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JP7614052B2 - 地図データ作成装置、地図データ評価装置及び地図データ作成方法 - Google Patents
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JP7614052B2 - 地図データ作成装置、地図データ評価装置及び地図データ作成方法 - Google Patents

地図データ作成装置、地図データ評価装置及び地図データ作成方法 Download PDF

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Description

本発明は地図データ作成装置、地図データ評価装置及び地図データ作成方法に関する。
従来から、移動体にセンサを取り付け、センサによって取得された移動体の周辺の情報に基づいて、周辺環境の地図データを作成すると同時に、移動体自身の位置を推定する技術がある。
具体的に述べると、例えば、移動体は、レーザスキャナ等のセンサ、及び、移動体の車輪の回転数を検出する回転数検出手段等を備える。移動体は、回転数検出手段によって検出された回転数を用いて、移動体の位置及び向きを計算する(取得する。)。更に、移動体は、センサによって、移動体と移動体の周辺に存在する壁等の周辺の物体との間の距離を取得する。移動体は、取得したこれらの情報に基づいて、移動体の位置の推定及び移動体の周辺環境の地図データの作成を行う。このような技術は、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)とも称呼されている。
特許文献1は、物体の存在しない領域である削除対象領域を特定し、この削除対象領域に含まれる位置に相当する位置情報を地図データから削除することで、静止物体の位置情報のみが記録された静止物体地図を作成する技術を開示する。この従来技術は、移動体の周囲に動く物体(動的物体)が存在する場合に、その動的物体が存在する領域を、削除することによって地図データの品質を向上できる。
特開2020-166153号公報
しかしながら、従来技術は、地図データを作成する地図作成対象領域に、地図データの品質に影響を与える物体(ユーザが地図データに反映させることを意図していない物体)が存在する場合、その物体に関する情報を地図データから削除することができない。
即ち、地図データの作成に必要な情報を取得する場合において、移動体が移動する経路上に、一時的に存在する(一時的に静止した)障害物(移動物体)、急な坂道(傾斜部)、地面の凹凸等(これらの障害物は、「静的ノイズ物体」と称呼される。)が存在する場合がある。この場合において、静的ノイズ物体を壁等の静止物体と誤認識すると、静的ノイズ物体が実際には地図作成対象領域に存在しない静止物体として反映されてしまう静止物体地図が作成されてしまう。
従って、地図データを作成する場合、センサによって取得された静的ノイズ物体の情報は、地図データの作成に必要な情報から削除し、これにより、地図の正確性(品質)を向上させることが好ましい。そのために、静的ノイズ物体に関する情報(「静的ノイズ」とも称呼される。)が地図データに含まれているか否かを判定できることが求められている。
本発明は上述した課題を対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、静的ノイズ物体に関する情報が地図データに含まれているか否かを判定できる地図データ作成装置、地図データ評価装置及び地図データ作成方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の地図データ作成装置は、移動体に搭載され、前記移動体の周囲に照射波を照射することにより、前記照射波の物体上の反射点を測定点として検出し、前記測定点の前記移動体に対する相対的な位置を示す位置情報を取得する周囲センサと、前記移動体が地図作成対象領域を移動しながら前記周囲センサによって取得された前記測定点の前記位置情報に基づいて、静止している前記物体である静止物体が存在する位置を前記地図作成対象領域に対応する地図座標に記録することにより、前記静止物体が存在する位置を示す物体存在地図データを作成する情報処理装置と、を含み、前記情報処理装置は、前記物体存在地図データを作成した場合、作成した前記物体存在地図データにおいて、特定の複数の前記測定点の集合の各測定点の位置の単位面積当たりの密度である測定点密度と、所定の静的ノイズ閾値密度とを比較することにより、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体以外の特定の前記物体である静的ノイズ物体から取得された前記測定点に関する情報である静的ノイズであるか否かを判定する、
ように構成されている。
本発明の地図データ評価装置は、移動体に搭載され、前記移動体の周囲に照射波を照射することにより、前記照射波の物体上の反射点を測定点として検出し、前記測定点の前記移動体に対する相対的な位置を示す位置情報を取得する周囲センサと、前記移動体が地図作成対象領域を移動しながら前記周囲センサによって取得された前記測定点の前記位置情報に基づいて、静止している前記物体である静止物体が存在する位置を前記地図作成対象領域に対応する地図座標に記録することにより、前記静止物体が存在する位置を示す物体存在地図データを作成する情報処理装置と、を含み、前記情報処理装置は、前記物体存在地図データを作成した場合、作成した前記物体存在地図データにおいて、特定の複数の前記測定点の集合の各測定点の位置の単位面積当たりの密度である測定点密度と、所定の静的ノイズ閾値密度とを比較することにより、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体以外の特定の前記物体である静的ノイズ物体から取得された前記測定点に関する情報である静的ノイズであるか否かを判定することにより、作成した前記物体存在地図データの品質を評価する、ように構成されている。
本発明の地図データ作成方法は、移動体に搭載され、前記移動体の周囲に照射波を照射することにより、前記照射波の物体上の反射点を測定点として検出し、前記測定点の前記移動体に対する相対的な位置を示す位置情報を取得する周囲センサと、前記移動体が地図作成対象領域を移動しながら前記周囲センサによって取得された前記測定点の前記位置情報に基づいて、静止している前記物体である静止物体が存在する位置を前記地図作成対象領域に対応する地図座標に記録することにより、前記静止物体が存在する位置を示す物体存在地図データを作成する情報処理装置と、を用い、前記情報処理装置によって、前記物体存在地図データを作成した場合、作成した前記物体存在地図データにおいて、特定の複数の前記測定点の集合の各測定点の位置の単位面積当たりの密度である測定点密度と、所定の静的ノイズ閾値密度とを比較することにより、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体以外の特定の前記物体である静的ノイズ物体から取得された前記測定点に関する情報である静的ノイズであるか否かを判定する。
本発明によれば、静的ノイズ物体に関する情報が地図データに含まれているか否かを判定できる。
図1は本発明の第1実施形態に係る地図データ作成装置を備えた移動体の構成の一例を示す概略構成図である。 図2は地図データ作成装置のハードウエアの構成例を示すブロック図である。 図3は地図データ及び静的ノイズの概要を説明するための図である。 図4は静的ノイズの発生要因を説明するための図である。 図5は静的ノイズの発生要因を説明するための図である。 図6は静的ノイズと静止物体の判別方法を説明するための図である。 図7は静的ノイズと静止物体の判別方法を説明するための図である。 図8は本発明の第1実施形態に係る地図データ作成装置の地図評価部が実行する処理フローの一例を示すフローチャートである。 図9は本発明の第2実施形態に係る地図データ作成装置の地図評価部が実行する処理フローの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
<<第1実施形態>>
図1は本発明の第1実施形態に係る地図データ作成装置(以下、「第1地図データ作成装置」と称呼される。)を備えた移動体101の構成の一例を示す概略構成図である。
移動体101は、例えば、移動機構部101aを有した自動搬送機等の車両である。なお、移動体101は、走行機能を備えたロボットであってもよい。図示は省略するが、移動機構部101aの一例は、移動体101を移動させるために必要な機構であり、例えば、モータ、モータに電力を供給する電源部、モータによって駆動される駆動軸及び駆動輪等を含む。なお、移動機構部101aは、これらに限定されるものではない。移動体101を移動させることが可能な機構であれば、何れの機構も移動機構部101aに適用可能である。
移動体101は、距離センサ部102と、コントローラ部103とを含む。距離センサ部102は、例えば、移動体101に搭載されているレーザ距離センサで構成される。なお、以下、距離センサ部102は、「レーザ距離センサ102」とも称呼される場合がある。更に、距離センサ部102は、便宜上、「周囲センサ」とも称呼される場合がある。
レーザ距離センサ102は、電磁波であるレーザ光を照射波としてレーザ距離センサ102の周囲の所定の角度範囲(なお、この角度範囲は使用するレーザ距離センサ102の仕様により異なる。)に照射し、周囲の物体によって反射された反射光を受信する。これにより、距離センサ部102は、レーザ距離センサ102の位置を原点とした周囲の物体(物体のレーザ光の反射点)までの距離及び物体(反射点)の角度を測定する。なお、本明細書において、レーザ距離センサ102によって測定される物体上の点(反射点)は、「測定点」と称呼される。一つの測定点の距離及び角度の組は、測定点のレーザ距離センサ102(移動体)に対する相対位置を表し、測定点の「位置情報」とも称呼される。
レーザ距離センサ102は、1回の測定毎に、複数の測定点の距離及び角度(位置情報)のデータを取得し、取得した複数の測定点の距離及び角度(位置情報)のデータをコントローラ部103の内部の距離データ処理部104に送信する。このとき、レーザ距離センサ102が1回の測定で得た、複数の測定点の距離及び角度の組を「距離データ」と呼ぶ。例えば、レーザ距離センサ102が、左右135°の所定の角度範囲(合計270°の角度範囲)について距離測定を1回行った場合、取得された距離データは271個の測定点の距離及び角度(位置情報)の組から構成される。レーザ距離センサ102による1回の測定は、ごく短時間で終了するため、例えば、移動体101が静止しているときに限らず、移動しながらレーザ距離センサ102による計測を行い続けることにより、距離データを取得することも可能である。
コントローラ部103は、例えば、図2に示すコンピュータを用いて構成される。コンピュータは、CPU103a、ROM103b、RAM103c、読み書き可能な不揮発性の記憶装置(HDD)103d及びインターフェース(I/F)103e等を含む。これらは、バス103fを介して接続されている。CPU103aはROM103bに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現するようになっている。なお、コントローラ部103は、FPGA等のプログラマブルハードウェア回路等で実装されたものでもよい。コントローラ部103は、複数のコンピュータで構成されてもよい。コンピュータは、「情報処理装置」とも称呼される場合がある。
図1を再び参照すると、コントローラ部103は、機能ブロックとして、距離データ処理部104、移動制御部105及び地図データ処理部106を含む。なお、例えば、距離データ処理部104、移動制御部105及び地図データ処理部106(後述の地図作成部107及び地図評価部110)のそれぞれは、ROM103bに格納されたプログラムをCPU103aが実行することによって実現される。後述の地図データ記憶部108は、記憶装置(HDD)103d等で構成される。
距離データ処理部104は、レーザ距離センサ102から距離データを取得(受信)する。距離データ処理部104は、取得した距離データを移動制御部105に送信する。更に、距離データ処理部104は、ある地図作成対象領域の地図データを作成する場合において、地図データ作成に必要な複数回分の距離データを収集(取得、受信)すると、地図データ処理部106に、収集した距離データのセット(以下、「地図作成データセット」とも称呼される場合がある。)を送信(転送)する。
移動制御部105は、距離データ処理部104から距離データを受信する。移動制御部105は、移動機構部101aを制御することによって、移動体101の進行方向、移動速度等を制御することで、移動体101の移動を制御する。なお、移動制御部105は、距離データに基づいて、移動体101が自律走行するように、移動体101を制御してもよいし、ユーザによる操作に基づいて移動体101の移動を制御してもよい。
地図データ処理部106は、地図作成部107、地図データ記憶部108及び地図評価部110を含む。
地図作成部107は、距離データ処理部104から送信(転送)された複数回分の距離データのセット(地図作成データセット)を受信する。地図作成部107は、受信した複数回分の距離データのセットに基づいて、ある地図作成対象領域に対する地図データを作成する。
地図作成部107は、例えば、受信した複数回分の距離データのセットに基づいて、SLAMの技術により、地図データを作成する。このような地図データの作成方法は公知であるので簡単に説明すると、地図作成部107は、複数回分の距離データに基づいて、スキャンマッチング等の手法で地図作成対象領域に対応する2次元地図座標上の移動体101の位置を推定すると共に、測定点が取得された物体の位置情報を2次元地図座標に変換する。これにより、地図作成部107は、ある地図作成対象領域における物体の存在を、地図作成対象領域に対応する2次元平面上(2次元地図座標)の測定点の位置情報の集合で表す地図データを作成する。なお、この地図データは、便宜上、「物体存在地図データ」又は「静止物体地図」とも称呼される場合がある。
地図作成部107は、作成した地図データを地図データ記憶部108に記憶する。地図作成部107は、例えば、測定点の位置情報に基づく図形(例えば、測定点の位置情報に対応する点、測定点の位置情報の軌跡(集合)に対応する線等)を、地図作成対象領域に対応する2次元平面上に描画することにより、地図データの画像を作成できる。従って、地図作成部107は、作成した地図データの画像を地図データ処理部106に接続された操作デバイス109のディスプレイに表示することができる。
地図データ記憶部108は、地図作成部107によって作成された地図データを記憶(蓄積、保存)する。地図データ処理部106には、操作デバイス109が接続されている。操作デバイス109は、地図データを出力可能なユーザインタフェースを備え、且つ、ユーザが操作可能に構成された操作機器である。操作デバイス109は、例えば、ノートパソコン、タブレット端末等のようなディスプレイを有する端末である。なお、本例では、図1において、操作デバイス109と地図データ処理部106とを黒い実線で繋いでいるが、これは有線による接続をイメージしたものである。接続方式は、有線による接続に限定されない。操作デバイス109と地図データ処理部106との間の接続方式(通信手段)は、無線LANやLTE等の無線接続方式でもよい。
地図データ処理部106は、操作デバイス109からの要求に応じて、地図データ記憶部108に蓄積された地図データを操作デバイス109に出力する。この場合、地図データは、例えば、操作デバイス109でユーザが目視で確認できるように、ディスプレイに表示される画像として、操作デバイス109に出力される。
地図評価部110は、地図作成部107によって作成された地図データの品質を評価する。地図評価部110は、評価結果に応じた処理を行う。なお、この処理については、後に詳述する。
<本発明の概要>
上述した通り、地図データは、レーザ距離センサ102によって得られた複数回分の距離データのセット(地図作成データセット)に基づいて作成される。この測定点の距離データのセットには、静的ノイズも含まれる。ここでの静的ノイズとは、ユーザが意図していない障害物の存在や周囲の環境を示す情報(距離データ)である。換言すると、ユーザが、地図データに反映させることを意図していない物体(即ち、静的ノイズ物体)に関する複数の測定点の位置情報である。
静的ノイズを含む距離データのセットに基づいて、地図データが作成されると、ユーザが地図データに反映させることを意図していない物体(静的ノイズ物体)に関する情報が含まれている地図データが作成されてしまう可能性がある。そこで、地図評価部110は、地図データに静的ノイズが存在しているか否かを判別(判定)する。これにより、地図評価部110は、地図データの品質を評価する。そして、地図評価部110は、評価結果(判別結果)に応じた処理を実行する。
<地図データ及び静的ノイズの概要>
ここで本発明の理解を容易にするため、地図データ及び静的ノイズの概要について説明する。図3は地図データ及び静的ノイズを説明するための図である。
図3に示すように、地図データ(画像として表された地図データ)は、第1黒線203、第2黒線204、第3黒線205、第4黒線206、第1薄黒領域207、第2薄黒領域208、及び、第3薄黒領域209を含む。なお、人210、移動体101及びレーザ光L1は、地図データを説明するための便宜上、地図データに重ねて記載している。
レーザ距離センサ102からは、矢印にて示すレーザ光L1が出射される。距離データは、レーザ光L1が出射してから測定対象(物体(測定点))に当たり反射し、反射した反射光をレーザ距離センサ102が受信するまでの間の時間等に基づいて、取得される。
レーザ光L1によって、多数の測定点の位置情報(距離データ)を取得することによって、移動体101とその周囲の測定点までの相対的な位置を割り出すことができる。上述したように、レーザ距離センサ102は、移動体101に搭載されている。従って、移動体101の移動と共にレーザ距離センサ102も移動する。本例では、移動体101は常に移動している。よって、移動体101に搭載されたレーザ距離センサ102も、常に移動体101と共に移動しながら測定点を取得している。従って、レーザ距離センサ102の測定点は、移動体101の移動に応じて、常に変化している。即ち、移動体101が移動しながら取得された、レーザ距離センサ102の測定点の位置情報が示す位置は、移動体101(レーザ距離センサ102)の移動に応じて、常に変化している。従って、例えば、移動体101の位置を推定すると共に、移動体101の移動に応じて、位置が変化する複数の測定点を、地図作成対象領域に対応する2次元平面(2次元地図座標)に記録すれば、測定点が取得された物体(物体の位置)を表す地図データを作成できる。更に、移動体101の移動に応じて、位置が変化する複数の測定点の位置情報に基づき、測定点の位置の密度に応じて線、領域等の濃度を変えるように、図形を描画すれば、測定点が取得された物体(物体の位置)が、黒線、薄黒領域等によって表された地図データの画像を作成することができる。
図3に示す地図データの例において、第1黒線203は、十字路を描画している黒線であり、壁のような静止物体から取得された測定点の位置情報に基づいて、描画された黒線である。第2黒線204は、円周を描画している黒線であり、円筒状の静止物体から取得された複数の測定点の位置情報に基づいて、描画された黒線である。第3黒線205は、矩形を描画している黒線であり、直方体状の静止物体から取得された複数の測定点の位置情報に基づいて、描画された黒線である。第4黒線206は、矩形を描画している黒線であり、直方体状の静止物体から取得された複数の測定点の位置情報に基づいて、描画された黒線である。
第1薄黒領域207は、円を描画している薄黒領域であり、後述の地面の凸部のような静的ノイズ物体から取得された複数の測定点の位置情報に基づいて描画された薄黒領域である。
第2薄黒領域208は、矩形を描画している薄黒領域であり、後述の傾斜部のような静的ノイズ物体から取得された複数の測定点の位置情報に基づいて描画された薄黒領域である。
第3薄黒領域209は、波線を描画している薄黒領域であり、後述の移動物体のような静的ノイズ物体から取得された複数の測定点の位置情報に基づいて描画された薄黒領域である。
図4及び図5は、静的ノイズの発生要因を説明するための図である。例えば、図4に示すように、レーザ距離センサ102のレーザ光の照射範囲に、ユーザが地図データに反映させることを意図していない凸部301が形成されている状況を想定する。なお、この凸部301の高さは、レーザ距離センサ102のレーザ光の照射源の位置の高さとほぼ同じである。
この場合、レーザ距離センサ102は、移動体101の振動、移動体101の傾き、レーザ距離センサ102の取り付け方等が原因で、レーザ光L11の出射方向(出射角度)が一定ではなく、高さ方向にばらつきが生じる傾向にある。例えば、移動体101が振動した場合、移動体101の振動に応じてレーザ光L11の出射方向も変化し、移動体101が傾いた場合(地面に対して傾いた場合)、移動体101の傾きに応じてレーザ光L11の出射方向が高さ方向において変化することが生じ得る。更に、例えば、レーザ距離センサ102の取り付け方が原因で(例えば、固定状態が緩い等の原因で)、移動体101の移動に応じて、移動体101に対して相対的にレーザ距離センサ102の位置がずれた場合にも、移動体101の移動に応じて、レーザ光L11の出射方向が高さ方向において変化することが生じ得る。このように移動体101の移動に応じて、レーザ光L11の出射方向が高さ方向に変化する(ばらつく)ことから、凸部301から複数の測定点が局所的に取得されるのではなくて、散在的に取得される。このため、地図データにおいて、凸部301から取得された複数の測定点の位置は、比較的に散在する。従って、凸部301は、凸部301から取得された複数の測定点の位置の密度に応じた薄い黒色の第1薄黒領域207として、画像で表された地図データに含まれる。
更に、例えば、図5に示すように、レーザ距離センサ102のレーザ光の照射範囲に、ユーザが地図データに反映させることを意図していない傾斜部302が形成されている状況を想定する。この場合においても、移動体101の移動に応じて、レーザ光L21の出射方向が高さ方向に変化する(ばらつく)ことから、傾斜部302から複数の測定点が局所的に取得されるのではなくて、散在的に取得される。このため、地図データにおいて、傾斜部302から取得された複数の測定点の位置は、比較的に散在する。従って、傾斜部302は、傾斜部302から取得された複数の測定点の位置の密度に応じた薄い黒色の第2薄黒領域208として、画像で表された地図データに含まれる。
以上説明したように、測定点が地面の凸部301や傾斜部302から取得された場合、レーザ光の出射方向が高さ方向においてばらつくことによって、静的ノイズ物体から取得された測定点の位置は、レーザ光の出射方向のばらつきに応じて変化する。凸部301及び傾斜部302のそれぞれから測定点が取得される場合、レーザ光が反射する角度及び方向に差異が発生しやすくなり、それが静的ノイズの原因となる。なお、これらの静的ノイズ物体以外にも、測定点が取得される物体(物質)の反射率がレーザ光に影響し、取得された測定点の位置情報が静的ノイズとなる場合もある。
図3に戻り、レーザ距離センサ102のレーザ光の照射範囲において、ユーザが地図データに反映させることを意図していない移動物体である人210が、移動状態から一時的な停止状態に変化した状況を想定する。この場合において、人210が移動状態にある場合、人210が移動すると共に測定点の位置も変動するため(同じ位置に留まらないため)、人210から複数の測定点が局所的に取得されるのではなくて、散在的に取得される。更に、人210から取得された複数の測定点が示す位置が集まることにより形成される領域(測定点の軌跡)は、不規則な形状になる傾向にある。従って、人210は、不規則な波線状の第3薄黒領域209として、画像で表される地図データに含まれる。
以上説明したように、地図データに、上述した静的ノイズ物体から取得された測定点の位置情報である静的ノイズが含まれていると、静的ノイズ物体に対応する第1薄黒領域207、第2薄黒領域208及び第3薄黒領域209が、画像で表された地図データに含まれてしまうことが生じ得る。即ち、ユーザが地図データに反映させることを意図していない静的ノイズ物体に関する情報(静的ノイズ)が、地図データに反映されてしまうことが生じ得る。そこで、第1地図データ作成装置は、地図データ中に静的ノイズが存在するか否かを判別(判定)する。
<静的ノイズの判別方法>
静的ノイズの判別方法について説明する。図6及び図7は静的ノイズ物体と静止物体とを判別する方法を説明するための図である。
図6に示す第2黒線204は、円筒状の静止物体を検出した場合に地図データに表示される図形の例である。なお、図示は省略するが、この円筒状の静止物体の高さは、レーザ距離センサ102のレーザ光の照射源の位置の高さに比べて高い。従って、レーザ光の出射方向が高さ方向にばらついた場合であっても、この静止物体からは局所的に測定点が得られる傾向にある。
地図データの画像において、円筒状の静止物体を示す第2黒線204は、ブロックBR1に示すように、円筒状の静止物体を平面視した場合の外形に対応する略真円の円周状の測定点DP1の軌跡LC1(複数の測定点DP1の集合)として表すことができる。換言すると、第2黒線204は、これらの複数の測定点DP1に基づいて、描画されている。
図7に示す第1薄黒領域207は、半球状の凸部である静的ノイズ物体を検出した場合に地図データに表示される図形の例である。地図データの画像において、半球状の凸部である静的ノイズ物体を示す第1薄黒領域207は、ブロックBR2に示すように、半球状の凸部を平面視した場合の平面形状に対応する略真円状の複数の測定点DP1の集合として表すことができる。
図6の複数の測定点DP1の軌跡LC1と、図7の複数の測定点の集合Gr1とを比較すると、軌跡LC1の複数の測定点DP1の位置は、比較的密に存在しているのに対して、集合Gr1の複数の測定点DP2の位置は、比較的に散在している。換言すると、地図データにおいて、静止物体の測定点の軌跡LC1(集合の測定点DP1の位置の密度は、比較的大きく、静的ノイズ物体の測定点の集合Gr1測定点DP2の位置の密度は、比較的小さいと言うことができる。従って、物体を表す測定点の集合位置の密度を用いれば、その測定点が取得された物体(測定点に対応する物体)が静的ノイズ物体であるか否かを判定できることがわかる。
従って、地図評価部110は、地図データにおいて、ある物体を表す測定点の集合各測定点の位置の密度(以下、「測定点密度」と称呼される。)を計算する。地図評価部110は、測定点密度と所定の閾値密度とを比較することにより、ある物体を表す測定点の集合の位置情報が静的ノイズであるか否かを判別する。
具体的に述べると、地図評価部110は、ある測定点の集合の測定点密度が所定の閾値密度以下である場合、その測定点の集合の位置情報が、静的ノイズであると判定する。これに対して、地図評価部110は、ある測定点の集合の測定点密度が所定の閾値密度より大きいである場合、その測定点の集合の位置情報が、静的ノイズではないと判定する。そして、地図評価部110は、この判定結果に応じた処理を行う。なお、この所定の閾値密度は、便宜上、「静的ノイズ閾値密度」とも称呼される。
<具体的作動>
図8は地図評価部110が実行する処理フローを示すフローチャートである。地図評価部110は、ステップ800にて、地図データを取り込み(読み込み)、静的ノイズの判別を開始して、ステップ801に進む。地図評価部110は、ステップ801に進むと、上述した静的ノイズの判別方法による静的ノイズの判別処理を行うことにより、地図データ中の静的ノイズを判別する。
その後、地図評価部110は、ステップ802に進み、地図データに静的ノイズが存在する(あるか)否かを判定する。
地図データに静的ノイズが存在しないと判定した場合、地図評価部110は、ステップ802にて「No」と判定してステップ895に進み、本処理フローを一旦終了する。
地図データに静的ノイズが存在すると判定した場合、地図評価部110は、ステップ802にて「Yes」と判定してステップ803に進む。
地図評価部110は、ステップ803に進むと、操作デバイス109に地図データを出力し、操作デバイス109のディスプレイに、静的ノイズを含む地図データを、画像として表示する。このとき、地図評価部110は、静的ノイズの領域が画面上で判別できるような表示態様で、地図データをディスプレイに表示する。例えば、地図評価部110は、静的ノイズの画像上の領域を明示するために、静的ノイズの領域を矢印で示す表示態様、静的ノイズの領域を強調線で囲む表示態様、静的ノイズの領域を特定の色で塗りつぶした表示態様等で、地図データをディスプレイ上に表示する。
その後、地図評価部110は、ステップ804に進み、操作デバイス109からの静的ノイズの領域の修正要求があるか否かに応じて、静的ノイズの領域の修正処理を行うか否かを判定する。なお、この修正要求は、例えばユーザが操作デバイス109に対して所定の操作を行うことによって発生する。従って、例えば、ユーザがディスプレイ上に表示された地図データに静的ノイズがあると認識した場合、ユーザは、操作デバイス109に対して所定の操作を行えば、静的ノイズの領域の修正要求を発生させることができる。従って、ユーザは、操作デバイス109を介して、静的ノイズの領域の修正処理を地図評価部110に実行させることができる。
操作デバイス109から静的ノイズの領域の修正要求があった場合、地図評価部110は、ステップ804にて「Yes」と判定して、以下に述べるステップ805の処理を実行した後、ステップ806に進む。
ステップ805:地図評価部110は、地図データ中の静的ノイズを自動で削除する。なお、ユーザが操作デバイス109を操作することによって、ディスプレイに表示された地図データの画像において、静的ノイズを含む領域を指定できるようにしてもよい。この場合、地図評価部110は、ユーザによる操作デバイス109の操作に基づいて指定された、地図データの任意の領域に含まれる静的ノイズを、地図データから削除するようにしてもよい。
更に、ユーザが操作デバイス109を操作することによって、ディスプレイに表示された地図データの静的ノイズの領域を選択できるようにしてもよい。この場合、地図評価部110は、ユーザによる操作デバイス109の操作に基づいて、選択された静的ノイズの領域を、地図データから削除するようにしてもよい。
操作デバイス109から、静的ノイズの領域の修正要求がなかった場合、地図評価部110は、ステップ804にて「No」と判定して、ステップ806に直接進む。
地図評価部110は、ステップ806に進むと、操作デバイス109から、地図データの再度取得要求があるか否かに応じて、地図データ(地図を作成するためのデータ)を再度取得するか否かを判定する。なお、この再度取得要求は、例えばユーザが操作デバイス109に対して所定の操作を行うことによって発生する。
地図評価部110は、操作デバイス109から、地図データを再度取得する要求がなく、地図データを再度取得しないと判定した場合、ステップ806にて「No」と判定してステップ895に進み、本処理フローを一旦終了する。
これに対して、地図評価部110は、操作デバイス109から、地図データを再度取得する要求があり、地図データを再度取得すると判定した場合、ステップ806にて「Yes」と判定してステップ807に進む。
地図評価部110は、ステップ807に進むと、操作デバイス109を用いて、静的ノイズの領域の地図データを再度取得する際の測定方法を、ユーザに提示(指示)する。例えば、地図評価部110は、操作デバイス109を用いて、静的ノイズの要因となるような測定環境や測定方法について、ユーザに注意を促す旨をユーザに通知する。より具体的には、例えば、地図評価部110は、再測定時に、静的ノイズを含まない地図データを作成するための距離データを移動体101が再度取得する方法(情報)を、操作デバイス109のディスプレイに表示する。これにより、地図評価部110は、ユーザに対して、移動体101が地図データを作成するための距離データを再度取得する場合の適切な方法を提示(指示)できる。この方法の一例としては、例えば、静的ノイズに対応する領域だけレーザ光を照射しないように、移動体101の移動を制御する方法が挙げられる。
その後、地図評価部110は、ステップ808に進み、地図データを再度取得したか否かを判定する。地図データを再度取得していない場合、地図評価部110は、ステップ808にて「No」と判定してステップ808の処理を再び実行する。
地図データを再度取得した場合、地図評価部110は、ステップ808にて「Yes」と判定してステップ809に進む、静的ノイズの判別処理を再度行わないか否かを判定する。なお、この判定は、例えばユーザが操作デバイス109に対して所定の操作を行うことによって発生する静的ノイズ再判別要求があるか否かに基づいて判定する。
静的ノイズの判別処理を再度行う場合、地図評価部110は、ステップ809にて「No」と判定してステップ801に進み、上述したステップ801乃至ステップ809のうちの適当な処理を繰り返し行う。静的ノイズの判別処理を再度行わない場合、地図評価部110は、ステップ809にて「Yes」と判定してステップ895に進んで、本処理フローを一旦終了する。
<効果>
以上説明した通り、第1地図データ作成装置は、静的ノイズ物体に関する情報(静的ノイズ)が地図データに含まれる(存在する)か否かを判定することができる。これにより、第1地図データ作成装置は、地図データの品質が良いか否かを判定することができる。なお、このような第1地図データ作成装置は、便宜上、「第1地図データ評価装置」とも称呼される場合がある。例えば、第1地図データ作成装置は、静的ノイズ物体に関する情報が地図データに含まれると判定した場合、地図データの品質が、比較的に悪いと判定できる。第1地図データ作成装置は、静的ノイズ物体に関する情報が地図データに含まれないと判定した場合、地図データの品質が比較的に良いと判定できる。
更に、第1地図データ作成装置は、静的ノイズ物体に関する情報が地図データに含まれている(存在する)と判定した場合、これに応じた処理を行うことができる。例えば、第1地図データ作成装置は、この場合の処理として、静的ノイズを地図データから削除する処理を行うことができる。従って、第1地図データ作成装置は、品質が比較的に優れた地図データを効率良く作成することができる。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態に係る地図データ作成装置(以下、「第2地図データ作成装置」と称呼される。)について説明する。第2地図データ作成装置は、便宜上、「第2地図データ評価装置」とも称呼される場合がある。
第2地図データ作成装置は、以下の点のみにおいて、第1地図データ作成装置と相違する。
・第2地図データ作成装置は、ある測定点の集合の測定点密度と第1閾値密度とを比較することにより、ある測定点の集合が、静止物体ではない非静止物体から取得された測定点であるか否かを判定する。なお、この第1閾値密度を用いた測定点密度の判定は、「第1密度判定」とも称呼される場合がある。第1閾値密度は、便宜上、「判定困難ノイズ閾値密度」とも称呼される場合がある。
・第2地図データ作成装置は、ある測定点の集合が、非静止物体から取得された測定点である場合、その測定点の集合の測定点密度と第2閾値密度とを比較することにより、その測定点の集合の位置情報が、静的ノイズ及び判定困難ノイズの何れであるか否かを判定する。「判定困難ノイズ」とは、静的物体に関する情報及び静的ノイズ物体に関する情報の何れであるか否かを判別することができない測定点の位置情報である。なお、この第2閾値密度を用いた測定点密度の判定は、「第2密度判定」とも称呼される場合がある。第2閾値密度は、上述の閾値密度と同様、便宜上、「静的ノイズ閾値密度」とも称呼される場合がある。
・第2地図データ作成装置は、判定結果に応じた処理を行う。
従って、以下では上記相違点を中心として説明する。
<具体的作動>
図9は地図評価部110が実行する処理フローを示すフローチャートである。地図評価部110は、ステップ900にて、地図データを取り込み(読み込み)、静的ノイズの判別を開始して、ステップ901に進む。地図評価部110は、ステップ901に進むと、第1閾値密度を用いた第1密度判定を行う。
具体的に述べると、地図評価部110は、取り込んだ地図データにおける複数の「ある測定点の集合」のそれぞれについて、測定点の集合の測定点密度が第1閾値密度以下であるか否かを判定する。地図評価部110は、ある測定点の集合の測定点密度が第1閾値密度以下である場合、その測定点の集合が非静止物体から取得された測定点であると判定する。地図評価部110は、ある測定点の集合の測定点密度が第1閾値密度より大きい場合、地図評価部110は、その測定点の集合が静止物体から取得された測定点であると判定する。
その後、地図評価部110は、ステップ902に進み、ステップ901にて非静止物体から取得された測定点と判定された測定点の集合が存在するか否かを判定する。
ステップ901にて非静止物体から取得された測定点と判定された測定点の集合が存在しない場合、地図評価部110は、ステップ902にて「No」と判定してステップ995に進んで、本処理フローを一旦終了する。
一方、ステップ901にて非静止物体から取得された測定点と判定された測定点の集合が存在する場合、地図評価部110は、ステップ902にて「Yes」と判定してステップ903に進む。
地図評価部110は、ステップ903に進むと、第2閾値密度を用いた第2密度判定を行う。なお、第2閾値密度は、第1閾値密度より小さい値(密度)に設定される。換言すると、第1閾値密度は、第2閾値密度より大きい値(密度)に設定される。
具体的に述べると、地図評価部110は、非静止物体から取得された測定点と判定された測定点の集合の測定点密度が第2閾値密度より大きいか否かを判定する。地図評価部110は、非静止物体から取得された測定点と判定された測定点の集合の測定点密度が第2閾値密度より大きい場合、その測定点の集合の位置情報が、判定困難ノイズであると判定する。地図評価部110は、非静止物体から取得された測定点と判定された測定点の集合の測定点密度が第2閾値密度以下である場合、その測定点の集合の位置情報が、静的ノイズであると判定する。
その後、地図評価部110は、ステップ904に進むと、地図データに判定困難ノイズが存在するか否かを判定する。地図データに判定困難ノイズが存在する場合、地図評価部110は、ステップ904にて「Yes」と判定してステップ905に進む。
地図評価部110は、ステップ905に進むと、地図データに静的ノイズも存在する(即ち、地図データに判定困難ノイズに加えて、更に、静的ノイズが存在する)か否かを判定する。
地図データに静的ノイズも存在する場合、地図評価部110は、ステップ905にて「Yes」と判定してステップ906に進む。
地図評価部110は、ステップ906に進むと、判定困難ノイズに対応する地図データの画像上の領域を、第1表示態様(例えば、第1色で表示される表示態様)で表示し、静的ノイズに対応する地図データの画像上の領域を、第2表示態様(例えば、第1色とは異なる第2色で表示される表示態様)で表示する。その後、地図評価部110は、ステップ995に進んで本処理フローを一旦終了する。
一方、地図データに静的ノイズが存在しない(即ち、地図データに判定困難ノイズのみが存在する)場合、地図評価部110は、ステップ905にて「No」と判定してステップ907に進む。地図評価部110は、ステップ907に進むと、判定困難ノイズに対応する地図データの画像上の領域を、第1表示態様で表示し、ステップ995に進んで本処理フローを一旦終了する。
ステップ904の処理を実行する時点で、地図データに判定困難ノイズが存在しない(即ち、地図データに静的ノイズのみが存在する)場合、地図評価部110は、ステップ904にて「No」と判定してステップ908に進む。地図評価部110は、ステップ908に進むと、静的ノイズに対応する地図データの画像上の領域を、第2表示態様で表示し、ステップ995に進んで本処理フローを一旦終了する。
<効果>
以上説明した通り、第2地図データ作成装置は、静的ノイズが地図データに含まれるか否かを判定することができる。従って、第2地図データ作成装置は、地図データの品質が良いか否かを判定することができる。例えば、第2地図データ作成装置は、静的ノイズ物体に関する情報が地図データに含まれると判定した場合、地図データの品質が、比較的に悪いと判定できる。第2地図データ作成装置は、静的ノイズ物体に関する情報が地図データに含まれないと判定した場合、地図データの品質が比較的に良いと判定できる。更に、第2地図データ作成装置は、地図データにおいて、静止物体及び静的ノイズ物体の何れかとも判別できない物体に対応する領域を、静的ノイズ物体が表示される第2表示態様とは別の第1表示態様で表示することができる。これにより、ユーザは、第1表示態様で表示された物体が、静止物体ではなく、且つ、静的ノイズ物体でないことを容易に認識できる。
<<変形例>>
本発明は上記各実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記各実施形態において、移動体101自体が走行機能を持たなくてもよい。例えば、移動体101は、手押し車のように、移動体101自体が移動体101を移動させるための動力発生装置(例えば、モータ等)を備えなくてもよい。
上記各実施形態の例において、移動体は常に移動しているが、移動体は常に移動してなくてもよい。この場合において、より精度よく静的ノイズを判別するためには、移動体101が移動しながら、レーザ距離センサ102によって取得された測定点のみを用いて、静的ノイズの判別を行うことが好ましい。この場合において、次のように、測定点が静的ノイズの判別に使用できる測定点であるか否かを判定してもよい。即ち、測定点には、移動体の位置同定(推定)に必要な座標のデータも含まれている。この座標データの値が変動しているとき、移動体が動いていると判断することができ、座標データの値が変動していない場合は、移動体が停止していると判断できる。静的ノイズの判別を行う場合は測定点の座標データを参照し、値の変動を確認することで静的ノイズの判別に使用できる測定点であるか否かを判定する。
この場合において、ステップ800及びステップ900の地図データを読み込み静的ノイズの判別を開始する前に、以下の処理を行ってもよい。即ち、地図作成データセットに対応する測定点の中から、移動体101が移動しながら(移動状態にあるときに)取得した測定点を抽出(判別)し、抽出した(判別した)測定点のみを用いて、図8及び図9の静的ノイズの判別を行ってもよい。
上記各実施形態において、物体存在地図データが画像としてディスプレイに表示された場合において、修正要求があるか否かを判定することなく、静的ノイズに対応する領域を自動的に削除して表示してもよい。更に、上記各実施形態において、物体存在地図データが画像としてディスプレイに表示された場合において、静的ノイズに対応する領域を表示する場合には、同時にポップアップ画面等で静的ノイズに関する注意喚起を行ってもよい。
上記各実施形態において、図1に示した操作デバイス109で操作することを前提としているが、ユーザが使用するインターフェースに関してはコントローラ部103と通信さえできれば特に限定されない。
上記第1実施形態において、地図評価部110は、図8の処理フローに代えて、図8のステップ806乃至ステップ809の処理を省略した構成の処理フローを実行するようにしてもよい。この場合、物体存在地図データの修正のみが行われ、地図データの再取得が行われない。
上記各実施形態において、例えば静的ノイズ領域を表示後、ユーザによる操作デバイス109の操作に基づいて、ユーザが手動で地図データの修正を行うか否かを判定してもよい。ユーザが手動で地図データの修正を行うと判定された場合、GUI上で地図データの削除したい領域を手動で選択可能にし、選択された削除したい領域が削除されるようにしてもよい。ユーザによる操作デバイス109の操作に基づいて、地図データに疑似的な測定点の位置情報が追加されるようにしてもよい。
101…移動体、101a…移動機構部、102…距離センサ部、103…コントローラ部、104…距離データ処理部、105‥移動制御部、106…地図データ処理部、107…地図作成部、108…地図データ記憶部、109…操作デバイス、110…地図評価部

Claims (10)

  1. 移動体に搭載され、前記移動体の周囲に照射波を照射することにより、前記照射波の物体上の反射点を測定点として検出し、前記測定点の前記移動体に対する相対的な位置を示す位置情報を取得する周囲センサと、
    前記移動体が地図作成対象領域を移動しながら前記周囲センサによって取得された前記測定点の前記位置情報に基づいて、静止している前記物体である静止物体が存在する位置を前記地図作成対象領域に対応する地図座標に記録することにより、前記静止物体が存在する位置を示す物体存在地図データを作成する情報処理装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記物体存在地図データを作成した場合、作成した前記物体存在地図データにおいて、特定の複数の前記測定点の集合測定点密度と、所定の静的ノイズ閾値密度とを比較することにより、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体以外の特定の前記物体である静的ノイズ物体から取得された前記測定点に関する情報である静的ノイズであるか否かを判定し、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度より大きい密度に設定された判定困難ノイズ閾値密度以下である場合において、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度以下である場合、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、静的ノイズであると判定し、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度より大きい場合、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体に関する前記位置情報及び前記静的ノイズの何れとも判定することが困難な判定困難ノイズであると判定する、
    ように構成された、
    地図データ作成装置。
  2. 請求項に記載の地図データ作成装置において、
    前記情報処理装置は、
    前記物体存在地図データを画像として、前記情報処理装置に接続された端末の表示部に表示する、
    ように構成された、
    地図データ作成装置。
  3. 請求項に記載の地図データ作成装置において、
    前記情報処理装置は、
    前記静的ノイズであると判定した、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報を、前記物体存在地図データから削除し、前記位置情報が削除された前記物体存在地図データを画像として、前記表示部に表示する、
    ように構成された、
    地図データ作成装置。
  4. 請求項に記載の地図データ作成装置において、
    前記情報処理装置は、
    前記表示部に画像として表示された前記物体存在地図データの前記静的ノイズに対して、前記端末に対する操作に基づいて発生する修正指示要求があった場合に、前記静的ノイズと判定した、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報を、前記物体存在地図データから削除する、
    ように構成された、
    地図データ作成装置。
  5. 請求項に記載の地図データ作成装置において、
    前記情報処理装置は、
    前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静的ノイズであると判定した場合において、前記端末に対する操作に基づいて発生する前記物体存在地図データを作成するための前記測定点を再取得する要求があった場合、前記端末に対して、前記測定点の再取得方法を通知する、
    ように構成された、
    地図データ作成装置。
  6. 請求項に記載の地図データ作成装置において、
    前記情報処理装置は、
    前記測定点密度が、前記判定困難ノイズ閾値密度以下であるか否かを判定し、
    前記測定点密度が、前記判定困難ノイズ閾値密度以下である場合、更に、前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度より大きいか否かを判定する、
    ように構成された、
    地図データ作成装置。
  7. 請求項に記載の地図データ作成装置において、
    前記情報処理装置は、
    前記物体存在地図データを画像として、前記情報処理装置に接続された端末の表示部に表示するように構成され、
    更に、前記情報処理装置は、
    前記表示部に画像として前記物体存在地図データを表示する場合において、
    前記判定困難ノイズであると判定した前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報に対応する領域を、第1表示態様で表示し、
    前記静的ノイズと判定した前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報に対応する領域を、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で表示する、
    ように構成された、
    地図データ作成装置。
  8. 移動体に搭載され、前記移動体の周囲に照射波を照射することにより、前記照射波の物体上の反射点を測定点として検出し、前記測定点の前記移動体に対する相対的な位置を示す位置情報を取得する周囲センサと、
    前記移動体が地図作成対象領域を移動しながら前記周囲センサによって取得された前記測定点の前記位置情報に基づいて、静止している前記物体である静止物体が存在する位置を前記地図作成対象領域に対応する地図座標に記録することにより、前記静止物体が存在する位置を示す物体存在地図データを作成する情報処理装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記物体存在地図データを作成した場合、作成した前記物体存在地図データにおいて、特定の複数の前記測定点の集合測定点密度と、所定の静的ノイズ閾値密度とを比較することにより、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体以外の特定の前記物体である静的ノイズ物体から取得された前記測定点に関する情報である静的ノイズであるか否かを判定することにより、作成した前記物体存在地図データの品質を評価し、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度より大きい密度に設定された判定困難ノイズ閾値密度以下である場合において、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度以下である場合、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、静的ノイズであると判定し、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度より大きい場合、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体に関する前記位置情報及び前記静的ノイズの何れとも判定することが困難な判定困難ノイズであると判定する、
    ように構成された、
    地図データ評価装置。
  9. 請求項に記載の地図データ評価装置において、
    前記情報処理装置は、
    前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、静的ノイズであると判定した場合、前記情報処理装置に接続された端末に、前記静的ノイズに関する注意喚起を通知する、
    ように構成された、
    地図データ評価装置。
  10. 移動体に搭載され、前記移動体の周囲に照射波を照射することにより、前記照射波の物体上の反射点を測定点として検出し、前記測定点の前記移動体に対する相対的な位置を示す位置情報を取得する周囲センサと、
    前記移動体が地図作成対象領域を移動しながら前記周囲センサによって取得された前記測定点の前記位置情報に基づいて、静止している前記物体である静止物体が存在する位置を前記地図作成対象領域に対応する地図座標に記録することにより、前記静止物体が存在する位置を示す物体存在地図データを作成する情報処理装置と、
    を用いた地図データ作成方法であって、
    前記情報処理装置によって、
    前記物体存在地図データを作成した場合、作成した前記物体存在地図データにおいて、特定の複数の前記測定点の集合測定点密度と、所定の静的ノイズ閾値密度とを比較することにより、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体以外の特定の前記物体である静的ノイズ物体から取得された前記測定点に関する情報である静的ノイズであるか否かを判定
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度より大きい密度に設定された判定困難ノイズ閾値密度以下である場合において、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度以下である場合、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、静的ノイズであると判定し、
    前記測定点密度が、前記静的ノイズ閾値密度より大きい場合、前記特定の複数の前記測定点の集合の前記位置情報が、前記静止物体に関する前記位置情報及び前記静的ノイズの何れとも判定することが困難な判定困難ノイズであると判定する、
    地図データ作成方法。
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