図1は、本発明の特定の特徴、態様および利点に従って配置され構成される患者用インタフェース100を示す。インタフェース100は、受け手に加圧された呼吸ガスを供給するために使用することができる。インタフェース100は、著しい圧力変化が起こる可能性のある状況で受け手に呼吸ガスを提供するのによく適している。例えば、しかし限定しないが、インタフェース100は、持続的気道陽圧(CPAP)を送るために使用することができる。
図1を引き続き参照すると、インタフェース100を着用するであろう患者から分離されたインタフェース100が示される。患者用インタフェース100のいくつかの態様および各態様の変形形態が、2010年11月12日付けで出願された米国特許出願第12/945,141号明細書に記載されており、その全内容が本明細書に援用される。インタフェース100は概して、マスク102を備える。構成によっては、ストラップ104をマスク102に取り付けることができ、それを使用して、マスク102を患者に固定することができる。構成によっては、インタフェース100はまた、マスク102に連結することができる可撓性供給導管106を備える。
図1を引き続き参照し、さらに図2を参照すると、マスク102は、患者の両方の鼻孔上に嵌まり、または覆い被さるように構成される。構成によっては、マスク102は、患者の鼻の各横方向側面に向かって湾曲するように構成される横方向部分110(図2参照)を含むことができる。これらの横方向部分110は、鼻の横腹の外側に向いている面に周囲シールを形成することができる。ストラップ104は、使用者の耳の上で単純なループ状に使用者の頭部に巻き付き得る。
可撓性導管106は、中央連結部112から垂れ下がり得る。構成によっては、中央連結部112は、マスク102の正面部分に位置決めすることができる。中央連結部112は、スイベルエルボを備えることが好ましい。エルボによって、可撓性導管106は、マスク102に対して枢動することができる。枢動を可能にすることによって、エルボは、インタフェース100がより良好に患者の睡眠時の姿勢に適応することを補助し得る。構成によっては、マスク102とのその連結に対して平行および垂直な軸の周りにエルボが枢動することができるように、中央連結部112は、玉継手を備えてもよい。
図示したマスク102は一般に、シール114、および本体またはフレーム116を備える。シール114およびフレーム116は、任意の適切な方法で連結することができる。
シール114は、凹み領域を含み得る柔軟なポケットまたは覆いを画定することが好ましい。構成によっては、シール114は、薄い壁厚を備えることができ、任意の適切な材料から形成することができる。例えば、しかし限定しないが、シール114は、ラテックス、ビニル、シリコーンまたはポリウレタンから形成することができる。構成によっては、壁厚は約0.5mm未満になり得、領域および構成によっては、約0.2mm未満になり得るであろう。構成によっては、シール114は、十分な弾性および降伏強度を有する材料から形成することができ、その結果、弾性と降伏強度との組合せによって、シール114が柔軟になる。シール114は、破損せずに、繰り返される大幅な変形に耐え得ることが好ましい。
図3を参照すると、シール114は、1つまたは2つの鼻孔ロケータ120を備えることが好ましい。鼻孔ロケータ120は、シール114から突出し得る。構成によっては、鼻孔ロケータは、シール114の近位壁124から略上方におよび後方に延在する。構成によっては、鼻孔ロケータ120は、シール114の近位壁124から略後方に延在する。
図1~図3に示した構成では、鼻孔ロケータ120は、シール114と一体的に(すなわち、1つの一体品で)形成される。各鼻孔ロケータ120は、出口アパーチャ118を備えることができ、それを通して可撓性導管106からガスを供給することができる。構成によっては、ガスは、シール114によって画定されたポケットまたは覆い内から供給することができる。他の構成では、供給されるガスは、シール114によって画定されたポケットまたは覆いに供給されるガスから分離することができる。
シール114は一般に、遠位壁122および近位壁124を備える。遠位壁122の外表面は、使用者と反対の方向を向いていることが好ましく、近位壁124の外表面は、使用者に面していることが好ましい。縁部126(図1および図2参照)は、遠位壁122の外周と近位壁124の外周とを連結することができる。上に説明した覆いまたはポケットは、少なくとも遠位壁122および近位壁124内に画定することができる。
シール114は、使用者の鼻の先端または下部(例えば、鼻梁の下の位置)を包み込むように設計されることが好ましい。そのため、図示したシール114は、側部部分間またはウィング130間に位置決めされた中央部分128(図1参照)を備える。中央部分128は、使用者の鼻の下にあり得、鼻孔ロケータ120を組み込むことが好ましい。構成によっては、中央部分128は、使用者の鼻の先端の上方に延在することができる。他の構成では、中央部分128は、使用者の鼻の先端の上方に延在しない。ウィング130は、上に説明した横方向部分110の少なくとも一部を形成することができる。ウィング130は、使用者の鼻の側面上に完全にまたは実質的に完全に広がるように構成することができ、使用者の頬上に少なくとも部分的に広がってもよい。
上記のように、シール114の少なくともかなりの部分は柔軟であり得る。例えば、鼻孔ロケータ120を囲む領域は、ウィング130の少なくとも一部より柔軟であり得る。少なくとも近位壁124および各側部部分の縁部126は、使用者の顔の輪郭に、特に使用者の鼻の外側横腹の輪郭に適合するよう膨張することができるように、非常に柔軟であり得る。シール114の柔軟な部分は、鼻孔ロケータ120が使用者の鼻孔内に係合された状態で、膨張したシールが使用者の顔に押し付けられる時に、シール114が使用者の顔の表面(すなわち、鼻の少なくとも側面、および上唇の少なくとも一部に沿って)に適合するのに十分な寸法および形状であることが好ましい。
しかしながら、マスク102の形状、フィット性および機能を改善するために、シール114の選択部分が高い剛性を有することができる。例えば、縁部126の少なくとも一部は、シール114における他の領域の膨れを制御するのに著しくより硬くすることができる。さらに、シール114の入口開口部(例えば、導管106からのガスの流れを受ける部分)に隣接し、かつそれを含む領域は、柔軟性を低くすることができる。したがって、遠位壁122は、ウィング130から、入口開口部を含む中央部分まで低い柔軟性を有し得る。柔軟性のより低い領域は、異なる材料から形成することができ、または厚さは大きいが同じ材料から形成することができる。
上記のように、フレーム116は、シール114を支持する。構成によっては、シール114の入口開口部は、フレーム116に取り付けることができ、可撓性導管106もまたフレーム116に取り付けることができ、その結果、フレーム116を介してシール114にガスを供給することができる。他の構成では、シール114は、可撓性導管106に直接連結する。構成によっては、シール114は、中央連結部112で導管106に連結することができる。
フレーム116は、シール114を固定するための任意の適切な構成を有してもよい。構成によっては、フレーム116の近位側から、コネクタ112まで延在する開口部の周囲に、環状壁が延在することができる。環状壁は、外方に延在するリップ部を含むことができる。シール114の入口開口部は、環状壁の外方に延在するリップ部に上から係合することができる。構成によっては、シール114の入口開口部は、環状壁に嵌まるよう伸ばすことができる。シール114の入口開口部には、例えば、しかし限定しないが、肉厚の、または強化された壁セクションを設けてもよい。構成によっては、シール114の伸長部分をフレーム116の環状壁上に巻き上げることができる。別の構成では、シール114にはコネクタの一部を設けることができ、フレーム116および導管106のうちの少なくとも1つは、相補的なコネクタ部を含んでもよい。
フレーム116は、寸法が最小になるように設計することができる。有利には、フレーム116の寸法を小さくすることによって、使用者の視界が明瞭となり、使用者は、インタフェース100を着用しながら眼鏡をかけることができる。フレーム116は、エラストマー材料から形成され、これによって、フレーム116は、使用者の顔にわずかに適合するように曲がり得ることが好ましい。しかしながら、フレーム116は、シール114を支持する。シール114を支持することによって、シールをより効果的に押し付けて使用者の顔、および鼻の周りと接触させることができる。フレーム116は、射出成形によって、好ましくは、例えば、しかし限定しないが、シリコーンまたはポリウレタンなどのエラストマー材料から形成することができる。構成によっては、フレーム116は、例えば、しかし限定しないが、ポリカーボネート、ポリエステルポリスチレンまたはナイロンなどのより剛性の高い材料から形成することができる。
使用時、鼻孔ロケータ124の上下および両側にある柔軟な近位壁124の部分は、シール114内部の圧力によって膨張(例えば、患者用インタフェース100に供給されるガスの流れから膨張)させ、使用者の皮膚に押し付けて、使用者の鼻の外表面の輪郭に、使用者の鼻の下部面に、および鼻の真下にある使用者の上唇の表面に適合させることができる。シール114の周囲または周辺が柔軟であることによって、マスク102は、少なくとも小さい範囲であらゆる方向(顔から直接遠ざかる方向以外)に移動することができるため、マスク102が動いても、顔とのこのシールは著しくは破損しにくい。シール114の柔軟な部分は多少、マスク102の位置から鼻孔ロケータ120の位置を分離し、この分離により、マスク102は、横方向および垂直方向(すなわち、患者の顔の軸に対して横および垂直)のうちの少なくとも1つまたは両方において多少変位し得る。ウィング130は、使用者の鼻の側面と係合し、さらにシールを形成する。ウィング130はまた、マスクの位置を支持する。
図4を参照すると、インタフェース100を着用する時、ウィング130を広げてウィング130間の角度を増大させることによってマスク102を開くことができる。ウィング130を引っ張って開いていると、近位壁124上に位置決めされている鼻孔ロケータ120(図3参照)は、使用者に向かってより良好に存在し、マスク102の位置を使用者の顔上に案内する。鼻孔ロケータ120を適切に位置決めすると、マスク102は、ストラップ104で適所に固定することができ、ストラップ104は、垂直方向に耳より高い位置で使用者の頭部の周りにループを形成する。インタフェースを着用するための他の技術も使用することができる。
上記のように、インタフェース100を着用する時には、フィット性を改善し、所望の位置決めを達成することを補助するために、シール114は折り畳み、または広げて開くことが好ましい。しかしながら、図1~図4の構成では、シール114を広げて開くには一般に、シール114と使用者の顔との間に指を位置決めする必要があり、これは、使用者にとって厄介であり得る。さらに、片手でシール114を開き、もう一方の手を使用してストラップ104を適所に持って来るのは難しい場合がある。
図5を参照すると、シール操作アセンブリ140を備えたインタフェース100aが示される。明瞭にするために、図5の下部のフレーム116aをなくし、図5の上部のフレーム116aに連結したインタフェース100aのシール114aが拡大して示してある。シール操作アセンブリ140は、1対のパッド142を備えることが好ましい。パッド142は、シール114aから外方に延在する。構成によっては、パッド142は、遠位面122aに沿って位置決めされる。構成によっては、パッド142は、遠位面122aから外方に延在する。構成によっては、パッド142は、シール114aと一体的に形成される。構成によっては、パッド142は、シール114aとは別個の構成要素である。図示した構成では、インタフェース100aのフレーム116aは、パッド142の少なくとも一部を受ける凹部144を備える。シール114aは、パッド142の領域においてフレーム116aの下にある。構成によっては、シール114aがフレーム116aに対して移動することができるように、シール114aは、パッド142の領域内またはその領域の近位においてフレーム116aに固定されない。
パッド142は、シール操作アセンブリ140の作動機構に連結される。構成によっては、パッド142は、シール114a内に延在するシザーアームに連結される。パッド142を互いに向かって強く握ることによりシール114aの端部146が互いに遠ざかるように移動し得るように、シザーアームを交差させ、ヒンジで連結することができる。
構成によっては、作動機構は、すぐ上で説明したシザー機構より単純である。例えば、作動機構を簡略化した図である図6を参照すると、パッド142は、アーム150に連結し、またはアーム150と一体的に形成される。アームは、シール114aの端部146に向かって延在することができる。アーム150の長さは、パッド142の長さより長くすることができる。アーム150の前方部分は、クロス部材152を使用して、互いに離して保持することができる。構成によっては、シール114a、フレーム116a、またはシール114aとフレーム116aとを組み合わせたものの材料は、クロス部材152を含めることなくパッド142を操作することによって、シール114aの両端部146を分離し、または広げ得るのに十分硬くてもよい。パッド142と端部146との間の位置でアーム150を離して保持することによって、パッド142を互いに向かって押圧することで、端部146が互いに離れて移動する。構成によっては、アーム150は、活性ヒンジによって、弾性変形する可撓性クロス部材への剛性連結によって、またはピン継手などによって、共に連結することができる。
膨張していないシール114aの形状を操作することによって(例えば、使用者に対するシール114aの最初の現れ方を変更するために、端部146a同士を離すことによって)、シール114aは、使用者の顔に配置するために開かれる。シール114aは、適所に配置すると膨張させることができ、これによって、シール114aは使用者の鼻孔の周りで膨張する。
ここで図7を参照すると、別のシール114bが図示される。シール114bには、別のシール操作構成140bが設けられている。図示したシール114bでは、シール操作構成140bは、遠位壁122bの一部に取り付け、またはそれと一体的に形成することができる。シール操作構成140bは、横方向部分110bまたはウィング130bに沿った遠位壁122bに沿って位置決めされることが好ましい。
シール操作構成140bは、任意の適切な構成をとることができる。構成によっては、例えば、しかし限定しないが、シール操作構成140bは、指を挿入することができる材料のループを画定し得る壁154を備える。図示した構成では、シール操作構成140bは、ポケット156を備える。各ポケット156は、遠位端に縁部160を有することができる。縁部160は、指の先端を受けるのに十分大きい開口部を画定することができる。各ポケット156の近位端は閉じ、または開いておくことができる。図示した構成では、各ポケット156の近位端は閉じられている。
構成によっては、表面特徴部158は、縁部160によって画定された開口部に隣接して設けることができる。表面特徴部158は、凹部または表面テクスチャであり得る。表面特徴部158は、指を所望の位置に案内するように、開口部のすぐ前方に位置決めすることができる。表面特徴部158は、指を挿入しやすくするために、さらにクリアランスを設けることができる。
ポケット156をシール114bの外側に位置決めすることによって、指をポケット156に挿入することができ、ポケット156を使用してウィング130bに外向きの力をかけて、顔に対して現れるようにシール114bを開くことができる。
ここで図8を参照すると、マスク102cは、一体型アーム170を特徴とするシール114cを有することができる。図示した構成では、アーム170は、遠位壁122cの外側部分に沿って延在することができる。アーム170をシール114cに組み込むと、フレーム116を省き、シール114cに直接組み込み、または別個の支持要素のままにしておくことができる。シール114cに組み込むと、マスクフレーム116は、硬さを増した領域(すなわち、柔軟性がより低い領域)によって画定することができる。例えば、シール114cに組み込むと、マスクフレーム116の特徴部は、大きくした厚みまたはオーバーモールドした特性の領域に置き換えることができる。
図示した構成では、一体型アーム170は、遠位壁122cの遠位領域から近位に延在する。アーム170の覆い被さる部分が著しく移動することなく端部146cが移動し得るように、各端部146cは、関連するアーム170から分離されることが好ましい。すなわち、アーム170の少なくとも一部が覆い被さるが、遠位対向壁122cの近位端に直接連結しないように、アーム170と遠位壁122cとの連結は、端部146cの遠位で終端し得る。
図示した構成では、取付部材172は、各アーム170の近位端に形成することができる。取付部材172は、任意の適切な構成を有することができ、ストラップ(図示せず)または他のヘッドギアアセンブリにアーム170を連結するために使用することができる。図示した構成では、取付部材172は、凹部175内に位置決めされているポスト174を備える。ストラップまたは他のヘッドギアは、例えば、しかし限定しないが、ポスト174に巻き付けて、または、フック部材でポスト174に固定することができる。
図9A~図9Fは、近位壁124dの少なくとも一部に沿って異なる表面テクスチャを有するシール114dを示す。表面テクスチャは、少なくとも近位壁124dの任意の部分に沿って位置決めすることができる。構成によっては、表面テクスチャは、近位壁124dの近位部分に沿って位置決めすることができる。構成によっては、表面テクスチャは、近位壁の近位部分に沿って単に位置決めされる。構成によっては、表面テクスチャは、他の表面上に位置決めすることができるが、近位壁124dに対して、表面テクスチャは、任意の鼻孔ロケータ120dの近位に単に位置決めされる。
図9A~図9Fには、スロット176、凹部180、帆立貝182、台地184、およびリブ186の表面テクスチャを示した。形状、凹部および突出部を含む任意の他の適切な表面テクスチャを、シール114dの近位壁124dに設けることができる。構成によっては、本明細書に説明するものを含むが、これらに限定されない表面テクスチャの組合せを使用することができる。
構成によっては、テクスチャ部分は、鼻孔ロケータ120dの外側に位置決めされる。構成によっては、テクスチャ部分は、鼻孔ロケータ120dの完全に外側に位置決めされる。構成によっては、テクスチャ部分は、鼻孔ロケータ120dを囲み、略囲み、またはそれに略隣接して位置決めすることができる。このような位置では、テクスチャ部分は、使用者の顔に対して十分な封止性をなお維持しながら、使用者の皮膚との接触面領域を減らすことができる。使用者の顔とシール114dとの接触面領域を減らすことによって、接触領域は、より冷たいことを使用者は認識する。構成によっては、テクスチャ表面を有する領域に加えて他の領域が顔との第1のシールを画定するため、テクスチャ表面は、シール114dと顔との間に存在するシールを著しく劣化させることなく、快適性を改善することができる。
図1~図4に示したインタフェースは、シール114および鼻孔ロケータ120の両方を単一の構成要素に組み込んでいる構造である。ここで図10~図12を参照すると、インタフェースはまた、分離可能な鼻孔ロケータおよびシールを備えたマスクを備えることもできる。シールと、鼻孔ロケータのうちの1つまたは複数とを分離可能にすることによって、マスクは、顔の形状が異なる使用者が使用するのにより良好に適応させることができる。例えば、分離可能な構成要素によって、寸法が異なり得る。構成によっては、膨張シールは共通にすることができ、鼻孔ロケータは、使用者が所望する寸法に応じて交換することができる。構成によっては、シールは、例えば、しかし限定しないが、幅広いバージョンおよび狭いバージョンなどの異なる形状で設けることができるであろう。
ここで図10を参照すると、図示したインタフェース100eは、分離可能な鼻インサート190およびシール部材192を備えたシール114eを備える。シール114eは、2つ以上の構成要素から形成されるが、そうでない場合、シール114eは、図1~図4に示し、上に説明したシール114と略同じ方法で構成することができる。例えば、シール114eは、上で開示したシールに類似した、柔軟性のより高い領域および柔軟性のより低い領域で構成することができる。
鼻インサート190は、少なくとも1つの鼻孔ロケータ194を備える。鼻孔ロケータ194は、本体196の頂部に位置し得る。図示した構成では、2つの鼻孔ロケータ194が、本体196と一体的に形成される。構成によっては、2つの鼻孔ロケータ194は、本体196から分離可能であり得る。
本体196はプラグ部分200を備え、シール部材192は受け口部分202を備える。プラグ部分200は、図10の矢印で示すように受け口部分202内に受けることができる。構成によっては、プラグ部分200は、受け口部分202内の適所に固定される。構成によっては、プラグ部分200は、受け口部分202内に摩擦嵌合によって固定される。プラグ部分200および受け口部分202を固定するための他の適切な技術を使用することもできる。
本体196の遠位端204は、入口開口部を備え、入口開口部の近位には、本体196が1つまたは複数の開口部206を備える。入口開口部は、可撓性供給導管106に連結することができる。シール部材192は、1つまたは複数の内部ボイドまたは開口部208を備え、プラグ部分200が受け口部分202内に位置決めされると、1つまたは複数の内部ボイドもしくは開口部208が、1つまたは複数の開口部206と流体連通することができる。したがって図10の構成では、ガスは可撓性導管から鼻インサート190に流れ込み、ガスの一部は、鼻インサート190からシール部材192に流れ込み、ガスの一部は、鼻インサート190から鼻孔ロケータ194を通って使用者まで流れる。
図11を参照すると、鼻インサート190aおよびシール部材192aは、結合してマスクを画定することができる。鼻インサート190aは、鼻インサート190aの遠位端に位置するプラグ部分200aに入口を有することができる。入口は、プラグ部分200aによって形成することができる。しかしながら、シール部材192aは、供給導管に直接連結する(すなわち、鼻インサート190aからの流れを受けるのではなく、供給導管に連結する)遠位入口(図示せず)、および鼻インサート190aに連結する出口を有することができる。鼻インサート190aは、図10の構成で使用される開口部を含んでもよいが、必要ではない。したがって、図11に示す構成では、ガスは、まずシール部材192aに供給され、シール部材192aが、鼻インサート190aの遠位端にある入口を通して鼻インサート190aにガスを送った後、鼻インサート190aが、鼻インサート190aから鼻孔ロケータ194aにガスを送る。
ここで図12を参照して、さらなるマルチピースシール構造を説明する。マルチピース構造は、使用者に合わせてシールをカスタマイズすることを可能にする。例えば、異なる寸法の鼻孔ロケータを、共通のシール部材または異なる寸法のシール部材と共に使用することができる。さらに、硬さもしくは剛性が異なる鼻孔ロケータを使用することができ、かつ/または硬さのレベルが異なるシール部材を使用することができる。構成によっては、シール部材および鼻孔ロケータは、同じ材料から形成することができる。構成によっては、シール部材および鼻孔ロケータは、異なるグレードの同じ材料から形成することができる。
図12に示すシール部材192bは、近位面上に形成された1つまたは複数の出口開口部208を備える。図示した構成では、シール部材192bは、個々の鼻孔ロケータ210を受ける2つの開口部208を備える。開口部208は、受け口を画定することができ、鼻孔ロケータ210の遠位端212は、プラグを画定することができる。図12に示すように、遠位端212は、開口部208に収まる。鼻孔ロケータ210は、任意の適切な方法でシール部材192bに連結することができる。構成によっては、鼻孔ロケータ210は、開口部208に摩擦嵌合させることができる。構成によっては、遠位端212および開口部208は、唯一の回転方向で連結するように構成することができる。構成によっては、回転方向は、鼻孔ロケータ210のフィット性をカスタマイズするように変えることができる。構成によっては、開口部208と鼻孔ロケータ210との相対的な回転方向は、それら2つを所望の回転位置で回転調整して固定することができるように、割り出し可能であり得る。
ここで図13を参照すると、分離可能な鼻インサート216およびシール部材218を特徴とするシール214が示される。シール214は、上に説明した構成のうちのいずれかの構造に類似し得る。しかしながら構成によっては、鼻インサート216は、補助部品220を備える。図10に示すように、補助部品220は、1つまたは複数の鼻孔ロケータ222と、鼻インサート216の基部224との間に位置決めすることができる。構成によっては、縁部230は、1つまたは複数の鼻孔ロケータ222を取り囲むことができ、補助部品220は、縁部230と基部224との間に位置決めすることができる。構成によっては、縁部230は、1つまたは複数の鼻孔ロケータ222と、補助部品220との間に位置決めすることができる。図示した構成では、鼻インサート216の基部224は、1つまたは複数の開口部226を備えることができるが、必要ではない。
上記のように、シール部材218は柔軟であり得る。図示した構成では、シール部材218は、鼻インサート216の少なくとも一部を受ける開口部228を備える。開口部228および補助部品220は、鼻インサート216の補助部品220を、シール部材218の壁内に画定されたポケットに挿入可能とするのに十分柔軟である。構成によっては、開口部228は、補助部品220と縁部230との間の鼻インサート216の一部の周りを封止する。
縁部230および補助部品220は、例えば、しかし限定しないが、間隙、凹部、チャンネルまたは溝によって分離することができる。シール部材218は、縁部230と、補助部品220の少なくとも一部との間に画定することができる間隙、凹部、チャンネルまたは溝内に受けるリップ部を含むことができる。すなわち、補助部品220は、縁部230の少なくとも一部を過度にでき、それから分離することができる。補助部品220と縁部230との間隙は、シール214の最も少ない一部を受けるよう寸法付けし、構成することができる。このように、シール部材218および鼻インサート216は、例えば、しかし限定しないが、共に固定することができる。さらに、図示した構成では、シール部材218および鼻インサート216は、共に封止することができる。
ここで図14A~図14Dを参照して、異なる構造の補助部品におけるサンプリングを説明する。鼻インサート216aが図14Aに示され、補助部品220aは、わずかに湾曲したブレード部材232を備える。ブレード部材232は、鼻孔ロケータ222aを越えて横方向外方に、かつ鼻孔ロケータ222aを略取り囲む縁部230aの最も外側の範囲を越えて横方向外方に延在する。ブレード部材232は、鼻インサート216aと一体的に形成することができ、または鼻インサート216aと別個に形成し、任意の適切な方法で鼻インサート216aに固定することができる。構成によっては、ブレード部材232は、シリコーンから形成される。ブレード部材232は、第1の位置および第2の位置に曲がることができる弾性部材であり得る。構成によっては、ブレード部材232は、2方向に安定している部材であり得る。すなわち、ブレード部材232は、少なくとも一時的にそれらの位置に残るのに十分な安定性を有する2つの別個の位置を取ることができる。構成によっては、関連するシール部材218aが膨張不足であり、または膨張しない時に、ブレード部材232は、第1の形状または位置を取るのに十分な復元力を有する。構成によっては、関連するシール部材218aが、使用のために膨張する時に、ブレード部材232は曲がり、または撓む。このような構成が図14Aに示され、ブレード部材232の最外部分が上向きに撓んでいる。
図14Aに示すように、ブレード部材232は、シール部材の1つまたは複数の内表面と接触するさらなる材料を設ける。ブレード部材232は、使用者がインタフェースを使用する間、シール部材218aを開位置に押圧して、撓み得ることによって、使用者の顔にマスクを取り付けることを補助するように構成することができる。マスクをわずかに開くことによって、鼻孔ロケータ222aは、鼻孔とより容易に嵌合することができる。ガス圧力がシール部材218aに供給されると、シール部材は、膨張して膨らみ、使用者の顔と封止係合する。ブレード部材232は、シール部材218aが膨張し始めると、シール部材218aが膨張して使用者の鼻の周りを封止することができるように、ブレード部材232が曲がって、シール部材218aの形状に適合し得るのに十分柔軟であることが好ましい。
図14Bは、図14Aに示した鼻インサート216aにいくつかの点で類似している鼻インサート216bを示す。図14Bの鼻インサート216bの縁部230bは、ループ部材234を備える。ループ部材234は、いくつかの点でブレード部材232に類似している。しかしながら、ループ部材234は、近位および遠位の両方に延在すると共に、横方向外方にも延在する。すなわち、図14Aを図14Bと比較することから明らかなように、ブレード部材232は、図14Aの略平坦な皿形の構成要素であるが、ループ部材234は、それほど平坦ではなく、前後両方に延在する。そのため、ループ部材234によって、関連するシール部材218bの近位部分が操作しやすくなり、シール部材218bの遠位部分も操作しやすくなる。すなわち、ブレード部材232は、シール部材の遠位部分の内表面と接触し、ループ部材234は、シール部材218bの近位部分および遠位部分の内表面と接触し得る。
図14Bを引き続き参照すると、ループ部材234は、鼻孔ロケータ222bの横方向外方に、かつ縁部230bの最も外側の範囲を越えて外方に延在する。ループ部材234は、鼻インサート216bと一体的に形成することができ、または鼻インサート216bと別個に形成し、任意の適切な方法で鼻インサート216bに固定することができる。構成によっては、ループ部材234は、シリコーンから形成することができる。
シール部材218bの内表面と接触することによって、ループ部材234は、シール部材218bが膨張する前にシール部材218bを開位置に配置して、しぼんだシール部材218bに初期形状を与える。ガス圧力がシール部材218bに供給されると、シール部材218bは膨張して膨らみ、使用者の顔と封止係合する。ループ部材234は、シール部材218bが膨張し始めると、シール部材218bが膨張して使用者の鼻の周りを封止することができるように、ループ部材234が曲がって、シール部材218bの形状に適合し得るのに十分柔軟であることが好ましい。構成によっては、ループ部材234は、2つの位置を切り替えることができる。構成によっては、ループ部材234は、シールが膨張すると、開位置または第1の位置から簡単に撓むが、シールが再度しぼむと、開位置または第1の位置を戻るように構成することができる。
図14Cは、膨張性である補助部品220cを有する鼻インサート216cを示す。補助部品220cは、1つまたは複数の安定材236を備える。安定材236は、1つまたは複数の外壁を有することができ、膨張性であり得る。したがって、安定材236内に画定された内ポケットは、関連するシール部材218cを通る流れなどのガス源と連通することができる。図示した構成では、安定材236は、鼻インサート216cの基部224cに連結することができる。膨張安定材236は、作動圧力時に、シール部材の近位面を使用者の顔に向かって押し付ける力を与えることができる。したがって、ループ部材234およびブレード部材232と異なり、膨張安定材236は、膨張していないマスクを開位置に保持する役目をしない。安定材236は、使用中、改善された封止力を与える。
図14Dを参照すると、第1の位置P1と第2の位置P2との間で曲がることができる補助部品220dを備えた鼻インサート216dが示される。補助部品220dは、第1の位置P1および第2の位置P2で安定している皿部材238を備えることができる。構成によっては、皿部材238は、第1の位置P1と第2の位置P2との間で反転することができるが、最小限の力をかけることで第1の位置P1に戻る。図14Dに示すように、皿部材238は、マスクを着用するために、第2の位置P2に曲げることができる。皿部材238が第2の位置P2にあると、シール部材218dを開位置に保持することができる。必要に応じて使用者上に位置決めすると、皿部材238を使用者の顔に向かってわずかに押し付けることで皿部材238が第1の位置P1にすぐ戻り、これによって、シール部材218dは、より閉じた位置に移動することができる。
したがって、図14Dに示したアセンブリを備えたマスクを着用するために、皿部材238を第1の位置P1から第2の位置P2まで曲げることができる。鼻孔ロケータ222dを使用者の鼻孔内に位置決めすることができるようにマスクを位置決めしている時には、皿部材238は、第2の位置で一時的に安定している。マスクが使用者の顔と係合すると、シール部材218dを介してかかる力が皿部材238に伝わり、皿部材238はすぐに戻り、または第1の位置P1に戻る。皿部材238が第1の位置にあると、シール部材218dは、使用者の鼻の先端を取り囲むことができ、これによって、図17に示すアセンブリを備えたマスクは、使用者の鼻の先端の周りを封止することができる。
ここで図15Aを参照すると、シール部材250の一部が示される。シール部材250は、例えば、しかし限定しないが、本明細書内に説明する構造のうちのいずれかの特徴における任意の組合せに従って構成することができる。シール部材250は、遠位壁252および近位壁254を備えることができる。開口部256は、遠位壁252内に画定することができる。ガスの供給は、開口部256を通ってシール部材250に入ることができる。
図18に示すように、遠位壁252は、例えば近位壁254に比べて厚い断面を有することができる。より厚い断面は、近位壁254に比べて高い剛性を遠位壁252に与える。構成によっては、使用される材料は高い剛性を有するが、壁の厚さは同じであり得る。構成によっては、材料の厚さおよび剛性の両方を使用して、程度の異なる剛性を与えることができる。
図15Aの図示した構成では、鼻孔ロケータ260は、近位壁254に沿って位置決めすることができる。図示した鼻孔ロケータ260は一般に、近位開口部262に向かって狭くなるように先細りし得る。そのため、近位開口部262は、鼻孔ロケータ260に入る遠位開口部より小さい直径を有してもよい。一般に、鼻孔ロケータ260は、近位方向に先細りし得る。
マスクアセンブリの横方向の安定性を改善するために、アウトリガまたは他の支持構造を使用することができる。しかしながら図15A~図15Dに示した構成では、シール部材250自体の構造に組み込まれた支持構造が示される。図15A~図15Cを参照すると、シール部材250に組み込まれている支持構造270が示される。一体型支持構造270の場合、マスクは、シール部材より剛性の高い別個の支持構造を使用し得るであろう他のマスクより快適である。さらに、支持構造270が使用者の顔に直接隣接し得るため、一体設計により、封止部材250をより良好に支持することができる。
図示した支持構造270は、1つまたは複数の肉厚領域であり得る。例えば、シール部材250がシリコーンから形成される場合、支持構造270は、シリコーンの肉厚領域であり得る。いくつかのこのような構成では、支持構造270は、シール部材250に成形することができる。構成によっては、支持構造270に泡を注入または挿入することができるであろう。例えば、いくつかのこのような構成では、支持構造270は、中空領域で形成することができ(または、材料を除去することができるであろう)、この領域は、任意の所望のゲル状または泡状物質で充填することができる。構成によっては、支持構造270は、シリコーンから形成することができ、中空領域は、異なるグレードのシリコーンで充填することができる。このような複合支持構造は、シールおよびマスクアセンブリの重量を減らすことができる。
支持構造270をシール部材250に成形することによって、支持構造は、シール部材250で曲がることができる。シール部材250を曲げることによって、シール部材250は、異なる顔の形状に良好に適合することができる。さらに、支持構造270は、シール部材250と共に移動することができ、シール部材250は、顔のより近くに位置し得る。さらに、支持構造270をシール部材250に組み込むことによって、支持構造が別々に形成されず、またはオーバーモールド工程によって形成されないため、支持構造270のシール部材250への組込みは、マスクの製造を簡略化する。さらに、この組込みによって、アセンブリの重量が減ると共に、寸法も縮小しやすくなる。
図15A~図15Cを参照すると、図示した支持構造270は、シール部材250の略下にある三日月形部材である。図15Dを参照すると、構成によっては、支持構造270は、外側(遠位)側壁252のうちの1つまたは複数に沿って上向きに包むことができる。したがって図示するように、支持構造270は、様々な形状で提供することができる。支持構造270は一体型構造で成形することができるため、支持構造270の形状は、必要な場合は常に、シール部材250を支持するように調整することができる。図15A~図15Cの構成は、使用者の唇領域の真上を支持する構造を示し、図15Dの構成では、唇の上で、鼻の下にあるかなり狭い領域以外の頬領域に支持体を再配置する。したがって図15Dの構成では、支持体は、上唇から遠ざかるように、頬に向かって外側に移動する。図15Dの構成に類似したいくつかの構成では、支持構造270が側壁に沿って垂直方向上向きに包んでも、支持体はシール部材250の略下半分のままである。支持構造270の位置を変えることによって、シール部材250の快適性を改善すると共に、シール部材250の性能も改善することができる。
ここで図16~図18を参照すると、別のマスクシール部材280が示される。マスクシール部材280は、遠位壁282および近位壁284を備える。1つまたは複数の鼻孔ロケータ286は、近位壁284の少なくとも一部に位置決めすることができる。鼻孔ロケータ286は、任意の適切な構成を有することができる。構成によっては、鼻孔ロケータ286は、開口部288まで上向きに先細りする。
図17に示すように、近位壁284は、鼻孔ロケータ286の周りに近位で包む。さらに、図示した鼻孔ロケータ286は、近位で包む近位壁284の一部と同様に、垂直2等分面Pに略垂直な近位壁の一部に広がる。他の構成も可能である。図示した構成では、近位壁284は、鼻孔ロケータ286の近位の大部分より近位に延在する。シール部材280は、近位で包む横方向に延在する部分290を有するため、横方向に延在する部分290は、より平坦な使用者の顔形状の鼻孔から遠ざかるように鼻孔ロケータを保持してもよい。改善された可撓性を提供することを補助するために、シール部材280は、頬と比較して鼻に近い領域内で強化することができる。
図16を参照すると、シール部材280は、近位壁284を遠位壁282に連結する縁面292を備えることができる。図示した構成内の縁面292は、頂部より底部が幅広い。図示するように、縁面は、図示したシール部材280の底部により幅広いプロバイドを提供することができる。シール部材280は、より厚い壁を底角部に有することができ、近位壁284は、鼻孔ロケータ286を囲み、または少なくとも部分的に囲む領域において厚さを小さくすることができる。底角部のより厚い領域は上方に延在し、図15に示した略垂直な線に沿い得る。
シール部材280全体の大部分を膨れるように構成することができ、より厚い領域は、厚さが小さい領域ほど膨れないように構成することができる。より厚い領域は膨れの制御に役立ち得、その結果、縁面292および遠位面282と比較して近位面が膨れの大部分を受けるようになる。したがって、鼻孔ロケータ286を囲む領域はより膨れることができるが、底角部はそれほど膨れず、このことによって、快適性が増し、マスクの封止性が改善される。
再び図3を参照すると、鼻孔ロケータ120は、典型的には鼻孔内に位置決めするように構成される。鼻孔ロケータ120は、使用者の鼻孔内に収まるために、嵌めて使用している間、押潰しに抵抗するのに十分硬くすることができる。そのため、鼻孔ロケータ120の近位端は、隔壁をわずかに挟み、または使用者の快適性を低下させることが分かっている。したがって、鼻孔ロケータ120、特に鼻孔ロケータ120の近位端の剛性、および/または、鼻孔ロケータ120と周囲構造(図29~図42を参照して後述)との間の移行位置の剛性をいくらか取り除くことが望まれ得る。
ここで図19を参照すると、封止部材300の断面が示される。近位面304から延出する鼻孔ロケータ302が示される。鼻孔ロケータ302は、開口部306を含むことができる。図示した構成では、開口部306は、縁部308によって画定することができる。縁部308は、少なくとも1つの中断部310を含むことが好ましい。図19を参照すると、図示した中断部310は、縁部308と交差するスロット314に連結される、より大きい開口部312を備える。図示した構成では、縁部308は、2つの中断部310を含む。中断部310は、図示した構成において、開口部306の頂部および底部にあるように位置決めされる。すなわち、中断部310は、使用者の鼻孔内に位置決めされると、図19に示した構成において横方向に曲がりやすくなる。
構成によっては、開口部306を画定する縁部308は、図19に示すように略楕円であり、より長い軸L1およびより短い軸L2を含む。このような構成では、中断部310は、より長い軸L1と交差し得る。構成によっては、1つまたは複数の中断部310は、より短い軸L2の上方にある縁部308の部分に沿って位置決めすることができる。例えば、単一の中断部310は、より短い軸L2の上側に位置決めすることができる。いくつかのこのような構成では、単一の中断部310を、楕円開口部306のその部分の頂点のより近くに位置決めすることができる。いくつかのこのような構成では、単一の中断部310は、より長い軸L1と交差し得る。いくつかのこのような構成では、単一の中断部310は、より長い軸L1の中心であり得る。
図19を引き続き参照すると、中断部310は、縁部308から鼻孔ロケータ302の材料内に延在する鼻孔ロケータ302に凹部を画定する。中断部310は、鼻孔ロケータ302の長さに沿って任意の適切な距離だけ延在することができる。長さは、漏れ経路が生じるほど長くなく、縁部308までいくらか半径方向に逃げることができるように十分長いことが好ましい。中断部310の長さが長くなるにつれ、鼻孔ロケータ302の硬さが柔らかくなる。
図20A~図20Eを参照すると、中断部310の他の構成が示される。図示するように、中断部310は、多くの異なる形状を有することができ、隔壁と接触する鼻孔ロケータ302の領域から遠ざかるように移動することができる。図示するように、中断部310は、わずか1つ、またはいくつでも所望の数だけあり得る。構成によっては、中断部310は、鼻孔ロケータ302の鋸歯状端部になる。他の構成も可能である。
ここで図21および図22を参照すると、封止部材330が示される。封止部材330は、本明細書に説明する任意の他の構成と共通の特徴、態様および特性を有することができる。図示した構成では、封止部材330は、少なくとも1つの可撓性プロング332を備える。構成によっては、封止部材330は、2つの可撓性プロング332を備えることができる。可撓性プロング332は、近位面334に連結される遠位端を備える。可撓性プロング332は、近位面334から略近位に延在することができる。可撓性プロング332は、プロング332の略近位端に位置決めされている1つまたは複数の開口部336を有することができる。図示した構成では、開口部336は、近位の最端部を通って略垂直に延在するスリットを形成することができる。
プロング332は、近位面334と開口部336との略間に延在するストーク340を備えることが好ましい。ストーク340は、容易に回転し、または撓むように構成することができる。例えば、プロング332の少なくとも一部を封止部材330に連結する、封止部材330および/または可撓性プロング332を形成するために使用される材料の断面厚さを小さくすることができる。構成によっては、異なる材料または異なるグレードの材料を使用して、プロング332に高い移動性を与えることができる。
図示した構成では、図21と図22との比較によって示すように、プロング332は、入れ子状に伸縮し、または伸長/収縮するように構成することができる。プロング332が伸長するように構成することによって、プロング332は、高い可撓性を有することができる。図示するように、プロング332は、軸方向に沿って圧縮することができる。圧縮によって、プロング332は、使用者の鼻孔を封止する時の快適性を改善することができる。
構成によっては、プロングは、蛇腹タイプの形状で構成することができる。蛇腹型形状は、軸の圧縮性を与えることができる。蛇腹型形状のひだのある外観は、ストーク340のすべて、またはストーク340の一部のみに沿って形成することができる。蛇腹型形状を設けることによって、ストーク340はまた、プロング332の近位端がプロング332の遠位端の周りに揺れることを可能にする。すなわち、プロング332の近位端は、プロング332を回転させることなく、あらゆる方向に曲がることができる。
ここで図23A~図23Cを参照すると、封止部材350の一部が示される。構成によっては、封止部材350は、上に説明したものに類似した鼻孔ロケータ352を含む。鼻孔ロケータ352の少なくとも近位部分は、図23A~図23Cのそれぞれに示すように、端部部材354で部分的にまたは完全に覆うことができる。端部部材354は、鼻孔ロケータ352の材料と同じ程度に軟らかい、またはそれより軟らかい材料から形成することができる。構成によっては、端部部材354は、より軟らかいシリコーン材料から部分的にまたは完全に形成することができる。すなわち、端部部材354を使用して、これを鼻孔ロケータ352の近位端の上に位置決めすることによって、高い快適性を与えることができる。
端部部材354は、鼻孔ロケータ352からの気流が通り抜けることができる開口部356を画定することができる。図示した構成では、端部部材354は、丸い外観を有する。材料がより軟らかく、形状が丸いことによって、鼻孔ロケータ352が軸の周りに回転しやすくなる。下にある鼻孔ロケータ352は、構造を提供するのに十分剛性があり得、端部部材354によって形成されたキャップによって、快適性を改善することができる。構成によっては、鼻孔ロケータ352の近位端を、穿孔または横方向に延在する開口部で囲んで空気を鼻孔ロケータから流し出すことができると共に、軟質の端部部材が使用者の鼻孔とシールを形成する。さらに、いくつかのこのような構成では、端部部材354が有効な封止部品を提供すると共に、鼻孔ロケータ352が改善された可撓性を有し得るように、端部部材は、鼻孔ロケータ354より大きい外径を有することができる。
ここで図24を参照すると、さらなるシール部材360が示される。シール部材360は、多重壁鼻孔ロケータ362を含む。図示した構成では、鼻孔ロケータ362は、薄い外壁364、およびより厚い内壁366を備える。構成によっては、2つの壁が相対運動することができるように、外壁364は内壁366から離間している。構成によっては、内壁366は、外壁364内で終端し得る。すなわち、外壁364は、内壁366に対してさらに近位に延在してもよい。
内壁366は、例えば、しかし限定しないが、泡状またはゲル状インサートを備えることができる。内壁366は、外壁364の下にあり、これを支持する。したがって、別々に形成された内壁366の支持によって、外壁364を非常に薄い層から形成することができるであろう。構成によっては、外壁364は、外壁364より遥かに軟らかい材料であり得る内壁366によって間欠的にまたは実質的に完全に支持されている非常に薄いシリコーン壁であり得る。
ここで図25Aおよび図25Bを参照すると、シール部材380がそこに示される。シール部材380は、1つまたは複数の鼻孔ロケータ382を含むことができる。構成によっては、シール部材380は、鼻孔ロケータ382が気流をより上向きの方向に方向付けるように構成することができる。図25Aを参照すると、図25Bに示す鼻孔ロケータ382と比較した時の、より後方に気流を方向付けている鼻孔ロケータ382が示される。鼻孔ロケータの最後部の壁(384参照)を引き上げることによって、例えば、気流の軌道をより上向きに方向付けられた流れに変えることができる。構成によっては、鼻孔ロケータは、結果として得られる気流がより上方および前方にあるように構成される。このように気流の方向を変えることによって、気流が鼻に直接吹き込まず、これによって使用者の快適性が改善される。構成によっては、鼻孔ロケータ382は、使用者が気流を必要に応じて調整することができるように、例えば、しかし限定しないが、玉継手上に位置決めすることができる。
ここで図26を参照すると、図示したシール部材400は、上に説明した任意の構成で構成することができる。しかしながら図示した構成は、1つまたは両方の鼻孔ロケータを省く近位面402を特徴とする。図示した構成では、鼻孔ロケータのうちの1つまたは複数は、近位面402に形成されている開口部404に置き換えられる。したがって、使用者の鼻孔は、近位面に形成されている開口部404を簡単に過度にできる。図27の構成は、使用者の1つまたは両方の鼻孔の下にあり得る単一の開口部404を示し、図28の構成はまた、マスクが鼻の下に適切に位置する時を使用者に示すのに役立ち得る単一の突出部406を示す。図28を参照すると、構成によっては、鼻の先端は、2つのファセットラインの交差部408に位置し得る。マスクの封止部材が鼻孔に対して所望のように配置されているのを使用者が確認するのを補助するために、突出部406は、短い鼻孔ロケータ、完全な鼻孔ロケータ、または任意の他の適切な構造であり得る。構成によっては、鼻は、開口部内、または開口部の周りに適合し、シール部材は、使用者の鼻の周りで膨れ得る。例えば、封止するために、鼻の先端は開口部に入ることができ、または、開口部は鼻の先端の下に位置し得る。特に、使用者の鼻孔内に何も延在しない場合は、膨れにより、シール部材の封止性が改善される。
ここで図29~図42を参照すると、本発明の特定の特徴、態様および利点に従って配置され構成されているさらなるインタフェースアセンブリ420が示される。インタフェースアセンブリ420は一般に、フレームまたは本体422およびシール424を備える。シール424は、使用のために、フレーム422に取り外し可能に固定することができる。構成によっては、フレーム422に連結するために、寸法、形状、軟らかさ、または任意の他の所望の特性が異なり得る複数のシール424を設けることができる。図示した構成では、フレーム422は、ヘッドギアなど用の取付点を設ける。他の構成も可能である。
図示したシール424は、可撓性シール部材428に接合することができる連結または取付アセンブリ426を組み込む。図30を参照すると、シール部材428は、近位面430(すなわち、使用の際、使用者の顔に最も近い表面)および遠位面432(すなわち、使用の際、使用者の顔からさらに遠い表面)を備える。図示した構成では、遠位面432は、入口開口部434を画定する。開口部434は、シール部材428内に画定されたチャンバ内に呼吸ガスを入れることを可能にするように構成される。
図示した構成では、開口部434には、リブまたは突出部436が外接する。リブまたは突出部436は、図34の断面図に最も良好に示される。図示するように、リブまたは突出部436を遠位面432に連結するシール部材428の一部が、入口開口部434の軸に略垂直または略直角に延在することができる。したがって、リブまたは突出部436は、遠位面432の一部分だけ内側にずれている。半径方向のずれにより、リブまたは突出部を取付アセンブリ426によって捕えることができる。より剛性の高い取付アセンブリ426をシール部材428の表面に出す必要性に留意して、他の構成も可能である。
取付アセンブリ426は、シール部材428より剛性が高くなり得る。構成によっては、取付アセンブリ426は、ツーピース構造として形成することができる。例えば、取付アセンブリ426は、内側部材438および外側部材440でシール部材428を捕えることができる。内側部材438は、入口開口部434をから挿入することができる。
内側部材は、入口開口部434を通って延在するスリーブ442を有することができる。スリーブ442は、半径のより大きい隆起部444と接合することができる。半径のより大きい隆起部444は、シール部材428のリブまたは突出部436が寄り掛かることができる位置を設けることができる。スリーブ442は、外側をねじ切りし、または1つもしくは複数の外側突出部444を含むことができる。スリーブ442はまた、内部カプラ構造446を含むことができる。外部ねじ切り部または突出部444は、外側部材440の内表面上に形成された構造と結合することができる。外側部材は、シール部材428のリブまたは突出部436を、外側部材440と内側部材438との間に捕えるのに十分半径方向外方に延在する。このような方法で、取付アセンブリ426は、シール部材428に固定することができる。
上記のように、内側部材438のスリーブ442は、内部カプラ構造446を含む。シール424(すなわち、シール部材428および取付アセンブリ426)を、使用のためにフレーム422に固定し、取替えのために取り外すことができるように、内部カプラ構造446は、フレーム422上の対応する構造と嵌合する。フレーム422は、取付アセンブリ426が連結可能なフランジなどを有することができる。図示した構成では、フレーム422の入口部分(すなわち、ボールと受け口とを連結するための受け口)は、凹部を組み込むことができる。一方、取付アセンブリ426は、隆起部を組み込むことができるが、使用するには十分しっかりした連結であり、シール424の取替えには取り外し可能な連結を望むことに留意して、他の適切な構造を使用することができる。
構成によっては、フレーム422および取付アセンブリ426は、配向特徴部を含むことができる。例えば図示した構成では、取付アセンブリ426は、つまみ、突出部またはボス特徴部448を組み込むことができ、フレーム422は、溝、凹部または逃がし特徴部450を組み込むことができる。つまみ448を溝450と位置合わせすると、シール424とフレーム422との間の所望の向きを確認することができる。フレーム422に対するシール424の正確な位置合わせおよび向きの確認を得る必要性に留意して、他の適切な構成も使用することができる。
ここで図35~図42を参照して、好ましい一構造のシール部材428をさらに詳細に説明する。説明してきたように、シール部材428は、柔軟性が高い領域および硬さが硬い領域を有することができる。これらの領域は、異なる材料、異なグレードの同じ材料、または異なる厚さから得ることができる。図示した構成では、厚さの異なる領域がある。近位面430上の最も厚い領域(図35~図37に示す)および遠位面432上の最も厚い領域(図38~図40に示す)を、入口開口部434を囲むリブまたは突出部436に、およびウィング452の中央部分に見ることができる。これらの領域は、取り付けたり、握ったりするために使用される領域であり、そのため、最も厚く、最も硬い領域であることが望ましい。さらに、以下により詳細に説明するように、少なくともウィング領域452において、最も厚い領域が、より薄い領域を支持し、シール部材428に何らかの構造を設けることができる。構成によっては、厚さは3.0mmであり、いくつかの変化形態では、この領域が、取り付けたり、握ったりするのに十分剛性があるのを望むことに留意して、わずかにより大きく、より小さくすることが可能である。
次に最も厚い領域は、リブまたは突出部436をシール部材428のバランスに接合する接合領域454である。この領域は単に、リブまたは突出部436とシール部材428のバランスとの連結部におけるシール部材428の引裂きに抵抗するのに十分に厚い。構成によっては、接合領域454の厚さは約1.0mmであり、いくつかの変化形態では、通常の使用時の引裂きの可能性を減らし、またはなくす必要性に留意して、わずかにより大きく、より小さくすることが可能である。
上記のように、鼻孔ロケータ456は、近位面430上に位置決めすることができる。鼻孔ロケータ456は、刺激を引き起こす可能性を減らし、またはなくすのに十分柔軟であることが望ましい。鼻孔ロケータ456はまた、膨れまたは不十分な自立性の可能性を減らし、顔に対するシール424の正確な位置および向きを使用者に示すのに十分硬いことが望ましい。鼻孔ロケータ456は、使用者の鼻孔内へのロケータ456の位置決めに応じて、著しい潰れを抑制または防止するのに十分な硬さを有することが好ましい。構成によっては、鼻孔ロケータ456の厚さは約0.7mmであり得、いくつかの変化形態では、マスクの位置決めになお役立ちながら、使用者の不快感を軽減する必要性に留意して、わずかにより大きく、より小さくすることが可能である。
上記のように、シール部材428のいくつかの領域は、膨れ、膨張などするように構成することができる。このような膨張性表面を有することによって、シール部材428は、より有効な封止を行うと共に、使用の際、使用者の顔に対するシール部材428の部分のわずかな動きに対応することができる。事実、鼻孔ロケータ456は、シール部材428の最も柔軟な領域を介してフレーム422から多少分離することができ、この領域は、鼻孔ロケータ456を囲み、図示した構成内のマスクのバランスから分離される。そのため、周囲領域458は、鼻孔ロケータ456を略取り囲むように画定することができる。周囲領域458は、近位面430と遠位面432との間の移行部分まで延在することができる。構成によっては、周囲領域458の厚さは約0.25mmであり、いくつかの変化形態では、比較的剛性の高い鼻孔ロケータ456とシール部材428のバランスとをいくらか分離可能にする必要性に留意して、わずかにより大きく、より小さくすることが可能である。
特定された領域以外、図示したシール部材428の残りの部分は、特定された壁厚の中の壁厚における移行部分であり得る。図示したシール部材428は単に所望の一構成であり、特定の変化形態も可能である。
上記のように、とりわけ図41に示すように、側部部分またはウィング領域452は、周囲領域458など、シール部材428の本体のより薄い領域を支持する肉厚領域470の形態である補強領域を備えることができる。シール部材428が垂直中心面に関して対称性を有するように、肉厚領域470は、ウィング領域452がそうであり得るように互いの鏡像であり得る。肉厚領域470は、ウィング領域452もしくはシール部材428の長さおよび/または高さのかなりの部分に沿って延在することができる。図示した構成では、肉厚領域470は、ウィング領域452の実質的に長さ全体および実質的に高さ全体に延在し、ウィング領域452は、シール部材428の実質的に高さ全体および実質的に長さ全体に延在することができる。したがって構成によっては、肉厚領域470は、本質的にウィング領域452の遠位面432と同じ寸法および形状である。
肉厚領域470は、実質的に一定または様々な厚さであり得る。図示した構成では、肉厚領域470の周辺部分またはエッジ部分は、肉厚領域470の中央部分と比べて厚さが小さくしてある。特に、肉厚領域470の前方エッジ部分は、取付アセンブリ426を収容するために、隣接部分および/または中央部分、ならびに、接合領域454およびリブ436への移行部分に比べて厚さが小さい。肉厚領域470の前方エッジ部分の厚さは、少なくとも肉厚領域470と接合領域454との間の接合部まで、接合領域454より大きいことが好ましい。図示した構成では、肉厚領域470の前方エッジ部分は、接合領域454との接合部に向かって、厚さが徐々に減少する。
同様に、肉厚領域470の後方エッジ部分もまた、肉厚領域470の隣接部分および/または中央部分に比べて厚さが小さい。このような構成により、近位面430の後方エッジ部分の柔軟性が保たれると共に、遠位面432の後方エッジ部分における著しい膨れまたは膨張が抑制または防止される。有利には、このような構成によって、シール部材428は使用者の鼻の外側部分に十分な封止機能性を提供すると共に、遠位面432の後方エッジ部分におけるいかなる著しい膨れも制限または回避することができるため、使用者に安定感を与えることができる。
図41を参照すると、シール部材428の後方エッジは、縁部または縁面とも呼ぶことができるが、近位面430と遠位面432との間の移行部分472を備えることができる。図示した構成では、移行部分472は、略丸く、または湾曲した壁部分を備える。説明するように、構成によっては、肉厚領域470は、移行部分472の前方で厚さが次第に小さくなり始める。しかしながら、シール部材428の膨れを制御し、好ましくは遠位面432のいかなる大幅な膨れも制限または防止するために、移行部分472の一部の厚さは、柔軟な近位面430または周囲領域458より大きいことが好ましい。図示した構成では、肉厚領域470の後方エッジ部分は、移行部分472に向かって比較的速く厚さが次第に小さくなり、次いで、遠位面432から近位面430まで厚さが徐々に小さくなる。構成によっては、移行部分472は、周囲領域458などの柔軟な近位面430の厚さと略同じ壁厚を画定する部分を有することができる。
図29~図31、図35、図36および図38~図40に示すように、とりわけ場合によっては、ウィング領域452の下部後方角部は、外側突出部または外側突出角部474を備える。外側突出角部474は、使用者の頬または上唇に略対応する位置で鼻の横方向外向きに位置決めされるように、ウィング領域452の隣接部分に対して外向きに広がる。構成によっては、外側突出角部474は、使用者の犬歯に覆い被さる上唇の部分の略上に位置する。外側突出角部474は、シール部材428を使用者の顔に固定することを補助し得る。構成によっては、この構成により、さらなる安定性要素を省きながら、シール部材428が、使用者の顔と接触するマスクの唯一の部分であるように、使用者に十分な安定感をなお与えることができる。外側突出角部474は比較的硬さが硬いため、安定感を使用者に少なくとも部分的に伝えることができる。したがって、肉厚領域470は、少なくとも部分的に外側突出角部474内に延在し、構成によっては、少なくとも実質的に完全に外側突出角部474を通って延在し得ることが好ましい。シール424の遠位面432の少なくとも最後部および最低部の部分は、肉厚領域470を備えることが好ましい。外側突出角部474内では、肉厚領域470は厚さが次第に小さくなり、上に説明した移行部分472内に入ることができる。
上記のように、ウィング領域452は、とりわけ、最初にマスクを顔に位置決めし、顔上のマスクを位置変更し、フレームもしくは本体422からシール424を取り外し、またはフレームもしくは本体422にシール424を連結するための、シール424の把持部として使用することができる。説明するように、肉厚領域470は、ウィング領域452の強い握りに応じて、シール424の潰れを制限することによって、ウィング領域452内の遠位面上のシール424を握りやすくすることができる。構成によっては、シール424の遠位面432は、握りやすくするように構成された表面特徴部(例えば、1つまたは複数の凹部もしくは突出部)を含むことができる。このような特徴部は、グリップ面またはグリップと呼ぶことができる。
図示したウィング領域452はそれぞれ、突出部482によって形成されたグリップ面480を含む。突出部482は、隣接面から、シール424の表面に沿った使用者の指の滑りに対してある程度の抵抗を与えるのに十分な程度まで、外方に延在する。図示した突出部482は、略三日月形であり、これは略帆立貝形グリップ面480を画定する。突出部482の端部は、突出部482の中央湾曲部分の後方に位置決めされる。使用者の指または親指は、グリップ面480内に配置することができ、使用者は、シール424をフレームまたは本体422に取り付ける時、突出部482を押すことができる。したがって、突出部482は、内向きに先細りし、または湾曲した形状のシール424を補償し、そうでなければシール424は、使用者の指または親指がシール424の遠位面432に沿って摺動可能となり得る。グリップ面480および/または突出部482はまた、使用者がフレームもしくは本体422からシール424を取り外し、またはマスクを位置決めもしくは位置変更することを補助してもよい。複数の突出部、凹部、または、平滑面に対するグリップ力を高める他の表面特徴部などの他の適切なグリップ構成も設けることができる。グリップ力を改善する材料または材料処理もまた使用することができるであろう。
シール424は、グリップ面またはグリップを画定する他の特徴部を、代替的にまたは追加的に含むことができるであろう。例えば、図29、図30および図32を参照すると、シール424は、比較的剛性の高いグリップ484を含むことができる。図示した構成では、剛性のあるグリップ484は、取付アセンブリ426、特に取付アセンブリ426の外側部材440など、シール424の剛性支持部材によって画定される。図示したグリップ484は、外側部材440の後方突出部分またタブによって画定され、グリップ484は、シール424の遠位面432上の外側部材440における環状部分後方に延在することができる。シール424は、グリップ484を受ける凹部を画定することができ、グリップ484の外表面は、シール424の隣接する外表面と位置合わせすることができる。内側部材438は、グリップ484と略一直線上にあるが、シール424の内部空間内で後方に延在する部分486を含み、グリップ484と、内側部材438の後方延在部分486との間にシールを捕えることができる。グリップ484は、1つまたは複数の突出部もしくは凹部などの、グリップ力を高める1つまたは複数の表面特徴部488を画定することができる。
図示したグリップ484は、シール424の頂部に位置する。追加または代替の位置には、シール424の底部またはシール424の両側が含まれる。例えば、対向する対のグリップ484を、シール424の頂部および底部ならびに/または両側に設けることができる。構成によっては、グリップ面480および/または突出部482は、取付アセンブリ426の一部(例えば、外側部材440)などの剛性構造によって画定することができる。構成によっては、取付アセンブリ426は突出部を含むことができ、またはシール424のウィング領域452のかなりの長さおよび/または高さだけ延在する他の剛性部分を設けることができる。
上記のように、鼻孔ロケータ456は、シール部材428のバランスから少なくとも多少分離することができる。構成によっては、シール部材428は、鼻孔ロケータ456が優先的に移動し、または優先的に移動しやすいように構成することができる。いくつかのこのような構成では、シール部材428は、少なくとも一方向に対する他の少なくとも一方向の傾斜運動に対する抵抗が少ないように構成することができる。シール部材428は、鼻孔ロケータ456が互いに遠ざかるように外向きに傾斜させ、もしくは傾斜しやすいようにする1つまたは複数の特徴部を含むことが好ましい。すなわち、鼻孔ロケータ456の外向きへの傾斜が、他の1つまたは複数の方向(例えば、内向き、上向き、または下向き)への傾斜に比べて、かかる抵抗がより少ないことが好ましい。このような構成により、鼻孔ロケータ456が使用者の鼻の隔壁を挟むと、他の場合では生じ得るであろう不快感を軽減することができる。本明細書で開示する構成は、鼻枕、または、他の封止もしくは非封止プロング状鼻要素を組み込む任意の構成などの、他のタイプのシールまたは患者用インタフェースに適用することができる。
鼻孔ロケータ456が優先的に移動し、または優先的に移動しやすいように、任意の適切な構成または構造を使用することができる。図示した構成では、シール部材428は、鼻孔ロケータ456の少なくとも一部の周りに延在する肉薄領域を含み、肉薄領域は、鼻孔ロケータ456の傾斜または撓みを容易にし、本明細書で撓み領域490と呼ぶ。構成によっては、撓み領域490は、鼻孔ロケータ456と周囲領域458との間の鼻孔ロケータ456を囲む環状移行部分内に位置する。移行部分は、鼻孔ロケータ456の基部部分によって、部分的にもしくは完全に、鼻孔ロケータ456の基部部分に隣接する周囲領域458の部分によって、またはこれら2つの組合せによって、部分的にまたは完全に形成することができる。他の構成では、撓み領域490は、鼻孔ロケータ456が優先的に撓むことができるように、別の適切な位置に設けることができる。
構成によっては、撓み領域490は、鼻孔ロケータ456の基部上に位置し、図示した構成では、実質的に完全に鼻孔ロケータ456の基部上に位置する。撓み領域490は、鼻孔ロケータ456の基部の薄壁セクションを備えることができる。薄壁セクションは、鼻孔ロケータ456の他の部分より厚さが小さい。構成によっては、撓み領域490を画定する薄壁セクションは、鼻孔ロケータ456の最も薄い部分であり得る。構成によっては、薄壁セクションの壁厚は、鼻孔ロケータ456のかなりの部分または残りの部分の壁厚の約2分の1以下である。例えば構成によっては、撓み領域の薄壁セクションの厚さは約0.35mmであり、鼻孔ロケータ456の少なくとも主要部分の厚さは約0.8mmである。構成によっては、鼻孔ロケータ456の先端は、快適性のために薄くする。しかしながら、撓み領域490を設ける場合、使用者のフィードバックを改善し、鼻孔に挿入する時の潰れを抑制すると共に、使用中快適でもあるように、先端は鼻孔ロケータ456の他の部分と同じ、または実質的に同じ壁厚となり得る。撓み領域490を画定する薄壁セクションは、周囲領域458より大きい厚さを有することができる。
撓み領域490は、鼻孔ロケータ456のそれぞれの周囲の一部だけの周りに延在することが好ましい。構成によっては、撓み領域490は、鼻孔ロケータ456の周囲の約2分の1以下に制限される。構成によっては、撓み領域490は、鼻孔ロケータ456の周囲の外側に制限される。図示した構成では、撓み領域490は、鼻孔ロケータ456のそれぞれの周囲の約3分の1以上であるが約2分の1以下の周りに延在する。
特に図42を参照すると、鼻孔ロケータ456によって画定された出口アパーチャ492は、略楕円形であり、それぞれは、出口アパーチャ492の最大幅に沿った主軸494、および主軸494に垂直な短軸496を画定する。構成によっては、撓み領域490は、主軸494の片側(例えば、外側)に実質的にまたは完全に制限される。撓み領域490の下端部は、主軸494に、またはその付近にあり得、撓み領域490の上端部は、主軸494から離間することができる。このような構成により、主軸494に対して外向きおよびわずかに下向きの方向に傾くことができる。撓み領域490の長さおよび/または位置は、傾斜または撓みを所望の方向に与えるために変更することができる。構成によっては、主軸494の下端部が0度であると仮定すると、撓み領域490は、約5度~約150度で延在することができる。
少なくとも1つには、本明細書に説明する撓み領域490および他の特徴部を設けることが理由で、図29~図42のシール部材428の形状は、Pilairo(登録商標)鼻マスク内の、本出願人、Fisher&Paykel Healthcare Limitedが現在商品化している鼻シールの形状を修正している。例えば、主軸494は、現行のPilairo(登録商標)鼻マスクの向きに対して約10度だけ垂直方向へ回転している。シール部材428を通り抜ける垂直中心面に対して、主軸494は約20度~25度の角度で方向付けられ、主軸494の下端部は、主軸494の上端部より遥かに外側に(中心面からより遠くに)ある。鼻孔ロケータ456の先端を画定する表面は、現行のPilairo(登録商標)鼻マスクに対して約4度だけ外向きに回転しており、その結果、表面が中心面で約20度~25度の角度を画定し、鼻孔ロケータ456の先端の外側部分が内側部分より遥かに後方にある。鼻孔ロケータ456の長さは、約1mm~約11mmだけ短くしている。出口アパーチャ492は、より丸い形状を画定する。例えば、主軸494に沿った寸法は約10mmであり得、短軸に沿った寸法は約5.5mmであり得る。鼻孔ロケータ456はまた、わずかに幅広く離間している。例えば、鼻孔ロケータ456の基部および先端における主軸494同士の間隔は、それぞれ約18.5mmおよび約11mmであり得る。
図43を参照すると、本発明の特定の特徴、態様および利点に従って配置され構成されるさらなるインタフェースアセンブリ500が示される。インタフェースアセンブリ500は一般に、フレームまたは本体502、およびシール504を備える。シール504は、使用のために、フレーム502に取り外し可能に固定することができる。図示した構成では、フレーム502は、ヘッドギアなど用の取付点を設ける。図示したシール504は、可撓性シール部材508に接合することができる連結または取付アセンブリ506を組み込む。シール部材508は、近位面530(すなわち、使用の際、使用者の顔に最も近い表面)および遠位面532(すなわち、使用の際、使用者の顔からさらに遠い表面)を備える。インタフェースアセンブリ500は、本明細書に説明した他のインタフェースアセンブリとの違いにおいて説明する。したがって、説明していない特徴は、本明細書に開示する他のインタフェースアセンブリの対応する特徴と同じ、もしくは類似していると想定することができ、または別の適切な構成であり得る。
図43のシール部材508は、過剰圧力が鼻にかかるのを抑制または防止するために、使用者の鼻と位置合わせされるシール部材508の上部中央部分の撓みを容易にし、または促進する特徴を含むことが好ましい。構成によっては、中央部分の近位面530および遠位面532の両方を画定するシール部材508の部分が、使用者の鼻を収容するために前方に撓む。すなわち、構成によっては、近位面530が実質的に静止していることが多い遠位面532に単に近づき、これによって、近位面530が伸び、ひいては不快感が生じ得るのではなく、シール部材508の上部中央部分全体が前方方向に撓み得る。シール部材508の撓みは、すべての状況では生じ得ない。例えば、特定の顔の形状では、撓みがほとんど生じ得ないか、全く生じ得ないが、他の顔の形状では、著しい撓みが生じ得る。
図示したシール部材508は、連結もしくは取付アセンブリ506に連結するリブまたは突出部536を含む。接合領域554は、リブまたは突出部536をシール部材508のバランスに連結することができる。構成によっては、接合領域554の部分の厚さは約1.0mmであり得、いくつかの変化形態では、通常の使用時の引裂きの可能性を減らし、またはなくす必要性に留意して、わずかにより大きく、より小さくすることが可能である。しかしながら、シール部材508の上部中央部分560は、接合領域554の部分を含み得るが、撓み(破線で図示)を容易にし、または促進するために、より薄い壁厚を有することが好ましい。上部中央部分560の壁厚は、例えば約0.25mmなど、図29~図42のシール部材428の周囲領域458と同じ、または類似し得る。構成によっては、上部中央部分560は、シール部材508の鼻孔ロケータ556を囲む周囲領域558に連結し、またはそれと一体化させることができる。図示した構成では、上部中央部分560の薄い壁厚は、連結または取付アセンブリ536の実質的にすぐ外側で始まる。全内容を本明細書に援用する国際公開第2014/062070号パンフレットに開示された概念および構成など、シール部材508の上部中央部分560が撓み、かつ/または回転運動することを可能にする他の適切な構成も使用することができる。
文脈上明らかに他の意味に解釈すべき場合を除き、説明および特許請求の範囲の全体にわたって、「備える」、「備えている」などの用語は、排他的または網羅的な意味とは対照の包括的な意味であり、すなわち、「含むが、限定されない」という意味で解釈されるべきである。
本明細書におけるいかなる先行技術の参照も、世界の任意の国の努力傾注分野において共通する一般知識の一部をその先行技術が形成するという認識または任意の形式の示唆ではなく、そのように解釈されるべきではない。
本発明はまた概して、本出願の明細書に参照され、または示される部品、要素および特徴に、個別にもしくは集合的に、前記部品、要素もしくは特徴のうちの2つ以上の任意のまたはすべての組合せにおいてあると言ってもよい。
上述において、整数、またはその均等物が知られている構成要素を参照している場合、それらの整数は、個々に述べる場合と同様に本明細書に組み込まれる。
本明細書に説明した現在の好ましい実施形態の様々な変更形態および修正形態は、当業者にとって明白であることに留意すべきである。このような変更形態および修正形態は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、かつ、その付随する利点を損なうことなく行ってもよい。例えば、様々な構成要素は、必要に応じて位置変更してもよい。したがって、このような変更形態および修正形態は、本発明の範囲内に含まれるものとする。さらに、本発明を実施するために、特徴、態様および利点のすべてが必ずしも必要ではない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲のみによって定義されるものとする。