JP7619145B2 - スパンボンド不織布の製造方法 - Google Patents
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剪断速度(sec-1)=4×(Q/ρ/60)/(π×((d/10)3/8))
(式中、Qは単孔吐出量(g/min)を表し、ρは溶融密度(g/cm3)を表し、dは口金孔径(mm)を表す。本発明に用いる共重合ポリエステル樹脂においては、溶融密度ρの値は1.18を用いる。)。
吐出線速度(m/min)=(Q/ρ)/(π×(d/2)2)
(式中、Qは単孔吐出量(g/min)を表し、ρは溶融密度(g/cm3)を表し、dは口金孔径(mm)を表す。本発明に用いる共重合ポリエステル樹脂においては、溶融密度ρの値は1.18を用いる。)。
(1)牽引後の繊維ウェブの横断面を、走査型電子顕微鏡で1本の繊維が観察できる倍率として画像を撮影する。
(2)撮影した画像を用い、画像解析ソフトを用いて、単繊維の断面輪郭が形成する面積(μm2)を計測し、この面積と同一の面積となる真円の直径を算出する。
(3)これを任意に抽出した同じ表面を構成する繊維20本について測定し、単純な数平均値を求めて平均単繊維径を算出し、小数点第2位を四捨五入する。
(1)幅25mm×150mmの試験片を5枚採取し、45°の斜面をもつ水平台の上に試験片の短辺をスケール基線に合わせて置く。
(2)手動により試験片を斜面の方向に滑らせて、試験片の一端の中央点が斜面と接したとき、他端の位置の移動長さをスケールによって読む。
(3)試験片5枚の裏表について測定して移動長さの単純な数平均値を求めた後、移動長さに1/2をかけた曲げ長さCおよび目付Mより下式を用いて剛軟度を算出し、小数点第1位を四捨五入する
剛軟度(mN・cm)=M×C3×0.001
(式中、Mは目付(g/m2)を表し、Cは曲げ長さ(cm)を表す。)。
(1)測定試料3gを凍結粉砕し、乾燥温度110℃で24時間、真空乾燥してその絶乾質量(W)を測定する。
(2)上記試料を20℃×65%R.H.の状態に調湿された恒温恒湿機中に24時間放置し、平衡状態となった試料の質量(MR1)を測定する。
(3)次いで、恒温恒湿機の設定を30℃×90%R.H.に変更してさらに24時間放置後の質量(MR2)を測定する。
(4)1水準につき3回測定を行い、単純な数平均値を求めて下式よりΔMRを算出し、小数点第2位を四捨五入する
ΔMR(%)=(MR2-MR1)/W。
(1)スパンボンド不織布を、室温20℃、相対湿度65%の室内に24時間以上放置する。
(2)上記処理を施したスパンボンド不織布を、同室に設置した接触角計のステージ上にセットする。
(3)イオン交換水からなる2μLの液滴を針先に作製し、スパンボンド不織布に着液させる。
(4)スパンボンド不織布に液滴が着液してから2秒後の画像より、液滴との接触角を求める。
(5)1水準につき測定位置を変更して5回測定を行い、単純な数平均値を求めて水との接触角を算出し、小数点第1位を四捨五入する。なお、2秒以内にすべての水がスパンボンド不織布に吸水された場合は、液滴の空気との界面がスパンボンド不織布の表面と同一面に存在すると判断し、水との接触角を0°と定義する。
紡糸工程において、20分間紡糸をした際に糸切れが生じなかったものをA、糸切れが1回以上20回未満のものをB、糸切れが20回以上のものをCとして評価した。
熱接着工程において、幅方向の収縮がほとんど見られなかったものをA、幅方向の収縮が見られたがシート切れが無かったものをB、幅方向の収縮が著しかったものやシート切れが生じたものをCとして評価した。
紡糸後の口金を取外してポリマーを除去した後に、口金孔検査にて口金構内における汚れなどの付着状態が識別可能であったものをA、口金孔が小さく識別が困難であったものをCとして評価した。
空気牽引後の繊維ウェブを採取し、繊維の横断面を株式会社日立ハイテクノロジーズ製の走査型電子顕微鏡「S-5500」で1本の繊維が観察できる倍率として画像を撮影した。その後、画像解析ソフトとして、三谷商事株式会社製「WinROOF2015」を用い、前述のとおり測定を行った。
熱接着後のスパンボンド不織布について、前述の通り測定を行った。
熱接着後のスパンボンド不織布について、前述の通り測定を行った。
熱接着後のスパンボンド不織布について、エスペック株式会社製恒温恒湿機「LHU-123」を用い、前述の通り測定を行った。
熱接着後のスパンボンド不織布について、協和界面科学株式会社製の接触角計「DMo-501」を用い、前述のとおり測定を行った。
固有粘度が0.62dL/gであり、数平均分子量20000のポリエチレングリコール(以下、PEGと略す)を8質量%共重合したポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略す)を単軸押出機にて溶融し、紡糸温度が290℃で、口金孔径が0.30mmの矩形丸孔口金から、単孔吐出量1.1g/minで紡出した。このときの剪断速度は5861sec-1であった。紡出した糸条を、冷風にて冷却固化した後、矩形エジェクターにおいて糸状の牽引速度が5320m/min、紡糸ドラフトが403となるように空気牽引した繊維ウェブを、口金中心部の鉛直方向におけるネットコンベア上での吸引風速を10.7m/secとして捕集した。得られた繊維ウェブを、上ロールに金属製で水玉柄の彫刻がなされた接着面積率16%のエンボスロールを用い、下ロールに金属製フラットロールで構成される上下一対の熱エンボスロールを用いて、線圧が50N/cmで、熱接着温度が230℃の温度で熱接着し、目付が30g/m2のスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
共重合させたPEGの数平均分子量を20000から8300に変更した以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
PEGの共重合量を8質量%から、実施例3では14質量%、実施例4では4質量%にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
PEGを共重合した共重合PETの重合時間を調整し、固有粘度を0.62から、実施例5では0.57、実施例6では0.72にそれぞれ変更した以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
固有粘度が0.62dL/gであり、数平均分子量20000のPEGを8質量%共重合したPETに換えて、PETボトルに使用されたPETを解重合して得られた低分子量体(表1ではリサイクルPETと略記した)に、数平均分子量20000のPEGを8質量%共重合したPETを用いたこと以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表1に示す。
単孔吐出量および牽引速度を調整して、剪断速度、吐出線速度、および紡糸ドラフトを変更した上で、捕集した繊維ウェブがコンベア上で滑らないようコンベア上の吸引速度を変更した以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表2に示す。
口金孔径を0.30mmから0.20mmに変更して、剪断速度、吐出線速度、および紡糸ドラフトを変更した以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表2に示す。
牽引速度を調整して、紡糸ドラフトを変更した以外は、実施例1と同じ方法でスパンボンド不織布を得た。該スパンボンド不織布の製造条件および得られたスパンボンド不織布の評価結果を表2に示す。
2: 吐出孔
3: 全ての吐出孔を含む最も面積の小さい四角形
4: 口金中心部
Claims (7)
- 共重合ポリエステルを溶融させ、口金の吐出孔から吐出させ、牽引して形成した繊維ウェブをネットコンベア上に捕集し、該繊維ウェブを熱接着するスパンボンド不織布の製造方法であって、前記共重合ポリエステルが、数平均分子量が4000以上30000以下のポリアルキレングリコールを3質量%以上40質量%以下共重合してなる共重合ポリエステルであって、前記共重合ポリエステルを前記口金の吐出孔から吐出させる際の口金通過時の剪断速度が3500sec-1以上10000sec-1未満であり、前記牽引において、共重合ポリエステルの紡糸ドラフトが200以上550以下である、スパンボンド不織布の製造方法。
- 前記口金の吐出孔の孔径が0.23mm以上0.80mm以下である、請求項1に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
- 前記牽引において、共重合ポリエステルの牽引速度が3500m/min以上7000m/min以下である、請求項1または2に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
- 口金中心部の鉛直方向におけるネットコンベア上での吸引風速が8.0m/sec以上18.0m/sec以下である、請求項1~3のいずれかに記載のスパンボンド不織布の製造方法。
- 前記共重合ポリエステルの主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートである、請求項1~4のいずれかに記載のスパンボンド不織布の製造方法。
- 前記共重合ポリエステルの固有粘度が、0.50dL/g以上0.80dL/g以下である、請求項1~5のいずれかに記載のスパンボンド不織布の製造方法。
- 前記共重合ポリエステルが、ポリエステルを解重合した低分子量体に前記ポリアルキレングリコールを添加し、再重合してなるリサイクル共重合ポリエステルである、請求項1~6のいずれかに記載のスパンボンド不織布の製造方法。
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