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JP7589449B2 - 車両の周辺監視システム - Google Patents
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JP7589449B2 - 車両の周辺監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の周辺監視システムに関する。
下記特許文献1には、カメラを備えた飛行体を車両に搭載し、車内のナビゲーション装置からの制御により車両上空で飛行体を飛行させることによって撮影画像を取得し、その撮影画像の解析結果に基づいて車両の走行支援等を行うナビゲーションシステムが開示されている。
特開2016-138853号公報
車両は、無人での駐車中に車上荒らし等の被害を受ける可能性がある。車上荒らし等への対策として、車両の車室内への不審者の侵入を車内侵入検知センサによって検知し、不審者の侵入が検知された場合に警報アラームを発報する防犯システムが実用化されている。しかし、警報アラームを発報するだけでは不審者の画像を証拠として記録することはできず、また、車室内へ不審者が侵入して初めて警報アラームの発報が開始されるため、警報アラームによって不審者を退散させることができたとしても、すでに窓ガラスが割られる等の被害を受けてしまっている。従って、不審者の画像を記録として残しつつ、車両の車室内への不審者の侵入を事前に防止できる手段の実現が望まれる。
しかし、上記特許文献1に開示されたナビゲーションシステムによると、車両に搭載された飛行体を、駐車中の車両へ侵入しようとする不審者に対する防犯対策に活用することは、何ら考えられていない。上記特許文献1に開示されたナビゲーションシステムによると、ユーザが車内のナビゲーション装置を操作することによって飛行体を制御するため、ユーザが車両に乗車していない駐車中は、飛行体を飛行させることはできない。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、車両に搭載された飛行体を、駐車中の車両へ侵入しようとする不審者に対する防犯対策に活用することが可能な、車両の周辺監視システムを得ることを目的とする。
本発明の一態様に係る車両の周辺監視システムは、車両に搭載され、撮影部を有し、前記車両の車外を飛行可能な飛行体と、前記撮影部が撮影した画像を記録する画像記録部と、前記飛行体及び前記画像記録部を制御する制御部と、駐車中の前記車両の周辺における不審者を検出する不審者検出部と、を備え、前記不審者検出部は、前記撮影部が撮影した画像を解析することによって前記不審者を検出する画像解析部を有し、前記制御部は、前記不審者検出部が前記不審者を検出した場合に、前記飛行体が前記車両から離陸し、前記撮影部が前記不審者を撮影し、前記画像解析部による画像の解析結果に基づいて前記飛行体が前記不審者を追跡し、前記撮影部が撮影した画像を前記画像記録部が記録するよう制御することを特徴とするものである。
この態様によれば、制御部は、不審者検出部が車両の周辺(予め設定された所定範囲、例えば、車両から数メートルの範囲)における不審者を検出した場合に、飛行体が車両から離陸し、撮影部が不審者を撮影し、撮影部が撮影した画像を画像記録部が記録するよう制御する。これにより、車両から飛行体が飛行するという動作自体によって不審者を威嚇できるとともに、飛行体によって撮影された不審者の画像を証拠画像として記録することができる。その結果、車両に搭載された飛行体を、駐車中の車両へ侵入しようとする不審者に対する防犯対策に活用することが可能となる。
上記態様において、前記不審者検出部は、前記車両が有する第1移動体検出部及び前記飛行体が有する第2移動体検出部の少なくとも一つをさらに有することが望ましい。
この態様によれば、車両が有する第1移動体検出部、飛行体が有する第2移動体検出部、及び、画像解析によって不審者を検出する画像解析部の少なくとも一つによって、不審者が検出される。従って、駐車中の車両の周辺における不審者を確実に検出することが可能となる。
上記態様において、前記制御部は、前記不審者検出部が前記不審者を検出した場合、予め登録された携帯端末に不審者検出情報を送信することが望ましい。
この態様によれば、制御部は、不審者検出部が不審者を検出した場合、予め登録された携帯端末に不審者検出情報を送信する。これにより、携帯端末を操作するユーザは、捜査機関又は警備会社等への通報を行うことができる。
上記態様において、前記飛行体は、所定の警報動作を行う第1警報手段をさらに有し、前記不審者検出部が前記不審者を検出した場合、前記第1警報手段が前記不審者に対する警報動作を実行することが望ましい。
この態様によれば、飛行体が有する第1警報手段が不審者に対する警報動作を行うことによって、不審者を退散させる効果を期待できる。
上記態様において、前記第1警報手段は、所定の警報照明の照射を行う照明部、及び、所定の警報音の出力を行うスピーカの少なくとも一方を含むことが望ましい。
この態様によれば、警報照明の照射及び警報音の出力の少なくとも一方を行うことによって、不審者を効果的に威嚇することができる。
上記態様において、前記車両は、所定の警報動作を行う第2警報手段をさらに有し、前記不審者検出部が前記不審者を検出した場合、前記第2警報手段が前記不審者に対する警報動作を実行することが望ましい。
この態様によれば、車両が有する第2警報手段が不審者に対する警報動作を行うことによって、不審者を退散させる効果を期待できる。
上記態様において、前記第2警報手段は、所定の警報照明の照射を行う照明装置、及び、所定の警報音の出力を行うホーンの少なくとも一方を含むことが望ましい。
この態様によれば、警報照明の照射及び警報音の出力の少なくとも一方を行うことによって、不審者を効果的に威嚇することができる。
本発明によれば、車両に搭載された飛行体を、駐車中の車両へ侵入しようとする不審者に対する防犯対策に活用することが可能となる。
上記態様において、前記車両が有するバッテリの充放電動作を制御するバッテリ制御部と、前記バッテリと前記飛行体とを接続するテザーと、をさらに備え、前記バッテリ制御部は、前記バッテリから前記テザーを介して前記飛行体へ電力を供給することが望ましい。
上記態様において、前記画像解析部は、前記車両に近接して一定時間以上連続して静止している人物が存在する場合に、当該人物を前記不審者として検出することが望ましい。
本発明の実施の形態に係る車両周辺監視システムの適用例を示す図である。 飛行体の外観を模式的に示す図である。 飛行体の機能構成を示すブロック図である。 車両の機能構成を示すブロック図である。 飛行体制御部の機能構成を示すブロック図である。 車両情報検出部の機能構成を示す図である。 車両の制御部による飛行体の制御フローを示すフローチャートである。 飛行体が不審者を威嚇及び撮影している状況を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両周辺監視システムの適用例を示す図である。車両1には、車両1の車外を飛行可能な飛行体2が搭載されている。車両1の所定箇所(この例ではリアウインドウ上)には、飛行体2の発着台3が配置されている。発着台3は、飛行体2が離着陸を行うための水平な発着面を有する。発着面の下方には、巻き取りリール19(図1には表れない)が配置されている。巻き取りリール19は、給電用のケーブルであるテザー4が巻装された回転軸(図略)を有している。発着面の略中央部には貫通孔が設けられており、巻き取りリール19の回転軸に巻装されたテザー4は、この貫通孔内を挿通して発着面の上方に引き出され、飛行体2に接続されている。
図2は、飛行体2の外観を模式的に示す図である。飛行体2は、いわゆるクワッドコプター型のドローンとして構成されている。飛行体2は、本体部111と、本体部111の前面に配置されたカメラ112と、本体部111の四隅に配置されたプロペラ113と、本体部111の左右両面から垂直に延在するシャフト114と、本体部111を内包する網目球体状の緩衝部材115とを備えている。本体部111と緩衝部材115とは、シャフト114によって互いに固定されている。本体部111の底面にテザー4が接続されている。
図3は、飛行体2の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように飛行体2は、通信部21、撮影部22、駆動部23、位置検出部24、姿勢検出部25、照明部26、スピーカ27、及び移動体検出部28を有している。また、飛行体2は、これら各処理部の動作を制御することによって飛行体2の全体の制御を司る制御部20を有している。さらに、飛行体2は、これら各処理部及び制御部20に駆動電力を供給する電力供給部29を有している。電力供給部29は、テザー4に接続されている。飛行体2の駆動電力を、テザー4を介して車両1側から供給することにより、飛行体2へのバッテリの搭載を省略でき、その結果、飛行体2の軽量化が図られている。飛行体2の総重量は、重量に基づく飛行規制の対象となる制限重量(例えば200グラム)未満である。
通信部21は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信方式によって、後述する車両1側の通信部122との間で双方向にデータ通信を行う。但し、テザー4内にデータ通信線を追加することにより、通信部21と通信部122とが当該データ通信線を介して有線通信を行う構成としても良い。
撮影部22は、図2に示したカメラ112を含む。撮影部22によって撮影される画像には、静止画像(写真)及び動画像(映像)の双方が含まれる。以下の説明では、撮影部22によって映像が撮影される場合を例にとる。撮影部22は、カメラ112によって撮影された映像の映像データを、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録するとともに、リアルタイムで出力する。
駆動部23は、図2に示したプロペラ113のプロペラシャフトを回転駆動するためのモータを含む。駆動部23は、4つのプロペラ113の回転方向及び回転速度を個別に制御する。これにより、飛行体2は、前進、後進、上昇、降下、旋回、及びホバリング等の任意の飛行動作を行うことができる。
位置検出部24は、GPS受信機及び高度センサ等を含み、飛行体2の位置をリアルタイムに検出することにより、その検出された位置を示す位置データを出力する。
姿勢検出部25は、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び方位センサ等を含み、飛行体2の姿勢をリアルタイムに検出することにより、その検出された姿勢を示す姿勢データを出力する。
照明部26は、警報手段として機能し、飛行体2の本体部111の前面を含む1以上の面に配置されたLED等の任意の照明装置を含む。
スピーカ27は、警報手段として機能し、飛行体2の本体部111の所定箇所に配置されており、予め準備された音声データを再生することにより、所定の警報メッセージ又は警報音を出力することができる。
移動体検出部28は、電波照射によるドップラー方式又は映像撮影によるフレーム間差分方式等によって移動体を検出するための移動体検知センサを含む。移動体検出部28が監視する監視エリアは、飛行体2を中心とする半径数メートルのエリアに設定されている。
制御部20は、撮影部22から出力された映像データ、位置検出部24から出力された位置データ、及び姿勢検出部25から出力された姿勢データを、リアルタイムで通信部21から車両1に送信する。
図4は、車両1の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように車両1は、バッテリ制御部11、飛行体制御部12、警報制御部13、車両情報検出部14、及び通信部15を有している。また、車両1は、これら各処理部の動作を制御することによって車両1の全体の制御を司る制御部10を有している。さらに、車両1は、これら各処理部及び制御部10に駆動電力を供給するバッテリ18を有している。テザー4は、バッテリ18に接続されている。また、車両1は、巻き取りリール19を有している。巻き取りリール19の駆動電力は、バッテリ18から供給される。巻き取りリール19は、テザー4が巻装された回転軸(図略)と、当該回転軸を回転駆動するためのモータ(図略)とを有している。巻き取りリール19は、飛行体2の飛行状況に応じた適正量のテザー4が回転軸から繰り出されるように、モータによる回転軸の駆動によってテザー4の送出及び回収を制御する。
バッテリ制御部11は、バッテリ18の充放電動作を制御する。また、バッテリ制御部11は、バッテリ18からテザー4への電力供給の開始及び停止を制御する。
飛行体制御部12は、飛行体2の飛行を制御する。飛行体制御部12の詳細については後述する。
警報制御部13は、車両1の照明装置131(ヘッドライト、テールライト、ルームライト、及びハザードランプ等)の点灯又は消灯を制御する照明コントローラを含む。また、警報制御部13は、車両1のホーン132の吹鳴を制御するホーンコントローラを含む。照明装置131及びホーン132は警報手段として機能する。
車両情報検出部14は、車両1の各種情報を検出する。車両情報検出部14の詳細については後述する。
通信部15は、予め登録されたユーザの携帯端末50との間で、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、又は公衆電話回線網等の任意の無線通信方式によって、双方向にデータ通信を行う。携帯端末50は、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、又はスマートキー等であり、表示部(LCD又は有機EL等)を有する。
図5は、飛行体制御部12の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように飛行体制御部12は、通信部122、飛行経路作成部123、操縦信号生成部124、撮影信号生成部125、リール制御部126、警報信号生成部127、映像解析部128、及び映像記録部129を有している。また、飛行体制御部12は、これら各処理部の動作を制御する制御部121を有している。
通信部122は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信方式によって、上述した飛行体2側の通信部21との間で双方向にデータ通信を行う。通信部122は、飛行体2側の通信部21から送信された映像データ、位置データ、及び姿勢データを受信する。
飛行経路作成部123は、飛行体2の移動体検出部28又は車両1の移動体検出部148(図6)によって移動体が検出された場合に、飛行体2を発着台3から離陸させてその移動体の検出方向に向かわせる最短経路を、初動飛行経路として作成する。また、飛行経路作成部123は、図8に示すように映像解析部128によって不審者Xが検出された場合に、その不審者Xに正対する位置に飛行体2を向かわせる最短経路を、追跡飛行経路として作成する。
操縦信号生成部124は、飛行経路作成部123が作成した飛行経路に沿って飛行体2を飛行させるための操縦信号を、通信部122が受信した映像データ、位置データ、及び姿勢データに基づいて生成する。
撮影信号生成部125は、飛行体2の飛行状況に応じて、飛行体2の撮影部22に対して撮影を開始させるための撮影開始信号、及び、撮影を停止させるための撮影停止信号を生成する。
リール制御部126は、巻き取りリール19を制御する。具体的にリール制御部126は、飛行体2の飛行状況に応じた適正量のテザー4が巻き取りリール19の回転軸から繰り出されるように、モータによる回転軸の駆動によってテザー4の送出及び回収を制御する。
警報信号生成部127は、飛行体2の照明部26及び車両1の照明装置131に所定の警報照明の照射(例えば高輝度フラッシュ光の連続照射)を実行させ、かつ、飛行体2のスピーカ27及び車両1のホーン132に所定の警報音の出力(例えば大音量アラーム又は撮影音の連続出力)を実行させるための警報信号を生成する。但し、警報動作は、警報照明の照射及び警報音の出力の一方でも良い。
映像解析部128は、飛行体2の撮影部22によって撮影された映像内に不審者が含まれている場合に、その不審者を検出する。映像解析部128は、例えば、撮影映像内に含まれている全ての人物をパターンマッチング等によって特定し、車両に近接して一定時間以上連続して静止している人物が存在する場合に、その人物を不審者として検出する。なお、映像解析部128は、上記の例に限らず、任意の不審者検出アルゴリズムを使用することができる。例えば、人物の表情に基づいて精神状態を推定し、緊張している又は攻撃的な精神状態の人物を不審者として検出しても良い。
映像記録部129は、車両1に設けられており、飛行体2から受信した映像データを、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録する。記録媒体が車両1に設けられていることにより、不審者が飛行体2を取り外す等の行為を行ったとしても、映像データを確実に保存できる。なお、映像データを車外のサーバ装置に転送して記録するようにしても良い。
制御部121は、操縦信号生成部124によって生成された操縦信号、撮影信号生成部125によって生成された撮影開始信号及び撮影停止信号、並びに警報信号生成部127によって生成された警報信号を、リアルタイムで通信部122から飛行体2に送信する。
図6は、車両情報検出部14の機能構成を示す図である。図6に示すように車両情報検出部14は、ドアロックセンサ141、始動検知センサ144、車内侵入検知センサ146、障害物検知センサ147、及び移動体検出部148を含む。
ドアロックセンサ141は、車両1のドアの施錠状態/解錠状態を検出する。始動検知センサ144は、イグニッションセンサにより、又は、バッテリと走行モータとを接続するリレースイッチのオン/オフ状態を検出することにより、車両1の駆動力発生装置(エンジン又は走行モータ等)の始動状態/停止状態を検出する。車内侵入検知センサ146は、駐車中の車両1の車内を監視エリアとして、その監視エリア内における侵入者の有無を検知する。障害物検知センサ147は、例えば車両1の四隅に配置されたソナーセンサによって、車両1の近傍に障害物等の物体が存在する場合にその存在を検出する。移動体検出部148は、車両周辺に向かって電波を照射して物体からの反射波を検出するドップラー方式によって、又は、車載カメラによる車両周辺の撮影映像を用いたフレーム間差分方式等によって、移動体を検出するための移動体検知センサを含む。移動体検出部148が監視する監視エリアは、車両1から数メートルのエリアに設定されている。なお、制御部121は、駐車中の車両1の周辺状況に応じて、監視エリアの大きさを最適値に設定しても良い。また、移動体検出部148は、障害物検知センサ147と兼用されても良い。
図7は、車両1の制御部10による飛行体2の制御フローを示すフローチャートである。まずステップSP11において制御部10は、移動体検出部28,148によって不審者が検出されたか否かを判定する。具体的に、制御部10は、始動検知センサ144が車両1の駆動力発生装置が停止状態であることを検出し、車内侵入検知センサ146が車両1の車内が無人であることを検出し、かつ、ドアロックセンサ141が車両1の全ドアが施錠状態であることを検出したことにより、車両1が駐車中であることを検出する。制御部10は、車両1が駐車中の状態で、移動体検出部28,148の少なくとも一方が監視エリア内で移動体を検出した場合、不審者が検出されたと判定する。
移動体検出部28,148によって不審者が検出されない場合(ステップSP11:NO)は、制御部10はステップSP11の処理を繰り返し実行する。
移動体検出部28,148によって不審者が検出された場合(ステップSP11:YES)は、次にステップSP12において制御部10は、飛行体制御部12に飛行体2の離陸制御を実行させる。具体的には図3~5を参照して、まずバッテリ制御部11は、バッテリ18からテザー4を介して飛行体2への電力供給を開始する。次に操縦信号生成部124は、飛行経路作成部123によって作成された上記初動飛行経路に沿って飛行体2を飛行させるための操縦信号を生成する。また、撮影信号生成部125は、飛行体2の撮影部22に対して撮影を開始させるための撮影開始信号を生成する。次に通信部122は、その操縦信号及び撮影開始信号を飛行体2に送信する。次に飛行体2側の通信部21は、車両1側の通信部122から送信された操縦信号及び撮影開始信号を受信する。次に駆動部23は、その操縦信号に基づいてプロペラ113を駆動することにより、上記初動飛行経路に沿って飛行体2を飛行させるための制御を開始する。これにより、発着台3から飛行体2が離陸する。また、撮影部22はカメラ112による撮影を開始し、位置検出部24は飛行体2の位置検出を開始し、姿勢検出部25は飛行体2の姿勢検出を開始する。制御部20は、撮影部22から出力された映像データ、位置検出部24から出力された位置データ、及び姿勢検出部25から出力された姿勢データを、リアルタイムで通信部21から車両1に送信する。制御部10は、飛行体2から受信した映像データを、映像解析部128及び映像記録部129に転送する。映像解析部128は、入力された映像データを解析し、その映像内に含まれている人物を不審者として検出する。映像記録部129は、入力された映像データを記録する。また、制御部10は、車両1の周辺で不審者が検出されたことを示す不審者検出情報(テキストメッセージ又は画像等)を、通信部15から携帯端末50に送信する。
次にステップSP13において制御部10は、飛行体制御部12に飛行体2の飛行制御及び撮影制御を継続させる。操縦信号生成部124は、通信部122が通信部21から受信した映像データ、位置データ、及び姿勢データと、映像解析部128によって検出された不審者の位置を示す情報とに基づいて、上記追跡飛行経路に沿って飛行体2を飛行させるための操縦信号を生成する。上記と同様に、この操縦信号が飛行体2に送信されることによって、飛行体2の飛行が制御される。
次にステップSP14において制御部10は、警報信号生成部127に警報信号を生成させる。生成された警報信号は、通信部122から飛行体2に送信される。これにより、飛行体2は、図8に示すように不審者Xに正対した位置でホバリングしながら、不審者Xに対して警報動作(警報照明の照射及び警報音の出力)を実行する。また、制御部10は、警報制御部13を制御することにより、車両1の照明装置131及びホーン132を用いて警報動作を実行する。
警報動作の実行を開始した後、次にステップSP15において制御部10は、映像解析部128によって不審者が検出されたか否かを判定する。警報動作によっても不審者が退散しない場合は、映像解析部128は引き続き不審者を検出する(ステップSP15:YES)ため、制御部10はステップSP13~SP15の処理を繰り返し実行する。
警報動作の実行によって不審者が退散した場合は、映像解析部128は不審者を検出しない(ステップSP15:NO)ため、次にステップSP16において制御部10は、飛行体制御部12に飛行体2の帰艦制御を実行させる。操縦信号生成部124は、通信部122が受信した映像データ、位置データ、及び姿勢データに基づいて、飛行体2を発着台3に向けて飛行させるための操縦信号を生成する。上記と同様に、この操縦信号が飛行体2に送信されることによって飛行体2の飛行が制御され、飛行体2は発着台3に帰艦する。次に、撮影信号生成部125は、飛行体2の撮影部22に対して撮影を停止させるための撮影停止信号を生成する。撮影停止信号は飛行体2に送信され、撮影部22はカメラ112による撮影を停止する。また、映像記録部129による映像データの記録も停止される。その後、バッテリ制御部11は、バッテリ18から飛行体2への電力供給を停止する。
本実施の形態に係る車両周辺監視システムによれば、制御部10は、移動体検出部28,148(不審者検出部)によって不審者が検出された場合に、車両1から飛行体2を飛行させ、不審者を撮影部22によって撮影させ、撮影された映像を映像記録部129に記録させる。これにより、車両1から飛行体2が飛行するという動作自体によって不審者を威嚇できるとともに、飛行体2によって撮影された不審者の映像を証拠画像として記録することができる。その結果、車両1に搭載された飛行体2を、駐車中の車両1へ侵入しようとする不審者に対する防犯対策に活用することが可能となる。
また、車両1が有する移動体検出部148、飛行体2が有する移動体検出部28、及び、映像解析によって不審者を検出する映像解析部128の少なくとも一つによって、不審者が検出される。従って、駐車中の車両1の周辺における不審者を確実に検出することが可能となる。
また、制御部10は、不審者検出部によって不審者が検出された場合、予め登録された携帯端末50に不審者検出情報を送信する。これにより、携帯端末50を操作するユーザは、捜査機関又は警備会社等への通報を行うことができる。
また、警報動作として警報照明の照射及び警報音の出力の少なくとも一方を実行することによって、不審者を効果的に威嚇することができる。
1 車両
2 飛行体
10 制御部
12 飛行体制御部
14 車両情報検出部
22 撮影部
26 照明部
27 スピーカ
28,148 移動体検出部
50 携帯端末
123 飛行経路作成部
128 映像解析部
129 映像記録部
131 照明装置
132 ホーン

Claims (9)

  1. 車両に搭載され、撮影部を有し、前記車両の車外を飛行可能な飛行体と、
    前記車両のリアウインドウ上に配置された、前記飛行体の発着台と、
    前記飛行体と前記車両が有するバッテリとを接続する、給電線及びデータ通信線を有するテザーと、
    前記撮影部が撮影した画像を記録する画像記録部と、
    前記飛行体及び前記画像記録部を制御する制御部と、
    駐車中の前記車両の周辺における不審者を検出する不審者検出部と
    記撮影部が撮影した画像を解析することによって前記不審者を検出する画像解析部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記不審者検出部が前記車両から数メートルの監視エリア内で前記不審者を検出した場合に、前記飛行体が前記発着台から離陸し、前記撮影部が前記不審者を撮影し、前記画像解析部による画像の解析結果に基づいて前記飛行体が前記不審者を追跡し、前記撮影部が撮影した画像を前記画像記録部が記録するよう制御する、車両の周辺監視システム。
  2. 前記不審者検出部は、前記車両が有する第1移動体検出部及び前記飛行体が有する第2移動体検出部の少なくとも一つを有する、請求項1に記載の車両の周辺監視システム。
  3. 前記制御部は、前記不審者検出部が前記不審者を検出した場合、予め登録された携帯端末に不審者検出情報を送信する、請求項1又は2に記載の車両の周辺監視システム。
  4. 前記飛行体は、所定の警報動作を行う第1警報手段をさらに有し、
    前記不審者検出部が前記不審者を検出した場合、前記第1警報手段が前記不審者に対する警報動作を実行する、請求項1~3のいずれか一つに記載の車両の周辺監視システム。
  5. 前記第1警報手段は、所定の警報照明の照射を行う照明部、及び、所定の警報音の出力を行うスピーカの少なくとも一方を含む、請求項4に記載の車両の周辺監視システム。
  6. 前記車両は、所定の警報動作を行う第2警報手段をさらに有し、
    前記不審者検出部が前記不審者を検出した場合、前記第2警報手段が前記不審者に対する警報動作を実行する、請求項1~5のいずれか一つに記載の車両の周辺監視システム。
  7. 前記第2警報手段は、所定の警報照明の照射を行う照明装置、及び、所定の警報音の出力を行うホーンの少なくとも一方を含む、請求項6に記載の車両の周辺監視システム。
  8. 記バッテリの充放電動作を制御するバッテリ制御
    さらに備え、
    前記バッテリ制御部は、前記バッテリから前記テザーを介して前記飛行体へ電力を供給する、請求項1に記載の車両の周辺監視システム。
  9. 前記画像解析部は、前記車両に近接して一定時間以上連続して静止している人物が存在する場合に、当該人物を前記不審者として検出する、請求項1に記載の車両の周辺監視システム。
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