JP7600786B2 - 情報記録体、ラベル、読取装置、プログラム及び真贋判定方法 - Google Patents
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Description
また、透明インキで構成した情報の読み取りを改善するために、例えば、透明インキを厚く積層したり、下の層をベタ印字等にして密度を上げたりする方法が考えられる。しかし、これらの方法を採用すると、目視での透明インキの視認性が上がってしまうという問題があった。
第2の発明は、第1の発明の情報記録体(30)において、前記第1画像は、さらにパターン画像(C1)を含み、前記パターン画像に重ねて前記第2画像の少なくとも一部が形成される、情報記録体である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の情報記録体(30)において、前記第2画像は、パターン画像(C2)を含む、情報記録体である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの情報記録体(30)において、前記コードは、二次元コードであり、前記コードの識別領域は、前記コードの外周枠である、情報記録体である。
第5の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの情報記録体(30-2)において、前記コードは、二次元コードであり、前記コードの識別領域は、前記コードの存在を示すマークである、情報記録体である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの情報記録体において、前記第1画像は、前記第2画像とは異なるコードの画像を含む、情報記録体である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの情報記録体(30)において、前記第1インキ層(31)は、光輝性材料で形成される、情報記録体である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの情報記録体(30)を備えるラベル(1)である。
第9の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの情報記録体(30)を読み取る読取装置(5)であって、読取部(5C)と、前記読取部の近傍に設けられ、光を照射する発光部(5L)と、前記発光部により光が照射されている状態で、前記読取部が、前記情報記録体の前記第2画像を含む画像を読み取る読取手段(52)と、前記読取手段により読み取った前記画像から前記識別領域を検出し、検出した前記識別領域に基づいてコード領域を取得するコード領域取得手段(53)と、前記コード領域取得手段が取得した前記コード領域に対して画像処理を行って前記コードを特定するコード特定手段(54)と、を備える読取装置である。
第10の発明は、第9の発明の読取装置(5)であって、前記コード特定手段(54)は、前記コード領域をセルに分割し、各セルの輝度値を用いて二値化処理をして前記コードを特定する、読取装置である。
第11の発明は、第10の発明の読取装置(5)であって、前記二値化処理は、各セルの輝度値に基づいて分類ごとの平均値を取得し、取得した平均値を前記分類に属する各セルの輝度値にする、読取装置である。
第12の発明は、第10の発明又は第11の発明の読取装置(5)であって、前記二値化処理は、一のセルにおける輝度値と前記一のセルの近傍に位置する各セルにおける輝度値との平均値を用いて、前記一のセルを二値化する、読取装置である。
第13の発明は、第9の発明から第12の発明までのいずれかの読取装置(5)であって、前記コード特定手段(54)は、検出した前記識別領域が予め記憶した形状を有する場合に、前記形状に対応した二値化処理をする、読取装置である。
第14の発明は、第9の発明から第13の発明までのいずれかの読取装置(5)であって、前記コード特定手段(54)により特定した前記コードから前記可変情報を取得する情報取得手段(55)と、前記情報取得手段が取得した前記可変情報に基づく情報を、表示部(67)に出力する情報出力手段(56)と、を備える、読取装置である。
第15の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの情報記録体(30,30-2)の真贋を判定するコンピュータ(5)で実行するプログラム(61a)であって、前記コンピュータを、前記情報記録体の前記第2画像を含む画像を読み取る読取手段と、読み取った前記画像から前記識別領域を検出し、検出した前記識別領域に基づいてコード領域を取得するコード領域取得手段と、取得した前記コード領域に対して画像処理を行って前記コードを特定するコード特定手段と、特定した前記コードから前記可変情報を取得する情報取得手段と、前記可変情報を取得できた場合に、前記情報記録体が真であると判定する真贋判定手段と、して機能させるためのプログラムである。
第16の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの情報記録体(30,30-2)の真贋判定方法であって、コンピュータ(5)が、前記情報記録体の前記第2画像を含む画像を読み取るステップと、読み取った前記画像から前記識別領域を検出し、検出した前記識別領域に基づいてコード領域を取得するステップと、取得した前記コード領域に対して画像処理を行って前記コードを特定するステップと、特定した前記コードから前記可変情報を取得するステップと、前記可変情報を取得できた場合に、前記情報記録体が真であると判定するステップと、を含む真贋判定方法である。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る印刷物1を説明するための図である。
図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張したり、省略したりして示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
また、本発明において透明とは、少なくとも利用する波長の光を透過するものをいう。
図1(A)に示す印刷物1は、例えば、物品に貼り付けられるラベルである。印刷物1を物品に貼り付けることで、印刷物1は、商品管理や流通、販売等での真贋判定に用いることができる。
図1(A)は、鉛直方向Zの上側から下方を見た印刷物1の平面図を示す。印刷物1は、ベース10(基材)と、情報記録体30とを備える。
図1(B)は、図1(A)におけるX-X方向断面の部分模式図である。図1(B)は、Y方向手前から見た印刷物1の断面図を示す。図1(B)に示すように、ベース10は、情報記録体30を有する側からZ方向下側に向かって、基材層11と、粘着層12と、剥離性支持体層13とが、この順で積層されている。
基材層11は、例えば、樹脂フィルム、樹脂シート、紙等を用いることができる。基材層11の素材は、例えば、インクジェット用紙、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙、NIP上質紙、延伸ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等を用いることができる。基材層11は、情報記録体30を担持できる平面を有していればよい。
ベース10の表面側、つまり、Z方向の上側には、情報記録体30を有する。情報記録体30は、潜像印刷によって、例えば、コード等の真贋判定に用いる情報が印刷されたものである。情報記録体30に印刷された画像は、ベース10の観察方向を変えることで変わるものである。
光輝層31は、光輝性材料を含むインキによって、ベタ画像とパターン画像とを含む第1画像が印刷された層である。
透明層32は、透明なインキ(透明素材)によって、光輝層31のパターン画像とは異なるパターン画像での二次元コード(コード)の画像を含む第2画像が印刷された層である。
この例では、光輝層31と、透明層32とは、正方形状であり、透明層32は、光輝層31の全体に形成されている。
まず、ベース10を用意し、ベース10の上に光輝層31として、光輝性材料を含む光沢インキ等で、第1画像をグラビア印刷する。第1画像を描く光輝性材料を含むインキは、例えば、以下に例示するように、様々な種類のインキが想定される。
例えば、アルミニウム粉末、銅粉末、亜鉛粉、錫粉、又はリン化鉄等を成分とする銀色インキであってよい。また、銀色インキに、顔料や染料を含む有色色素の有彩色のインキを混合したインキであってよい。
さらにまた、光を反射させることで色彩が変化する機能性顔料を含んだインキである、パールインキ、液晶インキ、OVI(Optical Variable Ink)、CSI(Color Shifting Ink)等であってもよい。なお、パールインキは、通常の顔料と比較して真珠光沢を有し、その安全性、光沢性、高級感を有するパール顔料を含んでなるインキである。液晶インキは、温度で色が変わる特性を持つ液晶を含んでなるインキである。
今回の例では、光輝層31には、光輝性材料を含む銀色インキを用いている。
なお、上述した光輝層31及び透明層32に用いる材料は、一例であり、それぞれ観察角度によって反射光量の異なるものであれば、他の材料であってもよい。
上述の印刷工程は、グラビア印刷に限らず、ウェットオフセット印刷、ドライオフセット印刷、凸版印刷、水無平版印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷及び凹版印刷等であってもよい。
図2は、本実施形態に係る情報記録体30の画像の例を示す図である。
図3及び図4は、本実施形態に係る情報記録体30のパターン画像の例を示す図である。
図2(B)に示すように、画像B1の上には、第2画像の一部である二次元コードの外周枠である画像C2による識別領域が、重なって形成されている。
図3(A)は、光輝層31の画像C1の一部と、さらにその一部である領域E1を拡大したものを示す。画像C1は、領域E1に示すように、前景部C1aと、背景部C1bとを2値で表したパターン画像である。
前景部C1aは、例えば、網点面積率100%の印刷がされており、背景部C1bは、例えば、網点面積率75%の印刷がされている。但し、この割合は、一例であって、これに限定されない。例えば、前景部C1aの網点面積率が100%未満であってもよく、また、背景部C1bの網点面積率が75%以外であってもよい。その場合には、前景部C1aと、背景部C1bとの網点面積率の差が15%以上50%以下になるようにするのが望ましい。また、前景部C1aと、背景部C1bとの疎密が逆であってもよい。
なお、ベタ画像である画像B1は、画像B1の全体に網点面積率100%の印刷がされたものである。
前景部C2aは、例えば、網点面積率100%の印刷がされており、背景部C2bは、例えば、網点面積率25%の印刷がされている。但し、この割合も一例であって、これに限定されない。例えば、前景部C2aの網点面積率は、100%未満であってもよく、また、背景部C2bの網点面積率は、前景部C2aとの間で所定の差があれば、網点面積率25%以上であっても以下であってもよい。また、前景部C2aと、背景部C2bとの疎密が逆であってもよい。
そして、前景部C2aと背景部C2bとの疎密差は、前景部C1aと背景部C1bとの疎密差よりも大きい。
図4(A)及び図4(B)は、光輝層31の画像Cxと、透明層32の画像Cyとが、前景部のみからなるパターン画像である場合を示す。この場合、画像Cx及び画像Cyの印刷領域Cxa及びCyaを網点面積率100%で印刷し、印刷領域Cxa及びCyaと、印刷しない非印刷領域Cxb及びCybとによって、2値でパターン画像を表したものになる。
図5は、本実施形態に係る情報記録体30の構造に基づく観察態様を説明するための図である。
図5(A)に示すような照明光源Lと情報記録体30との位置に対して、位置P1に視点E(Ea)があるとき、位置P1では、拡散反射領域で観察したことになる。これは、照明光源Lが情報記録体30の面に対して斜め方向から照射されている場合であり、このときの位置P1は、情報記録体30の法線方向(Z方向)であって、情報記録体30に対向する位置である。また、照明光源Lと情報記録体30とが同じ条件で、位置P2に視点E(Eb)があるとき、位置P2では、正反射領域で観察したことになる。この場合、位置P2は、情報記録体30の法線と照明光源Lとの間の角度を角度θLとすると、情報記録体30の法線に対して照明光源Lと対称の位置であって、角度θLと同じ角度である角度θRの方向から情報記録体30を視認する位置である。
なお、図5(B)に示すような照明光源Lと情報記録体30との位置に対して、位置P3に視点E(Ec)があるとき、情報記録体30の法線を対称の軸として、照明光源Lと位置P3とが線対称の位置にある。そのため、この場合も、位置P3では、正反射領域で観察したことになる。
以下において、図3に示す画像C1及び画像C2を例に説明する。
そして、情報記録体30が光輝層31上に透明層32が形成されたものである場合には、拡散反射領域においては、前景部C1aと背景部C1bとが区別でき、前景部C2aと背景部C2bとが区別できないため、全体としては、前景部C1aと背景部C1bとが観察される。また、正反射領域においては、前景部C1aと背景部C1bとは区別できないが、前景部C2aと背景部C2bとが区別でき、全体として前景部C2aと背景部C2bとが観察される。
この原理を利用して、読取装置5で情報記録体30を撮影し、透明層32のみや光輝層31のみの画像を取得することで、情報記録体30を真贋判定に用いる。
次に、情報記録体30を真贋判定に用いることを示すため、印刷物1が複製された場合について説明する。
図6は、本実施形態に係る印刷物1のコピー時の照明光源LとカメラCとの位置関係を説明するための図である。
印刷物1の情報記録体30は、図6に示す照明光源Lから光が照射された状態で、カメラCによってその画像が取得される。
このようにして、カメラCが得た画像をもとに、複製機では、印刷物1のコピー品が作製される。
図7は、本実施形態に係る情報記録体30を読み取る読取装置5のアウトカメラ5C及びモバイルライト5Lの位置関係を示す図である。
図8は、本実施形態に係る読取装置5による情報記録体30の読取パターンの例を示す図である。
図9は、本実施形態に係る読取装置5による情報記録体30の読取パターンの具体例を示す図である。
読取装置5の筐体背面には、アウトカメラ5C(読取部)と、モバイルライト5L(発光部)とが近接した位置に設けられている。そして、アウトカメラ5C及びモバイルライト5Lを有する側とは反対側である筐体前面には、後述するタッチパネルディスプレイ67を有する。
図9(A)は、光輝層31による密度が高いパターン画像の上に、透明層32によるファインダパターン(マーク)を示す画像を重ねた場合の画像48を示す。
他方、図9(B)は、光輝層31による密度が低いパターン画像の上に、透明層32によるファインダパターンの画像を重ねた場合の画像49を示す。
そこで、本実施形態では、読取装置5により、黒ノイズ44と、白ノイズ45とについて処理することで、図8(C)に示す透明層32の画像C2のみのパターン42に変換する。
次に、印刷物1の情報記録体30からコードを読み取る読取装置5について説明する。
図10は、本実施形態に係る読取装置5の機能ブロック図である。
読取装置5は、制御部50と、記憶部60と、アウトカメラ5Cと、モバイルライト5Lと、タッチパネルディスプレイ67(表示部)と、通信インタフェース部69とを備える。
制御部50は、光制御部51と、画像受付部52(読取手段)と、コード領域取得部53(コード領域取得手段)と、コード特定部54(コード特定手段)と、情報取得部55(情報取得手段、真贋判定手段)と、情報出力部56(情報出力手段)とを備える。
画像受付部52は、アウトカメラ5Cを情報記録体30に対向させて、アウトカメラ5Cが情報記録体30を読み取ることで、アウトカメラ5Cを介して情報記録体30の画像データを受け付ける。
コード特定部54は、コード領域に対して画像処理を行って前記コードを特定する。ここで、コード特定部54は、コード領域をセルに分割し、各セルの輝度値を用いて二値化処理をすることでコードを特定する。また、二値化処理は、一のセルにおける輝度値と一のセルの近傍に位置する各セルにおける輝度値との平均値を用いて、一のセルの輝度値を変更する処理である。そして、二値化は、変更後の各セルの輝度値に対して閾値を用いて黒又は白にする。
情報出力部56は、情報取得部55が取得した可変情報に基づく情報を、タッチパネルディスプレイ67に出力する。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、読取装置5は、制御部50、記憶部60等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
プログラム記憶部61は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部61は、処理プログラム61a(プログラム)を記憶している。処理プログラム61aは、制御部50の各機能を実行するためのプログラムである。
通信インタフェース部69は、外部のサーバ等との間で通信を行うためのインタフェースである。
次に、読取装置5の処理について説明する。
図11は、本実施形態に係る読取装置5での読取処理を示すフローチャートである。
図12は、本実施形態に係る読取装置5でのコード特定処理を示すフローチャートである。
図13は、本実施形態に係る読取装置5でのコード特定処理を説明するための図である。
図14及び図15は、本実施形態に係る読取装置5での二値化処理を説明するための図である。
図11のステップS(以下、「ステップS」を単に「S」という。)11において、読取装置5の制御部50は、アウトカメラ5Cを起動させる。
S12において、制御部50(光制御部51)は、モバイルライト5Lから光を照射させる。
S14において、制御部50(画像受付部52)は、アウトカメラ5Cを介して撮影した画像データを受け付ける。
S13及びS14の処理では、撮影操作による撮影について説明したが、制御部50が自動で撮影してもよい。
S15において、制御部50は、画像データからコードを特定するコード特定処理を行う。
図12のS21において、制御部50(コード領域取得部53)は、画像データに含まれる識別領域を検出する。
図13(A)は、撮影した画像70に、各セルを分割するためのラインを記載したものを示す。また、図13(B)は、識別領域71aを検出した画像71を示す。
図13(C)は、図13(B)の画像71から検出した識別領域71aに基づいてコード領域のみにした画像72を示す。制御部50は、識別領域71aと、識別領域71aの内側の幅とを削除することで、コード領域のみの画像72を取得できる。
図13(D)は、図13(C)の画像72に対してセルに分割した画像73を示す。
図12のS24において、制御部50(コード特定部54)は、各セルの輝度値を用いて、セルごとに二値化処理を行う。
図13(E)は、図13(D)の画像73に対して各セルの輝度値を用いて平均化した画像74を示し、図13(F)は、各セルを黒又は白にした二値化処理後の画像75を示す。
図14において、制御部50は、図13(D)に示した画像73に対して、各セルを分類する。次に、制御部50は、分類ごとの平均値を取得し、取得した平均値を分類に属する各セルの輝度値にする。例えば、セル81aとその周辺セルとを含む小画像81では、各セルのノイズ(黒ノイズ及び白ノイズ)を吸収した小画像91を取得できる。制御部50は、この処理を、画像73(図13(D))に含む各セルを処理対象として行うことで、図13(E)の画像74を得ることができる。
図15に、処理の例を示す。画像74は、明るい領域Raに含まれる小画像91と、暗い領域Rbに含まれる小画像92とを含む。ここで、図15では、小画像91及び小画像92において、各セルの輝度値を示している。
次に、小画像92では、小画像92に含まれる全てのセルの平均輝度値は、78になる。また、対象セルであるセル92aの輝度値は、90である。セル92aの輝度値(90)は、平均輝度値(78)よりも高いので、制御部50は、セル92aは白セルであると判定する。
なお、上記の例は、セル91a及びセル92aが画像74の周囲に位置するものではないので、周辺セルは8個であり、平均輝度値は、自信のセルと8個の周辺セルとを合わせた9個のセルの平均値である。セルが画像74の周囲にある場合には、周辺セルは5個や3個になる場合がある。
他方、S19において、制御部50は、読取エラーの旨を、タッチパネルディスプレイ67に出力する。なお、出力するものとしては、読取エラーの旨ではなく、偽物である旨を出力してもよい。その後、制御部50は、本処理を終了する。
(1)情報記録体30は、光輝層31にベタ画像である画像B1を含み、透明層32の二次元コードの外周枠を画像B1に重ねて配置するので、コード領域の読取を確実に行うことができる。
(2)光輝層31に有する画像を、マイクロ文字にし、マイクロ文字上に二次元コードを形成するので、目視によって二次元コードを認識しにくいものにできる。
また、透明層32に有する二次元コードを、パターン画像によって形成することで、目視による二次元コードの認識を、よりしにくいものにできる。
(5)情報記録体30を備える印刷物1は、様々な物品に貼り付けることができるので、情報記録体30を、コード読み取りによるブランドプロテクション用途で使用できる。
そして、二値化処理は、一のセルにおける輝度値を、同じ分類の各セルにおける輝度値との平均値を用いて変更するので、処理対象のセルと同分類のセルの輝度値を平準化できる。
さらに、二値化処理は、対象セルを、周囲のセルの輝度値の平均値を用いて二値化するので、照射の光がグラデーションのようになっている場合であっても、適切に二値化ができる。
(1)本実施形態では、識別領域として外周枠を例に説明したが、これに限定されない。例えば、コードの存在を示すマークであってもよく、二次元コードの場合には、マークは、ファインダパターンであってもよい。
図16は、変形形態に係る情報記録体の画像の例を示す図である。
図17は、変形形態に係る読取装置での二値化処理を説明するための図である。
図16(A)には、光輝層31-2の画像C1及び画像B1と、透明層32-2の画像C2とを重ねて、図16(B)の情報記録体30-2を形成した者を示す。ここで、透明層32のファインダパターンが、画像B1の上に形成される。
この情報記録体30-2では、読取装置5が情報記録体30-2の透明層32-2を読み取る場合に、ファインダパターンを確実に読み取ることができるので、コード領域の特定を容易に行うことができる。
(3)本実施形態では、情報記録体を有する印刷物を、ラベルを例に説明したが、これに限定されない。情報記録体を有する媒体であれば、例えば、娯楽施設等に入場するために用いるチケットや、ゲームで使用するカード類等であってもよい。また、情報記録体を、電子透かしに用いてもよい。さらに、情報記録体を有する媒体に限定されるものではなく、情報記録体を有する冊子体であってもよい。
(4)本実施形態では、光輝層31及び透明層32を正方形状であるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、光輝層31は、長方形状や、円形状、楕円形上等、他の形状であってもよい。また、及び透明層32は、コードの形状に応じて、例えば、バーコードであれば長方形状等であってもよい。
(7)本実施形態では、読取装置による処理として、透明層32の画像C2を読み取って、コードを特定することで、例えば、真贋を判定するものであったが、これに限定されない。例えば、光輝層31にもコードを含み、光輝層31のコードも読み取れた場合に、真贋判定によって真であると判定してもよい。また、光輝層31のコードと、透明層32のコードとの組み合わせが、読取装置の記憶部に記憶された図示しない真贋判定テーブルに記憶されているか否かによって、真贋判定を行ってもよい。
5 読取装置
5C アウトカメラ
5L モバイルライト
10 ベース
11 基材層
12 粘着層
13 剥離性支持体層
30,30-2 情報記録体
31,31-2 光輝層
32,32-2 透明層
41,42 パターン
44 黒ノイズ
45 白ノイズ
50 制御部
51 光制御部
52 画像受付部
53 コード領域取得部
54 コード特定部
55 情報取得部
56 情報出力部
60 記憶部
61a 処理プログラム
67 タッチパネルディスプレイ
B1,C1,C2 画像
C カメラ
L 照明光源
Claims (16)
- 第1インキ層と、第2インキ層とを備えた情報記録体であって、
前記第1インキ層と、前記第2インキ層とは、
基材の一表面上に設けられ、
それぞれ観察角度によって反射光量の異なるように構成され、
前記第1インキ層は、ベタ画像を含む第1画像であり、
前記第2インキ層は、透明素材で形成された、可変情報を有するコードを含む第2画像であり、
前記第2画像のうち前記コードの読取領域を認識するための識別領域が、前記ベタ画像に重ねて形成される、情報記録体。 - 請求項1に記載の情報記録体において、
前記第1画像は、さらにパターン画像を含み、
前記パターン画像に重ねて前記第2画像の少なくとも一部が形成される、情報記録体。 - 請求項1又は請求項2に記載の情報記録体において、
前記第2画像は、パターン画像を含む、情報記録体。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の情報記録体において、
前記コードは、二次元コードであり、
前記コードの識別領域は、前記コードの外周枠である、情報記録体。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の情報記録体において、
前記コードは、二次元コードであり、
前記コードの識別領域は、前記コードの存在を示すマークである、情報記録体。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の情報記録体において、
前記第1画像は、前記第2画像とは異なるコードの画像を含む、情報記録体。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の情報記録体において、
前記第1インキ層は、光輝性材料で形成される、情報記録体。 - 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の情報記録体を備えるラベル。
- 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の情報記録体を読み取る読取装置であって、
読取部と、
前記読取部の近傍に設けられ、光を照射する発光部と、
前記発光部により光が照射されている状態で、前記読取部が、前記情報記録体の前記第2画像を含む画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った前記画像から前記識別領域を検出し、検出した前記識別領域に基づいてコード領域を取得するコード領域取得手段と、
前記コード領域取得手段が取得した前記コード領域に対して画像処理を行って前記コードを特定するコード特定手段と、
を備える読取装置。 - 請求項9に記載の読取装置であって、
前記コード特定手段は、前記コード領域をセルに分割し、各セルの輝度値を用いて二値化処理をして前記コードを特定する、読取装置。 - 請求項10に記載の読取装置であって、
前記二値化処理は、各セルの輝度値に基づいて分類ごとの平均値を取得し、取得した平均値を前記分類に属する各セルの輝度値にする、読取装置。 - 請求項10又は請求項11に記載の読取装置であって、
前記二値化処理は、一のセルにおける輝度値と前記一のセルの近傍に位置する各セルにおける輝度値との平均値を用いて、前記一のセルを二値化する、読取装置。 - 請求項9から請求項12までのいずれかに記載の読取装置であって、
前記コード特定手段は、検出した前記識別領域が予め記憶した形状を有する場合に、前記形状に対応した二値化処理をする、読取装置。 - 請求項9から請求項13までのいずれかに記載の読取装置であって、
前記コード特定手段により特定した前記コードから前記可変情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段が取得した前記可変情報に基づく情報を、表示部に出力する情報出力手段と、
を備える、読取装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の情報記録体の真贋を判定するコンピュータで実行するプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記情報記録体の前記第2画像を含む画像を読み取る読取手段と、
読み取った前記画像から前記識別領域を検出し、検出した前記識別領域に基づいてコード領域を取得するコード領域取得手段と、
取得した前記コード領域に対して画像処理を行って前記コードを特定するコード特定手段と、
特定した前記コードから前記可変情報を取得する情報取得手段と、
前記可変情報を取得できた場合に、前記情報記録体が真であると判定する真贋判定手段と、
して機能させるためのプログラム。 - 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の情報記録体の真贋判定方法であって、
コンピュータが、
前記情報記録体の前記第2画像を含む画像を読み取るステップと、
読み取った前記画像から前記識別領域を検出し、検出した前記識別領域に基づいてコード領域を取得するステップと、
取得した前記コード領域に対して画像処理を行って前記コードを特定するステップと、
特定した前記コードから前記可変情報を取得するステップと、
前記可変情報を取得できた場合に、前記情報記録体が真であると判定するステップと、
を含む真贋判定方法。
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