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JP7616217B2 - 触覚提示装置 - Google Patents
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JP7616217B2 - 触覚提示装置 - Google Patents

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Description

本技術は、ユーザに触覚を提示する触覚提示装置に関する。
VR(Virtual Reality)市場の発展に伴い、視覚や聴覚に加えて触覚を提示する触覚提示デバイスの開発が行われている。触覚提示装置はユーザの身体への装着箇所に応じて種々の構成を有するものが検討されている。
例えば、特許文献1には、ユーザの指先に装着される触覚提示装置が開示されている。また、特許文献2には、ユーザの手首に装着される振動アクチュエータが開示されている。さらに、特許文献3にはユーザの腹部に装着されるバイブレータ装置が開示されている。
特開2019-67166号公報 国際公開第2017/099241号 特表平10-507121号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載のようなユーザの身体に装着される触覚提示装置では、触覚提示装置を装着するユーザの身体サイズが異なると、触覚の提示位置がずれるという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、ユーザの身体サイズによらず、所望の位置で覚提の提示が可能な触覚提示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る触覚提示装置は、支持部材と、触覚提示モジュールとを具備する。
上記支持部材は、身体に装着可能である。
上記触覚提示モジュールは、上記支持部材に対して着脱可能かつ、上記支持部材の長手方向において位置調整が可能であり、触覚を発生させる。
この構成によれば、触覚提示モジュールが支持部材の長手方向に対して位置調整可能であるため、ユーザの身体サイズによらず、所望の位置で触覚の提示が可能である。
上記支持部材はベルトであり、ユーザの身体に巻回させて締結が可能であってもよい。
上記支持部材は、上記長手方向に沿って設けられた第1係合部を備え、
上記触覚提示モジュールは、上記第1係合部に係合する第2係合部を備え、上記第2係合部の上記第1係合部への係合により上記支持部材に固定されてもよい。
上記支部材は、上記第1係合部に係合する第3係合部を備え、上記第3係合部が上記第1係合部に係合することにより、締結が可能であってもよい。
上記支持部材は、上記長手方向に沿って延伸する第1電極を備え、
上記触覚提示モジュールは、上記第1電極と接触する第2電極を備え、上記第1電極から供給される駆動信号により触覚を発生させてもよい。
上記触覚提示装置は、上記第1係合部に係合する第4係合部を備え、上記支持部材からの触覚刺激の伝達を抑制する緩衝部材をさらに具備してもよい。
上記第1係合部は、上記長手方向に沿って配置された面ファスナーであり、
上記第2係合部は、上記面ファスナーに接合可能な面ファスナーであってもよい。
上記第1係合部は上記支持部材に設けられ、上記長手方向に沿って配列された複数の孔であり、
上記第2係合部は上記複数の孔に挿通可能なピンであってもよい。
上記第1係合部は上記支持部材に設けられ、上記長手方向に沿って延伸するレールであり、
上記第2係合部は上記レールに嵌合され、上記レールに対して摺動可能な突起であってもよい。
上記触覚提示モジュールは、袋状の膨張膜と上記膨張膜内に空気を流入させる空気流発生装置を備え、圧迫の提示が可能な圧迫提示モジュールであってもよい。
上記圧迫提示モジュールは、上記膨張膜の体積を一定に維持し、上記膨張膜を上記支持部材からの触覚刺激の伝達を抑制する緩衝部材として動作させてもよい。
上記触覚提示モジュールは、振動を発生させる振動発生モジュールであってもよい。
上記触覚提示モジュールは、発熱又は吸熱する温度変化モジュールであってもよい。
本技術の実施形態に係る触覚提示装置の、手首に装着した状態の斜視図である。 上記触覚提示装置の断面図である。 上記触覚提示装置の斜視図である。 上記触覚提示装置の側面図である。 上記触覚提示装置の、指に装着した状態の斜視図である。 上記触覚提示装置の、触覚提示モジュールの位置調整を示す模式図である。 上記触覚提示装置の、面ファスナーによる係合機構を示す平面図である。 上記触覚提示装置の、面ファスナーによる係合機構を示す断面図である。 上記触覚提示装置が備える支持部材の平面図である。 上記触覚提示装置の、ピンによる係合機構を示す平面図である。 上記触覚提示装置の、ピンによる係合機構を示す断面図である。 上記触覚提示装置が備える支持部材の平面図である。 上記触覚提示装置の、レールによる係合機構を示す平面図である。 上記触覚提示装置の、レールによる係合機構を示す断面図である。 上記触覚提示装置が備える支持部材の平面図である。 比較例に係る触覚提示装置の、身体サイズによる差異を示す模式図である。 本技術の実施形態に係る触覚提示装置の、身体サイズによる差異を示す模式図である。 上記触覚提示装置の、触覚提示モジュールの配置例を示す断面図である。 上記触覚提示装置の、触覚提示モジュールの配置例を示す断面図である。 本技術の実施形態に係る、緩衝部材を備える触覚提示装置の断面図である。 本技術の実施形態に係る触覚提示装置の、支持部材の締結のための係合機構を示す平面図である。 上記触覚提示装置の、支持部材の締結のための係合機構を示す平面図である。 上記触覚提示装置の、支持部材の締結のための係合機構を示す平面図である。 上記触覚提示装置の、電気的接続機構を示す平面図である。 上記触覚提示装置の、電気的接続機構を示す拡大平面図である。 上記触覚提示装置の、電気的接続機構を示す断面図である。 上記触覚提示装置が備える支持部材の平面図である。 上記触覚提示装置の、電気的接続機構及び係合機構を示す断面図である。 上記触覚提示装置の、電気的接続機構及び係合機構を示す断面図である。 上記触覚提示装置の、電気的接続機構及び係合機構を示す断面図である。
本技術の実施形態に係る触覚提示装置について説明する。
[触覚提示装置の構造]
図1は本実施形態に係る触覚提示装置100を示す斜視図であり、図2は触覚提示装置100の断面図である。図1及び図2は、ユーザの身体Sに装着された状態の触覚提示装置100を示す。図3は触覚提示装置100の斜視図であり、図4は触覚提示装置100の側面図である。
図3及び図4に示すように、触覚提示装置100は、支持部材101及び触覚提示モジュール102を備える。
支持部材101は、触覚提示装置100をユーザの身体Sに固定する。身体Sは図1に示すように、例えば手首とすることができる。支持部材101は図2に示すように、身体Sに巻回されて締結され、身体Sに装着されるものとすることができる。同図において、支持部材101の表面のうち内周側、即ち身体S側の面を内周面101aとし、外周側、即ち内周面101aの反対側の面を外周面101bとする。
図3に示すように、支持部材101は、所定の厚みを有し、一方向に延伸するベルトである。以下、支持部材101の長手方向をX方向とし、短手方向であってX方向に直交する方向をY方向とする。また、支持部材101の厚み方向であって、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向とする。
支持部材101のサイズは、装着対象の身体の部位に応じて適宜変更可能であるが、図2に示すように身体Sに1周以上巻回可能な長さを有するものが好適である。また、支持部材101はベルトに限られず、ユーザの身体に装着可能なものであればよい。支持部材101には、触覚提示モジュール102を固定可能な係合部が設けられている。この係合部については後述する。
触覚提示モジュール102は、支持部材101に対して着脱可能であり、触覚を発生させる。触覚提示モジュール102は、図2に示すように、支持部材101の内周面101aに配置され、身体Sに接触する。触覚提示装置100は図2に示すように複数の触覚提示モジュール102を備えるものであってもよく、1つの触覚提示モジュール102を備えるものであってもよい。
触覚提示モジュール102が発生させる触覚は、ユーザが皮膚で知覚できるものであればよく、振動、摩擦、加熱又は冷却等のいずれか一つ以上とすることができる。具体的には触覚提示モジュール102は、偏心モータやボイスコイルモータ(VCM)を備えた振動発生モジュールや、袋状の膨張膜とこの膨張膜内に空気を流入させる空気流発生装置を備え、圧迫の提示が可能な圧迫提示モジュールとすることができる。
また、触覚提示モジュール102は、ペルチェ素子等により発熱又は吸熱する温度変化モジュールであってもよく、ユーザの皮膚に当接させた部材を回転あるいは摺動させる摩擦発生モジュールであってもよい。この他にも触覚提示モジュール102は、皮膚で知覚することが可能な何らかの触覚を提示可能なものであればよい。なお、触覚提示装置100が複数の触覚提示モジュール102を備える場合、各触覚提示モジュール102は同種のモジュールであってもよく、異なる触覚を発生させるモジュールであってもよい。
触覚提示モジュール102は、図3に示すように、内周面101aにおいて、支持部材101の長手方向(X方向)に沿って配列される。これにより、図2に示すように支持部材101がユーザの身体Sに巻回されると、身体Sの周囲に配置される。
触覚提示装置100は以上のような構成を有する。なお、触覚提示装置100が装着される部位はユーザの手首に限られない。図5はユーザの指に装着された触覚提示装置100の模式図である。触覚提示装置100はこの他にも、足首、足指、胴体、頭部等、ユーザの身体のいずれの部位に装着されてもよい。
[触覚提示モジュールの位置調整]
触覚提示モジュール102は、支持部材101における固定位置の調整が可能である。図6は、支持部材101における触覚提示モジュール102の固定位置を示す模式図である。同図において矢印で示すように、触覚提示モジュール102は、少なくとも支持部材101の長手方向(X方向)において位置の調整が可能に構成されている。
なお、図6では一つの触覚提示モジュール102を示すが、他の触覚提示モジュール102も同様に、支持部材101の長手方向(X方向)において個別に位置の調整が可能である。また、触覚提示モジュール102は支持部材の長手方向(X方向)に加え、短手方向(Y方向)においても位置の調整が可能に構成されていてもよい。
触覚提示モジュール102の支持部材101に対する位置の調整は、支持部材101に設けられた第1係合部と、触覚提示モジュール102に設けられた第2係合部による係合機構によって行うことができる。具体的には、次の係合機構のいずれかによって行うことができる。
<面ファスナーを用いた係合機構>
図7は、面ファスナーを用いた係合機構を備える触覚提示装置100の側面図であり、図8はその断面図である。図9はこの触覚提示装置100が備える支持部材101の平面図である。これらの図に示すように、支持部材101は第1係合部として面ファスナー111を備えるものとすることができる。面ファスナー111は内周面101aにおいて、支持部材101の長手方向(X方向)に沿って設けられている。面ファスナー111は内周面101aの全体にわたって設けられてもよく、短手方向(Y方向)における中央領域など、内周面101aの一部領域に設けられてもよい。
図7及び図8に示すように、触覚提示モジュール102は第2係合部として面ファスナー112を備える。触覚提示モジュール102は、面ファスナー112が面ファスナー111に接合されることにより、内周面101aの任意の位置に固定することができる。図7及び図8は一つの触覚提示モジュール102を示すが、他の触覚提示モジュール102も同様に、面ファスナー112により支持部材101に固定されるものとすることができる。
<ピンを用いた係合機構>
図10は、ピンを用いた用いた係合機構を備える触覚提示装置100の側面図であり、図11はその断面図である。図12はこの触覚提示装置100が備える支持部材101の平面図である。これらの図に示すように、支持部材101は、第1係合部として孔113を備えるものとすることができる。孔113は、内周面101aにおいて複数が設けられ、支持部材101の長手方向(X方向)に沿って所定間隔で配置されている。
図10及び図11に示すように、触覚提示モジュール102は第2係合部としてピン114を備える。触覚提示モジュール102は、ピン114が孔113のいずれかに挿通されることにより、内周面101aの任意の位置に固定することができる。図10及び図11は一つの触覚提示モジュール102を示すが、他の触覚提示モジュール102も同様に、ピン114による孔113への挿入により支持部材101に固定されるものとすることができる。
<レールを用いた係合機構>
図13は、レールを用いた係合機構を備える触覚提示装置100の側面図であり、図14はその断面図である。図15はこの触覚提示装置100が備える支持部材101の平面図である。これらの図に示すように、支持部材101は、第1係合部としてレール115を備えるものとすることができる。レール115は、内周面101aにおいて長手方向(X方向)に沿って延伸する。レール115は図14及び図15に示すように1本であってもよく、長手方向(X方向)に沿って延伸する2本以上のレール115が設けられてもよい。
図13及び図14に示すように、触覚提示モジュール102は第2係合部として突起116を備える。触覚提示モジュール102は、突起116がレール115に嵌合し、レール115に対して摺動することにより、内周面101aの任意の位置に固定することができる。図13は一つの触覚提示モジュール102を示すが、他の触覚提示モジュール102も同様に、突起116によるレール115への嵌合により支持部材101に固定されるものとすることができる。
触覚提示モジュール102と支持部材101の係合機構はここに示すものに限られず、触覚提示モジュール102が支持部材101の長手方向(X方向)において任意の位置に固定できるものであればよい。
[触覚提示装置による効果]
触覚提示装置100について、比較例との比較の上で説明する。図16は比較例に係る触覚提示装置300の、身体に装着された状態の模式図である。図16(a)及び(b)に示すように、触覚提示装置300は支持部材301及び触覚提示モジュール302を備える。触覚提示モジュール302は支持部材301に固定されている。
ここで、図16(a)に示すように、ユーザの身体S1に触覚提示装置300が装着されている状態において、触覚提示モジュール302は身体S1の上下左右4か所に接触している。この状態では、例えば、身体S1のうち一方向(例えば、図中上方)においてのみ触覚を提示したい場合、その方向に位置する触覚提示モジュール302を駆動すればよい。
しかしながら、触覚提示装置300を他のユーザが装着すると問題が生じる。図16(b)は、他のユーザの身体S2に触覚提示装置300が装着されている状態を示し、身体S2は身体S1より細いものとする。この場合、触覚提示モジュール302の身体S2への接触点は、触覚提示モジュール302の身体S1への接触点とずれが生じる。このため、身体S1のうち一方向に(例えば図中上方)において触覚を提示したい場合であっても、当該方向に触覚提示モジュール302が存在しないおそれがある。
このため、触覚提示装置300ではユーザの身体サイズによって触覚提示モジュール302の接触位置が異なり、例えば方向指示などの目的において手首の周囲の4点を空間的に分離して触覚を提示したい場合は提示の位置がずれ、効果を損なうことになる。また、物体の把持感の提示等を目的として身体の一部分(例えば指の前面)に触覚を提示することも困難である。
一方、図17は、触覚提示装置100の身体に装着された状態を示す模式図である。図17(a)に示すように、ユーザの身体S1に触覚提示装置100が装着されている状態において、触覚提示モジュール102は身体S1の上下左右4か所に接触している。
さらに、図17(b)に示すように、触覚提示装置100が身体S1より細い身体S2に装着されるとする。ここで上記のように、触覚提示装置100では触覚提示モジュール102の位置を支持部材101の長手方向(X方向)において調整可能であり、触覚提示モジュール102を任意の位置に固定することができる。
これにより、身体S1の場合と同様に触覚提示モジュール102を身体S2の上下左右4か所に接触する配置とすることができ、身体S1と身体S2のサイズの違いに関わらず、触覚提示モジュール102を所望の位置に接触させることが可能である。
以上のように、触覚提示装置100では、触覚提示モジュール102の位置を支持部材101の長手方向において調整可能とすることにより、ユーザによって身体のサイズが異なるために発生する、触覚提示位置のずれの調節が可能となる。
[触覚提示モジュールの配置について]
触覚提示モジュール102は上記のように内周面101aに配置されるが、その配置は上述のものに限られない。図18及び図19は、触覚提示モジュール102の他の配置例を示す模式図である。
図18に示すように、触覚提示モジュール102は内周面101aの全体にわたって配置されてもよい。身体Sのサイズに応じて支持部材101に固定される触覚提示モジュール102の数を調整することにより、触覚提示モジュール102の数を、身体Sをちょうど一周囲む数とすることが可能である。
また、図19に示すように、触覚提示モジュール102は内周面101aのうち一部範囲にのみ配置されてもよい。内周面101aのうち触覚提示モジュール102が配置されている範囲を「触覚提示範囲」とすると、触覚提示範囲は例えば、指の腹や手首の前面等とすることができる。ここで、触覚提示モジュール102の位置を、支持部材101の長手方向(X方向)において調整することにより、身体Sのサイズによらず、触覚提示範囲を所望の範囲とすることが可能である。
[緩衝部材について]
触覚提示装置100は、さらに緩衝部材を備えるものであってもよい。図20は緩衝部材103を備える触覚提示装置100の断面図である。同図に示すように、触覚提示モジュール102は、内周面101aにおいて一部の範囲にのみ固定され、触覚提示範囲を形成している。
緩衝部材103は、柔軟性を有する部材であり、支持部材101から身体Sへの触覚刺激の伝達を抑制する。緩衝部材103は、内周面101aのうち触覚提示範囲以外の範囲において支持部材101に固定されている。緩衝部材103は、支持部材101が備える第1係合部と係合可能な係合部(以下、第4係合部)を備え、支持部材101の長手方向(X方向)において位置の調整が可能である。第4係合部は、触覚提示モジュール102が備える第2係合部(図7乃至図15参照)と同一の構成とすることができる。
緩衝部材103は、支持部材101からの触覚刺激を抑制する構造を有するものであればよいが、例えばウレタンゴムやシリコンゴムからなり、あるいは気体又は液体を封入した袋状部材とすることができる。
触覚提示装置100において、触覚の提示位置をユーザに認識させるには触覚提示範囲とそれ以外の範囲(以下、非提示範囲)が空間的に分離していることが必要となる。例えば触覚提示モジュール102が圧迫提示を行う場合、身体Sの一部を圧迫すると、圧迫が支持部材101によって触覚提示装置100の装着部位全体へ伝搬するため、身体Sは支持部材101によって非提示範囲からも圧迫される。
また、触覚提示モジュール102が振動を発生する場合も、振動が支持部材101を介して伝達され、身体Sは提示範囲においても振動を知覚する。このため、身体Sは触覚提示範囲と非提示範囲を空間的に分離して知覚することが困難となる。
ここで、非提示範囲において支持部材101に緩衝部材103を設けることにより、支持部材101からの触覚刺激の伝達が抑制されるため、触覚提示範囲と非提示範囲を分離し、かつ触覚提示範囲以外への触覚の伝播を緩和することが可能となる。また、緩衝部材103と支持部材101への固定に触覚提示モジュール102と同一の係合機構を利用することにより、支持部材101に緩衝部材103用の係合機構が不要となり、かつ支持部材101の長手方向(X方向)における緩衝部材103の位置調整が可能となる。
なお、触覚提示装置100では、緩衝部材103に替えて、触覚提示モジュール102を緩衝部材として機能させてもよい。具体的には、触覚提示モジュール102が袋状の膨張膜とその内部に空気を流入させる空気流発生装置を備える圧迫提示モジュールである場合、膨張膜の体積を一定に維持することで、緩衝部材として機能させることができる。
[支持部材の締結について]
支持部材101は上記のように、身体Sに巻回されて締結されることで身体Sに装着される。この支持部材101の締結には、上述した第1係合部と係合可能な第3係合部を利用することができる。
図21乃至図23は、第3係合部を備える触覚提示装置100の模式図である。図21に示すように、内周面101aに第1係合部として面ファスナー111が設けられている場合、外周面101bに第3係合部として面ファスナー117を設けることができる。支持部材101を身体Sに巻回させ、面ファスナー117と面ファスナー111を接合することにより、支持部材101を任意の長さで締結することが可能である。
また、図22に示すように、内周面101aに第1係合部として孔113が設けられている場合、外周面101bに第3係合部としてピン118を設けることができる。支持部材101を身体Sに巻回させ、ピン118をいずれかの孔113に挿通させることにより、支持部材101を任意の長さで締結することが可能である。
さらに、図23に示すように、内周面101aに第1係合部としてレール115が設けられている場合、支持部材101の外周面101bに第3係合部として突起119を設けることができる。支持部材101を身体Sに巻回させ、突起119をレール115に嵌合させることにより、支持部材101を任意の長さで締結することが可能である。
[触覚提示モジュールへの駆動信号供給について]
触覚提示装置100における触覚提示モジュール102の電気的接続について説明する。図24は、触覚提示装置100における電気的接続機構を示す模式図であり、図25は図24の拡大図である。図26は、この電気的接続機構を示す断面図である。図24に示すように、触覚提示装置100は制御回路104及び第1電極105を備える。
制御回路104は、触覚提示モジュール102の駆動信号を生成し、第1電極105に供給する。制御回路104は配線106(図1及び図5参照)に接続され、配線106を介して電力供給を受けるものとすることができる。また、制御回路104は無線又は配線106を介して情報処理装置と接続され、情報処理装置から触覚提示モジュール102の駆動指示を受けるものとすることができ、この駆動指示に基づいて駆動信号を生成することができる。
第1電極105は、支持部材101に設けられ、制御回路104に電気的に接続されている。第1電極105は可撓性を有し、図26に示すように内周面101aに設けられた凹部の底面に配置されているものとすることができる。図27は、第1電極105を示す内周面101aの平面図である。同図に示すように第1電極105は支持部材101の長手方向(X方向)に沿って延伸し、グランド配線と信号配線の2本とすることができる。
図26に示すように、触覚提示モジュール102は第2電極107を備える。第2電極107は、第1電極105に接触するように突出して設けられている。第2電極107は、ばね機構を内蔵し、触覚提示モジュール102が支持部材101に固定された際に支持部材101に押圧されることで第1電極105と接触し、導通する。
図28乃至図30は、具体的な触覚提示モジュール102の係合機構と電気的接続機構を示す模式図である。図28に示すように、触覚提示装置100では支持部材101と触覚提示モジュール102が面ファスナー111と面ファスナー112の接合により固定されると、第1電極105と第2電極107が接触し、導通するものとすることができる。
また、図29に示すように、支持部材101と触覚提示モジュール102が孔113へのピン114の挿通により固定されると、第1電極105と第2電極107が接触し、導通するものとすることもできる。さらに、図30に示すように、支持部材101と触覚提示モジュール102がレール115と突起116の嵌合により固定されると、第1電極105と第2電極107が接触し、導通するものとすることもできる。
なお、第1電極105の本数は2本に限られず、支持部材101に固定される触覚提示モジュール102の数に応じてより多数の第1電極105が設けられてもよい。各触覚提示モジュール102に対応する第1電極105がそれぞれ設けられることにより、各触覚提示モジュール102を個別に駆動することが可能である。
[触覚提示装置の用途について]
本実施形態に係る触覚提示装置100の用途は特に限定されないが、例えばゲームや映画等といったVRコンテンツやナビゲーション、作業支援AR(Augmented Reality)等における触覚提示に利用することが可能である。
[補足]
以上説明した本技術に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。即ち、本開示において説明した種々の特徴部分は、任意に組み合わされてもよい。また、本開示において記載した種々の効果は例示であって、記載の効果に限定されるものではなく、他の効果が発揮されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
身体に装着可能な支持部材と、
上記支持部材に対して着脱可能かつ、上記支持部材の長手方向において位置調整が可能であり、触覚を発生させる1つ又は複数の触覚提示モジュールと
を具備する触覚提示装置。
(2)
上記(1)に記載の触覚提示装置であって、
上記支持部材はベルトであり、ユーザの身体に巻回させて締結が可能である
触覚提示装置。
(3)
上記(2)に記載の触覚提示装置であって、
上記支持部材は、上記長手方向に沿って設けられた第1係合部を備え、
上記触覚提示モジュールは、上記第1係合部に係合する第2係合部を備え、上記第2係合部の上記第1係合部への係合により上記支持部材に固定される
触覚提示装置。
(4)
上記(3)に記載の触覚提示装置であって、
上記支持部材は、上記第1係合部に係合する第3係合部を備え、上記第3係合部が上記第1係合部に係合することにより、締結が可能である
触覚提示装置。
(5)
上記(1)から(4)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
上記支持部材は、上記長手方向に沿って延伸する第1電極を備え、
上記触覚提示モジュールは、上記第1電極と接触する第2電極を備え、上記第1電極から供給される駆動信号により触覚を発生させる
触覚提示装置。
(6)
上記(3)から(5)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
上記第1係合部に係合する第4係合部を備え、上記支持部材からの触覚刺激の伝達を抑制する緩衝部材
をさらに具備する触覚提示装置。
(7)
上記(3)から(6)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
上記第1係合部は、上記長手方向に沿って配置された面ファスナーであり、
上記第2係合部は、上記面ファスナーに接合可能な面ファスナーである
触覚提示装置。
(8)
上記(3)から(6)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
上記第1係合部は上記支持部材に設けられ、上記長手方向に沿って配列された複数の孔であり、
上記第2係合部は上記複数の孔に挿通可能なピンである
触覚提示装置。
(9)
上記(3)から(6)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
上記第1係合部は上記支持部材に設けられ、上記長手方向に沿って延伸するレールであり、
上記第2係合部は上記レールに嵌合され、上記レールに対して摺動可能な突起である
触覚提示装置。
(10)
上記(1)から(9)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
請求項1に記載の触覚提示装置であって、
上記触覚提示モジュールは、袋状の膨張膜と上記膨張膜内に空気を流入させる空気流発生装置を備え、圧迫の提示が可能な圧迫提示モジュールである
触覚提示装置。
(11)
上記(10)に記載の触覚提示装置であって、
上記圧迫提示モジュールは、上記膨張膜の体積を一定に維持し、上記膨張膜を上記支持部材からの触覚刺激の伝達を抑制する緩衝部材として動作させる
触覚提示装置。
(12)
上記(1)から(11)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
上記触覚提示モジュールは、振動を発生させる振動発生モジュールである
触覚提示装置。
(13)
上記(1)から(12)のうちいずれか一つに記載の触覚提示装置であって、
請求項1に記載の触覚提示装置であって、
上記触覚提示モジュールは、発熱又は吸熱する温度変化モジュールである
触覚提示装置。
100…触覚提示装置
101…支持部材
102…触覚提示モジュール
103…緩衝部材
104…制御回路
105…第1電極
106…配線
107…第2電極
111…面ファスナー
112…面ファスナー
113…孔
114…ピン
115…レール
116…突起
117…面ファスナー
118…ピン
119…突起

Claims (12)

  1. 身体に装着可能な支持部材と、
    前記支持部材に対して着脱可能かつ、前記支持部材の長手方向において位置調整が可能であり、触覚を発生させる1つ又は複数の触覚提示モジュールと
    を具備し、
    前記支持部材は、前記長手方向に沿って延伸する第1電極を備え、
    前記触覚提示モジュールは、前記第1電極と接触する第2電極を備え、前記第1電極から供給される駆動信号により触覚を発生させる
    触覚提示装置。
  2. 請求項1に記載の触覚提示装置であって、
    前記支持部材はベルトであり、ユーザの身体に巻回させて締結が可能である
    触覚提示装置。
  3. 請求項2に記載の触覚提示装置であって、
    前記支持部材は、前記長手方向に沿って設けられた第1係合部を備え、
    前記触覚提示モジュールは、前記第1係合部に係合する第2係合部を備え、前記第2係合部の前記第1係合部への係合により前記支持部材に固定される
    触覚提示装置。
  4. 請求項3に記載の触覚提示装置であって、
    前記支持部材は、前記第1係合部に係合する第3係合部を備え、前記第3係合部が前記第1係合部に係合することにより、締結が可能である
    触覚提示装置。
  5. 請求項3に記載の触覚提示装置であって、
    前記第1係合部に係合する第4係合部を備え、前記支持部材からの触覚刺激の伝達を抑制する緩衝部材
    をさらに具備する触覚提示装置。
  6. 請求項3に記載の触覚提示装置であって、
    前記第1係合部は、前記長手方向に沿って配置された面ファスナーであり、
    前記第2係合部は、前記面ファスナーに接合可能な面ファスナーである
    触覚提示装置。
  7. 請求項3に記載の触覚提示装置であって、
    前記第1係合部は前記支持部材に設けられ、前記長手方向に沿って配列された複数の孔であり、
    前記第2係合部は前記複数の孔に挿通可能なピンである
    触覚提示装置。
  8. 請求項3に記載の触覚提示装置であって、
    前記第1係合部は前記支持部材に設けられ、前記長手方向に沿って延伸するレールであり、
    前記第2係合部は前記レールに嵌合され、前記レールに対して摺動可能な突起である
    触覚提示装置。
  9. 請求項1に記載の触覚提示装置であって、
    前記触覚提示モジュールは、袋状の膨張膜と前記膨張膜内に空気を流入させる空気流発生装置を備え、圧迫の提示が可能な圧迫提示モジュールである
    触覚提示装置。
  10. 請求項に記載の触覚提示装置であって、
    前記圧迫提示モジュールは、前記膨張膜の体積を一定に維持し、前記膨張膜を前記支持部材からの触覚刺激の伝達を抑制する緩衝部材として動作させる
    触覚提示装置。
  11. 請求項1に記載の触覚提示装置であって、
    前記触覚提示モジュールは、振動を発生させる振動発生モジュールである
    触覚提示装置。
  12. 請求項1に記載の触覚提示装置であって、
    前記触覚提示モジュールは、発熱又は吸熱する温度変化モジュールである
    触覚提示装置。
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