JP7601159B2 - モデル生成装置、経路探索装置、モデル生成方法、及びモデル生成プログラム - Google Patents
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Description
(1)探索空間は、N個(Nは自然数)のノードの集合V(V={V1、・・・、VN})で構成されており、そのうちの1つが開始(起点)ノード(vs∈V)であり、別の1つが目標ノード(vg∈V)である。
(2)推奨経路を構成するか否かを確認する対象となる候補ノードの集合O(O⊂V)、及び確認済みのノードの集合C(C⊂V)を用意する。初期状態では、集合Oには、開始ノードvsのみが属しており(O={vs})、集合Cは空である。
(3)目標ノードvgが集合Oに含まれるまで以下の(A)(B)の手続きを繰り返す。(A)集合Oの中からコストが最小となるノードv*(v*∈O)を1つ選択し、選択したノードv*を集合Cに追加すると共に、集合Oからノードv*を取り除く。
(B)ノードv*に近接する(例えば、隣接する)ノード(集合VSUCC⊂V)をVから抽出し、抽出されたノードを集合Oに追加する。
(4)目標ノードvgが集合Oに含まれたならば、目標ノードvgを選択して、探索を終了する。
上記(3)(A)においてノードv*を選択するためのコスト関数f(v)は、一般的に上記式1により表現することができる。g(v,vs)は、開始ノードvsからノードvまで移動するのに実際にかかるコスト(例えば、実際の移動距離)を示す。h(v,vg)は、ノードvから目標ノードvgまで移動するのにかかると予想されるコスト(例えば、直線距離)を示す。a及びbは、それぞれをノードの選択に反映する程度を規定する定数である。コストは、そのノードを経由することを推奨する(コスト小)又は推奨しない(コスト大)程度に対応する。推奨の程度を評価する指標は、例えば、距離、時間、費用、危険度、混雑度、魅力度等であってよい。一例として、距離を指標に採用した場合には、上記方法により最短経路が探索される。
のとき、上記探索アルゴリズムは最良優先探索法となる。最良優先探索法の探索は、目標ノードまでのコストが最小であるノードを優先的に探索する(すなわち、目標ノードに近付く方向に進み続ける)ため、ダイクストラ法と比較して、しばしば効率的である。しかしながら、開始ノードから目標ノードまでの間に障害物がある等の理由に起因して、最適な推奨経路が得られない(すなわち、得られる経路が最適経路にならない)可能性がある。a=1及びb=1のとき、上記探索アルゴリズムはA*探索アルゴリズムとなる。A*探索アルゴリズムの探索効率は、ダイクストラ法と比較して良く、最良優先探索法と比較して悪くなるが、許容的なヒューリスティック関数(コスト)を適宜設計することで、最適な推奨経路を確実に見つけ出すことができる。
かしながら、コスト関数を直接的に訓練するためには、訓練マップに含まれる全てのノードについてコストの真値を示す正解情報を訓練マップ毎に用意することになる。探索アルゴリズムに応じて全てのノードのコストの真値を特定する(すなわち、正解情報を作成する)のには、訓練マップに含まれるノードの数に比例して時間がかかってしまい、その結果、経路の探索モジュールの生成にかかる手間が大きくなってしまう。更に、非特許文献1の方法では、最良優先探索法を採用しているため、コストが最小となる経路の探索をしばしば失敗してしまう。
成によれば、探索モジュールの生成にかかる手間の低減を図ることができる。また、機械学習の過程で、探索モジュールは推奨経路を最適に探索するように訓練されていくため、探索の効率性を悪化させるエリアのコストが高くなるように、正解情報により示される推奨経路からニューラルネットワークを間接的に訓練することができる。その結果、訓練されたニューラルネットワークによるコストの推定結果を使用することで、経路探索の効率の改善を適切に図ることができる。
許容する範囲を含んでよく、前記正解情報により示される前記推奨経路は、前記ロボット装置が動作するのに推奨される経路であってよい。当該構成によれば、ロボットの動作計画に使用可能な探索モジュールを生成する形態において、経路探索の効率を改善すると共に、探索モジュールの生成にかかる手間を低減することができる。
的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。また、本発明の一側面は、上記いずれかの形態に係るモデル生成装置及び経路探索装置により構成される経路探索システムであってもよい。
図2は、本発明を適用した場面の一例を模式的に例示する。図2に示されるとおり、本実施形態に係る経路探索システム100は、モデル生成装置1及び経路探索装置2を備え
ている。
探索結果62が得られるようにニューラルネットワーク50の各演算パラメータの値を調整することにより構成される。
探索装置2は、対象マップ221に対する経路の探索結果225に関する情報を出力する。なお、本実施形態に係る経路探索装置2は、適用場面におけるタスクの種類に応じて、計画装置、移動計画装置、案内装置、動作計画装置、制御装置等と読み替えられてよい。
が長くなるほど高くなるように設定されてよい。このケースでは、探索される推奨経路は、開始ノードから目標ノードまでの最短経路(距離が最小となる経路)である。
れていくため、探索の効率性を悪化させるエリアのコストが高くなるように、正解情報32に示される推奨経路からニューラルネットワーク50を間接的に訓練することができる。その結果、経路探索装置2では、訓練済みのニューラルネットワーク50によるコストの推定結果223を使用することで、経路探索の効率の改善を適切に図ることができる。
[ハードウェア構成]
<モデル生成装置>
図3は、本実施形態に係るモデル生成装置1のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。図3に示されるとおり、本実施形態に係るモデル生成装置1は、制御部11、記憶部12、通信インタフェース13、外部インタフェース14、入力装置15、出力装置16、及びドライブ17が電気的に接続されたコンピュータである。なお、図3では、通信インタフェース及び外部インタフェースを「通信I/F」及び「外部I/F」と記載している。
RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、プログラム及び各種データに基づいて情報処理を実行するように構成される。記憶部12は、メモリの一例であり、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等で構成される。本実施形態では、記憶部12は、モデル生成プログラム81、複数の学習データセット3、学習結果データ125等の各種情報を記憶する。
5は、モデル生成プログラム81を実行した結果として生成される。詳細は後述する。
構成されてよい。記憶部12は、制御部11に含まれるRAM及びROMにより構成されてもよい。通信インタフェース13、外部インタフェース14、入力装置15、出力装置16及びドライブ17の少なくともいずれかは省略されてもよい。モデル生成装置1は、複数台のコンピュータで構成されてもよい。この場合、各コンピュータのハードウェア構成は、一致していてもよいし、一致していなくてもよい。また、モデル生成装置1は、提供されるサービス専用に設計された情報処理装置の他、汎用のサーバ装置、PC(Personal Computer)等であってもよい。
図4は、本実施形態に係る経路探索装置2のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。図4に示されるとおり、本実施形態に係る経路探索装置2は、制御部21、記憶部22、通信インタフェース23、外部インタフェース24、入力装置25、出力装置26、及びドライブ27が電気的に接続されたコンピュータである。
い。制御部21は、ハードウェアプロセッサであるCPU、RAM、ROM等を含み、プログラム及びデータに基づいて各種情報処理を実行するように構成される。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等で構成される。本実施形態では、記憶部22は、経路探索プログラム82、学習結果データ125等の各種情報を記憶する。
<モデル生成装置>
図5は、本実施形態に係るモデル生成装置1のソフトウェア構成の一例を模式的に例示する。モデル生成装置1の制御部11は、記憶部12に記憶されたモデル生成プログラム81をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開されたモデル生成プログラム81に含まれる命令をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、図5に示されるとおり、本実施形態に係るモデル生成装置1は、データ取得部111、学習処理部112、及び保存処理部113をソフトウェアモジュールとして備えるコンピュータとして動作する。すなわち、本実施形態では、モデル生成装置1の各ソフトウェアモジュールは、制御部11(CPU)により実現される。
は、訓練マップ31における開始ノードS1から目標ノードG1までの推奨経路の正解を示すように構成される。
図5に示されるとおり、本実施形態に係る探索モジュール5に含まれるニューラルネットワーク50は、全結合型ニューラルネットワークであり、入力層501、1つ以上の中間(隠れ)層502、及び出力層503を備えている。
かによって各ニューロンの出力が決定される。閾値は、活性化関数により表現されてよい。この場合、各入力と各重みとの積の和を活性化関数に入力し、活性化関数の演算を実行することで、各ニューロンの出力が決定される。活性化関数の種類は任意に選択されてよい。各層501~503に含まれる各ニューロン間の結合の重み及び各ニューロンの閾値は、演算パラメータの一例である。
図6は、本実施形態に係る経路探索装置2のソフトウェア構成の一例を模式的に例示する。経路探索装置2の制御部21は、記憶部22に記憶された経路探索プログラム82をRAMに展開する。そして、制御部21は、RAMに展開された経路探索プログラム82に含まれる命令をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、図6に示されるとおり、本実施形態に係る経路探索装置2は、マップ取得部211、探索
部212、及び出力部213をソフトウェアモジュールとして備えるコンピュータとして動作する。すなわち、本実施形態では、経路探索装置2の各ソフトウェアモジュールも、モデル生成装置1と同様に、制御部21(CPU)により実現される。
モデル生成装置1及び経路探索装置2の各ソフトウェアモジュールに関しては後述する動作例で詳細に説明する。なお、本実施形態では、モデル生成装置1及び経路探索装置2の各ソフトウェアモジュールがいずれも汎用のCPUによって実現される例について説明している。しかしながら、上記ソフトウェアモジュールの一部又は全部が、1又は複数の専用のプロセッサ(例えば、グラフィックスプロセッシングユニット)により実現されてもよい。上記各モジュールは、ハードウェアモジュールとして実現されてもよい。また、モデル生成装置1及び経路探索装置2それぞれのソフトウェア構成に関して、実施形態に応じて、適宜、ソフトウェアモジュールの省略、置換及び追加が行われてもよい。
[モデル生成装置]
図7は、本実施形態に係るモデル生成装置1による機械学習に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。以下で説明するモデル生成装置1の処理手順は、モデル生成方法の一例である。ただし、以下で説明するモデル生成装置1の処理手順は一例に過ぎず、各ステップは可能な限り変更されてよい。また、以下の処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が行われてよい。
ステップS101では、制御部11は、データ取得部111として動作し、複数の学習データセット3を取得する。
方法で二値化することにで、訓練マップ31を生成してもよい。バイナリ画像は人手で生成されてもよい。訓練マップ31は、複数の画像により構成されてもよい。
ステップS102では、制御部11は、学習処理部112として動作し、取得された複数の学習データセット3を使用して、探索モジュール5の機械学習を実施する。
適宜与える。ニューラルネットワーク50の構造及び各演算パラメータの初期値は、テンプレートにより与えられてもよいし、オペレータの入力により与えられてもよい。再学習を行う場合、過去の機械学習により得られた学習結果データに基づいて、ニューラルネットワーク50の初期設定が行われてよい。
(開始ノード及び目標ノードの双方から経路を探索する)等の変形A*探索アルゴリズムを含んでよい。
して経由ノードの情報を連結リスト等の形式で保持することで、逐次的に更新されてよい。a及びbの値は、採用するアルゴリズムに応じて適宜決定されてよい。h(v,vg)は、上記のとおり、ノードvから目標ノードvgまで移動するのにかかると予想されるコストである。aが0ではない場合、h(v,vg)は、ニューラルネットワーク50の推定結果を利用せずに算出されてよい。例えば、h(v,vg)は、ノードvから目標ノードvgまでのユークリッド距離、マンハッタン距離等の既存の指標により算出されてよい。その他の一例では、h(v,vg)も、φ(m)の項と同様に、ニューラルネットワーク50の推定結果を利用して算出されてよい。この場合、h(v,vg)の算出方法の一例として、ノードvから目標ノードvgまでの直線上にあるノードについてのコストφ(m)の総和をh(v,vg)として算出してもよい。算出方法のその他の一例として、ノードvから目標ノードvgまでの直線上にあるノードについてのコストφ(m)の最大値、最小値又は中央値をh(v,vg)として算出してもよい。これにより、探索モジュール5は、ニューラルネットワーク50により得られる推定結果を利用し、抽出演算51及び選択演算52を実行することで、コスト最小となる経路を探索可能に構成される。なお、以下の説明では、簡略化のため、探索アルゴリズムには、オリジナルのA*探索アルゴリズム又は変形A*探索アルゴリズムを採用するものとし、h(v,vg)の算出方法には、ニューラルネットワーク50の推定結果を用いない例を採用するものとする。
新されてよい。また、集合Oは、以下の式5により更新されてよい。
Nは、「近接」を表現するフィルタを示す。例えば、4つの近接ノードをフィルタリングする場合、Nは、[[0,1,0],[1,0,1],[0,1,0]]であってよく、8つの近接ノードをフィルタリングする場合、Nは、[[1,1,1],[1,0,1],[1,1,1]]であってよい。演算子「*」は、畳み込み演算を示す。Iは、入力マップ(障害物のノードの値が0であり、移動可能なノードの値が1であるように構成されたバイナリ画像)を示す。演算子「\odot」は、アダマール積(要素積)を示す。式7の
抽出演算51により、次の経由ノードとして選択されたノードv*に近接するノードのうち、探索候補(集合O)にも探索済み(集合C)にもなっていないノードを抽出し、集合Oに追加することができる。
(i)選択演算52(式3)を実行する。
(ii)式4により、集合Cを更新する。集合Cに追加するノードv*が目標ノードvgである場合、経路探索を終了する。
(iii)抽出演算51(式6)、並びに式5及び式7による集合Oの更新を実行し、(i)に戻る。
この第2計算モジュールの順伝播の演算は、ニューラルネットワーク50(第1計算モジュール)の順伝播の演算が完了した後に実行される。バイナリ画像をマップに用いる場合、初期設定により、ニューラルネットワーク50、抽出演算51、及び選択演算52は、以上のように構成されてよい。
C(n)(∈{0,1})は、集合Cにおけるノードnの値を示す。Y(n)は、正解情報32を表現するバイナリ画像におけるノードnの値を示す。このバイナリ画像は、推奨経路上のノードの値が1、それ以外のノードの値が0になるように構成されてよい。
v* tは、上記(i)-(iii)による探索中のtステップ目で選択されたノードを示す。θは、ニューラルネットワーク50の各演算パラメータを示す。
/δf(n)は、δF/δf(n)と表現することができる。V*は、選択されたノードの値が1であり、それ以外のノードの値が0である配列と捉えることができる。V*のn番目の要素について、fのm番目の要素に対する勾配は、上記式12のとおり算出することができる。また、式2のφ(m)の項を式1のgの項と捉えると、δf(n)/δφ(n)は、δf(n)/δg(n)及びδg(n)/δφ(n)の積により表現することが
できる。このうち、Pの経路を辿る際に、抽出演算51を上記代替演算に置き換えていることで、近似勾配(すなわち、δg(n)/δφ(n)の項)を算出することができる。したがって、これらの置き換えにより、制御部11は、代替演算に置き換えなければ微分不能な上記式10におけるδv* t(n)/δf(n)の項及びδf(n)/δφ(n)の項の近似勾配を算出することができる。これにより、勾配(δL/δθ)を算出することができる。そして、制御部11は、算出された勾配(δL/δθ)を用いて、各層501~503の各演算パラメータの値の誤差を算出することができる。
ステップS103では、制御部11は、保存処理部113として動作し、機械学習により生成された訓練済みの探索モジュール5に関する情報を学習結果データ125として生成する。そして、制御部11は、生成された学習結果データ125を所定の記憶領域に保存する。
データサーバにネットワークを介してアクセスすることで、学習結果データ125を取得してもよい。また、例えば、経路探索装置2は、記憶媒体92を介して、学習結果データ125を取得してもよい。また、例えば、学習結果データ125は、経路探索装置2に予め組み込まれてもよい。
図8は、本実施形態に係る経路探索装置2による経路探索タスクの遂行に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。以下で説明する経路探索装置2の処理手順は、経路探索方法の一例である。ただし、以下で説明する経路探索装置2の処理手順は一例に過ぎず、各ステップは可能な限り変更されてよい。また、以下の処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が行われてよい。
ステップS201では、制御部21は、マップ取得部211として動作し、対象マップ221を取得する。
ステップS202では、制御部21は、探索部212として動作し、学習結果データ125を参照して、訓練済みの探索モジュール5の設定を行う。そして、制御部21は、訓練済みの探索モジュール5を使用して、取得された対象マップ221における開始ノードS2から目標ノードG2までのコスト最小となる推奨経路を探索する。
は、対象マップ221に含まれる各ノードのコストの推定結果223を出力層503から取得する。続いて、制御部21は、上記(1)(2)のとおり、集合O及び集合Cを用意し、それぞれを空にする。制御部21は、開始ノードS2を集合Oに追加することで、開始ノードS2を最初の経由ノードに設定する。そして、制御部21は、得られた推定結果223を利用して、目標ノードG2が経由ノードとして選択されるまで、抽出演算51及び選択演算52を繰り返す。
ステップS203では、制御部21は、出力部213として動作し、推奨経路の探索結果225に関する情報を出力する。
以上のとおり、本実施形態に係るモデル生成装置1は、ステップS102において、第1計算モジュール(ニューラルネットワーク50)のみを機械学習の対象として取り扱うのではなく、第1計算モジュール及び第2計算モジュール(抽出演算51及び選択演算52)の両方を機械学習の対象として取り扱う。これにより、ステップS101で取得する各学習データセット3の正解情報32の用意にかかる作業時間及び負担を抑えることができる。したがって、本実施形態によれば、訓練済みの探索モジュール5の生成にかかる手間の低減を図ることができる。
索するように訓練されていくのに応じて、ニューラルネットワーク50は、探索の効率性を悪化させるエリアのコストを高く推定するように、正解情報32に示される推奨経路から間接的に訓練される。本実施形態に係る経路探索装置2は、ステップS202の処理において、この訓練済みのニューラルネットワーク50によるコストの推定結果223を使用することで、経路探索タスクを効率的に遂行することができる。探索モジュール5の探索アルゴリズムにA*探索アルゴリズムを採用した場合には、コストが最小となる経路を得るための効率性を高めることができる。また、探索モジュール5の探索アルゴリズムに最良優先探索法を採用した場合には、訓練済みのニューラルネットワーク50による各ノードのコストの推定結果を利用することで、コストが最小となる経路を得る確率を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良又は変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
上記実施形態に係る経路探索システム100は、与えられたマップにおいて経路を探索するあらゆる場面に適用されてよい。具体例として、上記実施形態に係る経路探索システム100は、移動体に推奨する経路を探索する場面、ロボット装置に推奨する動線を探索する場面等に適用されてよい。以下、適用場面を限定した一具体例を示す。
図9は、第1具体例に係る案内システム100Aの適用場面の一例を模式的に例示する。第1具体例は、移動体に推奨する経路を探索する場面に上記実施形態を適用した例である。第1具体例に係る案内システム100Aは、モデル生成装置1及び案内装置2Aを備える。案内装置2Aは、上記経路探索装置2の一例である。
人であってよい。図9の例では、移動体は、車両である。これらの点を除き、第1具体例の構成は、上記実施形態と同様であってよい。
第1具体例において、モデル生成装置1は、上記実施形態と同様の処理手順により、移動体が移動するのに推奨される経路を探索する能力を獲得した訓練済みの探索モジュール5を生成することができる。
案内装置2Aのハードウェア構成及びソフトウェア構成は、上記実施形態に係る経路探索装置2と同様であってよい。第1具体例において、案内装置2Aは、上記経路探索装置2と同様の処理手順により、移動体が移動するのに推奨される経路を探索することができる。
器による現在地の測定結果から得られてよい。対象マップ221Aが画像であり、対象マップ221Aに写る目的物(例えば、特定の建物、地点等)に向けて移動体が移動する場合、目標ノードGA2の情報は、対象マップ221Aに対する画像識別の結果から得られてよい。画像識別の方法は任意でよい。対象マップ221Aは、開始ノードSA2及び目標ノードGA2が特定された後に、それぞれを含むように適宜取得されてもよい。
、各ノードのコストの推定結果223Aを取得する。制御部は、集合O及び集合Cを用意し、それぞれを空にする。制御部は、開始ノードSA2を集合Oに追加することで、開始ノードSA2を最初の経由ノードに設定する。そして、制御部は、得られた推定結果223Aを利用して、目標ノードGA2が経由ノードとして選択されるまで、抽出演算51及び選択演算52を繰り返す。これにより、制御部は、開始ノードSA2から目標ノードGA2までのコスト最小となる推奨経路の探索結果225Aを得ることができる。
第1具体例のモデル生成装置1によれば、移動体に推奨する経路を探索する能力を獲得した訓練済みの探索モジュール5の生成にかかる手間の低減を図ることができる。また、案内装置2Aでは、訓練済みの探索モジュール5を使用することで、移動体に推奨する経路を効率的に探索することができる。更に、モデル生成装置1では、機械学習の逆伝播フェーズにおける抽出演算51及び選択演算52の置き換えにより、探索モジュール5の機械学習を適切に実施することができる。その結果、移動体に推奨する経路を探索するタスクを効率的に遂行可能な訓練済みの探索モジュール5を適切に生成することができる。
図10は、第2具体例に係る制御システム100Bの適用場面の一例を模式的に例示する。第2具体例は、ロボット装置RBに推奨する経路を探索する場面に上記実施形態を適用した例である。第2具体例に係る制御システム100Bは、モデル生成装置1及び制御装置2Bを備える。制御装置2Bは、上記経路探索装置2の一例である。
第2具体例において、モデル生成装置1は、上記実施形態と同様の処理手順により、ロボット装置RBが動作するのに推奨される経路を探索する能力を獲得した訓練済みの探索モジュール5を生成することができる。
制御装置2Bのハードウェア構成及びソフトウェア構成は、上記実施形態に係る経路探索装置2と同様であってよい。駆動対象となるロボット装置RBは、通信インタフェース又は外部インタフェースを介して制御装置2Bに接続されてよい。第2具体例において、制御装置2Bは、上記経路探索装置2と同様の処理手順により、ロボット装置RBが動作するのに推奨される経路を探索することができる。
定結果223Bを利用して、目標ノードGB2が経由ノードとして選択されるまで、抽出演算51及び選択演算52を繰り返す。これにより、制御部は、開始ノードSB2から目標ノードGB2までのコスト最小となる推奨経路の探索結果225Bを得ることができる。
第2具体例のモデル生成装置1によれば、ロボット装置RBに推奨する経路を探索する能力を獲得した訓練済みの探索モジュール5の生成にかかる手間の低減を図ることができる。また、制御装置2Bでは、訓練済みの探索モジュール5を使用することで、ロボット装置RBに推奨する経路を効率的に探索することができる。更に、モデル生成装置1では、機械学習の逆伝播フェーズにおける抽出演算51及び選択演算52の置き換えにより、探索モジュール5の機械学習を適切に実施することができる。その結果、ロボット装置RBに推奨する経路を探索するタスクを効率的に遂行可能な訓練済みの探索モジュール5を適切に生成することができる。
以上、2つの具体例を示したが、上記実施形態を適用可能な場面はこれらに限定されるものではない。他の一例として、上記実施形態に係る経路探索システム100は、交通機関(例えば、航空、鉄道、バス等)を利用する経路を探索する場面に適用されてよい。この場合、マップ(訓練マップ、対象マップ)は、交通機関により形成される交通網の任意の範囲を含むように構成される。マップに含まれる各ノードは、交通機関の拠点(例えば、駅)等の地理上の任意の地点に対応してよい。正解情報は、交通機関を利用して移動するのに推奨される経路を推奨経路として示すように構成されてよい。これにより、モデル生成装置1は、交通機関を利用して移動するのに推奨される経路を探索する能力を獲得した訓練済みの探索モジュール5を生成することができる。また、経路探索装置2は、訓練済みの探索モジュール5を使用して、交通機関を利用して移動するのに推奨される経路を探索することができる。
ニューラルネットワーク50の構成は、上記実施形態の例に限定されなくてよく、実施の形態に応じて適宜変更されてよい。例えば、各ニューロンは、隣接する層の特定のニューロンと接続されたり、隣接する層以外の層のニューロンと接続されたりしてもよい。各ニューロンの結合関係は、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。中間層502は、省略されてもよい。ニューラルネットワーク50は、例えば、畳み込み層、プーリング層、正規化層、ドロップアウト層等の他の種類の層を含んでもよい。ニューラルネットワーク50は、畳み込みニューラルネットワーク、再帰型ニューラルネットワーク、グラフニューラルネットワーク等の他の形式のニューラルネットワークにより構成されてよい。
特に限定されなくてよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。例えば、ニューラルネットワーク50は、マップ以外の情報の入力を更に受け付けるように構成されてもよい。また、例えば、ニューラルネットワーク50は、各ノードのコストの推定結果以外の情報を出力するように構成されてもよい。
なお、w(n)は、非負(0以上)の重みである。
逆伝播フェーズの置き換え及びニューラルネットワークにより得られるコストの推定結果を利用した探索の有効性を検証するために、以下の実施例及び比較例に係る探索モジュールを生成した。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
し、上記(1)~(4)の手順でA*探索アルゴリズムにより最短経路を探索するように構成された比較例に係る探索モジュールを作成した。実施例の選択演算と同様に、比較例でも、ノードvから目標ノードvgまでの直線距離(マンハッタン距離)をコストとして算出する関数をh(v,vg)として採用した。そして、実施例及び各比較例に係る探索モジュールに3つの評価用の対象マップを与えて、各対象マップにおいて開始ノードから目標ノードまでの最短経路の探索を実行させた。
11…制御部、12…記憶部、13…通信インタフェース、
14…外部インタフェース、
15…入力装置、16…出力装置、17…ドライブ、
81…モデル生成プログラム、91…記憶媒体、
111…データ取得部、112…学習処理部、
113…保存処理部、
125…学習結果データ、
2…経路探索装置、
21…制御部、22…記憶部、23…通信インタフェース、
24…外部インタフェース、
25…入力装置、26…出力装置、27…ドライブ、
82…経路探索プログラム、92…記憶媒体、
211…マップ取得部、212…探索部、213…出力部、
221…対象マップ、
3…学習データセット、
31…訓練マップ、32…正解情報、
5…探索モジュール、
50…ニューラルネットワーク、
501…入力層、502…中間(隠れ)層、
503…出力層、
51…抽出する演算、52…選択する演算
Claims (14)
- 訓練マップ、及び前記訓練マップにおける推奨経路を示す正解情報の組み合わせによりそれぞれ構成される複数の学習データセットを取得するデータ取得部と、
前記複数の学習データセットを使用して、探索モジュールの機械学習を実施する学習処理部であって、
前記探索モジュールは、
入力マップに含まれる複数のノードそれぞれのコストを推定するように構成されるニューラルネットワーク、
経由ノードに近接する1つ以上の候補ノードを入力マップに含まれる複数のノードから抽出する演算、及び
前記ニューラルネットワークの推定結果に基づいて、コストの総和が最小となるように、抽出された1つ以上の候補ノードから次の経由ノードを選択する演算、を含み、
前記探索モジュールは、開始ノードを最初の経由ノードに設定し、目標ノードが経由ノードとして選択されるまで、前記抽出する演算及び選択する演算を繰り返すことで、開始ノードから目標ノードまでの経路を探索するように構成され、
前記機械学習は、前記各学習データセットについて、前記訓練マップを前記入力マップとして与えることで前記探索モジュールにより探索される経路が前記正解情報により示される推奨経路に適合するように前記探索モジュールを訓練することにより構成され、
前記機械学習の間、順伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算をそのまま計算するのに対して、逆伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれを微分可能な代替演算に置き換え、置き換えられた前記代替演算の微分計算により、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれの微分計算に対応する近似勾配を算出する、
学習処理部と、
を備える、
モデル生成装置。 - 前記選択する演算は、前記ニューラルネットワークの推定結果に基づいて、所定の探索アルゴリズムによりコストの総和が最小となるように、抽出された1つ以上の候補ノードから次の経由ノードを選択するように構成される、
請求項1に記載のモデル生成装置。 - 前記所定の探索アルゴリズムは、ダイクストラ法、最良優先探索法、又はA*探索アルゴリズムである、
請求項2に記載のモデル生成装置。 - 前記訓練マップは、移動体の移動を許容する範囲を含み、
前記正解情報により示される前記推奨経路は、前記移動体が移動するのに推奨される経路である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のモデル生成装置。 - 前記訓練マップは、ロボット装置の駆動を許容する範囲を含み、
前記正解情報により示される前記推奨経路は、前記ロボット装置が動作するのに推奨される経路である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のモデル生成装置。 - 前記推奨経路は、最短経路である、
請求項1から5のいずれか1項に記載のモデル生成装置。 - 前記訓練マップは、画像により構成され、
前記ノードは、画素により構成される、
請求項1から6のいずれか1項に記載のモデル生成装置。 - 前記画像は、実画像又はバイナリ画像により構成される、
請求項7に記載のモデル生成装置。 - 対象マップを取得するマップ取得部と、
訓練済みの探索モジュールを使用して、取得された前記対象マップにおける開始ノードから目標ノードまでの経路を探索する探索部であって、
前記訓練済みの探索モジュールは、訓練マップ、及び前記訓練マップにおける推奨経路を示す正解情報の組み合わせによりそれぞれ構成される複数の学習データセットを使用した機械学習により生成されたものであり、
前記探索モジュールは、
入力マップに含まれる複数のノードそれぞれのコストを推定するように構成されるニューラルネットワーク、
経由ノードに近接する1つ以上の候補ノードを入力マップに含まれる複数のノードから抽出する演算、及び
前記ニューラルネットワークの推定結果に基づいて、コストの総和が最小となるように、抽出された1つ以上の候補ノードから次の経由ノードを選択する演算、を含み、
前記探索モジュールは、開始ノードを最初の経由ノードに設定し、目標ノードが経由ノードとして選択されるまで、前記抽出する演算及び選択する演算を繰り返すことで、開始ノードから目標ノードまでの経路を探索するように構成され、
前記機械学習は、前記各学習データセットについて、前記訓練マップを前記入力マップとして与えることで前記探索モジュールにより探索される経路が前記正解情報により示される推奨経路に適合するように前記探索モジュールを訓練することにより構成され、
前記機械学習の間、順伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算はそのまま計算されたのに対して、逆伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれは微分可能な代替演算に置き換えられ、置き換えられた前記代替演算の微分計算により、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれの微分計算に対応する近似勾配が算出される、
探索部と、
前記対象マップに対して前記経路を探索した結果に関する情報を出力する出力部と、
を備える、
経路探索装置。 - 前記対象マップは、移動体の移動を許容する範囲を含み、
前記探索部は、前記訓練済みの探索モジュールを使用して、取得された前記対象マップにおける前記開始ノードから前記目標ノードまで前記移動体が移動するのに推奨される経路を探索する、
請求項9に記載の経路探索装置。 - 前記対象マップは、ロボット装置の駆動を許容する範囲を含み、
前記探索部は、前記訓練済みの探索モジュールを使用して、取得された前記対象マップにおける前記開始ノードから前記目標ノードまで前記ロボット装置が動作するのに推奨される経路を探索する、
請求項9に記載の経路探索装置。 - 前記経路を探索した結果に関する情報は、探索された経路に従ったナビゲーションにより構成される、
請求項9から11に記載の経路探索装置。 - コンピュータが、
訓練マップ、及び前記訓練マップにおける推奨経路を示す正解情報の組み合わせによりそれぞれ構成される複数の学習データセットを取得するステップと、
前記複数の学習データセットを使用して、探索モジュールの機械学習を実施するステップであって、
前記探索モジュールは、
入力マップに含まれる複数のノードそれぞれのコストを推定するように構成されるニューラルネットワーク、
経由ノードに近接する1つ以上の候補ノードを入力マップに含まれる複数のノードから抽出する演算、及び
前記ニューラルネットワークの推定結果に基づいて、コストの総和が最小となるように、抽出された1つ以上の候補ノードから次の経由ノードを選択する演算、を含み、
前記探索モジュールは、開始ノードを最初の経由ノードに設定し、目標ノードが経由ノードとして選択されるまで、前記抽出する演算及び選択する演算を繰り返すことで、開始ノードから目標ノードまでの経路を探索するように構成され、
前記機械学習は、前記各学習データセットについて、前記訓練マップを前記入力マップとして与えることで前記探索モジュールにより探索される経路が前記正解情報により示される推奨経路に適合するように前記探索モジュールを訓練することにより構成され、
前記機械学習の間、順伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算をそのまま計算するのに対して、逆伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれを微分可能な代替演算に置き換え、置き換えられた前記代替演算の微分計算により、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれの微分計算に対応する近似勾配を算出する、
ステップと、
を実行する、
モデル生成方法。 - コンピュータに、
訓練マップ、及び前記訓練マップにおける推奨経路を示す正解情報の組み合わせによりそれぞれ構成される複数の学習データセットを取得するステップと、
前記複数の学習データセットを使用して、探索モジュールの機械学習を実施するステップであって、
前記探索モジュールは、
入力マップに含まれる複数のノードそれぞれのコストを推定するように構成されるニューラルネットワーク、
経由ノードに近接する1つ以上の候補ノードを入力マップに含まれる複数のノードから抽出する演算、及び
前記ニューラルネットワークの推定結果に基づいて、コストの総和が最小となるように、抽出された1つ以上の候補ノードから次の経由ノードを選択する演算、を含み、
前記探索モジュールは、開始ノードを最初の経由ノードに設定し、目標ノードが経由ノードとして選択されるまで、前記抽出する演算及び選択する演算を繰り返すことで、開始ノードから目標ノードまでの経路を探索するように構成され、
前記機械学習は、前記各学習データセットについて、前記訓練マップを前記入力マップとして与えることで前記探索モジュールにより探索される経路が前記正解情報により示される推奨経路に適合するように前記探索モジュールを訓練することにより構成され、
前記機械学習の間、順伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算をそのまま計算するのに対して、逆伝播のフェーズでは、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれを微分可能な代替演算に置き換え、置き換えられた前記代替演算の微分
計算により、前記抽出する演算及び前記選択する演算それぞれの微分計算に対応する近似勾配を算出する、
ステップと、
を実行させるための、
モデル生成プログラム。
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