位置情報を取得する工程と、カートリッジ100を集束イオンビーム装置300に導入し、観察対象の位置情報に基づいて試料2を加工する工程と、カートリッジ100を透過電子顕微鏡に導入し、加工された試料2を透過電子顕微鏡で観察する工程と、を含む。このように第1実施形態に係る試料観察方法では、光学顕微鏡で試料2を観察してから透過電子顕微鏡で加工された試料2を観察するまで、試料2はカートリッジ100に支持されている。そのため、作業者は、直接、試料2や試料支持体を取り扱わなくてもよいため、透過電子顕微鏡用の試料を容易に作製できる。さらに、作製された試料を容易に透過電子顕微鏡に導入できる。
リッジ100に固定されているため、座標を共有する際にグリッドの回転を考慮しなくてもよい。また、カートリッジ100には、凍結試料支持体10およびTEM用試料支持体20の両方があらかじめ取付けられているため、共通のアライメントマーカーを用いることができる。したがって、座標の共有が容易である。
図12は、カートリッジ100の変形例を模式的に示す図である。図12は、図11に対応している。
ッジ100では、試料2を集束イオンビームで加工でき、かつ、透過電子顕微鏡で加工された試料2を観察できる。
2.1. カートリッジ
次に、第2実施形態に係る試料観察方法について説明する。まず、第2実施形態に係る試料観察方法で用いられるカートリッジについて図面を参照しながら説明する。
図14は、第2実施形態に係る試料観察方法の一例を示すフローチャートである。以下、第2実施形態に係る試料観察方法について、第1実施形態に係る試料観察方法の例と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
第2実施形態に係る試料観察方法では、グリッド(TEM用試料支持体の一例)に滴下した試料や、グリッド上で培養した試料を凍結する。例えば、グリッドに試料を滴下し、液体エタンなどにグリッドごと投入して試料を凍結する。凍結した試料は、液体窒素カップでワークステーションに搬送する。
図15は、試料2をカートリッジ500で支持する工程S202を模式的に示す斜視図である。
カートリッジ500を光学顕微鏡のステージに取り付けて、光学顕微鏡で試料2を観察し、観察対象の位置情報を取得する。本工程S204は、上述した図3に示す光学顕微鏡で試料2を観察する工程S104と同様に行われる。
カートリッジ500を冷却試料ホルダー200に取り付ける。本工程S206は、上述した図3に示すカートリッジ100を冷却試料ホルダー200に取り付ける工程S106と同様に行われる。
図16は、集束イオンビームで試料2を加工している様子を模式的に示す図である。
透過電子顕微鏡にカートリッジ100を導入し、試料2の観察対象を透過電子顕微鏡で観察する。本工程は、上述した図3に示す透過電子顕微鏡400で試料2を観察する工程S114と同様に行われる。
第2実施形態に係る試料観察方法は、上述した第1実施形態に係る試料観察方法と同様の作用効果を奏することができる。
る。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成を含む。実質的に同一の構成とは、例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成である。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
Claims (9)
- 試料を凍結させて透過電子顕微鏡で観察する試料観察方法であって、
カートリッジで凍結した前記試料を支持する工程と、
前記カートリッジに支持された前記試料を光学顕微鏡で観察し、観察対象の位置情報を取得する工程と、
前記カートリッジを集束イオンビーム装置に導入し、前記位置情報に基づいて前記試料を加工する工程と、
前記カートリッジを前記透過電子顕微鏡に導入し、加工された前記試料を前記透過電子顕微鏡で観察する工程と、
を含む、試料観察方法。 - 請求項1において、
凍結試料支持体に支持された前記試料を凍結装置で凍結させる工程を含み、
前記カートリッジで凍結した前記試料を支持する工程では、前記凍結試料支持体を、前記カートリッジの第1取付け部に取付け、
前記試料を加工する工程では、
前記位置情報に基づいて前記凍結試料支持体に支持された前記試料を加工し、
加工された前記試料を、前記カートリッジの第2取付け部に取付けられた電子顕微鏡用試料支持体に移し、
前記電子顕微鏡用試料支持体に支持された前記試料を加工して、前記試料を薄片化する、試料観察方法。 - 請求項2において、
前記試料を加工する工程では、加工された前記試料を、前記集束イオンビーム装置に搭載されたマニピュレータを用いて前記電子顕微鏡用試料支持体に移す、試料観察方法。 - 請求項1において、
電子顕微鏡用試料支持体に支持された前記試料を凍結させる工程を含み、
前記カートリッジで凍結した前記試料を支持する工程では、前記電子顕微鏡用試料支持
体を、前記カートリッジの取付け部に取付ける、試料観察方法。 - 請求項2ないし4のいずれか1項において、
前記カートリッジには、前記集束イオンビーム装置において集束イオンビームを前記試料に照射するための切り欠きと、前記透過電子顕微鏡において電子線を通過させるための貫通孔と、が設けられ、
前記切り欠きには、前記切り欠きを跨ぐ梁部が設けられている、試料観察方法。 - 請求項5において、
前記カートリッジは、ベースを含み、
前記ベースは、前記切り欠きを規定する2つの面を有し、
前記2つの面は、前記切り欠きを挟み、
前記梁部は、前記2つの面を接続している、試料観察方法。 - 請求項2ないし4のいずれか1項において、
前記カートリッジは、ベースを含み、前記電子顕微鏡用試料支持体を前記ベースの上面に対して傾けて支持する、試料観察方法。 - 請求項5ないし7のいずれか1項において、
前記透過電子顕微鏡は、
試料室と、
仕切弁を介して前記試料室に接続された試料交換室と、
前記カートリッジを前記試料交換室と前記試料室との間で搬送する搬送装置と、
を含む、試料観察方法。 - ベースと、
前記ベースに設けられ、電子顕微鏡用試料支持体が取り付けられる取付け部と、
を含み、
前記ベースには、集束イオンビーム装置において集束イオンビームを試料に照射するための切り欠きと、透過電子顕微鏡において電子線を通過させるための貫通孔と、
が設けられ、
前記切り欠きには、前記切り欠きを跨ぐ梁部が設けられている、カートリッジ。
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