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JP7611491B2 - 表示装置 - Google Patents
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JP7611491B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、表示装置に関する。
近年、頭部装着型の表示装置である、いわゆるヘッドマウントディスプレイの開発が盛んに行われている。例えば、特許文献1には、コンテンツの映像と外界の映像とを提示(つまり表示)可能なヘッドマウントディスプレイが開示されている。特許文献1に開示されたヘッドマウントディスプレイでは、コンテンツの映像と外界の映像との少なくとも一方の映像の輝度を調整することで、コンテンツの映像と外界の映像とを切り替えた際にユーザに与える違和感が軽減される。
特開2016-090773号公報
ところで、ヘッドマウントディスプレイのような表示装置は、ユーザによる使用の観点で適切に構成されていない場合がある。
本開示は、上記に鑑みてなされ、より適切に構成された表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る表示装置の一態様においては、ユーザに装着して使用される表示装置であって、第1の画像及び第2の画像をそれぞれ表示するための2つの表示部をそれぞれの底部に有する有底筒状の2つの鏡筒と、前記鏡筒の開口端に、当該開口端に沿って設けられた筒形状を有するアイキャップと、折り曲げ可能なテンプル部であって、伸展させた状態で前記ユーザに装着されて前記鏡筒を支持するテンプル部と、前記表示装置の前記ユーザへの着脱状態を検知する検知器と、前記表示装置が前記ユーザから取り外された状態であることを前記検知器が検知した場合に、前記アイキャップの姿勢を、第1姿勢から第2姿勢に変更する駆動機構と、を備え、前記第1姿勢は、前記ユーザが前記表示装置を装着するための姿勢であって、前記アイキャップと、折り曲げられた際の前記テンプル部との間で干渉が生じる姿勢であり、前記第2姿勢は、前記アイキャップと、折り曲げられた際の前記テンプル部との間で干渉が生じない姿勢である。
本開示によれば、より適切に構成された表示装置が提供される。
図1は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの斜視図である。 図2は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの装着例を示す図である。 図3Aは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップを示す斜視図である。 図3Bは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップを示す上面図である。 図4は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイを含む表示システムの機能構成を示すブロック図である。 図5Aは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの上面図である。 図5Bは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップの姿勢の一例を説明するための第1図である。 図5Cは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップの姿勢の一例を説明するための第2図である。 図6は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの駆動機構を示す斜視図である。 図7は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第1図である。 図8は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第2図である。 図9は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第3図である。 図10は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第4図である。
(開示の基礎となった知見)
近年、ユーザが頭部に装着することで眼前に表示部を配置して、見かけ上、表示される画像を大画面で視認することが可能な表示装置が開発されている。このような表示装置は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれ、遠近法によって、見かけ上、大画面で画像を視認できるという特性から、多くが高画質化及び高性能化の開発路線をたどり、大型の筐体を有する構成で実現されている。このような大型のHMDでは、例えば、電車、オフィス、又は屋外等の公共の場で使用するには、携行性及び重量などの問題があった。
そこで、本開示では、表示装置であるHMDの携行性及び重量などの問題に対処するためるため、ユーザの左右の目それぞれに対応した2つの表示部(ディスプレイ装置等)をそれぞれ最小限に覆う2つの筒状の筐体(以下鏡筒ともいう)を用いる、グラス型のHMDを実現している。このようなグラス型のHMDは、美観に優れ、大型のサングラスを着用しているように見えるため、周囲から目立ちにくく、自然に溶け込むことが可能になると期待される。
ここで、このようなグラス型のHMDにおいて、携行性を高めるためのさらなる構成として、テンプル部を折り曲げ可能にすることが有効である。ただし、このようなテンプル部を折りたたむことで携行性を高めるには(すなわち、コンパクトにする)HMDの構造上の課題が存在する。以下、具体的に説明する。
HMDのように光をユーザに目に向けて発することで映像を視認させるためには、外光の影響を可能な限り抑制する必要がある。このため、HMDとユーザの目の周辺との間を略密閉状態にすべく、アイキャップが設けられていることがある。このようなアイキャップは、HMDとユーザの目との間の空間を隙間なく埋めるように構成される。このために、アイキャップは、両目の間から、両目の側方に向けて、HMDとユーザの頭部との間で徐々に拡大されていく空間を覆うように構成される。すなわち、アイキャップには、ユーザの頭部の形状に合わせて、HMDからユーザに向けて長く突出する部分が形成される。
一方で、ユーザの目と耳との並びを考慮すると、テンプル部は、2つの目のそれぞれに対応する2つの鏡筒の並び方向における外側に設けられる。つまり、テンプル部とアイキャップの長く突出する部分は、鏡筒の並び方向に沿って設けられる。この結果、HMDをコンパクトにするためにテンプル部を内側(つまり鏡筒側に向けて)折り曲げた際、アイキャップの長く突出する部分が存在するため、これと干渉しないように折り曲げ機構が設計される必要がある。つまり、テンプル部を折り曲げるヒンジ部分が、少なくともアイキャップの長く突出する部分よりもユーザ側の位置に設けられる。このようなヒンジ部分の設計では、テンプル部を折り曲げたとしても、ユーザ側から見た鏡筒の先端からヒンジ部分に至るまでの長さ分だけスペースが必要になり、十分に携行性が高くなっているとは言えない。本開示では、以上に鑑みてより携行性が高められるHMDについて説明する。
なお、本開示の包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下では、本開示の実施の形態について図面とともに説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、平行などの要素間の関係性を示す用語、及び、矩形などの要素の形状を示す用語、ならびに、数値、及び、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の誤差等の差異も含むことを意味する表現である。
また、以下の説明に用いる各図では、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸を、HMDの各部の方向等の説明に適宜用いる。X軸方向は、HMDが装着された場合におけるユーザの左右方向であり、特に、ユーザから見た左側をX軸方向のプラス側とする。
また、Y軸方向は、HMDが装着された場合におけるユーザの前後方向であり、特にユーザの後側をY軸方向のプラス側とする。また、Z軸方向は、HMDが装着された場合におけるユーザの上下方向であり、特に上側をZ軸方向のプラス側とする。
また、詳細は後述するが、X軸方向は、実施の形態におけるHMDが備え、ユーザの左右の目に対応して並ぶ2つの鏡筒の並び方向とも一致している。Y軸方向は、実施の形態におけるHMDの鏡筒の筒軸(又は中心軸)方向に沿う方向であり、2つの鏡筒の各々の中心軸を通る平面を鏡筒の並び面(又は単に並び面)と称する。並び面は通常YX平面に平行な面である。この並び面に対して垂直なZ軸方向を高さ方向という場合がある。
以下では、上記の左右方向、前後方向、及び上下方向、ならびに、筒軸方向、中心軸方向、並び方向、並び面、及び高さ方向を、特に断りなく説明に用いる場合がある。なお、これらの方向等の表現は、説明のために便宜上用いられるものであり、HMDの使用時における姿勢等を限定するものではない。
また、本実施の形態におけるHMDでは、多くの構成が左右対称な組み合わせを有する構造である。したがって、一部の構成において左右の組み合わせのうち一方の説明を参照することによって他方の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
[基本構成]
はじめに、実施の形態におけるHMDの基本的な構成について、図1~図4を参照して説明する。図1は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの 斜視図である。また、図2は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの 装着例を示す図である。
図1に示すように、実施の形態に係るHMD100は、第1の鏡筒10、第2の鏡筒20、調整機構31、支持部材41、第1のテンプル部15、第2のテンプル部25、第1のアイキャップ14、及び第2のアイキャップ24を備える。
第1の鏡筒10は、ユーザ99(後述する図2参照)の、例えば左目に対応する画像を表示するための単眼分のディスプレイモジュールである。第1の鏡筒10は、樹脂及び金属材料を組み合わせて構成される。また、第1の鏡筒10には、ユーザ99の一方の目95(後述する図2参照、ここでは左目)に対応する第1の画像を表示するための第1の表示部と(後述する図4の表示部30の一部)、第1の表示部に表示される画像を拡大する第1の凸レンズ(後述する図4の凸レンズ40の一部)と、を内部に有する。より具体的には、第1の鏡筒10は、有底筒状の形状であり、第1の表示部をその底部に有する。
また、第1の鏡筒10は、第1の主部11、第1の副部12、及び第1のパネル13から構成される。図中に示すように、第1の鏡筒10は、第1の主部11と第1の副部12と第1のパネル13とから構成される二重底構造である。図中に示すように、第1の主部11、第1の副部12、及び第1のパネル13は別部材から構成される。以降の説明では、第1の鏡筒10は、二重底を有する有底筒状の構造であるとして説明するが、本開示のHMDは、単に第1の主部11のみから成る一重底を有する有底筒状であってもよい。このような第1の鏡筒10における底の構成については特に限定はなく、複数の機能部をそれぞれ収容する複数底の構成によりHMDを実現できる。
第1の表示部と、第1の凸レンズとは、Y軸方向プラス側に向けて開口した筒状の第1の主部11の内部に配置される。なお、第1の凸レンズとして1つのレンズにより構成してもよいし、2以上のレンズを組み合わせて構成してもよい。言い換えると、第1の凸レンズは、複数のレンズを有するレンズユニットであってもよい。
第2の鏡筒20は、ユーザ99の、例えば右目に対応する画像を表示するための単眼分のディスプレイモジュールである。第2の鏡筒20は、樹脂及び金属材料を組み合わせて構成される。また、第2の鏡筒20には、ユーザ99の他方の目95(ここでは右目)に対応する第2の画像を表示するための第2の表示部(後述する図4の表示部30の一部)と、第2の表示部に表示される画像を拡大する第2の凸レンズ(後述する図4の凸レンズ40の一部)と、を内部に有する。より具体的には、第2の鏡筒20は、有底筒状の形状であり、第2の表示部をその底部に有する。
また、第2の鏡筒20は、第2の主部21、第2の副部22、及び第2のパネル23から構成される。第2の表示部と、第2の凸レンズとは、Y軸方向プラス側に向けて開口した筒状の第2の主部21の内部に配置される。
第1の鏡筒10と第2の鏡筒20とは、調整機構31及び、支持部材41によって互いに連結されている。
支持部材41は、第1の鏡筒10に形成された穴及び第2の鏡筒20に形成された穴の内径よりも外径の小さい、並び方向に沿って長尺棒状の部材である。例えば、支持部材41は、アルミ、又はステンレス鋼などの金属材料で形成される。支持部材41は、それぞれの鏡筒に形成された穴挿入される。この結果、支持部材41は、第1の鏡筒10及び第2の鏡筒20のそれぞれを支持している。それぞれの鏡筒に形成された穴への支持部材41の挿入長さに応じて、第1の鏡筒10と第2の鏡筒20との位置関係が変更される。支持部材41には、内部空間が形成される。例えば、内部空間には、図中の(b)に示すb-b断面図の中に円形断面で示すような内部配線41aが収容される。
本実施の形態のHMD100のように、支持部材41は、第1の鏡筒10と第2の鏡筒20とを接続する限られた部品の1つであるため、上記の内部配線41aなど、第1の鏡筒10と第2の鏡筒20との間で必要な通信のための部品配置に用いられる。また、同様の内部配線は、調整機構31の内部に空間を設けて当該空間に収容してもよい。配線のために用いられる線材は、外観上に見える位置に配置されると美観を損なう部品であり、また、断線などの虞がある部品であることから、このように別の部品の内部に収容することで、美観を損なうことなく、さらには、断線などの機能的な破損の可能性を低減することができる。
第1の鏡筒10及び第2の鏡筒20の間に設けられる調整機構31は、図中の(a)に示すa-a断面図に示すように、X軸方向に長尺状の調整部材32と、第1の鏡筒10に埋設され、第1の螺旋状のネジ溝を有するネジ穴36と、第2の鏡筒20に埋設され、第2の螺旋状のネジ溝を有するネジ穴35とを含む。調整部材32はX軸方向における両端部にネジ山が切られている。具体的には、調整部材32は、X軸方向プラス側の一端に第1の螺旋状のネジ山から成るネジ部34を有し、X軸方向マイナス側の他端に第2の螺旋状のネジ山から成るネジ部33を有する。
第1の鏡筒10及び第2の鏡筒20のそれぞれに埋設されたネジ穴には、対応するネジ部が螺入され、X軸方向に平行な軸回りに調整部材32を回転させることでネジ穴にネジ部が挿脱される。
これらのネジ穴は、例えば、第1の鏡筒10における第1の副部12、又は、第2の鏡筒20における第2の副部22に設けられている。特に、第1の副部12又は第2の副部22の表面から十分な長さだけ内部側にネジ穴が設けられることで、挿脱に伴ってネジ部が、第1の副部12又は第2の副部22からはみ出しにくくなり、美観に優れる他、異物の混入による調整機構31の不具合の発生が抑制される。
なお、調整部材32には、長手方向の中央部付近に調整部材32の操作性を向上するためのつまみ部材32aが装着されている。つまみ部材32aは、筒状の部材であり、内径が調整部材32の外径と一致している。これにより、つまみ部材32aに調整部材32が圧入等されることで固定され、つまみ部材32aの厚み分だけ調整部材32が太くなるため、調整部材32を回転させる際の操作性が向上される。
また、つまみ部材32aは、支持部材41の主部から調整部材に向けて突出する支持部材41の一部である固定部材を介して、X軸方向に二分された2つの部材から構成されている。支持部材41の主部から突出する固定部材は、調整部材32の外径より十分に大きい(つまり、少なくとも互いに非接触となる間隙が設けられた)内径の挿通孔を有する。固定部材の挿通孔に調整部材32が挿通されており、固定部材をX軸方向の両側から挟むようにつまみ部材32aの2つの部材がそれぞれ圧入されている。
これにより、固定部材に挿通された状態でも調整部材32はX軸方向に平行な軸回りに回転可能であり、かつ、つまみ部材32aが接触するために、固定部材に対して、X軸方向における調整部材32の相対位置が固定される。また、調整部材32は、固定部材の挿通孔に挿通されているので、Z軸方向及びY軸方向においても、固定部材に対する相対移動が制限される。
したがって、固定部材が存在することによりにより、支持部材41に対して、X軸方向における調整部材32の相対位置が固定される。
第1のテンプル部15は、前端部が第1の鏡筒10の第1の主部11に接続され、後端部がユーザ99の、例えば左耳の耳殻に係止される。第1のテンプル部15は、金属及び樹脂を組み合わせて構成される。第1のテンプル部15は、前端側の、第1の前テンプル部18と、第1の前テンプル部18の前端側に設けられたカバー19と、後端側の、第1の後テンプル部16とがヒンジ部17を介して回動可能に接続されて構成されている。ヒンジ部17は、回動軸を構成する棒状部材と、当該棒状部材に回動可能に第1の前テンプル部18を接続する接続部材と、当該棒状部材に回動可能に第1の後テンプル部16を接続する接続部材とを含む。
また、カバー19は、一部の波長の光を透過するように構成され、カバー19の内部に設けられたカメラによる外部の撮像等を可能にしている。
第1のテンプル部15は、図中のZ軸に平行な軸回りに、第1の前テンプル部18に対して第1の後テンプル部16が回動して折り曲げることが可能である。HMD100を使用する際には、この折り曲げ機構を展伸させた状態でユーザ99に装着される。また、第1のテンプル部15は、後述する第2のテンプル部25に向かって近づく方向(Z軸方向プラス側から見た反時計回り)にのみ折り曲げ可能であり、反対側には回動しないようになっている。これにより、第1のテンプル部15は、ユーザ99の耳96への係止の容易性を向上している。
第2のテンプル部25は、前端部が第2の鏡筒20の第2の主部21に接続され、後端部がユーザ99の、例えば右耳の耳殻に係止される。第2のテンプル部25は、金属及び樹脂を組み合わせて構成される。第2のテンプル部25は、前端側の、第2の前テンプル部28と、第2の前テンプル部28の前端側に設けられたカバー29と、後端側の、第2の後テンプル部26とがヒンジ部27を介して回動可能に接続されて構成されている。ヒンジ部27は、回動軸を構成する棒状部材と、当該棒状部材に回動可能に第2の前テンプル部28を接続する接続部材と、当該棒状部材に回動可能に第2の後テンプル部26を接続する接続部材とを含む。
また、カバー29は、一部の波長の光を透過するように構成され、カバー29の内部に設けられたカメラによる外部の撮像等を可能にしている。
配線73は、第2のテンプル部25に接続され、第2の後テンプル部26、ヒンジ部27、及び第2の前テンプル部28の内部を通る内部配線に繋がっている。この内部配線は、さらに、第2の鏡筒20、及び、支持部材41の内部空間を通って第1の鏡筒10へと延びる。このように、配線73は、HMD100の内部配線に電気的に接続される。配線73には、外部の装置から、HMD100を駆動するための電力と、HMD100を用いてユーザ99に提示されるコンテンツを示す信号情報とが供給される。
第2のテンプル部25は、図中のZ軸に平行な軸回りに、第2の前テンプル部28に対して第2の後テンプル部26が回動して折り曲げることが可能である。HMD100を使用する際には、第1のテンプル部15と同様に、この折り曲げ機構を展伸させた状態でユーザ99に装着される。また、第2のテンプル部25は、上記した第1のテンプル部15に向かって近づく方向(Z軸方向プラス側から見た時計回り)にのみ折り曲げ可能であり、反対側には回動しないようになっている。これにより、第2のテンプル部25は、ユーザ99の耳96への係止の容易性を向上している。
図1に示すように、第1のテンプル部15及び第2のテンプル部25は、各々の後端が互いに近づくように湾曲している。言い換えると、各々のテンプル部は、ユーザ99の頭部が位置するHMD100の内側に向けて湾曲している。これにより、第1のテンプル部15及び第2のテンプル部25がそれぞれユーザ99の後頭部を内方かつ前方へと押圧し、第1の鏡筒10及び第2の鏡筒20がユーザ99の頭部へと押し当てられるように引き寄せられる。よって、第1のテンプル部15及び第2のテンプル部25の湾曲形状は、HMD100を装着した際の脱落を抑制し、装着性の向上に寄与している。
第1のアイキャップ14は、第1の鏡筒10とユーザ99の頭部との間に介在する筒形状の部材である。第1のアイキャップ14は、第1の鏡筒10に対して着脱可能に取り付けられる。例えば、HMD100を複数のユーザ99が共有するような場合に、第1のアイキャップ14を交換するのみで、第1の鏡筒10を介したユーザ99どうしの間接的な接触を抑制できる。第1のアイキャップ14は、第1の鏡筒10の第1の主部11における開口側から、Y軸方向マイナス側に向けて挿入されることで取り付けられる。この結果、第1のアイキャップ14は、第1の鏡筒10の開口端よりも外方(つまりユーザ99側)に向けて突出し、当該開口端に沿って設けられる。このように、ユーザ99に対して接触する主体物である第1のアイキャップ14を取り外して洗浄等をすることができるため、HMD100全体を洗浄しなくともHMD100を清潔に維持することができる。
第2のアイキャップ24は、第2の鏡筒20とユーザ99の頭部との間に介在する筒形状の部材である。第2のアイキャップ24は、第2の鏡筒20に対して着脱可能に取り付けられる。例えば、HMD100を複数のユーザ99が共有するような場合に、第2のアイキャップ24を交換するのみで、第2の鏡筒20を介したユーザ99どうしの間接的な接触を抑制できる。第2のアイキャップ24は、第2の鏡筒20の第2の主部21における開口側から、Y軸方向マイナス側に向けて挿入されることで取り付けられる。この結果、第2のアイキャップ24は、第2の鏡筒20の開口端よりも外方(つまりユーザ99側)に向けて突出し、当該開口端に沿って設けられる。このように、ユーザ99に対して接触する主体物である第2のアイキャップ24を取り外して洗浄等をすることができるため、HMD100全体を洗浄しなくともHMD100を清潔に維持することができる。
なお、上記の第1のアイキャップ14及び第2のアイキャップ24の筒形状とは完全な筒でなくてもよく、例えば、筒軸方向から見た一部が開口した、湾曲板状等であってもよい。ただし、これらのアイキャップは、HMD100の表示部からの光を、外光の影響を少なくしてユーザ99の目95に届けるために、例えば図2に示すように、HMD100とユーザ99の目95との間を広く覆う形状であることが望ましい。このため、本実施の形態における第1のアイキャップ14及び第2のアイキャップ24は、それぞれ、第1の鏡筒10及び第2の鏡筒20の開口端を一周する筒形状である。
図3Aは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップを示す斜視図である。また、図3Bは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップを示す上面図である。
本実施の形態におけるアイキャップは、ユーザ99と第1の鏡筒との直接の接触を抑制している。アイキャップは、ユーザ99の一方の目95を覆うように構成されており、ユーザ99と鏡筒との間に介在し、ユーザ99と鏡筒との間を埋めるように構成されている。アイキャップは、遮光性を有するシリコンゴム等の弾性変形可能な材料を用いて形成される。また、アイキャップはスポンジ状の樹脂材料を用いて形成されてもよい。
図3A及び図3Bに示すように、本実施の形態における第1のアイキャップ14は、第1の鏡筒10の特に第1の主部11に挿入される筒状の第1の挿入部14aと、第1の主部11の開口側の端部から筒外側(Y軸方向プラス側)に延び、HMD100の装着時におけるユーザ99の頭部に至る大きさの湾曲板状の第1のキャップ部14bとを有する。また、第1のキャップ部14bは、ユーザ99の目95の周囲から側頭部にわたるカーブに沿ってカーブを描いている。このため、第1のアイキャップ14は、図3Bに示すように、第1の鏡筒10の筒軸方向に沿って第1の鏡筒10から第1長さだけ延びた第1部分(紙面右側)と、第1の鏡筒10の筒軸方向に沿って第1の鏡筒10から第1長さよりも長い第2長さだけ延びた第2部分(紙面左側)とが、第1の鏡筒10と筒軸方向を共有する筒状に接続された形状となっている。第1長さは、第1の鏡筒10とユーザ99の目95の目頭側の頭部表面(鼻根部)との間の距離に対応している。第2長さは、第1の鏡筒10とユーザ99の目95の目尻側の頭部表面(側頭部)との間の距離に対応している。
また、第1のキャップ部14bのユーザ99に接触する接触端側は、接触面積が大きくなるように面形状になっている。ここで、第1のキャップ部14bは、ユーザ99の頭部に沿う上記のカーブ形状の接触端と、第1の挿入部14aに接続される接続端との間を連続的に覆う。これにより、第1のキャップ部14bは、離間された第1の鏡筒10とユーザ99の頭部とを接続して視野内への外光の進入を遮る機能を有する。
第1の挿入部14aと第1のキャップ部14bとの間には、第1の挿入部14aの外周及び第1のキャップ部14bの外周よりも小さい外周を有する第1のくびれ部14cが形成されている。第1のくびれ部14cは、言い換えると、第1のアイキャップ14の外面全周にわたってくびれる薄肉部である。第1のくびれ部14cが形成されることによって第1のアイキャップ14は、上下左右方向に撓む可撓性が付与される。ここで、第1のアイキャップ14の上下方向の可撓性は、HMD100の左右の視差に影響を与えずユーザ99の装着性を高める効果があるため有用であるが、第1のアイキャップ14の左右方向の可撓性は、HMD100の左右の視差に影響を与える場合がある。
そこで、第1のアイキャップ14には、第1のくびれ部14cと、高さ方向においてくびれ部の中央を通り並び方向に沿った線とが交差する箇所(つまり、第1のくびれ部14cと並び面とが交差する箇所)に、外周をさらに外側に拡大する第1の肉厚部14dが形成される。第1の肉厚部14dは、並び面の面内において第1のくびれ部14cを埋めるように、第1のアイキャップ14とともに一体的に形成される。第1の肉厚部14dは、第1の鏡筒10のY軸方向マイナス側に向けて拡径するテーパ形状を有する。これにより、第1のキャップ部14bは、テーパの縮径した一端側において第1の肉厚部14dをY軸方向マイナス側へと押圧し、拡径した他端側によって当該押圧の圧力が支持される。つまり、支点が小さく明確になり、支点から離れる方向への第1のキャップ部14bの撓みを促進するように機能する。結果として、第1のキャップ部14bは、上下方向に容易に撓む構成となる。
第1の肉厚部14dは、第1のアイキャップ14の左右方向への撓みに対向するように第1のキャップ部14bを第1の挿入部14a側から支持する。また、このような第1のキャップ部14bの支持をより強固とするために、第1のキャップ部14bは、第1の鏡筒10の中心軸に交差するXZ平面に沿って第1の肉厚部14dよりも外側に延びて、第1のキャップ部に接続される第1の平板部14eを有する。第1のアイキャップ14の撓みが第1の平板部14eによって支持されるシーソー様構造を成し、左右方向への撓みが強固に抑制されるとともに上下方向への撓みが第1のキャップ部14bの形状を維持した状態で生じやすくなる。
この他、アイキャップには、ユーザ99との間に形成される空間に湿気がこもらないようにするための通気孔が設けられていてもよい。
以下では、図4を参照することで、本実施の形態に係るHMD100の機能構成について説明する。図4は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイを含む表示システムの機能構成を示すブロック図である。
HMD100には、コネクタ75及びプラグ75aを介して電源91及び信号処理回路92が接続される。電源91及び信号処理回路92は、HMD100に接続される外部の装置である。
電源91は、HMD100が各種の動作を行うための電力を供給する装置である。電源91は、例えば、家庭用の交流の電力を変換し、HMD100の動作に必要な電圧の直流の電力を生成するAC-DCコンバータである。また、電源91は、例えば蓄電された電力を直流で放電するバッテリ、太陽光エネルギーを利用して発電した電力を供給する太陽電池等であってもよい。また、電源91を、バッテリとしてHMD100に内蔵してもよく、太陽電池としてHMD100の外面に取付けてもよい。また、HMD100では、プラグ75a及びコネクタ75を用いずに無線伝送によって給電が行われてもよい。
信号処理回路92は、HMD100に対して、表示される画像を示す画像情報を通信によって供給する装置である。信号処理回路92は、画像情報をデジタル信号として供給するが、アナログ信号により供給してもよい。また、画像情報をHMD100に格納させ、プラグ75a及びコネクタ75の接続が解除されたオフラインで画像を表示させてもよい。また、プラグ75a及びコネクタ75の接続が維持されたオンラインで、リアルタイムに生成した画像情報を逐一HMD100に供給して表示させてもよい。また、このような画像情報も無線通信を用いて供給してもよい。
図1に示すように、第2のテンプル部25には、上記の通信及び給電の少なくとも一方を行うためのコネクタ75が先端に設けられる配線73が、HMD100の装着時におけるユーザ99の右耳の周辺に接続されている。配線73は、右耳よりも後方に向かって延びている。例えば、HMD100の第2の後テンプル部26は、位置把握性及び取り回しの観点から10cm~15cm程度の長さに設計された配線73を介して、コネクタ75が設けられるコネクタボックス等に接続されている。
コネクタボックスは、コネクタ75が設けられたHMD100の操作部である。コネクタボックスには、HMD100を操作するためのユーザ99の入力を受け付ける操作ボタン、及び、音声信号取り出しのためのオーディオジャック等が設けられている。外部の装置から給電された電力及び供給された画像情報は、内部配線などを介して、駆動回路38へと伝送される。より詳しくは、画像情報は、図4に示すように処理部38aを経由して駆動回路38へと伝送される。処理部38aは、HMD100の表示部30に表示させるための画像情報を処理して、アナログ信号に変換するとともに、各種の画像調整の処理を行う処理装置である。処理部38aは、プロセッサとメモリと当該メモリに格納された画像処理のためのプログラムによって実現される。
このようにして、アナログ信号として駆動回路38に到達した画像情報に基づき、表示部30における画像の表示が行われる。具体的には、駆動回路38によって表示パネル39が駆動されて、画像を示す光が出射される。当該光は、凸レンズ40によって集光されてユーザ99の目95において視認される。
駆動回路38は、表示パネル39を駆動するための回路装置である。また、表示パネル39は、例えば液晶パネル、有機ELパネル、又はマイクロLEDパネル等の装置である。なお、このような駆動回路38と表示パネル39とを用いる表示部30の他、表示部30として網膜投影型のレーザプロジェクタ等が用いられてもよい。
ここで、図5Aは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの上面図である。図5Aでは、HMD100をZ軸方向プラス側から見た図が示されている。図5Aでは、第1の後テンプル部を折り曲げた時の位置を第1位置16a及び第2位置16bとして示している。
図5Aに示すように、第1のアイキャップ14がそのままの状態では、第1のアイキャップ14のうち第1の鏡筒10から長く突出する第2部分が第1の後テンプル部16と干渉してしまい、第1位置16aまでしか折り曲げることができない。HMD100の携行性を向上する観点からは、第1の後テンプル部16を第2位置16bまで折り曲げることが望ましい。第2の後テンプル部26も同様である。そこで、HMD100では、テンプル部の折り曲げに先立って、HMD100がユーザ99から取り外されたことを検知して、アイキャップの姿勢を変更する。
図5Bは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップの姿勢の一例を説明するための第1図である。なお、図5Bでは、第1のアイキャップ14及び第1のテンプル部15の一部以外の、HMD100の各構成の図示が省略されている。例えば、HMD100では、HMD100がユーザ99から取り外されたことを検知したときに、アイキャップを筒軸回りに回転させて姿勢を変更する。このとき、例えば図5Bに示すように、HMD100では、アイキャップがHMD100のユーザ99への装着時の姿勢(以下、第1姿勢とする)に対して、筒軸回りに90度回転した姿勢(以下、第2姿勢の一例とする)となる。
また、図5Cは、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのアイキャップの姿勢の一例を説明するための第2図である。なお、図5Cでは、第1のアイキャップ14及び第1のテンプル部15の一部以外の、HMD100の各構成の図示が省略されている。例えば、HMD100では、HMD100がユーザ99から取り外されたことを検知したときに、アイキャップを筒軸回りに回転させて姿勢を変更する。このとき、例えば図5Cに示すように、HMD100では、アイキャップがHMD100のユーザ99への装着時の姿勢(以下、第1姿勢とする)に対して、筒軸回りに180度回転した姿勢(以下、第2姿勢の一例とする)となる。
本実施の形態では、以上のようなアイキャップの筒軸回りの回転によって、装着時の第1姿勢から、第2姿勢へと姿勢が変更される。なお、アイキャップの回転角(つまり第1姿勢に対する第2姿勢の角度差)は90度又は180度に限られない。アイキャップの回転角については後述にて詳しく説明する。
このようにHMD100の取り外しを検知してからアイキャップの姿勢を変更することにより、ユーザ99が装着中にアイキャップの姿勢が変更されてしまうことが抑制される。以上を実現するために、HMD100は、HMD100のユーザ99への着脱状態を検知する検知器と、第1のアイキャップ14及び第2のアイキャップ24の姿勢を変更することにより、後テンプル部との干渉を抑制することで、折り曲げ位置を第2位置16bに近づけるようにする駆動機構60を備える。
この検知器、及び、駆動機構60について、図6を参照して説明する。図6は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイの駆動機構を示す斜視図である。図6では、第1の後テンプル部16、駆動機構60、及び、第1のアイキャップ14以外の構成の図示を省略している。
図6に示すように、駆動機構60は、テンプル部に内蔵されており、いくつかのギヤと、これらのギヤを駆動するためのロッド61とによって構成されている。ロッド61は、第1の後テンプル部16の、第1のヒンジ部17付近に接続されている。ロッド61は、第1の後テンプル部の回動軸とずれた位置に回動可能に固定されている。第1の後テンプル部16が回動したときに、ロッド61は、第1の後テンプル部16の回動軸の外側を後方に向かって移動する。つまり、ロッド61は後方に引っ張られる。
すると、ロッド61の移動は、第1のギヤ62へと伝達される。第1のギヤ62は、XY平面内で回転するギヤである。第1のギヤ62は、X軸方向プラス側においてロッド61に接続されており、X軸方向マイナス側において、動力伝達のための冠歯車が形成されている。第1のギヤ62は、ロッド61が後方に引っ張られた際に、Z軸方向プラス側から見て反時計回りに回転する。
すると、第1のギヤ62の回転は、第2のギヤ63へと伝達される。第2のギヤ63は、YZ平面内で回転するギヤである。第2のギヤ63は、X軸方向プラス側において第1のギヤ62に接続されており、X軸方向マイナス側において、動力伝達のための冠歯車が形成されている。第2のギヤ63は、第1のギヤ62がZ軸方向プラス側から見て反時計回りに回転した際に、X軸方向プラス側から見て時計回りに回転する。
すると、第2のギヤ63の回転は、第3のギヤ64へと伝達される。第3のギヤ64は、XZ平面内で回転するギヤである。第3のギヤ64は、X軸方向プラス側において第2のギヤ63に接続されており、XZ平面内において、動力伝達のための平歯車が形成されている。第3のギヤ64は、第2のギヤ63がX軸方向プラス側から見て時計回りに回転した際に、Y軸方向プラス側から見て反時計回りに回転する。
すると、第3のギヤ64の回転は、キャップ支持環65へと伝達される。キャップ支持環65は、XZ平面内で回転するギヤを有する環状部材である。キャップ支持環65は、X軸方向プラス側において第3のギヤ64に接続されており、Y軸方向プラス側に第1のアイキャップ14が接続されている。キャップ支持環65は、第3のギヤ64がY軸方向プラス側から見て反時計回りに回転した際に、Y軸方向プラス側から見て時計回りに回転する。キャップ支持環65と第3のギヤ64とのギヤ比によって、第1のアイキャップ14の回転角が、図5Bに示す90度、図5Cに示す180度、又は図示しない任意の角度に設定可能である。
第1のアイキャップ14は、HMD100の使用時には、第1長さの第1部分と第2長さの第2部分とがX軸方向に並んで配置されている。第1の後テンプル部16は、第2位置16bまで折り曲げられた際に、第1のアイキャップ14の筒軸方向に交差して、Y軸方向プラス側から見て第1部分及び第2部分が並ぶ方向と平行な方向に延びている。このため、第1のアイキャプ14がHMD100の使用時のままの姿勢(第1姿勢)であれば、第1の後テンプル部16との間で、図5Aに示す干渉が生じる。特に、第2長さの第2部分は、ユーザ99の顔の前面から側面にかけての曲面に合わせて第1のテンプル部15に近い側に配置される。つまり、第1の後テンプル部16の回動軸により近い位置に第2部分が配置されることとなる。そうすると、図5Aに示す干渉がより発生しやすくなる。
一方で、本実施の形態のHMD100では、図6に示すように、第1の後テンプル部16が折り曲げられると第1のアイキャップ14が連動して回転するため、第1部分及び第2部分が並ぶ方向と、第1の後テンプル部16が延びる方向とが平行ではなくなる。例えば、図5Bに示すように、第2姿勢が90度の回転角に対応する場合、第1部分及び第2部分が並ぶ方向と第1の後テンプル部16が延びる方向とが90度の角度で交差する。言い換えると、第1部分及び第2部分が並ぶ方向と第1の後テンプル部16が延びる方向とは、第2姿勢におけるアイキャップの回転角に対応する角度で交差する。この結果、第1のアイキャップ14の第2部分が、折り曲げられた際の第1の後テンプル部16の延びる空間位置から、第1の後テンプル部16が延びる方向に交差する方向に離脱するようになる。これにより、第1の後テンプル部16と第1のアイキャップ14との干渉が抑制され、第1の後テンプル部16は、第2位置16bまで、折り曲げることができる。このようにして、HMD100は、テンプル部を折り曲げてよりコンパクトにすることができるので、より携行性を高めることができる。
また、例えば、図5Cに示すように、第2姿勢が180度の回転角に対応する場合、第1部分及び第2部分が並ぶ方向と第1の後テンプル部16が延びる方向とは平行のままとなる。ただし、第1のアイキャップ14の第1部分と第2部分とが、位置的に入れ変わることになる。つまり、第1のアイキャップ14の第1部分が第1のテンプル部15に近い側に配置され、第2部分が第1のテンプル部15から遠い側に配置される。第1のテンプル部15から遠い側は、第1の鏡筒10と第2の鏡筒20との間、すなわち、並び方向におけるHMD100の中心に近い位置である。
HMD100では、テンプル部は、ユーザ99の顔の側方の曲面に沿って湾曲して延びている。より具体的には、テンプル部の中心付近は、HMD100の外側に向けて膨らむようになっており、テンプル部の自由端(後方側の端部)は、HMD100の内側に収縮するようになっている。例えば、図5Aに示すように、第1の後テンプル部16は、折り曲げられた際に、並び方向におけるHMD100の中心に近い位置で第1の鏡筒10から、すなわち、第1のアイキャップ14から離れるように湾曲する。したがって、第2姿勢が180度の回転角に対応する場合、並び方向におけるHMD100の中心に近い位置に配置された第2部分は、第1のアイキャップ14から離れる湾曲の内側に収容される。そのため、この場合でも、第1の後テンプル部16と第1のアイキャップ14との干渉が抑制され、第1の後テンプル部16は、第2位置16bまで、折り曲げることができる。
このように、第2姿勢におけるアイキャップの回転角は、姿勢の変更後におけるアイキャップと、折り曲げられた際のテンプル部との間で干渉が生じなければどのような角度であってもよい。例えば、第2部分の長さにより、第2姿勢を第1姿勢に対して0度より大きく、360度より小さい任意の角度に対応する姿勢として設定することが可能である。なお、以上の第1のアイキャップ14及び第1のテンプル部15についての説明は、第2のアイキャップ24及び第2のテンプル部25についても同様である。
ところで、図6に示す例では、検知器は、テンプル部と駆動機構60とによって構成され、構造的にテンプル部の折り曲げの開始を検知し、以て、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることとして検知する検知機構である。したがって、この検知器は、ロッド61を駆動する駆動源としても機能している。
なお、このような構造的な検知を行う検知器に代えて、センシングによる検知を行う検知器(すなわちセンサ)を用いてもよい。例えば、上記のテンプル部の折り曲げの開始を検知するためには、ヒンジ部にスイッチセンサを配置して、テンプル部の折り曲げが開始されたときに当該スイッチセンサが押下されるように構成すればよい。この場合、スイッチセンサが押下されたときに生じる信号を用いて、アクチュエータによってロッド61を駆動させてもよい。また、アクチュエータを用いる場合には、駆動機構60のうち、どの構成を駆動させてもよい。例えば、アクチュエータとしてのモータ(例えば、後述する図10のモータ66と同様のモータ)によって、第2のギヤ63を回転させるとしてもよい。
また、以下、センシングによる検知を行うセンサを用いる場合の例を図7~図10を参照して説明する。図7は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第1図である。
図7に示すHMD100では、第1の鏡筒10の第1のパネル13が取り外され、第1のパネル13の内部の構成が示されている。ここで、第1のパネル13の内部には、第1の収音器53及び第2の収音器54が配置されている。第1の収音器53及び第2の収音器54のそれぞれは、第1のパネル13が取り付けられた際に、第1のパネル13と第1の副部12との隙間から入り込む音を収音するように配置されている。このため、これらの収音器は、HMD100の外部から見えにくくなるので、美観に優れるHMD100が実現できる。これらの収音器と左右対称となるように、第2の鏡筒20にも第3の収音器及び第4の収音器が配置されている。
また、図示するように、第1のテンプル部15の、特に、第1の前テンプル部18には、第5の収音器55が配置されている。第5の収音器55は、例えば、第1の前テンプル部18の下方の表面に形成された収音孔から入り込む音を集音するように配置されている。このため、第5の収音器55は、HMD100の外部から見えにくくなるので、美観に優れるHMD100が実現できる。第5の収音器55と左右対称となるように、第2の前テンプル部28にも第6の収音器が配置されている。以上に説明した6つの収音器はそれぞれ特定の周波数、周期又はタイミングなどに基づいて発生される超音波(特定の超音波ともいう)を集音するように構成されている。
ユーザ99は、HMD100を使用する際に左右の手それぞれに特定の超音波を発生する発信器が内蔵されたコントローラを把持していてもよい。この場合に、コントローラから発生された特定の超音波を6つの収音器によって収音することで、位相差、到来時間等から、HMD100に対するコントローラの相対位置を算出することができる。コントローラは、ユーザ99の左右の手それぞれに把持されているので、コントローラの相対位置からユーザ99の手の動きを検知することができる。HMD100では、このようにユーザ99の手の位置に基づいてコンテンツに対する入力(例えば表示部に表示されている映像を変化させる)などの処理を行うことができる。
上記の6つの収音器のそれぞれは、互いに離間して配置されることが好ましい。ただし、HMD100は、ユーザ99の装着性及び外観特性の関係で、2つの鏡筒が棒状の支持部材41によって支持されている構成であるため、収音部の配置に制約がある。そこでHMD100では、図中に示すように、第1の鏡筒10のうちの、下端と、第2の鏡筒20とは反対側の端部とのそれぞれに第1の収音器53及び第2の収音器54が配置されている。第2の鏡筒20についても左右対称に同様の配置で第3の収音器及び第4の収音器が配置されている。
また、上記の4つの収音器が、XZ平面に平行な略同一面に並んでいるのに対して、当該同一面の面外の位置に配置されるように、第1の前テンプル部18に第5の収音器55が配置されている。第2の前テンプル部28にも同様に第6の収音器が配置されている。このように、6つの収音器は、限られたHMD100の構成要素内において、互いに離間されるように配置されている。
ここでの検知器は、これら収音器とコントローラとの位置関係の変化、すなわち、HMD100の空間位置の変化量が0とみなしうる所定量以下の変化量である場合に、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることとして検知する。その後、駆動機構60を駆動させるための信号を出力し、アクチュエータを介して駆動機構60を駆動させる。
また、図8は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第2図である。
図8に示すHMD100では、第1の鏡筒10の内部に光源及び撮像器からなるアイトラッカ81が内蔵されている様子が示されている。アイトラッカ81は、ユーザ99が鏡筒内の表示部を見るときの視線の方向を検知するために用いられ、ユーザ99の視線の方向に応じたコンテンツの変化を生じさせるために用いられる。ここでのアイトラッカ81を用いることで、HMD100のユーザ99からの取り外しを検知することができる。具体的には、アイトラッカ81によるユーザ99の視線の検知が失敗した場合、ユーザ99の目95がアイトラッカの検知可能な範囲外、すなわち、HMD100が取り外した状態であることとして検知する。その後、駆動機構60を駆動させるための信号を出力し、アクチュエータを介して駆動機構60を駆動させる。
また、図9は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第3図である。
図9に示すHMD100では、第1の後テンプル部16の内部に赤外光源及び撮像器からなる近接センサ71が内蔵されている様子が示されている。この近接センサ71を用いることで、HMD100のユーザ99からの取り外しを検知することができる。具体的には、近接センサ71によるHMD100とユーザ99との距離が、HMD100を装着しているとみなしうる所定距離以内に接近した状態でない場合に、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることとして検知する。その後、駆動機構60を駆動させるための信号を出力し、アクチュエータを介して駆動機構60を駆動させる。
また、図10は、実施の形態に係るヘッドマウントディスプレイのセンサの構成について説明する第4図である。なお、図10では、駆動機構60、モータ66、電源スイッチ67、及び、第1のアイキャップ14の他の構成について、判読性のために破線で概形のみを示している。
図10に示すHMD100では、HMD100の使用の終了を検知するために、電源スイッチ67にスイッチセンサを配置しており、ユーザ99によって電源スイッチが操作されて電源オフ状態にされたときに当該スイッチセンサが信号を発生する。この信号を用いて、アクチュエータとしてのモータ66によって、第2のギヤ63を回転させることができる。この結果、駆動機構60が駆動される。なお、電源オフ後のモータ66の駆動用の電力は、バッテリ又はコンデンサ等(いずれも不図示)の蓄電要素に蓄えられているものを用いてもよい。また、HMD100の電源オフ状態が、単に、電力の導通が可能な待機モードであれば、表示パネル39での映像の投影などが終了された後にも配線73を介して電源91から供給される電力を利用可能とすることもできる。
[効果等]
以上説明したように、本実施の形態における表示装置(HMD100)は、ユーザ99に装着して使用されるHMD100であって、第1の画像及び第2の画像をそれぞれ表示するための2つの表示部をそれぞれの底部に有する有底筒状の2つの鏡筒(第1の鏡筒10及び第2の鏡筒20)と、鏡筒の開口端(Y軸方向プラス側の端部)に、当該開口端に沿って設けられた筒形状を有するアイキャップ(第1のアイキャップ14及び第2のアイキャップ24)と、折り曲げ可能なテンプル部(第1のテンプル部15及び第2のテンプル部25)であって、伸展させた状態でユーザ99に装着されて鏡筒を支持するテンプル部と、HMD100のユーザ99への着脱状態を検知する検知器と、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることを検知器が検知した場合に、アイキャップの姿勢を、第1姿勢から第2姿勢に変更する駆動機構60と、を備え、第1姿勢は、ユーザ99がHMD100を装着するための姿勢であって、アイキャップと、折り曲げられた際のテンプル部との間で干渉が生じる姿勢であり、第2姿勢は、アイキャップと、折り曲げられた際のテンプル部との間で干渉が生じない姿勢である。
例えば、第1のアイキャップ14が第1姿勢の状態で第1のテンプル部15を折り曲げると、第1のテンプル部15と第1のアイキャップ14とが干渉し、第2のアイキャップ24が第1姿勢の状態で第2のテンプル部25を折り曲げると、第2のテンプル部25と第2のアイキャップ24とが干渉する。このため、従来のHMDでは、コンパクトにテンプル部を折りたたむことができなかった。アイキャップの第1姿勢では、特に、HMD100の使用時における遮光性を向上すべくユーザ99の目95の側方を耳96の付近まで延びて連続的に覆うように構成されたキャップ部(例えば、第1のアイキャップ14における第1のキャップ部14b)が、折り曲げた時のテンプル部の空間位置に干渉する。
これに対して、上記のようなHMD100は、第1のテンプル部15及び第2のテンプル部25を折り曲げる前にユーザ99がHMD100を取り外したことを検知して第1のアイキャップ14及び第2のアイキャプ24が第2姿勢に変更される。この第2姿勢では、第1のアイキャップ14及び第2のアイキャップ24は、第1のテンプル部15及び第2のテンプル部25を折り曲げた時の空間位置に干渉しない。したがって、第1のテンプル部15と第1のアイキャップ14との干渉、及び、第2のテンプル部25と第2のアイキャップ24との干渉を考慮することなく、テンプル部を折り曲げることができる。ただし、第2姿勢がHMD100を装着するために適切でない場合があるので、HMD100では、ユーザ99がHMD100を取り外したことを検知してから、アイキャップの第1姿勢から第2姿勢への変更を行う。このようにして、HMD100では、テンプル部を適切に折り曲げることができ、HMD100をよりコンパクトにすることができるので、HMD100の携行性を高めることが可能となる。
また、例えば、アイキャップは、鏡筒の筒軸方向に沿って鏡筒から第1長さだけ延びた第1部分と、鏡筒の筒軸方向に沿って鏡筒から第1長さよりも長い第2長さだけ延びた第2部分とが、鏡筒と筒軸方向を共有する筒状に接続され、折り曲げられた際のテンプル部は、鏡筒から第1長さよりも遠く、かつ、第2長さよりも近い位置を、アイキャップの筒軸方向に交差して延びており、駆動機構60は、アイキャップを筒軸周りに回転させて第1部分及び第2部分の位置を変更してもよい。
これによれば、駆動機構60が、アイキャップを筒軸周りに回転させることで、第1姿勢から第2姿勢へのアイキャップの姿勢の変更を行うことができる。テンプル部が折り曲げられたときに、後テンプル部(第1の後テンプル部16及び第2の後テンプル部26)が筒軸方向に交差して(並び方向に沿うようにして)延びる状態になる。このとき、後テンプル部が延びる空間位置は、鏡筒から第1長さよりも遠く、かつ、第2長さよりも近い位置である。第1姿勢では、テンプル部と第2部分とが並び方向に沿って並んでいるので、第1姿勢のままテンプル部の折り曲げを行うとすれば、後テンプル部が延びる空間位置に第2部分が存在することになり、互いに干渉して折り曲げの妨げとなる。このため、駆動機構60によってアイキャップが回転され、後テンプル部が延びる空間位置から第2部分が離脱することで、テンプル部の適切な折り曲げが可能となる。アイキャップの回転は、少なくとも第2部分が、折り曲げ後の後テンプル部が延びる空間位置から離脱すれば、何度回転してもよい。
なお、駆動機構60によってアイキャップが回転された後、テンプル部と並び方向に沿って並ぶアイキャップの部分は、第1部分と第2部分との間をつなぐ部分であり、少なくとも鏡筒から延びる長さが第2部分よりも短い。この部分は、鏡筒から延びる長さが第1部分よりも長くてもよいし、第1部分より短くてもよい。例えば、この部分の鏡筒から延びる長さは、折り曲げ後の後テンプル部が延びる空間位置に干渉しない長さでもよいし、単に第2長さより短いだけでもよい。
また、例えば、検知器は、テンプル部の折り曲げが開始されたことを、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることとして検知するセンサであり、検知結果に基づいて、駆動機構60を駆動させるための信号を出力してもよい。
これによれば、テンプル部の折り曲げが開始されることでアイキャップの第1姿勢から第2姿勢への変更が行われる。
また、例えば、検知器は、HMD100に対してユーザ99が所定距離以内に接近した状態でないことを、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることとして検知するセンサであり、検知結果に基づいて、駆動機構60を駆動させるための信号を出力してもよい。
これによれば、HMD100に対してユーザ99が所定距離以内に接近した状態ではないことでアイキャップの第1姿勢から第2姿勢への変更が行われる。
また、例えば、検知器は、HMD100の空間位置の変化量が所定量以下であることを、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることとして検知するセンサであり、検知結果に基づいて、駆動機構60を駆動させるための信号を出力してもよい。
これによれば、HMD100の空間位置の変化量が所定量以下であることでアイキャップの第1姿勢から第2姿勢への変更が行われる。
また、例えば、検知器は、表示部を見るユーザ99の視線方向の検知が失敗したことを、HMD100がユーザ99から取り外された状態であることとして検知するセンサであり、検知結果に基づいて、駆動機構60を駆動させるための信号を出力してもよい。
これによれば、表示部を見るユーザ99の視線方向の検知が失敗することでアイキャップの第1姿勢から第2姿勢への変更が行われる。
また、例えば、検知器は、テンプル部の折り曲げが開始されたことを、表示装置がユーザから取り外された状態であることとして検知する、テンプル部に内蔵された検知機構であり、テンプル部の折り曲げのために表示装置に与えられた外力を伝達して駆動機構を駆動させてもよい。
これによれば、テンプル部の折り曲げが開始されることでアイキャップの第1姿勢から第2姿勢への変更が行われる。特に、検知器(検知機構)が駆動機構60を駆動させるための動力源となるので、アクチュエータ等の動力源及びその動力源を動作させるための電源等を別に設ける必要がないので、低コストかつ軽量にHMD100を構成できるなどのメリットがある。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態等について説明したが、本開示は、上記実施の形態等に限定されるものではない。
また、上記実施の形態等においてHMDを構成する構成要素について例示したが、HMDが備える構成要素の各機能は、HMDを構成する複数の部分にどのように振り分けられてもよい。
その他、実施の形態等に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態等における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示は、ヘッドマウントディスプレイ等の装着型の表示装置として有用である。
10 第1の鏡筒
11 第1の主部
12 第1の副部
13 第1のパネル
14 第1のアイキャップ
14a 第1の挿入部
14b 第1のキャップ部
14c 第1のくびれ部
14d 第1の肉厚部
14e 第1の平板部
15 第1のテンプル部
16 第1の後テンプル部
17 第1のヒンジ部
18 第1の前テンプル部
19、29 カバー
20 第2の鏡筒
21 第2の主部
22 第2の副部
23 第2のパネル
24 第2のアイキャップ
25 第2のテンプル部
26 第2の後テンプル部
27 第2のヒンジ部
28 第2の前テンプル部
30 表示部
31 調整機構
32 調整部材
32a つまみ部材
33、34 ネジ部
35、36 ネジ穴
38 駆動回路
38a 処理部
39 表示パネル
40 凸レンズ
41 支持部材
41a 内部配線
53 第1の収音器
54 第2の収音器
55 第5の収音器
60 駆動機構
61 ロッド
62 第1のギヤ
63 第2のギヤ
64 第3のギヤ
65 キャップ支持環
66 モータ
67 電源スイッチ
71 近接センサ
73 配線
75 コネクタ
75a プラグ
81 アイトラッカ
91 電源
92 信号処理回路
95 目
96 耳
99 ユーザ
100 HMD

Claims (7)

  1. ユーザに装着して使用される表示装置であって、
    第1の画像及び第2の画像をそれぞれ表示するための2つの表示部をそれぞれの底部に有する有底筒状の2つの鏡筒と、
    前記鏡筒の開口端に、当該開口端に沿って設けられた筒形状を有するアイキャップと、
    折り曲げ可能なテンプル部であって、伸展させた状態で前記ユーザに装着されて前記鏡筒を支持するテンプル部と、
    前記表示装置の前記ユーザへの着脱状態を検知する検知器と、
    前記表示装置が前記ユーザから取り外された状態であることを前記検知器が検知した場合に、前記アイキャップの姿勢を、第1姿勢から第2姿勢に変更する駆動機構と、を備え、
    前記第1姿勢は、前記ユーザが前記表示装置を装着するための姿勢であって、前記アイキャップと、折り曲げられた際の前記テンプル部との間で干渉が生じる姿勢であり、
    前記第2姿勢は、前記アイキャップと、折り曲げられた際の前記テンプル部との間で干渉が生じない姿勢である
    表示装置。
  2. 前記アイキャップは、前記鏡筒の筒軸方向に沿って前記鏡筒から第1長さだけ延びた第1部分と、前記鏡筒の筒軸方向に沿って前記鏡筒から前記第1長さよりも長い第2長さだけ延びた第2部分とが、前記鏡筒と筒軸方向を共有する筒状に接続され、
    折り曲げられた際の前記テンプル部は、前記鏡筒から前記第1長さよりも遠く、かつ、前記第2長さよりも近い位置を、前記アイキャップの筒軸方向に交差して延びており、
    前記駆動機構は、前記アイキャップを筒軸周りに回転させて前記第1部分及び前記第2部分の位置を変更する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記検知器は、
    前記テンプル部の折り曲げが開始されたことを、前記表示装置が前記ユーザから取り外された状態であることとして検知するセンサであり、
    検知結果に基づいて、前記駆動機構を駆動させるための信号を出力する
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記検知器は、
    前記表示装置に対して前記ユーザが所定距離以内に接近した状態でないことを、前記表示装置が前記ユーザから取り外された状態であることとして検知するセンサであり、
    検知結果に基づいて、前記駆動機構を駆動させるための信号を出力する
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  5. 前記検知器は、
    前記表示装置の空間位置の変化量が所定量以下であることを、前記表示装置が前記ユーザから取り外された状態であることとして検知するセンサであり、
    検知結果に基づいて、前記駆動機構を駆動させるための信号を出力する
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  6. 前記検知器は、
    前記表示部を見る前記ユーザの視線方向の検知が失敗したことを、前記表示装置が前記ユーザから取り外された状態であることとして検知するセンサであり、
    検知結果に基づいて、前記駆動機構を駆動させるための信号を出力する
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  7. 前記検知器は、
    前記テンプル部の折り曲げが開始されたことを、前記表示装置が前記ユーザから取り外された状態であることとして検知する、前記テンプル部に内蔵された検知機構であり、
    前記テンプル部の折り曲げのために前記表示装置に与えられた外力を伝達して前記駆動機構を駆動させる
    請求項1又は2に記載の表示装置。
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