JP7596080B2 - Guidewires - Google Patents
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Description
本発明は、ガイドワイヤに関する。 The present invention relates to a guidewire.
従来から、人体内に挿入されたガイドワイヤ等の医療デバイスの先端位置を、外部からの超音波や磁界によって特定するために、デバイスの先端にマーカを取り付ける技術が知られている(特許文献1、2)。特許文献1には、先端に造影マーカが配置されたダイレータが開示されている。特許文献2には、先端に強磁性体の薄膜を設けたカテーテルが開示されている。
Conventionally, there is known a technique for attaching a marker to the tip of a medical device such as a guidewire inserted into the human body in order to identify the tip position of the device using external ultrasound or magnetic fields (
しかしながら、上述の先行技術によっても、超音波画像や磁界画像に表示される医療デバイスの視認性の向上を図る技術については、なお、改善の余地があった。例えば、人体内に挿入されたガイドワイヤ先端の向きや位置によって、超音波画像(エコー画像)に、ガイドワイヤ先端の一部が明確に現れないことがあった。一例としては、先端が下方向に屈曲したガイドワイヤを上方から超音波プローブ(探触子)で観察すると、ガイドワイヤのうち、屈曲した部分より先が検出範囲から外れてエコー画像に明確に現れず、屈曲部がガイドワイヤの先端位置のように表示される場合があった。この場合、屈曲部の位置をガイドワイヤの先端と誤認するおそれがあった。 However, even with the above-mentioned prior art, there is still room for improvement in the technology for improving the visibility of medical devices displayed in ultrasound images and magnetic field images. For example, depending on the orientation and position of the guidewire tip inserted into the human body, a part of the guidewire tip may not appear clearly in the ultrasound image (echo image). As one example, when a guidewire whose tip is bent downward is observed from above with an ultrasound probe, the part of the guidewire beyond the bent part may be outside the detection range and not appear clearly in the echo image, and the bent part may be displayed as the tip position of the guidewire. In this case, there is a risk that the position of the bent part may be mistaken for the tip of the guidewire.
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、超音波画像に表示されるガイドワイヤの視認性の向上を図ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and aims to improve the visibility of the guidewire displayed in an ultrasound image.
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。 The present invention has been made to solve at least some of the above problems, and can be realized in the following form.
(1)本発明の一形態によれば、ガイドワイヤが提供される。このガイドワイヤは、コアシャフトと、前記コアシャフトの外側に配置された金属製の筒状体と、前記コアシャフトの先端と前記筒状体の先端とが固定された先端チップと、前記筒状体の先端から後端側に向かって第1距離だけ離れた位置から、さらに第2距離離れた位置までの範囲に配置される樹脂と、を備え、前記ガイドワイヤの先端から基端側に向かって、前記樹脂を備えていない第1区間と、前記樹脂を備える第2区間と、が連接している。 (1) According to one aspect of the present invention, a guidewire is provided. The guidewire includes a core shaft, a metallic cylindrical body arranged on the outside of the core shaft, a distal tip to which the distal end of the core shaft and the distal end of the cylindrical body are fixed, and resin arranged in a range from a position a first distance away from the distal end of the cylindrical body toward the rear end to a position a second distance away, and a first section not including the resin and a second section including the resin are connected from the distal end of the guidewire toward the base end.
この構成によれば、ガイドワイヤの先端から基端側に向かって、樹脂を備えていない第1区間と、樹脂を備える第2区間と、が連接しているため、超音波画像において第1区間と第2区間の位置を容易に識別することができる。この第1区間と第2区間の位置から人体内におけるガイドワイヤの位置を容易に特定することができる。よって、この構成によれば、超音波画像に表示されるガイドワイヤの視認性の向上を図ることができる。 With this configuration, the first section, which does not include resin, and the second section, which includes resin, are connected from the tip to the base end of the guidewire, so that the positions of the first section and the second section can be easily identified in an ultrasound image. The position of the guidewire within the human body can be easily identified from the positions of the first section and the second section. Therefore, with this configuration, it is possible to improve the visibility of the guidewire displayed in an ultrasound image.
(2)上記形態のガイドワイヤにおいて、前記樹脂は、前記第2区間において、前記筒状体の外表面に配置されていてもよい。この構成によれば、筒状体の外表面に配置された樹脂によって、超音波画像に表示される第1区間と第2区間をさらに容易に識別することができる。よって、この構成によれば、超音波画像に表示されるガイドワイヤの視認性をさらに向上させることができる。 (2) In the guidewire of the above embodiment, the resin may be disposed on the outer surface of the cylindrical body in the second section. According to this configuration, the resin disposed on the outer surface of the cylindrical body makes it easier to distinguish between the first section and the second section displayed on the ultrasound image. Therefore, according to this configuration, it is possible to further improve the visibility of the guidewire displayed on the ultrasound image.
(3)上記形態のガイドワイヤにおいて、前記筒状体は、前記第1区間に位置する第1筒状体と、前記第2区間に位置する第2筒状体とを含んでいてもよい。この構成によれば、第1筒状体と第2筒状体の構成の差異によって、超音波画像に表示される第1区間と第2区間をさらに容易に識別することができる。 (3) In the guidewire of the above embodiment, the tubular body may include a first tubular body located in the first section and a second tubular body located in the second section. With this configuration, the difference in configuration between the first tubular body and the second tubular body makes it easier to distinguish the first section and the second section displayed on the ultrasound image.
(4)上記形態のガイドワイヤにおいて、前記第2筒状体の外径は、前記第1筒状体の外径よりも小さくてもよい。この構成によれば、第1筒状体と第2筒状体の外径の差異によって、超音波画像に表示される第1区間と第2区間をさらに容易に識別することができる。また、第2筒状体の外側に樹脂が形成された第2区間の外径と、第1区間の第1筒状体の外径との差を低減し、第1区間と第2区間との境界部における段差の発生を抑制できる。 (4) In the guidewire of the above embodiment, the outer diameter of the second cylindrical body may be smaller than the outer diameter of the first cylindrical body. With this configuration, the difference in the outer diameters of the first cylindrical body and the second cylindrical body makes it easier to distinguish the first section and the second section displayed in the ultrasound image. In addition, the difference between the outer diameter of the second section, in which resin is formed on the outside of the second cylindrical body, and the outer diameter of the first cylindrical body in the first section is reduced, thereby suppressing the occurrence of a step at the boundary between the first section and the second section.
(5)上記形態のガイドワイヤにおいて、前記樹脂は、前記第2区間において、前記筒状体の内側に配置されていてもよい。この構成によれば、筒状体の内側に配置された樹脂によって、超音波画像に表示される第1区間と第2区間をさらに容易に識別することができる。よって、この構成によれば、超音波画像に表示されるガイドワイヤの視認性をさらに向上させることができる。 (5) In the guidewire of the above embodiment, the resin may be disposed inside the tubular body in the second section. According to this configuration, the resin disposed inside the tubular body makes it easier to distinguish between the first section and the second section displayed in the ultrasound image. Therefore, according to this configuration, it is possible to further improve the visibility of the guidewire displayed in the ultrasound image.
(6)上記形態のガイドワイヤにおいて、前記筒状体は、コイル体であってもよい。この構成によれば、ガイドワイヤ先端の柔軟性を確保しつつ、超音波画像に表示されるガイドワイヤの視認性の向上を図ることができる。 (6) In the above-described guidewire, the tubular body may be a coil body. With this configuration, it is possible to improve the visibility of the guidewire displayed in an ultrasound image while ensuring the flexibility of the guidewire tip.
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、ガイドワイヤを含む医療デバイス、カテーテル、ガイドワイヤの製造方法などの形態で実現することができる。 The present invention can be realized in various forms, such as a medical device including a guidewire, a catheter, and a method for manufacturing a guidewire.
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のガイドワイヤ1の全体構成を例示した説明図である。図2は、ガイドワイヤ1の断面構成を例示した説明図である。図3は、図2のX部分を拡大した説明図である。以下では、図1の左側をガイドワイヤ1および各構成部材の「先端側」と呼び、図1の右側をガイドワイヤ1および各構成部材の「基端側」と呼ぶ。ガイドワイヤ1の先端側は、体内に挿入される側(遠位側)であり、ガイドワイヤ1の基端側は、医師等の手技者によって操作される側(近位側)である。また、図1の左右方向をガイドワイヤ1および各構成部材の「延伸方向」または「軸線方向」とも呼ぶ。図2は、ガイドワイヤ1の延伸方向に沿った縦断面を示している。ガイドワイヤ1は、例えば、血管や消化器官にカテーテルを挿入する際に用いられる医療器具であり、コアシャフト10と、第1コイル体20と、第2コイル体30と、先端接合部(先端チップ)40と、基端側接合部50と、樹脂チューブ60と、を備えている。
First Embodiment
FIG. 1 is an explanatory diagram illustrating the overall configuration of the
コアシャフト10は、基端側から先端側に向かって外径が小さくなるように構成された(先細りした)長尺形状の部材である。コアシャフト10は、例えば、ステンレス合金(SUS302、SUS304、SUS316等)、Ni-Ti合金等の超弾性合金、ピアノ線、ニッケル-クロム系合金、コバルト合金、タングステン等の材料で形成することができる。コアシャフト10は、上記以外の公知の材料によって形成されていてもよい。コアシャフト10は、先端側から基端側に向かって順に、細径部13と、テーパー部14と、太径部15とを有している。
The
細径部13は、コアシャフト10の先端側に配置され、先端に先端接合部(先端チップ)40が形成されている。テーパー部14は、細径部13と太径部15との間に形成されており、基端から先端に向かって外径が細くなっている。太径部15は、コアシャフト10において外径が最大となる最大外径部であり、コアシャフト10の基端から先端側に向かって外径が一定となっている。コアシャフト10の先端から所定の距離だけ離れた基端側の外周には、基端側接合部50が形成されている。先端接合部40と基端側接合部50との間には、第1コイル体20と、第2コイル体30が配置されている。
The thin-
先端接合部40は、銀ロウ、金ロウ、亜鉛、Sn-Ag合金、Au-Sn合金等の金属はんだによって形成され、この金属はんだにより第1コイル体20の先端とコアシャフト10の先端とが固着されている。なお、先端接合部40は、エポキシ系接着剤などの接着剤によって形成され、接着剤により第1コイル体20の先端とコアシャフト10の先端とが固着されていてもよい。基端側接合部50は、コアシャフト10の外周に設けられた環形状(リング状)の部位であり、ここでは、先端接合部40と同じ材料によって形成されている。なお、基端側接合部50は、先端接合部40と異なる材料によって形成されていてもよい。
The
第1コイル体20は、1つまたは複数のコイルによって構成された金属製の筒状体であり、コアシャフト10の先端側の外周を覆うようにコアシャフト10に巻回されている。ここでは、第1コイル体20は、コアシャフト10の細径部13に巻き回されている。第1コイル体20を構成するコイルは、円形断面の1本の素線を螺旋状に巻いて円筒形状に形成した単コイルであってもよいし、複数の素線を撚り合わせた撚線を円筒形状に形成した中空撚線コイルであってもよい。また、第1コイル体20は、単コイルと中空撚線コイルを組み合わせて構成されていてもよい。第1コイル体20は、例えば、ステンレス合金(SUS302、SUS304、SUS316等)、Ni-Ti合金等の超弾性合金、ピアノ線、ニッケル-クロム系合金、コバルト合金、タングステン等の放射線透過性合金、金、白金、タングステン、これらの元素を含む合金(例えば、白金-ニッケル合金)等の放射線不透過性合金で形成することができる。第1コイル体20は、上記以外の公知の金属材料(合金組成物を含む)によって形成されていてもよい。第1コイル体20の先端は、先端接合部40によってコアシャフト10の先端と接合されている。第1コイル体20の基端は、第2コイル体30の先端と接している。第1コイル体20の基端と第2コイル体30の先端は図示しない固定部材によってコアシャフト10に固定されていてもよい。第1コイル体20の長さは任意の長さとすることができるが、例えば、10mm~15mmの範囲とすることができる。
The
第2コイル体30は、第1コイル体20の基端側に配置された金属製の筒状体であり、コアシャフト10の外周を覆うようにコアシャフト10に巻回されている。ここでは、第1コイル体20は、コアシャフト10の細径部13に巻き回されている。図3に示すように、第2コイル体30の外径(最大の外径)D2は、第1コイル体20の外径(最大の外径)D1よりも小さい(D1>D2)。第2コイル体30を構成するコイルの種類や材料は、第1コイル体20と同じであってもよいし、異なっていてもよい。第2コイル体30の基端は、基端側接合部50によってコアシャフト10に接合されている。
The
樹脂チューブ60は、樹脂によって形成された筒状の部材であり、第2コイル体30の全体を覆っている。樹脂チューブ60は、加熱によって第2コイル体30の外表面に溶着している。樹脂チューブ60の先端は第1コイル体20の基端と接続されている。樹脂チューブ60は、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)やPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)などのフッ素樹脂、シリコン樹、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレン等によって形成されている。
The
樹脂チューブの厚さは、第2区間にある筒状体の外径の10%以上の値にすることができる。樹脂チューブの厚さは、第2区間にある筒状体の外径の10~40%の範囲内の値にすることができ、15~40%の範囲内の値にすることができる。具体的には、図3に示すように、樹脂チューブ60の厚さ(肉厚)T1は、第2コイル体30の外径D2の10%以上の値にすることができる。エコー画像の分解能を向上させるため、樹脂チューブ内での超音波の音速や周波数に基づき、樹脂チューブの厚さを、30μm以上の値とすることができ、詳細には、40~100μm(例えば、50~90μm)の範囲内の値に設定することができる。これにより後述するエコー画像において、第1区間S1と第2区間S2の差異をより明確にすることができる。また、樹脂チューブ60の厚さ(肉厚)T1は、第1コイル体20の外径D1と第2コイル体30の外径D2との差分((D1―D2)の1/2)±10%以内の値にすることができる。これにより、後述する第1区間S1と第2区間S2との間の段差を低減させることができる。なお、樹脂チューブ(第2区間に配置される樹脂)の厚さとは、第2区間にある筒状体の外径が最大となる位置における樹脂チューブ(第2区間に配置される樹脂)の厚さを意味する。
The thickness of the resin tube can be set to a value of 10% or more of the outer diameter of the cylindrical body in the second section. The thickness of the resin tube can be set to a value within a range of 10 to 40% of the outer diameter of the cylindrical body in the second section, and can be set to a value within a range of 15 to 40%. Specifically, as shown in FIG. 3, the thickness (wall thickness) T1 of the
本実施形態では、ガイドワイヤ1において、ガイドワイヤ1の先端から樹脂チューブ60の先端までの区間を「第1区間S1」と呼び、樹脂チューブ60の先端から樹脂チューブ60の基端までの区間を「第2区間S2」と呼ぶ。第1区間S1は、先端接合部40および第1コイル体20が配置されている区間であり、ガイドワイヤ1の先端から基端側に向かって樹脂チューブ60を備えていない区間ともいえる。第2区間S2は、第2コイル体30および樹脂チューブ60が配置されている区間であり、第1区間S1の後端側において第1区間S1と連接した区間ともいえる。
In this embodiment, the section of the
図4は、ガイドワイヤ1の部位によるエコー反射強度の違いを説明するための図である。図4には、図示しない超音波プローブ(探触子)から照射された超音波USがガイドワイヤ1の第1区間S1および第2区間S2において反射する様子を模式的に示している。ガイドワイヤ1の第1区間S1に照射された超音波USは、例えば、第1コイル体20の外表面等において反射し、それぞれの部位から反射波RWが生じる。第1区間S1の第1コイル体20は樹脂チューブ60で覆われていないため、第1コイル体20の外表面における音響インピーダンスの変化(第1コイル体20の音響インピーダンスと、第1コイル体20の外表面と接する媒体(例えば血液)の音響インピーダンスと、の差)が相対的に大きく、反射波RWが相対的に強くなる(エコー反射強度が高くなる)。
Figure 4 is a diagram for explaining the difference in echo reflection intensity depending on the part of the
ガイドワイヤ1の第2区間S2に照射された超音波USは、第1区間S1と同様に、第2コイル体30の外表面等において反射し、それぞれの部位から反射波RWが生じる。第2コイル体30の外表面は樹脂チューブ60で覆われているため、第2コイル体30の外表面における音響インピーダンスの変化(第1コイル体20の音響インピーダンスと、樹脂チューブ60の音響インピーダンスと、の差)が相対的に小さく、反射波RWが相対的に弱くなる(エコー反射強度が低くなる)。
The ultrasound US irradiated to the second section S2 of the
なお、図4のコイル体20、30では、各々の素線が密巻きされている。例えば、コイル体20では、その素線が、図4において互いに隣接する素線部分が接触するように、螺旋状に巻かれている(密巻きされている)。同様にコイル体30では、その素線が、図4において互いに隣接する素線部分が接触するように、螺旋状に巻かれている(密巻きされている)。なお、前記の各コイルにおいて、各々の素線を疎巻きすることもできる。例えば、各コイルでは、その素線が、図4において互いに隣接する素線部分が接触しないように(隙間を生じるように)に、螺旋状に巻かれてもよい(疎巻きされていてもよい)。この場合、各コイル体の互いに隣接する素線間の隙間から、超音波は各コイル体の内部へと伝わり、各コイル体の内部において反射波が生じる。コイル体の内部での超音波の反射については、後に図9を用いて説明する。
In the
図5は、ガイドワイヤ1を血管BV内に配置した状態で超音波エコーによって観察した様子を例示した説明図である。図5(A)は、血管BV内で直線状のガイドワイヤ1と、超音波プローブ(探触子)90とを例示した説明図である。図5(B)は、血管BV内で下方向に屈曲したガイドワイヤ1と、超音波プローブ90とを例示した説明図である。図5(C)は、ガイドワイヤ1が図5(A)の状態のときに超音波プローブ90による超音波エコーによって生成された超音波画像(エコー画像)EIである。図5(D)は、ガイドワイヤ1が図5(B)の状態のときに超音波プローブ90による超音波エコーによって生成されたエコー画像EIである。
Figure 5 is an explanatory diagram illustrating an example of the state observed by ultrasonic echo with the
本実施形態のガイドワイヤ1は、図4で示したとおり、第1区間S1と第2区間S2のそれぞれのエコー反射強度が異なっている。そのため、図5(C)および図5(D)に示すように、エコー画像EIにおいて、ガイドワイヤ1を表すガイドワイヤ画像GWIには、第1区間S1に対応する相対的に明るい部分と、第2区間S2に対応する相対的に暗い部分が生じる。第1区間S1に対応する部分と、第2区間S2に対応する部分の明度の違いにより、第1区間S1と第2区間S2の位置を特定し、ここからガイドワイヤ1の先端位置を容易に推定することができる。従来から、ガイドワイヤの先端が下方に屈曲すると、ガイドワイヤ先端が超音波プローブ(探触子)の検出範囲から外れ、エコー画像において屈曲位置がガイドワイヤの先端位置のように表示される問題があった。しかし、本実施形態のガイドワイヤ1によれば、図5(B)のように、ガイドワイヤ1の先端が下方向に屈曲していると、図5(D)に示すように、第1区間S1に対応する部分が第2区間S2に対応する部分に対して相対的に短く表示される。これにより、ガイドワイヤ1の屈曲位置を先端位置と誤認することを抑制できる。また、術者であれば、図5(D)における第1区間S1の短さから、ガイドワイヤ1が下方向に屈曲していることを認識することができる。このように、エコー画像EIに表示される第1区間S1と第2区間S2のそれぞれの状態から、ガイドワイヤ1の状態を容易に認識することができる。
As shown in FIG. 4, the
なお、以上の説明では、第1区間S1と第2区間S2のエコー画像の明暗に基づき、ガイドワイヤの状態を識別できることを説明した。これ以外にも、第2区間S2では、樹脂チューブの外周面における反射波と、内周面における反射波が生じ、あるいは樹脂チューブ内での超音波の減衰が生じる。これらの反射波を超音波プローブが受信すると、例えば、第2区間S2のエコー画像が二重に見えるなど、第1区間S1のエコー画像との相違が生じる。このような相違に基づいて、ガイドワイヤ1の状態を認識することもできる。
In the above explanation, it has been explained that the state of the guidewire can be identified based on the brightness of the echo images of the first section S1 and the second section S2. In addition, in the second section S2, reflected waves are generated on the outer peripheral surface of the resin tube and on the inner peripheral surface, or ultrasonic waves are attenuated within the resin tube. When the ultrasound probe receives these reflected waves, differences occur between the echo image of the second section S2 and the echo image of the first section S1, for example, the echo image of the second section S2 appears double. Based on such differences, the state of the
図6は、比較例のガイドワイヤ1Aを血管BV内に配置した状態で超音波エコーによって観察した様子を例示した説明図である。図6(A)~図6(D)は、図5(A)~図5(D)にそれぞれ対応している。比較例のガイドワイヤ1Aは、先端部のコイル体が樹脂チューブに覆われていない。言い換えると、比較例のガイドワイヤ1Aは、第1実施形態の第1区間S1と同様の構成の第1区間S1Aのみを有しており、第1実施形態の第2区間S2に対応する部分を有していない。
Figure 6 is an explanatory diagram illustrating the appearance of the
比較例のガイドワイヤ1Aは、第1区間S1Aの先端から基端までエコー反射強度が一定となっている。また、ガイドワイヤ1Aは、第1区間S1Aと、第1区間S1Aよりも基端側のコアシャフト部分のエコー反射強度もほぼ一定となっている。そのため、図6(C)および図6(D)に示すように、ガイドワイヤ1Aを表すガイドワイヤ画像GWIには、第1区間S1Aに対応する部分と、それよりも基端側の部分は、同程度の明度で表示されるため、区別がつきにくい。よって、図6(A)のようにガイドワイヤ1Aの先端が真っ直ぐの場合と、図6(B)のようにガイドワイヤ1Aの先端が下方向に屈曲している場合とで、エコー画像EIが同様に表される(図6(C)および図6(D))。その結果、図6(D)において、ガイドワイヤ1Aの屈曲位置をガイドワイヤ1Aの先端位置と誤認するおそれがあった。
The
一方、本実施形態のガイドワイヤ1によれば、樹脂チューブ60を備えていない第1区間S1と、樹脂チューブ60を備える第2区間S2と、が連接しているため、図5(C)、図5(D)に示すように、超音波画像(エコー画像)EIのガイドワイヤ画像GWIにおいて第1区間S1と第2区間S2の位置を容易に識別することができる。よって、エコー画像EIに表示されるガイドワイヤ1の先端位置の状態を把握しやすくする(視認性の向上を図る)ことができる。また、図4に示すように、樹脂チューブ60は、第2コイル体30の外表面に配置されているため、第2コイル体30の外表面におけるエコー反射強度を低減させることができる。これにより、エコー画像EIに表示される第1区間S1と第2区間S2の差異より明確にすることができる。
On the other hand, according to the
本実施形態のガイドワイヤ1によれば、第2コイル体30の外径D2が第1コイル体20の外径D1よりも小さいため、エコー画像EIにおいて、第2コイル体30に対応する部分が第1コイル体20に対応する部分よりも小さく目立たなくなり、第1区間S1と第2区間S2との差異をより大きく(明確に)することができる。また、第2コイル体30の外径D2が第1コイル体20の外径D1よりも小さいため、第2コイル体30の外側に樹脂チューブ60を配置しても、第2区間S2の外径(D2+(T1×2))と、第1区間S1の外径(D1)との差を低減でき、第1区間S1と第2区間S2との境界部における段差の発生を抑制することができる。
According to the
本実施形態のガイドワイヤ1によれば、コイル体(第1コイル体20および第2コイル体30)を、エコー画像EIにおいてガイドワイヤ先端を特定するためのマーカとして利用している。そのため、コイル体によって、ガイドワイヤ先端の柔軟性を確保しつつ、エコー画像に表示されるガイドワイヤの視認性の向上を図ることができる。
According to the
<第2実施形態>
図7は、第2実施形態のガイドワイヤ1Bの全体構成を例示した説明図である。図8は、ガイドワイヤ1Bの断面構成を例示した説明図である。第2実施形態のガイドワイヤ1Bは、第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)と比較すると、第1実施形態の樹脂チューブ60に対応する樹脂チューブ80がコイル体の内側に配置されている点と、第1実施形態の2つのコイル体(第1コイル体20および第2コイル体30)の代わりに、単一のコイル体20bが配置されている点と、このコイル体20bでは、その素線が、図9において互いに隣接する素線部分が接触しないように(隙間を生じるように)に、螺旋状に巻かれている(疎巻きされている)点が主に異なる。
Second Embodiment
Fig. 7 is an explanatory diagram illustrating an overall configuration of a
ガイドワイヤ1Bは、コアシャフト10と、コイル体20bと、先端接合部(先端チップ)40と、基端側接合部50と、樹脂チューブ80と、樹脂被膜70と、を備えている。コアシャフト10、先端接合部40、および、基端側接合部50は、第1実施形態と同様のため説明を省略する。コイル体20bは、第1実施形態の第1コイル体20と比較すると、長さのみが異なり、それ以外の点は同様である。第2実施形態のコイル体20bの先端は、先端接合部40によってコアシャフト10の先端と接合されている。コイル体20bの基端は、基端側接合部50によってコアシャフト10に接合されている。
The
樹脂チューブ80は、樹脂によって形成された筒状の部材であり、コイル体20bの内側において、コアシャフト10を覆っている。樹脂チューブ80は、加熱によってコイル体20bの内表面およびコアシャフト10の外表面に溶着している。樹脂チューブ80の長さは、コイル体20bの長さよりも短く、コイル体20bの内側のうち、コイル体20bの後端側にのみ配置されている。樹脂チューブ80の基端は、コイル体20bの基端と同様に基端側接合部50に接続されている。樹脂チューブ80は、第1実施形態の樹脂チューブ60と同様の材料によって形成されている。
The
樹脂被膜70は、コイル体20bの外表面を被覆する光透過性を有する樹脂の薄膜層である。樹脂被膜70は、ここでは透明の被膜であり、ガイドワイヤ1Bの全体を被覆している。樹脂被膜70は、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)やPFA(パーフルオロアルコキシアルカン)などのフッ素樹脂、シリコン樹脂、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリスチレン等を用いてもよい。樹脂被膜70の外表面は、平坦であってもよいし、延伸方向に沿って凹凸部が形成されていてもよい。
The
ガイドワイヤ1Bにおいて、ガイドワイヤ1Bの先端から樹脂チューブ80の先端までの区間を「第1区間S1B」と呼び、樹脂チューブ80の先端から樹脂チューブ80の基端までの区間を「第2区間S2B」と呼ぶ。第1区間S1Bは、先端接合部40およびコイル体20bのうちの先端側が配置されている区間であり、ガイドワイヤ1Bの先端から基端側に向かって樹脂チューブ80を備えていない区間ともいえる。第2区間S2Bは、コイル体20bのうちの後端側および樹脂チューブ80が配置されている区間であり、第1区間S1Bの後端側において第1区間S1Bと連接した区間ともいえる。
In the
図9は、ガイドワイヤ1Bの部位によるエコー反射強度の違いを説明するための図である。図9は、第1実施形態の図4に対応しており、図示しない超音波プローブ(探触子)から照射された超音波USがガイドワイヤ1Bの第1区間S1Bおよび第2区間S2Bにおいて反射する様子を模式的に示している。ガイドワイヤ1Bの第1区間S1Bに照射された超音波USは、例えば、コイル体20bの外表面や内表面、コアシャフト10の外表面等において反射し、それぞれの部位から反射波RWが生じる。第1区間S1Bのコイル体20bの内側には樹脂チューブ80が配置されていないため、コイル体20bの内表面、および、コアシャフト10の外表面における音響インピーダンスの変化(コイル体20bと、コイル体20bに接する媒体(例えば血液)との音響インピーダンスの差、および、コアシャフト10と、コアシャフト10に接する媒体との音響インピーダンスの差)が相対的に大きく、反射波RWが相対的に強くなる(エコー反射強度が高くなる)。
9 is a diagram for explaining the difference in echo reflection intensity depending on the part of the
ガイドワイヤ1Bの第2区間S2Bに照射された超音波USは、第1区間S1Bと同様に、コイル体20bの外表面や内表面、コアシャフト10の外表面等において反射し、それぞれの部位から反射波RWが生じる。第2区間S2Bのコイル体20bの内側には樹脂チューブ80が配置されているため、コイル体20bの内表面、および、コアシャフト10の外表面における音響インピーダンスの変化(コイル体20bと、樹脂チューブ80との音響インピーダンスの差、および、コアシャフト10と、樹脂チューブ80との音響インピーダンスの差)が相対的に小さく、反射波RWが相対的に弱くなる(エコー反射強度が低くなる)。
The ultrasound US irradiated to the second section S2B of the
このように、粗巻きされたコイル体20bを用いることで、コイル体20bの内部においても反射波RWを生じるため、第1区間と第2区間での反射波の強弱に違いを生じる。
In this way, by using a loosely wound
図10は、第2実施形態のガイドワイヤ1Bを血管BV内に配置した状態で超音波エコーによって観察した様子を例示した説明図である。図10は、第1実施形態の図5に対応している。図10(A)は、血管BV内で直線状のガイドワイヤ1Bと、超音波プローブ(探触子)90とを例示した説明図である。図10(B)は、血管BV内で下方向に屈曲したガイドワイヤ1Bと、超音波プローブ90とを例示した説明図である。図10(C)は、ガイドワイヤ1Bが図10(A)の状態のときに超音波プローブ90による超音波エコーによって生成された超音波画像(エコー画像)EIである。図10(D)は、ガイドワイヤ1Bが図10(B)の状態のときに超音波プローブ90による超音波エコーによって生成されたエコー画像EIである。
Figure 10 is an explanatory diagram illustrating the state of the
ガイドワイヤ1Bは、図9で示したとおり、第1区間S1Bと第2区間S2Bのそれぞれのエコー反射強度が異なっている。そのため、図10(C)および図10(D)に示すように、ガイドワイヤ1Bを表すガイドワイヤ画像GWIには、第1区間S1Bに対応する相対的に明るい部分と、第2区間S2Bに対応する相対的に暗い部分が生じる。第1区間S1Bに対応する部分と、第2区間S2Bに対応する部分の明度の違いにより、第1区間S1Bと第2区間S2Bの位置を特定し、ここからガイドワイヤ1Bの先端位置を容易に推定することができる。ガイドワイヤ1Bによれば、図10(B)のように、ガイドワイヤ1Bの先端が下方向に屈曲していると、図10(D)に示すように、第1区間S1Bに対応する部分が第2区間S2Bに対応する部分に対して相対的に短く表示される。これにより、ガイドワイヤ1Bの屈曲位置を先端位置と誤認することを抑制できる。また、術者であれば、図10(D)における第1区間S1Bに対応する部分の短さから、ガイドワイヤ1Bが下方向に屈曲していると認識することができる。このように、エコー画像EIに表示される第1区間S1Bと第2区間S2Bのそれぞれの状態から、ガイドワイヤ1Bの状態を容易に認識することができる。
As shown in FIG. 9, the first section S1B and the second section S2B of the
以上説明した、第2実施形態のガイドワイヤ1Bのように、樹脂チューブ80をコイル体20bの内側に配置しても、エコー画像におけるガイドワイヤの視認性の向上を図ることができる。すなわち、第2実施形態のガイドワイヤ1Bであっても、樹脂チューブ80を備えていない第1区間S1Bと、樹脂チューブ80を備える第2区間S2Bと、が連接しているため、図10(C)、図10(D)に示すように、超音波画像(エコー画像)EIのガイドワイヤ画像GWIにおいて第1区間S1Bと第2区間S2Bの位置を容易に識別することができる。よって、エコー画像EIに表示されるガイドワイヤ1Bの先端位置の状態を把握しやすくする(視認性の向上を図る)ことができる。
As described above, even if the
<第3実施形態>
図11は、第3実施形態のガイドワイヤ1Cの断面構成を例示した説明図である。第3実施形態のガイドワイヤ1Cは、第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)と比較すると、第1実施形態の2つのコイル体(第1コイル体20および第2コイル体30)の代わりに、単一のコイル体20cが配置されている点と、コイル体20cおよび樹脂チューブ60cの表面に樹脂被膜70が形成されている点が主に異なる。
Third Embodiment
Fig. 11 is an explanatory diagram illustrating a cross-sectional configuration of a
ガイドワイヤ1Cは、コアシャフト10と、コイル体20cと、先端接合部40と、基端側接合部50と、樹脂チューブ60cと、樹脂被膜70と、を備えている。コアシャフト10、先端接合部40、基端側接合部50は、および、樹脂被膜70は、第1、2実施形態と同様のため説明を省略する。コイル体20cは、第1実施形態の第2コイル体30と比較すると、長さのみが異なり、それ以外の点は同様である。第3実施形態のコイル体20cの先端は、先端接合部40に接合され、基端は、基端側接合部50に接合されている。
The
樹脂チューブ60cは、樹脂によって形成された筒状の部材であり、コイル体20cのうちの基端側を覆い、加熱によって第2コイル体30の基端側の外表面に溶着している。樹脂チューブ60cの長さは、コイル体20cよりも短く、コイル体20cのうち、コイル体20cの基端側のみを覆い、コイル体20cの先端側を覆っていない。樹脂チューブ60cは、第1実施形態の樹脂チューブ60と同様の材料によって形成されている。
The
ガイドワイヤ1Cにおいて、ガイドワイヤ1Cの先端から樹脂チューブ60cの先端までの区間を「第1区間S1C」と呼び、樹脂チューブ60cの先端から樹脂チューブ60cの基端までの区間を「第2区間S2C」と呼ぶ。第1区間S1Cは、ガイドワイヤ1Cの先端から基端側に向かって樹脂チューブ60cを備えていない。第2区間S2Cは、樹脂チューブ60cを備え、第1区間S1Cの後端側において第1区間S1Cと連接している。ガイドワイヤ1Cは、第1区間S1Cと第2区間S2Cのそれぞれのエコー反射強度が異なっている。そのため、エコー画像において、第1区間S1Cに対応する相対的に明るい部分と、第2区間S2Cに対応する相対的に暗い部分が生じる。第1区間S1Cに対応する部分と、第2区間S2Cに対応する部分の明度の違いにより、第1区間S1Cと第2区間S2Cの位置を特定し、ここからガイドワイヤ1Cの先端位置を容易に推定することができる。
In the
以上説明した、第3実施形態のガイドワイヤ1Cのように、先端部のコイルが単一のコイル体20cによって構成されていても、エコー画像に表示されるガイドワイヤの視認性の向上を図ることができる。なお、第1実施形態のガイドワイヤ1は、2つのコイル体の外径の違いによって樹脂チューブによって生じる段差の低減を図ることができるためより好ましい。
As explained above, even if the coil at the tip is composed of a
<第4実施形態>
図12は、第4実施形態のガイドワイヤ1Dの断面構成を例示した説明図である。第4実施形態のガイドワイヤ1Dは、第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)と比較すると、第1実施形態の樹脂チューブ60に対応する樹脂チューブ80dがコイル体の内側に配置されている点と、第1実施形態の2つのコイル体(第1コイル体20および第2コイル体30)の代わりに、単一のコイル体20dが配置されている点が主に異なる。第2実施形態のガイドワイヤ1B(図8)と比較すると、樹脂チューブ80dがコイル体20dの内表面に接触していない点と、樹脂チューブ80dの基端が基端側接合部50と接触していない点と、コイル体20dが密巻きである点が主に異なる。コイル体20dは疎巻きであってもよい。
Fourth Embodiment
12 is an explanatory diagram illustrating a cross-sectional configuration of a guidewire 1D of the fourth embodiment. The
ガイドワイヤ1Dは、コアシャフト10と、コイル体20dと、先端接合部40と、基端側接合部50と、樹脂チューブ80dと、樹脂被膜70と、を備えている。コアシャフト10、コイル体20d、先端接合部40、基端側接合部50は、および、樹脂被膜70は、第2実施形態と同様のため説明を省略する。樹脂チューブ80dは、樹脂によって形成された筒状の部材であり、コイル体20dの内側において、コアシャフト10を覆っている。樹脂チューブ80の外径は、コイル体20dの内径よりも小さく、樹脂チューブ80の外表面とコイル体20d内表面との間には隙間がある。樹脂チューブ80dの長さは、コイル体20dの長さよりも短く、樹脂チューブ80dはコイル体20dの内側のうち、コイル体20dの中央付近に配置され、コイル体20dの先端および後端との間にそれぞれ所定の距離の隙間を有している。樹脂チューブ80dは、第1実施形態の樹脂チューブ60と同様の材料によって形成されている。
The
ガイドワイヤ1Dにおいて、ガイドワイヤ1Dの先端から樹脂チューブ80dの先端までの区間を「第1区間S1D」と呼び、樹脂チューブ80dの先端から樹脂チューブ80dの基端までの区間を「第2区間S2D」と呼ぶ。このとき、第1区間S1Dは、ガイドワイヤ1Dの先端から基端側に向かって樹脂チューブ80dを備えていない。第2区間S2Dは、樹脂チューブ80dを備え、第1区間S1Dの後端側において第1区間S1Dと連接している。ガイドワイヤ1Dは、第1区間S1Dと第2区間S2Dのそれぞれのエコー反射強度が異なっている。そのため、エコー画像において、第1区間S1Dに対応する相対的に明るい部分と、第2区間S2Dに対応する相対的に暗い部分が生じる。第1区間S1Dに対応する部分と、第2区間S2Dに対応する部分の明度の違いにより、第1区間S1Dと第2区間S2Dの位置を特定し、ここからガイドワイヤ1Dの先端位置を容易に推定することができる。
In the
以上説明した、第4実施形態のガイドワイヤ1Dのように、コイル体20dの内側に配置された樹脂チューブ80dの基端がコイル体20dの基端よりも先端側に位置していても、エコー画像におけるガイドワイヤの先端の視認性の向上を図ることができる。また、樹脂チューブ80dの外表面がコイル体20dの内表面と接触していなくても、エコー画像に表示されるガイドワイヤの視認性の向上を図ることができる。
As described above, even if the base end of the
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
<Modifications of this embodiment>
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be embodied in various forms without departing from the spirit and scope of the invention. For example, the following modifications are also possible.
[変形例1]
第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)において、第1コイル体20および樹脂チューブ60の外表面に樹脂被膜70(図8)が形成されていてもよい。この場合であっても、樹脂被膜70の音響インピーダンスと樹脂チューブ60の音響インピーダンスが異なっていれば、エコー画像に表示されるガイドワイヤ1の視認性の向上を図ることができる。例えば、樹脂被膜70の音響インピーダンスが樹脂チューブ60の音響インピーダンスよりも小さい場合、第1コイル体20の外表面における音響インピーダンスの変化(第1コイル体20の音響インピーダンスと、樹脂被膜70の音響インピーダンスと、の差)が相対的に大きく、反射波RWが相対的に強くなる(エコー反射強度が高くなる)。一方、第2コイル体30の外表面における音響インピーダンスの変化(第1コイル体20の音響インピーダンスと、樹脂チューブ60の音響インピーダンスと、の差)が相対的に小さく、反射波RWが相対的に弱くなる(エコー反射強度が低くなる)。これにより、エコー画像において、第1区間S1に対応する部分と第2区間S2に対応する部分の明度に差異が生じる。ここからガイドワイヤ1の先端位置を容易に推定することができる。
[Modification 1]
In the guidewire 1 (FIG. 2) of the first embodiment, a resin coating 70 (FIG. 8) may be formed on the outer surfaces of the
[変形例2]
第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)において、樹脂チューブ60の基端は、第2コイル体30の基端よりも先端側に位置し、基端側接合部50に接触していなくてもよい。または、樹脂チューブ60の基端は、第2コイル体30の基端よりも基端側に位置し、基端側接合部50やテーパー部14を覆っていていてもよい。
[Modification 2]
In the guidewire 1 ( FIG. 2 ) of the first embodiment, the base end of the
[変形例3]
第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)において、第1コイル体20と第2コイル体30の代わりに、先端側と基端側とで外径の異なる単一のコイルを使用してもよい。また、第1コイル体20と第2コイル体30の少なくとも一方を、2つ以上のコイル体で構成してもよい。また、第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)において、第1コイル体20と第2コイル体30の代わりに、金属製のチューブを使用してもよい。第2~4実施形態においても同様に、コイル体の代わりに金属製のチューブを使用してもよい。
[Modification 3]
In the guidewire 1 (FIG. 2) of the first embodiment, a single coil having different outer diameters at the distal end and proximal end may be used instead of the
[変形例4]
第1~4実施形態の樹脂チューブ60、80、60c、80dは、複数種類の樹脂によって形成されていてもよい。また、樹脂チューブ60、80、60c、80dは、複数のチューブによって構成されていてもよい。また、第1~4実施形態において、樹脂チューブ60、80、60c、80dの代わりに、チューブ状ではない樹脂を用いてもよい。この場合、樹脂は、横断面形状が環形状になっていなくてもよい。
[Modification 4]
The
[変形例5]
第1~4実施形態のガイドワイヤの構成は、適宜、組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態の樹脂チューブ80(図8)に対して、第4実施形態の樹脂チューブ80d(図12)の構成を組合せ、第2実施形態の樹脂チューブ80の外表面がコイル体20bの内表面に接触しないように構成してもよい。または、第2実施形態の樹脂チューブ80の基端が基端側接合部50と接触しないよいにしてもよい。また、第1実施形態のガイドワイヤ1(図2)に対して、第2実施形態の樹脂チューブ80の構成を組合せ、第1実施形態のガイドワイヤ1は、樹脂チューブがコイル体の内側と外側の両方に配置されていてもよい。第1~4実施形態のコイル体は、全体が密巻きであってもよいし、疎巻きであってもよい。また、一部が疎巻きで残部が密巻きであってもよい。
[Modification 5]
The configurations of the guidewires of the first to fourth embodiments may be combined as appropriate. For example, the configuration of the
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。 Although this aspect has been described above based on the embodiment and modified examples, the embodiment of the above-mentioned aspect is intended to facilitate understanding of this aspect and does not limit this aspect. This aspect may be modified or improved without departing from the spirit and scope of the claims, and equivalents are included in this aspect. Furthermore, if a technical feature is not described as essential in this specification, it may be deleted as appropriate.
1、1A~1D…ガイドワイヤ
10…コアシャフト
13…細径部
14…テーパー部
15…太径部
20…第1コイル体
20b~20d…コイル体
30…第2コイル体
40…先端接合部
50…基端側接合部
60、60c、80、80d…樹脂チューブ
70…樹脂被膜
90…超音波プローブ
BV…血管
EI…エコー画像
US…超音波
RW…反射波
GWI…ガイドワイヤ画像
Claims (4)
コアシャフトと、
前記コアシャフトの外側に配置された金属製の筒状体と、
前記コアシャフトの先端と、前記筒状体の先端とが固定された先端チップと、
前記筒状体の先端から後端側に向かって第1距離だけ離れた位置から、さらに第2距離離れた位置までの範囲に配置される樹脂と、を備え、
前記ガイドワイヤの先端から基端側に向かって、前記樹脂を備えていない第1区間と、前記樹脂を備える第2区間と、が連接しており、
前記樹脂は、前記第2区間において、前記筒状体の外表面に配置され、
前記樹脂の外表面には、前記筒状体は配置されておらず、
前記筒状体は、コイル体であり、前記第2区間において、互いに隣接する素線が接触する密巻きである、
ガイドワイヤ。 A guidewire comprising:
A core shaft;
a metallic cylindrical body disposed on the outside of the core shaft;
a tip tip to which the tip of the core shaft and the tip of the cylindrical body are fixed;
a resin disposed in a range from a position a first distance away from the front end of the cylindrical body toward the rear end to a position a second distance away,
a first section not including the resin and a second section including the resin are connected to each other from the distal end to the proximal end of the guidewire;
The resin is disposed on an outer surface of the cylindrical body in the second section,
The cylindrical body is not disposed on the outer surface of the resin,
The cylindrical body is a coil body, and in the second section, the coil body is tightly wound such that adjacent wires are in contact with each other.
Guidewire.
前記筒状体は、前記第1区間に位置する第1コイル体と、前記第2区間に位置する第2コイル体とを含み、
前記第1コイル体と前記第2コイル体は、互いに接している、
ガイドワイヤ。 2. The guidewire of claim 1,
the cylindrical body includes a first coil body located in the first section and a second coil body located in the second section,
The first coil body and the second coil body are in contact with each other.
Guidewire.
前記樹脂の厚さは、前記第2区間に位置する前記コイル体の外径の10~40%の値である
ガイドワイヤ。 2. The guidewire of claim 1,
The thickness of the resin is 10 to 40% of the outer diameter of the coil body located in the second section.
前記第2コイル体の外径は、前記第1筒コイル体の外径よりも小さい
ガイドワイヤ。 3. The guidewire of claim 2,
The outer diameter of the second coil body is smaller than the outer diameter of the first cylindrical coil body .
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