JP7597082B2 - ガイド部材及び建設機械 - Google Patents
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Description
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
<建設機械>
図1の建設機械10は、上部旋回体1と、上部旋回体1に起伏可能に取り付けられている起伏部材2と、起伏部材2の背側にこの起伏部材2の長手方向に沿って掛け渡される作業用ロープ3と、作業用ロープ3の振れを抑制するガイド部材4とを備える。また、当該建設機械10は、起伏部材2の幅方向の両側の上方で、起伏部材2の長手方向に沿って掛け渡されるガイライン5を備える。ガイライン5は、起伏部材2と間隔を空けて起伏部材2の上方に配置されている。また、作業用ロープ3は、起伏部材2の幅方向の中央部分で起伏部材2と間隔を空けて起伏部材2の上方に配置されている。図1において、当該建設機械10は、上部旋回体1が支柱6を介して下部走行体7に搭載されているいわゆるハイポスト仕様の建設機械である。当該建設機械10は、例えばバケット、フック、ハンマ、マグネット等の任意のアタッチメントを備える構成とすることができる。なお、本明細書において、「背側」とは、起伏部材を倒伏した状態で上になる側を意味する。また、「上」とは、建設機械を水平面に配置した状態における上を意味し、「下」とは、建設機械を水平面に配置した状態における下を意味する。
ガイド部材4は、それ自体本発明の一実施形態である。当該ガイド部材4は、当該建設機械10の起伏部材2の背側にこの起伏部材2の長手方向に沿って掛け渡される作業用ロープ3の振れを抑制する。起伏部材2の長手方向における当該ガイド部材4の配置や個数は特に限定されない。図1では、起伏部材2の長手方向に沿って3つのガイド部材4が配置されている。なお、図1に示すように、起伏部材2においては、基端側ほど起伏部材2と作業用ロープ3との間隔が大きくなる。この点、当該ガイド部材4は、起伏部材2の背側に自立可能であるので、起伏部材2と作業用ロープ3との間隔が大きい位置であっても容易に配置することができる。
管部材11は、筒体であり、例えばU字状、C字状、V字状等である。また、管部材11は、金属又は合金を主成分とする剛性部材である。上記金属としては、特に限定されないが、例えば鉄が挙げられる。図2において、管部材11はU字状である。管部材11は、平行に延びる一対の脚部11aと脚部11aの先端同士を接続するアーチ状の接続部11bとを有する。管部材11は、曲部がなめらかに曲がっていることが好ましい。つまり、脚部11aと接続部11bとの境界部分、及び接続部11bの全体がなめらかに曲がっていることが好ましい。このように構成されることで、管部材11内にワイヤロープ12を容易かつ確実に挿通しやすい。また、このように構成されていることで、管部材11内においてワイヤロープ12の姿勢が安定しやすい。なお、「U字状」、「C字状」及び「V字状」は厳密に区分されるものではないが、例えば「U字状」とは、長手方向の中間部分で一方向に突出するように設けられた形状を意味しており、角部を有する角U字状を含む概念である。
図3に示すように、ワイヤロープ12の直径は、管部材11の内周面の直径よりも小さい。また、図2に示すように、ワイヤロープ12は、管部材11の両端から突出する突出部12aを有する。すなわち、ワイヤロープ12は、管部材11の内部を管部材11の長手方向に貫通し、かつ管部材11の両端部からそれぞれ突出部12aが突出して構成されている。なお、ワイヤロープ12は、管部材11の内部で、管部材11と固定されていてもよく、固定されていなくてもよい。ワイヤロープ12が管部材11と固定されていない場合、当該ガイド部材4は、起伏部材2に取り付ける前の任意の段階でワイヤロープ12を管部材11の内部に挿通すればよい。
上述のように、取付部13は、ワイヤロープ12の両端部を起伏部材2に対して固定する。図4及び図5に示すように、ワイヤロープ12の突出部12aは、取付部13に固定されることが好ましい。このように構成されることで、ワイヤロープ12と取付部13(より詳しくは、ワイヤロープ12と後述の一対の第2部材21)との固定部分同士の間に管部材11が保持されることになる。そのため、管部材11の落下をより確実に抑制することができる。
支持部14は、管部材11の両端部において管部材11の幅方向の外側に配置されている。支持部14は、例えば管部材11の外周面に固定されるリブである。また、支持部14は、管部材11に固定されると共に、取付部13(より詳しくは、第1部材20の天面部20b)に固定されている。図4及び図5に示すように、支持部14は、管部材11の長手方向に沿って延びる第1部分14aと天面部20bに沿って延びる第2部分14bとを有する。第1部分14a及び第2部分14bは、例えばそれぞれ板状である。また、支持部14は、第1部分14aと第2部分14bとの側縁同士に連結される板状の第3部分14cを有する。第3部分14cは、例えば第2部分14b側から当該ガイド部材4の突出方向側に向けて縮幅するように略直角三角形状に設けられている。
当該ガイド部材4は、管部材11の内部にワイヤロープ12が挿通されており、かつこのワイヤロープ12の両端部が起伏部材2に対して固定可能に構成されているので、管部材11の破損による落下を抑制することができる。すなわち、仮に管部材11が部分的に切断されたり折れ曲がったりした場合でも、管部材11の内部にワイヤロープ12が挿通しており、かつこのワイヤロープ12の両端部が起伏部材2に対して固定されていることで、ワイヤロープ12から離れて管部材11が落下することを抑制することができる。
<ガイド部材>
図6、或いは後述の図7のガイド部材24は、図2のガイド部材4に代えて図1の建設機械10に取り付けられる。なお、図1の建設機械10のように、起伏部材2に複数のガイド部材が取り付けられる場合、図2のガイド部材4と図6、7のガイド部材24とを組み合わせて用いることも可能である。
当該ガイド部材24が支持部14を備える場合、管部材11は、支持部14により固定されている部分と支持部14により固定されていない部分との境界部分で破損しやすくなることがある。このような場合であっても、当該ガイド部材24は、管部材11における支持部14により固定されている位置と支持部14により固定されていない位置とに跨って接続されるつなぎ部材15を備えることによって、管部材11の落下を容易に抑制しやすくなる。換言すると、当該ガイド部材24は、管部材11に破損しやすい部分を意図的に形成し、かつこの破損しやすい部分を跨ぐようにつなぎ部材15を配置することで、管部材11の落下を容易に抑制することができる。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 起伏部材
3 作業用ロープ
4、24 ガイド部材
5 ガイライン
6 支柱
7 下部走行体
10 建設機械
11 管部材
11a 脚部
11b 接続部
12 ワイヤロープ
12a 突出部
13 取付部
14 支持部
14a 第1部分
14b 第2部分
14c 第3部分
15 つなぎ部材
15a 第1連結部
15b 第2連結部
15c あそび部
20 第1部材
20a 取付台
20b 天面部
20c ブラケット
21 第2部材
21a 凹部
Claims (12)
- 建設機械の起伏部材の背側にこの起伏部材の長手方向に沿って掛け渡される作業用ロープの振れを抑制するガイド部材であって、
上記作業用ロープを上記起伏部材との間に取り囲む形状の管部材と、
上記管部材内に挿通されるワイヤロープと、
上記ワイヤロープの両端部を上記起伏部材に対して固定可能な取付部と
を備え、
上記ワイヤロープが、上記管部材の両端から突出する突出部を有しており、
上記突出部が上記取付部に固定されるガイド部材。 - 建設機械の起伏部材の背側にこの起伏部材の長手方向に沿って掛け渡される作業用ロープの振れを抑制するガイド部材であって、
上記作業用ロープを上記起伏部材との間に取り囲む形状の管部材と、
上記管部材内に挿通されるワイヤロープと、
上記ワイヤロープの両端部を上記起伏部材に対して固定可能な取付部と
を備え、
上記管部材が上記ワイヤロープと共に上記取付部を介して上記起伏部材に取り付けられているガイド部材。 - 建設機械の起伏部材の背側にこの起伏部材の長手方向に沿って掛け渡される作業用ロープの振れを抑制するガイド部材であって、
上記起伏部材上に立設され、一対の脚部と、この一対の脚部を接続している接続部とを有する筒状の管部材と、
上記管部材内に挿通されるワイヤロープと、
上記ワイヤロープの両端部を固定することで上記管部材が取り付けられる取付部と
を備え、
上記取付部と、上記取付部に取り付けられた上記管部材とによって形成される内部空間内を上記作業用ロープが貫通するガイド部材。 - 上記管部材の両端部間の幅が、上記起伏部材の幅よりも小さい請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガイド部材。
- 上記取付部が、上記起伏部材の幅方向に延び、この起伏部材に取り付けられる第1部材と、上記起伏部材の幅方向の両端部よりも内側で、上記ワイヤロープを上記第1部材に対して固定する一対の第2部材とを有する請求項4に記載のガイド部材。
- 上記管部材の両端部にそれぞれ上記管部材の長手方向に沿って固定される支持部を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガイド部材。
- 上記管部材における上記支持部により固定されている位置と上記支持部により固定されていない位置とに跨って接続されるつなぎ部材を備える請求項6に記載のガイド部材。
- 上記管部材の曲部がなめらかに曲がっている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガイド部材。
- 上記取付部が、上記起伏部材の幅方向に延びる取付台を含む第1部材と、上記ワイヤロープを上記取付台に対して固定する第2部材とを有し、上記管部材が上記取付台に取り付けられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガイド部材。
- 上記管部材が両端部において上記幅方向の外側に配置される支持部を有し、この支持部が上記取付台に固定される請求項9に記載のガイド部材。
- 起伏部材と、上記起伏部材の背側にこの起伏部材の長手方向に沿って掛け渡される作業用ロープと、上記作業用ロープの振れを抑制するガイド部材とを備え、
上記ガイド部材が、
上記作業用ロープを上記起伏部材との間に取り囲む形状の管部材と、
上記管部材内に挿通されるワイヤロープと、
上記ワイヤロープの両端部を上記起伏部材に対して固定する取付部と
を有し、
上記管部材が上記ワイヤロープと共に上記取付部を介して上記起伏部材に取り付けられている建設機械。 - 起伏部材と、上記起伏部材の背側にこの起伏部材の長手方向に沿って掛け渡される作業用ロープと、上記作業用ロープの振れを抑制するガイド部材とを備え、
上記ガイド部材が、
上記起伏部材上に立設され、一対の脚部と、この一対の脚部を接続している接続部とを有する筒状の管部材と、
上記管部材内に挿通されるワイヤロープと、
上記ワイヤロープの両端部を固定することで上記管部材が取り付けられる取付部と
を備え、
上記取付部と、上記取付部に取り付けられた上記管部材とによって形成される内部空間内を上記作業用ロープが貫通する建設機械。
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| JP2023184173A JP2023184173A (ja) | 2023-12-28 |
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| JP2021147242A (ja) | 2020-03-13 | 2021-09-27 | コベルコ建機株式会社 | ガイド部材、振れ抑制構造及び建設機械 |
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2022
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