JP7604538B2 - 無停電電源システム、無停電電源用劣化判断装置、無停電電源用劣化判断プログラムおよび無停電電源劣化判断方法 - Google Patents
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Description
(1)電源部の動作音から冷却部の発生音を抽出し、前記冷却部の劣化を示す冷却部劣化情報を送信する無停電電源装置。
(2)前記無停電電源装置の冷却部の音に関する情報を受信し、受信した前記冷却部の音に関する情報に基づき、前記無停電電源装置の冷却部の劣化状態の予測を示すグラフを出力する判断部。
(3)前記判断部は、稼働時間に対応した劣化状態を示すデータに基づき機械学習により求められた関数から、前記冷却部の劣化状態の予測を示すグラフを前記無停電電源装置が使用された温度ごとに出力する。
[1-1.構成]
図1~3を参照して本実施形態の一例としての無停電電源システム1について説明する。
本無停電電源システム1は、複数の無停電電源装置2、判断部5を有する。本実施形態において、本無停電電源システム1が、任意の台数n台の無停電電源装置2a、2b~2nを有する場合について説明する。無停電電源装置2は、電力供給線91に配置される。電力供給線91は、電力系統9の一部を構成し需要家内に電力を供給する。電力系統9は、商用電源92に接続される。無停電電源装置2から出力された交流電力は、負荷8に供給される。
信号データA:電源部20の動作音にかかる信号データ
信号データB:冷却部28の劣化に関する信号データ
(冷却部劣化情報B1:冷却部28の劣化を示す情報)
(使用環境情報B2:無停電電源装置2の使用された環境を示す情報)
(使用経過情報B3:無停電電源装置2の使用の経過を示す情報)
動作コマンドC
(動作コマンドC1:交流直流変換部21の動作を指定する動作コマンド)
(動作コマンドC2:直流交流変換部23の動作を指定する動作コマンド)
(動作コマンドC3:冷却部28の動作を指定する動作コマンド)
停止コマンドD
(停止コマンドD1:交流直流変換部21の動作停止を指示する停止コマンド)
(停止コマンドD2:直流交流変換部23の動作停止を指示する停止コマンド)
(停止コマンドD3:冷却部28の動作停止を指示する停止コマンド)
劣化曲線F:冷却部28の劣化曲線
警報信号J
電力供給コマンドH
無停電電源装置2は、電力供給線91から供給された交流電力を直流電力に変換し蓄電池を充電し、蓄電池から放電された直流電力を交流電力に変換し、負荷8に出力する電源装置である。無停電電源装置2は、電源部20、制御部3、検出部4、測定部6を有する。無停電電源装置2は、電力需要家の配電室等に設置される。
電源部20は、交流直流変換部21、蓄電池22、直流交流変換部23、バイパス回路24、入力端子25、補助入力端子26、出力端子27、冷却部28を有する。
交流直流変換部21は、交流電力を直流電力に変換するコンバータにより構成される。交流直流変換部21を構成するコンバータは、トランジスタ等のスイッチング素子を有し、このスイッチング素子をスイッチングすることにより、交流電力を直流電力に変換する。
蓄電池22は、供給された直流電力にかかる電荷を充電し、充電した電荷を直流電力として放電する充電可能な蓄電装置である。蓄電池22は、リチウム2次電池のような充電可能な電池が複数組合され構成される。蓄電池22は、交流直流変換部21および直流交流変換部23の近傍に設置される。蓄電池22は、交流直流変換部21および直流交流変換部23に接続される。
直流交流変換部23は、直流電力を交流電力に変換するインバータにより構成される。直流交流変換部23を構成するインバータは、トランジスタ等のスイッチング素子を有し、このスイッチング素子をスイッチングすることにより、直流電力を交流電力に変換する。
バイパス回路24は、電流の開閉を行うコンタクタ、リレーまたはパワーエレクトロニクス半導体素子のような開閉素子により構成される。バイパス回路24は、無停電電源装置2を構成する筐体の内部に配置される。バイパス回路24は、一方が補助入力端子26に、他方が出力端子27に接続される。
冷却部28は、電動機により駆動される冷却ファンにより構成される。冷却部28は、無停電電源装置2を構成する筐体の内部であり、交流直流変換部21および直流交流変換部23の近傍に設置される。冷却部28は、冷却ファンを回転させ、空気を流動させることにより交流直流変換部21および直流交流変換部23を冷却する。
検出部4は、音を検出するマイクとアナログデジタル変換器が組み合わされた装置により構成される。検出部4は、複数のマイクを有することが望ましい。検出部4は、無停電電源装置2を構成する筐体の内部であり、冷却部28の近傍に設置される。
流交流変換部23の動作音、環境音のうち少なくとも一つにかかる信号データが含まれる。
測定部6は、測温抵抗体や熱電対等の温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、電気量測定器とアナログデジタル変換器およびタイマが組み合わされた装置により構成される。測定部6は、無停電電源装置2を構成する筐体の内部であり、交流直流変換部21、蓄電池22、直流交流変換部23の近傍に設置される。測定部6は、制御部3の入力部31に接続される。
制御部3は、マイクロコンピュータ、DSP(ディジタルシグナルプロセッサ)等により構成される。制御部3は、無停電電源装置2を構成する筐体内に配置される。制御部3は、電源部20の動作音から冷却部28の発生音を抽出するための制御を行う。制御部3により抽出された冷却部28の発生音にかかるデータである冷却部劣化情報B1を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)が、判断部5に送信される。
入力部31は、マイクロコンピュータのポート等からなる電文受信回路により構成される。入力部31は、入力側が検出部4および測定部6に、出力側が演算部34に接続される。入力部31は、検出部4から出力された信号データA(電源部20の動作音にかかる信号データ)および測定部6から出力された使用環境情報B2、使用経過情報B3を受信し、演算部34に出力する。
出力部32は、マイクロコンピュータのポート等からなる電文送信回路により構成される。出力部32は、入力側が演算部34に、出力側が電源部20の交流直流変換部21、直流交流変換部23、冷却部28、バイパス回路24に接続される。
送受信部33は、マイクロコンピュータのポート等からなる電文送受信回路により構成される。送受信部33は、入力側が演算部34に、出力側が判断部5に接続される。送受信部33は、演算部34にて作成された、冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)を、判断部5
に送信する。また、送受信部33は、判断部5から交流直流変換部21、直流交流変換部23、冷却部28の動作を指示する動作コマンドCおよび停止を指示する停止コマンドDを受信する。
演算部34は、マイクロコンピュータまたはDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)のCPU等により構成される。演算部34は、後述するコンピュータプログラムを内蔵する。演算部34は、入力部31、出力部32、送受信部33に接続される。演算部34は、以下の演算および制御を行う。
演算部34は、入力部31を制御し、検出部4から信号データA(電源部20の動作音にかかる信号データ)を、測定部6から使用環境情報B2、使用経過情報B3を受信する。
演算部34は、出力部32を制御し、交流直流変換部21、直流交流変換部23、冷却部28に、動作を指示する動作コマンドCおよび停止を指示する停止コマンドDを送信する。
演算部34は、送受信部33を制御し、冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)を、判断部5に送信する。演算部34は、検出部4から受信した信号データA(電源部20の動作音にかかる信号データ)に基づき演算を行い、冷却部劣化情報B1を作成する。また、演算部34は、送受信部33を制御し、判断部5から交流直流変換部21、直流交流変換部23、冷却部28の動作を指示する動作コマンドCおよび停止を指示する停止コマンドDを受信する。
判断部5の構成を図3に示す。判断部5は、無停電電源装置2の冷却部28の劣化の判断を行う装置である。判断部5は、パーソナルコンピュータ等により構成される。判断部5は、送受信部51、記憶部52、表示部53、警報出力部54、送受信部55、演算部56を有する。判断部5は、電力需要家の電力管理室等に設置される。判断部5を請求項中において無停電電源用劣化判断装置と呼ぶ場合がある。
送受信部51は、パーソナルコンピュータの通信ポート等により構成される。送受信部51は、複数の無停電電源装置2(2a、2b~2n)の制御部3(3a、3b~3n)の送受信部33(33a、33b~33n)に接続される。送受信部51は、ローカル通信線を介し制御部3の送受信部33から、冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)を受信する。また、送受信部51は、無停電電源装置2に交流直流変換部21、直流交流変換部23、冷却部28の動作を指示する動作コマンドCおよび停止を指示する停止コマンドDを送信する。送受信部51の送受信動作は、演算部56により制御される。
記憶部52は、判断部5を構成するパーソナルコンピュータのハード演算部56により制御される。記憶部52は、複数の無停電電源装置2ごとの冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)および冷却部28の劣化の判断の基準となる劣化曲線Fを記憶する。
表示部53は、液晶パネルのような表示装置にて構成される。表示部53は、複数の無停電電源装置2の冷却部28の劣化の状態を表示する。表示部53は、演算部56により、表示が制御される。
警報出力部54は、警報音、警報表示による警報信号を出力する警報装置により構成される。演算部56は、複数の無停電電源装置2から受信した使用経過情報B3に基づき、経過に対する、冷却部28の劣化を示す劣化曲線Fを作成する。冷却部劣化情報B1に基づいた冷却部の劣化は、複数の無停電電源装置2から受信した冷却部劣化情報B1に基づく。劣化曲線Fは、使用環境情報B2に基づいた使用環境ごとに、作成される。
送受信部55は、パーソナルコンピュータの通信ポート等により構成される。送受信部55は、インターネット等の通信回線(図中不示)に接続される。送受信部55は、通信回線を介し他のコンピュータ等の機器と通信を行う。送受信部55は、他のコンピュータ等の機器から送信されるリクエスト信号に応じ、複数の無停電電源装置2の冷却部28の劣化の状態を送信する。送受信部55の送受信動作は、演算部56により制御される。
演算部56は、判断部5を構成するパーソナルコンピュータのCPU等により構成される。演算部56は、後述するコンピュータプログラムを内蔵する。演算部56は、送受信部51、記憶部52、表示部53、警報出力部54、送受信部55に接続される。演算部56は、以下の演算および制御を行う。
演算部56は、送受信部51を制御し、ローカル通信線を介し複数の無停電電源装置2の制御部3の送受信部33から、冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)を受信する。また、演算部56は、送受信部51を制御し、無停電電源装置2に、交流直流変換部21、直流交流変換部23、冷却部28の動作を指示する動作コマンドCおよび停止を指示する停止コマンドDを送信する。
演算部56は、記憶部52を制御し、複数の無停電電源装置2ごとの冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)および冷却部28の劣化の判断の基準となる劣化曲線Fを記憶させ、呼び出す。
演算部56は、表示部53を制御し、複数の無停電電源装置2の冷却部28の劣化の状態を表示させる。
演算部56は、警報出力部54を制御し、冷却部28が劣化したものと判断した場合、劣化の程度に応じた警報信号Jを警報出力部54に対し出力する。警報出力部54は、警報信号Jに基づき、警報音、警報表示により警報を出力する。
演算部56は、送受信部55を制御し、通信回線を介し接続された他のコンピュータ等の機器との通信を行う。演算部56は、送受信部55を制御し、他のコンピュータ等の機器から送信されたリクエスト信号を受信する。このリクエスト信号に応じ、演算部56は、送受信部55を制御し、複数の無停電電源装置2の冷却部28の劣化の状態を送信する。
次に、本実施形態の無停電電源システム1の動作の概要を、図1~9に基づき説明する。
判断部5は、劣化曲線作成処理により無停電電源装置2の冷却部28の劣化を表す劣化曲線Fを作成する。劣化曲線Fは、使用環境情報B2に基づき使用環境ごとに作成される。
演算部56により、実行される劣化曲線作成処理にかかるプログラムを、図4に示す。劣化曲線作成処理にかかるプログラムは、判断部5の演算部56により、一定周期ごとに繰り返し継続的に実行される。
演算部56は、送受信部51を介し、複数の無停電電源装置2により送信された冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)を受信する。受信した冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)は、複数の無停電電源装置2(2a、2b~2n)ごとに記憶部52に蓄積して記憶される。劣化曲線作成処理にかかるプログラムは、判断部5の演算部56により、一定周期ごとに繰り返し継続的に実行されるので、冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)は、記憶部52に蓄積して記憶される。
次に演算部56は、記憶部52に記憶された使用環境情報B2に基づき、複数の無停電電源装置2の冷却部劣化情報B1を分類する。例えば演算部56は、複数の無停電電源装置2ごとの平均使用温度を使用環境情報B2に基づき算出する。例えば、使用環境情報B2に基づき、平均温度T1=0℃~10℃、T2=10℃~20℃、T3=20℃~30℃、T4=30℃~40℃、T5=40℃~50℃に、複数の無停電電源装置2から送信された冷却部劣化情報B1が分類される。各冷却部劣化情報B1には使用環境情報B2が付される。
次に演算部56は、ステップS02で分類した冷却部劣化情報B1に基づき劣化曲線Fを作成する。劣化曲線Fの例を図9に示す。劣化曲線Fは、ステップS02にて分類した使用環境情報B2ごとに作成される。例えば、劣化曲線Fは、平均温度T1=0℃~10℃、T2=10℃~20℃、T3=20℃~30℃、T4=30℃~40℃、T5=40℃~50℃ごとに、作成される。
演算部56により、実行される劣化判断処理にかかるプログラムを図5に示す。劣化判断処理にかかるプログラムは、判断部5の演算部56により、一定周期ごとに繰り返し継続的に実行される。演算部56は、劣化判断処理により劣化状態の判断の対象となる無停電電源装置2の冷却部28の、劣化の程度を判断する。以下に無停電電源装置2aが劣化状態の判断の対象となる場合について説明する。
演算部56は、送受信部51を介し劣化状態の判断の対象となる無停電電源装置2aから冷却部劣化情報B1、使用環境情報B2、使用経過情報B3を含む信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)を受信する。
次に演算部56は、ステップS11にて受信した劣化状態の判断の対象となる無停電電源装置2aの使用環境情報B2に相当する劣化曲線Fを選択する。劣化曲線Fは、劣化曲線作成処理により、例えば平均温度T1=0℃~10℃、T2=10℃~20℃、T3=20℃~30℃、T4=30℃~40℃、T5=40℃~50℃ごとに作成されている。
次に演算部56は、ステップS11にて受信した冷却部劣化情報B1とステップS12にて選択した劣化曲線Fに基づき、劣化状態の判断の対象となる無停電電源装置2aの冷却部28の劣化の程度を判断する。演算部56は、ステップS12にて選択した劣化曲線F上に、ステップS11にて受信した劣化状態の判断の対象となる無停電電源装置2aの冷却部劣化情報B1にかかる劣化のレベルL1をプロットし、冷却部劣化情報B1と劣化曲線Fとを対比する。冷却部劣化情報B1にかかる劣化のレベルL1は、例えば、劣化状態の判断の対象となる無停電電源装置2aの冷却部28の発生音にかかる音量レベルである。
劣化判断処理により、無停電電源装置2aの冷却部28の劣化が軽度の劣化であると判断された場合、演算部56は、軽度劣化処理として以下の処理を行う。
演算部56は、劣化状態の判断の対象となる無停電電源装置2aの冷却部28の動作を継続させる制御を行う。演算部56は、送受信部51を介し無停電電源装置2aに、冷却部28の動作継続を指示する動作コマンドC3(冷却部28の動作を指定する動作コマンド)を送信する。無停電電源装置2aの制御部3は、冷却部28の動作継続を指示する動作コマンドC3を受信し、冷却部28を動作させる。
次に演算部56は、無停電電源装置2aの冷却部28は軽度劣化であることを表示部53に表示させる。また、演算部56は、無停電電源装置2aの冷却部28は動作していることを表示部53に表示させる。
次に演算部56は、無停電電源装置2aの内部の温度が予め設定された温度T1以上になったかの判断を行う。演算部56は、使用環境情報B2(無停電電源装置2の使用された環境を示す情報)に含まれる無停電電源装置2aの内部の温度に関するデータをステップS11にて受信する。演算部56は、使用環境情報B2(無停電電源装置2の使用された環境を示す情報)に含まれる無停電電源装置2aの内部の温度に関するデータに基づき、無停電電源装置2aの内部の温度が予め設定された温度T1以上になったかの判断を行う。
次に演算部56は、無停電電源装置2aの出力電力が電力W1以上になったかの判断を行う。演算部56は、使用経過情報B3(無停電電源装置2の使用の経過を示す情報)に含まれる無停電電源装置2aの出力電力に関するデータをステップS11にて受信する。演算部56は、使用環境情報B3に含まれる無停電電源装置2aの出力電力に関するデータに基づき、無停電電源装置2aの出力電力が予め設定された電力W1以上になったかの判断を行う。
ステップS23にて無停電電源装置2aの内部の温度が予め設定された温度T1以上になったと判断された場合、またはステップS24にて無停電電源装置2aの出力電力が予め設定された電力W1以上になったと判断された場合、演算部56は、無停電電源装置2aの動作を停止させる制御を行う。
次に、演算部56は、無停電電源装置2bを動作させる制御を行う。演算部56は、送受信部51を介し無停電電源装置2bに、電力供給コマンドHを送信する。
次に演算部56は、警報信号Jを警報出力部54に送信する。警報出力部54は、無停電電源装置2aの動作が停止していることを示す警報を警報音、警報表示により出力する。その後、演算部56は、一連のプログラムを終了する。
劣化判断処理により、無停電電源装置2aの冷却部28の劣化が重度の劣化であると判断された場合、演算部56は、重度劣化処理として以下の処理を行う。
劣化判断処理により、無停電電源装置2aの冷却部28の劣化が重度の劣化であると判断された場合、演算部56は、無停電電源装置2aの動作を停止させる制御を行う。
次に、演算部56は、無停電電源装置2bを動作させる制御を行う。演算部56は、送受信部51を介し無停電電源装置2bに、電力供給コマンドHを送信する。
次に演算部56は、警報信号Jを警報出力部54に送信する。警報出力部54は、無停電電源装置2aの動作が停止していることを示す警報を警報音、警報表示により出力する。その後、演算部56は、一連のプログラムを終了する。
無停電電源装置2の制御部3は、無停電電源装置2の冷却部28の発生音を抽出し、信号データB(冷却部の発生音にかかる信号データ)中の冷却部劣化情報B1として判断部5に送信する。また、無停電電源装置2の制御部3は、信号データB(冷却部の発生音にかかる信号データ)中に使用環境情報B2、使用経過情報B3を含め判断部5に送信する。
最初に演算部34は、入力部31を介し検出部4から信号データA(電源部20の動作音にかかる信号データ)を受信する。検出部4は、常時、電源部20の動作音を検出しアナログデジタル変換し、電源部20の動作音にかかる信号データを信号データAとして出力する。信号データAには、電源部20の冷却部28の発生音、交流直流変換部21、直流交流変換部23の動作音、環境音にかかる信号データが含まれる。信号データA(電源部20の動作音にかかる信号データ)は、常時検出部4から出力される。
次に演算部34は、ステップR01で受信した信号データA(電源部20の動作音にかかる信号データ)に基づき、冷却部28の発生音を抽出する。前述のように信号データA(電源部20の動作音にかかる信号データ)は、冷却部28の発生音、交流直流変換部21、直流交流変換部23の動作音を含む。
次に演算部34は、入力部31を介し測定部6から使用環境情報B2、使用経過情報B3を受信する。測定部6は、無停電電源装置2が稼動を開始してから現在までの、温度、湿度、気圧、サージ受電量を、無停電電源装置2の使用された環境を示す情報である使用環境情報B2として制御部3の入力部31に出力する。
次に演算部34は、ステップR02で作成した冷却部劣化情報B1およびステップR03で受信した使用環境情報B2、使用経過情報B3を信号データB(冷却部28の劣化に関する信号データ)に含め、送信部33を介し信号データBを判断部5に送信する。
次に演算部34は、送受信部33を介し判断部5から動作コマンドCまたは停止コマンドDを受信したかの判断を行う。
ステップR05にて動作コマンドCまたは停止コマンドDを受信したと判断した場合、演算部34は、判断部5から送信された動作コマンドCまたは停止コマンドDに従い交流直流変換部21、直流交流変換部23、冷却部28の動作を制御する。
の演算部34は、冷却部28を継続して動作させる制御を行う。
(1)本実施形態によれば、無停電電源システム1は、冷却部28の劣化を示す冷却部劣化情報を送信する無停電電源装置2と、無停電電源装置2から冷却部劣化情報を受信し、受信した冷却部劣化情報に基づき無停電電源装置2の冷却部28の劣化状態を段階的に判断する判断部5とを備えるので、冷却部28の劣化の程度を段階的に判断することができる無停電電源システム1を提供することができる。
変形例を含めた実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。以下は、その一例である。
2,2a,2b,2n・・・無停電電源装置
3・・・制御部
4・・・検出部
5・・・判断部
6・・・測定部
8,8a,8b,8n・・・負荷
9・・・電力系統
20・・・電源部
21・・・交流直流変換部
22・・・蓄電池
23・・・直流交流変換部
24・・・バイパス回路
25・・・入力端子
26・・・補助入力端子
27・・・出力端子
28・・・冷却部
31・・・入力部
32・・・出力部
33・・・送受信部
34・・・演算部
51・・・送受信部
52・・・記憶部
53・・・表示部
54・・・警報出力部
55・・・送受信部
56・・・演算部
91・・・電力供給線
92・・・商用電源
Claims (8)
- 電源部の動作音から冷却部の発生音を抽出し、前記冷却部の音に関する情報を送信する無停電電源装置と、
前記無停電電源装置の冷却部の音に関する情報を受信し、受信した前記冷却部の音に関する情報に基づき、前記無停電電源装置の冷却部の劣化状態の予測を示すグラフを出力する判断部を備え、
前記判断部は、稼働時間に対応した劣化状態を示すデータに基づき機械学習により求められた関数から、前記冷却部の劣化状態の予測を示すグラフを前記無停電電源装置が使用された温度ごとに出力する、
無停電電源システム。 - 前記判断部は、さらに前記無停電電源装置の温度が所定の温度以上である場合に、表示、音、伝送のうち少なくとも一つにより警報を出力する、
請求項1に記載の無停電電源システム。 - 前記判断部は、さらに前記無停電電源装置の出力電力が所定の電力以上である場合に、表示、音、伝送のうち少なくとも一つにより警報を出力する、
請求項1または2に記載の無停電電源システム。 - 前記判断部は、表示、音、伝送のうち少なくとも一つにより警報を出力した場合に、前記冷却部を停止するように前記無停電電源装置を制御する、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無停電電源システム。 - 前記無停電電源装置の冷却部の音に関する情報は、コンピュータクラウドに蓄積記憶される、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無停電電源システム。 - 無停電電源装置の冷却部の音に関する情報を受信し、
受信した前記冷却部の音に関する情報に基づき、前記無停電電源装置の冷却部の劣化状態の予測を示すグラフを前記無停電電源装置が使用された温度ごとに出力する判断部を備えた、無停電電源用劣化判断装置。 - コンピュータに、
電源部の動作音から無停電電源装置の冷却部の発生音を抽出し、前記冷却部の音に関する情報を受信するステップと、
稼働時間に対応した劣化状態を示すデータに基づき機械学習により求められた関数から、受信した前記冷却部の音に関する情報に基づき、前記冷却部の劣化状態の予測を示すグラフを前記無停電電源装置が使用された温度ごとに出力するステップ、
とを、実行させるための無停電電源用劣化判断プログラム。 - 電源部の動作音から無停電電源装置の冷却部の発生音を抽出し、前記冷却部の音に関する情報を受信する手順と、
稼働時間に対応した劣化状態を示すデータに基づき機械学習により求められた関数から、受信した前記冷却部の音に関する情報に基づき、前記冷却部の劣化状態の予測を示すグラフを前記無停電電源装置が使用された温度ごとに出力する手順と、
を有する無停電電源用劣化判断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023036550A JP7604538B2 (ja) | 2018-03-16 | 2023-03-09 | 無停電電源システム、無停電電源用劣化判断装置、無停電電源用劣化判断プログラムおよび無停電電源劣化判断方法 |
Applications Claiming Priority (2)
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