JP7612400B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
上記吸収性物品は、互いに直交する長手方向と幅方向を有する。
上記表面シートは、液透過性である。
上記液保持シートは、上記表面シートと上記吸収体との間に位置する液保持可能なシートである。
上記液保持シートは、抗菌剤及び消臭剤の少なくとも1つを含む。
上記表面シートは、上記液保持シートよりも液拡散性が低い。
上記液保持シートは、上記吸収体よりも液拡散性が低い。
上記液保持シートは、上記吸収体よりも繊維密度が低い。
平面視において、上記表面シート及び上記液保持シートは、上記吸収性物品の全面に配置され、上記吸収体は、長手方向及び幅方向の寸法が上記吸収性物品よりも小さく、上記吸収性物品の中央部に配置されている。
図1に示すように、本発明の吸収性物品としてのパンティライナー1は、着用者の前後方向に対応する長手方向Xと、着用者の左右方向に対応し長手方向Xに直交する幅方向Yとを有する。
なお、本明細書では、パンティライナー1の厚み方向Zに関しては、着用時に着用者の肌に近い側を上又は肌側、着衣に近い側を下又は非肌側という事がある。また、本明細書において、「肌側面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、すなわち相対的に着用者の肌に近い側である。「非肌側面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に着用者の肌から遠い側に向けられる面である。ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、すなわち吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味する。また、本明細書において、「平面視」とは、厚み方向Zから見た平面視を意味する。
排泄部対向領域52は、着用時に着用者の液排泄部(膣口、尿道口)に対向する領域を含み、排泄液が主に供給される領域である。排泄部対向領域52の幅方向Y中央部は、着用時、着用者の液排泄部に対向する。排泄部対向領域52は、パンティライナー1の長手方向Xの中央部に配置される。図1のパンティライナー1において、排泄部対向領域52の長手方向Xの領域は、後述する吸収体4の長手方向Xにおける全長、すなわち吸収体4の前方先端部から後方先端部までの領域に対応する。
前方領域51は、排泄部対向領域52の前方(着用者の腹側)に配置される領域であり、着用時に着用者の排泄部対向領域の前方に対向するように構成される。
後方領域53は、排泄部対向領域52の後方(着用者の背側)に配置される領域であり、装着時に着用者の排泄部対向領域の後方に対向するように構成される。
表面シート2はパンティライナー1の肌側面1aを構成する。
裏面シート3はパンティライナー1の非肌側面1bを構成する。
粘着部6は非肌側面1bに設けられる。
パンティライナー1において、裏面シート3、吸収体4、液保持シート5及び表面シート2が厚み方向Zに積層された構成を有する。これらの構成は、例えば、接着剤やヒートシール等による接合、及び圧搾溝によるエンボス加工等によって、適宜接合されている。
パンティライナー1では、表面シート2、液保持シート5及び裏面シート3は同一形状を有し、これらは平面視で重なってパンティライナー1の外形形状を構成する。
以下、パンティライナー1を構成する各部材について説明する。
表面シート2は、液透過性のシート材として構成され、液保持シート5の厚み方向Z上方に配置される。表面シート2の肌側面は、パンティライナー1の肌側面1aを構成する。
パンティライナー1において、表面シート2は、パンティライナー1の全面に配されている。
表面シート2としては、パンティライナー、生理用ナプキンなどの吸収性物品において通常用いられているものを特に制限なく用いることができる。表面シート2は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂等から構成される。
複数の開孔7は、例えば千鳥状に配されている。開孔7の平面視形状は、図1に示す楕円形に限定されず、例えば、三角形、正方形、長方形などの多角形、星形等であってもよい。
図2に示すように、パンティライナー1において、表面シート2と吸収体4との間に液保持シート5が配置される。
液保持シート5は、平面視で吸収体4よりも大きく、吸収体4を覆うように位置する。パンティライナー1において、液保持シート5は、パンティライナー1の全面に配されている。
水分率は、JIS P8203の水分率試験方法を準用して算出した。即ち、試料を温度40℃、相対湿度80%RHの試験室に24時間静置後、その室内にて絶乾処理前の試料の重量W(g)を測定した。その後、温度105±2℃の電気乾燥機(例えば、株式会社いすゞ製作所製)内にて1時間静置し、試料の絶乾処理を行った。絶乾処理後、温度20±2℃、相対湿度65±2%の標準状態の試験室にて、旭化成(株)製サランラップ(登録商標)で試料を包括した状態で、Siシリカゲル(例えば、豊田化工(株)製)をガラスデシゲータ内(例えば、(株)テックジャム製)に入れて、繊維試料が温度20±2℃になるまで静置する。その後、試料の恒量W'(g)を秤量して、次式により試料の水分率を求める。
水分率(%)=(W-W'/W')×100
抗菌剤及び消臭剤については後述する。
図1及び2に示すように、吸収体4は、長手方向Xに沿って延び、液保持シート5と裏面シート3との間に配置される。吸収体4は、排泄液を肌側面4aから吸収し、内部で拡散させて排泄液を保持する。
ここで、パンティライナー1の中央とは、幅方向Yを三分割した中央領域であって、長手方向Xを三分割した中央領域を指す。該中央領域は、着用時、着用者の排泄部に対向する領域を含み、排泄液を多量に受ける領域を含む。本実施形態に即して換言すると、吸収体4は、平面視で、長手方向Xにおいて、吸収体4の前方縁及び後方縁がパンティライナー1の長手方向Xの前方縁及び後方縁よりも内側に位置し、幅方向Yにおいて、吸収体4の左右両側縁がパンティライナー1の左右両側縁よりも内側に位置する。
平面視で、表面シート2、液保持シート5及び裏面シート3は、吸収体4の全周縁から外方に延出しており、それらの延出域どうしが互いに接着剤等の接合手段によって接合されている。
吸収体4を構成する材料例については後述する。
裏面シート3は、吸収体4の厚み方向Z下方に配置される。裏面シート3の非肌側面は、パンティライナー1の非肌側面1bを構成する。
裏面シート3としては、パンティライナー、生理用ナプキンなどの吸収性物品において通常用いられているものを特に制限なく用いることができる。裏面シート3は、例えば、液難透過性、水蒸気透過性及び撥水性等の機能を有するシート材で形成される。当該シート材としては、例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、当該フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。
裏面シート3の非肌側面には、着衣に対してパンティライナー1を固定する粘着部6が設けられている。
表面シート2は、液保持シート5よりも液拡散性が低い。これにより、表面シート2に供給された排泄液は液保持シート5に移行しやすくなっている。上述した通り、液保持シート5は吸水性があるため、液保持シート5に移行した排泄液は吸収体4へ移行する前に、一時的に保持される。液保持シート5には、抗菌剤及び/又は消臭剤が含まれているので、着用者の肌に近い位置で、液保持シート5に一時的に保持される排泄液と抗菌剤及び/又は消臭剤とが効率良く接触し、抗菌効果及び/又は消臭効果が効果的に発揮される。
更に、液保持シート5は、吸収体4よりも液拡散性が低く、吸収体4よりも繊維密度が低いため、吸収体4の液引き込み力が強くなっており、排泄液は液保持シート5に一時的に留まるものの、長く留まることなく吸収体4へ移行可能となっている。そのため、液保持シート5の次に排泄される液を取り込む能力が低下しにくく、継続して排泄液を抗菌剤及び/又は消臭剤に効果的に接触させることができ、着用初期から経時まで効果的に抗菌効果及び/又は消臭効果を持続させることができる。
加えて、表面シート2及び液保持シート5は、平面視で、パンティライナー1の全面に配置されているので、全面で表面シート2から液保持シート5への液移行が良好となり、吸収性、ドライ感に優れたパンティライナー1とすることができる。
そのうえ、本実施形態のパンティライナー1では、液保持シート5の全面に抗菌剤及び/又は消臭剤が配されているため、広範囲で抗菌機能及び/又は消臭機能が発揮される。
また、パンティライナー1において、吸収体4は、平面視で、パンティライナー1の全面に配置されていないので、排泄液が製品全体に拡散するのが抑制される。これにより、液漏れの発生が抑制され、排泄液に由来する菌が発生する面積をパンティライナー1の外形面積よりも小さく収めることができ、排泄液と抗菌剤及び/又は消臭剤との接触がより効率よく行われることになり、抗菌効果及び/又は消臭効果が向上する。
パンティライナーに、着色した生理食塩水1gを、注入口が直径10mmの注入器を用いて注入し1分間放置した後の、表面シート、液保持シート、吸収体の生理食塩水の注入によって生じた着色領域の面積を測定し、その面積を液拡散面積とした。該液拡散面積は、スキャナーで読み取った着色領域の画像をグラフィック処理して計算した。
液拡散面積の値が大きいほど、液拡散性が高いと判断することができる。
測定試料として、液保持シート及び吸収体を用意する。フェザー剃刀(品番FAS-10、フェザー安全剃刀(株)製)を用いて各試料を厚み方向Zに沿って切断する。切断面を、走査電子顕微鏡を用いて拡大観察(繊維断面が30~60本計測できる倍率に調整;150~500倍)し、一定面積当たり(0.5mm2)の切断面によって切断されている繊維の断面数を数える。次に1mm2当たりの繊維の断面数に換算し、これを繊維密度とする。走査顕微鏡としては、日本電子(株)社製のJCM-5100(商品名)を用いる。
抗菌剤は、典型的には、臭気の発生源に作用して臭気の発生を抑制することで消臭効果を発現し得る抗菌性物質である。抗菌剤が臭気の発生源に作用するという抗菌性能を有することにより、排泄物に起因する不快な臭いを低減することができる。このため、本明細書において、抗菌剤は消臭剤に含まれる概念である。
抗菌剤としては、パンティライナーや生理用ナプキンなどの吸収性物品において抗菌用途に用いられるものを特に制限なく用いることができる。例えば、抗菌性の金属、抗菌性金属担持物、有機系抗菌剤等が挙げられる。
抗菌性を有する金属としては、銅、銀、金、鉛、ニッケル、錫、亜鉛、鉄、ジルコニウム等が挙げられる。
抗菌性金属担持物としては、銀ゼオライト、ジビニルベンゼン-2-ビニルピリジン-2-ビニルピリジン銀共重合体(例えば特開2006-307404号公報記載のもの)、アルミニウム・銀・ナトリウム硝酸ケイ酸塩(例えば特開2005-232654号公報記載のもの)、銀・亜鉛ゼオライトの混合物、亜鉛担持アルミノケイ酸塩(商品名ミズカナイトHP、水澤化学工業株式会社製)等の水難溶性の抗菌剤が挙げられる。
有機系抗菌剤としては、第4級アンモニウム塩が好ましく、その中でも水難溶性のベンザルコニウムクロライド、セチルリン酸化ベンザルコニウム等が好適に挙げられる。
このように、抗菌剤に加え消臭剤を用いることにより、更に悪臭の発生を抑制することができる。
上記した抗菌性金属担持物は、抗菌作用及び消臭作用の双方を備えた抗菌・消臭機能剤である。例えば、上記亜鉛担持アルミノケイ酸塩は、抗菌作用を有する亜鉛を担持した多孔質のアルミノケイ酸塩であり、抗菌作用及び消臭作用の双方を備えている。
抗菌剤及び/又は消臭剤として水難溶性の剤を用いると、パンティライナー1に排泄液が排泄された際、排泄液中に抗菌剤及び/又は消臭剤が溶出せず、抗菌剤及び/又は消臭剤の他の部位への移動が抑制される。このため、液保持シート5に抗菌剤及び/又は消臭剤が留まりやすくなり、抗菌効果及び/又は消臭効果の持続性が向上する。
本明細書において、抗菌剤又は消臭剤が水難溶性であるとは、25℃のイオン交換水1Lに対する溶解度が2g未満であることをいう。
溶解度は、次の方法によって測定することができる。2Lビーカーに入れた25℃のイオン交換水1Lに対して、十分乾燥させた測定対象(抗菌剤)を投入し、長さ20mm、幅7mmのスターラーチップを入れ、マグネチックスターラーを用いて600rpmで攪拌し、1時間攪拌しても溶解できない直前の投入量を、当該抗菌剤の25℃の水に対する溶解度とする。なお、マグネチックスターラーとしてはアズワン株式会社製HPS-100等を使用できる。
水難溶性の抗菌剤の例としては、上述した抗菌性金属担持物が好ましい。抗菌性金属担持物が水難溶性である、とは、担持された金属は水溶性であっても、抗菌性金属を担持する担体(好ましくは、多孔性粒子)が水難溶性であることを意味する。
上述した通り、パンティライナー1は、表面シート2に複数の開孔7を有していても良い。開孔7を設けることにより、表面シート2に供給された排泄液の下方への液移行性が向上するとともに、表面シート2に液が残りにくいため、排泄液由来の菌が発生しにくい。
図1に示すように、パンティライナー1において、複数の開孔7を長手方向Xに沿って配置してなる開孔列71が複数列設けられ、開孔列群70が構成される。開孔7が設けられる領域に対応する開孔列群70の幅方向Yの寸法bは、吸収体4の幅方向Yの寸法aよりも短い。パンティライナー1の排泄部対向領域52において、平面視で、開孔列71が、吸収体4が存在する領域に位置していることにより、幅方向Yへの横漏れが抑制しやすくなっている。
更に、パンティライナー1において、開孔列群70は、パンティライナー1の幅方向Y中央部に位置し、パンティライナー1の幅方向Yの両側方部には開孔7は位置していない。このように、着用者の液排泄部に対向する領域に開孔7があることにより排泄液が速やかに吸収体4に移行する。そして、パンティライナー1の幅方向Yの両側方部に開孔7が設けられていないので、該両側方部では、吸収体4に移行し、更に幅方向Y外方に向かって拡散して吸収されている排泄液は、着用時、着用者からの圧によって開孔7を通って着用者の肌に戻る液戻りが生じにくく、ドライ感を維持しやすい。
図3(A)及び(C)に示すように、平面視で、粘着部6が吸収体4の前方縁4d及び後方縁4eと重ならず、粘着剤不在領域61が前方縁4d及び後方縁4eと重なるように、粘着部6を配置してもよい。
又は、図3(B)に示すように、粘着部6が吸収体4の前方縁4d及び後方縁4eと重なっているが、該粘着部6の前後外側に粘着剤不在領域61が存在するように、粘着部6を配置してもよい。
図2に示すように、吸収体4は吸水性ポリマー42を含んでいてもよい。該吸水性ポリマーは排泄液を吸収・保持する。また、吸水性ポリマーは、尿や経血等の排泄液由来の臭い物質の一つであるアミンやアンモニウム等のアルカリ臭を中和し、消臭効果を発揮する。
吸収体4に吸水性ポリマー42を配合することにより、排泄液を液保持シート5からその下層にある吸収体4に引き込む力を増強し、引き込んだ排泄液を留めることができるので、ドライ感を維持でき、また、消臭効果が向上する。
繊維材料としては、木材パルプ、コットン、麻などの天然繊維、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維、アセテートやレーヨンなどの半合成繊維を用いることができる。
吸水性ポリマーとしては、自重の5倍以上の排泄液を吸収・保持でき、かつゲル化し得るものが好ましい。形状は特に問わず、球状、塊状、ブドウ状、粉末状又は繊維状であり得る。吸水性ポリマーの例としては、デンプンや架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体を挙げることができる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリウム塩を好ましく用いることができる。また、アクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、2-(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを吸水性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合させた共重合体も好ましく使用し得る。
また、吸収体4は、繊維材料を積繊した吸収性コア又は該繊維に吸水性ポリマーの粒子を担持させた混合積繊物である吸収性コアをコアラップシートで被覆したものであってもよい。
上述したように、吸収体4は香料を含んでいてもよい。香料を用いることにより、経血、おりもの、尿等の排泄液特有の臭気を、香料の香気によってマスキングすることができる。そして、香料によるマスキング効果により抗菌及び消臭効果がより実感され易くなる。パンティライナー1では、香料は、抗菌剤及び/又は消臭剤が含まれる液保持シートとは別の部材である吸収体4に含まれているため、消臭剤に香料が吸着されにくく、香料によるマスキング効果が効果的に発揮し得る構成となっている。これにより、菌による不快な臭いの発生を一層効果的に抑制するとともに、香気によって、着用時の不快感が軽減される。
これにより、吸収体4においても吸収体4に保持される排泄液に対する抗菌効果が効果的に得られやすく、パンティライナー1全体での抗菌効果を更に高めることができる。
図1に示すように、パンティライナー1は、平面視で、パンティライナー1を長手方向Xに沿って3つにほぼ等分に区分する、左右一対の第1の括れ部11と、左右一対の第2の括れ部12を有する。左右一対の第1の括れ部11と、左右一対の第2の括れ部12は、パンティライナー1の長手方向Xに沿う左右両側縁17a、17bに設けられる。
パンティライナー1は、左右一対の第1の括れ部11と左右一対の第2の括れ部12との間、言い換えるとパンティライナー1の長手方向X中央部において、幅が最大となる部位である最大幅部8を有する。最大幅部8は、幅が増加から減少に転じる箇所である。最大幅部8は、吸収体4の長手方向X全長において、パンティライナー1の左側縁17a(又は右側縁17b)と吸収体の左側縁4b(又は右側縁4c)との、幅方向Yにおける距離cが最も広くなる部位である。これにより、パンティライナー1の長手方向X中央部の面積を広く確保できるので、横洩れ防止効果に優れる。
例えば、以上の実施形態では、吸収性物品としてパンティライナー(おりものシート)の例を示したが、これに限定されない。本発明の吸収性物品は、尿取りパットや生理用ナプキン等であってもよい。
また、上述の実施形態のパンティライナーは、一対の括れ部を2つ有し、長手方向X中央部が幅方向Yに突出する外形形状を有するが、これに限定されない。例えば、パンティライナーの左右両側縁が長手方向X全長に亘って、幅方向Y内方に凹の緩やかな弧状を有する外形形状であってもよい。
2…表面シート
4…吸収体
5…液保持シート
Claims (7)
- 互いに直交する長手方向と幅方向を有し、液透過性の表面シートと、吸収体と、前記表面シートと前記吸収体との間に位置する液保持可能な液保持シートとを備える吸収性物品であって、
前記表面シートはポリオレフィン樹脂及びポリエステル樹脂から選択される樹脂から構成され、
前記液保持シートは、JIS P8203の水分率試験方法を準用して算出した水分率が10%以上である、パルプを用いたパルプエアレイド不織布であり、
前記液保持シートは、その全面に抗菌剤及び消臭剤の少なくとも1つを含み、
前記表面シートは、前記液保持シートよりも液拡散性が低く、
前記液保持シートは、前記吸収体よりも液拡散性が低く、
前記液保持シートは、前記吸収体よりも繊維密度が低く、
平面視において、前記表面シート及び前記液保持シートは、前記吸収性物品の全面に配置され、前記吸収体は、長手方向及び幅方向の寸法が前記吸収性物品よりも小さく、前記吸収性物品の中央に配置されており、
前記吸収性物品は、その長手方向において前記吸収体が存在する領域である排泄部対向領域を有し、
前記表面シートには、少なくとも前記排泄部対向領域の前記吸収体と平面視で重なる領域において、複数の開孔が長手方向に沿って配置してなる開孔列が複数列設けられており、該開孔は表面シートのみに配置されており、
複数列の前記開孔列からなる開孔列群は、平面視で前記吸収性物品の幅方向中央部に設けられ、前記開孔列群は、平面視で前記吸収体の幅方向中心線上を含んで位置し、幅方向の長さが前記吸収体の幅方向の長さの60%以上90%以下であり、
前記吸収体は、長手方向全長に亘って等幅であり、
前記吸収性物品は、前記排泄部対向領域の長手方向に沿う左右両側縁に、前記吸収性物品を長手方向に沿って3つに区分する、左右一対の第1の括れ部と、左右一対の第2の括れ部と、を有し、
前記吸収性物品の前記左右両側縁は、前記左右一対の第1の括れ部と前記左右一対の第2の括れ部との間において、幅方向外方に向かって突出する左右一対の凸形状部を有し、
前記吸収性物品は、前記左右一対の第1の括れ部と前記左右一対の第2の括れ部との間に、前記排泄部対向領域における幅方向の寸法が最も大きくなる最大幅部を有し、
前記最大幅部は、前記排泄部対向領域において、前記吸収性物品の側縁と前記吸収体の側縁との、幅方向における距離が最も広くなる部位であり、
前記液拡散性は、前記吸収性物品に、着色した生理食塩水1gを、注入口が直径10mmの注入器を用いて注入し1分間放置した後の、前記表面シート、前記液保持シート、前記吸収体の前記生理食塩水の注入によって生じた着色領域の面積によって判定する、
吸収性物品。 - 前記抗菌剤及び消臭剤は、水難溶性の剤である
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記開孔列は、長手方向に関して、前記吸収体の前方縁及び後方縁を超えて延在する
請求項1又は2に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体の非肌側面側に配された裏面シートを更に備え、
前記裏面シートの非肌側面側には、平面視で、前記吸収体の長手方向前方縁及び後方縁それぞれに粘着剤不在領域が存在し、該粘着剤不在領域を挟持するように長手方向前後側に粘着部が設けられている、
請求項3に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体の非肌側面側に配された裏面シートを更に備え、
前記裏面シートの非肌側面側には、平面視で、前記吸収体の長手方向前方縁及び後方縁それぞれの近傍に粘着剤不在領域が存在し、該粘着剤不在領域を挟持するように長手方向前後側に粘着部が配けられており、
平面視で、前記吸収体の前方縁近傍の前記粘着剤不在領域を挟持して長手方向前後それぞれに設けられる前記粘着部のうち長手方向内側に位置する粘着部は、前記吸収体の前方縁と重なり、
平面視で、前記吸収体の後方縁近傍の前記粘着剤不在領域を挟持して長手方向前後それぞれに設けられる前記粘着部のうち長手方向内側に位置する粘着部は前記吸収体の後方縁と重なる、
請求項3に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体は、パルプ繊維を含む吸収紙、又は2枚の吸収紙の間に吸水性ポリマーの粒子が配置されてなる吸収シートである
請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体は、抗菌性を有した成分としての香料を含む
請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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