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JP7613689B2 - トンネル掘削機 - Google Patents
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JP7613689B2 - トンネル掘削機 - Google Patents

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Description

本発明はトンネル掘削機に関する。
従来技術として、掘削具の摩耗を検知可能なトンネル掘削機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平6-7112号公報
従来技術においては、蛍光物質などを用いて作業員に対して掘削具の摩耗を報知していた。しかし、蛍光物質は多量の掘削土に混入するため、蛍光物質が放出されたことを知ることは困難であった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、掘削具の摩耗を容易に察知できるトンネル掘削機を提供しようとするものである。
本発明は一態様として、色素及び香料の少なくとも1つを含有する流体を貯蔵する貯蔵部と、前記流体が流れる第1流路が形成される掘削具と、前記流体を加圧する加圧部と、を備える、トンネルトンネル掘削機を提供する。
上記構成では、掘削具の摩耗を容易に察知できるトンネル掘削機を提供できる。
実施形態によるトンネル掘削機の(a)前面図及び(b)断面図である。 第1実施形態におけるカッタヘッドの断面図であり、(a)流体充填前、(b)流体充填後、及び(c)流体放出時の各状況を示す。 第1実施形態におけるカッタビットの(a)側面図及び(b)断面図であり、内部に設けられた流路等の構造を透視して示す。 第1実施形態における、(a)ガスを用いた供給部の断面図と(b)付勢部材を用いた供給部の断面図である。 第2実施形態におけるカッタビットの(a)側面図及び(b)断面図であり、内部に設けられた流路等の構造を透視して示す。 第3実施形態におけるカッタビットの(a)側面図及び(b)断面図であり、内部に設けられた流路等の構造を透視して示す。 変形例における供給部の断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明によるトンネルトンネル掘削機の一実施形態であるトンネル掘削機1を、以下に説明する。トンネル掘削機1は、図1に示すようにトンネルを掘削する装置であり、トンネルの切羽Eに向かって地盤を掘削する。以下では、トンネル掘削機1及びこれを構成する部品の方向に関して、切羽E側を前方、坑口側を後方として説明する場合がある。また取り外し可能な部品、装置については、原則として取り付けた状態を基準として前方、後方等の方向を定義し、説明する。
トンネル掘削機1は、カッタヘッド2と、カッタヘッド2を回転駆動する本体部3と、カッタヘッド2に装着されるカッタビット4と、供給部5と、供給管6とを備える。カッタビット4は、本発明の掘削具に相当する。
カッタヘッド2は、前方から視て略環状の外形を有し、本体部3によって軸心2Cを中心に回転可能に支持される。カッタヘッド2は、軸心2Cから放射状に延びる複数のカッタスポーク21を有する。カッタスポーク21には、複数の開口2Aが形成され、開口2Aを介して供給管6がカッタビット4に接続される(図2)。カッタビット4は、本実施形態ではカッタスポーク21に溶接されるが、ホルダーなどの部材を介してカッタスポーク21に装着される構成としてもよい。
本体部3は、カッタヘッド2の後方に配置される(図1(b))。本体部3は、カッタヘッド2を、軸心2Cを中心に回転可能に支持する。本体部3は、モータ31、スクリューコンベア32、及び複数のセグメント33を主に備える。
モータ31は、カッタヘッド2と減速機構を介して接続し、カッタヘッド2を回転駆動することができる。スクリューコンベア32は、切羽Eの掘削時に出た土砂を後方へ運搬する機能を備える。本体部3の後部においては、掘削の進捗に合わせて掘削坑の内周面がセグメント33で被覆され、トンネルの内壁が構築される。
カッタビット4は金属製の掘削具であり、前後方向に延びるようにカッタスポーク21に固定される(図2)。カッタビット4は、前方に向かうにつれて薄肉となるよう楔形に形成された断面を有し(図3(b))、側面視(図3(a))において略長方形に形成される。
カッタビット4は、母材41と、母材41の前部に固定された複数のチップ42と、母材41に取り付けられるプラグ43とを備える(図3)。母材41は、カッタスポーク21に溶接される基部41Aと、基部41Aとは反対側の端部である先端部41Bとを有する。チップ42は切羽Eを掘削する機能を有し、その硬度は母材41の硬度より高い。
母材41の内部には、いずれも中空の流路41C及び流路41Dが形成される。流路41Cは、母材の基部41Aから先端部41Bまで延びるように形成される。流路41Cは基部41Aの表面まで連通し、開口を形成する。一方、先端部41Bの近傍において、流路41Cの端部は閉塞されており、放出部41Eを形成する。
放出部41Eから先端部41Bまでの距離である距離L(図3(a))は、予め決められた長さとなるように設定される。距離Lは、例えば、カッタビット4の交換が必要な摩耗長さであり、報知されるべき摩耗長さ(以下、「検知摩耗量」とする)である。
流路41Dは、流路41Cの中間部から分岐するように延び、母材41の表面まで形成される。流路41Dは、流路41Cを母材41の外部に連通させており、流路41Cの空気抜きを行う機能、及び、流体Fの充填経路としての機能を有する。流路41Dの端部はプラグ43によって閉塞可能である。プラグ43が母材41に対して着脱されることにより、流路41Dの端部は閉塞され、または開放される。
供給部5は、カッタスポーク21の後方に設置される(図2)。図4に示すように供給部5は、略円筒形の筐体51と、筐体51の内部に設けられた加圧板52とを有する。筐体51は、供給管6と接続される接続部51Aを有する。供給部5は、加圧板52と、加圧板52より接続部51Aに近い部位とを、貯蔵部53として規定する。また供給部5は、加圧板52よりも接続部51Aから離れた部位を加圧部54、55として規定する。
貯蔵部53は、流体Fを貯蔵する機能を備える。貯蔵部53に貯蔵される流体Fは、色素及び香料の両方またはいずれかを含有する。具体例として、流体Fは、顔料や染料などの色素を含有する。別の例として、流体Fは、香料を含有し、臭いを発する。流体Fは、液体でも気体でもよい。例えば、ペンキのように着色された液体でもよいし、粉状の色素または香料を含有する気体としてもよい。
加圧部の構成は様々なものが考えられるが、以下では、加圧部54及び加圧部55の2つの構成について説明する。加圧部54、55は、いずれも供給部5のうち、筐体51の一部と加圧板52とによって規定される部位であり、貯蔵部53に貯蔵される流体Fを加圧する機能を備える。
加圧部54は、図4(a)に示すように、その内部に窒素などの圧縮ガスGが充填されている。加圧部54は、充填された圧縮ガスGを用いて加圧板52に圧力を加える。これにより、加圧部54は加圧板52を介して、貯蔵部53に貯蔵された流体Fを加圧することができる。
加圧部55を図4(b)に示す。加圧部55は、付勢部材であるコイルバネ56を備える。コイルバネ56の端部は加圧板52と当接し、自身の復元力を用いて加圧板52を付勢する。これにより、加圧部54は、加圧板52を介して、貯蔵部53に貯蔵された流体Fを加圧することができる。
供給管6は、カッタビット4の基部41Aと接続部51Aとを接続する中空の部材である。供給管6は、流路41Cと貯蔵部53とを連通し、これにより貯蔵部53に貯蔵された流体Fを流路41Cに導くことができる。
〔動作〕
上記のように構成されるトンネル掘削機1の動作について以下に説明する。
トンネルの施工前において、流路41C、41D内部への流体Fの充填作業が実施される(図2(b))。作業者はプラグ43を母材41から取り外した状態で流体Fを供給管6及び流路41Cに充填する。充填完了後、プラグ43によって流路41Dは閉塞される。
カッタビット4の先端部41Bが切羽Eと当接し、カッタヘッド2が回転することにより、トンネルの掘削工事が実施される。工事が進捗するに従い、カッタビット4、特に先端部41Bからチップ42及び母材41が摩耗していく。
母材41の摩耗が進み、摩耗長さが検知摩耗量に達すると、放出部41Eが開放される。これにより、流体Fが供給部5、供給管6、及び流路41Cを通過して外部へ放出される(図2(c))。流体Fは加圧されているため、貯蔵部53に貯蔵されていた流体Fがほぼ無くなるまで勢いよく放出される。放出された流体Fは、地山に発散し、または、掘削によって発生した土砂に混入または付着する。
流体Fが混入、付着した土砂は、スクリューコンベア32によって坑口側へ搬送されるが、その際に流体Fの放出が作業者の視覚または嗅覚によって察知される。具体的には、流体Fが色素を含有している場合、作業者は搬送される土砂の色が変化していることを発見し、これにより流体Fが放出されたことを認識する。または、流体Fが香料を含有していた場合、香料が地山に発散し、作業者によって嗅ぎ出される。このようにしてトンネル掘削機1は、カッタビット4の摩耗が進行したことを作業者に対して報知することができる。
作業者は、流体Fが放出されたことを察知することにより、カッタビット4の摩耗が検知摩耗量に達したことを認識する。作業者は、カッタビット4の交換作業など、適切な措置を講ずることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、カッタビット4の外部に供給部5が設置される構成を示した。しかし本発明はこの構成に限定されず、供給部がカッタビットに内蔵される構成とすることも可能である。以下に第2実施形態によるカッタビット104として以下に説明する。
なお、第2実施形態においては、第1実施形態に対応する部材の参照番号に100を加えて説明を行う。なお、第1実施形態と略同構成の部材には同じ参照番号を付し、説明を省略する。
第2実施形態におけるカッタビット104を図5に示す。カッタビット104は、母材141と、母材141の前部に固定された複数のチップ142と、母材141に取り付けられるプラグ143、144と、バルブ145とを備える。母材141は、カッタスポーク21に固定される基部141Aと、基部141Aとは反対側の端部である先端部141Bとを有する。チップ142は切羽Eを掘削する機能を有し、その硬度は母材141の硬度より高い。
母材141の内部には、いずれも中空の流路141C及び流路141Dが形成される。流路141Cは、母材の基部141A近傍から先端部141B近傍まで延びるように形成される。流路141Cの端部は、基部141A側、先端部141B側のいずれにおいても閉塞されている。先端部141B近傍における流路141Cの端部は、放出部141Eを形成する。放出部141Eから先端部141Bまでの距離Lは、検知摩耗量と等しい。
流路141Dは、流路141Cの中間部から分岐するように延び、母材141の表面まで形成される。流路141Dは、流路141Cと外部とを連通させる。プラグ143が母材141に対して着脱されることにより、流路141Dの端部は閉塞され、または開放される。
母材141の内部には、さらに供給部105が設けられる。供給部105は、略円筒形の周面を有しており、内部に2つの中空部105Aを形成する。中空部105Aは、流路141Cと直交するように延びて連通する。中空部105Aは、母材141の表面まで延びており、その端部はプラグ144によって密閉可能である。
供給部105は、中空部105Aの中に配置されたピストン152を有し、ピストン152を境界とする貯蔵部153と加圧部154とを備える。なお、中空部105Aは1つでも良いし、2つ以上でも良い。
供給部105のうち、貯蔵部153は、ピストン152、及びピストン152よりも流路141Cに近い部位を含む。貯蔵部153は流路141Cと連通し、流体Fを貯蔵する機能を備える。
貯蔵部153の端部は、プラグ144を着脱することによって、密閉または開放可能である。プラグ144の取り外し時において作業者は、ピストン152の挿入と、流体Fの注入とを実施できる。
〔ガスを用いる加圧部〕
加圧部154は、供給部105のうち、ピストン152よりも流路141Cから離れた部位である。加圧部154には、その内部に窒素などの圧縮ガスGが充填されている。加圧部154は、充填された圧縮ガスGを用いてピストン152に圧力を加える。これにより、加圧部154はピストン152、または貯蔵部153を介して流体Fを加圧することができる。
加圧部154の端部にはバルブ145が設けられており、外部からのバルブ145を介しての圧縮ガスGの注入や、圧力の確認が可能である。
流体Fの貯蔵部153、及び流路141C、141Dへの充填は以下のように実施される。
まず作業者は、プラグ144を取り外して、2つのピストン152を中空部105Aのそれぞれへ挿入する。さらに作業者は、流体Fを貯蔵部153及び流路141C、141Dへ充填する。その際、流路141Dは、空気抜きまたは流体Fの注入の経路として機能する。その後プラグ143、144が母材141に取り付けられ、流路141C、141Dは密閉される。
次にバルブ145から圧縮ガスGが注入され、流体Fがピストン152を介して加圧された状態となる。
〔動作〕
トンネル掘削時において上記のカッタビット104が摩耗し、摩耗長さが検知摩耗量に達すると、放出部141Eが外部に開放される。これにより、流体Fが貯蔵部153から流路141Cを通過して外部へ放出される。流体Fは、加圧されているため勢いよく放出される。ピストン152は圧縮ガスGによって押圧されているためプラグ144に当接するまで移動し、貯蔵部153に貯蔵されていた流体Fを排出する。なお、ピストン152がプラグ144に当接した状態を図5において破線で示す。
放出された流体Fは、地山に発散し、または、掘削によって発生した土砂に混入または付着する。放出された流体Fは、第1実施形態において説明したものと同様の過程を経て、最終的に作業者の視覚または視覚によって察知される。このようにして、カッタビット104が検知摩耗量まで摩耗したことが、作業員に対して報知される。
<第3実施形態>
カッタビットは、付勢部材を持つ加圧部を備えた構成としてもよい。第3実施形態によるカッタビット204として、図6を用いて以下に説明する。第3実施形態においては、第1実施形態と対応する部分に対する参照番号に200を、第2実施形態と対応する部分に対する参照番号に100を加えて説明に用いる。また、第1実施形態または第2実施形態と略同構成の部材には同じ参照番号を付し、説明を省略する。
カッタビット204は、母材141と、母材141の前部に固定された複数のチップ142と、母材141に取り付けられるプラグ143、144とを備える。
母材141の内部には、いずれも中空の流路241C及び流路241Dが形成される。流路241Cは、母材の基部141A近傍から先端部141B近傍まで延びるように形成される。流路241Cの端部は、基部141A側、先端部141B側のいずれにおいても閉塞されている。先端部141B近傍において、流路241Cの端部は、放出部241Eを形成する。放出部241Eから先端部141Bまでの距離Lは、検知摩耗量と等しい。流路241Cの形状は、第2実施形態における流路141Cの形状とは異なるが、機能は同様である。すなわち、流路241Cは、流体Fを貯蔵し、通過させる機能を備える。
流路241Dは、流路241Cの中間部から分岐するように延び、母材141の表面まで形成される。流路241Dは、流路241Cと外部とを連通させる。プラグ143が母材141に対して着脱されることにより、流路241Dの端部は閉塞され、または開放される。
母材141の内部には、さらに供給部205が設けられる。供給部205は、略円筒形の周面を有しており、内部に2つの中空部205Aを形成する。また、供給部205は、中空部205Aの中に配置されたピストン252を備える。
供給部205は、ピストン252を境界として貯蔵部253と加圧部255とを備える。供給部205のうち、貯蔵部253は、ピストン252よりも流路241Cに近い部位と、ピストン252とを含む。
〔付勢部を用いる加圧部〕
加圧部255は、供給部205のうち、ピストン252よりも流路241Cから離れた部位である。加圧部255は、コイルバネ256、及び、母材141とネジ作用により係合するネジ257を有する。
コイルバネ256は、中空部205Aのそれぞれに配置され、その一端部がネジ257と当接し、その他端部がピストン252と当接する。コイルバネ256は、自身の復元力を用いてピストン252を付勢する。これにより、コイルバネ256は、ピストン252を介して貯蔵部253に貯蔵された流体Fを加圧することができる。なお、図6では2つのコイルバネ256が図視されるが、図面上方のコイルバネ256はこれが伸長した状態を示し、図面下方のコイルバネ256は、これが収縮した状態を示している。
流体Fの貯蔵部253、及び流路241C、241Dへの充填は以下のように実施される。
まず作業者は、ネジ257、コイルバネ256が母材141から取り外された状態とし、さらにプラグ144を取り外す。次に作業者は、ピストン252を中空部205Aへ挿入する。
作業者は、流体Fを貯蔵部253、及び流路241C、241Dへ充填する。このとき流路241Dは、空気抜きまたは流体Fの注入の経路として機能する。その後プラグ143、144が母材141に取り付けられ、流路241C、241Dは密閉される。
その後作業者は、加圧部255にコイルバネ256を挿入し、ネジ257を母材141に装着する。コイルバネ256は、ネジ257とピストン252との間で収縮した状態で保持される。これにより、貯蔵部253に貯蔵された流体Fが、コイルバネ256によって加圧された状態となる。
〔動作〕
トンネル掘削時において、上記のカッタビット204が摩耗し、摩耗長さが検知摩耗量に達すると、放出部241Eが開放される。これにより、流体Fが貯蔵部253から流路241Cを通過して外部へ放出される。流体Fは、加圧されているため勢いよく放出される。ピストン252はコイルバネ256によって押圧され、コイルバネ256が伸長した状態となるまで移動し、貯蔵部253に貯蔵されていた流体Fを排出する。
放出された流体Fは、気体中に発散し、または、掘削によって発生した土砂に混入または付着する。放出された流体Fは、第1実施形態において説明したものと同様の過程を経て、最終的に作業者の視覚または嗅覚によって察知される。このようにして、カッタビット204が検知摩耗量まで摩耗したことが、作業員に対して報知される。
<効果>
上記各実施形態のトンネル掘削機1では、色素及び香料の少なくとも1つを含有する流体Fを貯蔵する貯蔵部53、153と、流体Fが流れる流路41C、141C、241C(第1流路に相当)が形成されたカッタビット4(掘削具に相当)と、流体Fを加圧する加圧部54、55、154、255とを備える。
上記構成では、カッタビット4、104、204が摩耗すると流路41C、141C、241Cが外部に開放され、流体Fが放出される。流体Fが加圧された状態で放出されるため、流体Fは一定量まとまって土砂等に付着し、または地山に発散される。そのため作業者は、容易に流体Fの存在を、視覚または嗅覚を通じて察知することができる。すなわち、トンネル掘削機1は、カッタビット4、104、204の摩耗を、作業者に対して容易に察知させることができる。
放出部41E、141E、241Eと先端部41B、141Bとの距離Lは、報知されるべきカッタビット4、104、204の摩耗長に等しい。
上記構成ではカッタビット4、104、204が報知されるべき長さまで摩耗すると、流路41C、141C、241Cが開放され、流体Fが放出される。作業者は、摩耗が進行したことを適切なタイミングで認識し、カッタビット4、104、204の交換作業など適切な対応を取ることができる。
貯蔵部53及び加圧部54はカッタビット4の外部に設置される。
上記構成では、貯蔵部53及び加圧部54がカッタビット4の外にあるため、貯蔵部53及び加圧部54に対する寸法上または構造上の制約が少ない。したがって、大量の流体Fを貯蔵したり、大きな圧力を流体Fに加えたりすることが可能である。そのため上記構成では、高圧や大量の流体Fを用いて、作業員に対してより認識し易い報知方法とすることができる。
貯蔵部153及び加圧部154、255はカッタビット104、204の内部に設置される。
上記構成では貯蔵部153及び加圧部154、255が外部に配置されず、コンパクトな機構とすることができる。また、カッタビット104、204に対して外部装置を接続する必要がない。そのためカッタビット104、204の装着、または交換が容易である。
カッタビット4、104、204には、流路41D、141D、241Dが形成される。流路41D、141D、241Dは、カッタビット4、104、204の外部と、流路41C、141C、241Cとを連通する。
流路41D、141D、241Dが流体Fの空気抜き経路または充填経路として機能することにより、作業者は、カッタビット4、104、204への流体Fの充填を容易に実施できる。
加圧部55、255は、貯蔵部53、253を付勢することによって流体Fを加圧するコイルバネ56、256(付勢部材に相当)を備える。また、加圧部54、154は、貯蔵部53、153を介して流体Fを加圧する圧縮ガスGを有する。
上記構成では、圧縮ガスまたは付勢部材を用いることにより、簡易な構成によって流体Fを加圧できる。
<変形例>
上記各構成では、ピストン152、252または加圧板52を介して流体Fを加圧する構成としていたが、本発明はこのような構成に限定されない。以下に変形例として示す。
変形例による供給部305を図7に示す。供給部305は、接続部351Aを有する筐体351と、伸縮可能な袋状の部材を有する加圧部354とを備える。また供給部305は、加圧部354の外方に設けられ、かつ筐体351の内周面に規定される貯蔵部353を有する。
加圧部354の内部には圧縮ガスGが充填され、この圧力を用いて、貯蔵部353に貯蔵された流体Fを加圧することができる。詳細には、加圧部354が圧力にしたがって拡大するため、流体Fを筐体351の外部へ排出することができる。このようにして供給部305は、流体Fを、供給管6を介してカッタビット4へと供給することができる。
<その他変形例>
上記各実施形態では、カッタスポーク21を有するカッタスポーク型のトンネル掘削機1を用いて説明を行った。しかし本発明はこのような構成に限定されない。例えば、面板を備えたトンネル掘削機とし、面板にカッタビット4、104、204を装着する構成としてもよい。
上記各実施形態、変形例においてカッタビット4、104、204の配置箇所は特に限定していないが、カッタビット4、104、204を軸心2Cからなるべく離れた個所に設置することが望ましい。最も摩耗の進行が速くなる箇所にカッタビット4、104、204を設置することにより、作業者は、最先の摩耗時期、及び交換時期を知ることができる。
また、第1実施形態において、流路41Dは必須の構成ではない。供給部5をカッタビット4の外部に設置する場合、他の箇所において空気抜きを実施することができ、また、供給部5における流体Fの搭載量が多いので空気が流路41Cに多少残っていても問題にならないためである。
1 トンネル掘削機
2 カッタヘッド
3 本体部
4、104、204 カッタビット
5 供給部
6 供給管

Claims (6)

  1. 色素及び香料の少なくとも1つを含有する流体を貯蔵する貯蔵部と、
    前記流体が通過可能な第1流路が形成される掘削具と、
    前記流体を加圧する加圧部と、を備え、
    前記貯蔵部及び前記加圧部は前記掘削具の内部に設置される、トンネル掘削機。
  2. 色素及び香料の少なくとも1つを含有する流体を貯蔵する貯蔵部と、
    前記流体が通過可能な第1流路が形成される掘削具と、
    前記流体を加圧する加圧部と、を備え、
    前記掘削具には、
    前記第1流路と前記掘削具の外部とを連通する第2流路がさらに形成される、トンネル掘削機。
  3. 前記貯蔵部及び前記加圧部は前記掘削具の外部に設置される、請求項2に記載のトンネル掘削機。
  4. 前記第1流路から前記流体を放出する放出部と前記掘削具の先端部との距離は、報知されるべき前記掘削具の摩耗長に等しい、請求項1から3のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。
  5. 前記加圧部は、前記流体を加圧する付勢部材を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。
  6. 前記加圧部は、前記流体を加圧するガスを有する、請求項1から4のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。
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