JP7613711B2 - Slope Device - Google Patents
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Description
本発明は、スロープ装置に関する。 The present invention relates to a slope device.
従来から、段差を容易に乗り越えるためのスロープ装置として特許文献1のスロープ装置が知られている。
Conventionally, the slope device disclosed in
特許文献1のスロープ装置では、乗り越える段差の高さに応じて、スロープ装置の高さを調整している。しかしながら、各工事現場の段差は、ある一定の範囲、例えば、同じ工事現場の同じ階の段差は概ね同じ高さであることが多く、高さの調整をする必要がない場合がある。
In the slope device of
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、高さが固定されているスロープ装置を提供することを目的とする。 The present invention was made in consideration of the above-mentioned problems, and aims to provide a slope device with a fixed height.
本発明のスロープ装置は、傾斜して配置されるスロープ部と、前記スロープ部の幅方向における一方端と他方端のそれぞれに位置し、前記スロープ部を高さ方向が固定された状態に支持する支持部と、を備えるスロープ装置であって、前記スロープ部の低い側を前とし、高い側を後とすると、前記支持部は、前記スロープ部に取り付けられ、後側から見て中央が床面に向かって突出するように略ハット形に屈曲して形成される取付部と、前記取付部に対して固定され、床面と接地する接地部と、を有することを特徴とする。
The slope device of the present invention is a slope device comprising a slope section arranged at an incline, and support parts located at each of one and the other ends in the width direction of the slope section and supporting the slope section in a fixed height direction, wherein if the lower side of the slope section is the front and the higher side is the rear, the support part is attached to the slope section and is bent into an approximately hat shape when viewed from the rear so that the center protrudes toward the floor surface, and a grounding part fixed to the mounting part and grounded to the floor surface .
本発明によれば、高さが固定されているスロープ装置を提供することができる。 The present invention provides a slope device with a fixed height.
以下に、本実施形態に係るスロープ装置について図面を参照して説明する。なお、説明を容易にするために、各図には必要に応じて、上側をUp、下側をLo、右側をR、左側をL、前側をFr、後側をRrとして示している。 The slope device according to this embodiment will be described below with reference to the drawings. To facilitate the description, in each drawing, the upper side is indicated as Up, the lower side as Lo, the right side as R, the left side as L, the front side as Fr, and the rear side as Rr, as necessary.
図1はスロープ装置100の構成の一例を示す斜視図である。図2(a)はスロープ装置100の構成の一例を示す平面図である。図2(b)はスロープ装置100の構成の一例を示す背面図である。図3はスロープ装置100の構成の一例を示す側面図である。図4(a)はスロープ装置100の一部の構成を示す側面図である。図4(b)はスロープ装置100の一部の構成を示す背面図である。図5はスロープ装置100の構成の一例を示す底面図である。図6はスロープ装置100を二重化された床面に設置させた場合の側面図である。
スロープ装置100は、スロープ部110と、支持部120と、滑止部130と、線状部140とを備える。
FIG. 1 is a perspective view showing an example of the configuration of the
The
スロープ部110は、傾斜して配置され、段差に対して人や物を緩やかな勾配で通過させる機能を有する。スロープ部110は、上から見て略矩形状である。スロープ部110は、後端であって左右方向の両端にそれぞれ配置された支持部120により支持される。
The
スロープ部110は、前後方向の長さが、例えば、800mm~1200mmであり、左右方向の長さが、例えば、400mm~800mmである。スロープ部110は、第1のスロープ部111と、第2のスロープ部112と、主スロープ部113とを有する。スロープ部110は、前側から後側に向かって、第1のスロープ部111、第2のスロープ部112、主スロープ部113の順に配置される。第1のスロープ部111、第2のスロープ部112および主スロープ部113の表面(上面)は、それぞれ同じ色、例えば、銀色である。スロープ部110は、表面に滑止突起としての凸条が左右方向に亘って一体で施されている。凸条は、側面から見て略鋸刃状である。
The
第1のスロープ部111は、段差の下段に接地し、下段から連続する傾斜面を構成する。第1のスロープ部111は、第2のスロープ部112の前側に位置する。第1のスロープ部111は、例えば、左右の長さが前後の長さに比べて長い略平板状であり、一枚で構成される。第1のスロープ部111は、例えば、アルミニウム合金製であって、押し出し成形により形成される。
The
また、第1のスロープ部111は、段差の下段に接地する座部1112を有する。座部1112は、第1のスロープ部111の左右方向に亘って形成される。本実施形態では、座部1112は、第1のスロープ部111と一体で押し出し成形により形成されているが、別々の部材を組み合わせてもよい。また、座部1112は、アンカーボルト等を用いて段差の下段と固定するための複数の孔1113を有する。
The
第1のスロープ部111は、後端に被回動部1111を有する。被回動部1111は、第2のスロープ部112の後述する回動部1121と嵌まり合い、互いに回動する。すなわち、第1のスロープ部111は、第2のスロープ部112に対して回動部1121の左右方向に沿った軸線周りに回動可能である。なお、回動部1121と被回動部1111とは、一定の回動範囲を超えると互いに当接して回動が規制される。また、本実施形態では、被回動部1111は、第1のスロープ部111と一体で押し出し成形により形成されているが、別々の部材を組み合わせてもよい。
The
第2のスロープ部112は、第1のスロープ部111から連続する傾斜面を構成する。第2のスロープ部112は、主スロープ部113と接続する。第2のスロープ部112は、第1のスロープ部111と主スロープ部113との間に位置する。
第2のスロープ部112は、例えば、左右方向の長さが前後方向の長さに比べて長い略平板状であり、一枚で構成される。第2のスロープ部112は、例えば、アルミニウム合金製であって、押し出し成形により形成される。
The
The
第2のスロープ部112は、後端に被回動部1122を有する。被回動部1122は、主スロープ部113の後述する回動部1135と嵌まり合い、互いに回動する。すなわち、第2のスロープ部112は、主スロープ部113に対して回動部1135の左右方向に沿った軸線周りに回動可能である。なお、被回動部1122と回動部1135とは、一定の回動範囲を超えると互いに当接して回動が規制される。また、本実施形態では、被回動部1122は、第2のスロープ部112と一体で押し出し成形により形成されているが、別々の部材を組み合わせてもよい。
The
第2のスロープ部112は、前端に回動部1121を有する。回動部1121は、上述したように、被回動部1111と嵌まり合い、互いに回動する。すなわち、第2のスロープ部112は、第1のスロープ部111に対して回動部1121の左右方向に沿った軸線周りに回動可能である。なお、回動部1121と被回動部1111とは、一定の回動範囲を超えると互いに当接して回動が規制される。また、本実施形態では、回動部1121は、第2のスロープ部112と一体で押し出し成形により形成されているが、別々の部材を組み合わせてもよい。
The
第2のスロープ部112は、左右方向の両端にそれぞれアングル部材1123を有する。アングル部材1123は、第2のスロープ部112が、第1のスロープ部111または主スロープ部113と互いに相対的にスライドしないよう規制するストッパとして機能する。
回動部1121と被回動部1111、回動部1135と被回動部1122は、それぞれ嵌まり合っていることから前後方向には離れないが、互いに相対的に左右方向にスライドしてしまう。このような事態を防ぐため、第2のスロープ部112には左右方向の両端にストッパとしてアングル部材1123を配置する。
The
The
アングル部材1123は、L字状のアルミニウム合金製であり、第2のスロープ部112とは、ネジやリベット等により接合するが、他の材料で構成されていてもよいし、他の方法により接合してもよい。
The
アングル部材1123は、第1のスロープ部111、第2のスロープ部112、主スロープ部113の表面と異なる色、例えば、赤色に着色されている。これにより、アングル部材1123はスロープ部110の端を認識させるための視認部としても機能する。着色は、アルマイト処理等の表面処理での着色、塗料を付着する着色、シール等を貼付する着色、着色剤を混合させた着色等が含まれる。本実施形態では、アングル部材1123はL字状であるが、第2のスロープ部112の端の側面を覆う板部材であってもよいし、第2のスロープ部112の端の表面を覆う板部材であってもよい。
The
主スロープ部113は、第2のスロープ部112から連続する傾斜面を構成する。主スロープ部113は、第2のスロープ部112の後側に位置する。主スロープ部113は、本体部1131と、大引き部材1132と、アングル部材1133とを有する。
The
本体部1131は、主スロープ部113を構成する他の部材を一体的に接続するための基台部である。図3に示すように、本体部1131は、前後両端が略コ字状であり、下方向が開口する略溝形である。なお、図3では、アングル部材1123、1133を省略して図示している。本体部1131は、複数の大引き部材1132を前後からそれぞれ略コ字状に形成された部位によって包み込むように接合する。本体部1131は、前側に第2のスロープ部112が接続される。また、本体部1131は、左右方向の両端にそれぞれアングル部材1133が接合される。本体部1131の表面(上面)は、例えば、銀色である。
The
本体部1131は、例えば、左右の長さが前後の長さに比べて長い略平板状である。本体部1131は、複数の板状の部材が隙間を空けずに前後に並列に配置して構成される。本体部1131を構成する複数の板状の部材は、例えば、アルミニウム合金製であって、押し出し成形により形成される。
The
本体部1131は、前端に回動部1135を有する。回動部1135は、上述したように、被回動部1122と嵌まり合い、互いに回動する。すなわち、主スロープ部113は、第2のスロープ部112に対して回動部1135の左右方向に沿った軸線周りに回動可能である。なお、回動部1135と被回動部1122とは、一定の回動範囲を超えると互いに当接して回動が規制される。また、本実施形態では、回動部1135は、本体部1131と一体で押し出し成形により形成されているが、別々の部材を組み合わせてもよい。
The
大引き部材1132は、本体部1131を支えることで主スロープ部113にかかる荷重をスロープ部110全体または支持部120に伝える部材である。図2(b)および図5に示すように、大引き部材1132は、主スロープ部113の左右の両端に配置される大引き部材1132aと、その間に配置される大引き部材1132bとがある。大引き部材1132a、1132bは、本体部1131から包み込まれるように接合される。本実施形態では、2本の大引き部材1132aと3本の大引き部材1132bとが本体部1131に接合されているが、それ以外の数であってもよい。
The
大引き部材1132aは、主スロープ部113の左右方向の両端にそれぞれ前後方向に沿って配置される。大引き部材1132aは、前後方向に長い長尺状である。具体的に、図2(b)に示すように、大引き部材1132aは、中空状で閉断面の略矩形状であって、内部にリブを有する部材である。また、大引き部材1132aは、側面から見て略矩形状である。大引き部材1132aは左右方向の幅が、大引き部材1132bよりも幅広である。
大引き部材1132bは、主スロープ部113の左右方向の中央にそれぞれ間隔をあけて前後方向に沿って配置される。大引き部材1132bは、前後方向に長い長尺状である。具体的に、図2(b)に示すように、大引き部材1132bは、中空状で閉断面の略矩形状であり、略床面側の2つの頂点から床面に向かって突出する一対の突出部1134を有する。一対の突出部1134により大引き部材1132bの強度を向上させることができる。一対の突出部1134は、側面から見て、大引き部材1132bの前端と後端とを除いた部分、すなわち前後方向の略中央に位置する。したがって、図3に示すように、大引き部材1132bは、側面から見て略中央の距離l1が、前端あるいは後端の距離l2よりも長い。このように大引き部材1132bを構成することで、本体部1131が大引き部材1132bを前後から包み込むときに突出部1134と干渉するのを抑制しつつ、スロープ部110の強度を向上させることができる。
The
The
支持部120は、スロープ部110の下側に配置され、スロープ部110を傾斜させた状態に支持することで、緩やかな勾配とする。また、支持部120は、スロープ部110の高さを調整する機能を有しておらず、スロープ部110を高さ方向が固定された状態に支持する。すなわち、支持部120は、スロープ部110を所定の高さに支持する。具体的に、支持部120は、スロープ部110の高さが略20mm以上、略100mm以下の範囲の高さになるようにスロープ部110を支持する。ここで、スロープ部110の高さとは、床面から、スロープ部110のうち鉛直方向に最も離れた部分までの距離をいう。
本実施形態の支持部120は、スロープ部110の高さが略80mmになるようにスロープ部110を支持する。なお、スロープ部110の勾配を、スロープ部110の高さ/スロープ部110の前後方向の長さで表すと、勾配は1/6以下であり1/12以上になるように、スロープ部110の前後方向の長さが設定されている。スロープ部110の勾配を、このように規定するのは、「駐車場法施行令」、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」等を考慮したものであり、それ以外の範囲であると、スロープ装置100が大型化したり、勾配が急になったりしてしまうためである。
The
The
本実施形態の支持部120は、支持部120L、120Rを有する。支持部120Lはスロープ部110の下側であって後端かつ左端に配置され、支持部120Rはスロープ部110の下側であって後端かつ右端に配置される。支持部120Lと支持部120Rとは、基本的な構成が同一である。したがって、以下では、支持部120Lについて主に説明し、支持部120Rについては適宜、説明を省略する。
The
支持部120Lは、取付部121と、接地部122とを有する。
取付部121は、接地部122が固定され、接地部122をスロープ部110に取り付ける部位である。図4に示すように、取付部121は、背面(後側)から見て断面が略ハット形であり、側面から見て略台形状である。取付部121は、プレス成形によって折曲げ形成された一体の部材であって、例えば鉄製であるが、他の材料で構成されていてもよい。取付部121は、接地部122と接する面に主スロープ部113に取り付けるための孔を有する。取付部121は、孔からネジやリベット等を用いてスロープ部110に取り付けられるが、他の方法により取り付けられてもよい。
The
The mounting
接地部122は、床面と接地し、取付部121を介してスロープ部110を支持する。また、接地部122は、床面との間で摩擦を生じさせることで、外力がかかったときにスロープ装置100を動きにくくさせる。接地部122は、例えば、軟質の合成樹脂製である。
The grounding
図4および図5に示すように、接地部122は、背面、側面および底面から見てそれぞれ略L字状である。接地部122は、床面と接する面に取付部121に固定するための孔を有する。接地部122は、孔からネジやリベット等を用いて取付部121に固定される。
接地部122は、床面に向かって突出し、床面と接する突起部1221、1222を有する。ここで、突起部1221と突起部1222とは、それぞれ形成される方向が異なっており種類が異なる。
図4に示すように、突起部1221は、接地部122のうち左右方向の外側に配置される(図5も参照)。突起部1221は、前後方向に沿った凸条であり、前後方向に亘って略同形状に形成される。また、突起部1221は、左右方向に間隔をあけて複数(ここでは3本)、形成されており、背面から見て鋸刃状である。突起部1221は、床面に向かうにしたがって、左右方向の外側に延びるように斜めに突出する。
4 and 5, the grounding
The grounding
As shown in Fig. 4, the
図4(b)の拡大図に示すように、突起部1221は、一方側の側面と床面とがなす角度のうち左右方向の中央側の角度をα1とし、左右方向の外側の角度をβ1とすると、角度α1が角度β1よりも小さい。したがって、接地部122が床面に接地した状態では、接地部122は、左右方向の外側に向かって移動させにくい。なお、支持部120Lの接地部122の突起部1221と、支持部120Rの接地部122の突起部1221とは、スロープ装置100の左右の中心線に対して対称な形状である。したがって、支持部120Lの接地部122および支持部120Rの接地部122は互いに左右方向の相反する方向に向かって移動させにくいために、人や物が通過するときの振動等によりスロープ装置100が左右の何れかの方向にずれてしまうことを抑制することができる。なお、突起部1221は、接地部122の一部に配置される場合に限られず、床面と接する全面に亘って配置されていてもよい。
As shown in the enlarged view of FIG. 4(b), the angle of the
一方、図4に示すように、突起部1222は、接地部122のうち左右方向の中央側に配置される(図5も参照)。突起部1222は、左右方向に沿った凸条であり、左右方向に亘って略同形状に形成される。また、突起部1222は、前後方向に間隔をあけて複数(ここでは12本)、形成されており、側面から見て鋸刃状である。なお、図4(a)では、複数の突起部1222のうち2つの突起部1222が接地部122の左端に達していることから現れているが、他の突起部1222は左端まで達していないために現れていない。突起部1222は、床面に向かうにしたがって、前側に延びるように斜めに突出する。
On the other hand, as shown in FIG. 4, the
図4(a)の拡大図に示すように、突起部1222は、一方側(後側)の側面と床面とがなす角度のうち後側の角度をα2とし、前側の角度をβ2とすると、角度α2が角度β2よりも小さい。したがって、接地部122が床面に接地した状態では、接地部122は、前側に向かって移動させにくい。したがって、スロープ装置100が前側に移動してしまいスロープ部110と、段差の上段との間ですき間が生じてしまうことを抑制することができる。なお、突起部1222は、接地部122の一部に配置される場合に限られず、床面と接する全面に亘って配置されていてもよい。また、支持部120Lの接地部122の突起部1222と、支持部120Rの接地部122の突起部1222とは、同じ方向に斜めに突出する。
As shown in the enlarged view of FIG. 4(a), the
滑止部130は、スロープ部110と床面との間に配置される。滑止部130は、床面との間で摩擦を生じさせることで、外力がかかったときにスロープ装置100を動きにくくさせる。
図5に示すように、滑止部130は、左右方向に長い滑止部130aと、前後方向に長い滑止部130bとがある。滑止部130aは、スロープ部110の第1のスロープ部111の裏面に、左右方向に間隔をあけて複数(ここでは3つ)、配置される。滑止部130bは、スロープ部110の第2のスロープ部112の裏面に、左右方向に間隔をあけて複数(ここでは3つ)、配置される。滑止部130a、130bは、下から見て略矩形状である。
The
As shown in Fig. 5, the
線状部140は、スロープ部110と段差との境界を認識させるための視認部として機能する。線状部140は、例えば、板状の部材であり、主スロープ部113の後端に配置され、ネジやリベット等により固定される。
線状部140は、第1のスロープ部111、第2のスロープ部112、主スロープ部113の表面と異なる色、例えば、ピンク色に着色されている。なお、線状部140は、アングル部材1133と同じ色であってもよく、異なる色であってもよい。着色は、アルマイト処理等の表面処理での着色、塗料を付着する着色、シール等を貼付する着色、着色剤を混合させた着色等が含まれる。なお、本実施形態では、塗料を付着することで着色しているが、線状部140は、例えば、主スロープ部113の本体部1131とは異なる板状の部材にして、ネジやリベット等により本体部1131に固定してもよい。
The
The
以上のように構成されるスロープ装置100を段差がある作業現場において設置する方法について図6を参照して説明する。
図6は、部屋と廊下との間(境界)に段差がある作業現場の一例を示す側面図である。部屋とは、オフィス、居住空間などであって、建物のフロアを仕切った空間である。また、廊下とは、部屋と部屋とをつないだり、部屋とフロアの出入口とをつないだりする通路である。図6に示すように、フロアには、例えば鉄筋コンクリート構造の躯体として、部屋側の床面151と廊下側の床面152とが存在する。廊下側の床面152は、第1の段差の一例に対応する。一般的に、人が事務作業を行ったり人が居住したりすることを前提とする建物では、部屋側の床面151が廊下側の床面152よりも低く、部屋と廊下との間に段差がある。このように、部屋側の床面151が廊下側の床面152よりも低いのは、図6に示すように、部屋側の床面151上に二重床153を設置することを前提としているためである。二重床153は、第2の段差の一例に対応する。二重床153は、部屋側の床面151に対して空間を介して上側に重なるように設置される。二重床153を設置することで、部屋側の床面151と床面パネル1531との間の空間に通信/電源ケーブルや各種配管などを配設することができる。なお、二重床153を部屋側の床面151全体に亘って敷き詰めるように設置することにより、二重床153の床面の高さと廊下側の床面152の高さとを略一致させることができる。
A method for installing the
FIG. 6 is a side view showing an example of a work site where there is a step between a room and a corridor (at the boundary). A room is an office, a living space, or the like, and is a space partitioned by a floor of a building. A corridor is a passageway that connects rooms to each other or connects a room to an entrance of a floor. As shown in FIG. 6, a floor has a
図6に示すように、二重床153は、床面パネル1531と、支持部材1532とを有する。床面パネル1531は、水平方向に沿って配置される板状部材であり、上から見て略矩形状である。支持部材1532は、上下方向に沿った略柱状である。支持部材1532は、床面パネル1531の下面に複数、取り付けられ、床面パネル1531を支持する。
As shown in FIG. 6, the
部屋側の床面151に二重床153が設置される前の作業現場では部屋側の床面151と廊下側の床面152との間に段差が生じる。この場合には、作業者や運搬台車などが部屋側の床面151と廊下側の床面152との間を容易に通過できるように、スロープ装置100を廊下側の床面152の端部に近接した部屋側の床面151に設置する。
一方、部屋側の床面151に二重床153が全面に亘って設置される途中の作業現場では、二重床153が廊下側の床面152から連続して設置され、部屋側の床面151と二重床153の床面パネル1531の上面との間に段差が生じる。この場合には、作業者や運搬台車などが部屋側の床面151と床面パネル1531の上面との間を容易に通過できるように、スロープ装置100を床面パネル1531の端部に近接した部屋側の床面151に設置する。
At a work site before the
Meanwhile, at a work site where the
以下では、図6に示すように、部屋側の床面151に二重床153が全面に亘って設置される途中の作業現場にスロープ装置100を設置する方法を説明する。
ここでは、図6に示す作業現場のうち、部屋側の床面151から廊下側の床面152までの高さを、廊下側の床面の高さHaとする。なお、廊下側の床面の高さHaは例えば略100mmである。略100mmとは例えば95mm~105mmの範囲をいうものとする。また、部屋側の床面151から床面パネル1531の上面までの高さを、床面パネルの上面の高さHb1とし、部屋側の床面151から床面パネル1531の下面までの高さを、床面パネルの下面の高さHb2とする。ここでは、床面パネルの上面の高さHb1は、廊下側の床面の高さHaよりも低い(Hb1<Ha)。なお、床面パネルの上面の高さHb1は例えば略90mmである。略90mmとは例えば85mm~95mmの範囲をいうものとする。このように、Hb1<Haであるのは、床面パネル1531の上面には、例えば厚み10mmのフロアカーペットを敷くことを前提としているためである。したがって、最終的には、フロアカーペットが敷かれることで廊下と部屋との間には高低差がなくなり略平坦になる。
In the following, a method of installing the
Here, in the work site shown in FIG. 6, the height from the
また、本実施形態のスロープ部110の高さを、スロープ部110の高さHとする。スロープ部110の高さHは、床面パネル1531の上面の高さHb1よりも低い(H<Hb1)。また、スロープ部110の高さHは、床面パネル1531の下面の高さHb2よりも高い(H>Hb2)。スロープ部110の高さHは例えば略80mmである。略80mmとは例えば75mm~85mmの範囲をいうものとする。
The height of the
まず、作業者は、スロープ装置100を作業現場に持ち込む。次に、作業者は、支持部120R、120Lの接地部122を床面パネル1531で構成される段差の近くの部屋側の床面151に接地させ、スロープ部110の第1のスロープ部111、第2のスロープ部112を段差から離れた部屋側の床面151に接地させる。
First, the worker brings the
次に、作業者は、床面パネル1531の端部に主スロープ部113の後端が接するようにスロープ装置100の向きや位置を調整する。このとき、スロープ部110の高さHは床面パネルの下面の高さHb2よりも高いので、主スロープ部113が床面パネル1531に接することができ、床面パネル1531の下面に入り込むことを防止できる。また、このとき、スロープ部110の高さHは床面パネルの上面の高さHb1よりも低いので、主スロープ部113のうち後端が床面パネル1531の上面よりも低い位置にある。
Next, the worker adjusts the orientation and position of the
また、スロープ装置100の滑止部130が接地した部屋側の床面151に多少の凹凸があった場合でも、回動部1121、1135と被回動部1111、1122との間で回動することで、滑止部130を部屋側の床面151に接地させることができる。
最後に、作業者は、第1のスロープ部111の孔1113等を通してアンカーボルト等を用いて床面に固定することで、スロープ装置100を部屋側の床面151に設置することができる。
Furthermore, even if there are some unevenness in the
Finally, the worker can install the
このように、スロープ装置100を設置することで、作業者や運搬台車などは二重床153により構成される段差を容易に通過することができる。
例えば、廊下から部屋に向かって作業者が運搬台車を通過させる場合を想定する。この場合、運搬台車には部屋に取り付けるための資機材(窓や天井材など)が積載されており重量があると想定できる。ここでは、床面パネル1531の上面の高さHb1は廊下側の床面の高さHaよりも低く(Hb1<Ha)、スロープ部110の高さHは、床面パネル1531の上面の高さHb1よりも低い(H<Hb1)ので、廊下側の床面152と床面パネル1531との間、床面パネル1531とスロープ部110との間には僅かな高低差がある。しかしながら、廊下から部屋に向かう場合には、高いところから低いところへの通過であることから重量があったとしても、例えば、運搬台車を持ち上げることなく、重力を利用して高低差を通過することができる。
一方、部屋から廊下に向かって作業者が運搬台車で通過する場合を想定する。この場合、運搬台車には資機材が部屋に卸されており軽量であると想定できる。したがって、廊下側の床面152と床面パネル1531との間、床面パネル1531とスロープ部110との間に僅かな高低差があり、かつ低いところから高いところへの通過であったとしても、軽量な運搬台車であることから、容易に高低差を通過することができる。
In this way, by installing the
For example, assume that a worker passes a transport cart from a corridor toward a room. In this case, it can be assumed that the transport cart is loaded with materials and equipment (such as windows and ceiling materials) to be installed in the room and is heavy. Here, the height Hb1 of the upper surface of the
On the other hand, let us consider a case where a worker passes from a room to a corridor on a transport cart. In this case, it can be assumed that the transport cart is light in weight because the materials and equipment are unloaded into the room. Therefore, even if there is a slight difference in height between the
なお、ここでは、部屋側の床面151に二重床153が全面に亘って設置される途中の作業現場にスロープ装置100を設置する方法を説明したが、部屋側の床面151に二重床153が設置される前の作業現場であっても同様に、スロープ装置100を設置することができる。この場合には、スロープ装置100を、二重床153を介することなく、廊下側の床面152の端部に近接した部屋側の床面151に設置することから、スロープ部110の高さHと廊下側の床面151の高さhaとの間の高低差が例えば10mm以上になることがある。しかしながら、スロープ部110の高さHは廊下側の床面151の高さhaよりも低い(H<Ha)。したがって、上述したように、廊下から部屋に向かう場合には重力を利用でき、部屋から廊下に向かう場合には軽量な運搬台車によって、容易に高低差を通過することができる。
Here, a method of installing the
以上、本実施形態のスロープ装置100は、傾斜して配置されるスロープ部110と、スロープ部110を一定の高さに支持する支持部120と、を備える。このように、支持部120の高さを固定することで、作業者は高さの調整をする必要がなく、調整に手間取ってしまうことを抑制することができる。
As described above, the
(第1の変形例)
図7はスロープ装置100を並べて配置する場合を示す斜視図である。
上述した実施形態では、スロープ装置100を1台で使用する場合について説明したが、複数台で使用してもよい。例えば、幅の広い人や物を勾配で通過させたいときは、図7に示すように、スロープ装置100を隙間なく並べて配置して使用する。このとき、スロープ装置100は、左端および右端にそれぞれ連結部および被連結部を有していてもよい。一方のスロープ装置100の連結部と、他方のスロープ装置100の被連結部とを連結させることで、スロープ装置100同士が離れることを防止することができる。
(First Modification)
FIG. 7 is a perspective view showing a case where the
In the above embodiment, the case where one
(第2の変形例)
図8はスロープ装置100にサイドガードを取り付けた場合を示す斜視図である。
図8に示すように、スロープ装置100はスロープ部110の左右方向の両端にサイドガード160を取り付けてもよい。サイドガード160は、人や物がスロープ部110を通過するときに、左右方向の両端からはみ出して脱落することを防止する。サイドガード160は、アルミニウム合金製であり中空状で断面が略台形状であるが、他の材質、断面形状であってもよい。
(Second Modification)
FIG. 8 is a perspective view showing the
As shown in Fig. 8, the
以上、本発明を種々の実施形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、実施形態および変形例を適宜、組み合わせてもよい。 The present invention has been described above using various embodiments, but the present invention is not limited to the above-mentioned embodiments, and modifications are possible within the scope of the present invention, and the embodiments and modifications may be combined as appropriate.
上述した実施形態では、支持部120は、スロープ部110を高さ方向が固定された状態に支持する場合について説明したが、この場合に限られない。すなわち、高さが固定されているスロープ装置を提供することを目的としない場合には、支持部120は、スロープ部を高さ方向に調整可能に支持してもよい。
上述した実施形態では、スロープ部110の高さHが、例えば略80mmである場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、スロープ部110の高さHは、50mm以上、60mm以上、70mm以上、80mm以上、90mm以上の何れかであってもよく、100mm以下、90mm以下、80mm以下、70mm以下、60mm以下の何れかであってもよい。
In the above embodiment, the supporting
In the above embodiment, the height H of the
上述した実施形態では、線状部140は主スロープ部113の後端に配置する場合について説明したが、後端以外の位置に配置してもよい。例えば、スロープ部110の左右方向の略中央に前後方向に沿って配置して進行方向の視認性を向上させたり、スロープ部110の左右方向に配置してスロープ部110の距離を視認させたりしてもよい。
In the above embodiment, the
100:スロープ装置 110:スロープ部 111:第1のスロープ部 112:第2のスロープ部 113:主スロープ部 1112:座部 1113:孔 1121、1135:回動部 1111、1122:被回動部 1131:本体部 1132:大引き部材 1221、1222:突起部 1123、1133:アングル部材 120:支持部 121:取付部 122:接地部 130:滑止部 140:線状部 151:部屋側の床面 152:廊下側の床面 153:二重床 1531:床面パネル 1532:支持部材 160:サイドガード
100: Slope device 110: Slope section 111: First slope section 112: Second slope section 113: Main slope section 1112: Seat section 1113:
Claims (8)
前記スロープ部の幅方向における一方端と他方端のそれぞれに位置し、前記スロープ部を高さ方向が固定された状態に支持する支持部と、を備えるスロープ装置であって、
前記スロープ部の低い側を前とし、高い側を後とすると、
前記支持部は、
前記スロープ部に取り付けられ、後側から見て中央が床面に向かって突出するように略ハット形に屈曲して形成される取付部と、
前記取付部に対して固定され、床面と接地する接地部と、を有することを特徴とするスロープ装置。 A slope portion disposed at an angle;
a support portion located at each of one end and the other end in the width direction of the slope portion, the support portion supporting the slope portion in a fixed height direction ,
If the lower side of the slope portion is the front and the higher side is the rear,
The support portion is
a mounting portion attached to the slope portion and bent into a substantially hat shape so that a center of the mounting portion protrudes toward a floor surface when viewed from the rear;
A slope device characterized by having a grounding portion fixed to the mounting portion and in contact with a floor surface .
前記複数の大引き部材のうち、前記取付部の直上に位置する大引き部材は、前記取付部の直上以外に位置する大引き部材に比べて前記幅方向の長さを大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のスロープ装置。A slope device as described in claim 1 or 2, characterized in that among the multiple beam members, the beam member located directly above the mounting portion has a length in the width direction greater than that of the beam members located other than directly above the mounting portion.
該スロープ装置で通過しようとする段差の上段の高さよりも低いことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のスロープ装置。 The height of the slope portion is
4. The slope device according to claim 1, wherein the height of the slope device is lower than the height of the upper step of the step that is to be passed over.
複数の異なる段差が連続する場合に、最も低い段差の上段の高さよりも低いことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のスロープ装置。 The height of the slope portion is
5. The slope device according to claim 1, wherein when a plurality of different steps are successively provided, the height of the step is lower than the height of the upper step of the lowest step.
第1の段差と第2の段差とが連続しており、かつ前記第1の段差の上面の高さが前記第2の段差の上面の高さよりも高い場合に、前記第1の段差の高さよりも10mm以上低いことを特徴とする請求項5に記載のスロープ装置。 The height of the slope portion is
The slope device according to claim 5, characterized in that when a first step and a second step are continuous and the height of the upper surface of the first step is higher than the height of the upper surface of the second step, the height of the first step is 10 mm or more lower than the height of the first step .
前記段差の上段を構成する水平方向に沿って配置された板状部材の下面の高さよりも高いことを特徴とする請求項4ないし7の何れか1項に記載のスロープ装置。 The height of the slope portion is
8. The slope device according to claim 4, wherein the height of the slope is higher than the height of the lower surface of a plate-like member arranged along the horizontal direction that constitutes the upper part of the step.
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