JP7619024B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
未加硫タイヤ及びモールドは、それぞれ周方向に基準点を有する。
上記工程において、未加硫タイヤは、未加硫タイヤの周方向における基準点(位相)と、モールドの周方向における基準点(位相)とが所定の位置関係となるように、モールドに投入される。
このように、未加硫タイヤをモールドに投入する際に、未加硫タイヤの位相とモールドの位相とを合わせる工程を「位相合わせ」という。
このため、タイヤ品質の向上の観点から、位相合わせを含む、加硫機への未加硫タイヤの供給方法について、様々な方法が検討されている。
また、加硫機へ未加硫タイヤを供給するために、未加硫タイヤを搬送する搬送装置が設置されることがある。搬送装置には、複数の未加硫タイヤが積載される。搬送装置は、これら未加硫タイヤを待機させつつ順次加硫機へ搬送する。搬送装置は、位相合わせ装置と組み合わせて用いられる。
この場合、一対の搬送ベルトを第1駆動機構及び第2駆動機構といった互いに独立した機構によって駆動するので、両駆動機構の間を繋ぐための構成等を配置する必要がない。この結果、昇降機構を一対の搬送ベルトの間に配置する際の配置の自由度を高めることができる。
この場合、未加硫タイヤのサイズに応じて一対の搬送ベルトの間隔を調整することができ、種々のサイズの未加硫タイヤの搬送が可能となる。
〔全体構成について〕
図1は、実施形態に係る未加硫タイヤの搬送装置の一例を示す図である。
図1中、搬送装置1は、未加硫状態のタイヤ(未加硫タイヤT)を台車4から、加硫機2まで搬送する機能を有する。
未加硫タイヤTとは、成形機(図示せず)によってトレッド、サイドウォール等の部材を組み合わせて形成された加硫前のタイヤである。
なお、以下の説明では、図1中の矢印に示すように、台車4から加硫機2へ向かう方向を搬送方向とし、搬送方向に直交する水平方向を幅方向とする。
また、搬送装置1は、未加硫タイヤTを搬送する機能の他、未加硫タイヤTの位相合わせを行うための機能も有する。
このように、搬送装置1は、未加硫タイヤTを加硫機2へ供給する供給路を構成する。
図2及び図3に示すように、搬送装置1は、本体フレーム8と、搬送コンベア10と、位相合わせ機構12とを備える。
搬送コンベア10は、未加硫タイヤTを加硫機2へ搬送する機能を有しており、一対の搬送ベルト14、15と、第1駆動機構16と、第2駆動機構18とを備える。
一対の搬送ベルト14、15のうち、一方の搬送ベルト14は、第1駆動機構16によって駆動される。また、他方の搬送ベルト15は、第2駆動機構18によって駆動される。
搬送ベルト14は、駆動プーリ16aと従動プーリ16bとの間に架け渡されている。これにより、搬送ベルト14は、搬送方向に沿うように延びている。
モータ16cは、駆動プーリ16aの下方に設けられている。
モータ16cの回転力は、駆動プーリ16aに一体回転可能に設けられたスプロケット16f、及びスプロケット16fに巻き掛けられるチェーンや歯付きベルト等の伝達部材16gを介して駆動プーリ16aに伝達する。
ガイド16dは、駆動プーリ16aと従動プーリ16bとの間に設けられた長尺の部材であり、搬送ベルト14の内周面を下方から支持することで、搬送ベルト14が走行する上側走行路を構成する。
搬送ベルト14は、上側走行路を搬送方向上流側から下流側へ向かって走行するように駆動される。
フレーム16eは、本体フレーム8に沿って幅方向に平行移動可能に設けられている。
搬送ベルト15は、駆動プーリ18aと従動プーリ18bとの間に架け渡されている。これにより、搬送ベルト15は、搬送方向に沿うように延びている。
モータ18cは、駆動プーリ18aの下方に設けられている。
モータ18cの回転力は、駆動プーリ18aに一体回転可能に設けられたスプロケット18f、及びスプロケット18fに巻き掛けられるチェーンや歯付きベルト等の伝達部材18gを介して駆動プーリ18aに伝達する。
ガイド18dは、駆動プーリ18aと従動プーリ18bとの間に設けられた長尺の部材であり、搬送ベルト15の内周面を下方から支持することで、搬送ベルト15が走行する上側走行路を構成する。
搬送ベルト15は、上側走行路を搬送方向上流側から下流側へ向かって走行するように駆動される。
フレーム18eは、本体フレーム8に沿って幅方向に平行移動可能に設けられている。
未加硫タイヤTは、上側走行路を走行する搬送ベルト14、15の上面14a、15aに積載される。未加硫タイヤTは、一対の搬送ベルト14、15の両方に架け渡されるように積載される。このとき、未加硫タイヤTは、搬送ベルト14、15を支持するガイド16d、18dによって支持される。
搬送ベルト14、15の上面14a、15aに積載される未加硫タイヤTは、搬送ベルト14、15が走行することによって、搬送方向上流側から下流側へ搬送される。
調整機構20は、フレーム16e及びフレーム18eを連結する第1シャフト20aと、第2シャフト20bとを備える。第1シャフト20a及び第2シャフト20bは、幅方向に沿って設けられている。両シャフト20a、20bは、本体フレーム8に対して軸心回りに回転可能に設けられている。
両シャフト20a、20bの外周面には、フレーム16eに螺合する雄ねじ部と、フレーム18eに螺合する雄ねじ部とが設けられている。フレーム16eに螺合する雄ねじ部及びフレーム18eに螺合する雄ねじ部のうち、一方は正ねじとされ、他方は逆ねじとされている。
このため、両シャフト20a、20bを一方向に回転させると、フレーム16eとフレーム18eとが、互いに接近するように幅方向に平行移動し、両シャフト20a、20bを他方向に回転させると、フレーム16eとフレーム18eとが、互いに離間するように幅方向に平行移動する。つまり、両シャフト20a、20bを回転させることで、フレーム16eとフレーム18eとの間隔を調整することができ、一対の搬送ベルト14、15の間隔を調整することができる。
また、両シャフト20a、20bは、チェーン20cによって同期回転可能に構成されている。
よって、ハンドル20dを回転させると、両シャフト20a、20bを同期して回転させることができ、この結果、一対の搬送ベルト14、15の間隔を調整することができる。
位相合わせ機構12は、搬送コンベア10によって搬送される未加硫タイヤTを水平方向に沿って回転させることにより未加硫タイヤTの位相を加硫機2に応じた位置に調整する「位相合わせ」を行う機能を有する。
位相合わせ機構12は、回転テーブル24と、昇降機構26とを備える。
回転テーブル24は、長方形状のテーブル本体28と、テーブル本体28に設けられた一対の保持体30とを備える。
テーブル本体28は、回転テーブル24が有する回転機構(後に説明する)によってテーブル本体28の中心を通過する垂直な中心軸S回りに回転可能とされている。
テーブル本体28の上面28a側には、保持体30を介して未加硫タイヤTが積載、保持される。
一対の保持体30は、リニアガイド等を介してテーブル本体28に設けられており、手動操作又はアクチュエータ等によって径方向に移動可能である。
よって、未加硫タイヤTの外径に応じて一対の保持体30の位置を調整することで、外径の異なる複数種類の未加硫タイヤTを、一対の保持体30に適切に保持させることができる。
図4は、搬送装置1を正面から見たときの位相合わせ機構12の部分を拡大した図であり、図4(a)は、回転テーブル24が下降している状態、図4(b)は、回転テーブル24が上昇している状態を示している。なお、図4(a)、図4(b)では、理解容易のため、従動プーリ18b等の第2駆動機構18を構成する部材を省略して示している。
昇降機構26は、昇降テーブル26aを昇降させることで、回転テーブル24を本体フレーム8に対して上下方向に昇降させることができる。
昇降機構26は、回転テーブル24を、搬送ベルト14(15)の上面14a(15a)よりも低い格納位置と、上面14a、15aよりも高い調整位置との間で昇降させる。
図4(a)は、回転テーブル24が格納位置に位置している状態を示している。
回転テーブル24は、格納位置においては、図2、図3に示すように、搬送ベルト14、15の間に配置される。
また、テーブル本体28における中心軸S回りの回転方向の位置は、図2、図3に示すように、長辺が搬送方向に平行となるように調整される。これにより、第1駆動機構16と第2駆動機構18との間隔をテーブル本体28の長辺よりも狭くすることができ、搬送可能な未加硫タイヤTの外径の自由度を高めることができる。
調整位置に位置する回転テーブル24は、未加硫タイヤTを保持する。
回転テーブル24に保持された未加硫タイヤTは、調整位置において位相合わせがなされる。つまり、調整位置は、未加硫タイヤTの位相を調整するための位置である。
制御装置は、モータ16c、18cを同期して動作させるとともに、各部を制御することで、以下に示す動作を実現する。
搬送装置1は、搬送コンベア10の搬送方向上流側に積載された未加硫タイヤTを搬送コンベア10の下流側まで搬送する。このとき、回転テーブル24は格納位置となるように制御される。
なお、搬送装置1は、未加硫タイヤTが、未加硫タイヤTの中心t1と中心軸Sとが一致する位置に到達したことを検知するセンサを備えている。
図5は、調整位置において位相合わせを行う際の位相合わせ機構12の動作を説明するための図であり、図5(a)は、調整位置において位相合わせ前の未加硫タイヤTを示す平面図、図5(b)は、調整位置において位相合わせ後の未加硫タイヤTを示す平面図である。
まず、搬送装置1は、未加硫タイヤTを保持する回転テーブル24を調整位置まで上昇させると、前記検知手段によって識別子40に含まれる位相情報を読み取る。つまり、搬送装置1は、図5(a)に示す状態で、識別子40の位相情報を読み取る。
次いで、搬送装置1は、図5(b)に示すように、位相情報に基づいて、モータ32b(図4)を制御し、未加硫タイヤTの位相が加硫機2のモールドに投入する際の位相となるようにテーブル本体28を回転させる。
これによって、搬送装置1の位相合わせ機構12は、未加硫タイヤTの位相を加硫機2に応じた位置に調整することができる。
さらに、回転テーブル24を昇降させる昇降機構26が搬送ベルト14、15の間に配置されているので、上記従来例のように、搬送装置と位相合わせ装置とを並べて配置した場合と比較して、加硫機2への未加硫タイヤTの供給路の短縮化を図ることができ、省スペース化が可能となる。
例えば、図3に示すように、従動プーリ16bと、従動プーリ18bとの間には、これらを繋ぐ構成が存在しないので、昇降機構26を、従動プーリ16bと従動プーリ18bとの間に配置することができ、昇降機構26をできるだけ、搬送方向下流側へ寄せて配置することができる。
このように、本実施形態では、昇降機構26を搬送ベルト14、15の間に配置する際の配置の自由度を高めることができる。
さらに、上述したように、回転テーブル24の一対の保持体30は径方向に沿って位置調整が可能であるので、搬送コンベア10によって搬送される種々のサイズの未加硫タイヤTを適切に保持し、位相合わせを行うことができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
上記実施形態では、昇降機構26がリンク機構26cによって昇降テーブル26a及び回転テーブル24を昇降する場合を例示したが、上下方向に伸縮する油圧シリンダ等、リンク以外の他の機構によって昇降テーブル26a及び回転テーブル24を昇降する構成としてもよい。
2 加硫機
4 台車
8 本体フレーム
8a 梁
10 搬送コンベア
12 位相合わせ機構
14 搬送ベルト
14a 上面
15 搬送ベルト
15a 上面
16 第1駆動機構
16a 駆動プーリ
16b 従動プーリ
16c モータ
16d ガイド
16e フレーム
16f スプロケット
16g 伝達部材
18 第2駆動機構
18a 駆動プーリ
18b 従動プーリ
18c モータ
18d ガイド
18e フレーム
18f スプロケット
18g 伝達部材
20 調整機構
20a 第1シャフト
20a1 スプロケット
20b 第2シャフト
20b1 スプロケット
20c チェーン
20d ハンドル
24 回転テーブル
26 昇降機構
26a 昇降テーブル
26b ベース
26c リンク機構
28 テーブル本体
28a 上面
30 保持体
32 回転機構
32a 支持フレーム
32b モータ
40 識別子
S 中心軸
T 未加硫タイヤ
t1 中心
Claims (3)
- 未加硫タイヤを加硫機へ搬送する搬送コンベアと、
前記搬送コンベアによって搬送される前記未加硫タイヤを回転させることにより前記未加硫タイヤの位相を前記加硫機に応じた位置に調整する位相合わせ機構と、を備え、
前記搬送コンベアは、搬送方向に直交する方向に離間し、上面で前記未加硫タイヤを搬送する一対の搬送ベルトを備え、
前記位相合わせ機構は、
前記未加硫タイヤを保持する回転テーブルと、
前記一対の搬送ベルトの間に配置され、前記回転テーブルを、前記上面よりも下方の格納位置と、前記上面よりも上方で前記未加硫タイヤを保持し前記位相を調整するための調整位置と、の間で昇降させる昇降機構と、を備え、
前記回転テーブルは、長方形状を有し、
前記回転テーブルの長辺の寸法が前記一対の搬送ベルトの間隔よりも大きく、
前記格納位置における前記回転テーブルの長辺は、前記搬送方向に平行である
搬送装置。 - 前記搬送コンベアは、
前記一対の搬送ベルトのうちの一方の搬送ベルトを駆動する第1駆動機構と、
前記一対の搬送ベルトのうちの他方の搬送ベルトを駆動する第2駆動機構と、を備える
請求項1に記載の搬送装置。 - 前記搬送コンベアは、前記一対の搬送ベルトの間隔を調整する調整機構を備える
請求項2に記載の搬送装置。
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