JP7614583B2 - モーションキャプチャ・カメラシステム、及び、当該カメラシステムを用いた動画データ取得方法。 - Google Patents
モーションキャプチャ・カメラシステム、及び、当該カメラシステムを用いた動画データ取得方法。 Download PDFInfo
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Description
1つあるいは複数の第1カメラからなる第1カメラセットと、
1つあるいは複数の第2カメラからなる第2カメラセットと、
を備えたモーションキャプチャ・カメラシステムであって、
前記第2カメラのフレームレートは前記第1カメラのフレームレートよりも高く、
前記第1カメラと前記第2カメラの撮影タイミングを同期させる同期制御部を備え、
前記第1カメラは、対象の動作を撮影して第1動画データを取得し、
前記第2カメラは、少なくとも、対象の動作の部分、あるいは/および、当該動作に関連して生起する事象を撮影して第2動画データを取得し、
前記第1動画データと前記第2動画データは同期している、
モーションキャプチャ・カメラシステム、である。
前記第1カメラと前記第2カメラを同期させる第1同期信号、第2同期信号を生成し、第1同期信号を前記第1カメラに出力し、第2同期信号を第2カメラに出力することで、前記第1カメラと前記第2カメラを同期させる。
1つの態様では、前記同期制御部は、第2カメラ用の第2同期信号を間引いて前記第1カメラ用の第1同期信号を生成する。
また、同期信号生成器は、専用の外部装置である必要はなく、第1カメラ系、あるいは、第2カメラ系の機能として当該第1カメラ系、あるいは、当該第2カメラ系に組み込まれていてもよい。
トリガー信号は、前記第2カメラのデータ取得タイミングを決定する。
1つの態様では、前記第2カメラの撮影データはバッファに一時的に保存され、
前記トリガー信号に基づいて、前記保存された撮影データから所定の第2動画データを取得する。
1つの態様では、前記システムは、トリガー信号生成部を備え、前記トリガー信号生成部は、
前記第1カメラの同期信号に合わせて、前記トリガー信号を前記第2カメラに出力する。
前記動作に関連して生起する事象は、前記器具、あるいは/および、物体の動きないし挙動を含む。
1つの態様では、前記対象の動作は、器具を用いた物体のヒッティング動作を含み、
前記動作に関連して生起する事象は、前記物体の動きないし挙動を含む。
1つの態様では、前記対象の動作は、当該対象の動作に伴って、当該対象と物体との間で相互作用が生じるような動作であり、
前記動作に関連して生起する事象は、前記相互作用による前記物体の動きないし挙動を含む。
上記カメラシステムと、
前記第1カメラで取得した画像情報、あるいは/および、前記第2カメラで取得した画像情報を3次元再構成することで、対象の動作データを取得する動作データ取得部と、
を備えたモーションキャプチャシステム、である。
1つの態様では、前記動作データ取得部は、各カメラ画像で取得した画像情報を用いてマーカレスで対象の動作データを取得する。
1つの態様では、対象の運動は、対象が器具を持って行う運動であり、動作データ取得部は、前記器具の運動データを取得する。
器具の運動データは、器具をマーカレスで取得してもよく、あるいは、器具に設けたマーカを用いて取得してもよい。
1つの態様では、前記事象データ取得部は、第2カメラで取得したが画像情報を3次元再構成して事象データを取得する。
1つの態様では、前記事象データを用いて事象を分析する事象分析部を備えている。
1つの態様では、前記動作分析部における動作データの分析において、前記事象データないし前記事象分析部で得られた情報が用いられる。
1つの態様では、前記対象の動作は、器具、あるいは、身体の部分による物体のヒッティング動作を含み、
前記事象データは、ヒッティング時に前記物体に作用する撃力を含み、
前記動作分析部は、前記撃力を用いて、対象の身体に作用する力を分析する。
1つあるいは複数の第1カメラからなる第1カメラセットと、
1つあるいは複数の第2カメラからなる第2カメラセットと、
を備えたモーションキャプチャ・カメラシステムを用いた動画データ取得方法であって、
前記第2カメラのフレームレートは前記第1カメラのフレームレートよりも高く、
前記第1カメラと前記第2カメラの撮影タイミングを同期させること、
前記第1カメラにより、対象の動作を撮影して第1動画データを取得すること、
前記第2カメラにより、少なくとも、対象の動作の部分、あるいは/および、当該動作に関連して生起する事象を撮影して第2動画データを取得すること、
を含み、
前記第1動画データと前記第2動画データは同期している、
動画データ取得方法、である。
1つの態様では、前記第1同期信号は、前記第2同期信号を間引いて生成される。
1つの態様では、前記第2カメラは、前記第1カメラの撮影中に生成されるトリガー信号に基づいて、前記第2動画データを取得する。
1つの態様では、前記トリガー信号は、前記第1カメラの第1同期信号に合わせて、前記第2カメラに出力される。
本発明は、コンピュータに、上記方法を実行させるためのコンピュータプログラムとしても提供される。
[A-1]複合カメラシステム
図1を参照しつつ、本実施形態に係るモーションキャプチャ・カメラシステムについて説明する。本実施形態に係るモーションキャプチャ・カメラシステムは、第1カメラセットと第2カメラセットからなる複合カメラシステムである。第1カメラセットは、第1のフレームレートを備えた1つあるいは複数の第1カメラからなり、第2カメラセットは、第1のフレームレートよりも高い第2のフレームレートを備えた1つあるいは複数の第2カメラからなる。本実施形態では、第1カメラセットは、複数のビデオカメラからなり、第2カメラセットは、複数の高速度カメラ(ハイスピードカメラ)からなる。後述する実験例では、ビデオカメラのフレームレートは125fpsであり、高速度カメラのフレームレートは1000fpsである。
本実施形態では、ビデオカメラ(LS-cam)と高速度カメラ(HS-cam)からなる複合カメラシステムを採用することで、最も着目したい動作を高速度カメラで撮影し、それ以外のシーンをビデオカメラで撮影する。高速度カメラは、ビデオカメラによる対象の動作の撮影中における任意のタイミングで撮影を行う。例えば、ビデオカメラでゴルフスウィング動作全体を撮影して動画データを取得し、そのうちのインパクトの瞬間を高速度カメラで撮影して動画データを取得する。あるいは、ビデオカメラで投球動作全体を撮影して動画データを取得し、そのうちのボールリリースの瞬間を高速度カメラで撮影して動画データを取得する。
モーションキャプチャ技術としては、光学式モーションキャプチャや慣性センサを用いたモーションキャプチャが知られている。光学式モーションキャプチャは、再帰性反射材が塗布された複数の光学式マーカを対象の身体に取り付け、赤外線カメラなどの複数のカメラで対象の動作を撮影することで、光学式マーカの移動軌跡から対象の動作を取得する。光学式モーションキャプチャでは、対象の身体に複数のマーカを装着する必要があるため、動作計測の準備に時間や人手がかかる、対象の動きが制限されて、自然な動きを妨げるおそれがある、という欠点がある。本発明は、このようなモーションキャプチャの使用を排除するものではないが、上記欠点を解決するためには、いわゆるマーカレス・モーションキャプチャが有利である。なお、慣性センサを用いたモーションキャプチャにおいても、光学式モーションキャプチャと同様の欠点がある。
[C-1]ゴルフスイングの運動データの取得及び解析
図8に示す複合カメラシステムを用いてゴルフスイングを撮影する。複合カメラシステムは、4台のビデオカメラLからなる第1カメラセットと、4台の高速度カメラHからなる第2カメラセット、とからなる。ビデオカメラ及び高速度カメラの仕様については、表1を参照することができる。マーカレス・モーションキャプチャであるビデオモーションキャプチャを使用する。まずOpenPose(非特許文献2)を用いて各ビデオカメラの時系列画像においてゴルフスイング時の対象の関節の2次元位置を推定し、推定された2次元位置から3次元位置を計算する。また、骨格情報を用いることで逆運動学計算を行い関節角の計算を行う。この手法を用いることによって対象に負担をかけることなくスイング中の身体情報を取得することができる。
衝撃力を計算するためにゴルフボールの初速度が必要となるため、高速度カメラでゴルフボールのトラッキングを行い、ボールの初速度や打ち出し角度を計算する。ボールの3次元位置を求めるために、以下のような流れで、各高速度カメラの同時刻におけるボールの画像中での2次元位置を取得する。
2. 画像を2値化し、ガウシアンフィルタによってノイズを除去する。
3. Hough変換によって初期フレームにおける円を検出する。
4. 2フレーム目以降においては前フレームで検出された円から画像上で中心がもっとも近い円をそのフレームにおけるボール位置とする。
ここでKi∈R3×3は内部パラメータ行列、Ri∈R3×3は回転行列、ti∈R3×1は並進ベクトルであり、si(= ZCi,物体のカメラ座標におけるカメラの面に垂直なz座標の値)はスケールを表す(1≦i≦n, nはカメラ台数)。
ゴルフボールとゴルフクラブの衝突をボールのばね定数およびクラブヘッドのばね定数を用いて図14のようにモデル化する。ここで、mはボールの質量であり、Mはクラブヘッドの質量であり、Vbはインパクト前のクラブのヘッドスピードであり、kbはボールのバネ定数、kcはクラブヘッドのバネ定数である。なおゴルフボールのばね定数はHamada & Takemura(USPatent 5,833,5526)によると15~60Kgf/mmとなっており、本研究ではkb=60Kgf/mm≒5.9×105N/mをボールのばね定数の値として用いる。またYamaguchi & Kurahashi(US Patent 4,809,978)によるとクラブヘッドのばね定数がゴルフボールの約4.4 倍となることから、クラブヘッドのばね定数をkc=4.4kb=2.6×106N/mと定める。
とまとめて1つのばね定数として表現することができる。インパクト開始から終了までのボールおよびクラブヘッドの運動方程式はそれぞれ、
となる。ボールの位置xとクラブヘッドの位置yの相対位置をX(≡x-y) として式3, 4 より、次のようになる。
ここで、インパクトの瞬間にはクラブは撓んでいないと仮定している。インパクトの間のその位置からの撓みをクラブヘッドの位置yとしている。
t=0においてX=0であることから、
と書ける。ただしω2≡k(1/m-1/M)である。またt=0において、
であることから、
となる。接触時間Δtはt=0の次にX=0となる時刻tを求めればよく、
と計算される。インパクト時にボールにかかる衝撃力Fbは力積を考えて、
と表される。ただしv0はインパクト後のボール初速である。クラブヘッドにかかる衝撃力Fcは作用反作用の法則から、
である。
と表される。ここでωa, Vaはそれぞれインパクト直前でのクラブヘッドの角速度および速度あり、ωb, Vbはインパクト直後でのクラブヘッドの角速度および速度であり、vwrist, v′wristはそれぞれインパクト前後での手首関節の速度を表す。またlは手首とクラブヘッドとの距離である。クラブヘッドとゴルフボールの衝突について運動量が保存していることを仮定し、MVa=MVb+mv0が成り立つとする(なお、v0, Vaは、ハイスピードカメラ画像から求めることが可能である)。クラブヘッドの慣性モーメントをI(=Ml2)、手首のトルクをNとすると、
が成り立つ。ここで手首にかかる衝撃力をfとすると、
である。よって手首にかかる衝撃力は
と計算される。
[C-4-1]実験条件
本実験では被験者1名を対象としてビデオカメラ4台によるドライバーショットの撮影及びハイスピードカメラ4台によるゴルフボールのトラッキングを行った。ビデオカメラおよびハイスピードカメラはすべて同期を取って撮影した。本実験で使用したカメラを表1に示す。
画像の暗かったHS03(図6 の左下) を除いた3 台についてインパクトから39 フレームにわたりボールトラッキングを行った。各ハイスピードカメラでトラッキングしたボール2次元位置について、目視で確認した2次元位置の真値との誤差は平均してボール0.08個分となった。多視点三角測量によりボールの3次元位置を計算し線形近似した結果が図15である。この結果からボール初速は32.9m/s, 打ち出し角度は22.7°となり進行方向に対して右に11.0°ずれていることが計算された。またクラブヘッドスピードは25.0m/sとなった。以上の結果を用いて接触時間とボールおよびクラブヘッドにかかる衝撃力を提案した手法で計算したところ、それぞれ1.1×10-3s, 1.2×103N となった。ただしゴルフボールの質量は0.046kg、クラブヘッドの質量は0.200kgとした。
Claims (10)
- 1つあるいは複数の第1カメラからなる第1カメラセットと、
1つあるいは複数の第2カメラからなる第2カメラセットと、
を備えたモーションキャプチャ・カメラシステムであって、
前記第2カメラのフレームレートは前記第1カメラのフレームレートよりも高く、
前記第1カメラは、対象の動作を撮影して第1動画データを録画し、
前記第2カメラは、前記第1カメラによる対象の動作の撮影中における任意のタイミングで、少なくとも、対象の動作の部分、あるいは/および、当該動作に関連して生起する事象を撮影して第2動画データを録画し、
前記第1カメラと前記第2カメラの撮影タイミングを同期させる同期制御部を備え、
前記同期制御部は、同期信号生成部とトリガー信号生成部を備え、
前記同期信号生成部は、第1同期信号を生成して前記第1カメラに出力し、第2同期信号を生成して前記第2カメラに出力し、前記第1同期信号は前記第2同期信号を間引いて生成され、
前記トリガー信号生成部は、前記第1動画データの録画中に、前記第1カメラの第1同期信号に合わせてトリガー信号を前記第2カメラに出力し、
前記第2カメラは、前記トリガー信号に基づいて、前記第1動画データに同期して前記第2動画データを録画する、
モーションキャプチャ・カメラシステム。 - 前記第1カメラの録画中に、前記第2カメラの撮影データはバッファに一時的に保存され、
前記トリガー信号に基づいて、前記保存された撮影データから所定の第2動画データを取り出して録画する、
請求項1に記載のモーションキャプチャ・カメラシステム。 - 前記第2カメラの周期の整数倍が前記第1カメラの周期となるように前記第1同期信号、前記第2同期信号が生成される、
請求項1、2いずれか1項に記載のモーションキャプチャ・カメラシステム。 - 前記対象の動作は、器具、あるいは/および、物体の使用を伴うものであり、
前記動作に関連して生起する事象は、前記器具、あるいは/および、物体の動きないし挙動を含む、
請求項1~3いずれかに記載のモーションキャプチャ・カメラシステム。 - 請求項1~4いずれか1項に記載のカメラシステムと、
前記第1カメラで録画した前記第1動画データの画像情報を3次元再構成することで対象の動作データを取得する動作データ取得部と、
前記第2カメラで録画した前記第2動画データの画像情報に基づいて事象データを取得する事象データ取得部と、
を備えたモーションキャプチャシステム。 - 前記動作データを用いて対象の動作を分析する動作分析部と、
前記事象データを用いて事象を分析する事象分析部と、
を備えている、
請求項5に記載のモーションキャプチャシステム。 - 前記動作分析部における動作データの分析において、前記事象データないし前記事象分析部で得られた情報が用いられる、
請求項6に記載のモーションキャプチャシステム。 - 前記対象の動作は、器具、あるいは、身体の部分による物体のヒッティング動作を含み、
前記事象データは、ヒッティング時に前記物体に作用する撃力を含み、
前記動作分析部は、前記撃力の反作用力を用いて、器具、あるいは身体の部分に作用する力を分析する、
請求項7に記載のモーションキャプチャシステム。 - 1つあるいは複数の第1カメラからなる第1カメラセットと、
1つあるいは複数の第2カメラからなる第2カメラセットと、
を備えたモーションキャプチャ・カメラシステムを用いた動画データ録画方法であって、
前記第2カメラのフレームレートは前記第1カメラのフレームレートよりも高く、
第1同期信号、第2同期信号を生成して、それぞれ、前記第1カメラ、前記第2カメラに出力するに、前記第1同期信号は前記第2同期信号を間引いて生成され、
前記第1カメラは、対象の動作を撮影して第1動画データを録画し、
前記第1動画データの録画中に、前記第1カメラの第1同期信号に合わせてトリガー信号を前記第2カメラに出力し、
前記第2カメラは、前記トリガー信号に基づいて、少なくとも、対象の動作の部分、あるいは/および、当該動作に関連して生起する事象の撮影を行うことで、前記第1動画データに同期した第2動画データを録画する、
動画データ録画方法。 - 1つあるいは複数の第1カメラからなる第1カメラセットと、
1つあるいは複数の第2カメラからなる第2カメラセットと、
を備えたモーションキャプチャ・カメラシステムを用いた動画データ録画方法であって、
前記第2カメラのフレームレートは前記第1カメラのフレームレートよりも高く、
第1同期信号、第2同期信号を生成して、それぞれ、前記第1カメラ、前記第2カメラに出力するに、前記第1同期信号は前記第2同期信号を間引いて生成され、
前記第1カメラは、対象の動作を撮影して第1動画データを録画し、
前記第1動画データの録画中に、前記第2カメラは、少なくとも、対象の動作の部分、あるいは/および、当該動作に関連して生起する事象を撮影し、前記第2カメラの撮影データはバッファに一時的に保存され、
前記第1動画データの録画中に、前記第1カメラの第1同期信号に合わせてトリガー信号を前記第2カメラに出力し、
前記第2カメラは、前記トリガー信号に基づいて、前記保存された撮影データから所定の第2動画データを取り出して録画し、前記第2動画データと前記第1動画データは同期している、
動画データ録画方法。
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