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JP7612973B2 - 訪問計画作成システム及び訪問計画作成方法 - Google Patents
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JP7612973B2 - 訪問計画作成システム及び訪問計画作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、訪問計画作成システム及び訪問計画作成方法に関する。
LP(liquefied petroleum)ガスボンベや自動販売機等の商品プロバイダーでは、定期的又は不定期にその設置場所を訪問し、商品(LPガスや飲料水等)の補充業務を行っている。このような補充業務は、訪問先の設置場所とその訪問順を訪問計画として事前に作成した上で、この訪問計画に従って補充担当者によって行われることが一般的である。
また、商品の欠品は販売機会の損失に繋がると共に突発的な補充業務の発生にも繋がるため、商品残量が少ない箇所を優先的に訪問するような訪問計画を作成するのが一般的である。
特開平10-3493号公報 特開2008-293262号公報
しかしながら、従来では、訪問計画は作成担当者の勘と経験に頼って作成されていた。このため、例えば、訪問先となる場所の位置(つまり、言い換えれば、訪問先間の距離)が考慮されておらず、非効率的な訪問計画となっている場合があった。また、商品を運搬するための車両台数や補充担当者の勤務時間等のリソース条件が考慮されておらず、過剰な車両台数で補充業務を行ったり、逆に補充担当者の勤務超過が発生したりする場合があった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、効率的な訪問計画を作成することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態に係る訪問計画作成システムは、複数の訪問先のうちの少なくとも一部の訪問先に対して商品を補充するための訪問計画を作成する訪問計画作成システムであって、前記商品が無くなるまでの残日数と、前記商品の運搬に利用可能な車両の車両数と、前記商品の補充業務を担当する担当者が稼働可能な稼働時間とが含まれる計画条件を設定する設定部と、前記設定部で設定された計画条件に基づいて、前記商品の補充が必要な訪問先に対する補充業務をシミュレーションすることで、複数の前記訪問計画を作成する作成部と、前記作成部で作成された複数の前記訪問計画の各々に対する所定の指標値をそれぞれ算出する算出部と、複数の前記訪問計画のうち、前記算出部で算出された前記指標値が最も高い訪問計画を出力する出力部と、を有する。
効率的な訪問計画を作成することができる。
第一の実施形態に係る訪問計画作成システムの全体構成の一例を示す図である。 訪問計画の作成の一例を説明するための図である。 第一の実施形態に係る訪問計画作成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る訪問計画作成装置の機能構成の一例を示す図である。 商品管理情報の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る訪問計画作成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 突発訪問先を考慮して訪問計画を再作成する場合の一例を説明するための図である。 第二の実施形態に係る訪問計画作成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態では、商品としてLPガスを想定し、様々な場所に設置されているガスボンベにLPガスを補充するための訪問計画を作成する場合について説明する。ただし、これは一例であって、任意の商品を補充や納品、販売、修理等するための訪問計画を作成する場合についても同様に適用することが可能である。具体的には、例えば、飲料水等の商品を様々な場所に設置されている自動販売機に補充するための訪問計画、顧客先に設置されているプリンタ等の機器のメンテナンスや修理を行うための訪問計画等を作成する場合等についても同様に適用することが可能である。
[第一の実施形態]
本実施形態では、LPガスの補充対象となるガスボンベが設置されている場所(つまり、訪問場所)の位置と、LPガスを訪問場所まで運搬するための車両台数やその補充担当者の勤務時間等のリソース条件とを考慮して、効率的な訪問計画を作成することが可能な訪問計画作成システム1について説明する。
<訪問計画作成システム1の全体構成>
まず、本実施形態に係る訪問計画作成システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、第一の実施形態に係る訪問計画作成システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る訪問計画作成システム1には、訪問計画作成装置10と、1以上のユーザ端末20と、複数の計測機器30とが含まれる。また、訪問計画作成装置10と各ユーザ端末20は、インターネット等の任意の通信ネットワークを介して通信可能に接続される。同様に、訪問計画作成装置10と各計測機器30は、任意の通信ネットワークを介して通信可能に接続される。
訪問計画作成装置10は、利用可能残日数と車両数と稼働時間とを含む計画条件に基づいて、この計画条件を満たす最適な訪問計画を作成する。ここで、利用可能残日数とはガスボンベ内のLPガスが無くなるまでの残日数のことであり、この利用可能残日数以下のガスボンベが補充対象となる。また、車両数とは補充対象のガスボンベにLPガスを補充する際にその運搬等に利用可能な車両の台数であり、例えば、LPガスベンダーが保有している車両数である。稼働時間とは補充対象のガスボンベにLPガスを補充する担当者(補充担当者)が稼働可能な時間であり、例えば、勤務時間等である。
ユーザ端末20は、訪問計画の作成担当者が利用する端末(例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン、タブレット端末等)である。訪問計画の作成担当者は、ユーザ端末20を用いて、計画条件を訪問計画作成装置10に設定することができる。また、訪問計画作成装置10で訪問計画が作成された場合、ユーザ端末20のディスプレイ上には、当該訪問計画が表示される。
計測機器30は、各設置場所に設置されているガスボンベ内のLPガスの残量を計測する機器(例えば、残量計等)である。計測機器30は、所定の時間毎(例えば、1日毎)に、計測対象のガスボンベ内のLPガスの残量を計測し、その計測結果を残量情報として訪問計画作成装置10に送信する。残量情報には、例えば、ガスボンベの識別情報(以下、「商品ID」という。)と、当該ガスボンベ内のLPガスの残量とが含まれる。なお、本実施形態では、複数の設置場所(例えば、顧客Aの店舗等の場所を表す設置場所Aや、顧客Bの店舗等の場所を表す設置場所B等)にガスボンベが設置されているものとする。
なお、図1に示す訪問計画作成システム1の全体構成は一例であって、他の構成であってもよい。例えば、補充担当者が利用する端末が訪問計画作成システム1に含まれており、この端末のディスプレイ上にも、訪問計画作成装置10によって作成された訪問計画が表示されてもよい。これにより、補充担当者も訪問計画を確認することが可能となる。
ここで、本実施形態に係る訪問計画作成装置10が訪問計画を作成する方法の概略について、図2を参照しながら説明する。図2は、訪問計画の作成の一例を説明するための図である。
本実施形態に係る訪問計画作成装置10は、「計画条件に基づいてシミュレーションにより訪問計画を作成する」という試行を、計画条件を変更しながら複数回実行した上で、これらの試行で作成された複数の訪問計画のうち、その指標値が最も良い訪問計画を出力する。図2に示す例では、試行1~試行4の4回の試行を行って、訪問計画1~訪問計画4がそれぞれ作成された様子を表している。なお、各試行で用いられる全ての計画条件がユーザ端末20から設定されてもよいし、1つ又はいくつかの計画条件のみがユーザ端末20から設定され、このユーザ端末20から設定された計画条件を訪問計画作成装置10が変更することで残りの計画条件が作成されてもよい。
例えば、試行1では、利用可能残日数=1日、車両数=10台、稼働時間=9:00~17:00を計画条件1として、この計画条件1に基づくシミュレーションを行って、訪問計画1を作成している。また、このとき、当該シミュレーションでは、訪問計画1に加えて、この訪問計画1に従って商品補充を行った場合におけるガスボンベのLPガス残量の割合(つまり、(商品補充後の全ガスボンベの残量の合計/全ガスボンベの容量の合計)×100)を表す商品残量率と、車両の総走行距離と、補充担当者の総稼働時間も出力される。図2に示す例では、計画条件1が作成された際に、商品残量率=50%、総走行距離500km、総稼働時間=80時間が出力されている。
なお、本実施形態では、簡単のため1人の補充担当者が1台の車両を使用して1人で補充業務を行うものとして総稼働時間を算出しているが、例えば、1台の車両を2人で使用して2人で補充業務を行ってもよい。この場合、総稼働時間は、1人で補充業務を行う場合と比べて2倍になる。また、補充担当者の経験等によって1台の車両を使用して1人で補充業務を行うか、1台の車両を使用して2人で補充業務を行うか等が決定されてもよい。
ここで、シミュレーションとは、利用可能残日数以下のガスボンベを補充対象として、車両数の車両を用いて各補充担当者が稼働時間内の補充業務を行う場合を模擬することである。このようなシミュレーションは、例えば、補充対象のガスボンベの設置位置、車両数及び補充担当者の稼働時間等に基づいて運搬経路問題やVRP(Vehicle Routing Problem)等の最適化問題を解いて最適な訪問計画を決定し、この訪問計画に従って補充業務を模擬する既知のシミュレータによって実現することが可能である。
同様に、試行2では、利用可能残日数=3日、車両数=10台、稼働時間=9:00~17:00を計画条件2として、この計画条件2に基づくシミュレーションを行って、訪問計画2を作成している。また、このとき、当該シミュレーションでは、訪問計画2に加えて、この訪問計画2に従って商品補充を行った場合における商品残量率と総走行距離と総稼働時間も出力される。図2に示す例では、計画条件2が作成された際に、商品残量率=70%、総走行距離650km、総稼働時間=80時間が出力されている。
同様に、試行3では、利用可能残日数=3日、車両数=15台、稼働時間=9:00~17:00を計画条件3として、この計画条件3に基づくシミュレーションを行って、訪問計画3を作成している。また、このとき、当該シミュレーションでは、訪問計画3に加えて、この訪問計画3に従って商品補充を行った場合における商品残量率と総走行距離と総稼働時間も出力される。図2に示す例では、計画条件3が作成された際に、商品残量率=80%、総走行距離1,000km、総稼働時間=80時間が出力されている。
同様に、試行4では、利用可能残日数=3日、車両数=10台、稼働時間=8:00~20:00を計画条件4として、この計画条件4に基づくシミュレーションを行って、訪問計画4を作成している。また、このとき、当該シミュレーションでは、訪問計画4に加えて、この訪問計画4に従って商品補充を行った場合における商品残量率と総走行距離と総稼働時間も出力される。図2に示す例では、計画条件4が作成された際に、商品残量率=90%、総走行距離800km、総稼働時間=120時間が出力されている。
そして、本実施形態に係る訪問計画作成装置10は、これら複数の試行でそれぞれ作成された訪問計画のうち、商品残量率、総走行距離及び総稼働時間の少なくとも1つで決まる指標値が最も良い訪問計画を採用し、この訪問計画を出力する。
ここで、一般に、商品残量率ができるだけ高い方が販売機会の損失や突発的な補充業務の発生の防止することができる。一方で、総走行距離はできるだけ少ない方がガソリン代等の運用コストを抑制することができ、総稼働時間はできるだけ少ない方が業務効率は高くなり残業代等の人件費を抑制することが可能となる。そこで、これらの事情を考慮して指標値は様々に決定され得る。
例えば、販売機会の損失や突発的な補充業務の発生防止のみを考慮し、指標値=商品残量率として、指標値が最も高い訪問計画を採用してもよい。この場合、図2に示す例では、訪問計画4が採用されることになる。
又は、例えば、販売機会の損失や突発的な補充業務の発生防止と業務効率との両方を考慮して、指標値=商品残量率×(1/総稼働時間)として、指標値が最も高い訪問計画を採用してもよい。この場合、図2に示す例では、訪問計画3が採用されることになる。
同様に、例えば、商品残量率×(1/総走行距離)を指標値としたり、商品残量率×(1/総稼働時間)×(1/総走行距離)を指標値としたりしてもよい。この他にも、例えば、商品残量率、総稼働時間及び総走行距離のスケールを揃えた上で、それらの重み付き和等を指標値としてもよい。
なお、販売機会の損失や突発的な補充業務の発生防止が訪問計画を作成する最も重要な目的であると考えられるため、少なくとも商品残量率を用いて指標値を決定することが好ましい。
これにより、本実施形態に係る訪問計画作成装置10は、補充対象のガスボンベが設置されている位置(つまり、訪問場所の位置)と、全ガスボンベのLPガスの残量率と、各種リソース条件(車両台数や勤務時間等)とを考慮して、効率的な訪問計画を作成することが可能となる。
なお、本実施形態では商品としてLPガスを想定しているため、商品単価は一定である場合が多いが、補充対象によっては商品単価が異なる場合も存在する。例えば、自動販売機に商品を補充する場合、補充する商品によってその商品単価が異なることがある。このような場合、商品単価の高い商品を優先的に補充するために、商品単価毎の商品残量率を用いて指標値を決定してもよい。具体的には、例えば、商品単価aの商品Aと商品単価bの商品Bと商品単価cの商品Cが存在し、商品Aの商品残量率をp、商品Bの商品残量率をp、商品Cの商品残量率をpとした場合、商品単価を重みとした商品残量率の重み付き和a×p+b×p+c×pを用いて指標値を決定すること等が考えられる。これにより、商品単価も考慮して、商品単価の高い商品が優先的に補充されるような訪問計画を作成することが可能になり、例えば、高額商品の品切れによる売り上げの低下等を防止することができるようになる。
<訪問計画作成装置10のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る訪問計画作成装置10のハードウェア構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、第一の実施形態に係る訪問計画作成装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る訪問計画作成装置10は一般的なコンピュータ又はコンピュータシステムのハードウェアにより実現され、入力装置11と、表示装置12と、外部I/F13と、通信I/F14と、プロセッサ15と、メモリ装置16とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバス17を介して通信可能に接続されている。
入力装置11は、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等である。表示装置12は、例えば、ディスプレイ等である。なお、訪問計画作成装置10は、入力装置11及び表示装置12のうちの少なくとも一方を有していなくてもよい。
外部I/F13は、記録媒体13a等の外部装置とのインタフェースである。なお、記録媒体13aとしては、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(Secure Digital memory card)、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等が挙げられる。
通信I/F14は、訪問計画作成装置10を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。プロセッサ15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の各種演算装置である。メモリ装置16は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の各種記憶装置である。
本実施形態に係る訪問計画作成装置10は、図3に示すハードウェア構成を有することにより、後述する訪問計画作成処理を実現することができる。なお、図3に示すハードウェア構成は一例であって、訪問計画作成装置10は、他のハードウェア構成を有していてもよい。例えば、訪問計画作成装置10は、複数のプロセッサ15を有していてもよいし、複数のメモリ装置16を有していてもよい。
<訪問計画作成装置10の機能構成>
次に、本実施形態に係る訪問計画作成装置10の機能構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、第一の実施形態に係る訪問計画作成装置10の機能構成の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態に係る訪問計画作成装置10は、商品管理部101と、条件設定部102と、シミュレーション部103と、指標値算出部104と、終了判定部105と、計画特定部106と、計画提示部107とを有する。これら各部は、訪問計画作成装置10にインストールされた1以上のプログラムがプロセッサ15に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係る訪問計画作成装置10は、商品管理情報記憶部108を有する。当該記憶部は、例えば、メモリ装置16により実現可能である。なお、当該記憶部は、訪問計画作成装置10と通信ネットワークを介して接続される記憶装置(例えば、データベースサーバ等)により実現されていてもよい。
商品管理部101は、各計測機器30から残量情報を受信し、この残量情報に含まれる商品IDと残量とを用いて、商品管理情報記憶部108に格納されている商品管理情報の残量及び残日数を更新する。ここで、商品管理情報記憶部108に記憶されている商品管理情報の一例を図5に示す。図5に示すように、商品管理情報には、商品IDと、当該商品IDのガスボンベの設置場所と、当該ガスボンベを利用している顧客名と、当該ガスボンベの残量と、当該ガスボンベ内のLPガスが無くなるまでの残日数とが含まれる。
このとき、商品管理部101は、計測機器30から受信した残量情報に含まれる残量から残日数を予測した上で、この残量及び残日数で、当該残量情報に含まれる商品IDに対応する商品管理情報の残量及び残日数をそれぞれ更新する。これにより、所定の時間毎に、各商品管理情報に含まれる残量及び残日数が最新の値に更新される。
なお、残日数は、例えば、残量/1日あたりの平均ガス使用量により算出することが可能である。このとき、1日あたりの平均ガス使用量は顧客毎に予め算出された値が用いられてもよいし、顧客の業種や業態毎に予め算出された値が用いられてもよいし、全顧客に対して一律に予め算出された値が用いられてもよい。
条件設定部102は、ユーザ端末20から送信された計画条件を、シミュレーション部103によるシミュレーションに用いる条件として設定する。
シミュレーション部103は、条件設定部102により設定された計画条件に基づくシミュレーションによる試行を行って、訪問計画と、この訪問計画に従って商品補充を行った場合における商品残量率、総走行距離及び総稼働時間とを出力する。
指標値算出部104は、シミュレーション部103により出力された商品残量、総走行距離及び総稼働時間のうちの少なくとも1つを用いて、所定の指標値を算出する。
終了判定部105は、シミュレーション部103による試行を終了させるか否かを判定する。
計画特定部106は、終了判定部105により試行を終了すると判定された場合、これらの試行によって作成された複数の訪問計画の中でその指標値が最も良い訪問計画を特定する。
計画提示部107は、計画特定部106により特定された訪問計画をユーザ端末20に送信する。これにより、訪問計画の作成担当者に対して、補充対象のガスボンベの位置と全ガスボンベのLPガスの残量率と各種リソース条件とを考慮した効率的な訪問計画が提示される。
<訪問計画作成処理の流れ>
次に、本実施形態に係る訪問計画作成処理の流れについて、図6を参照しながら説明する。図6は、第一の実施形態に係る訪問計画作成処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、以降では、商品管理情報記憶部108に格納されている商品管理情報の残量及び残日数は最新の値に更新済であるものとする。また、ユーザ端末20から少なくとも1つの計画条件が訪問計画作成装置10に送信されたものとする。
まず、条件設定部102は、ユーザ端末20から送信された計画条件(ユーザ端末20から複数の計画条件が送信された場合は、そのうちの1つの計画条件)を、シミュレーション部103によるシミュレーションに用いる条件として設定する(ステップS101)。なお、上述したよう、計画条件には、利用可能残日数と、車両数と、稼働時間とが含まれる。
次に、シミュレーション部103は、条件設定部102により設定された計画条件に含まれる利用可能残日数から補充対象のガスボンベ及びその設置位置を特定する(ステップS102)。すなわち、シミュレーション部103は、商品管理情報記憶部108に格納されている商品管理情報を参照して、当該利用可能残日数以下の残日数が含まれる商品管理情報の商品ID及び設置場所を特定する。この商品ID及び設置場所が、それぞれ補充対象のガスボンベの商品ID及びその設置場所である。
次に、シミュレーション部103は、上記のステップS102で特定した補充対象のガスボンベの設置場所を訪問先、条件設定部102により設定された計画条件に含まれる車両数及び稼働時間を制約条件とした運搬経路問題やVRP等の最適化問題を解いて最適な訪問計画を決定し、この訪問計画に従った補充業務を模擬することで商品残量率、総走行距離及び総稼働時間を算出及び出力する(ステップS103)。これにより、訪問計画の作成が1回試行される。なお、運搬経路問題やVRP等の最適化問題を解くために必要なデータ(例えば、道路ネットワークデータ等)は既知であるものとする。また、最適化問題はシミュレーションにより解いてもよいし、既知の解法により解いてもよい。
ここで、商品残量率を算出する際には、シミュレーション部103は、商品管理情報記憶部108に格納されている商品管理情報を参照して、(当該訪問計画に従った補充業務を行った後における全ガスボンベの残量の合計)/(全ガスボンベの容量の合計)×100により商品残量率を算出する。なお、ガスボンベの容量は既知であるものとする。
次に、指標値算出部104は、上記のステップS103で出力された商品残量、総走行距離及び総稼働時間のうちの少なくとも1つを用いて、所定の指標値を算出する(ステップS104)。なお、上述したように、どのような指標値を算出するかは、訪問計画の作成によってどのような目的(例えば、販売機会の損失や突発的な補充業務の発生防止、車両のガソリン代等の運用コストの低減、業務時間の削減による人件費削減等)をどの程度達成したいかによって適宜決定される。
ここで、シミュレーション部103を実現するシミュレータやその設定内容によっては、上記のステップS103における最適化問題の解として一部の訪問先を訪問しない訪問計画を許容する場合もあり得る(つまり、補充対象のガスボンベのうちの一部を補充しない場合もあり得る)。このような訪問計画が解として得られた場合は、指標値算出部104は、当該訪問計画に対応する指標値に対して所定のペナルティを課す(例えば、所定の或る大きな負の値を加算する等)ようにすればよい。これにより、全ての補充対象のガスボンベを訪問していない訪問計画がユーザに提示されることを防止することが可能になる。
次に、終了判定部105は、シミュレーション部103による試行を終了するか否かを判定する(ステップS105)。ここで、終了判定部105は、例えば、試行回数が予め決められた所定の回数を超えた場合等に試行を終了と判定すればよい。
上記のステップS105で試行を終了すると判定されなかった場合、条件設定部102は、計画条件を変更し、変更後の新たな計画条件を、シミュレーション部103によるシミュレーションに用いる条件として設定し(ステップS106)、ステップS102に戻る。これにより、次の訪問計画の作成が試行される。
なお、ユーザ端末20から複数の計画条件が送信された場合は、条件設定部102は、これら複数の計画条件の中から未だ設定されていない計画条件を新たな計画条件とすればよい。また、ユーザ端末20から送信された計画条件が1つである場合又は未だ設定されていない計画条件が存在しない場合は、条件設定部102は、既に1度設定された計画条件を所定のルールで変更させることで新たな計画条件を作成すればよい。具体的には、例えば、1つ前の試行で設定された計画条件に含まれる利用可能残日数を所定の日数だけ増加又は減少させたり、当該計画条件に含まれる車両数を所定の数だけ増加又は減少させたり、当該計画条件に含まれる稼働時間を所定の稼働時間に変更させたり、これらを組み合わせたりすること等が考えられる。
一方で、上記のステップS105で試行を終了すると判定された場合、計画特定部106は、各試行で作成された複数の訪問計画の中でその指標値が最も良い訪問計画を特定する(ステップS107)。
そして、計画提示部107は、上記のステップS107で特定された訪問計画をユーザ端末20に送信する(ステップS108)。これにより、訪問計画の作成担当者に対して、補充対象のガスボンベの位置と全ガスボンベのLPガスの残量率と各種リソース条件とを考慮した効率的な訪問計画が提示される。
以上のように、本実施形態に係る訪問計画作成システム1は、商品残量や車両数、稼働時間等の条件を様々に変更しながら複数の訪問計画を作成した上で、これらの複数の訪問計画のうち、目的とする指標値が最も良い訪問計画をユーザに提示する。これにより、例えば、販売機会の損失や突発的な補充業務の発生防止、車両のガソリン代等の運用コストの低減、業務時間の削減による人件費削減等の様々な目的を達成する最も効率的な訪問計画を作成することが可能となる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明する。一般に、訪問計画は予め決められたN日後に行う補充業務に対する計画であることが多い。言い換えれば、訪問計画は、実際の補充業務を行うN日前に作成されることが多い。なお、Nは商品の種類等によって異なるが、LPガスの場合はN=1~N=3程度であることが多いと考えられる。
しかしながら、補充業務を行う当日又は前日になって補充が必要な訪問先が突発的に発生する可能性がある。例えば、LPガスの使用量が急激に増加したことにより、突発的に補充が必要となる場合等である。
そこで、第二の実施形態では、このような訪問先(以下、「突発訪問先」という。)が補充業務の当日又は前日に発生したときに、突発訪問先も訪問するように、第一の実施形態で作成した訪問計画を再作成する場合について説明する。
すなわち、例えば、図7に示すように、補充業務のN日前に訪問計画が作成されている場合に、突発訪問先として「訪問先X」、「訪問先Y」及び「訪問先Z」が発生したものとする。また、「訪問先Z」には訪問時間「9時」が指定されているものとする。このとき、第二の実施形態では、これらの突発訪問先(及び訪問時間)を追加すると共に、必要に応じて一部の計画条件(例えば、稼働時間等)を変更して再シミュレーションを行って訪問計画を再作成する。これにより、第一の実施形態で作成された訪問計画に基づいて、突発訪問先も訪問可能な訪問計画を再作成することが可能になる。
なお、第二の実施形態では、主に、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の構成要素についてはその説明を省略する。
<訪問計画作成処理の流れ>
次に、本実施形態に係る訪問計画作成処理の流れについて、図8を参照しながら説明する。図8は、第二の実施形態に係る訪問計画作成処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、以降では、補充業務の当日又は前日であるものとして、第一の実施形態で説明した訪問計画が当該補充業務のN日前に作成済であるものとする。また、例えば、ユーザ端末20から突発訪問先に関する情報が訪問計画作成装置10に送信されたものとする。
まず、条件設定部102は、ユーザ端末20から送信された突発訪問先に関する情報を取得する(ステップS201)。ここで、当該突発訪問先に関する情報には、例えば、突発的に補充の必要が発生したガスボンベの商品IDが少なくとも含まれるものとする。ただし、商品IDに限られず、突発的に補充の必要が発生したガスボンベを特定可能な任意の情報であれば任意の情報であってもよい。また、商品ID以外にも、例えば、顧客等から指定された訪問時間等が当該突発訪問先に関する情報に含まれていてもよい。
次に、シミュレーション部103は、商品管理情報記憶部108に格納されている商品管理情報を参照して、上記のステップS201で取得した情報に含まれる商品IDからその商品IDのガスボンベの設置場所を特定する(ステップS202)。この設置場所が、突発的に補充が発生したガスボンベの設置場所である。
次に、シミュレーション部103は、N日前に作成された訪問計画に含まれる訪問先に対して、上記のステップS202で特定した設置場所を訪問先として追加した上で、当該訪問計画を作成した際の車両数及び稼働時間を制約条件とした運搬経路問題やVRP等の最適化問題を解いて最適な訪問計画を作成する(ステップS203)。このとき、突発訪問先に訪問時間が指定されている場合は、当該訪問時間も制約条件として設定される。また、車両数及び稼働時間は変更されてもよい。例えば、N日前に作成された訪問計画では車両数が10台であったが、その後、利用可能な車両が増えた場合(例えば、車両や補充担当者に余裕ができた場合等)には車両数を増やしてもよい。同様に、例えば、N日前に作成された訪問計画では稼働時間が9:00~17:00であったが、その後、残業が許可された場合には稼働時間を増やしてもよい。なお、車両数を増やしたり稼働時間を増やしたりする場合だけでなく、例えば、補充業務当日に欠勤が発生した場合等には車両数を減らしたり、突発訪問を加味しても人員に余裕がある場合等には稼働時間を減らしたりしてもよい。
そして、計画提示部107は、上記のステップS203で特定された訪問計画をユーザ端末20に送信する(ステップS204)。これにより、訪問計画の作成担当者に対して、補充対象のガスボンベの位置と全ガスボンベのLPガスの残量率と各種リソース条件とに加えて突発訪問先も考慮した効率的な訪問計画が提示される。
以上のように、本実施形態に係る訪問計画作成システム1は、ユーザが目的とする指標値が最も良い訪問計画(つまり、第一の実施形態で作成された訪問計画)に基づいて、更に突発訪問先も訪問する訪問計画をユーザに提示する。これにより、例えば、補充業務の当日や前日等に突発的に補充の必要が生じた訪問先も考慮した最も効率的な訪問計画を作成することが可能となる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
1 訪問計画作成システム
10 訪問計画作成装置
11 入力装置
12 表示装置
13 外部I/F
13a 記録媒体
14 通信I/F
15 プロセッサ
16 メモリ装置
17 バス
101 商品管理部
102 条件設定部
103 シミュレーション部
104 指標値算出部
105 終了判定部
106 計画特定部
107 計画提示部
108 商品管理情報記憶部

Claims (6)

  1. 複数の訪問先のうちの少なくとも一部の訪問先に対して商品を補充するための訪問計画を作成する訪問計画作成システムであって、
    前記商品が無くなるまでの残日数と、前記商品の運搬に利用可能な車両の車両数と、前記商品の補充業務を担当する担当者が稼働可能な稼働時間とが含まれる計画条件を設定する設定部と、
    前記設定部で設定された計画条件に基づいて、前記商品の補充が必要な訪問先に対する補充業務をシミュレーションすることで、複数の前記訪問計画を作成する作成部と、
    前記作成部で作成された複数の前記訪問計画の各々に対する所定の指標値をそれぞれ算出する算出部と、
    複数の前記訪問計画のうち、前記算出部で算出された前記指標値が最も高い訪問計画を出力する出力部と、
    を有し、
    前記作成部は、
    前記補充業務をシミュレーションした場合における前記商品の残量率と、前記車両の総走行距離と、前記担当者の総稼働時間とを算出し、
    前記算出部は、
    前記残量率と、前記総走行距離と、前記総稼働時間とのうちの少なくとも1つから前記指標値を算出する、訪問計画作成システム。
  2. 前記作成部は、
    前記設定部で設定された計画条件に含まれる前記残日数と前記車両数と前記稼働時間とのうちの少なくとも1つを変更しながら前記補充業務をそれぞれシミュレーションすることで、複数の前記訪問計画を作成する、請求項1に記載の訪問計画作成システム。
  3. 前記作成部は、
    前記計画条件に基づく最適化問題をシミュレーションにより解くことで前記訪問計画を作成し、該訪問計画に従って前記補充業務をシミュレーションすることで前記残量率と前記総走行距離と前記総稼働時間とを算出する、請求項1又は2に記載の訪問計画作成システム。
  4. 前記算出部は、
    前記残量率と、前記総走行距離の逆数と、前記総稼働時間の逆数とのうちの少なくとも2つの積により前記指標値を算出する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の訪問計画作成システム。
  5. 前記作成部は、
    前記出力部で出力された訪問計画に含まれる訪問先に対して、突発的に前記商品を補充する必要が生じた訪問先を追加して前記補充業務をシミュレーションすることで、新たな訪問計画を作成する、請求項1乃至の何れか一項に記載の訪問計画作成システム。
  6. 複数の訪問先のうちの少なくとも一部の訪問先に対して商品を補充するための訪問計画を作成する訪問計画作成システムが実行する訪問計画作成方法であって、
    前記商品が無くなるまでの残日数と、前記商品の運搬に利用可能な車両の車両数と、前記商品の補充業務を担当する担当者が稼働可能な稼働時間とが含まれる計画条件を設定する設定手順と、
    前記設定手順で設定された計画条件に基づいて、前記商品の補充が必要な訪問先に対する補充業務をシミュレーションすることで、複数の前記訪問計画を作成する作成手順と、
    前記作成手順で作成された複数の前記訪問計画の各々に対する所定の指標値をそれぞれ算出する算出手順と、
    複数の前記訪問計画のうち、前記算出手順で算出された前記指標値が最も高い訪問計画を出力する出力手順と、
    を有し、
    前記作成手順は、
    前記補充業務をシミュレーションした場合における前記商品の残量率と、前記車両の総走行距離と、前記担当者の総稼働時間とを算出し、
    前記算出手順は、
    前記残量率と、前記総走行距離と、前記総稼働時間とのうちの少なくとも1つから前記指標値を算出する、訪問計画作成方法。
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