JP7610331B2 - ハンドタオル積層体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
シートを1枚ずつ折り曲げて、互いに重なりあうように積層されたハンドタオル積層体であり、前記シートは、坪量が、26.0g/m2以上34.0g/m2以下であり、紙厚が、0.85mm/10プライ以上1.20mm/10プライ以下であり、乾燥時の縦方向の引張強度(DMDT)が、20.6N/25mm以上30.4N/25mm以下であり、乾燥時の横方向の引張強度(DCDT)が、3.9N/25mm以上8.3N/25mm以下であり、TSA装置によって測定されるD値が、1.2mm/N以上2.4mm/N以下である、ハンドタオル積層体である。
(2)
前記シートの比容積が、2.8cm3/g以上4.0cm3/g以下である、(1)に記載のハンドタオル積層体である。
(3)
前記シートの、前記乾燥時の横方向の引張強度(DCDT)に対する前記乾燥時の縦方向の引張強度(DMDT)の比(DMDT/DCDT)が、3.5以上5.7以下である、(1)又は(2)に記載のハンドタオル積層体である。
(4)
前記ハンドタオル積層体の組数が、80組以上200組以下である、(1)~(3)のいずれかに記載のハンドタオル積層体である。
(5)
(1)~(4)のいずれかに記載のハンドタオル積層体の製造方法であり、コンベアによって前記シートを搬送しながら、マルチフォルダ式折機のフォールディング部によって前記シートを1枚ずつ折り曲げて、互いに重なりあうように積層して、未圧縮の積層体を得る積層工程と、圧縮加工部によって前記未圧縮の積層体を圧縮して、前記ハンドタオル積層体を得る圧縮工程と、を含み、前記圧縮加工部は、前記フォールディング部よりも前記コンベアの下流に配置され、前記コンベアの上下に配置されたプルベルトを備え、前記圧縮工程は、前記ハンドタオル積層体を構成する前記シートの全てが積層された後に、前記未圧縮の積層体を、上下に配置された前記プルベルトの間を通過させることによって圧縮する工程を行う、ハンドタオル積層体の製造方法である。
(6)
前記圧縮加工部は、前記フォールディング部よりも下流に1つのみ配置されている、(5)に記載のハンドタオル積層体の製造方法である。
(7)
前記フォールディング部は、複数の折り畳みプレート装置と、隣り合う前記折り畳みプレート装置の間の少なくとも1つに、前記コンベアの上方に配置されたタッチロールを少なくとも1つと、を備え、前記積層工程は、前記コンベアによって搬送される前記シートを、その上方から前記タッチロールによって支持する、(5)又は(6)に記載のハンドタオル積層体の製造方法である。
(8)
前記タッチロールは、金属製の略円柱形状のロール体であり、その直径は10mm以上50mm以下であり、その質量は100g以上1000g以下であり、前記コンベアの搬送方向に対して自由回転可能である、(7)に記載のハンドタオル積層体の製造方法である。
図2、図3、図4、及び図5に示す構成を有する製造装置を用いて、1枚のシートを折り曲げて、互いに重なりあうように積層されたハンドタオル積層体300を作製した。具体的には、図4及び図5のフォールディング部20について、120体の折り畳みプレート装置20a,20b,20c・・・をライン上に配置するとともに、略円柱形上であるタッチロール24(スチール製、直径:20mm、質量:700g)を、40組、60組、100組、組みあがったクリップにタッチするように3か所ライン上に配置した。具体的には、まず、パルプ70質量%、MSF30質量%の条件で抄紙して、シート100を得た。次に、得られたシート100を、紙厚を規定範囲に収めるため、カレンダー処理を行った。続いて、M/F加工機にて積層工程、圧縮工程を行った。そして、ログソーで裁断して、組数が120組であるハンドタオル積層体300(シート長220mm、シート幅198mm)を得た。
各表に示す条件に変更した以外は実施例1と同様にして、ハンドタオル積層体を得た。
坪量は、JIS P 8124に準拠して測定した。
紙厚は、JIS P 8111の条件下(23±1℃、50±2%相対湿度)でシックネスゲージ(例えば、尾崎製作所製のアップライト ダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK R1-B型」)を用い、測定子に3.7kPaの圧力を加えて測定した。
比容積は、坪量、紙厚から算出した。
・シートの乾燥時の縦方向の引張強度(DCDT)
DCDTは、JIS P 8113の引張試験方法に基づいて、1plyで測定した(表中の「強度・縦」)。
・シートの乾燥時の横方向の引張強度(DCDT
DCDTは、JIS P 8113の引張試験方法に基づいて、1plyで測定した(表中の「強度・横」)。
・シートの乾燥時の横方向の引張強度に対する、乾燥時の縦方向の引張強度の比(縦強度/横強度;DMDT/DCDT)
上述したDCDT及びDMDTの測定値をもとに算出した(表中の「強度・縦横比」)。
なお、これらの測定は、JIS P 8111の条件下(23±1℃、50±2%相対湿度)において測定した。
ティシューソフトネス測定装置(TSA;emtec社製、「Tissue Softness Analyzer」)の試料台に設置したハンドタオルのサンプルに対し、ブレード付きロータを回転させずに100mNと600mNの押し込み圧力でそれぞれ上から押し込んだとき、それぞれ押し込み圧力100mNと600mNの間でのサンプルの上下方向の変形変位量で表される、剛性(D)の測定値を採用した。
吸水性(TWA)は、まず、得られたハンドタオルを76×76mmの正方形の試験片に切断し、乾燥質量(W1)を測定した。その後、この試験片を蒸留水中に2分間浸漬した後、試験片の1つの角部が上側の頂部となるようにし、この頂部と隣接する2つの角部とを支持して展伸した状態(RH100%)で吊るし、30分放置後の質量(W2)を測定した。そして、(W2-W1)の値を算出し、この値をハンドタオル1g当りに換算したものを吸水性(TWA)とした。
手洗い後に手の水分をふき取る条件でハンドタオル積層体を使用し、その使用感について60名を対象とした官能評価を行った。その際、各人が下記の判断基準に基づき、1点から5点で評価し、以下の基準で使用感を総合評価した。
(判断基準)
4点以上5点以下:手拭き用途で使用した際、柔らかさが感じられ、手触り感が特に良かった。
3点以上4点未満:手拭き用途で使用した際、柔らかさが感じられ、手触り感が良かった。
3点未満:手拭き用途で使用した際、柔らかさが感じられず、手触り感がゴワゴワしていた。
(総合評価)
「◎」:60名の評価の平均点が4.0点以上であった。
「〇」:60名の評価の平均点が3.0点以上4.0点未満であった。
「×」:60名の評価の平均点が3.0点未満であった。
得られたハンドタオル積層体からシートを取り出し、シワや折り目の状態について、以下の基準で加工適性を評価した。
「◎」:折り目がしっかりとついており、シワが発生するシートが組数全体の10%未満の枚数のみで確認された。
「○」:折り目がしっかりとついており、シワが発生するシートが組数全体の10%以上、20%未満の枚数で確認された。
「×」:折り目がしっかりとつかず、シワが発生するシートが組数全体の20%以上の枚数で確認された。
11:リール、
12,13:カレンダー機、
14:原反ロール、
20:フォールディング部、
20a,20b,20c:折り畳みプレート装置、
21:第1のガイドロール、
22:第2のガイドロール、
23:折り板、
24:タッチロール、
30:コンベア、
40:プルユニット(プルベルト)、
41:上プルユニット、
42:下プルユニット、
43,44:駆動ロール、
45,46:ロール、
100:シート、
200:未圧縮の積層体、
300:ハンドタオル積層体、
C,D1,D2,D3,D4,D5:矢印、
S1,S2:シート
Claims (6)
- シートを1枚ずつ折り曲げて、互いに重なりあうように積層されたハンドタオル積層体であり、
前記シートは、
坪量が、26.0g/m2以上34.0g/m2以下であり、
紙厚が、0.85mm/10プライ以上1.20mm/10プライ以下であり、
乾燥時の縦方向の引張強度(DMDT)が、22.6N/25mm以上28.4N/25mm以下であり、
乾燥時の横方向の引張強度(DCDT)が、3.9N/25mm以上8.3N/25mm以下であり、
TSA装置によって測定されるD値が、1.5mm/N以上2.1mm/N以下である、
ハンドタオル積層体。 - 前記シートの比容積が、2.8cm3/g以上4.0cm3/g以下である、
請求項1に記載のハンドタオル積層体。 - 前記シートの、前記乾燥時の横方向の引張強度(DCDT)に対する前記乾燥時の縦方向の引張強度(DMDT)の比(DMDT/DCDT)が、3.5以上5.7以下である、
請求項1又は2に記載のハンドタオル積層体。 - 前記ハンドタオル積層体の組数が、80組以上200組以下である、
請求項1~3のいずれか一項に記載のハンドタオル積層体。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載のハンドタオル積層体の製造方法であり、
コンベアによって前記シートを搬送しながら、マルチフォルダ式折機のフォールディング部によって前記シートを1枚ずつ折り曲げて、互いに重なりあうように積層して、未圧縮の積層体を得る積層工程と、
圧縮加工部によって前記未圧縮の積層体を圧縮して、前記ハンドタオル積層体を得る圧縮工程と、
を含み、
前記圧縮加工部は、前記フォールディング部よりも前記コンベアの下流に配置され、前記コンベアの上下に配置されたプルベルトを備え、
前記圧縮工程は、前記ハンドタオル積層体を構成する前記シートの全てが積層された後に、前記未圧縮の積層体を、上下に配置された前記プルベルトの間を通過させることによって圧縮する工程を行い、
前記圧縮加工部は、前記フォールディング部よりも下流に1つのみ配置されており、
前記フォールディング部は、
複数の折り畳みプレート装置と、
隣り合う前記折り畳みプレート装置の間の少なくとも1つに、前記コンベアの上方に配置されたタッチロールを少なくとも1つと、を備え、
前記タッチロールは、自身の自重によって被搬送物を支持するものであり、
前記積層工程は、前記コンベアによって搬送される前記シートを、その上方から前記タッチロールによって支持する、
ハンドタオル積層体の製造方法。 - 前記タッチロールは、金属製の略円柱形状のロール体であり、その直径は10mm以上50mm以下であり、その質量は100g以上1000g以下であり、前記コンベアの搬送方向に対して自由回転可能である、
請求項5に記載のハンドタオル積層体の製造方法。
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