Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7614014B2 - ドライヤー - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7614014B2 - ドライヤー - Google Patents

ドライヤー Download PDF

Info

Publication number
JP7614014B2
JP7614014B2 JP2021089164A JP2021089164A JP7614014B2 JP 7614014 B2 JP7614014 B2 JP 7614014B2 JP 2021089164 A JP2021089164 A JP 2021089164A JP 2021089164 A JP2021089164 A JP 2021089164A JP 7614014 B2 JP7614014 B2 JP 7614014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
discharge unit
air
dry air
ozone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021089164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022067610A (ja
Inventor
浩司 稲田
祐介 岡本
敬介 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maxell Ltd filed Critical Maxell Ltd
Priority to JP2021091699A priority Critical patent/JP2022067611A/ja
Priority to JP2021100943A priority patent/JP2022067614A/ja
Publication of JP2022067610A publication Critical patent/JP2022067610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7614014B2 publication Critical patent/JP7614014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Description

本発明は、放電部を備えるドライヤーに関する。
この種のドライヤーの先行技術文献として、例えば本出願人に係る特許文献1を挙げることができる。特許文献1のヘアードライヤー(ドライヤー)では、本体ケースの内部(導風路)に、送風ユニット、ヒーターユニット、およびイオン発生装置などが配されている。イオン発生装置は、整流回路、パルス発生回路、トランス、ダイオード、および電極ユニット(放電部)などで構成されており、電極ユニットを除く部材は、樹脂でモールドされてユニット部品化されている。電極ユニットにトランスで昇圧した電圧が印加されると、コロナ放電によりマイナスイオンが生成され、該マイナスイオンは送風ユニットで生起された乾燥風とともに吹出口から吹き出される。乾燥風にマイナスイオンを含ませることにより、毛髪の内部深くまで水分を浸透させて毛髪の水分率を高めることができ、毛髪表面の水分を蒸発させながらも毛髪内部の状態を好適化できる。
特開2004-344354号公報
昨今、ウイルスや細菌などに対する感染症予防の観点からマスクの着用が推奨されている。使用後のガーゼ製や布製の衛生マスク(以下、単にマスクと記す)を再使用する場合には、マスクに付着したウイルスや細菌などを除去する目的で、洗浄やアルコール消毒液による除菌が行われるが、マスクにウイルスや細菌が残存している可能性は残る。残存するウイルスや細菌などを早期に死滅させるためには、マスクの洗浄後、早急にマスクに含まれた水分を除去することが好ましい。そのため、ドライヤーなどの風を利用してマスクの乾燥を促進させることが効果的である。本発明者らは、マスク(処理対象物)の乾燥処理と同時に、マスクに残存するウイルスや細菌などを除菌処理できないかと考え検討した結果、本発明を完成するに至った。
本発明は、より効率的にウイルスや細菌などを除菌処理することができるドライヤーを提供することを目的とする。
本発明のドライヤーは、本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、本体ケース1に設けられ、乾燥風にイオンおよびオゾンを供給する放電部19とを備える。そして、放電部19の駆動モードが、主としてイオンが生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備えていることを特徴とする。
放電部19は駆動ユニット18で駆動され、該駆動ユニット18は、入力された電圧を上昇させて出力する昇圧回路17を含み、第2のモードにおいては、第1のモードに比べて大きな電圧を放電部19に印加している。昇圧回路17は、変圧比が大小に異なる複数のトランス39・40を有し、トランス39・40が択一的に切換えられて、放電部19に印加される電圧が大小に変更されるように構成されている。
吹出口9に、除菌処理の対象となる処理対象物Tを収容する処理アタッチメント45が着脱可能に装着されており、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、該処理アタッチメント45内に収容された処理対象物Tに対して乾燥風が送給されるように構成されており、処理アタッチメント45を吹出口9から取り外したとき、放電部19が第1のモードで駆動され、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、放電部19が第2のモードで駆動されるように構成されている。
導風路10に、送風部16で生起された乾燥風を加熱する熱源20が設けられている。放電部19が第2のモードで駆動されるときの熱源20の熱出力は、放電部19が第1モードで駆動されるときの熱源20の熱出力に比べて大きくなるように構成されている。
導風路10に、送風部16で生起された乾燥風を加熱する熱源20が設けられている。放電部19が第2のモードで駆動されるときの熱源20の熱出力は、放電部19が第1モードで駆動されるときの熱源20の熱出力に比べて小さくなるように構成されている。
吹出口9は前方に向かって開口されている。処理アタッチメント45は、処理対象物Tを収容する、前後左右を囲む周囲壁47を有する中空容器状の容器体46を備えており、周囲壁47の後部に、処理アタッチメント45を吹出口9に装着するための装着部54が形成され、該装着部54に吹出口9から吹き出された乾燥風を容器体46の内部に導入する導入口56が形成されている。処理アタッチメント45に、容器体46の内部に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせる気流生成手段73が設けられている。
容器体46は、筒状の周囲壁47および該周囲壁47の下側の開口を塞ぐ底壁48を有する有底容器状のカップ体49と、該カップ体49の上側の開口を開閉する蓋体50とを備えている。
気流生成手段73は、蓋体50に開設された、容器体46を内外に連通する上開口59を含む。
気流生成手段73は、周囲壁47の前部に形成され、周囲壁47の中心軸線Vに対して前傾する傾斜壁からなる変向壁74を含む。
気流生成手段73は、導入口56に設けられ、乾燥風の流れを上向きに指向させる翼片状の変向翼83を含む。
容器体46の底壁48に、容器体46を内外に連通する下開口58が開設されている。
上開口59の開口面積の総和は、下開口58の開口面積の総和よりも大きく設定されている。
処理アタッチメント45の平面視において、導入口56の中心軸線Hと、周囲壁47の中心軸線Vとが交差しないように、周囲壁47の中心軸線Vは、導入口56の中心軸線Hに対して左右いずれかの方向に変位している。
処理アタッチメント45は、該処理アタッチメント45を載置面上で起立姿勢に保持するスタンド77を備えている。
スタンド77は、容器体46の下端に連結される連結体78と、該連結体78から下方に延設される複数の脚体79とを備えている。容器体46の底壁48と載置面との間に間隙Gが形成されるように構成されている。
乾燥風の導入口56の下端は、カップ体49の底壁48の上面よりも上方に位置して、容器体46の底部に凹み部57が設けられている。
容器体46の内部に、処理対象物Tを保持する保持体86が設けられている。保持体86は、導入口56から導入された乾燥風で周囲壁47の中心軸線Vまわりに回転操作されるように構成されている。
保持体86は、網かご状のかご体91を備え、処理対象物Tはかご体91の内部に保持される。
保持体86は、円盤状のベース壁88と、ベース壁88の周縁に所定間隔置きに立設され、導入口56から導入された乾燥風を受ける複数のフィン89とを備えている。処理対象物Tはベース壁88および複数のフィン89で囲まれる内部空間に保持される。
保持体86は、棒状の保持棒93を備え、処理対象物Tは保持棒93に巻回された状態で保持される。
本発明のドライヤーは、導風路10に配した放電部19の駆動モードを、主としてイオンが生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備える。これによれば、例えば毛髪などを乾燥させるときには、駆動モードを第1のモードとして放電部19でイオンを生成し、該イオンにより乾燥風中に含まれる水分などを帯電させて、毛髪にマイナスイオンを含む乾燥風を送給することができる。また、例えばマスクなど処理対象物Tの除菌処理を行うときには、駆動モードを第2のモードとして放電部19でオゾンを生成し、該オゾンを乾燥風とともに送給することで、処理対象物Tの乾燥処理と除菌処理とを同時に行うことができる。以上のように、本発明においては、放電部19を備えるドライヤーに、本来の乾燥機能に加えて、処理対象物Tに対する除菌機能を付加したので、より効率的に処理対象物Tに対する除菌処理を実行することができる。なお、乾燥対象や処理対象物Tは、先の毛髪やマスク以外に、手足等の人体表面、あるいは靴や鞄など身の回りの小物など、熱やオゾンの影響を受けるものでなければ特に限定されるものではない。また、乾燥対象や処理対象物Tに送給される乾燥風は、常温の風あるいはヒーター等で加温された温風のいずれであってもよい。
放電部19を駆動する駆動ユニット18は、入力された電圧を上昇させて出力する昇圧回路17を含み、第2のモードにおいては、第1のモードに比べて大きな電圧を放電部19に印加するものとする。また、昇圧回路17は、変圧比が大小に異なる複数のトランス39・40を有し、トランス39・40が択一的に切換えられて、放電部19に印加される電圧が大小に変更されるように構成する。これによれば、トランス39・40のいずれかが選択されるだけで、駆動ユニット18の駆動モードを第1のモードまたは第2のモードに切り換えることが可能であり、昇圧回路17の構成が複雑化することに起因する駆動ユニット18の動作不良の発生を抑制することができる。また、駆動ユニット18の小型化、低コスト化を実現できる。因みに、変圧比が段階的あるいは無段階に変更できる可変トランスと、該可変トランスの変圧比を変更操作する操作構造とで、放電部19に印加される電圧を大小に変更する構成を採った場合には、昇圧回路の構造が複雑化するため、動作不良が生じる可能性が高くなる。
吹出口9に、除菌処理の対象となる処理対象物Tを収容する処理アタッチメント45が着脱可能に装着されており、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、該処理アタッチメント45内に収容された処理対象物Tに対して乾燥風が送給されるように構成されていると、処理アタッチメント45内に収容された処置対象物Tに対してより効率的に乾燥風を送給することができるので、ドライヤーを使った処理対象物Tに対する乾燥処理効率の向上と除菌処理効率の向上を図ることができる。また、処理アタッチメント45を吹出口9から取り外したとき、放電部19が第1のモードで駆動され、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、放電部19が第2のモードで駆動されるように構成されていると、処理アタッチメント45を吹出口9に装着するだけで、自動的に放電部19の駆動モードが第1のモードから第2のモードへ切り換わり、オゾンを含む乾燥風を処理対象物Tに送給することができる。したがって、別途専用操作を行うことなく、処理対象物Tに対する除菌処理を確実に実行することができる。
導風路10に、送風部16で生起された乾燥風を加熱する熱源20が設けられており、放電部19が第2のモードで駆動されるときの熱源20の熱出力が、放電部19が第1モードで駆動されるときの熱源20の熱出力に比べて大きくなるように構成されていると、第2モードにおいて、第1モードよりも高温の乾燥風を送給することができる。これによれば、第2モードにおいて、オゾンに由来する除菌効果だけでなく、熱に由来する除菌効果も期待できる。第2モードにおける乾燥効率の向上も期待できる。
導風路10に、送風部16で生起された乾燥風を加熱する熱源20が設けられており、放電部19が第2のモードで駆動されるときの熱源20の熱出力が、放電部19が第1モードで駆動されるときの熱源20の熱出力に比べて小さくなるように構成されていると、熱源20における消費電力を乾燥処理時よりも低減することができるので、消費電力を抑えつつ処理対象物Tを除菌処理できる。
吹出口9は前方に向かって開口されており、処理アタッチメント45は、処理対象物Tを収容する前後左右を囲む周囲壁47を有する中空容器状の容器体46を備える構成を採ることができる。また、周囲壁47の後部に、処理アタッチメント45を吹出口9に装着するための装着部54が形成され、該装着部54に吹出口9から吹き出された乾燥風を容器体46の内部に導入する導入口56が形成されている構成を採ることができる。さらに処理アタッチメント45に、容器体46の内部に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせる気流生成手段73を設けることができる。以上のような気流生成手段73が設けられた処理アタッチメント45によれば、上向きの乾燥風の流れと処理対象物Tに作用する重力とにより、容器体46に収容した処理対象物Tに上下方向の動きを付与することができる。したがって、オゾンを含んだ乾燥風が処理対象物Tの一部に集中的に送給されるのを防いで、処理対象物Tの広範囲にわたって乾燥風を送給させることができるので、処理対象物Tの全体に対して、より効率的に除菌処理を施すことが可能となる。
容器体46は、筒状の周囲壁47および該周囲壁47の下側の開口を塞ぐ底壁48を有する有底容器状のカップ体49と、カップ体49の上側の開口を開閉する蓋体50とを備えるものとする。これによれば、容器体46に対する処理対象物Tの出し入れ操作と、容器体46による処理対象物Tの収容操作とを、蓋体50の開閉により簡便に行うことができる。
気流生成手段73は、蓋体50に開設された、容器体46を内外に連通する上開口59を含むものとする。このような構成の気流生成手段73によれば、導入口56から容器体46の内部に導入された乾燥風を上開口59から容器体46の外部へと排出することができる。つまり、容器体46に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせることができる。以上より、蓋体50に上開口59を形成するだけの簡単な構成で乾燥風に上向きの流れを生じさせることができるので、気流生成手段73を設けたことに伴うドライヤーの製造コストの上昇を抑えることができる。
気流生成手段73は、周囲壁47の前部に形成され、周囲壁47の中心軸線Vに対して前傾する傾斜壁からなる変向壁74を含む。このような構成の気流生成手段73によれば、導入口56から容器体46の内部に導入された乾燥風を変向壁74の壁面で上向きに変向できる。つまり、容器体46に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせることができる。したがって、変向壁74を設けるだけの簡単な構成で乾燥風に上向きの流れを生じさせることができる。
気流生成手段73は、導入口56に設けられ、乾燥風の流れを上向きに指向させる翼片状の変向翼83を含む。このような構成の気流生成手段73によれば、導入口56を流れる乾燥風を変向翼83で強制的に上向きに指向させて、容器体46の内部でより大きな上向きの流れを乾燥風に生じさせることができる。また、先の上開口59または変向壁74で構成される気流生成手段73は容器体46に形成されるものであるため、容器体46の形状デザインに対する設計自由度が低下するが、このように導入口56に気流生成手段73である変向翼83を設けると、容器体46の形状デザインの設計自由度が向上する。
容器体46の底壁48に、容器体46を内外に連通する下開口58が開設されていると、乾燥風を上開口59から容器体46の外に排出して上向きの流れを生じさせつつ、下開口58からも容器体46の外に排出して、容器体46の内部の乾燥風の流れに不規則性を与えることができるので、オゾンを含んだ乾燥風が処理対象物Tの一部に集中的に送給されるのをより防止して、処理対象物Tの全体に対して、より効率的に除菌処理を行うことができる。また、上開口59が塞がれた場合でも、下開口58から乾燥風を容器体46の外部に排出できるので、オゾンを含んだ乾燥風を処理対象物Tに確実に送給できる。
上開口59の開口面積の総和が、下開口58の開口面積の総和よりも大きく設定されていると、乾燥風の多くを上開口59から容器体46外に排出できるので、上開口59と下開口58のそれぞれを備える容器体46であっても、容器体46の内部に乾燥風の上向きの流れを確実に生じさせることができる。
処理アタッチメント45の平面視において、導入口56の中心軸線Hと、周囲壁47の中心軸線Vとが交差しないように、周囲壁47の中心軸線Vが、導入口56の中心軸線Hに対して左右いずれかの方向に変位していると、導入口56から導入した乾燥風を周囲壁47の内面に沿わせて回転させることで、容器体46の内部に旋回流を生じさせることができる。これによれば、処理対象物Tに回転方向の動きを与えることができるので、処理対象物Tに対してオゾンを含んだ乾燥風を満遍なく送給することができる。
処理アタッチメント45が、該処理アタッチメント45を載置面上で起立姿勢に保持するスタンド77を備えていると、ハンズフリーの状態で処理対象物Tに対する除菌処理を実行することが可能となる。
スタンド77は、容器体46の下端に連結される連結体78と、該連結体78から下方に延設される複数の脚体79とを備えており、容器体46の底壁48と載置面との間に間隙Gが形成されるように構成することができる。このように、容器体46の底壁48と載置面との間に間隙Gが形成されるように構成されていると、容器体46の熱が載置面に作用することを抑えることができる。
乾燥風の導入口56の下端が、カップ体49の底壁48の上面よりも上方に位置して、容器体46の底部に凹み部57が設けられていると、容器体46内の処理対象物Tの位置を当該凹み部57で仮保持することができるので、処理アタッチメント45の装着時に処理対象物Tが導入口56から外部に脱落することをより確実に防ぐことができる。
容器体46の内部に、処理対象物Tを保持する保持体86が設けられており、保持体86は、導入口56から導入された乾燥風で周囲壁47の中心軸線Vまわりに回転操作されるように構成されている。これによれば、保持体86に保持された処理対象物Tに満遍なくオゾンを含む乾燥風を送給することができるので、処理対象物Tの全体をより的確に除菌処理することが可能となる。
保持体86は、網かご状のかご体91を備え、処理対象物Tがかご体91の内部に保持されるようにすると、処理対象物Tをかご体91の内部に入れるだけで簡単に保持でき、網目を通してオゾンを含んだ乾燥風を確実に処理対象物Tに送給できる。
保持体86は、円盤状のベース壁88と、ベース壁88の周縁に所定間隔置きに立設され、導入口56から導入された乾燥風を受ける複数のフィン89とを備えており、処理対象物Tがベース壁88および複数のフィン89で囲まれる内部空間に保持されるように構成することができる。これによれば、処理対象物Tを複数のフィン89で囲まれる内部空間に入れるだけで簡単に保持することができ、また、隣り合うフィン89の間を通してオゾンを含んだ乾燥風を確実に処理対象物Tに送給することができる。フィン89に作用する乾燥風の風圧で保持体86を確実に回転させることもできる。
保持体86は、棒状の保持棒93を備え、処理対象物Tが保持棒93に巻回された状態で保持されるように構成することができる。これによれば、処理対象物Tがマスクのようなシート体の場合であっても、当該処理対象物Tを保持棒93に巻回させることで、処理対象物Tに皺などが付くことを防ぐことができる。したがって、マスクなどの処理対象物Tの形状を損なうことなく除菌処理を実行できる。
本発明の実施例1に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 実施例1に係るドライヤーを示す側面図である。 放電部の構造を示す縦断側面図である。 処理アタッチメントの横断平面図であり、図1のA-A線断面図である。 ドライヤーの電気回路の概略を示す図である。 ドライヤーの動作の一例を示すタイムチャートである。 本発明の実施例2に係るドライヤーを示す側面図である。 本発明の実施例3に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 本発明の実施例4に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 本発明の実施例5に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 本発明の実施例6に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 図11におけるB-B線断面図である。 本発明の実施例7に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 図13におけるC-C線断面図である。 本発明の実施例8に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 図15におけるD-D線断面図である。 本発明の実施例9に係るドライヤーの電気回路の概略を示す図である。 本発明の実施例10に係るドライヤーを示す概念図である。 本発明の実施例11に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 本発明の実施例12に係るドライヤーの要部を示す縦断側面図である。 本発明の実施例14に係るドライヤーを示す側面図である。 本発明の実施例15に係るドライヤーを示す部分側面図である。 本発明の実施例13に係るドライヤーの動作の一例を示すタイムチャートである。
(実施例1) 図1から図6に、本発明に係るドライヤーをヘアードライヤーに適用した実施例1を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2および図4に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2においてヘアードライヤーは、横長円筒状の本体ケース1と、該本体ケース1の下面後寄りに折り畳み可能に設けられるグリップ2とを備える。グリップ2は、下向きに指向する使用姿勢と、前向きに指向する収納姿勢との間で姿勢変更でき、ディテント機構により使用姿勢、収納姿勢、および両姿勢の略中間にある中間姿勢の3姿勢で姿勢保持可能である。
グリップ2には、ヘアードライヤーの動作を起動ないし停止し、さらに温冷風モードを切り換える電源スイッチ3が配置されており、該電源スイッチ3は、スライド式のスイッチ本体4と、グリップ2の前面に設けられ、スイッチ本体4をスライド操作するスライドノブ5とで構成されている。スイッチ本体4は、スライドノブ5を下端のオフ位置から上方にスライドさせるに従い、冷風、弱温風、強温風の順に3段階のポジションに切り換えることができる。
本体ケース1の後端には、パンチングメタルからなる吸込グリルで覆われた空気の吸込口8が設けられ、前端には乾燥風の吹出口9が設けられており、本体ケース1の内部に吸込口8から吹出口9へ至る導風路10が形成されている。導風路10の通路断面は真円状に形成されている。図3において符号11は金属メッシュ体からなる吹出グリルである。吹出口9には、乾燥風を収束させて送給するための収束ノズル12が装着されている。この収束ノズル12は、吹出口9に対して着脱可能に構成されている。図2において符号13は、吹出口9の内縁段部に係合して収束ノズル12の抜け止めを図る係合突起であり、この係合突起13により、同ノズル12は吹出口9に対して抜け止めが図られつつ回転可能に装着されている。
導風路10(本体ケース1)は、風(乾燥風)を生起する送風部16と、昇圧回路17を含む駆動ユニット18と、駆動ユニット18で駆動され、乾燥風にイオン種(イオン)およびオゾンを供給する放電部19などが設けられており、これら送風部16、駆動ユニット18、および放電部19が、導風路10の中心軸線に沿って上流側から下流側に向かって記載順に配置されている。駆動ユニット18の周囲の導風路10には、巻回されたニクロム線で構成されるヒーター(熱源)20が配置されている。これら送風部16、駆動ユニット18、放電部19、およびヒーター20は、十文字状に組まれたマイカ板からなる絶縁枠21に支持された状態で導風路10内に固定されている。送風部16は、軸流式の送風ファン22と、該送風ファン22を回転駆動するファンモーター23とで構成されている。図5に示すように、ファンモーター23は、モーター制御部24で回転数が制御されており、ここでは高低2通りの回転数で駆動されるように構成されている。具体的にはモーター制御部24からの信号が、低出力用信号であればファンモーター23は4,000rpmの低回転数で駆動し、高出力用信号であればファンモーター23は5,500rpmの高回転数で駆動する。また、ヒーター20は、ヒーター制御部25で熱出力が制御されており、ここでは標準出力と該標準出力よりも高い発熱量の高温出力との2通りの熱出力で駆動されるように構成されている。具体的にはヒーター制御部25からの信号が、低出力用信号であればヒーター20は500Wの低出力で駆動し、高出力用信号であればヒーター20は1,000Wの高出力で駆動する。上述したようにスイッチ本体4は、スライドノブ5を下端のオフ位置から上方にスライドさせるに従い、冷風、弱温風、強温風の順に3段階のポジションに切り換えることができ、第1ポジションの冷風モードの際は、ファンモーター23が5,500rpmの高回転数駆動で、ヒーター20の出力はゼロである。第2ポジションの弱温風モードの際は、ファンモーター23が4,000rpmの低回転数駆動で、ヒーター20は500Wの低出力駆動である。第3ポジションの強温風モードの際は、ファンモーター23が5,500rpmの高回転数駆動で、ヒーター20は1,000Wの高出力駆動である。熱源20は、ニクロム線で構成されるヒーター以外に、発熱しつつ赤外線を放射する赤外線ランプなどであってもよい。なお、ヘアードライヤーは上記のような後端に吸込口8があり、送風ファン22とファンモーター23とからなる送風部16を備える形態のほか、本体ケース1の後端寄りの左右に吸込口8があり、横軸(左右軸)まわりに回転するシロッコファンとこれを駆動するファンモーターとからなる送風部16を備える形態であってもよい。放電部19で生成された電子と結合した酸素分子などのイオン種は空気中の水分子と結合してイオン(マイナスイオン)となる。放電部はマイナスイオンのみ生成されるように構成したもの、マイナスイオンとプラスイオンが同時(同時生成と交互生成を含む)に生成されるように構成したものなど種々採用できる。また、空気中の水分を放電電極に結露させたうえで、この放電電極に高電圧を印可し、結露した水分をレイリー分裂させてマイナスに帯電したイオンを生成するような放電部であってもよい。また放電部はコロナ放電、無声放電、プラズマ放電のいずれのタイプであってもよい。
図3に示すように放電部19は、高電圧が印可されるとイオン種(イオン)または/およびオゾンが発生する一対の電極28・29を有する。具体的には、針状に形成された放電電極28(一対の電極の一方側の電極)と、該放電電極28の外側周囲に配置されるクラウン状に形成された対向電極29(一対の電極の他方側の電極)と、両電極28・29の間に配置される丸筒状の絶縁筒30と、放電電極28、対向電極29、および絶縁筒30が固定され、先の絶縁枠21で支持される電極ホルダー31などで構成される。放電部19の前側(導風路10の下流側)には、吹出グリル11で支持される放出窓32が設けられている。放電電極28に電圧が印加されると、放電電極28から対向電極29へ向かってコロナ放電が生じる。上記一対の電極は、両者とも針状を成し、針の先端が互いが向き合うように配設された電極構造、或いは一対の電極が棒状を成し、その1つ1つのそれぞれガラス管で被覆されたものを平行に並べて配設された電極構造であってもよい。
図5に示すように駆動ユニット18は、商用電源(交流100V)を半波整流する整流回路35と、整流後の電流をパルス電流に変換するパルス発生回路36と、パルス電流を高電圧化する昇圧回路17と、昇圧回路17と放電部19との間に設けられるダイオード38などで構成される。昇圧回路17は、相対的に変圧比が小さい第1トランス39(トランス39)と、相対的に変圧比が大きい第2トランス40(トランス40)と、パルス発生回路36と両トランス39・40の一次側との間に設けられて、パルス発生回路36の出力を第1トランス39または第2トランス40のいずれか一方へと択一的に入力させるリレー41とを備える。両トランス39・40の一方の端子は、集合されたのちダイオード38を介して放電電極28に接続され、残る他方の端子は、集合されたのち対向電極29に接続される。
リレー41は5極リレーからなり、導風路10に設けられたリレースイッチ42により、回路が切り換えられる。常態においてリレースイッチ42はオフ状態であり、パルス発生回路36の出力は第1トランス39側の回路に接続されており、リレースイッチ42がオン状態になると、パルス発生回路36の出力は第2トランス40側の回路に接続が切り換えられる。第1トランス39では入力電圧が4kVに昇圧され、第2トランス40では入力電圧が7kVに昇圧される。図5において符号43はリレースイッチ42のオン時間を計時するタイマーである。
駆動ユニット18は、放電部19を第1のモードと第2のモードの2通りの駆動モードで駆動できるように構成されている。第1のモードにおける駆動ユニット18は、リレー41によりパルス発生回路36の出力は第1トランス39に入力されるようになっており、放電部19に4kVの電圧が印加され、コロナ放電により主としてイオン種が生成されるようになっている。なお、この第1のモードにおいては、イオン種とともに極僅かのオゾンが生成される。また、第2のモードにおける駆動ユニット18は、リレー41によりパルス発生回路36の出力は第2トランス40に入力されるようになっており、放電部19に7kVの電圧が印加され、コロナ放電によりイオン種とともに第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成されるようになっている。放電部19で生成されたイオン種およびオゾンは、導風路10内において乾燥風に供給される。
以上のように、本実施例のヘアードライヤーでは、放電部19の駆動モードが第1のモードのとき、イオン種を含む乾燥風を乾燥対象に送給することができるので、毛髪等に対して効率的に乾燥処理を行うことができる。また、放電部19の駆動モードが第2のモードのとき、第1のモードよりも高い電圧を放電部19に印加できるようになっているので、放電部19の駆動モードが第1のモードのときに比べてより多くのオゾンを乾燥風に供給でき、より効率的に処理対象物Tに対する除菌処理を行うことができる。主としてイオン種が生成される第1のモードは、イオン種の量に比べてオゾンの量が極端に少ないモードであり、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードは、第1のモードから第2のモードへ変更した際にイオン種の量の変化に関わらずオゾンの量が増加しているモードである。
以上のような第2モードが選択された除菌処理を行う際に、乾燥風に含まれるオゾンを処理対象物Tにより確実に送給することができるように、本実施例のヘアードライヤーでは、吹出口9に処理対象物Tを収容するための処理アタッチメント45が装着されている。図1に示すように処理アタッチメント45は、除菌処理すべき処理対象物Tを収容可能な容器体46を備えており、吹出口9に処理アタッチメント45を装着したとき、該容器体46内の処理対象物Tに対して、吹出口9から乾燥風が送給されるようになっている。容器体46は、前後左右を囲む円筒状(筒状)の周囲壁47および該周囲壁47の下側の開口を塞ぐ底壁48を有するカップ体49と、該カップ体49の上側の開口を開閉する蓋体50とを備える。周囲壁47は、下側を小径部とし上側を大径部とするテーパー筒状に形成されている。蓋体50は円盤状に形成されており、その前後左右の周縁4か所に係合爪51が下向きに設けられている。蓋体50は、上方からカップ体49に被せつけることにより、係合爪51が周囲壁47の上縁の外側段部に係合して、カップ体49の上側の開口を閉塞する。また、係合爪51を弾性変形させて外側段部との係合を解除することにより、カップ体49の上側の開口を開放できる。周囲壁47は円筒状以外に、楕円形状あるいは多角形状に形成することもできる。この場合には蓋体50の形状を周囲壁47の上側の開口に合致させる。
容器体46は周囲壁47の後部に、吹出口9への処理アタッチメント45の装着を担う装着部54が形成されている。装着部54は、吹出口9の開口寸法よりも大きい外径寸法に形成された円筒状に形成されており、その後部に吹出口9の開口寸法よりも僅かに小さい外径寸法に形成された差込筒部55を備えている。吹出口9に処理アタッチメント45を装着するとき、差込筒部55は吹出口9に差込挿入される。装着部54の筒内部は、吹出口9から吹き出された乾燥風を容器体46の内部に導入する導入口56とされており、装着部54の筒内部と容器体46の内部とは連通している。導入口56の下端は、容器体46の底壁48の上面よりも上方に位置するように設けられ、導入口56の下端より下側のカップ体49に凹み部57が形成される。
図4に示すように、カップ体49と装着部54とは、処理アタッチメント45の平面視において、水平軸からなる導入口56の中心軸線Hと、垂直軸からなる周囲壁47(カップ体49)の中心軸線Vとが交差しないように、周囲壁47の中心軸線Vが、導入口56の中心軸線Hに対して右方に変位した状態で一体化されている。このように導入口56の中心軸線Hに対して周囲壁47の中心軸線Vを右方に変位させることにより、導入口56から容器体46の内部に導入された乾燥風を周囲壁47の左側面、次いで前側面に沿わせて、容器体46の内部において平面視で反時計回りの旋回流を生じさせることができる。周囲壁47の中心軸線Vは、導入口56の中心軸線Hに対して左方に変位させてあってもよい。この場合には、容器体46の内部において平面視で時計回りの旋回流を生じさせることができる。
図1に示すように、カップ体49の底壁48には、複数の同形同大の丸孔からなる下開口58が開設されている。また、蓋体50には、複数の同形同大の丸孔からなる上開口59が開設されている。これら上下の開口58・59は、容器体46を内外に連通する。下開口58は、底壁48の中心に設けられた1個の丸孔と、当該丸孔の外側において底壁48の中心の同心円上に設けられた4個の丸孔と、これら丸孔のさらに外側において同心円上に設けられた8個の丸孔の計13個の丸孔からなる。底壁48の中心の同心円上に設けられた丸孔は、等間隔置きに設けられている。上開口59の丸孔は下開口58の丸孔と同様の配置形態であり、蓋体50の中心に設けられた1個の丸孔と、当該丸孔の外側において蓋体50の中心の同心円上に設けられた4個の丸孔と、これら丸孔のさらに外側において同心円上に設けられた8個の丸孔の計13個の丸孔からなる。蓋体50の中心の同心円上に設けられる丸孔は、等間隔置きに配置されている。下開口58を構成する丸孔の直径d1は、上開口59を構成する丸孔の直径d2よりも小さく形成されており、これにより、上開口59の開口面積の総和は、下開口58の開口面積の総和よりも大きく設定されている。下開口58および上開口59の孔形状、孔数、孔位置は、前記の形態である必要はなく、適宜変更することができる。
本体ケース1と処理アタッチメント45との間に、本体ケース1に対する処理アタッチメント45の装着姿勢を規定するための姿勢規定構造が設けられている。姿勢規定構造は、本体ケース1の上面前端に凹み形成された規制溝62と、処理アタッチメント45の装着部54の上面後端に後方に向かって突出形成されて、規制溝62に係合する規制片63とを備えている。規制溝62と規制片63とを位置合わせしたうえで、差込筒部55を吹出口9に挿入することにより、装着姿勢が規定された状態で、本体ケース1に対して処理アタッチメント45が回転不能に装着される。差込筒部55の外周面の左右には、それぞれ係合突起64が膨出形成されており、該係合突起64が吹出口9の内縁段部に係合して処理アタッチメント45の抜け止めが図られる(図2参照)。
装着部54の上側の周囲壁47には、容器体46の内部に向かって紫外線を照射する紫外線LED65が設けられており、該紫外線LED65は、周囲壁47の後側を前後に貫通する装着孔66に、その先端が容器体46の内部に臨む状態で固定されている。図1において、符号67は、装着孔66の外側開口を塞ぐカバーである。このように、容器体46の内部に向かって紫外線を照射する紫外線LED65を設けたので、容器体46に収容した処理対象物Tに紫外線を照射して、該紫外線でウイルスや細菌を除菌することができる。先に説明した姿勢規定構造は、紫外線LED65の給電構造のために設けられている。
図3に示すように、吹出口9の内側下部には、吹出グリル11の前側に隣接してリレースイッチ42が配置されており、差込筒部55の下部には、リレースイッチ42に対応して、同スイッチ42を押込み操作する操作片69が後方に向かって突設されている。本体ケース1に対して処理アタッチメント45が装着されると、操作片69はリレースイッチ42を押込み操作し、同スイッチ42はオフ状態からオン状態に切り換わる。なお、先の収束ノズル12は、リレースイッチ42を押込み操作する操作片69に相当する部材を備えておらず、吹出口9に対する収束ノズル12の装着で、リレースイッチ42が操作されることはない。
吹出口9の内側上部には、吹出グリル11の前側に隣接して紫外線LED65用の左右一対のコネクタ68が配置されており、差込筒部55の上部には、一対のコネクタ68に対応して、左右一対の給電ピン70が後方に向かって突設されている。これらコネクタ68と給電ピン70とで紫外線LED65の給電構造を構成している。本体ケース1に対して処理アタッチメント45が装着されると、給電ピン70はコネクタ68に接続され、紫外線LED65に対して電力が供給される。コネクタ68は、放電部19を駆動する駆動ユニット18の整流回路35とパルス発生回路36との間から分岐されており、駆動ユニット18の動作が停止すると、紫外線LED65への電力供給も停止される。
上記のように、吹出口9に処理アタッチメント45が装着されると、リレースイッチ42はオフ状態からオン状態に切り換えられる。これにより、第1トランス39側の回路に接続されていた昇圧回路17は、第2トランス40側の回路に接続が切り換えられ、駆動ユニット18の駆動モードは、第1のモードから第2のモードへ変更され、乾燥風に含まれるオゾンの量が増加される。また、吹出口9に装着された処理アタッチメント45を分離すると、リレースイッチ42はオン状態からオフ状態に切り換えられる。これにより、第2トランス40側の回路に接続されていた昇圧回路17は、第1トランス39側の回路に接続が切り換えられ、駆動ユニット18の駆動モードは、第2のモードから第1のモードへ変更され、乾燥風に含まれるオゾンの量は僅かとなる。このように、吹出口9への処理アタッチメント45の着脱により、駆動ユニット18の駆動モードは自動的に変更され、吹出口9から吹き出される乾燥風は、乾燥処理に好適な状態と、除菌処理に好適な状態との間で切り換えられる。
処理アタッチメント45は、導入口56から容器体46の内部に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせる気流生成手段73を備えており、本実施例では2種類の気流生成手段73が設けられている。まず、周囲壁47の前部に形成された、周囲壁47の中心軸線Vに対して前傾する傾斜壁からなる変向壁74が第1の気流生成手段73とされている。具体的には、図1に示すように、第1の気流生成手段73である変向壁74は、導入口56の中心軸線Hと、装着部54に臨む変向壁74の内側壁面とで規定される、当該中心軸線Hより上側における角度をθとしたとき、角度θは鈍角に設定される。カップ体49の周囲壁47は、上方に向かって拡径するテーパー筒状に形成されているので、周囲壁47の前部が変向壁74を兼ねている。導入口56から導入され周囲壁47の前部に形成された傾斜壁、すなわち変向壁74に接触した乾燥風は上向きに変更され、容器体46の内部において上向きの気流が発生する。
次いで、先に説明した上開口59が第2の気流生成手段73とされている。導入口56から導入された乾燥風は、容器体46の外部へ出ようとする。第2の気流生成手段73である上開口59は、蓋体50に開設されているため、容器体46の内部の乾燥風は上開口59から容器体46の外部へ排出される。このとき容器体46の内部において上向きの気流が発生する。なお、底壁48に下開口58が開設されているが、下開口58の開口面積の総和に比べて上開口59の開口面積の総和の方が大きく設定されているので、両者58・59の通気抵抗を比較すると、通気抵抗は上開口59の方が小さくなるため、より多くの乾燥風が上開口59から容器体46の外部へと排出される。
容器体46に導入口56から乾燥風が導入されると、周囲壁47の中心軸線Vが、導入口56の中心軸線Hに対して右方に変位していること、および気流生成手段73が設けられていることに起因して、容器体46の内部では、旋回しつつ上昇する気流が形成される。当該気流および処理対象物Tに作用する重力により、処理対象物Tは容器体46の内部において、回転しつつ上下に移動するので、処理対象物Tの全体に満遍なく乾燥風が送給される。
図6のタイミングチャートは、吹出口9に収束ノズル12が装着された状態でスライドノブ5がスライド操作されて電源スイッチ3が強温風に切換えられたときのヘアードライヤーの制御の一例を示したものである。最初の時点t1では、スライドノブ5による電源スイッチ3の切り換え操作に基づき、モーター制御部24、ヒーター制御部25、駆動ユニット18がそれぞれファンモーター23、ヒーター20、放電部19の駆動を開始している。このとき、ファンモーター23は強風用の回転数で駆動され、ヒーター20は標準の熱出力値で駆動され、放電部19は第1のモードで駆動される。
次の時点t2では、収束ノズル12に換えて、容器体46の内部に処理対象物Tが収容された処理アタッチメント45が吹出口9に装着されており、これに伴いリレースイッチ42がオンに切り換わっている。リレースイッチ42がオンに切り換わったことで、ヒーター20の熱出力値が高温に変更され、また、駆動ユニット18の駆動モードが第2のモードに変更される。さらに、給電ピン70がコネクタ68に接続されて紫外線LED65が点灯している。加えて、リレースイッチ42がオンに切り換わったことに基づいて、タイマー43は計時を開始している。
次の時点t3では、タイマー43の計時時間が所定時間T1(例えば1分)に到達したことに基づいて、タイマー43の動作が停止している。これに伴い、モーター制御部24、ヒーター制御部25、駆動ユニット18の動作が停止され、ファンモーター23、ヒーター20、放電部19、紫外線LED65は駆動を停止している。このタイマー43の動作停止に係る各部の駆動の停止は強制的なものであり、したがって、電源スイッチ3(スイッチ本体4)はオン状態(強温風)のまま、各部の駆動が停止される。
以上のように本実施例のヘアードライヤーにおいては、導風路10に配した放電部19の駆動モードとして、主としてイオン種が生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備えるものとした。これによれば、例えば毛髪などを乾燥させるときには、駆動モードを第1のモードとして放電部19でイオン種を生成し、該イオン種により乾燥風中に含まれる水分などを帯電させて、毛髪にマイナスイオンを含む乾燥風を送給することができる。また、例えばマスク、ハンカチ、パフなどの日用品、すなわちこのような処理対象物Tの除菌処理を行うときには、駆動モードを第2のモードとして放電部19でオゾンを生成し、該オゾンを乾燥風とともに送給することで、処理対象物Tの乾燥処理と除菌処理とを同時に行うことができる。以上より、本実施例のヘアードライヤーにおいては、放電部19を備えるドライヤーに、本来の乾燥機能に加えて、処理対象物Tに対する除菌機能を付加したので、より効率的に処理対象物Tに対する除菌処理を実行することができる。
吹出口9に、除菌処理の対象となる処理対象物Tを収容する処理アタッチメント45が着脱可能に装着されており、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、該処理アタッチメント45内に収容された処理対象物Tに対して乾燥風が送給されるように構成したので、処理アタッチメント45内に収容された処置対象物Tに対してより効率的に乾燥風を送給することができ、ドライヤーを使った処理対象物Tに対する乾燥処理効率の向上と除菌処理効率の向上を図ることができる。また、処理アタッチメント45を吹出口9から取り外したとき、放電部19が第1のモードで駆動され、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、放電部19が第2のモードで駆動されるように構成したので、処理アタッチメント45を吹出口9に装着するだけで、自動的に放電部19の駆動モードが第1のモードから第2のモードへ切り換わり、オゾンを含む乾燥風を処理対象物Tに送給することができる。したがって、別途専用操作を行うことなく、処理対象物Tに対する除菌処理を確実に実行することができる。
放電部19が第2のモードで駆動されるときの熱源20の熱出力が、放電部19が第1モードで駆動されるときの熱源20の熱出力に比べて大きくなるように構成したので、第2モードにおいて、第1モードよりも高温の乾燥風を送給することができる。これによれば、第2モードにおいて、オゾンに由来する除菌効果だけでなく、熱に由来する除菌効果も期待できる。第2モードにおける乾燥効率の向上も期待できる。
放電部19を駆動する駆動ユニット18は、入力された電圧を上昇させて出力する昇圧回路17を含み、第2のモードにおいては、第1のモードに比べて大きな電圧を放電部19に印加するものとした。また、昇圧回路17は、変圧比が大小に異なる複数のトランス39・40を有し、トランス39・40が択一的に切換えられて、放電部19に印加される電圧が大小に変更されるように構成した。これによれば、トランス39・40のいずれかが選択されるだけで、駆動ユニット18の駆動モードを第1のモードまたは第2のモードに切り換えることが可能であり、昇圧回路17の構成が複雑化することに起因する駆動ユニット18の動作不良の発生を抑制することができる。また、駆動ユニット18の小型化、低コスト化を実現できる。因みに、変圧比が段階的あるいは無段階に変更できる可変トランスと、該可変トランスの変圧比を変更操作する操作構造とで、放電部19に印加される電圧を大小に変更する構成を採った場合には、昇圧回路の構造が複雑化するため、動作不良が生じる可能性が高くなる。
処理アタッチメント45を処理対象物Tを収容する前後左右を囲む周囲壁47を有する中空容器状の容器体46を備える構成とし、また、周囲壁47の後部に、処理アタッチメント45を吹出口9に装着するための装着部54を形成し、該装着部54に吹出口9から吹き出された乾燥風を容器体46の内部に導入する導入口56を形成した。さらに処理アタッチメント45に、容器体46の内部に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせる気流生成手段73を設けた。以上のような気流生成手段73を設けた処理アタッチメント45によれば、上向きの乾燥風の流れと処理対象物Tに作用する重力とにより、容器体46に収容した処理対象物Tに上下方向の動きを付与することができるので、オゾンを含んだ乾燥風が処理対象物Tの一部に集中的に送給されるのを防いで、処理対象物Tの広範囲にわたって乾燥風を送給させることができる。したがって、処理対象物Tの全体に対して、より効率的に除菌処理を施すことができる。
容器体46を、筒状の周囲壁47および該周囲壁47の下側の開口を塞ぐ底壁48を有する有底容器状のカップ体49と、カップ体49の上側の開口を開閉する蓋体50とを備えるものとしたので、容器体46に対する処理対象物Tの出し入れ操作と、容器体46による処理対象物Tの収容操作とを、蓋体50の開閉により簡便に行うことができる。
気流生成手段73を、蓋体50に開設された、容器体46を内外に連通する上開口59を含むものとしたので、導入口56から容器体46の内部に導入された乾燥風を上開口59から容器体46の外部へと排出することができる。つまり、容器体46に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせることができる。以上より、蓋体50に上開口59を形成するだけの簡単な構成で乾燥風に上向きの流れを生じさせることができるので、気流生成手段73を設けたことに伴うドライヤーの製造コストの上昇を抑えることができる。
気流生成手段73を、周囲壁47の前部に形成され、周囲壁47の中心軸線Vに対して前傾する傾斜壁からなる変向壁74を含むものとしたので、導入口56から容器体46の内部に導入された乾燥風を変向壁74の壁面で上向きに変向できる。つまり、容器体46に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせることができる。したがって、変向壁74を設けるだけの簡単な構成で乾燥風に上向きの流れを生じさせることができる。
容器体46の底壁48に、容器体46を内外に連通する下開口58を開設したので、乾燥風を上開口59から容器体46の外に排出して上向きの流れを生じさせつつ、下開口58からも容器体46の外に排出して、容器体46の内部の乾燥風の流れに不規則性を与えることができる。したがって、オゾンを含んだ乾燥風が処理対象物Tの一部に集中的に送給されるのをより防止して、処理対象物Tの全体に対して、より効率的に除菌処理を行うことができる。また、上開口59が塞がれた場合でも、下開口58から乾燥風を容器体46の外部に排出できるので、オゾンを含んだ乾燥風を処理対象物Tに確実に送給できる。
上開口59の開口面積の総和を、下開口58の開口面積の総和よりも大きく設定したので、乾燥風の多くを上開口59から容器体46外に排出でき、上開口59と下開口58のそれぞれを備える容器体46であっても、容器体46の内部に乾燥風の上向きの流れを確実に生じさせることができる。
処理アタッチメント45の平面視において、導入口56の中心軸線Hと、周囲壁47の中心軸線Vとが交差しないように、周囲壁47の中心軸線Vを、導入口56の中心軸線Hに対して左右いずれかの方向に変位させたので、導入口56から導入した乾燥風を周囲壁47の内面に沿わせて回転させ、容器体46の内部に旋回流を生じさせることができる。したがって、処理対象物Tに回転方向の動きを与えることができるので、処理対象物Tに対してオゾンを含んだ乾燥風を満遍なく送給することができる。
乾燥風の導入口56の下端を、カップ体49の底壁48の上面よりも上方に位置させ、容器体46の底部に凹み部57を設けたので、容器体46内の処理対象物Tの位置を当該凹み部57で仮保持することができ、処理アタッチメント45の装着時に処理対象物Tが導入口56から外部に脱落することをより確実に防ぐことができる。
本ドライヤーは、マスクなどの日用品を除菌、消臭することができる。このドライヤーの社会への提供により、国際連合が制定する持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標のうち、目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献することができる。
(実施例2) 図7に本発明に係るヘアードライヤーの実施例2を示す。本実施例では、処理アタッチメント45がスタンド77を備えている点が先の実施例1と相違する。その他の点は、実施例1と同じであるので、同じ構成、構造、および部材には同じ符号を付してその説明を省略する。以下の各実施例においても同じとする。スタンド77は、処理アタッチメント45を載置面上で起立姿勢に保持するものであり、カップ体49(容器体46)の下端に外嵌装着される、円筒状の連結体78と、該連結体78から下方に延設される4個(複数)の脚体79とで構成される。連結体78の上部内周面はテーパー面とされており、該テーパー面の角度は周囲壁47の外周面のテーパー角度と合致するように形成されている。これにて、スタンド77と処理アタッチメント45とは嵌め合い係合により着脱可能に構成される。処理アタッチメント45にスタンド77を装着したとき、カップ体49の底壁48と載置面との間には間隙Gが形成されるようになっている。脚体79の長さ寸法は、吹出口9に処理アタッチメント45を装着した状態でグリップ2を中間姿勢にしたとき、各脚体79の下端面と、グリップ2の下端が載置面に当接するように設定されている。
上記実施例2のヘアードライヤーでは、処理アタッチメント45を、該処理アタッチメント45を載置面上で起立姿勢に保持するスタンド77を備えるものとしたので、両手を使わないハンズフリーの状態で処理対象物Tに対して除菌処理を実行できる。また、容器体46の底壁48と載置面との間に間隙Gを形成するようにしたので、容器体46の熱が載置面に作用することを抑えることができる。
上記の実施例2では、スタンド77は着脱可能に構成したが、スタンド77は処理アタッチメント45と一体に設けることができる。この場合には、スタンド77は複数の脚体79で構成し、各脚体79が、下方向に指向する使用姿勢と、周囲壁47に接触する状態で上方向に指向する収納姿勢とに揺動変位できるように構成する。
(実施例3) 図8に本発明に係るヘアードライヤーの実施例3を示す。本実施例のカップ体49の周囲壁47は、ストレートな円筒状に形成されており、底壁48は下突湾曲する皿状に形成されている。周囲壁47の中心軸線Vは、垂直軸線に対して前傾するように配置されている。これにより、周囲壁47の前部が傾斜壁からなる変向壁74とされている。また、下突湾曲する底壁48により皿状の凹み部57が形成される。このように、カップ体49の周囲壁47はテーパー筒状に限らずストレートな円筒状に形成されていてもよい。
蓋体50は、前縁部のヒンジ81を支点にして揺動開閉できるように構成されており、後縁部の係合爪51で閉塞位置に保持される。容器体46の紫外線LED65は省略されており、これに伴いコネクタ68および給電ピン70も省略されている。これらコネクタ68および給電ピン70の省略により、本体ケース1に対する処理アタッチメント45の装着姿勢を規定する必要がないので、規制溝62および規制片63も省略されている。したがって、処理アタッチメント45は本体ケース1に対して導入口56の中心軸線Hのまわりに回動することができる。処理アタッチメント45が本体ケース1に対して回動できることから、リレースイッチ42は延長された差込筒部55の後端周面で押込み操作されるようにしている。
(実施例4) 図9に本発明に係るヘアードライヤーの実施例4を示す。本実施例は、変向壁74の構成が先の実施例1と相違する。この実施例では、カップ体49の周囲壁47は、ストレートな円筒状に形成されており、底壁48は下突湾曲する皿状に形成されている。周囲壁47の中心軸線Vは垂直軸線と一致している。カップ体49は、その前部に当該中心軸線Vに対して前傾する傾斜板82を備えている。傾斜板82は周囲壁47の左右にわたって設けられており、該傾斜板82が気流生成手段73である変向壁74として構成されている。このように、傾斜壁からなる変向壁74は、周囲壁47の一部である必要はない。
(実施例5) 図10に本発明に係るヘアードライヤーの実施例5を示す。本実施例は、気流生成手段73の構成が、先の実施例1~実施例4と相違する。具体的には、本実施例における気流生成手段73は、導入口56に設けられた、乾燥風の流れを上向きに指向させる翼片状の変向翼83で構成されている。変向翼83は、左右に伸びる板体で構成されており、乾燥風の下流側が上流側よりも上側に位置している。図10に示すように、導入口56には、等間隔置きに4個の変向翼83が設けられている。
以上のように、本実施例5のヘアードライヤーでは、気流生成手段73を導入口56に設けられた乾燥風の流れを上向きに指向させる翼片状の変向翼83で構成したので、導入口56を流れる乾燥風を変向翼83で強制的に上向きに指向させて、容器体46の内部でより大きな上向きの流れを乾燥風に生じさせることができる。また、先の上開口59または変向壁74で構成される気流生成手段73は容器体46に形成されるものであるため、容器体46の形状デザインに対する設計自由度が低下するが、このように導入口56に気流生成手段73である変向翼83を設けると、容器体46の形状デザインの設計自由度が向上する。
(実施例6) 図11および図12に本発明に係るヘアードライヤーの実施例6を示す。本実施例は、容器体46の内部に処理対象物Tを保持する保持体86を設けた点が先の実施例1と相違する。保持体86は、導入口56から導入された乾燥風で周囲壁47の中心軸線Vまわりに回転操作されるように構成されている。具体的には、保持体86は、底壁48で回転自在に軸支される支持軸87と、該支持軸87上端に一体に形成される円盤状のベース壁88と、該ベース壁88の周縁に所定間隔置きに立設される複数のフィン89と、これらフィン89の一群を上端で連結する周回状のリング壁90とを備えている。各フィン89は、上下に伸びる帯板状であり、ベース壁88の中心から放射方向に伸びる基準線に対して中心側の端縁部が時計回り方向に位置ずれするように設けられている(図12参照)。導入口56に臨む部分のフィン89が旋回する乾燥風を受けることにより、乾燥風の風圧で保持体86は反時計回り方向に回転される。処理対象物Tは、ベース壁88および複数のフィン89で囲まれる内部空間に保持される。
上記実施例6のヘアードライヤーでは、容器体46の内部に、処理対象物Tを保持する保持体86を設け、保持体86を、導入口56から導入された乾燥風で周囲壁47の中心軸線Vまわりに回転操作するように構成したので、保持体86に保持された処理対象物Tに満遍なくオゾンを含む乾燥風を送給することができ、処理対象物Tの全体をより的確に除菌処理することが可能となる。また、円盤状のベース壁88と、ベース壁88の周縁に所定間隔置きに立設され、導入口56から導入された乾燥風を受ける複数のフィン89とを備え、処理対象物Tをベース壁88および複数のフィン89で囲まれる内部空間に保持するように構成した保持体86によれば、処理対象物Tを複数のフィン89で囲まれる内部空間に入れるだけで簡単に保持することができる。また、隣り合うフィン89の間を通してオゾンを含んだ乾燥風を確実に処理対象物Tに送給することができる。フィン89に作用する乾燥風の風圧で保持体86を確実に回転させることもできる。
(実施例7) 図13および図14に本発明に係るヘアードライヤーの実施例7を示す。本実施例は、保持体86の構成が先の実施例6と相違する。具体的には、保持体86は、底壁48で回転自在に軸支される支持軸87と、該支持軸87上端に一体に形成される上方に開口部を有する有底円筒状の網かごからなるかご体91とを備えている。処理対象物Tはかご体91の内部に保持される。以上のように、本実施例では処理対象物Tを保持する部分が網かご状のかご体91とされている。また、保持体86は、旋回する乾燥風を受けることで回転されるが、より確実に保持体86を回転させるために、かご体91の下方に、放射状に配置された複数の羽根からなる受風羽根92を設けた。
以上のような構成からなる実施例7のヘアードライヤーでは、保持体86を、網かご状のかご体91を備えるように構成したので、処理対象物Tをかご体91の内部に入れるだけで簡単に保持できる。また、網目を通してオゾンを含んだ乾燥風を確実に処理対象物Tに送給できる。
(実施例8) 図15および図16に本発明に係るヘアードライヤーの実施例8を示す。本実施例は、保持体86の構成が先の実施例6と相違する。保持体86は、底壁48で回転自在に軸支される支持軸87と、該支持軸87の上端に一体に形成される円盤状のベース壁88と、該ベース壁88の中央から上向きに延設される直線棒状の保持棒93と、保持棒93の上端に設けられるクリップ94とで構成される。クリップ94は、保持棒93と一体に形成される固定爪95と、固定爪95で前後揺動自在に支持される可動爪96と、該可動爪96の先端を固定爪95に向かって付勢する付勢ばね97などで構成される。処理対象物Tは保持棒93に巻回され、さらにクリップ94ではさみ固定された状態で保持される。また、処理対象物Tの下側はベース壁88で保持される。このように、本実施例のヘアードライヤーでは、処理対象物Tを保持する保持体86を、ベース壁88、保持棒93、およびクリップ94で構成した。また、保持体86は、旋回する乾燥風を受けることで回転されるが、より確実に保持体86を回転させるために、ベース壁88の下方に放射状に配置された複数の羽根からなる受風羽根92を設けた。
以上のような構成からなる実施例8のヘアードライヤーによれば、保持体86を、棒状の保持棒93を備えるように構成したので、処理対象物Tがマスクのようなシート体の場合であっても、当該処理対象物Tを保持棒93に巻回させることで、処理対象物Tに皺などが付くことを防ぐことができる。したがって、マスクなどの処理対象物Tの形状を損なうことなく除菌処理を実行できる。
(実施例9) 図17に本発明に係るヘアードライヤーの実施例9を示す。本実施例のヘアードライヤーでは、放電部19が、第1のモードが選択されたときに使用される第1放電部19Aと、第2のモードが選択されたときに使用される第2放電部19Bとで構成されている点が先の実施例1と相違する。具体的には、第1放電部19Aは、第1放電電極28Aと第1対向電極29Aを備えており、第1トランス39の一方の端子がダイオード38を介して第1放電電極28Aに接続され、残る他方の端子が第1対向電極29Aに接続されている。同様に、第2放電部19Bは、第2放電電極28Bと第2対向電極29Bを備えており、第2トランス40の一方の端子がダイオード38を介して第2放電電極28Bに接続され、残る他方の端子が第2対向電極29Bに接続されている。以上のように、本実施例では、放電部19は、第1のモードの選択時に使用される放電部19Aと、第2のモードの選択時に使用される放電部19Bと、を個別に備えている。
(実施例10) 図18に本発明に係るヘアードライヤーの実施例10を示す。本実施例は、処理アタッチメント45の構成が先の実施例1と相違する、処理アタッチメント45の変形例である。処理アタッチメント45は、吹出口9に着脱可能に装着される漏斗状の装着部54と、処理対象物Tを収容する袋体99と、装着部54と袋体99とを連結する送給ホース100などを備えている。本実施例では袋体99が容器体46として構成されている。導入口56は送給ホース100を介して袋体99の内部に連通している。袋体99は、通気可能なメッシュ生地で形成されており、図示していない線ファスナーで開閉できる。処理対象物Tは、線ファスナーを開放して袋体99の内部に収納することで、処理アタッチメント45に収容される。なお、図18では処理対象物Tを袋体99の外側に被せつけた状態を示しており、本実施例の処理アタッチメント45はこのような形態でも使用することができる。以上のような構成からなる処理アタッチメント45によれば、例えば衣類などの大型の処理対象物Tであっても除菌処理を行うことができる。
(実施例11) 図19に、本発明に係るヘアードライヤーの実施例11を示す。先の実施例1では、放電部19を駆動する駆動ユニット18によって、放電部19の駆動モードを第1のモードまたは第2のモードに切り換えたが、本実施例では、放電部19の放電電極28および対向電極29を相対移動可能に構成して両電極28・29の配置形態によって、放電部19を第1のモードまたは第2のモードに切り換える。具体的には、放電部19は、第1のモードにおいては両電極28・29の隣接距離が相対的に大きく、第2のモードにおいては、両電極28・29の隣接距離が相対的に小さく配置される。放電部19は、両電極28・29の近接距離によって駆動モードが切り換えられるので、駆動ユニット18の昇圧回路17は第1トランス39のみが設けられ、リレー41およびリレースイッチ42も省略される。また、絶縁筒30も省略される。
電極ホルダー31は、対向電極29をスライド自在に支持する円筒状の支持筒101を備えており、対向電極29は前側の離間位置と後側の近接位置との間で前後方向にスライド変位できる。対向電極29は、円筒状の筒壁102と、該筒壁102の先端側に一体に設けられるフランジ壁103とを備えており、筒壁102の外面が支持筒101の内面で摺接支持されている。支持筒101とフランジ壁103との間には圧縮コイルばねからなる復帰ばね104が設けられており、該復帰ばね104は、その一端(前端)がフランジ壁103の後面に固定され、他端(後端)が支持筒101の前端面に凹み形成した周回状のばね溝105の底面に固定される。常態においては、復帰ばね104の付勢力で対向電極29は、離間位置に保持されている。
処理アタッチメント45は、装着部54の差込筒部55で支持される円筒状の操作筒106を備えている。操作筒106は、放射状に設けられる複数の支持腕107で差込筒部55の筒内面に連結されており、吹出口9に処理アタッチメント45を装着したとき、対向電極29を押込み操作できるように構成されている。具体的には、吹出口9に処理アタッチメント45を差込み装着する過程で、まず、操作筒106の後端面がフランジ壁103の前端面と接触し、次いで、操作筒106が対向電極29を後方に押込み操作する。これにより、離間位置にあった対向電極29は、近接位置へとスライド変位され、放電部19は第1のモードから第2のモードへと切り換えられる。吹出口9から処理アタッチメント45を分離すると、復帰ばね104の付勢力で対向電極29は近接位置から離間位置へとスライド変位し、放電部19は第2のモードから第1のモードへと切り換えられる。上記とは逆に、吹出口9への処理アタッチメント45の装着によって、操作筒106で放電電極28が前方に引出し操作される形態であってもよい。
(実施例12) 図20に本発明に係るヘアードライヤーの実施例12を示す。先の実施例11では、吹出口9に対する処理アタッチメント45の着脱で、放電部19を第1のモードまたは第2のモードに切り換えたが、本実施例では、本体ケース1に放電電極28を離間位置と近接位置とに変位操作するための操作部110を設けるようにした。対向電極29は、筒壁102が支持筒101の内面に当接し、フランジ壁103が支持筒101の先端面に当接する状態で、電極ホルダー31の支持筒101の先端に嵌め込み固定されている。放電電極28は、円柱状の支持ブロック111に固定されており、該支持ブロック111は、支持筒101で支持されて、後側の離間位置と前側の近接位置との間でスライド変位できる。常態においては、本体ケース1と支持ブロック111との間に設けられた引っ張りコイルばねからなる復帰ばね104の付勢力で、放電電極28は離間位置に保持されている。
操作部110は、電源スイッチ3を含んで構成されている。具体的には、本体ケース1の上面前端寄りに電源スイッチ3が設けられており、操作部110は、電源スイッチ3のスライドノブ5と、スライドノブ5の下面に連結されて、放電電極28を前方向にスライド操作する、上下方向に伸びる操作杆112とを備えている。スライドノブ5は図20に向かって右端、つまり後方のオフ位置から前方にスライドさせるに従い、冷風、温風乾燥、温風除菌の順に切り換えることができ、温風乾燥から温風除菌にスライドさせる際に、操作杆112で支持ブロック111が前方に押込み操作される。これにより、離間位置にあった放電電極28は、近接位置へとスライド変位され、放電部19は第1のモードから第2のモードへと切り換えられる。スライドノブ5を温風除菌から温風乾燥にスライドさせると、復帰ばね104の付勢力で放電電極28は近接位置から離間位置へと変位し、放電部19は第2のモードから第1のモードへと切り換えられる。本実施例のヘアードライヤーによる除菌処理は、先の実施例1、実施例3から実施例8、および実施例10の処理アタッチメント45を利用してもよいし、直接あるいは収束ノズル12を介して吹出口9から吹き出される乾燥風を処理対象物Tに送給してもよい。
上記とは逆に、操作部110で対向電極29が離間位置から近接位置へと操作される形態であってもよい。また、両電極28・29を操作する形態であってもよい。電源スイッチ3はグリップ2に設けてもよく、この場合には、スライドノブ5の上下動を前後方向の動きに変換する、例えばカム機構などの動作方向変向手段を設けるとよい。操作部110は電源スイッチ3と一体に設けたが、操作部110は電源スイッチ3とは別体で本体ケース1に設けることができる。この場合には、操作杆112を前方向にスライド操作する操作体を別途本体ケース1に設けるとよい。
(実施例13) 本発明に係るヘアードライヤーの実施例13を説明する。本実施例は、先の実施例12と基本的な構造は同じであり、図20に基づいて説明する。本体ケース1に放電電極28(一対の電極の一方側の電極)を離間位置と近接位置とに変位操作するための操作部110を設けている。対向電極29(一対の電極の他方側の電極)は、筒壁102が支持筒101の内面に当接し、フランジ壁103が支持筒101の先端面に当接する状態で、電極ホルダー31の支持筒101の先端に嵌め込み固定されている。放電電極28は、円柱状の支持ブロック111に固定されており、該支持ブロック111は、支持筒101で支持されて、後側の離間位置と前側の近接位置との間でスライド変位できる。常態においては、本体ケース1と支持ブロック111との間に設けられた引っ張りコイルばねからなる復帰ばね104の付勢力で、放電電極28は離間位置に保持されている。
操作部110は、電源スイッチ3を含んで構成されている。具体的には、本体ケース1の上面前端寄りに電源スイッチ3が設けられており、操作部110は、電源スイッチ3のスライドノブ5と、スライドノブ5の下面に連結されて、放電電極28を前方向にスライド操作する、上下方向に伸びる操作杆112とを備えている。スライドノブ5は図20に向かって右端、つまり後方のオフ位置から前方に、直線状でかつ段階的にスライドさせるに従い、第1ポジション(=イオンを多く含む第1のモード状態の弱風(ファンモーター23が4,000rpm))、第2ポジション(=イオンを多く含む第1のモード状態の強風(ファンモーター23が5,500rpm))、第3ポジション(=第1のモードよりもオゾンを多く含む第2のモード状態の弱風(ファンモーター23が4,000rpm))、そして、前方への移動限界の第3ポジションから上記直線状のスライド方向と直交する方向、つまり右方または左方に所定距離だけスライド移動させた状態の第4ポジション(=第1のモードよりもオゾンを多く含む第2のモード状態の強風(ファンモーター23が5,500rpm))に切り換えることができる。第4ポジションへのスライドノブ5の切り換えは、直線状に動作させてもよいし、本体ケース1の軸まわり円弧状に動作させてもよい。また、本体ケース1には、電源スイッチ3とは別に、ヒーター制御部25にヒーター20の出力をオンにする、またはオフにするための駆動信号を送出するタクト式のヒーター駆動スイッチと同スイッチをプッシュ操作する操作ノブが設けられている。したがって、第1ポジションから第4ポジションのどの状態においても、ヒーター20の出力がオフ出力状態であれば、冷風の乾燥風が吹出口9から送出されるが、このヒーター20のオフ出力状態においてヒーター駆動スイッチを操作ノブでプッシュ操作すれば、ヒーター駆動スイッチからヒーター制御部25にヒーター20の駆動信号が送出されヒーター20の出力がオン状態となり、第1ポジションから第4ポジションのどの状態においても、ヒーター20の出力がオン状態となり、温風の乾燥風が吹出口9から送出される。ヒーター20のオン出力状態において、各ポジションでヒーター出力は変更される。具体的には、第1ポジションと第3ポジションではヒーター出力を500W、第2ポジションと第4ポジションではヒーター出力を1,000Wに設定している。つまり第1、第3ポジションでは弱温風モード、第2、第4ポジションでは強温風モードとなる。ヒーター20の出力をオフ状態とすれば、第1、第3ポジションでは弱冷風モード、第2、第4ポジションでは強冷風モードとなる。第1ポジションと第2ポジションとで送風部16の出力を大小変更可能に構成されており、同じように第3ポジションと第4ポジションとで送風部16の出力を大小変更可能に構成されている。本実施例では、第1、第3ポジションから第2、第4ポジションに変更したとき、ヒーター出力を大きくして吹出口9から吹き出される温風温度をほぼ同じに設定しているが、第1、第3ポジションから第2、第4ポジションに変更したときにヒーター出力を増大させずに同じ出力とすることができる。この場合、吹出口9から吹き出される温風温度は低下することになるが、この場合、ドライヤーを長時間使用しても熱さを感じることがなく快適に乾燥対象物(例えば毛髪)を乾燥できる。風量が増大している分、乾燥時間がそれほど長くなるものではない。さらに、第1、第3ポジションから第2、第4ポジションに変更したときに本実施例のヒーター出力の増大幅に比べてよりヒーター出力を増大させることができる。これにより、第1、第3ポジションから第2、第4ポジションに変更したときに吹出口9から吹き出される温風温度を第1、第3ポジションに比べて高くすることができる。したがって、乾燥時間をより短縮することができる。ファンモーターの出力やヒーター出力は、上記内容に限らず種々設定が可能である。
上述の第1ポジション、第2ポジション、第3ポジション、第4ポジションにスライドノブ5をスライド移動させる際に操作杆112で支持ブロック111が前方に押込み操作される。これにより、離間位置にあった放電電極28は、近接位置へとスライド変位され、放電部19は第1のモードから第2のモードへと切り換えられる。第1ポジション、第2ポジションでは、操作杆112で支持ブロック111を前方に押込まないが、第2ポジションから第3ポジションにスライド移動させたときに押し込み操作され、第1のモードから第2のモードに変更される。第3ポジションから第4ポジションにスライド移動させても操作杆112は支持ブロック111を前方に押し込み操作した状態のままを維持しており、つまり第2のモードを維持したままとなる。第3ポジションから第2ポジションにスライド移動させると、復帰ばね104の付勢力で放電電極28は近接位置から離間位置へと変位し、放電部19は第2のモードから第1のモードへと切り換えられる。本実施例のヘアードライヤーによる除菌処理は、先の実施例1、実施例3から実施例8、および実施例10の処理アタッチメント45を利用してもよいし、直接あるいは収束ノズル12を介して吹出口9から吹き出される乾燥風を処理対象物Tに送給してもよい。
本実施例では、第2のモードにおいて、オゾンの発生量を調整できる点に特徴を有する。つまり、第3ポジションの弱風(風)が送出されるときに比べて、この弱風(風)よりも風量の多い第4ポジションの強風(風)が送出されるときの方が、オゾンをより多く発生できるように制御されている。
具体的には、例えば図5における駆動ユニット18の入力側にユニットオンオフスイッチを設け、さらにこのオンオフスイッチを駆動する放電制御部を設ける。もちろん、図5において本実施例に照らし合わせるとトランス構成や放電部の構成は異なる。本実施例ではトランスは1つであり、放電部は可動式である。放電制御部は、第3ポジションの弱風(風)の際は、オンオフスイッチに切り換え信号(オンオフ信号)を送出し駆動ユニット18を間欠的に駆動させる。これにより、放電部19が間欠的に駆動されそれに伴いオゾンが間欠的に発生する。上記放電部19の間欠駆動のデューティー比は30%としている(図23(b)参照)。また、放電制御部は、第4ポジションの強風(風)の際は、第3ポジションの際と同様にオンオフスイッチに切り換え信号(オンオフ信号)を送出し駆動ユニット18を間欠的に駆動させる。これにより、放電部19が間欠的に駆動され間欠的にオゾンが発生する。上記放電部19の間欠駆動のデューティー比は50%としている(図23(b)参照)。つまり、第3ポジションに比べて第4ポジションの方がオゾンの発生量が多い。これにより乾燥対象物への距離があったとしても第4ポジションにモード変更しておけば第3ポジションに劣らない風量とオゾン量を送給することができる。このように、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を、第3ポジションに比べて第4ポジションの方を大きく設定することで、風量の増大に合わせてオゾンの発生量を増大させることができる。なお、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比については、所定期間を定め、かつ、放電部19の駆動時間(オン出力時間)を一定にした条件として放電部19の駆動回数(オン出力回数)をソフト上で任意に変更できる。またトランスを1つにできソフト上の設定でオゾン量を調整できるのでコスト的にも有利である。例えばオゾン量を変更するのに出力電圧の異なる複数のトランスを設けたうえで、択一的に切り換える構成であればコストが増大する。上記デューティー比は一例を示したものであって、第3ポジションよりも第4ポジションの方が大きな比となるように制御していればこの比に限定されるものではない。
また、放電制御部は、第3ポジション、第4ポジションにおいて、ヒーター20の出力をオフ状態にした場合とヒーター20の出力をオン状態にした場合とで放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を異ならせている。つまり、ヒーター20の出力をオフ状態にした場合の放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比は、上述したように第3ポジションで30%、第4ポジションで50%に設定しているが、ヒーター20の出力をオン状態にした場合の放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比は、第3ポジションで25%、第4ポジションで45%に設定している(図23(a)参照)。ヒーター20のオン出力状態に比べてヒーター20のオフ出力状態のときに間欠駆動のデューティー比を大きくするように制御した理由は、放電部19は、湿度が高い空間ではオゾンの発生効率が低下するため、それを補うためである。逆に乾燥した空間では効率よくオゾンが生成される。上記デューティー比は一例を示したものであって、第3ポジションよりも第4ポジションの方が大きな比となるように制御し、かつ、ヒーター20のオフ状態に比べてヒーター20のオン状態の際は、両ポジションともにヒーター20のオフ状態のデューティー比に比べて小さくするように制御していれば上記比に限定されるものではない。
なお、イオンを多く発生する第1のモードの場合も、オゾンを多く発生する第2のモードと同様に、放電部19で生成されるイオン種も、乾燥した空間では効率よく生成されるため、第2のモードと同じように放電部19は制御される(図23(a)(b)参照)。つまり、放電制御部は、第1ポジションの弱風(風)の際は、オンオフスイッチに切り換え信号(オンオフ信号)を送出し駆動ユニット18を間欠的に駆動させる。これにより、放電部19が間欠的に駆動されそれに伴いイオン種が間欠的に発生する。上記放電部19の間欠駆動のデューティー比は30%としている(図23(b)参照)。また、放電制御部は、第2ポジションの強風(風)の際は、第1ポジションの際と同様にオンオフスイッチに切り換え信号(オンオフ信号)を送出し駆動ユニット18を間欠的に駆動させる。これにより、放電部19が間欠的に駆動され間欠的にイオン種が発生する。上記放電部19の間欠駆動のデューティー比は50%としている(図23(b)参照)。つまり、第1ポジションに比べて第2ポジションの方がイオン種の発生量が多い。これにより乾燥対象物への距離があったとしても第2ポジションにモード変更しておけば第1ポジションに劣らない風量とイオン種量を送給することができる。このように、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を、第1ポジションに比べて第2ポジションの方を大きく設定することで、風量の増大に合わせてイオン種の発生量を増大させることができる。なお、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比については、所定期間を定め、かつ、放電部19の駆動時間(オン出力時間)を一定にした条件として放電部19の駆動回数(オン出力回数)をソフト上で任意に変更できる。またトランスを1つにできソフト上の設定でイオン種量を調整できるのでコスト的にも有利である。例えばイオン種量を変更するのに出力電圧の異なる複数のトランスを設けたうえで、択一的に切り換える構成であればコストが増大する。上記デューティー比は一例を示したものであって、第1ポジションよりも第2ポジションの方が大きな比となるように制御していればこの比に限定されるものではない。
放電制御部は、第1ポジション、第2ポジションにおいて、ヒーター20の出力をオフ状態にした場合とヒーター20の出力をオン状態にした場合とで放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を異ならせている。つまり、ヒーター20の出力をオフ状態にした場合の放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比は、上述したように第1ポジションで30%、第2ポジションで50%に設定しているが、ヒーター20の出力をオン状態にした場合の放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比は、第1ポジションで25%、第2ポジションで45%に設定している(図23(a)参照)。ヒーター20のオン出力状態に比べてヒーター20のオフ出力状態のときに間欠駆動のデューティー比を大きくするように制御した理由は、放電部19は、湿度が高い空間ではイオン種の発生効率が低下するため、それを補うためである。逆に乾燥した空間では効率よくイオン種が生成される。なお、放電部19の構造次第ではそこで生成されるイオン種の種類も異なり除菌効果を有するイオン種も存在する。
本実施例では、第1ポジション、第2ポジション、第3ポジション、第4ポジションまである構成であるが、イオン種発生(除菌効果イオン種含む)に特化した構成を採用する場合は、オフポジション、第1ポジション、第2ポジションで構成することができる。また、オゾン発生に特化した構成を採用する場合は、オフポジション、第3ポジション、第4ポジションで構成することができる。その場合でも制御のやり方は本実施例と同様に制御させるものとする。
上記実施例11、12および実施例13に係るドライヤー(ヘアードライヤーなど)の特徴は以下のように表現できる。
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、乾燥風にイオン種(イオン)およびオゾンを供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてイオン種(イオン)が生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備えており、
放電部19は、相対移動可能に隣接して配される一対の電極28・29を有し、
第1のモードにおいては、両電極28・29の隣接距離が相対的に大きく、第2のモードにおいては、両電極28・29の隣接距離が相対的に小さく構成されているドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、例えば毛髪などを乾燥させるときには、両電極28・29の隣接距離が相対的に大きな第1のモードとして放電部19でイオン種を生成して、該イオン種により乾燥風中に含まれる水分などを帯電させて、毛髪にマイナスイオンを含む乾燥風を送給することができる。また、例えばマスクなど処理対象物Tの除菌を行うときには、両電極28・29の隣接距離が相対的に小さい第2のモードとして放電部19でオゾンを生成して、該オゾンを乾燥風とともにマスクに向かって送給することで、マスクの乾燥処理と除菌処理とを同時に行うことができる。また、両電極28・29の隣接距離の違いで駆動モードを変更するので、従来のヘアードライヤーの電気回路をそのまま流用できる。第2のモードの際に低濃度のオゾン発生量であれば、毛髪乾燥にも使用することができ、その場合、乾燥とともに頭皮などの消臭効果が期待できる。吹出口9にフレキシブルに撓むホースを取り付けホース先端に頭を覆うことができる袋体を設けて頭髪を乾燥させることができる。袋体は、ホース先端に乾燥風が漏れないように接続することができる開口した接続部と、この接続部とは反対側に設けた頭に装着するための上記接続部よりも開口面積が大きい装着部とが設けられている。装着部には頭にフィットさせるための弾性体(ひも状のゴムを環状に形成した環状ゴムなど)が設けられている。接続部と装着部との間の袋体には、接続部や装着部の開口面積よりも小さな開口面積の複数の小孔が形成されている。ホースと袋体を利用すれば、吹出口9から送給されるイオンを含む乾燥風やオゾンを含む乾燥風を毛髪や頭皮に効率よく送給することができる。袋体に到達したイオンを含む乾燥風またはオゾンを含む乾燥風は袋体に形成した複数の小孔から排出される。ホースと袋体は、処理アタッチメント45の一例として解釈することができる。
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、乾燥風にイオン種およびオゾンを供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてイオン種が生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備えており、
放電部19は、相対移動可能に隣接して配される、放電電極28および対向電極29を有し、
第1のモードにおいては、両電極28・29の隣接距離が相対的に大きく、第2のモードにおいては、両電極28・29の隣接距離が相対的に小さく構成されているドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、例えば毛髪などを乾燥させるときには、両電極28・29の隣接距離が相対的に大きな第1のモードとして放電部19でイオン種を生成して、該イオン種により乾燥風中に含まれる水分などを帯電させて、毛髪にマイナスイオンを含む乾燥風を送給することができる。また、例えばマスクなど処理対象物Tの除菌を行うときには、両電極28・29の隣接距離が相対的に小さい第2のモードとして放電部19でオゾンを生成して、該オゾンを乾燥風とともにマスクに向かって送給することで、マスクの乾燥処理と除菌処理とを同時に行うことができる。また、両電極28・29の隣接距離の違いで駆動モードを変更するので、従来のヘアードライヤーの電気回路をそのまま流用できる。第2のモードの際に低濃度のオゾン発生量であれば、毛髪乾燥にも使用することができ、その場合、乾燥とともに頭皮などの消臭効果が期待できる。
吹出口9に、除菌処理の対象となる処理対象物Tを収容する処理アタッチメント45が着脱可能に装着されており、
処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、該処理アタッチメント45内に収容された処理対象物Tに対して乾燥風が送給されるように構成されており、
処理アタッチメント45を吹出口9から取り外したとき、放電部19が第1のモードで駆動され、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、放電部19が第2のモードで駆動されるように構成されているドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、吹出口9に、除菌処理の対象となる処理対象物Tを収容する処理アタッチメント45が着脱可能に装着されており、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、該処理アタッチメント45内に収容された処理対象物Tに対して乾燥風が送給されるように構成したので、処理アタッチメント45内に収容された処置対象物Tに対してより効率的に乾燥風を送給することができ、ドライヤーを使った処理対象物Tに対する乾燥処理効率の向上と除菌処理効率の向上を図ることができる。また、処理アタッチメント45を吹出口9から取り外したとき、放電部19が第1のモードで駆動され、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、放電部19が第2のモードで駆動されるように構成したので、処理アタッチメント45を吹出口9に装着するだけで、自動的に放電部19の駆動モードが第1のモードから第2のモードへ切り換わり、オゾンを含む乾燥風を処理対象物Tに送給することができる。したがって、別途専用操作を行うことなく、処理対象物Tに対する除菌処理を確実に実行することができる。
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、乾燥風にイオン種およびオゾンを供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてイオン種が生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備えており、
放電部19は、相対移動可能に隣接して配される一対の電極28・29を有し、
第1のモードにおいては、両電極28・29の隣接距離が相対的に大きく、第2のモードにおいては、両電極28・29の隣接距離が相対的に小さく構成されており、
一対の電極28・29(放電電極28と対向電極29)の少なくとも一方を、両電極28・29の接離方向(前後方向)に変位させて、両電極28・29の隣接距離を第1のモードまたは第2のモードに変更操作する操作部110が設けられているドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、操作部110の操作で乾燥処理に好適な乾燥風と、除菌処理に好適な乾燥風とを択一的に選択できるので、操作部110の操作だけで処理目的に応じた乾燥風を吹出口9から対象に向かって送給できる。
操作部110が、送風部16および放電部19の作動状態を切換え操作する電源スイッチ3を含んで構成されているドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、電源スイッチ3に連動して放電部19の駆動モードを変更できるので、電源スイッチ3に加え別途モード切り替え用のスイッチ等を設ける必要がない分、ヘアードライヤーの構造を簡素化でき、外観デザインもすっきりとしたものとすることができる。
乾燥風を送給する送風部16と、放電部19とを備え、
送風部16の出力は少なくとも大小2段階に変更可能となっており、
放電部19は間欠的に駆動するように構成されており、
送風部16の相対的に小さい出力(小出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて、送風部16の前記出力(小出力)時よりも大きい出力(大出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比を大きく設定していることを特徴とするドライヤー。
さらに具体的に表現すると、
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
乾燥風にイオン種(イオン)および/またはオゾンを供給する放電部19と、を備え、
送風部16の出力は少なくとも大小2段階に変更可能となっており、
放電部19は間欠的に駆動するように構成されており、
送風部16の相対的に小さい出力(小出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて、送風部16の前記出力(小出力)時よりも大きい出力(大出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比を大きく設定していることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、ユーザーの好みに応じて乾燥風の風量を調整できる。乾燥対象物への距離があったとしても送風部16を大出力にしていれば小出力に劣らない風量とイオン種量(イオン量)またはオゾン量を送給することができる。このように、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を、送風部16の小出力時に比べて大出力時の方を大きく設定することで、風量の増大に合わせてイオン種(イオン)またはオゾンの発生量を増大させることができる。またトランスを1つにできソフト上の設定で放電部19から発生するイオン種量(イオン量)またはオゾン量を調整できるのでコスト的にも有利である。なお、放電部19は、主に水分供給用のイオン種(イオン)を発生・供給するタイプ、主に除菌用のイオン種(イオン)を発生・供給するタイプ、或いは除菌、消臭用のオゾンを発生・供給するタイプのいずれであってもよい。または、イオン種(イオン)とオゾンを同時に発生・供給する放電部19であってもよい。また、少なくとも大小2段階とは、送風部16の出力が大小3段階(1段階よりも2段階の方が風量が大きく、2段階よりも3段階の方が風量が大きい意味である、以下大小4段階、大小5段階・・・も同じように考える)以上のものを含む意味である。したがって段階切り換えではなく風量の無段階切り換え、すなわち風量の連続調整タイプも「少なくとも大小2段階」の概念に含まれるものとする。なお、電源オフ、つまり送風部16の出力ゼロは1段階としてカウントしていない。送風部16の出力が大小3段階であれば、放電部19はそれに応じて、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を、段階的に大きく設定することで、風量増大に合わせてイオン種量(イオン量)またはオゾン量を増大することができる。ドライヤーとは、ヘアードライヤー、靴乾燥用ドライヤー、浴室乾燥用ドライヤー、脱衣室に設置される衣類乾燥用或いは身体乾燥用ドライヤーなど用途は様々である。上述の内容は以下の特徴表現についても同じく適用できるものとする。
乾燥風を送給する送風部16と、乾燥風を加熱する熱源20と、放電部19とを備え、
送風部16の出力は少なくとも大小2段階に変更可能となっており、
放電部19は間欠的に駆動するように構成されており、
送風部16の相対的に小さい出力(小出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて、送風部16の前記出力(小出力)時よりも大きい出力(大出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比を大きく設定していることを特徴とするドライヤー。
さらに具体的に表現すると、
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
乾燥風を加熱する熱源20と、
乾燥風にイオン種(イオン)および/またはオゾンを供給する放電部19と、を備え、
送風部16の出力は少なくとも大小2段階に変更可能となっており、
放電部19は間欠的に駆動するように構成されており、
送風部16の相対的に小さい出力(小出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて、送風部16の前記出力(小出力)時よりも大きい出力(大出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比を大きく設定していることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、ユーザーの好みに応じて乾燥風の風量を調整できる。しかも乾燥風を熱源20により温風とすることができ乾燥能力を向上させることができる。乾燥対象物への距離があったとしても送風部16を大出力にしていれば小出力に劣らない風量とイオン種量(イオン量)またはオゾン量を送給することができる。このように、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を、送風部16の小出力時に比べて大出力時の方を大きく設定することで、風量の増大に合わせてイオン種(イオン)またはオゾンの発生量を増大させることができる。またトランスを1つにできソフト上の設定で放電部19から発生するイオン種量(イオン量)またはオゾン量を調整できるのでコスト的にも有利である。
乾燥風を送給する送風部16と、乾燥風を加熱する熱源20と、放電部19とを備え、
送風部16の出力は少なくとも大小2段階に変更可能となっており、
放電部19は間欠的に駆動するように構成されており、
送風部16の相対的に小さい出力(小出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて、送風部16の前記出力(小出力)時よりも大きい出力(大出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比を大きく設定しており、
熱源20の出力はオンとオフに変更可能となっており、
熱源20のオン出力時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて熱源20のオフ出力(ゼロ出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティーを大きく設定したことを特徴とするドライヤー。
さらに具体的に表現すると、
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
乾燥風を加熱する熱源20と、
乾燥風にイオン種(イオン)および/またはオゾンを供給する放電部19と、を備え、
送風部16の出力を少なくとも大小2段階に変更可能となっており、
放電部19は間欠的に駆動するように構成されており、
送風部16の相対的に小さい出力(小出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて、送風部16の前記出力(小出力)時よりも大きい出力(大出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティー比を大きく設定しており、
熱源20の出力はオンとオフに変更可能となっており、
熱源20のオン出力時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて熱源20のオフ出力(ゼロ出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティーを大きく設定したことを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、ユーザーの好みに応じて乾燥風の風量を調整できる。しかも乾燥風を熱源20により温風とすることができ乾燥能力を向上させることができる。乾燥対象物への距離があったとしても送風部16を大出力にしていれば小出力に劣らない風量とイオン種量(イオン量)またはオゾン量を送給することができる。このように、放電部19を間欠的に駆動するための間欠駆動のデューティー比を、送風部16の小出力時に比べて大出力時の方を大きく設定することで、風量の増大に合わせてイオン種(イオン)またはオゾンの発生量を増大させることができる。またトランスを1つにできソフト上の設定で放電部19から発生するイオン種量(イオン量)またはオゾン量を調整できるのでコスト的にも有利である。放電部19は、湿度が高い空間ではイオン種(イオン)またはオゾンの発生効率が低下するため、それを補う必要がある。熱源20のオン出力時における放電部19の間欠駆動のデューティー比に比べて熱源20のオフ出力(ゼロ出力)時における放電部19の間欠駆動のデューティーを大きく設定しているので、放電部19で生成されるイオン種量(イオン量)またはオゾン量の低下を抑制することができる。
上記の実施例12、13では、操作部110で放電電極28および対向電極29の隣接距離を接離させて、放電部19の駆動モードを変更した。このように操作部110で放電部19の駆動モードを変更する構成は、実施例1から10で採用した放電部19の駆動ユニット18にも適用できる。具体的には、ヘアードライヤーは、本体ケース1またはグリップ2に設けられる電源スイッチ3に連動して変位操作される操作部110を備えており、電源スイッチ3を操作することにより、操作部110でリレースイッチ42をオフ状態とオン状態とに切り換えることができるように構成されている。なお、処理アタッチメント45の操作片69は省略される。これによれば、電源スイッチ3(操作部110)の操作で変圧比の小さい第1のトランス39と変圧比の大きい第2のトランス40とを択一的に切換えて、放電部19の駆動モードを第1のモードまたは第2のモードに変更することができる。このような構成に係るドライヤー(ヘアードライヤー)は以下のように表現できる。
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、乾燥風にイオン種(イオン)およびオゾンを供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてイオン種(イオン)が生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備えており、
放電部19は駆動ユニット18で駆動され、該駆動ユニット18は、入力された電圧を上昇させて出力する昇圧回路17を含み、第2のモードにおいては、第1のモードに比べて大きな電圧を放電部19に印加しており、
昇圧回路17は、変圧比が大小に異なる複数のトランス39・40を有し、トランス39・40が択一的に切換えられて、放電部19に印加される電圧が大小に変更されるように構成されており、
昇圧回路17の電気回路を第1のトランス39または第2のトランス40に切換えて、放電部19の駆動モードを第1のモードまたは第2のモードに変更操作する操作部110が設けられており、
操作部110が、送風部16および放電部19の作動状態を切換え操作する電源スイッチ3を含んで構成されているドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、電源スイッチ3に連動して放電部19の駆動モードを変更できるので、電源スイッチ3に加え別途モード切り替え用のスイッチ等を設ける必要がない分、ヘアードライヤーの構造を簡素化でき、外観デザインもすっきりとしたものとすることができる。
上記のような放電部19の駆動モードを操作部110で変更する構成に係るドライヤー(ヘアードライヤーなど)は以下のように表現できる。
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、乾燥風にイオン種(イオン)およびオゾンを供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてイオン種(イオン)が生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備えており、
放電部19の駆動モードを第1のモードまたは第2のモードに変更操作する操作部110が設けられているドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、操作部110の操作で乾燥処理に好適な乾燥風と、除菌処理に好適な乾燥風とを択一的に選択できるので、操作部110の操作だけで処理目的に応じた乾燥風を吹出口9から対象に向かって送給できる。
操作部110は、送風部16および放電部19の駆動状態を制御する電源スイッチ3を含み、
電源スイッチ3は、スライド式のスイッチ本体4と、該スイッチ本体4のポジションを変更操作するスライドノブ5とを備えており、
スイッチ本体4が、送風部16の駆動が停止される第1のポジションと、送風部16が駆動され、かつ放電部19が第1のモードで駆動される第2のポジションと、送風部16が駆動され、かつ放電部19が第2のモードで駆動される第3のポジションとの少なくとも3つのポジションに切換え可能に構成されているドライヤー。なお、電源スイッチ3は、送風部16および放電部19に加えヒーター(熱源)20の駆動状態を制御できるようにすることも可能である。スライド式のスイッチ本体4は直線往復操作される構造のほか回転往復操作されるスイッチ構造を含むものである。したがって、回転往復操作されるスイッチ構造であればスライドノブ5の構成はダイヤル方式となる。
上記のように構成したドライヤーによれば、電源スイッチ3に連動して放電部19の駆動モードを変更できるので、電源スイッチ3に加え別途モード切り替え用のスイッチ等を設ける必要がない分、ヘアードライヤーの構造を簡素化でき、外観デザインもすっきりとしたものとすることができる。
また、スイッチ本体4は、送風部16の駆動が停止されるポジション(オフ)と、送風部16が低速で駆動され、かつ放電部19が第1のモードで駆動されるポジション(イオン冷風)と、送風部16が低速で駆動されるとともにヒーター20が駆動され、かつ放電部19が第1のモードで駆動されるポジション(イオン弱温風)と、送風部16が高速で駆動されるとともにヒーター20が駆動され、かつ放電部19が第1のモードで駆動されるポジション(イオン強温風)と、送風部16が高速で駆動されるとともにヒーター20が駆動され、かつ放電部19が第2のモードで駆動されるポジション(オゾン強温風)との5つのポジションを備えるように構成することもできる。
上記実施例12、13では、放電部19を第1のモードまたは第2のモードに切り換えたが、例えば実施例12、13の変形例として、一対の電極28・29の隣接距離が相対的に異なる位置関係としたときにイオン種の発生量について大小変更できる、或いはオゾンの発生量について大小変更できる位置関係に設定できる。つまり第1のモードにおいて複数の段階で一対の電極の距離を変更でき、また、第2のモードにおいて複数の段階で一対の電極距離を変更できる。
この変形例のドライヤー(ヘアードライヤーなど)は以下のように表現できる。
すなわち
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、乾燥風にイオン種(イオン)を供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてイオン種(イオン)が生成されるモードを備えており、
放電部19は、相対移動可能に隣接して配される一対の電極28・29を有し、
イオン種(イオン)が生成されるモードにおいて両電極28・29の隣接距離を変更可能に構成していることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、例えば毛髪などを乾燥させるときにおいて、両電極28・29の隣接距離を相対的に大きくすれば少量のイオン種を生成でき、両電極28・29の隣接距離を相対的に小さくすれば、隣接距離が相対的に大きな位置関係にある場合に比べて多くの量のイオン種を生成できる。したがって該イオン種により乾燥風中に含まれる水分などを帯電させて、毛髪にユーザーの好みに応じた量のマイナスイオン(イオン)を含む乾燥風を送給することができる。
上記構成であって、
一対の電極28・29の隣接距離を変更操作する操作部110が設けられていることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、操作部110の操作で少量のイオン種生成とそれよりも多いイオン種の生成とを択一的に選択できるので、操作部110の簡単な操作だけで使用者の意志に沿ったイオン種の量、すなわちマイナスイオン(イオン)の量に調整できる。
上記構成であって、
操作部110が、送風部16および放電部19の作動状態を切換え操作する電源スイッチ3を含んで構成されていることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、電源スイッチ3に連動して放電部19の一対の電極28・29の隣接距離を変更できるので、電源スイッチ3に加え別途モード切り替え用のスイッチ等を設ける必要がない分、ドライヤーの構造を簡素化でき、外観デザインもすっきりとしたものとすることができる。
さらに上記変形例のドライヤー(ヘアードライヤーなど)は以下のように表現できる。
すなわち
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、乾燥風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、乾燥風にオゾンを供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてオゾンが生成されるモードを備えており、
放電部19は、相対移動可能に隣接して配される一対の電極28・29を有し、
オゾンが生成されるモードにおいて両電極28・29の隣接距離を変更可能に構成していることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、例えばくつや衣服などを乾燥させるときにおいて、両電極28・29の隣接距離を相対的に大きくすれば少量のオゾンを生成でき、両電極28・29の隣接距離を相対的に小さくすれば、隣接距離が相対的に大きな位置関係にある場合に比べて多くの量のオゾンを生成できる。したがってユーザーの好みに応じた量のオゾンを含む乾燥風を送給することができる。
上記構成であって、
一対の電極28・29の隣接距離を変更操作する操作部110が設けられていることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、操作部110の操作で少量のオゾンの生成とそれよりも多いオゾンの生成とを択一的に選択できるので、操作部110の簡単な操作だけで使用者の意志に沿ったオゾンの量に調整できる。
上記構成であって、
操作部110が、送風部16および放電部19の作動状態を切換え操作する電源スイッチ3を含んで構成されていることを特徴とするドライヤー。
上記のように構成したドライヤーによれば、電源スイッチ3に連動して放電部19の一対の電極28・29の隣接距離を変更できるので、電源スイッチ3に加え別途モード切り替え用のスイッチ等を設ける必要がない分、ドライヤーの構造を簡素化でき、外観デザインもすっきりとしたものとすることができる。
上記実施例12、13や上記実施例12、13の変形例では、ドライヤーに関する技術を説明したものであるが、このドライヤーは、除菌消臭器、空気清浄機などの家庭用または業務用の電気機器のカテゴリーに含まれるものである。したがって、説明内容でドライヤーに限らず電気機器としての発明とすることができる技術は以下のように表現できる。
すなわち、
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、風にイオン種(イオン)を供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてイオン種(イオン)が生成されるモードを備えており、
放電部19は、相対移動可能に隣接して配される一対の電極28・29を有し、
イオン種(イオン)が生成されるモードにおいて両電極28・29の隣接距離を変更可能に構成していることを特徴とする電気機器。
上記のように構成した電気機器によれば、例えば、居間、トイレ、身のまわりなどの空間にイオン(除菌イオン含む)を供給してイオンを含む空間とする場合、両電極28・29の隣接距離を相対的に大きくすれば少量のイオン種を生成でき、両電極28・29の隣接距離を相対的に小さくすれば、隣接距離が相対的に大きな位置関係にある場合に比べて多くの量のイオン種を生成できる。したがって該イオン種により送風部で生起された風の中に含まれる水分などを帯電させて、ユーザーの好みに応じた量のマイナスイオン(イオン)を含む風を空間に送給することができる。電気機器は、ドライヤーや空気清浄機に限らず、パソコン、テレビ、扇風機、サーキュレーターなどであってもよい。
上記構成であって、
一対の電極28・29の隣接距離を変更操作する操作部110が設けられていることを特徴とする電気機器。
上記のように構成した電気機器によれば、操作部110の操作で少量のイオン種生成とそれよりも多いイオン種の生成とを択一的に選択できるので、操作部110の簡単な操作だけで使用者の意志に沿ったイオン種の量、すなわちマイナスイオン(イオン)の量に調整できる。
上記構成であって、
操作部110が、送風部16および放電部19の作動状態を切換え操作する電源スイッチ3を含んで構成されていることを特徴とする電気機器。
上記のように構成した電気機器によれば、電源スイッチ3に連動して放電部19の一対の電極28・29の隣接距離を変更できるので、電源スイッチ3に加え別途モード切り替え用のスイッチ等を設ける必要がない分、電気機器の構造を簡素化でき、外観デザインもすっきりとしたものとすることができる。
さらに、
本体ケース1の内部に形成され、一端に吹出口9が開口される導風路10と、
導風路10に配されて、風を吹出口9へ向かって送給する送風部16と、
本体ケース1に設けられ、風にオゾンを供給する放電部19と、を備え、
放電部19の駆動モードは、主としてオゾンが生成されるモードを備えており、
放電部19は、相対移動可能に隣接して配される一対の電極28・29を有し、
オゾンが生成されるモードにおいて両電極28・29の隣接距離を変更可能に構成していることを特徴とする電気機器。
上記のように構成した電気機器によれば、例えば、居間、トイレ、身のまわりなどの空間にオゾンを供給してオゾンを含む除菌空間とする場合、両電極28・29の隣接距離を相対的に大きくすれば少量のオゾンを生成でき、両電極28・29の隣接距離を相対的に小さくすれば、隣接距離が相対的に大きな位置関係にある場合に比べて多くの量のオゾンを生成できる。したがってユーザーの好みに応じた量のオゾンを含む風を空間に送給することができる。
上記構成であって、
一対の電極28・29の隣接距離を変更操作する操作部110が設けられていることを特徴とする電気機器。
上記のように構成した電気機器によれば、操作部110の操作で少量のオゾンの生成とそれよりも多いオゾンの生成とを択一的に選択できるので、操作部110の簡単な操作だけで使用者の意志に沿ったオゾンの量に調整できる。
上記構成であって、
操作部110が、送風部16および放電部19の作動状態を切換え操作する電源スイッチ3を含んで構成されていることを特徴とする電気機器。
上記のように構成した電気機器によれば、電源スイッチ3に連動して放電部19の一対の電極28・29の隣接距離を変更できるので、電源スイッチ3に加え別途モード切り替え用のスイッチ等を設ける必要がない分、電気機器の構造を簡素化でき、外観デザインもすっきりとしたものとすることができる。
(実施例14) 図21に本発明に係るドライヤーをヘアーブロッサーに適用した実施例14を示す。ヘアーブロッサーは、グリップ2を兼ねる縦長円筒状の本体ケース1を備える。電源スイッチ3は本体ケース1に配置されており、スライドノブ5は本体ケース1の周面に露出している。毛髪の乾燥処理の際には、吹出口9に不図示のブローブラシやカールブラシが装着される。このようにヘアードライヤー(ドライヤー)はグリップ2を備えていないケース構造を含むものであってもよい。
本体ケース1の下端には、メッシュ体からなる吸込グリルで覆われた空気の吸込口8が設けられ、上端には乾燥風の吹出口9が設けられており、本体ケース1の内部に吸込口8から吹出口9へ至る導風路10が形成されている。導風路10は、送風部16、駆動ユニット18、ヒーター(熱源)20、放電部19などが、導風路10の中心軸線に沿って上流側から下流側に向かって記載順に配置されている。
処理アタッチメント45は、円筒状の装着部54と、装着部54で回転自在に軸支される回転軸115と、該回転軸115の上端に一体に形成される、上方に開口部を有する有底円筒状の網かごからなる回転かご116と、回転かご116の上方開口部を揺動開閉する円盤状のかご蓋117などを備える。本実施例では回転かご116およびかご蓋117が容器体46として構成されている。回転軸115は、装着部54の筒内部に設けられたボス118で軸支されており、ボス118は放射状の複数の支持腕119で装着部54の筒内面に連結されている。装着部54と回転かご116との間の回転軸115には、軸流ファン型の受風羽根120が設けられている。かご蓋117は、その盤面に複数の通気開口121を備えており、前縁部のヒンジ122を支点にして揺動開閉でき、後縁部の係合爪123で閉塞位置に保持される。
回転かご116(容器体46)内に処理対象物Tを収容し、吹出口9に処理アタッチメント45を装着することにより、操作片69でリレースイッチ42が押込み操作されて、放電部19の駆動モードが第1のモードから第2のモードに切り換わり、さらに回転かご116は、受風羽根120が装着部54を介して吹出口9から吹き出される乾燥風を受けて回転する。これにて、処理対象物Tを回転させつつオゾンを含んだ乾燥風を送給して除菌処理を行うことができる。吹出口9に装着された処理アタッチメント45を分離すると、放電部19の駆動モードが第2のモードから第1のモードに切り換わる。このように、本発明はヘアードライヤー以外にも適用することができる。
(実施例15) 図22に本発明に係るヘアードライヤーの実施例15を示す。本実施例では、放電部19を導風路10外の本体ケース1に設けた点が実施例1と相違する。具体的には、本体ケース1の前端に、円形の吹出口9から上方に膨出する膨出部126が形成されており、該膨出部126の内部が放電部19を収容する、前方に開口を有する収容室127として区画されている。吹出口9から収束ノズル12が取り外されているとき、あるいは吹出口9に収束ノズル12が装着されているときにおいては、放電部19で生成され、収容室127の前方の開口から放出されたイオン種およびオゾンは、吹出口9あるいは収束ノズル12から吹き出される乾燥風の速度に起因するベンチュリー効果により、乾燥風の流れに引き寄せられて乾燥風に供給される。処理アタッチメント45の装着部54は、吹出口9および膨出部126に対応する形状に形成されており、処理アタッチメント45を吹出口9に装着したとき、吹出口9および収容室127の前方開口は、導入口56と正対する。これにより、放電部19で生成されたイオン種およびオゾンは、収容室127の前方の開口から導入口56へ放出され乾燥風に供給される。
上記のように、導風路10外に放電部19を配置した場合であっても、乾燥風にイオン種およびオゾンを供給することができる。なお、導風路10と収容室127とを連通する開口を設けて、導風路10を送給される乾燥風の一部を収容室127を介して前方に吹き出すように構成することもできる。この場合には、収容室127は、乾燥風の副流路として構成され、副流路を流れる乾燥風にイオン種およびオゾンを供給する。
上記の各実施例では、放電部19が第1のモードから第2のモードに切り換わったとき、ヒーター20の熱出力を標準から高温に変更したが、これとは逆にヒーター20の熱出力を標準から低温に変更することもできる。この場合には、ヒーター制御部25は、ヒーター20の熱出力が、標準出力と該標準出力よりも低い発熱量の低温出力との2通りの熱出力で駆動できるように構成する。リレースイッチ42がオンに切り換わると、ヒーター20の熱出力値が標準から低温に変更される。このように構成したヘアードライヤーによれば、熱源20における消費電力を乾燥処理時よりも低減することができるので、消費電力を抑えつつ処理対象物Tを除菌処理できる。
上記の各実施例では、処理アタッチメント45の着脱、あるいは操作部110の操作により、放電部19の駆動モードを変更できるように構成したが、放電部19の駆動モードを第1のモードあるいは第2のモードに変更操作するための専用のモードスイッチ(操作部110)を設けることができる。具体的には、ヘアードライヤーは、送風部16の駆動状態を制御する主電源と、熱源20および放電部19の駆動状態を制御する温冷スイッチと、放電部19の駆動モードを変更するモードスイッチとを備える。
主電源がオフ状態のとき、送風部16、熱源20、および放電部19は停止しており、主電源がオン状態に切換えられると送風部16が駆動される。このとき、温冷スイッチがオフ状態であれば熱源20および放電部19は停止しており、常温の乾燥風が吹出口9から吹き出される。一方、温冷スイッチがオン状態であれば熱源20および放電部19が駆動され、加温されるとともに放電部19で生成されたイオン種およびオゾンを含む乾燥風が吹出口9から吹き出される。放電部19は、モードスイッチで選択されている駆動モードで駆動され、乾燥処理に好適な乾燥風、あるいは除菌処理に好適な乾燥風に切り換えられる。
モードスイッチは、先の実施例12における操作杆112に相当する操作部材を備えるものとすることができる。リレースイッチ42によって第1のトランス39と第2のトランス40とが切換えられて駆動モードが変更される形態のドライヤーにおいては、操作部材でリレースイッチ42をオンオフ操作できるように構成する。また、放電電極28および対向電極29の隣接距離が接離されて駆動モードが変更される形態のドライヤーにおいては、操作部材で放電電極28および/または対向電極29を接離操作できるように構成する。
本発明のドライヤーでは、放電部19を第2のモードとして駆動したとき、オゾンを含む乾燥風を吹出口9から直接、手足などに吹き付けて人体表面の除菌処理を行うことも可能である。また、靴や鞄など身の回りの小物、食器、ドアの取手、水栓の操作レバーなどにオゾンを含む乾燥風を吹出口9から直接吹き付けて除菌処理することも可能である。
本発明のドライヤーは、毛髪を乾燥させるものに限らず、手足などの人体表面、犬や猫などの動物用のドライヤーにも適用できる。
1 本体ケース
9 吹出口
10 導風路
16 送風部
17 昇圧回路
18 駆動ユニット
19 放電部
20 熱源(ヒーター)
39 トランス(第1トランス)
40 トランス(第2トランス)
45 処理アタッチメント
46 容器体
47 周囲壁
48 底壁
49 カップ体
50 蓋体
54 装着部
56 導入口
57 凹み部
58 下開口
59 上開口
73 気流生成手段
74 変向壁
77 スタンド
78 連結体
79 脚体
83 変向翼
86 保持体
88 ベース壁
89 フィン
91 かご体
93 保持棒
G 間隙
H 導入口の中心軸線
T 処理対象物
θ 導入口の中心軸線と変向壁の壁面とで規定される角度

Claims (5)

  1. 本体ケース(1)の内部に形成され、一端に吹出口(9)が開口される導風路(10)と、
    導風路(10)に配されて、乾燥風を吹出口(9)へ向かって送給する送風部(16)と、
    本体ケース(1)に設けられ、乾燥風にイオンおよびオゾンを供給する放電部(19)と、を備え、
    放電部(19)の駆動モードが、主としてイオンが生成される第1のモードと、該第1のモードに比べて相対的に多くのオゾンが生成される第2のモードとを備え
    吹出口(9)に、除菌処理の対象となる処理対象物(T)を収容する処理アタッチメント(45)が着脱可能に装着されており、
    処理アタッチメント(45)を吹出口(9)に装着したとき、該処理アタッチメント(45)内に収容された処理対象物(T)に対して乾燥風が送給されるように構成されており、
    吹出口(9)は前方に向かって開口されており、
    処理アタッチメント(45)は、処理対象物(T)を収容する、前後左右を囲む周囲壁(47)を有する中空容器状の容器体(46)を備えており、
    周囲壁(47)の後部に、処理アタッチメント(45)を吹出口(9)に装着するための装着部(54)が形成され、該装着部(54)に吹出口(9)から吹き出された乾燥風を容器体(46)の内部に導入する導入口(56)が形成されており、
    処理アタッチメント(45)に、容器体(46)の内部に導入された乾燥風に上向きの流れを生じさせる気流生成手段(73)が設けられており、
    容器体(46)が、筒状の周囲壁(47)および該周囲壁(47)の下側の開口を塞ぐ底壁(48)を有する有底容器状のカップ体(49)と、該カップ体(49)の上側の開口を開閉する蓋体(50)とを備えていることを特徴とするドライヤー。
  2. 気流生成手段(73)が、蓋体(50)に開設された、容器体(46)を内外に連通する上開口(59)を含む請求項1に記載のドライヤー。
  3. 容器体(46)の底壁(48)に、容器体(46)を内外に連通する下開口(58)が開設されている請求項に記載のドライヤー。
  4. 上開口(59)の開口面積の総和が、下開口(58)の開口面積の総和よりも大きく設定されている請求項3に記載のドライヤー。
  5. 乾燥風の導入口(56)の下端が、カップ体(49)の底壁(48)の上面よりも上方に位置して、容器体(46)の底部に凹み部(57)が設けられている請求項に記載のドライヤー。
JP2021089164A 2020-10-20 2021-05-27 ドライヤー Active JP7614014B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021091699A JP2022067611A (ja) 2020-10-20 2021-05-31 ドライヤー
JP2021100943A JP2022067614A (ja) 2020-10-20 2021-06-17 ドライヤー

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020176268 2020-10-20
JP2020176268 2020-10-20

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021091699A Division JP2022067611A (ja) 2020-10-20 2021-05-31 ドライヤー
JP2021100943A Division JP2022067614A (ja) 2020-10-20 2021-06-17 ドライヤー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022067610A JP2022067610A (ja) 2022-05-06
JP7614014B2 true JP7614014B2 (ja) 2025-01-15

Family

ID=81390589

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021089164A Active JP7614014B2 (ja) 2020-10-20 2021-05-27 ドライヤー
JP2021091699A Pending JP2022067611A (ja) 2020-10-20 2021-05-31 ドライヤー
JP2021100943A Pending JP2022067614A (ja) 2020-10-20 2021-06-17 ドライヤー

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021091699A Pending JP2022067611A (ja) 2020-10-20 2021-05-31 ドライヤー
JP2021100943A Pending JP2022067614A (ja) 2020-10-20 2021-06-17 ドライヤー

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP7614014B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023148864A (ja) * 2022-03-30 2023-10-13 株式会社 片野工業 イオン・オゾン風発生装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002320665A (ja) 2001-04-26 2002-11-05 Yasunaga Corp オゾンクリーナ
JP2008243821A (ja) 2008-04-24 2008-10-09 Kyushu Hitachi Maxell Ltd イオン発生器具
US20110197466A1 (en) 2010-02-12 2011-08-18 Farouk Systems, Inc. Hair dryer
JP2015526688A (ja) 2013-07-01 2015-09-10 ハイセンス ロンシェン(グァンドン) リフリジレイター カンパニー リミテッドHisense Ronshen (Guangdong) Refrigerator Co., Ltd 冷蔵庫用鮮度保持殺菌装置及び制御方法
JP2017055713A (ja) 2015-09-17 2017-03-23 阿部 洋 ダニ殺し兼乾燥機
JP2020062401A (ja) 2018-10-12 2020-04-23 ヤーマン株式会社 ドライヤー及びドライヤー用アタッチメント

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0240952Y2 (ja) * 1988-08-22 1990-10-31
JPH0627617Y2 (ja) * 1990-03-24 1994-07-27 日本電子材料株式会社 オゾン発生器
JPH0847415A (ja) * 1994-08-08 1996-02-20 Nichiei Denki Sangyo Kk オゾン発生装置を備えたヘアドライヤー
JPH0910493A (ja) * 1995-06-28 1997-01-14 Keiko Ikeda 小物乾燥機
JP2004243080A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Hokkaido Ishida Kk 長靴乾燥除菌方法およびその装置
JP3097758U (ja) * 2003-05-13 2004-02-05 株式会社クレイツ ヘアドライヤー
JP4120685B2 (ja) * 2006-05-26 2008-07-16 松下電工株式会社 静電霧化装置
JP2009231199A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Yac Co Ltd オゾンおよびマイナスイオン発生器
JP2013000275A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Sharp Corp ドライヤー
JP2013094207A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Panasonic Corp 電気掃除機
JP6508624B2 (ja) * 2014-04-11 2019-05-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱送風装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002320665A (ja) 2001-04-26 2002-11-05 Yasunaga Corp オゾンクリーナ
JP2008243821A (ja) 2008-04-24 2008-10-09 Kyushu Hitachi Maxell Ltd イオン発生器具
US20110197466A1 (en) 2010-02-12 2011-08-18 Farouk Systems, Inc. Hair dryer
JP2015526688A (ja) 2013-07-01 2015-09-10 ハイセンス ロンシェン(グァンドン) リフリジレイター カンパニー リミテッドHisense Ronshen (Guangdong) Refrigerator Co., Ltd 冷蔵庫用鮮度保持殺菌装置及び制御方法
JP2017055713A (ja) 2015-09-17 2017-03-23 阿部 洋 ダニ殺し兼乾燥機
JP2020062401A (ja) 2018-10-12 2020-04-23 ヤーマン株式会社 ドライヤー及びドライヤー用アタッチメント

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022067610A (ja) 2022-05-06
JP2022067614A (ja) 2022-05-06
JP2022067611A (ja) 2022-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2047179B1 (en) Humidifeir with controlled heated scent mechanism
KR100996307B1 (ko) 신발 살균 및 건조 기능을 구비한 신발장용 기체유도장치
JP2013508667A (ja) 加湿器用uv除菌室
KR20150117430A (ko) 스팀을 이용한 신발의 살균,탈취,건조장치 및 방법
US20220347333A1 (en) Portable dry sanitizing compartment
US10576404B2 (en) Air blower apparatus
WO2012153605A1 (ja) 毛髪の加湿及び損傷軽減方法並びに毛髪の加湿及び損傷軽減装置
JP7614014B2 (ja) ドライヤー
JP2023003230A (ja) 除菌消臭装置
JP2025111837A (ja) 消毒装置
US20150343166A1 (en) Apparatus to dry, weigh and sanitize body
US12042101B2 (en) Drying apparatus and related methods
KR101849941B1 (ko) 옷걸이형 의류 살균 탈취기 및 그 작동 방법
JP5150923B2 (ja) 空気清浄マイナスイオン香り発生器
JP2012254317A5 (ja)
CN110897362A (zh) 一种护理装置、鞋柜及衣柜
JP2009136305A (ja) ドライヤー
JP2012254317A (ja) 毛髪の加湿及び損傷軽減方法並びに毛髪の加湿及び損傷軽減装置
CN205368829U (zh) 挂烫机
JP5047894B2 (ja) アイロン
KR20180035019A (ko) 살균 및 건조 기능을 구비한 칫솔걸이
JP5138618B2 (ja) 付着臭除去方法、付着臭除去装置およびそれを備えた頭部被覆体付着臭除去装置
CN211686747U (zh) 一种喷香垃圾桶
CN112179068B (zh) 消毒锅、消毒锅的安全烘干方法
CN208942953U (zh) 一种牙刷消毒器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20241219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20241226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7614014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150