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JP7615850B2 - 液体吐出装置、液体吐出方法、及び、プログラム - Google Patents
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液体吐出装置、液体吐出方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、液体吐出装置、液体吐出方法、及び、プログラムに関する。
インクジェットヘッドがインク等の液体を吐出して画像を形成する技術が知られている。
具体的には、まず、印刷装置は、搬送するウェブに従動して回転する上流ローラ、及び、下流ローラ等を有する。そして、上流ローラ、及び、下流ローラには、回転角度に応じてパルス信号を出力する上流エンコーダ、及び、下流エンコーダが設置される。このように、印刷装置は、インクジェットヘッドの近傍に位置し、かつ、各々のインクジェットに対応するエンコーダを設置する。そして、これらのエンコーダでインクの着弾位置がずれるのを防ぎ、印刷の画質が低下するのを軽減させる技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に開示の技術は、ローラ等に偏芯が生じる、ローラに対して記録媒体が滑る、又は、記録媒体が伸縮する等が起きると、液体を着弾させる精度が低下しやすい課題がある。
本発明は、液体を着弾させる精度を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様である、液体吐出装置は、
回転体を用いて、搬送方向へ記録媒体を搬送する搬送部と、
前記回転体の回転量を示す第1検出量を検出する第1検出部と、
前記記録媒体を撮影して特定する前記記録媒体が有するパターンに基づき、前記記録媒体の前記搬送方向における位置、前記記録媒体の前記搬送方向における搬送速度、又は、これらの組み合わせを示す第2検出量を検出する第2検出部と、
前記第1検出量で定まる液体を吐出する第1タイミングを前記第2検出量に基づいて補正した第2タイミングを計算する補正部と、
前記第2タイミングで前記記録媒体に前記液体を吐出する吐出部と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、液体を着弾させる精度を向上できる。
画像形成装置100の全体構成例を示す図である。 液体吐出装置の構成例を示す図である。 液体を吐出するタイミングを補正する前の例を示す図である。 液体を吐出するタイミングを補正した後の例を示す図である。 第2実施形態における補正の例を示す図である。 基準タイミングの変更例を示す図である。 全体処理例を示す図である。 機能構成例を示す図である。 変形例の全体構成を示す図である。 イメージセンサ52を用いる記録媒体の位置を検出する構成例を示す図である。
以下、添付する図面を参照し、具体例を説明する。なお、実施形態は、以下に説明する具体例に限られない。
[第1実施形態]
液体吐出装置が画像形成を行う場合を例にして以下に説明する。すなわち、以下に説明する例では、液体吐出装置が吐出する液体がインクであり、インクが記録媒体の例である用紙に着弾すると、画像が形成される。
[画像形成装置の全体構成例]
図1は、画像形成装置100の全体構成例を示す図である。例えば、画像形成装置100は、給紙装置101、液体吐出装置の例であるインクジェット装置102、及び、排紙装置103等で構成する。なお、画像形成装置100は、他に後処理等を行う装置等を有してもよい。
以下、用紙が連帳である、いわゆるウェブ104である場合を例に説明する。ただし、記録媒体は、連帳でなくともよい。例えば、記録媒体は、カット紙等でもよい。また、カット紙を対象とする場合には、画像形成装置100は、記録媒体を載せて搬送するベルトを動かす構成でもよい。
なお、以下の説明では、搬送方向を「搬送方向Y」という。具体的には、図では、搬送方向Yは、右から左への方向となる。また、垂直方向を「垂直方向Z」とし、かつ、搬送方向に対して直交する方向を「直交方向X」という。また、以下の説明では、給紙が行われる方を「上流」(図では右側である。)と呼び、かつ、排紙が行われる方を「下流」(図では左側である。)と呼ぶ場合がある。
給紙装置101は、ウェブ104をインクジェット装置102に給紙する。そして、インクジェット装置102は、ウェブ104に対して、インクを吐出して画像形成を行う。その後、排紙装置103は、ウェブ104を排紙する。
インクジェット装置102は、例えば、K、C、M、及び、Yの4色で画像形成を行う。図示する例では、インクジェット装置102は、Kのインクを吐出するKヘッド210K、Cのインクを吐出するCヘッド210C、Mのインクを吐出するMヘッド210M、及び、Yのインクを吐出するYヘッド210Yを備える。
回転体の例である、搬送ローラ105は、例えば、いずれのヘッドよりも上流、かつ、給紙装置101より下流の位置に設置される。なお、記録媒体を搬送するローラ、アクチュエータ、及び、制御装置等は、他にもあってもよい。
搬送ローラ105に対して、回転量を検出する検出器が設置される。例えば、検出器は、エンコーダ106である。
エンコーダ106は、搬送ローラ105が回転した回転角度、回転速度、又は、この両方等を検出量にして検出する。すなわち、エンコーダ106は、搬送ローラ105による記録媒体が搬送された量等を検出する。以下、エンコーダ106が検出する検出量が「第1検出量」である例で説明する。
図2は、液体吐出装置の構成例を示す図である。例えば、インクジェット装置102は、搬送ローラ105、エンコーダ106、Kヘッド210K、Cヘッド210C、Mヘッド210M、Yヘッド210Y、従動ローラ220等を備える。
また、インクジェット装置102は、第1イメージセンサ52A、第2イメージセンサ52B、第3イメージセンサ52C、及び、第4イメージセンサ52Dを備える。以下、第1イメージセンサ52A、第2イメージセンサ52B、第3イメージセンサ52C、及び、第4イメージセンサ52Dを総じて、「イメージセンサ52」という場合がある。
さらに、インクジェット装置102は、コントローラ520、及び、演算装置530等を備える。
エンコーダ106は、搬送ローラ105の回転に応じて、パルスを生成する。生成後、エンコーダ106は、パルスを演算装置530に送信する。
イメージセンサ52は、周期的にウェブ104の表面を撮影する。撮影後、イメージセンサ52は、撮影データを演算装置530に送信する。そして、演算装置530は、撮影データに基づいて、ウェブ104の表面上に形成される模様を検出する。なお、イメージセンサ52は、ウェブ104の内部にある模様等を対象にしてもよい。
次に、演算装置530は、模様の変位を算出する。このようにして、演算装置530は、ウェブ104の位置、搬送速度、又は、この両方を計算する。
なお、イメージセンサ52は、図示するように、各ヘッドが吐出するインクの着弾位置よりも上流に設置されてもよい。このように、インクの着弾位置以外の位置にイメージセンサ52を設置する場合には、演算装置530は、インクの着弾位置に換算して位置、搬送速度、又は、この両方等を計算してもよい。
以下、イメージセンサ52による検出結果を「第2検出量」という。
コントローラ520は、記憶装置、演算装置、及び、制御装置等である。例えば、コントローラ520は、演算装置530等による計算結果等に基づくタイミングで各ヘッドにインクを吐出させる制御等を行う。このように、コントローラ520は、各ヘッド等の装置を制御する。なお、インクジェット装置102は、コントローラ520以外に制御を行う装置を有してもよい。
[検出、及び、補正の例]
図3は、液体を吐出するタイミングを補正する前の例を示す図である。以下、エンコーダ106が第1信号SIG1のように、第1パルスを生成する例で説明する。
第1信号SIG1は、第1検出量を示す信号である。例えば、第1信号SIG1は、周期10を1周期とする。具体的には、周期10は、搬送ローラ105の1回転等を示す。ただし、周期10は、1回転に限られず、事前に設定する他の回転量でもよい。
第2信号SIG2は、液体を吐出するタイミングを示す信号である。すなわち、各ヘッドは、第2信号SIG2が示すタイミングで液体を吐出するように制御される。また、この例は、第2信号SIG2がハイアクティブ(High-Active)とする。すなわち、図において、第2信号SIG2が「High」となると、各ヘッドは、液体を吐出する。
例えば、第1検出量を基準にして、液体を吐出するタイミングを定めると、第11タイミングT11、第12タイミングT12、及び、第13タイミングT13等のように、タイミングが定まる。以下、第11タイミングT11、第12タイミングT12、及び、第13タイミングT13等のように、第1検出量で定まるタイミング、すなわち、補正する前の液体を吐出するタイミングを「第1タイミング」という。
以下、周期10ごとに1回ずつ吐出を行う例で説明する。まず、第1タイミングは、例えば、図3に示すように、立ち下がりエッジで定まる。このように定まった第1タイミングは、以下のような第3信号SIG3等に基づいて補正される。
第3信号SIG3は、第2検出量を示す信号である。具体的には、図示する例では、第3信号SIG3は、初期値を「0」とする。すなわち、補正量が「0」の状態は、ずれ等が全く発生していない状態であって、補正せずに、第11タイミングT11、第12タイミングT12、及び、第13タイミングT13で吐出すればよい状態である。
次に、この例は、イメージセンサ52が検出するパターンに基づき、補正量が「A」と計算される例である。したがって、第3信号SIG3は、計算結果に基づき、「0」から「-A」に更新タイミングT1で値が更新される。なお、補正量における「+」及び「-」は、搬送方向において、タイミングを早めるか、遅くするかを示す。
例えば、補正は、搬送速度の変動等が発生した場合等に行う。具体的には、記録媒体の搬送中に搬送速度が変動した場合には、初期状態で設定したタイミングで液体を吐出すると、画像形成等を行う上で、ずれが生じる。そこで、インクジェット装置102は、イメージセンサ52が検出するパターンの変位等に基づき、搬送速度を計算する。このような計算により、インクジェット装置102は、搬送速度の変動等を計算する。そして、搬送速度の変動が計算すると、インクジェット装置102は、搬送速度の変動によって生じるずれを把握する。次に、インクジェット装置102は、ずれを打ち消すような補正量を計算する。
なお、補正量は、搬送速度の変動以外を考慮して計算されてもよい。例えば、イメージセンサの検出を行う位置と、各ヘッドの直下となる位置とが異なる場合には、補正量は、各ヘッドの直下を想定して計算されてもよい。
以下、更新タイミングT1で計算された補正量で、補正前が第13タイミングT13で吐出するタイミングを補正の対象とする例で説明する。すなわち、以下の説明は、第1検出量で定まる液体を吐出するタイミングである「第1タイミング」が第13タイミングT13である例で説明する。
なお、補正量は、以下のような第2パルスでカウントしたカウント値で計算されるのが望ましい。
第4信号SIG4は、第2パルスを示す信号である。第2パルスは、第1パルスを等分割した信号である。なお、第1パルスを何等分して第2パルスとするかは、事前に設定する。
以下、補正前は、周期10の開始(図では、第1信号SIG1の立下りエッジで示す。)から液体を吐出するタイミングまでの時間(以下「吐出タイミング11」という。)が、第2パルスのカウント値で「n」番目であるとする。また、補正前は、第12タイミングT12、及び、第13タイミングT13も、吐出タイミング11が第2パルスのカウント値で「n」番目であるとする。
第13タイミングT13は、第2パルスのカウント値で補正されるのが望ましい。このように、第2パルスのカウント値等を用いると、インクジェット装置102は、信号処理で補正等の処理ができる。ゆえに、インクジェット装置102は、ソフトウェア等を用いる場合等と比較して、補正等の処理を高速に行うことができる。
図4は、液体を吐出するタイミングを補正した後の例を示す図である。図3と比較すると、図4は、図3では第13タイミングT13の第1タイミングが、補正により、図4に示すように第2タイミングT2になった点が異なる。
第2タイミングT2は、補正前では吐出タイミング11であったのが、補正量12分、遅らせるように補正されたタイミングである。例えば、第2タイミングT2は、「吐出タイミング11 + 補正量12」が第2パルスのカウント値で「m」番目である等のように、第2パルスのカウント値で計算されるのが望ましい。このように、補正量12は、第2パルスの何パルス分であるかに換算して計算されるのが望ましい。
例えば、搬送速度の変動は、回転体の偏芯、記録媒体が回転体に対して滑る、記録媒体の伸縮、又は、これらの組み合わせ等を要因に発生する。これらを要因とした、第1タイミングと、各ヘッドが液体を着弾させる位置等における記録媒体との差異が、補正量12分となる。したがって、液体吐出装置は、補正量12分を補正する。
このように、回転体の回転量を示す第1検出量に基づいて定まる第1タイミングは、イメージセンサ52等の検出結果で定まる第2検出量に基づいて補正される。このような補正によって生成される第2タイミングで液体を吐出すると、液体吐出装置は、上記の要因に基づく位置のずれを少なくして、液体を着弾させる精度を向上できる。
なお、補正は、補正量の「+」及び「-」に応じて、補正前より、タイミングを早くする方向へ補正する(図では、補正前より、左側へ移動させる補正となる。)処理でもよい。
また、図2に示すように、ヘッドを複数備える液体吐出装置では、イメージセンサ52は、ヘッドごとに備えるのが望ましい。そして、各ヘッドは、各々のイメージセンサによる第2検出量に基づいて、吐出するタイミングが補正されるのが望ましい。
そして、下流のヘッドは、上流のヘッドに対する補正結果に基づいて、吐出するタイミングが補正されるのが望ましい。図2に示すようなK、C、M、及び、Yの順で上流から下流へヘッドが並ぶ場合において、例えば、Cヘッド210Cは、上流であるKヘッド210Kに対する補正結果を基準として、補正がされるのが望ましい。
C、M、及び、Yのように、下流に位置するヘッドは、エンコーダ106を基準等とすると、ずれが蓄積されやすい。すなわち、エンコーダ106を基準にすると、下流のヘッドほど、ずれが大きくなりやすい。そこで、補正は、上流の補正結果を参考にするのが望ましい。
具体的には、補正は、上流での補正結果に対して、差分を補正するのが望ましい。Cヘッド210Cは、Kヘッド210Kに対する補正がされた後、すなわち、Kヘッド210Kより下流で発生するずれを補正するのが望ましい。このように、上流の吐出部との差分を補正するようにすると、液体吐出装置は、液体を着弾させる精度をより向上できる。
[第2実施形態]
第2実施形態は、例えば、以下のように補正する場合等である。
図5は、第2実施形態における補正の例を示す図である。第1実施形態と比較すると、補正量12が大きい点が異なる。具体的には、第2実施形態において対象とする補正量12は、第1パルスの1周期以上の補正量である。以下、補正量を「-B」とする。
このように、補正量12が大きい場合には、インクジェット装置102は、第2タイミングT2の基準となるタイミング(以下「基準タイミング」という。)を変更するのが望ましい。
図6は、基準タイミングの変更例を示す図である。図は、基準タイミングを第14タイミングT14とする変更を行った例を示す。
変更する前は、基準タイミングが第13タイミングT13である。そこで、インクジェット装置102は、基準タイミングを第13タイミングT13から第14タイミングT14に変更する。すなわち、基準タイミングは、第1信号SIG1において、1周期分遅らせるように変更される。なお、補正量12が2周期以上である場合には、基準タイミングは、2周期以上変更されてもよい。
このように、基準タイミングを第14タイミングT14に変更すると、第2タイミングT2は、変更後補正量13と計算される。
基準タイミングを変更しないと、補正量12のように、カウンタ値等が大きい値となり、制御カウンタの桁溢れ(「オーバーフロー」等ともいう。)等が生じる場合がある。特に、1周期、2周期、・・・というように、搬送速度が大きく変動した等の場合には、補正量が蓄積されていきやすくなる。そして、制御カウンタの桁溢れ等が発生すると、吐出不良等が生じる場合がある。
一方で、基準タイミングを変更すると、補正量12を変更後補正量13のような小さな値で示せる。ゆえに、基準タイミングを変更すると、制御カウンタの桁溢れ等を防げる。
[全体処理例]
図7は、全体処理例を示す図である。
ステップS0701では、液体吐出装置は、記録媒体を回転体で搬送する搬送手順を行う。具体的には、液体吐出装置は、図1に示すように、記録媒体を上流から下流へ搬送する。
ステップS0702では、液体吐出装置は、第1検出量を検出する第1検出手順を行う。具体的には、液体吐出装置は、図2に示す第1信号SIG1のように、第1検出量を示す信号を生成する。
ステップS0703では、液体吐出装置は、第2検出量を検出する第2検出手順を行う。具体的には、液体吐出装置は、図2に示す第3信号SIG3のように、第2検出量を示す信号を生成する。
ステップS0704では、液体吐出装置は、第1タイミングを補正して第2タイミングを計算する補正手順を行う。具体的には、液体吐出装置は、図4に示す第13タイミングT13を補正して、第2タイミングT2を計算する。
ステップS0705では、液体吐出装置は、液体を吐出する吐出手順を行う。具体的には、液体吐出装置は、図4に示す第2タイミングT2で吐出するように制御する。
なお、液体吐出装置は、図示するような順序で全体処理を行わなくともよい。例えば、各ステップは、並列、冗長、又は、図示する順序とは異なる順序で行われてもよい。
[機能構成例]
図8は、機能構成例を示す図である。例えば、インクジェット装置102は、搬送部102F1、第1検出部102F2、第2検出部102F3、補正部102F4、及び、吐出部102F5等を備える。
搬送部102F1は、回転体を用いて、搬送方向へ記録媒体を搬送する搬送手順を行う。例えば、搬送部102F1は、搬送ローラ105等で実現する。
第1検出部102F2は、第1検出量を検出する第1検出手順を行う。例えば、第1検出部102F2は、エンコーダ106等で実現する。
第2検出部102F3は、第2検出量を検出する第2検出手順を行う。例えば、第2検出部102F3は、イメージセンサ52等で実現する。
補正部102F4は、第1タイミングを第2検出量に基づいて補正して第2タイミングを計算する補正手順を行う。例えば、補正部102F4は、演算装置530等で実現する。
吐出部102F5は、第2タイミングで記録媒体に液体を吐出する吐出手順を行う。例えば、吐出部102F5は、Kヘッド210K、Cヘッド210C、Mヘッド210M、及び、Yヘッド210Y、及び、コントローラ520等で実現する。
以上のような機能構成であると、インクジェット装置102は、まず、第1検出量に基づいて第1タイミングを計算できる。そして、搬送速度の変動等が起きると、第1タイミングでは、液体を着弾させる精度が悪くなる場合がある。そこで、インクジェット装置102は、イメージセンサ52等の検出結果で定まる第2検出量に基づいて、第1タイミングを補正して第2タイミングを計算する。このような補正によって生成される第2タイミングで液体を吐出すると、液体吐出装置は、位置のずれを少なくして、液体を着弾させる精度を向上できる。
[液体吐出システムの例]
液体吐出装置を有する液体吐出システムは、以下のような構成でもよい。
図9は、変形例の全体構成を示す図である。例えば、液体吐出システムは、以下のような全体構成の画像形成装置100aである。
例えば、画像形成装置100aは、給紙装置201、処理剤液塗布装置202、液体吐出装置の例である、第1インクジェット装置102a、反転装置203、及び、第2インクジェット装置102b等を有する。
ウェブ104は、連帳な搬送物の例である。このように、記録媒体は、例えば、ロール紙である。
給紙装置201は、処理剤液塗布装置202に対して、ウェブ104を搬送する。
処理剤液塗布装置202は、ウェブ104に対して、前処理を行う。例えば、処理剤液塗布装置202には、ウェブ104の表裏に処理剤液を塗布する。
第1インクジェット装置102aは、インク等の液体をウェブ104に吐出して画像の形成等を行う。例えば、第1インクジェット装置102aは、ウェブ104のおもて面に、画像データが示す画像を画像形成する。
反転装置203は、ウェブ104の表裏を反転する。
第2インクジェット装置102bは、インク等の液体をウェブ104に吐出して画像の形成等を行う。例えば、第2インクジェット装置102bは、ウェブ104の裏面に、画像データが示す画像を画像形成する。
なお、画像形成装置100aは、図示するような構成でなくともよい。例えば、図示するような種類以外の前処理又は後処理を行う装置を更に有してもよい。また、液体吐出装置は、1台、又は、3台以上あってもよい。
[記録媒体の位置を検出する構成例]
図10は、イメージセンサ52を用いる記録媒体の位置を検出する構成例を示す図である。例えば、液体吐出装置は、以下のような構成を有するのが望ましい。
図10(A)に示すように、第1インクジェット装置102aは、イメージセンサ52を有するハードウェア構成である。
イメージセンサ52は、搬送されるウェブ104を撮影して画像データを生成する。具体的には、イメージセンサ52は、事前に設定する周期で、ウェブ104のおもて面部分を撮影する。
図10(B)は、イメージセンサ52が撮影する周期を模式的に示す図である。以下、撮影された順に、画像データを「第1画像データIMG1」、「第2画像データIMG2」、「第3画像データIMG3」、「第4画像データIMG4」、・・・という。
その後、第1インクジェット装置102aは、画像データに対して、FFT(Fast Fourier Transform、高速フーリエ変換)等の周波数解析処理を行う。このように周波数解析処理を行った結果を使用し、第1インクジェット装置102aは、2つの画像データの間における画像相関のピークを算出する。
図10(C)は、周波数解析結果の例を示す図である。具体的には、第1画像データIMG1、及び、第2画像データIMG2に基づいて、第1インクジェット装置102aは、「第1解析結果F12」を生成する。同様に、第2画像データIMG2、及び、第3画像データIMG3に基づいて、第1インクジェット装置102aは、「第2解析結果F23」を生成する。続いて、第3画像データIMG3、及び、第4画像データIMG4に基づいて、第1インクジェット装置102aは、「第3解析結果F34」を生成する。それぞれの解析結果において、ピークが算出される。
このように算出するピークに基づいて、第1インクジェット装置102aは、搬送量を算出する。具体的には、ピークが発生する位置を比較することで、第1インクジェット装置102aは、ウェブ104の表面上に形成される模様の変位を算出する。このような結果に基づいて、第1インクジェット装置102aは、例えば、送り量が一定量に達するごとにパルスを生成する。
このような構成により、エンコーダローラ等と同様に、第1インクジェット装置102aは、変位、搬送速度、又は、これらの組み合わせ等を示す信号を生成できる。また、イメージセンサ52でウェブ104の位置を検出する構成では、ウェブ104に対してスリット等を事前に準備する作業が少なくできる。
[その他の実施形態]
上記に説明した液体吐出方法は、例えば、プログラム等で実現してもよい。すなわち、液体吐出方法は、プログラムに基づいて、演算装置、記憶装置、入力装置、出力装置、及び、制御装置を協働して動作させて、コンピュータが実行する方法である。また、プログラムは、記憶装置、又は、記憶媒体等に書き込まれて配布、又は、電気通信回線等を通じて配布されてもよい。
上記に説明した各装置は、1つの装置でなくともよい。すなわち、各装置は、複数の装置で構成するシステム等でもよい。
画像形成装置は、例えば、商用印刷機(例えば、大型の電子写真プリンタ、又は、インクジェットプリンタ等である。)等でもよい。
記録媒体は、例えば、用紙(「普通紙」等ともいう。)である。ただし、記録媒体は、用紙以外のコート紙、ラベル紙等の他、オーバヘッドプロジェクタシート、フィルム、又は、可撓性を持つ薄板等でもよい。また、記録媒体は、ロール紙等でもよい。
すなわち、記録媒体の素材は、インク滴、又は、トナー等の塗料が付着可能、一時的に付着可能、付着して固着、又は、付着して浸透する材質等であればよい。
具体的には、記録媒体は、用紙、フィルム、若しくは、布等の被記録媒体、電子基板、圧電素子(「圧電部材」等ともいう。)等の電子部品、粉体層(「粉末層」等ともいう。)、臓器モデル、又は、検査用セル等である。
このように、記録媒体の材質は、塗料が付着可能であって、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス、又は、これらの組み合わせ等であればよい。
なお、本発明は、上記に例示する各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項のすべてが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
10 :周期
11 :吐出タイミング
12 :補正量
13 :変更後補正量
52 :イメージセンサ
52A :第1イメージセンサ
52B :第2イメージセンサ
52C :第3イメージセンサ
52D :第4イメージセンサ
102 :インクジェット装置
102F1 :搬送部
102F2 :第1検出部
102F3 :第2検出部
102F4 :補正部
102F5 :吐出部
104 :ウェブ
105 :搬送ローラ
106 :エンコーダ
210C :Cヘッド
210K :Kヘッド
210M :Mヘッド
210Y :Yヘッド
520 :コントローラ
530 :演算装置
T1 :更新タイミング
T11 :第11タイミング
T12 :第12タイミング
T13 :第13タイミング
T14 :第14タイミング
T2 :第2タイミング
特開2019-10751号公報

Claims (5)

  1. 回転体を用いて、搬送方向へ記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記回転体の回転量を示す第1検出量を検出する第1検出部と、
    前記記録媒体を撮影して特定する前記記録媒体が有するパターンに基づき、前記記録媒体の前記搬送方向における位置、前記記録媒体の前記搬送方向における搬送速度、又は、これらの組み合わせを示す第2検出量を検出する第2検出部と、
    前記第1検出量で定まる液体を吐出する第1タイミングを前記第2検出量に基づいて補正した第2タイミングを計算する補正部と、
    前記第2タイミングで前記記録媒体に前記液体を吐出する吐出部と
    を備え
    前記第1検出部は、
    前記第1検出量を示す第1パルスを生成するエンコーダであり、
    前記第2タイミングは、
    前記第1パルスを時間において等分割した第2パルスをカウントしたカウンタ値で計算され、
    前記補正部は、
    前記第1パルスの1周期以上を補正する補正量では、基準とするタイミングである基準タイミングを変更して、前記第2タイミングを計算する
    液体吐出装置。
  2. 前記吐出部を前記搬送方向における上流から下流へ複数備え、かつ、前記吐出部ごとに前記第2検出部を備え、
    前記補正部は、
    上流の前記吐出部に対する補正結果に基づき、前記第2タイミングを計算する
    請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第2検出部は、
    前記パターンの変位を算出して、前記搬送速度の変動を計算し、
    前記変動によって生じるずれを打ち消すように補正量を計算し、
    前記補正部は、
    前記補正量で前記第2タイミングを計算する
    請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 液体吐出装置が行う液体吐出方法であって、
    液体吐出装置が、回転体を用いて、搬送方向へ記録媒体を搬送する搬送手順と、
    液体吐出装置が、前記回転体の回転量を示す第1検出量を示す第1パルスを検出する第1検出手順と、
    液体吐出装置が、前記記録媒体を撮影して特定する前記記録媒体が有するパターンに基づき、前記記録媒体の前記搬送方向における位置、前記記録媒体の前記搬送方向における搬送速度、又は、これらの組み合わせを示す第2検出量を検出する第2検出手順と、
    液体吐出装置が、前記第1検出量で定まる液体を吐出する第1タイミングを計算する第1タイミング算出手順と、
    液体吐出装置が、前記第1パルスを時間において等分割した第2パルスをカウントしたカウンタ値で計算し、前記第1パルスの1周期以上を補正する補正量では、基準とするタイミングである基準タイミングを変更して第2タイミングを計算する補正手順と、
    液体吐出装置が、前記第2タイミングで前記記録媒体に前記液体を吐出する吐出手順と
    を有する液体吐出方法。
  5. 請求項に記載の液体吐出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。



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