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JP7600638B2 - プリンタ - Google Patents
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Description

本明細書に開示される技術分野は、カラー印刷が可能なプリンタに関する。
従来、外部デバイスから印刷対象の画像データ(PDLデータ)を取得し、取得した画像データに示されるRGB値をCMYK値に変換し、変換後のデータに基づいてカラー印刷を行う技術が知られている。例えば特許文献1には、ICCプロファイルを作成し、ICCプロファイルを用いてCMYK値を設定する技術が開示されている。
特開2007-208492号公報
ユーザによっては、原色の赤等の特定の色の色合いについて、好みがある。そのため、プリンタから出力される印刷物中の特定の色の色合いが好みの色合いになっておらず、不満になることがある。特許文献1でも特定の色についてユーザの好みの色合いに対応する技術については開示されておらず、改善の余地がある。
本明細書は、カラー印刷が可能なプリンタであって、特定の色についてユーザの好みの色合いに対応する技術を開示する。
この課題の解決を目的としてなされたプリンタは、カラー印刷が可能な印刷デバイスと、ユーザインタフェースと、メモリと、を備えるプリンタであって、前記プリンタは、特定のRGB値である特定色について、複数の選択色から構成されるカラーチャートを、前記印刷デバイスを用いて印刷するカラーチャート出力処理を実行し、前記カラーチャートは、前記特定色に類似する複数の類似色を前記複数の選択色とし、さらに前記プリンタは、前記カラーチャートの前記選択色のうちの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、選択された選択色の情報である選択色情報を、前記メモリに記憶する選択処理を実行し、さらに前記プリンタは、RGB値で示される画像データに基づく印刷を行う場合、前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報に対応するCMY値に変換する特定色変換処理と、CMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷する印刷処理と、を実行する、ことを特徴としている。
本明細書に開示されるプリンタによれば、あらかじめユーザが特定色についてカラーチャートから好みの選択色を選択して選択色情報をメモリに記憶しておき、カラー印刷を行う際、特定色のRGB値をメモリに記憶しておいた選択色情報に対応するCMY値に変換して印刷する。これにより、ユーザの好みにあった色合いで特定色を出力できる。
上記プリンタの機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、カラー印刷が可能なプリンタであって、特定の色についてユーザの好みの色合いに対応する技術が実現される。
本形態のプリンタの概略構成を示すブロック図である。 特別色設定処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタの入力画面の例を示す説明図である。 カラーチャートの例を示す説明図である。 カラーチャート番号とCMY値との対応の例を示す説明図である。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 特別赤変更処理の手順を示すフローチャートである。 プリンタドライバの設定画面の例を示す説明図である。
以下、本実施の形態にかかるプリンタについて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、カラー印刷が可能なプリンタを開示するものである。
本形態のプリンタ1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。また、プリンタ1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、画像形成部15と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。画像形成部15は、印刷デバイスの一例である。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ12には、各種のプログラムや各種のデータが記憶されている。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。CPU11が備えるバッファも、メモリの一例である。なお、図1中のコントローラ10は、プリンタ1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にプリンタ1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
本形態のプリンタ1のメモリ12には、図1に示すように、印刷プログラム21と、特別色設定プログラム22と、カラーチャートデータ23と、カラープロファイル24と、特別色番号25と、特別色変換設定26と、が記憶されている。メモリ12に記憶されるプログラムやデータについての詳細は、後述する。
メモリ12の一例は、プリンタ1に内蔵されるROM、RAM、HDD等に限らず、CPU11が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
ユーザIF13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。ユーザIF13は、表示部と操作ボタン等との組であっても良い。
通信IF14は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)3等の外部デバイスと通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF14の通信規格は、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、USBなどである。プリンタ1は、複数の通信規格に対応する複数の通信IF14を備えていてもよい。
画像形成部15は、シート等の印刷媒体に画像を印刷するための構成を含む。画像形成部15の画像形成方式は、例えば、電子写真方式、インクジェット方式である。本形態のプリンタ1は、カラー印刷が可能な構成の画像形成部15を備える。本形態のプリンタ1の画像形成部15は、例えば、CMYKの4色の着色剤を用いて印刷を実行する装置である。プリンタ1は、各ドットがCMYKのそれぞれの値の組で表されるCMYKデータを画像形成部15に渡すことで印刷を実行する。
本形態のプリンタ1は、例えば、図1に示すように、通信IF14を介して、PC3と接続され、PC3から画像データを含む印刷ジョブを受信する。印刷ジョブに含まれる画像データがRGB値で示されるカラー画像であれば、プリンタ1は、RGB値をCMYK値に変換し、変換後の画像データに示される画像を印刷する。RGB値は、R、G、Bの各値で表された3つの数値の組であり、CMYK値は、C、M、Y、Kの各値で表された4つの数値の組である。なお、RGB値で示されるカラー画像を、K値を使用せずにCMYの3値で表現することも可能であり、CMYK値は、CMY値の一例である。
PC3は、例えば、図1に示すように、プリンタ1に対応するプリンタドライバ31を備えている。プリンタドライバ31は、ユーザの指示に基づいて、プリンタ1に印刷させるための印刷ジョブを生成するプログラムである。プリンタドライバ31にて生成されてプリンタ1に渡される印刷ジョブは、印刷対象の画像を示す画像データであるPDLデータ(例えば、PCL、PDF等の形式のデータ)と、印刷に関するパラメータを示すPJLデータと、を含む。
次に、プリンタ1の動作について、フローチャートを参照して説明する。なお、以下の処理は、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、CPU11の処理を表している。CPUによる処理は、OSのAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記載は、「プログラムBがOSのAPIを用いてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を、省略した文言で記載することがある。例えば、「CPU11が行う」のように記載することがある。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を、「プログラムAが行う」のようにCPUを省略した文言で記載することがある。
なお、「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、CPU11が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPUがデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「要求する」、「指示する」とは、要求していることを示す情報や、指示していることを示す情報を相手に出力することを示す概念である。また、要求していることを示す情報や指示していることを示す情報のことを、単に、「要求」、「指示」とも記載する。
また、CPU11による、情報Aは事柄Bであることを示しているか否かを判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか否かを判断する」のように概念的に記載することがある。CPU11による、情報Aが事柄Bであることを示しているか、事柄Cであることを示しているか、を判断する処理を、「情報Aから、事柄Bであるか事柄Cであるかを判断する」のように概念的に記載することがある。
以下、プリンタ1にて実行される特別色設定処理の手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。特別色設定処理は、特別色設定プログラム22による処理であり、ユーザIF13を介して、特別色に関する設定を行う指示を受け付けたことを契機に、プリンタ1のCPU11にて実行される。
特別色は、RGB値で表された画像データにおけるR、G、Bの各値が、予め決められた特定の値である色である。特別色は、例えば、3色の値のうち、1色の値がRGB値として取り得る最大値であり、他の2色の値がいずれも0で表される色である。あるいは、特別色は、例えば、3色の値のうち、2色の値がRGB値として取り得る最大値であり、他の1色の値が0で表される色であっても良い。また、あるいは、上記のRGB値として取り得る最大値に代えて、RGB値として取り得る最大値と0との中間値とした色でも良い。
例えば、8ビットのRGB値で表される画像データにおける特別色の赤色(以下、「特別赤」とする)とは、R=255、G=0、B=0によって表される色である。特別赤は、特定色の一例である。以下では、特別色として特別赤に関する設定について説明する。例えば、中国やアラビア系の各国では、赤の色合いを大事にするユーザが多く、ユーザごとに好みの赤が異なる傾向にある。そのため、印刷物に含まれる特別赤を好みの色合いで印刷させたいという要望がある。本形態のプリンタ1は、画像データ中の特別赤の箇所に使用する色合いの設定を受け付ける。
特別色設定処理では、CPU11は、特別色に関する指示を受け付ける設定メニューを、ユーザIF13に表示させる(S100)。設定メニューには、例えば、図3(A)に示すように、特別赤設定ボタン41と、特別赤印刷ボタン42と、が含まれる。CPU11は、これらのボタンへのユーザによる入力操作を受け付ける。
CPU11は、特別赤印刷ボタン42への操作によって、特別赤の選択用のカラーチャートを印刷する指示を受け付けたか否かを判断する(S101)。特別赤のカラーチャートは、例えば、図4に示すように、赤系であってそれぞれ異なる色の複数のパッチと、各色に対応する色番号と、をセットにして並べたチャートである。
プリンタ1は、カラーチャートデータ23をメモリ12に記憶している。特別赤のカラーチャートデータ23は、例えば、図4に示すように、色番号が0番から168番までの、赤に類似する169種類の類似色で表された169個のパッチとその色番号とを、1枚のシートに印刷するための印刷データである。カラーチャートデータ23の各パッチは、CMYの3つ値のうち少なくとも1つの値が互いに異なる169種類の赤系の色である。カラーチャートデータ23に含まれる169種類の赤は、複数の選択色の一例である。
カラーチャートを印刷すると判断した場合(S101:YES)、CPU11は、特別赤に対応するカラーチャートデータ23をメモリ12から読み出し(S102)、読み出したカラーチャートデータ23に基づいて印刷を実行する(S103)。S103は、カラーチャート出力処理の一例である。これにより、プリンタ1は、図4に示したようなカラーチャートを出力する。なお、プリンタ1は、カラーチャートデータ23に含まれる各色について、例えば、図5に示すように、各色番号に対応するCMYK値を一覧として記憶している。カラーチャートに印刷される各パッチは、それぞれの色番号のCMYK値のドットを、所定の面積に所定間隔で複数個並べて印刷されたものである。なお、図5に示す例は、特別赤のCMYK値の例であり、特別赤のカラーチャートに使用される色ではK値はすべて0であることから、この図ではCMY値のみを示している。
カラーチャートの印刷指示を受け付けていないと判断した場合(S101:NO)、CPU11は、特別赤設定ボタン41への操作によって、特別赤に関する設定を行う指示を受け付けたか否かを判断する(S110)。特別赤の設定の指示も受け付けていないと判断した場合(S110:NO)、CPU11は、設定メニューを終了する指示を受け付けたか否かを判断する(S120)。S103の後、または、終了の指示も受け付けていないと判断した場合(S120:NO)、CPU11は、S101に戻り、設定メニュー中の各ボタンへの指示を待機する。
特別赤に関する設定を行う指示を受け付けたと判断した場合(S110:YES)、CPU11は、特別赤の設定を受け付ける受付メニューを、ユーザIF13に表示させる(S111)。受付メニューには、例えば、図3(B)に示すように、特別赤設定をオフとする指示を受け付ける選択肢411と、番号指定を受け付ける選択肢412と、が含まれる。特別赤設定は、特別赤としてユーザによって指定された色番号の情報を有効とするか無効とするかを示す設定であり、デフォルトではオフとなっている。例えば、選択肢411への操作を受け付けたことで特別赤設定をオフとした場合、プリンタ1は、特別赤に対する色番号の指定を受け付けていても、その情報を利用しない。
選択肢412は、画像データの特別赤に対して印刷で用いる色の色番号を指定する指示を受け付ける選択肢である。特別赤設定がオンであって、色番号が指定されている場合、プリンタ1は、画像データ中の特別赤を、指定された色番号に対応するCMY値に変換することができる。
CPU11は、選択肢412への操作によって、色番号を指定する指示を受け付けたか否かを判断する(S112)。番号指定の指示を受け付けていないと判断した場合(S112:NO)、CPU11は、選択肢411への操作によって、特別赤設定をオフとする指示を受け付けたか否かを判断する(S113)。特別赤設定をオフとする指示も受け付けていないと判断した場合(S113:NO)、CPU11は、S112に戻り、いずれかの指示を受け付けるまで待機する。
特別赤の利用をオフとする指示を受け付けたと判断した場合(S113:YES)、すなわち、図3(B)に示した受付メニューにて選択肢411への操作を受け付けたと判断した場合、CPU11は、特別赤設定をオフとする(S114)。CPU11は、特別色番号25の特別赤に対応する情報がメモリ12に記憶されていても、その情報を無効にすることを示す情報を、特別色変換設定26のうち特別赤に対応する値として記憶する。
一方、図3(B)に示した受付メニューにて選択肢412への操作によって、番号指定の指示を受け付けたと判断した場合(S112:YES)、CPU11は、例えば、図3(C)に示すように、色番号の入力を受け付ける入力画面43をユーザIF13に表示させる(S115)。ユーザは、出力されたカラーチャートから、特別赤として印刷されるべき好みの赤色を選択し、その色に対応して記載されている色番号を入力画面43にて入力する。
CPU11は、色番号の入力を受け付けたか否かを判断する(S116)。色番号の入力を受け付けたと判断した場合(S116:YES)、CPU11は、受け付けた色番号が所定の範囲内、図4の例では、0から168までのいずれかであるか否かを判断する(S117)。色番号の入力を受け付けていないと判断した場合(S116:NO)、または、所定の範囲内ではないと判断した場合(S117:NO)、CPU11は、所定の範囲内の数値を受け付けるまで待機する。
入力された数値が所定の範囲内の数値であると判断した場合(S117:YES)、CPU11は、受け付けた色番号の情報を、特別色番号25の特別赤に対応する情報としてメモリ12に記憶する(S118)。S118は、選択処理の一例であり、特別色番号25は、選択色情報の一例である。特別色番号25に記憶される情報は、色番号そのものでも良いし、色番号に対応するCMYK値でも良い。なお、既に特別赤に対応する色番号の情報が特別色番号25に記憶されている場合、CPU11は、S118にて、特別色番号25を上書きする。つまり、プリンタ1が特別赤に使用するCMYK値として受け付ける情報は、1種類のみである。
さらに、CPU11は、特別赤設定をオンとする(S119)。CPU11は、画像データのCMYK値への変換の際に、特別赤としてユーザに指定された色番号の情報を有効にすることを示す情報を、特別色変換設定26のうち特別赤に対応する値として記憶する。S119は、設定処理の一例である。
S114またはS119の後、CPU11は、S100に戻り、図3(A)に示した設定メニューを表示し、設定メニュー中の各ボタンへの操作を受け付ける。そして、終了指示を受け付けたと判断した場合(S120:YES)、CPU11は、特別色設定処理を終了する。CPU11は、例えば、特別色設定処理をキャンセルする指示や特別赤に関する設定以外の指示を受け付けた場合、終了指示を受け付けたと判断して、特別色設定処理を終了する。
次に、プリンタ1にて実行される印刷処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。印刷処理は、印刷プログラム21による処理であり、PC3等の外部デバイスから印刷ジョブを受け付けたことを契機に、プリンタ1のCPU11にて実行される。なお、印刷ジョブは、PC3等からの受信に限らず、USBメモリ等のストレージから読み出した画像の印刷指示であるダイレクト印刷や、サーバ等からダウンロードした画像の印刷指示であるダウンロード印刷の印刷ジョブでも良い。
印刷処理では、CPU11は、印刷ジョブのPDLデータに基づいてラスタライズを行い、ラスタライズ済みのRGBデータを生成する(S201)。印刷ジョブのPDLデータがRGB値で表されたデータでなければ、CPU11は、S201にて、ラスタライズおよびRGB値への変換を行う。
そして、CPU11は、使用するカラープロファイル24を選択する(S202)。メモリ12に記憶されるカラープロファイル24は、RGB値とCMYK値とを対応付けるデータであり、画像データのRGB値の組み合わせをCMYK値の組み合わせに変換するための変換表である。本形態のプリンタ1は、複数種のカラープロファイル24を備えており、例えば、印刷ジョブのPJLデータに指定されているパラメータに基づいて、使用するカラープロファイル24を決定する。具体的には、CPU11は、例えば、ColorMode、ImproveGray、EnhanceBlack、の指定に基づいて、カラープロファイル24を決定する。なお、各カラープロファイル24中の特別赤に対応するCMYK値は、いずれも、前述したカラーチャートデータ23に含まれている。
さらに、CPU11は、決定したカラープロファイル24の複製を作成し(S203)、作成した複製のカラープロファイル24を補正する(S204)。S204は、補正処理の一例である。カラープロファイル24は、以後の印刷にも利用されるものであり、オリジナルのカラープロファイル24はそのまま保存されていることが望ましい。そこで、CPU11は、今回の印刷に使用するための複製を作成して、複製に対して補正や変更等の処理を行う。S204では、CPU11は、印刷ジョブのPJLデータに指定されているパラメータに基づいて、カラープロファイル24の複製を補正する。具体的には、CPU11は、例えば、Brightness、Contrast、Red、Blue、Green、の印刷条件に基づいて、複製を補正する。
そして、複製のカラープロファイル24の補正が完了した後、CPU11は、特別赤変更処理を実行する(S205)。特別赤変更処理は、特別赤の設定に応じて、補正後のカラープロファイル24の複製を書き換える処理である。特別赤変更処理の手順について、図7のフローチャートを参照して説明する。
特別赤変更処理では、CPU11は、まず、特別赤設定がオンとなっているか否かを判断する(S301)。CPU11は、特別色変換設定26のうち特別赤に対応する値として、ユーザ指定の色番号の利用を有効にすることを示す情報が、メモリ12に記憶されているか否かを判断する。
特別赤設定がオンとなっていると判断した場合(S301:YES)、CPU11は、メモリ12の特別色番号25から、特別赤に対応して記憶されている色番号の情報を読み出す(S302)。さらに、CPU11は、読み出した色番号の情報を、特別赤の情報として、一旦記億する(S303)。特別赤設定がオフとなっていると判断した場合(S301:NO)、CPU11は、特別赤として初期値を利用することを示す情報を一旦記億する(S304)。
そして、CPU11は、印刷ジョブのPJLデータに特別赤に関するコマンドが含まれているか否かを判断する(S311)。PC3のプリンタドライバ31は、ユーザの指定に基づいて、特別赤に関するコマンドをPJLデータに含ませる場合がある。
PC3は、例えば、ユーザによるプロパティの表示指示や印刷実行の指示を受け付けた場合、印刷ジョブを生成する前にプリンタドライバ31を実行する。プリンタドライバ31は、例えば、図8に示すように、ユーザの設定を受け付ける設定画面50を、PC3のディスプレイに表示させる。
図8に示す設定画面50は、特別赤に関する設定を受け付ける画面の例であり、プリンタドライバ31は、この設定画面50にて、特別赤の設定として3種類の指示のうちの1つの選択を受け付ける。具体的には、プリンタドライバ31は、特別赤の変換を行わない指示であるOff指定を受け付けるボタン51と、プリンタの設定に従う指示であるプリンタデフォルト指定を受け付けるボタン52と、特別赤の番号指定を行う指示である色番号選択指定を受け付けるボタン53と、を表示させ、これらのうちの1つのボタンの選択を受け付ける。デフォルトでは、例えば、図8(A)に示すように、ボタン52が選択されている。
プリンタドライバ31は、ボタン53が選択された場合さらに、例えば、図8(B)に示すように、番号の入力を受け付ける入力欄54と、プリンタ1にカラーチャートの印刷を行わせる指示を受け付けるボタン55と、にてユーザの入力を受け付ける。ボタン55への入力を受け付けた場合、PC3は、カラーチャートの印刷を指示するコマンドをプリンタ1に送信する。プリンタ1は、カラーチャートの印刷を指示するコマンドを受信した場合、メモリ12に記憶されているカラーチャートデータ23に基づいて、カラーチャートを印刷する。
プリンタドライバ31は、設定画面50のボタン51~53にて受け付けた選択に基づいて、印刷ジョブのPJLデータに特別赤に関するコマンドを含ませる。ボタン51にて特別赤の変換を行わない指示を受け付けた場合、プリンタドライバ31は、プリンタ1に特別赤の情報が記憶されていてもその情報を無効にし、特別赤として初期値を利用することを指示するコマンドである初期値コマンドをPJLデータに含ませる。初期値コマンドは、色変換無効データの一例である。なお、特別赤の初期値は、選択されたカラープロファイル24ごとに予め決まっている。
ボタン52にてプリンタの設定に従う指示を受け付けた場合、プリンタドライバ31は、特別赤に関するコマンドをPJLデータに含ませない。ボタン53と入力欄54にて特別赤の番号指定を受け付けた場合、プリンタドライバ31は、特別赤として利用する色番号を指定するコマンドである色指定コマンドをPJLデータに含ませる。色指定コマンドは、色指定データの一例である。なお、ボタン51~52は、ラジオボタンであり、3つのうちのいずれか1つのみの選択が可能である。つまり、印刷ジョブには、初期値コマンドが含まれる場合と、色指定コマンドが含まれる場合と、いずれのコマンドも含まれない場合と、があり、初期値コマンドと色指定コマンドとの両方が含まれることはない。
そして、S311では、CPU11は、印刷ジョブに、PJLデータとして、初期値コマンドまたは色指定コマンドが含まれているか否かを判断する。印刷ジョブに初期値コマンドが含まれている、すなわちプリンタドライバ31にてOff指定を受け付けたと判断した場合(S311:初期値コマンド)、CPU11は、特別赤として初期値を利用することを示す情報を一旦記億する(S312)。S312は、S304と同様の処理であり、S304を実行した場合は、S312をスキップしても良い。
また、印刷ジョブに色指定コマンドが含まれている、すなわちプリンタドライバ31にて特別赤として使用する色番号の指定を受け付けたと判断した場合(S311:色指定コマンド)、CPU11は、色指定コマンドに付加してPJLデータに含まれている色番号の情報を取得する(S313)。さらに、CPU11は、取得した色番号の情報を、特別赤の色番号として、一旦記億する(S314)。なお、色指定コマンドに含まれる色番号の情報は、色番号そのものであっても良いし、CMYK値の情報であっても良い。
S312またはS314の後、または、印刷ジョブのPJLデータに初期値コマンドと色指定コマンドとのいずれも含まれていないと判断した場合(S311:なし)、CPU11は、特別赤として一旦記憶された情報が、初期値の利用を示す情報であるか否かを判断する(S321)。
なお、PJLデータに初期値コマンドと色指定コマンドとのいずれも含まれていない場合としては、プリンタドライバ31にてプリンタデフォルト指定を受け付けるボタン52が選択された場合以外に、例えば、プリンタドライバ31を利用しない印刷ジョブの場合がある。例えば、モバイル機器など、プリンタドライバ31を備えない装置からの印刷指示では、印刷ジョブにPJLデータが含まれていない可能性が高い。また、例えば、PC3等からの印刷ジョブであっても、OS標準の印刷システム(例えば、AirPrint(登録商標))による印刷ジョブには、PJLデータが含まれていない可能性が高い。また、例えば、USBメモリ等のストレージから読み出した画像やサーバ等からダウンロードした画像の印刷指示では、印刷ジョブにPJLデータが含まれていない可能性が高い。PJLデータが含まれていない印刷ジョブであれば、CPU11は、S311にて「なし」と判断する。
特別赤として一旦記憶された情報が、初期値の利用を示す情報ではないと判断した場合(S321:NO)、CPU11は、S303またはS314にて特別赤として記億した色番号の情報に対応するCMYK値を、図5に示した一覧から取得する(S322)。さらに、CPU11は、複製のカラープロファイル24中の特別赤のRGB値に対応するCMYK値を、S322にて取得したCMYK値に変更する(S323)。S323は、特定色変換処理の一例である。複製を書き換えることで、プリンタ1は、元のカラープロファイル24を維持して、書き換え後のカラープロファイルを一時的に作成する。
S323の後、または、特別赤として初期値を利用すると判断した場合(S321:YES)、CPU11は、特別赤変更処理を終了して、印刷処理に戻る。初期値を利用する場合は、CPU11は、複製のカラープロファイル24を書き換えない。
なお、特別赤の設定が初期値であるのは、プリンタ1での特別赤設定がオフであって、かつPJLデータに特別赤に関するコマンドが含まれていない場合、または、PJLデータに初期値コマンドが含まれている場合、である。CPU11は、プリンタ1に特別赤の設定が記憶されていても、PJLデータのコマンドに基づいて上書きすることで、PJLデータによる設定を優先する。一方、PJLデータに特別赤に関するコマンドが含まれていない場合、CPU11は、特別色設定処理にてプリンタ1にて受け付けた設定を適用する。
図6の印刷処理の説明に戻る。S205の特別赤変更処理の後、CPU11は、処理後の複製のカラープロファイル24を使用してRGB値をCMYK値に変換することで、S201にて生成したRGBデータに基づくCMYKデータを生成する(S211)。S211は、CMY変換処理の一例である。特別赤変更処理によって特別赤のCMYK値が書き換えられていれば、RGBデータ中の特別赤の箇所は、ユーザによって指定された色番号によって示されるCMYK値に変換される。一方、特別赤変更処理によって特別赤のCMYK値が書き換えられていなければ、CPU11は、S202にて選択されたカラープロファイル24をそのまま使用して、CMYKデータを生成する。
次に、CPU11は、印刷ジョブにトナーセーブモードが指定されているか否かを判断する(S212)。トナーセーブモードが指定されていると判断した場合(S212:YES)、CPU11は、S211にて生成したCMYKデータに対して、全体に濃度を低下させる(S213)。S213の後、または、トナーセーブモードが指定されていないと判断した場合(S212:NO)、CPU11は、CMYKデータにディザ処理を施し、2値化した印刷データを生成する(S214)。
CPU11は、S214にて生成した印刷データを画像形成部15に渡し、印刷を実行させる(S215)。S215は、印刷処理の一例である。さらに、CPU11は、複製のカラープロファイル24を削除して(S216)、印刷処理を終了する。これにより、今回の印刷に使用したカラープロファイル24の複製は、以後の印刷には使用されない。例えば、特別赤の利用の有無は、印刷ジョブごとに異なる可能性が高い。CPU11は、カラープロファイル24の複製に対して印刷ジョブに応じた補正や書き換えを行い、印刷ジョブの印刷後にはその複製を削除するので、印刷ジョブごとにユーザの好みが反映された印刷物を作成できる。
以上、詳細に説明したように、本形態のプリンタ1は、特別赤の選択用として、複数の色のパッチを含むカラーチャートを印刷して、カラーチャートから選択されたユーザの好みの色の情報をメモリ12に記憶する。さらに、プリンタ1は、RGBデータに基づく印刷を行う際に、メモリ12に記憶されている色の情報を用いて、RGB値をCMYK値に変換して印刷に使用する。従って、プリンタ1は、特別赤をユーザの好みにあった色合いで印刷した印刷物を出力できる。
さらに、本形態では、プリンタ1が特別赤の情報を記憶して、記憶している情報を用いて印刷することができるので、印刷ジョブを生成するプリンタドライバ等に依存せず、様々な印刷にて特別赤を利用することができる。また、トナーや用紙の変更などプリンタ1の都合で色合いが変化した場合でも、プリンタ1に記憶されている情報を変更するのみでよいので、手間が少ない。
さらに、本形態では、特別赤を利用するか否かの指定を受け付けるので、特別赤を利用しない印刷を行うことも可能になり、利便性が向上する。また、特別赤を利用するか否かの指定を、プリンタ1で受け付けることも、PC3等のプリンタドライバ31にて受け付けることもできるので、ユーザの利便性がさらに向上する。特に、PJLデータを含まない印刷ジョブでは、プリンタ1で受け付けた設定が有効になるので、プリンタドライバを使用しない印刷ジョブでも特別赤を利用することができる。一方、印刷ジョブにPJLデータが含まれていれば、印刷ジョブの設定がプリンタ1の設定よりも優先されるので、印刷ジョブの作成時の意図に従った印刷を行わせることができる。
さらに、本形態では、カラープロファイル24の複製を作成して複製を書き換えるので、他の印刷ジョブの印刷には影響がない。また、特別赤の指定を受け付けた場合に最新の情報をメモリ12に記憶し、特別赤の利用時にはメモリ12から情報を読み出して使用するので、常に最新の情報を利用でき、ユーザの好みにあった印刷を確実に行うことができる。また、カラープロファイル24の補正が必要な場合、先に補正を行い、その後に特別赤に関する処理を実行するので、特別赤の設定を補正よりも優先することができる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。従って本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、プリンタ1は、印刷単機能のものに限らず、複合機、複写機、FAX装置等、カラー印刷機能を備えるものであれば適用可能である。また、プリンタ1に印刷ジョブを送信する装置は、PC3に限らず、スマートフォン、タブレットコンピュータ、サーバコンピュータでも良い。また、プリンタ1での印刷対象となる画像データは、PC3等から送信される印刷ジョブに限らず、スキャナ、クラウドサーバ、USBメモリ等から取得した画像データであっても良い。また、プリンタ1には、複数のPC等が接続されていても良い。
また、本形態では、PJLデータに特別色に関するコマンドが含まれる場合、プリンタ1での設定に関わらず、PJLデータでの指定を優先するとしたが、これに限らない。例えば、プリンタ1にて特別色の番号指定を受け付けていない場合に限り、PJLデータのコマンドを利用するとしても良い。また、プリンタ1にて、PJLデータのコマンドを優先するか否かの設定を受け付けても良い。
また、本形態では、プリンタ1は、特別赤設定をオフとする指示を受け付けるとしたが、受け付けなくても良い。また、プリンタ1は、例えば、番号指定として所定の範囲外の色番号の入力を受け付けた場合、特別赤設定をオフとするとしても良い。
また、本形態では、PJLデータに含まれるコマンドは色指定コマンドまたは初期値コマンドであり、プリンタの設定に従う場合にはコマンドが付加されないとしたが、例えば、プリンタの設定に従う指示を示すコマンドが有っても良い。この場合、プリンタ1は、コマンドに基づいて、プリンタの設定に従って処理を行う。また、印刷ジョブのPJLデータに色指定コマンドまたは初期値コマンドを含ませることが可能であるとしたが、これらのコマンドは無くても良い。印刷ジョブのコマンドが無くても、プリンタ1にて特別色に関する設定が可能であることから、ユーザは、特別色を好みの色で印刷させることができる。
また、本形態では、印刷ジョブの印刷時にはカラープロファイル24の複製を作成し、印刷後に複製のカラープロファイル24を削除するとしたが、これに限らない。カラープロファイル24の補正や書き換えが必要か否かを先に判断し、必要と判断した場合に限り複製を作成するとしても良い。また、複製を削除せず、次回の印刷時に複製を上書きするとしても良い。また、例えば、特別赤に関するユーザの新たな指定を受け付けていない間は、複製を保持して再利用するとしても良い。例えば、同時に選択された複数の画像を連続して印刷する場合には、複製を再利用するとしても良い。
また、本形態では、特別赤についての処理を説明したが、プリンタ1は、特別赤以外の特別色についても同様の処理を行っても良い。また、特別色とするRGB値のユーザによる指定を受け付けても良い。その場合、カラーチャートの印刷指示を受け付けた際に、プリンタ1は、指定されたRGB値に対応するデフォルトのCMYK値に基づいて、CMYKの各値を所定のルールで変更したカラーチャートデータ23を作成して印刷しても良い。また、プリンタ1は、複数の特別色について設定を受け付けても良い。その場合、プリンタ1は、特別色番号25や特別色変換設定26として、複数の特別色について、色ごとに情報を記憶するとよい。
また、例えば、本形態では、各カラープロファイル24中の特別赤はすべてカラーチャートに含まれているとしたが、含まれていなくても良い。また、カラーチャートには、各カラープロファイル24中の特別赤の初期値を示す情報が付加されていても良い。
また、本形態のプリンタ1は、CMYKの4色の着色剤を用いて印刷するとしたが、これに限らない。本発明は、例えば、CMYの3色の着色剤を用いる装置や、5色以上の着色剤を用いる装置にも適用可能である。このような装置であっても、特別色のRGB値を選択されたCMYK値またはCMY値に変換することで、ユーザの好みの特別色で印刷することができる。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 プリンタ
11 CPU
12 メモリ
13 ユーザIF
15 画像形成部

Claims (13)

  1. カラー印刷が可能な印刷デバイスと、
    ユーザインタフェースと、
    メモリと、
    を備えるプリンタであって、
    前記プリンタは、
    特定のRGB値である特定色について、複数の選択色から構成されるカラーチャートを、前記印刷デバイスを用いて印刷するカラーチャート出力処理を実行し、前記カラーチャートは、前記特定色に類似する複数の類似色を前記複数の選択色とし、
    さらに前記プリンタは、
    前記カラーチャートの前記複数の選択色のうちの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、選択された選択色の情報である選択色情報を、前記メモリに記憶する選択処理を実行し、
    さらに前記プリンタは、RGB値で示される画像データに基づく印刷を行う場合、
    前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報に対応するCMY値に変換する特定色変換処理と、
    CMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷する印刷処理と、
    を実行し、
    前記画像データを含む印刷ジョブには、前記選択色情報を無効にする色変換無効データが含まれている場合と含まれていない場合とがあり、
    さらに前記プリンタは、
    前記選択色情報に対応するCMY値への変換を有効にするか無効にするかを設定する設定処理を実行し、
    前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されている場合、または、前記設定処理にて前記選択色情報に対応するCMY値への変換を有効にする設定がなされており、かつ前記印刷ジョブに前記色変換無効データが含まれていない場合、前記特定色変換処理を実行し、前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されていない場合、または、前記印刷ジョブに前記色変換無効データが含まれている場合、前記特定色変換処理を実行せず、前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報を用いずにCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. カラー印刷が可能な印刷デバイスと、
    ユーザインタフェースと、
    メモリと、
    を備えるプリンタであって、
    前記プリンタは、
    特定のRGB値である特定色について、複数の選択色から構成されるカラーチャートを、前記印刷デバイスを用いて印刷するカラーチャート出力処理を実行し、前記カラーチャートは、前記特定色に類似する複数の類似色を前記複数の選択色とし、
    さらに前記プリンタは、
    前記カラーチャートの前記複数の選択色のうちの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、選択された選択色の情報である選択色情報を、前記メモリに記憶する選択処理を実行し、
    さらに前記プリンタは、RGB値で示される画像データに基づく印刷を行う場合、
    前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報に対応するCMY値に変換する特定色変換処理と、
    CMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷する印刷処理と、
    を実行し、
    前記画像データを含む印刷ジョブには、前記選択色情報の利用を無効にする色変換無効データが含まれている場合と含まれていない場合とがあり、
    さらに前記プリンタは、
    前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されている場合、または、前記印刷ジョブに前記色変換無効データが含まれていない場合、前記特定色変換処理を実行し、前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されていない場合、または、前記印刷ジョブに前記色変換無効データが含まれている場合、前記特定色変換処理を実行せず、前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報を用いずにCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載するプリンタにおいて、
    前記メモリには、RGB値とCMY値とを対応付けるカラープロファイルが記憶されており、
    前記プリンタは、
    前記カラープロファイルを用いて、前記画像データをRGB値からCMY値に変換するCMY変換処理を実行し、前記印刷処理では、前記CMY変換処理にてCMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷し、
    さらに前記プリンタは、
    前記特定色変換処理では、前記カラープロファイルのうち前記特定色のRGB値に対応するCMY値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報によって示される選択色に対応付けられたCMY値に書き換え、
    前記CMY変換処理では、前記特定色変換処理によって書き換え後の前記カラープロファイルを用いて、RGB値の前記画像データをCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  4. 請求項3に記載するプリンタにおいて、
    前記プリンタは、
    前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されている場合、前記特定色変換処理にて前記カラープロファイルを書き換えてから前記CMY変換処理を実行し、前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されていない場合、前記特定色変換処理による前記カラープロファイルの書き換えを行うことなく前記CMY変換処理を実行する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するプリンタにおいて、
    前記プリンタは、
    前記カラーチャート出力処理では、RGBの各値が0か最大値のいずれかである前記特定色について、前記カラーチャートを前記印刷デバイスを用いて印刷する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  6. カラー印刷が可能な印刷デバイスと、
    ユーザインタフェースと、
    メモリと、
    を備えるプリンタであって、
    前記プリンタは、
    特定のRGB値である特定色について、複数の選択色から構成されるカラーチャートを、前記印刷デバイスを用いて印刷するカラーチャート出力処理を実行し、前記カラーチャートは、前記特定色に類似する複数の類似色を前記複数の選択色とし、
    さらに前記プリンタは、
    前記カラーチャートの前記複数の選択色のうちの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、選択された選択色の情報である選択色情報を、前記メモリに記憶する選択処理を実行し、
    さらに前記プリンタは、RGB値で示される画像データに基づく印刷を行う場合、
    前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報に対応するCMY値に変換する特定色変換処理と、
    CMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷する印刷処理と、
    を実行し、
    前記メモリには、RGB値とCMY値とを対応付けるカラープロファイルが記憶されており、
    さらに前記プリンタは、
    前記カラープロファイルを用いて、前記画像データをRGB値からCMY値に変換するCMY変換処理を実行し、前記印刷処理では、前記CMY変換処理にてCMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷し、
    さらに前記プリンタは、
    前記特定色変換処理では、前記カラープロファイルを複製し、前記メモリに記憶された前記選択色情報によって示される選択色を読み出し、複製された前記カラープロファイルのうち前記特定色のRGB値に対応するCMY値を、読み出された前記選択色情報によって示される選択色に対応付けられたCMY値に書き換えた、書き換え後のカラープロファイルを一時的に作成し、
    前記CMY変換処理では、書き換え後の前記カラープロファイルを用いて、RGB値の前記画像データをCMY値に変換し、CMY値への変換後、書き換え後の前記カラープロファイルを利用しない、
    ことを特徴とするプリンタ。
  7. カラー印刷が可能な印刷デバイスと、
    ユーザインタフェースと、
    メモリと、
    を備えるプリンタであって、
    前記プリンタは、
    特定のRGB値である特定色について、複数の選択色から構成されるカラーチャートを、前記印刷デバイスを用いて印刷するカラーチャート出力処理を実行し、前記カラーチャートは、前記特定色に類似する複数の類似色を前記複数の選択色とし、
    さらに前記プリンタは、
    前記カラーチャートの前記複数の選択色のうちの1つの選択を、前記ユーザインタフェースを介して受け付け、選択された選択色の情報である選択色情報を、前記メモリに記憶する選択処理を実行し、
    さらに前記プリンタは、RGB値で示される画像データに基づく印刷を行う場合、
    前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報に対応するCMY値に変換する特定色変換処理と、
    CMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷する印刷処理と、
    を実行し、
    前記メモリには、RGB値とCMY値とを対応付けるカラープロファイルが記憶されており、
    さらに前記プリンタは、
    前記カラープロファイルを用いて、前記画像データをRGB値からCMY値に変換するCMY変換処理を実行し、前記印刷処理では、前記CMY変換処理にてCMY値に変換された前記画像データに示される画像を、前記印刷デバイスを用いて印刷し、
    さらに前記プリンタは、
    印刷条件に応じて、RGB値の前記画像データをCMY値に変換する前に前記カラープロファイルを補正する補正処理を実行し、前記補正処理の実行が完了した後に前記特定色変換処理を実行し、
    前記特定色変換処理では、補正後の前記カラープロファイルのうち前記特定色のRGB値に対応するCMY値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報によって示される選択色に対応付けられたCMY値に書き換え、
    前記CMY変換処理では、前記特定色変換処理によって書き換え後の前記カラープロファイルを用いて、RGB値の前記画像データをCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  8. 請求項6または請求項7に記載するプリンタにおいて、
    前記プリンタは、
    前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されている場合、前記特定色変換処理にて前記カラープロファイルを書き換えてから前記CMY変換処理を実行し、前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されていない場合、前記特定色変換処理による前記カラープロファイルの書き換えを行うことなく前記CMY変換処理を実行する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか1つに記載するプリンタにおいて、
    前記プリンタは、
    前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されている場合、前記特定色変換処理を実行し、前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されていない場合、前記特定色変換処理を実行せず、前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報を用いずにCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  10. 請求項9に記載するプリンタにおいて、
    前記プリンタは、
    前記選択色情報に対応するCMY値への変換を有効にするか無効にするかを設定する設定処理を実行し、
    前記設定処理にて前記選択色情報に対応するCMY値への変換を有効にする設定がなされている場合、前記特定色について前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されているものとして前記特定色変換処理を実行する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  11. 請求項10に記載するプリンタにおいて、
    前記画像データを含む印刷ジョブには、前記特定色に対応するCMY値を示す情報を指定する色指定データが含まれている場合と含まれていない場合とがあり、
    前記プリンタは、
    前記設定処理にて前記選択色情報に対応するCMY値への変換を有効にする設定がなされており、かつ前記印刷ジョブに前記色指定データが含まれていない場合、前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されているものとして前記特定色変換処理を実行し、前記印刷ジョブに前記色指定データが含まれている場合、前記特定色変換処理を実行せず、前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記色指定データによって指定される前記情報に対応するCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  12. 請求項9に記載するプリンタにおいて、
    前記画像データを含む印刷ジョブには、前記特定色に対応するCMY値を示す情報を指定する色指定データが含まれている場合と含まれていない場合とがあり、
    前記プリンタは、
    前記印刷ジョブに前記色指定データが含まれていない場合、前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されているものとして前記特定色変換処理を実行し、前記印刷ジョブに前記色指定データが含まれている場合、前記特定色変換処理を実行せず、前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記色指定データによって指定される前記情報に対応するCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  13. 請求項9に記載するプリンタにおいて、
    前記画像データを含む印刷ジョブには、前記選択色情報の利用を無効にする色変換無効データが含まれている場合と含まれていない場合とがあり、
    前記プリンタは、
    前記印刷ジョブに前記色変換無効データが含まれていない場合、前記選択処理にて選択された選択色での印刷が指定されているものとして前記特定色変換処理を実行し、前記印刷ジョブに前記色変換無効データが含まれている場合、前記特定色変換処理を実行せず、前記画像データに含まれる前記特定色のRGB値を、前記メモリに記憶された前記選択色情報を用いずにCMY値に変換する、
    ことを特徴とするプリンタ。
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