JP7600733B2 - 給紙装置、および画像形成システム - Google Patents
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Description
前記給紙トレイ上で移動可能であり前記給紙トレイ上の前記用紙束の端部を規制する規制板と、
前記用紙束から用紙を順次給紙し、下流側の搬送路に送り出す給紙部と、
前記規制板の位置を検出する規制板位置検出部と、
用紙種類、および用紙特性の少なくとも一方が含まれる用紙情報を取得する用紙情報取得部と、
前記規制板位置検出部により検出した位置情報と、前記用紙情報取得部により取得した前記用紙情報に基づいて、前記規制板の位置が適正か否かを判定する判定部と、
を備える給紙装置。
前記判定部は、さらに、前記環境検出部が検出した環境情報に基づいて、前記規制板の位置が適正か否かを判定する、上記(1)に記載の給紙装置。
前記判定部は、前記ジャム情報取得部が取得したジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、および用紙の前記用紙情報に関連付けて記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記記憶部に記憶させた前記ジャム履歴から、前記規制板の位置が適正か否かを判定する、上記(1)に記載の給紙装置。
さらに、前記給紙部による給紙時および/または前記搬送路を搬送している時の用紙のジャムの発生情報を取得するジャム情報取得部と、を備え、
前記判定部は、前記ジャム情報取得部が取得したジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、および用紙の前記用紙情報、ならびに前記環境情報に関連付けて記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記記憶部の前記ジャム履歴から、前記規制板の位置が適正か否かを判定する、上記(1)に記載の給紙装置。
前記判定部は、前記判定テーブルを参照し、前記規制板の位置が適正範囲に含まれる場合に、前記適正であると判定する、上記(1)に記載の給紙装置。
前記判定部は、前記ジャム情報取得部が取得したジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、および用紙の前記用紙情報に関連付けて前記記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記判定部は、前記記憶部の前記ジャム履歴から、前記判定テーブルの前記適正範囲を更新し、更新後の該適正範囲から適正か否かを判定する、上記(8)に記載の給紙装置。
前記給紙部による給紙時および/または前記搬送路を搬送している時の用紙のジャムの発生情報を取得するジャム情報取得部と、を備え、
前記判定部は、ジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、および用紙の前記用紙情報、ならびに前記環境情報に関連付けて記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記判定部は、前記記憶部の前記ジャム履歴から、前記判定テーブルの前記適正範囲を更新し、更新後の該適正範囲から適正か否かを判定する、上記(8)に記載の給紙装置。
前記ジャム履歴は、ジャムの発生情報から、前記一対の規制板の間隔が狭いことに起因する第1類のジャムと、広いことに起因する第2類のジャムに分類して、前記ジャム履歴として記憶する、上記(9)から上記(11)のいずれかに記載の給紙装置。
前記判定部は、前記適正範囲を、受け付けた前記補正量で補正した補正後の適正範囲により、適正か否かを判定する、上記(8)から上記(13)のいずれかに記載の給紙装置。
前記調整機構をユーザーが操作することにより前記規制板は移動、および固定が可能である、上記(1)から上記(14)のいずれかに記載の給紙装置。
前記規制板は、用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部を規制する一対の規制板であり、前記通知部では、前記規制板の位置が、適正範囲内よりも狭い場合には、前記一対の規制板の間隔を広げる旨のガイド情報を通知し、
前記規制板の位置が、適正範囲内よりも広い場合には、前記一対の規制板の間隔を狭める旨、または前記載置板への用紙束の再セットを促す旨のガイド情報を通知する、上記(16)に記載の給紙装置。
ユーザーが前記調整機構により前記規制板を動かすことで、前記規制板の位置が、前記適正範囲内から範囲外になった時、または範囲外から範囲内になった時に、前記判定結果をユーザーに通知する、上記(16)に記載の給紙装置。
前記判定部が、前記規制板の位置が適正でないと判定した場合に、前記エアー圧力生成部の出力を変更する、上記(1)から上記(20)のいずれかに記載の給紙装置。
画像形成部を含み、前記給紙装置から給紙され、搬送路に搬送された用紙に画像形成する画像形成装置と、
を備える画像形成システム。
画像形成システム1000は、図1に示すように、給紙装置20、画像形成装置30、後処理装置40、および外付けのメディア検知装置50を備える。用紙90の搬送方向に沿って、給紙装置20、画像形成装置30、および後処理装置40を、この順で接続している。
給紙装置20は、図1に示すように複数の給紙トレイ250a、250b、250cを備え、これらは、収納した用紙束の四辺を規制する規制板を備える。以下、これらを総称して給紙トレイ25ともいう。給紙トレイ250aは、捌きローラーにより収納した用紙束の最上位の用紙を1枚ずつ給紙、搬送するローラー搬送方式の給紙トレイである。給紙トレイ250bも給紙トレイ250aと同じ構成を備えるローラー搬送方式の給紙トレイである。給紙トレイ250cは、エアー搬送方式の給紙トレイであり、ファンが形成したエアフローにより、用紙束から最上位の用紙を分離し、小さい穴が複数空いた内部が負圧となった吸着ベルトにより分離した用紙を給紙する。これらの給紙トレイの構成については後述する。なお、図1等に示す給紙トレイ250の構成はあくまでも例示であり、給紙装置20は、任意の個数のローラー搬送方式またはエアー搬送方式の給紙トレイ250を備えることができる。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリーを有する。CPUは、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、給紙装置20の各機能は、それに対応するプログラムをCPUが実行することにより発揮される。メモリーは、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリーには、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。
ここで、図3、および図4を参照してローラー方式の給紙トレイ250aの構成について説明する。図3(a)、(b)は、それぞれ給紙トレイ250aの側面図、および上面図である。なお、給紙トレイ250bの構成は、給紙トレイ250aと同じであり説明を省略する。
図4は、給紙トレイ250aの内部構成を示す模式図である。図3(b)との比較において、この図4では、載置板251や用紙90の表示を省略している。規制板252a~252dのうち、搬送方向の下流側の規制板252aは筐体256に固定配置される。その他の規制板252b~252dは、調整機構254(調整機構254x、254y)を介して筐体256に固定、保持される。
規制板位置検出部231は、光学センサー、あるいは機械的センサー、等により構成される。例えば、光学センサーの場合、規制板の近傍にCCDを配置し、規制板の位置を直接光学的に検出する。また機械的センサーの場合は、規制板に連結したラック等の移動をピニオン等の回転量に変換して検出することが可能である。規制板252b、および/または規制板252dのY方向の調整位置(固定位置)を検出することで、これらの規制板252b、252dの内側面間の隙間、すなわち幅方向の長さL1(以下、規制板位置ともいう)を検出できる。
次に図5を参照し、エアー搬送方式の給紙トレイ250cについて説明する。なお、エアー搬送方式の給紙トレイ250cにおいては、同図に示す以外の各構成、例えば、規制板252a~252dの調整機構254、および規制板位置検出部231の構成は、図4で説明した構成と同等であり説明を省略する。
搬送部26は、搬送路に配置した複数の搬送ローラー(搬送ローラー261等)と駆動モータ(図示せず)を備え、給紙装置20の各給紙トレイ250から給紙された用紙を、給紙装置20内の搬送路を経由して、画像形成装置30に搬送する。
再び図1、図2を参照する。画像形成装置30は、制御部31、記憶部32、画像形成部33、各種センサーS11~S1x、操作表示部34、給紙トレイ350、搬送部36、および通信部39を備える。
後処理装置40は後処理部、搬送路、および排紙トレイを備える。後処理部は、ステイプル処理、裁断処理、穿孔処理(パンチ穴)、等の処理を、画像形成装置30から搬送された用紙90に施す。また、後処理装置40は、これらの構成要素の他に、制御部、記憶部、および通信部(何れも図示せず)を備え、これらは信号をやり取りするためのバス等の信号線を介して相互に接続される。
メディア検知装置50は、紙厚検出部、坪量検出部、表面性検出部、含水率検出部、等で構成される(いずれも図示せず)。図1に示す例では、外付タイプの装置であるが、画像形成装置30の搬送路を測定領域とするように構成した内蔵タイプの装置としてもよい。外付けタイプの場合には、ユーザーが、ハンドキャリーした用紙90を測定器の通紙領域に挿入し、装置本体、または画像形成装置30の操作表示部34の測定開始ボタンを操作することで用紙90の用紙特性を測定する。
紙種、坪量の判別は、基本的には以下に説明するようにメディア検知装置50が測定した用紙特性の測定結果を用いて行うが、ユーザーが操作表示部34等を通じて手動で入力するようにしてもよい。この場合は、ユーザーは、例えば、用紙90のパッケージに記載されている情報を参照し、入力できる。
坪量区分の例としては、下記の5区分がある。なお、区分数、範囲はあくまでも例示であり、これよりも多い区分、例えば、60未満から351以上の範囲で、12区分としてもよい。
~59g/m2
60~90 g/m2
91~209 g/m2
210~256 g/m2
257 g/m2~
算出した坪量は正規分布に従い、所定の標準偏差でばらつくと仮定し、各区分の確率を判定する。例えば、いずれかの区分の中央に近い場合には、その区分確率は高く、100%に近くなる。一方で、区分の中央から遠い程、すなわち境界に近いほど、確率は低くなる。区分確率は、「坪量区分スコア」として、出力される。
次に、図7を参照し、規制板位置の判定処理について説明する。図7は、第1の実施形態における規制板の位置の判定処理を示すフローチャートである。以下においては、給紙装置20の制御部21が主体となり、給紙トレイ250の幅方向の規制板252b、252dの位置(図3の隙間長さL1)が適正範囲内か否かを判定する場合について説明する。なお、これに限られず、搬送方向の規制板252cの位置が適正か否かを判定するようにしてもよい。また、画像形成システム1000全体の処理として、制御部31が主体となり、制御部21と協働することで画像形成装置30の給紙トレイ35、または給紙装置20の給紙トレイ250の幅方向、または搬送方向の規制板の位置が適正か否かを判定するようにしてもよい。
制御部21は、いずれかの給紙トレイ250に関して、規制板位置の適正を判定する判定タイミングか否かを判定する。ここでは判定タイミングになるまで、待機し(NO)、判定タイミングになれば(YES)、処理をステップS102に進める。判定タイミングの判定は、給紙中、すなわちプリント中(画像形成中)であっても、プリント開始の前(開始指示の後)であってもよい。また、判定タイミングが是(YES)になる他の例としては、(1)用紙補給等の際に、ユーザーにより給紙トレイ250が給紙装置20の本体から引き出され、その後、セット(装填)されたタイミング、(2)ユーザーによりマニュアル入力により紙種情報の設定がなされたタイミング、(3)メディア検知装置50の測定結果を用いて紙種情報の設定がなされたタイミング、(4)ジャムのリカバリー処理後で再スタートするまでのタイミング、および(5)ジャムの発生頻度、発生回数が所定値以上となったタイミング(後述の実施形態(図22等))がある。
制御部21は、判定の対象となる給紙トレイ250(例えばトレイ3(給紙トレイ250a))に関し、規制板位置検出部231の出力値により規制板252b、252dの位置(L1)を検出する。
制御部21は、対象の給紙トレイ250に載置している用紙90の用紙情報、および用紙サイズを、記憶部22、または記憶部32から読み出す。ここで読み出す用紙情報には、用紙種類、および坪量が含まれる。
制御部21の判定部211は、記憶部22に予め記憶されている判定テーブルを参照し、ステップS104で取得した用紙情報において、ステップS102で取得した規制板位置が適正範囲であるか否かを判定する。具体的には、適正範囲内か適正範囲外を判定し、さらに適正範囲外であれば、適正範囲よりも狭いか広いかを判定する。
図9は、第2の実施形態における規制板の位置の判定処理を示すフローチャートである。第2の実施形態においては、以下に示すように、さらに環境情報と補正量を加味して、判定処理を行う。
制御部21は、ステップS200~S204を実行し、規制板の位置、および用紙情報を取得する。これらの処理は、図7のステップS100~S104にそのまま対応する処理であり、説明を省略する。
制御部21は、環境情報を取得する。この環境情報は、温湿度センサー27が検知する装置内部の湿度情報である。
制御部21は、記憶部22に記憶している補正量を取得する。この補正量は、予めユーザーが操作表示部34を通じて設定したものである。この補正量の適用場面は、例えば、適正範囲内にある場合であっても、規制板が狭い場合に発生する給紙不良や、規制板が広い場合に発生する用紙が斜めに搬送されることに起因する、画像曲り等の給紙不良が発生した場合に、ユーザーは、補正量を設定することにより、これらの給紙不良が発生しづらくなる方向に適正範囲をシフトさせる。この補正量は、以下に説明する設定画面等により設定できる。
制御部21の判定部211は、記憶部22に予め記憶されている判定テーブルを参照し、ステップS204~S208で取得した用紙情報および環境情報(以下、これらを「対象条件」ともいう)、ならびに補正量の条件下において、ステップS202で取得した規制板位置が適正範囲内であるか否かを判定する。
制御部21は、ステップS210の判定結果が適正範囲内であれば処理をステップS214に進め、適正範囲外で狭い側であれば処理をステップS216に進め、広い側であれば処理をステップS218に進める。なお、例外処理として、判定テーブルに一致する用紙情報等の対象条件がない場合には、適正範囲内か否かの判定はスキップし、適正範囲内であると見做し、このステップS212では、処理をステップS214に進める。
通知部212は、ステップ214~S218の通知を行い、図9の処理を終了する(エンド)。この通知は、以下に説明するように通信部29と協働することで制御部31を介して操作表示部34により判定結果をユーザーに通知する。なお、通知部212は、操作表示部34とともに、あるいはこれに代えて表示部24のLEDにより、適正範囲内、または範囲外であることを示すようにしてもよい。
次に、図15から図19を参照し、第3の実施形態における規制板の位置の判定処理について説明する。
ここでは、画像形成装置30の制御部31は、スタートボタンが押される等の開始指示により、印刷ジョブに応じたプリントをスタートさせる。
制御部31は、プリント終了したか否か、例えば、印刷ジョブの最終頁を印刷した用紙90が排出され、画像形成システム1000のプリント動作が停止したか否かにより判定する。プリントが終了すれば(YES)、処理を終了し(エンド)、終了していなければ、処理をステップS304に進める。
制御部31、および制御部21は協働して、用紙90のジャムが発生したか否かを判定し、発生すれば(YES)、処理をステップS306に進め、未発生(NO)であれば処理をステップS302に戻す。制御部21は、センサーS2、S4、S5の出力により、所定タイミングで用紙90の有無を検知する/しないにより、給紙装置20内でジャムが発生したことを判定する。また制御部31は、搬送路に配置したセンサー11-1xの出力により画像形成装置30内でジャムが発生したことを判定する。なお、ラインセンサーであるセンサーS11により、用紙90の斜行、片寄り量を検出し、閾値(許容幅)よりも大きい場合には、搬送不良が発生したと見做して、ジャムをカウントするようにしてもよい。
制御部21は、ステップS308~S312を実行し、規制板の位置、用紙情報、および環境情報を取得する。これらの処理は、図9のステップS202~S206にそのまま対応する処理であり、説明を省略する。
ここでは、制御部21は、ステップS304で発生したジャムの分類、およびジャム履歴データへの蓄積処理を行う。図16は、この分類および蓄積処理(ステップS314)を示すサブルーチンフローチャートである。
制御部21は、発生したジャムが、給紙ジャム(未給紙ジャム)であるか否かを判定する。またエアー搬送方式の給紙トレイ250cであれば、さらに未吸着ジャムであるか否かを判定する。ここで「未給紙ジャム」とは、給紙を開始してから所定時間内に用紙90が給紙されないことをセンサーS2(図3(a)参照)により検出した場合である。「未吸着ジャム」とは、給紙を開始してから所定時間内に給紙ベルト35aに用紙90が吸着されないことをセンサーS4(図5参照)により検出した場合である。
制御部21は、発生したジャムが、用紙片寄り、または用紙曲りジャムか否かを判定する。これは画像形成装置30の制御部31が搬送路に配置したラインセンサーであるセンサーS11により、閾値(許容幅)よりも大きい用紙90の斜行、片寄り量を検出した場合である。実際に用紙90の搬送路内での詰まりによる停止が発生しない場合にもジャムが発生したと判定する。この制御部31による判定結果は、制御部21に送られる。
制御部21は、ステップS404では、発生したジャムを第1類(狭すぎる)と判定(分類)し、ステップS406では、第2類(広すぎる)と判定(分類)し、ジャム履歴データに蓄積する。
制御部21は、ステップS304で発生したジャムを、ジャム履歴に蓄積しない。これは、給紙トレイ250上の規制板の位置の調整の適否に関連しないジャムと推定されるからである。以上で図16の処理を終了し、メインフローの図15に戻り、ステップS316以下の処理を行う。
ここでは、制御部21は、ステップS314で蓄積、更新したジャム発生回数が閾値(例えば2回)を超えたか否かを判定する。図17に示す例では、ステップS404の処理では、3回となり、閾値の2回を超えたので(YES)、処理をステップS318に進める。一方で、閾値を超えていなければ処理を終了する(エンド)。
ここでは、制御部21は、ステップS316での判定に基づいて、判定テーブルの更新処理を行う。図18は、この更新処理(ステップS318)を示すサブルーチンフローチャートである。
制御部21は、ステップS314で判定したジャムの分類が、第1類か第2類かを判定する。第1類のジャム(狭すぎる)であれば処理をステップS502に進め、第2類のジャム(広すぎる)であれば処理をステップS506に進める。
ここでは、制御部21は修正値を算出する。具体的にはステップS404で蓄積した区分の規制板位置の区分上限値(最大値)に対して所定値、例えば規制板位置検出部23の分解能に等しい0.1mmを加算し、修正後の値を算出する。例えば図17に示した例であれば、区分上限値「451.0」(図17では矩形破線d1で示す)に対して0.1mmを加算した451.1mmとなる。
ここでは、制御部21は、該当する対象条件(紙種情報、環境情報)の適正範囲の下限値を、ステップS502で算出した修正値で更新する。図19は、更新処理が適用される判定テーブルを示す図である。この図19は図14に対応する。
ステップS502と同様に、ここでは、制御部21は修正値を算出する。具体的にはステップS406で蓄積した区分の規制板位置の区分下限値(最小値)に対して所定値、例えば0.1mmを減算し、修正後の値を算出する。例えば図17に示した例であれば、区分下限値「451.7」(図17では矩形破線d2で示す)に対して0.1mmを減算した451.6mmとなる。
図19に示すように、ここでは制御部21は、ステップS406の区分と同じ対象条件(トレイ3、SRA3、普通紙、257以上、中湿度)に対して修正値(451.6)で上限値を更新する。更新した判定テーブルは、記憶部22に記憶される。以上で図18の処理を終了し、メインフローの図15に戻る。以降は、更新後の判定テーブルを用いて、図7、または図9の判定処理を実行する。
(変形例1)ジャム発生回数により規制板の位置が適正範囲内か判定してもよい。上述の第3の実施形態においては、ジャム履歴データ(図17)においては、ジャム発生回数が閾値以上になることで判定テーブルを更新したが、変形例1においては、直接的に適正範囲外であると判定する。例えば、閾値回数以上のジャムが発生した場合には、すなわち、図15のステップS316でYESの場合には、現時点の規制板位置は、適正範囲外であると判定する。また、適正範囲外と判定した場合に、発生したジャムの分類に応じて、狭い側、または広い側かを判定するようにしてもよい。
図20は、第4の実施形態における規制板の位置調整時の判定処理を示すフローチャートであり、図21は、判定結果の通知画面の例である。以下、これらの図20、図21を参照し、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態においては、図12、図13のような通知をユーザーに行った場合、その後のユーザーによる規制板位置の調整状態をリアルタイムに示すものである。
制御部21は、給紙トレイ250が引き出された場合には、処理をステップS602に進める。給紙装置20の本体から給紙トレイ250が引き出されたこと、および再びセット(装填)されたことは、センサーS3(図3(a)参照)により検知できる。
前回の適正範囲判定結果を取得する。判定結果には「NG(範囲外)」と「OK(範囲内)」がある。これは後述のステップS618で記憶されたものである。ステップS618を経由していない場合、例えば電源投入直後では、初期値として「NG」の判定結果が記憶されている。
制御部21は、ステップS600で引き出された対象の給紙トレイ250が再び本体にセットされれば(YES)、処理を終了する(エンド)。一方で、セットされていなければ(NO)、処理をステップS606に進める。
制御部21は、規制板位置検出部23により、対象の給紙トレイ250上の規制板252の位置を検出し、位置の変化があれば(YES)、処理をステップS608に進める。具体的には、ユーザーが調整機構254(図4参照)により規制板252の動かすことにより、規制板252の位置が変化する。一方で、変化がなければ(NO)、処理をステップS604に戻す。
制御部21は、ステップS606で検出した規制板位置情報を取得するとともに、用紙情報、および環境情報を取得し、適正範囲の判定処理を行う。このステップS608~S614の処理は、図9で示したステップS202~S210(S208を除く)の処理と同様である。判定テーブルを参照し、規制板位置が適正範囲内か否かを判定する。
制御部21は、ステップS614の判定結果(NGまたはOK)と、ステップS602で取得した判定結果とを比較し、結果が異なり変化があった場合(YES)、処理をステップS618に進め、変化がなければ(NO)、処理をステップS604に戻す。
ここでは、制御部21は、変化した後の状態、すなわち、ステップS614の判定結果を記憶部22に記憶する。
制御部21は、ステップS616での判定で、OKからNGへの変化であれば(YES)、処理をステップS622に進め、反対にNGからOKへの変化であれば(NO)、処理をステップS624に進める。
ここでは、制御部21は、通知部212により、ユーザーに適正範囲外である旨を通知する。例えば、通知部212により、画像形成装置30の操作表示部34を介して、ユーザーに、適正範囲外であること通知する。図21は、操作表示部34に表示する操作表示部34に表示した通知画面345の例であり、広い側の適正範囲外である旨を通知している。なお、通知の例としては、現在の調整値を数値として表示するようにしてもよい。また、位置的にユーザーが、給紙トレイ250上の規制板252を調整しながら操作表示部34の画面を確認することが難しい場合には、給紙装置20の各給紙トレイ250近くに設けた表示部24により表示したり、警告音を発したりしてもよい。
ここでは、制御部21は、通知部212により、ユーザーに適正範囲内である旨を通知する。ステップS622と同様に画像形成装置30の操作表示部34を介して、ユーザーに、適正範囲内であること通知する。
図22は、第5の実施形態における規制板の判定タイミングを決定する処理を示すフローチャートである。
制御部21、および制御部31は協働して、ステップS700~S706を実行し、プリントを開始し、実行中のジャム発生を監視し、ジャムが発生すればプリントを停止する。これらの処理は、図15のステップS300~S306にそのまま対応する処理であり、説明を省略する。
ここでは、制御部21は、ステップS704で発生したジャムの分類、およびジャム履歴データへの蓄積処理を行う。この処理は図3のステップS314(図16のサブルーチン)と同様の処理ではあるが、ステップS314と異なり、第1類(狭すぎる)でのみ、取得した対象条件(用紙情報、環境情報)および規制板位置の区分毎にカウントする。このカウントは、印刷ジョブ毎、または給紙トレイ250の抜き差し、もしくは用紙を補充する度にリセットするようにしてもよい。また、別の例として、このうち、環境情報を省略し、用紙情報と規制板位置の区分毎にカウントするようにしてもよい。
制御部21は、ステップS708で蓄積、更新したジャム発生回数が閾値(例えば2回)を超えたか否かを判定する。閾値を超えれば(YES)、処理をステップS712に進める。一方で、閾値を超えていなければ処理をステップS714に進める(エンド)。
制御部21は、適正範囲の判定開始タミングであると判定する。この状態は、図7のステップS100(YES)、図9のステップS200(YES)の状態に相当する。以下は、図7、図9等で示した規制板位置の適正範囲内か否かの判定を行う。
ここでは特に、規制板位置の適正可否の判定処理を開始させず、そのまま終了する(エンド)。
図23は、第6の実施形態における規制板の位置の判定処理を示すフローチャートである。第6の実施形態では、エアー搬送方式の給紙トレイ250cを用いる。
ここでは、画像形成装置30の制御部31は、スタートボタンが押される等の開始指示により、印刷ジョブに応じたプリントをスタートさせる。
印刷ジョブの実行の直前に、制御部21は、このステップS802を実行する。具体的には、制御部21は、ステップS608~S614の処理と同じ処理により、判定テーブルを参照し、給紙トレイ250cの規制板位置が適正範囲内か否かを判定する。
制御部21は、ステップS802の判定結果が適正範囲内であれば処理をステップS806に進め、適正範囲外で狭い側であれば処理をステップS808に進め、広い側であれば処理をステップS810に進める。
規制板位置が、適正範囲内であることから吸着ファンf1を含むエアー圧力生成部の動作条件を通常動作に設定し、この条件で起動させる。以降は、この速度でエアー圧力生成部を動作させて給紙動作を開始し、プリントを実行する。
規制板位置が、適正範囲外で狭い側であることから、吸着ファンf1(図5参照)等のエアー圧力生成部の動作条件を変更する。例えば、吸着ファンf1の風量を+10%増加に設定し、この条件で起動させ、以降は、給紙動作を開始し、プリントを実行する。これにより、通常よりも給紙ベルト35aの吸着力を強くし、未吸着の発生を抑制する。このときに、吸着ファンf1だけでなく、エアー圧力生成部としての他の送風ファンf2を増速したり、向きを変更したり、あるいは送風ファンf3を増速するようにしてもよい。
規制板位置が、適正範囲外で広い側あることから吸着ファンf1を含むエアー圧力生成部の動作条件を変更せず、通常動作に設定し、この条件で起動させる。以降は、この速度でエアー圧力生成部を動作させて給紙動作を開始し、プリントを実行する。
20 給紙装置
21 制御部
211 判定部
212 通知部
22 記憶部
23、231、232 規制板位置検出部
24 表示部
250、250a、250b、250c 給紙トレイ
251 載置板
252、252a、252b、252c、252d 規制板
253 給紙部
2535 吸着ユニット
2536 先端送風部
f1、f2、f3 ファン(エアー圧力生成部)
254 調整機構
255 スライドレール
26 搬送部
261 搬送ローラー
27 温湿度センサー
29 通信部
S1、S2、S3、Sx センサー
30 画像形成装置
31 制御部
32 記憶部
33 画像形成部
34 操作表示部
350 給紙トレイ
353 給紙部
36 搬送部
39 通信部
40 後処理装置
50 メディア検知装置
90 用紙
Claims (21)
- 複数枚の用紙を積層した用紙束を載置する給紙トレイと、
前記給紙トレイ上で移動可能であり前記給紙トレイ上の前記用紙束の端部を規制する規制板と、
前記用紙束から用紙を順次給紙し、下流側の搬送路に送り出す給紙部と、
前記規制板の位置を検出する規制板位置検出部と、
用紙種類、および用紙特性の少なくとも一方が含まれる用紙情報、ならびに用紙サイズを取得する用紙情報取得部と、
前記規制板位置検出部により検出した位置情報と、前記用紙情報取得部により取得した前記用紙情報、および前記用紙サイズに基づいて、前記規制板の位置が適正か否かを判定する判定部と、
を備える給紙装置。 - さらに、環境情報として、装置内部の温度、および/または湿度を検出する環境検出部を備え、
前記判定部は、さらに、前記環境検出部が検出した環境情報に基づいて、前記規制板の位置が適正か否かを判定する、請求項1に記載の給紙装置。 - さらに、前記給紙部による給紙時および/または前記搬送路を搬送している時の用紙のジャムの発生情報を取得するジャム情報取得部を備え、
前記判定部は、前記ジャム情報取得部が取得したジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、用紙の前記用紙情報、および前記用紙サイズに関連付けて記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記記憶部に記憶させた前記ジャム履歴から、前記規制板の位置が適正か否かを判定する、請求項1に記載の給紙装置。 - さらに、環境情報として、装置内部の温度、および/または湿度を検出する環境検出部と、
さらに、前記給紙部による給紙時および/または前記搬送路を搬送している時の用紙のジャムの発生情報を取得するジャム情報取得部と、を備え、
前記判定部は、前記ジャム情報取得部が取得したジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、用紙の前記用紙情報、および前記用紙サイズならびに前記環境情報に関連付けて記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記記憶部の前記ジャム履歴から、前記規制板の位置が適正か否かを判定する、請求項1に記載の給紙装置。 - 前記発生情報は、前記給紙時のジャムの発生情報のみを用いる、請求項3または請求項4に記載の給紙装置。
- 前記規制板は、用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部を規制する一対の規制板である、請求項1から請求項5のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記規制板は、用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部を規制する一対の規制板であり、前記ジャム履歴は、ジャムの発生情報から、前記一対の規制板の間隔が狭いことに起因する第1類のジャムと、広いことに起因する第2類のジャムに分類して、前記ジャム履歴として記憶する、請求項3から請求項5のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記用紙情報、用紙サイズ、および前記規制板の適正範囲との対応付けを記憶した判定テーブルを記憶する記憶部を備え、
前記判定部は、前記判定テーブルを参照し、前記規制板の位置が適正範囲に含まれる場合に、前記適正であると判定する、請求項1に記載の給紙装置。 - さらに、前記給紙部による給紙時および/または前記搬送路を搬送している時の用紙のジャムの発生情報を取得するジャム情報取得部を備え、
前記判定部は、前記ジャム情報取得部が取得したジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、用紙の前記用紙情報、および前記用紙サイズに関連付けて前記記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記判定部は、前記記憶部の前記ジャム履歴から、前記判定テーブルの前記適正範囲を更新し、更新後の該適正範囲から適正か否かを判定する、請求項8に記載の給紙装置。 - さらに、環境情報として、装置内部の温度、および/または湿度を検出する環境検出部と、
前記給紙部による給紙時および/または前記搬送路を搬送している時の用紙のジャムの発生情報を取得するジャム情報取得部と、を備え、
前記判定部は、ジャムの発生情報を、前記給紙トレイにおける前記規制板の前記位置情報、用紙の前記用紙情報および前記用紙サイズ、ならびに前記環境情報に関連付けて記憶部にジャム履歴として記憶させ、
前記判定部は、前記記憶部の前記ジャム履歴から、前記判定テーブルの前記適正範囲を更新し、更新後の該適正範囲から適正か否かを判定する、請求項8に記載の給紙装置。 - 前記発生情報は、前記給紙時のジャムの発生情報のみを用いる、請求項9または請求項10に記載の給紙装置。
- 前記規制板は、用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部を規制する一対の規制板である、請求項8から請求項11のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記規制板は、用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部を規制する一対の規制板であり、
前記ジャム履歴は、ジャムの発生情報から、前記一対の規制板の間隔が狭いことに起因する第1類のジャムと、広いことに起因する第2類のジャムに分類して、前記ジャム履歴として記憶する、請求項9から請求項11のいずれかに記載の給紙装置。 - さらに、ユーザーによる補正量を受け付ける調整値受付部を備え、
前記判定部は、前記適正範囲を、受け付けた前記補正量で補正した補正後の適正範囲により、適正か否かを判定する、請求項8から請求項13のいずれかに記載の給紙装置。 - 前記判定部による適正か否かの判定結果をユーザーに通知する通知部を、備える請求項1から請求項14のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記給紙トレイは、さらに前記規制板を保持する調整機構を備え、
前記調整機構をユーザーが操作することにより前記規制板は移動、および固定が可能である、請求項1から請求項14のいずれかに記載の給紙装置。 - 前記判定部による適正か否かの判定結果をユーザーに通知する通知部を、備え、
前記規制板は、用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部を規制する一対の規制板であり、前記通知部では、前記規制板の位置が、適正範囲内よりも狭い場合には、前記一対の規制板の間隔を広げる旨のガイド情報を通知し、
前記規制板の位置が、適正範囲内よりも広い場合には、前記一対の規制板の間隔を狭める旨、または前記載置板への用紙束の再セットを促す旨のガイド情報を通知する、請求項16に記載の給紙装置。 - 前記判定部による適正か否かの判定結果をユーザーに通知する通知部を、備え、
ユーザーが前記調整機構により前記規制板を動かすことで、前記規制板の位置が、前記適正範囲内から範囲外になった時、または範囲外から範囲内になった時に、前記判定結果をユーザーに通知する、請求項16に記載の給紙装置。 - 前記判定部は、前記第1類のジャムが発生した回数または頻度が、所定の閾値を超えた時に、前記規制板の位置が適正か否かを判定する請求項7、または請求項13に記載の給紙装置。
- 前記給紙部は、前記載置板上の用紙束に対してエアーを吹き付け、および最上位の用紙をエアーによる吸着させるエアー圧力を生成するエアー圧力生成部を含む給紙部であり、
前記判定部が、前記規制板の位置が適正でないと判定した場合に、前記エアー圧力生成部の出力を変更する、請求項1から請求項19のいずれかに記載の給紙装置。 - 請求項1から請求項20のいずれかに記載の給紙装置と、
画像形成部を含み、前記給紙装置から給紙され、搬送路に搬送された用紙に画像形成する画像形成装置と、
を備える画像形成システム。
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