JP7619484B2 - 電解液分析用試験片、電解液分析装置および電解液分析方法 - Google Patents
電解液分析用試験片、電解液分析装置および電解液分析方法 Download PDFInfo
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Description
電解液に含まれたイオンの濃度を測定するための電解液分析用試験片であって、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられた、上記イオンの濃度を測定するためのイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記液検知電極は、
上記近位領域に設けられた近位部分電極を含むとともに、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記一端との間に相当する遠位領域に設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための遠位部分電極を含み、
上記補助引出電極は、上記遠位部分電極、上記近位部分電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在している
ことを特徴とする。
さらに、この電解液分析用試験片では、上記液検知電極は、上記近位領域に設けられた近位部分電極を含むとともに、上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記一端との間に相当する遠位領域に設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための遠位部分電極を含んでいる。したがって、上記装着状態でユーザが上記電解液接触操作を行うと、上記遠位部分電極と上記イオン感応電極と上記近位部分電極を一体に覆うように上記電解液が接触する。これにより、上記遠位部分電極と上記近位部分電極との間のインピーダンスが低下する。このインピーダンスの低下は、上記遠位部分電極、上記近位部分電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在している上記補助引出電極を介して、上記電解液分析装置の本体が備える要素(例えば、後述する液検知処理部)によって検知され得る。これにより、上記電解液が上記イオン感応電極を覆うように接触していると判定され得る。しかも、この電解液分析用試験片では、上記一方向に関して上記遠位部分電極と上記近位部分電極との間に上記イオン感応電極が配置されているので、上記遠位部分電極と上記近位部分電極との間のインピーダンスが低下したとき、上記電解液が上記イオン感応電極を覆うように接触していると言える。したがって、上記電解液が上記イオン感応電極を覆うように接触しているか否かを判定することができる。
上記近位部分電極、上記イオン感応電極、および上記遠位部分電極は、上記一方向に沿って1列に並んでいる
ことを特徴とする。
電解液に含まれたイオンの濃度を測定するための電解液分析用試験片であって、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられた、上記イオンの濃度を測定するためのイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記液検知電極は、上記近位領域に互いに離間して設けられた第1の近位部分電極と第2の近位部分電極とを含み、
上記補助引出電極は、上記第1、第2の近位部分電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在している
ことを特徴とする。
上記第1の近位部分電極と上記第2の近位部分電極とは、上記一方向に関して互いに離間している
ことを特徴とする。
上記電解液は、互いに異なる第1のイオン種と第2のイオン種を含み、
上記イオン感応電極は、上記特定領域に互いに離間して設けられた、上記電解液と接触して上記第1のイオン種の濃度に応じた第1の電位を発生させる第1のイオン感応電極と、上記電解液と接触して上記第2のイオン種の濃度に応じた第2の電位を発生させる第2のイオン感応電極とを含み、
上記主引出電極は、上記第1、第2のイオン感応電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在する第1、第2の主引出電極を含む
ことを特徴とする。
上記特定領域に、上記第1、第2のイオン感応電極から離間して設けられた、上記電解液と接触して基準電位を発生させる基準電極と、
上記第1、第2の主引出電極から離間して、上記基準電極から上記他端の側へ延在する基準引出電極と
を備えたことを特徴とする。
電解液に含まれた第1のイオン種と第2のイオン種との間の濃度比を測定する電解液分析装置であって、
電解液分析用試験片と、
本体とを備え、
上記電解液分析用試験片は、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられたイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記イオン感応電極は、上記特定領域に互いに離間して設けられた、上記電解液と接触して上記第1のイオン種の濃度に応じた第1の電位を発生させる第1のイオン感応電極と、上記電解液と接触して上記第2のイオン種の濃度に応じた第2の電位を発生させる第2のイオン感応電極とを含み、
上記主引出電極は、上記第1、第2のイオン感応電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在する第1、第2の主引出電極を含み、
上記本体は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が挿入されたとき、上記第1の主引出電極、上記第2の主引出電極、上記補助引出電極にそれぞれ対応して接触する接触電極を有するコネクタと、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態で、上記液検知電極に上記電解液が接触したとき、上記補助引出電極を介して、上記液検知電極に上記電解液が接触したことを検知する液検知処理部と、
上記液検知電極に上記電解液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記第1の主引出電極を通して得られた上記第1の電位と上記第2の主引出電極を通して得られた上記第2の電位との間の電位差に基づいて、上記電解液に含まれた上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を算出する演算部と
を備えたことを特徴とする。
上記本体は、さらに、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態になったことを検知する装着検知部と、
上記装着状態になったことが検知されたことをトリガとして、上記本体の電源をオンする電源制御部と
を備えたことを特徴とする。
上記電解液分析用試験片は、上記一方向に関して上記他端の側に、上記第1、第2の主引出電極および上記補助引出電極から離間して設けられた導電層を有し、
上記コネクタは、上記電解液分析用試験片の上記他端の側が挿入されたとき、上記導電層に対応して接触する追加の接触電極を有し、
上記装着検知部は、上記コネクタの上記追加の接触電極が上記導電層に接触したのに応じて、上記装着状態になったことを検知する
ことを特徴とする。
上記本体は、この本体が備える要素を収容した外周壁を有し、
上記外周壁は、上記演算部によって制御された情報を表示する表示画面と、上記コネクタが上記電解液分析用試験片を受け入れるためのスロットとを露出させる一方、操作用要素無しで、上記表示画面および上記スロットが占める領域以外の残りの領域を覆っている
ことを特徴とする。
上記第3の局面の電解液分析装置を用いて、上記電解液に含まれた上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を測定する電解液分析方法であって、
上記電解液分析装置の上記演算部は、上記液検知電極に上記電解液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記第1、第2の主引出電極を通して得られた上記第1、第2の電位の間の電位差が収束するのを待ち、収束した上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて校正を行った後、上記校正によって求めたパラメータを用いて上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を算出するようになっており、
上記電解液分析方法は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側を上記コネクタに挿入して装着状態にし、
上記装着状態で、上記電解液分析用試験片の上記主面のうち上記一端から上記近位領域までを一体に覆うように、上記第1のイオン種と上記第2のイオン種とを予め定められた濃度比で含む標準液を接触させる操作を行うことによって、上記液検知処理部に、上記補助引出電極を介して、上記液検知電極に上記電解液が接触したことを検知させ、さらに、上記液検知電極に上記標準液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記演算部に、上記標準液について得られた上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて上記校正を行わせる
ことを特徴とする。
上記電解液分析装置は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態になったことを検知する装着検知部と、
上記装着状態になったことが検知されたことをトリガとして、上記本体の電源をオンする電源制御部と
を備え、
上記電解液分析方法は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側を、上記本体のコネクタに挿入する装着操作を行うことによって、上記装着検知部に、上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態になったことを検知させ、上記装着状態になったことが検知されたことをトリガとして、上記電源制御部に上記本体の電源をオンさせる
ことを特徴とする。
上記電解液分析装置の上記演算部は、上記校正に続いて、上記第1、第2の主引出電極を通して得られた上記第1、第2の電位の間の電位差が予め定められた閾値を超える変化を示すか否かを判定し、上記第1、第2の電位の間の電位差が上記閾値を超える変化を示したことをトリガとして、上記第1、第2の電位の間の電位差が再び収束するまで待ち、収束した上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて、上記校正によって求めたパラメータを用いて上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を算出するようになっており、
上記電解液分析方法は、
上記演算部に上記校正を行わせた後、
上記第1、第2の電位の間の電位差に上記閾値を超える変化を引き起こすように、上記電解液分析用試験片の上記主面のうち上記一端から上記近位領域までを一体に覆うように測定対象液を接触させる操作を行うことによって、上記演算部に、上記測定対象液について得られた上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて、上記校正によって求めたパラメータを用いて上記濃度比の算出を行わせる
ことを特徴とする。
第5の局面では、この開示の電解液分析装置は、
電解液に含まれたイオンの濃度を測定する電解液分析装置であって、
電解液分析用試験片と、
本体とを備え、
上記電解液分析用試験片は、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられた、上記イオンの濃度を測定するためのイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記本体は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が挿入されたとき、上記主引出電極、上記補助引出電極にそれぞれ対応して接触する接触電極を有するコネクタと、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態で、上記液検知電極に上記電解液が接触したとき、上記補助引出電極を介して、上記液検知電極に上記電解液が接触したことを検知する液検知処理部と、
上記液検知電極に上記電解液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記主引出電極を通して得られた電位に基づいて、上記電解液に含まれたイオンの濃度を算出する演算部と
を備えたことを特徴とする。
一実施形態の電解液分析装置では、
上記電解液分析用試験片は、
上記特定領域に、上記イオン感応電極から離間して設けられた、上記電解液と接触して基準電位を発生させる基準電極と、
上記主引出電極から離間して、上記基準電極から上記他端の側へ延在する基準引出電極と
を備えたことを特徴とする。
(電気化学的センサの概略構成)
図1(A)は、この発明の第1実施形態の電解液分析装置としての電気化学的センサ90の概略構成を示している。
図2(A)は試験片30の平面レイアウトを示している。また、図2(B)は、図2(A)におけるIIB-IIB線矢視断面(端面)を示している。これらの図によって分かるように、試験片30は、一方向としてのX方向に一端31eから他端31fまで細長く延在する1枚の基板31と、基板31の主面である表面31aにおいて、X方向に関して一端31eの側の円形の特定領域51w1に設けられた第1のイオン感応電極としてのナトリウムイオン感応電極41と、特定領域51w1よりも他端31fに近い円形の別の特定領域51w2に設けられた第2のイオン感応電極としてのカリウムイオン感応電極42と、これらのナトリウムイオン感応電極41、カリウムイオン感応電極42から他端31fの側へそれぞれ延在する第1、第2の主引出電極43,44とを備えている。
図1(B)は、電気化学的センサ90の本体10を斜めから見たところを模式的に示している。本体10は、この例では、ユーザの手で把持されるべき細長い角柱状の外形を有している。この結果、この電気化学的センサ90は、ユーザが本体10を手に持って使用する手持ちタイプの装置として構成されている。
電極パッド部43c,47c,44c,48cがそれぞれ接触電極21a,21b,21c,21dと接触して導通する。この結果、試験片30のナトリウムイオン感応電極41が発生した第1の電位E1、カリウムイオン感応電極42が発生した第2の電位E2が、それぞれ第1、第2の主引出電極43,44を介して接触電極21a,21cに伝わり、本体10に入力され得る。また、液検知電極をなす近位部分電極45と遠位部分電極46が、それぞれ第1、第2の補助引出電極47,48を介して接触電極21b,21dと導通する。したがって、近位部分電極45と遠位部分電極46との間のインピーダンスを、本体10側から接触電極21b,21dを介して検出可能となる。
ΔE=E1 0-E2 0+S1log(C1/C2) …(Eq.1)
ここで、E1 0-E2 0は定数であり、予め求められているものとする。したがって、ナトリウムイオン、カリウムイオンの間の既知の濃度比をもつ電解液(標準液)についてΔEを測定して、パラメータとしての感度S1を求めれば、測定対象の電解液について電位差ΔEを測定することにより、式(Eq.1)に基づいて測定対象の電解液におけるナトリウムイオン、カリウムイオンの間の濃度比Ms(=C1/C2)を算出できる。
図4は、ユーザとしての被験者が、電気化学的センサ90を用いて、電解液としての尿中におけるナトリウムイオン、カリウムイオンの間の濃度比を測定する電解液分析方法のフローを示している。次に、図4に加えて、図5(A)~図5(D)、図6(A)~図6(E)を参照しながら、ユーザによる測定手順を説明する。
上の例では、試験片30は、液検知電極として、近位領域51w3に設けられた近位部分電極45を含むとともに、遠位領域51w4に設けられた遠位部分電極46を含むものとした。しかしながら、これに限られるものではない。遠位部分電極46(および第2の補助引出電極48)を省略して、遠位部分電極46(および第2の補助引出電極48)に代えて、例えばナトリウムイオン感応電極41(および第1の主引出電極43)を用いて液検知を行ってもよい。すなわち、ナトリウムイオン感応電極41と近位部分電極45との間のインピーダンスが低下したか否かに応じて、ナトリウムイオン感応電極41から近位部分電極45までを一体に覆うように電解液が接触したか否かを判定する。これにより、ナトリウムイオン感応電極41、カリウムイオン感応電極42を一体に覆うように電解液が接触したか否かを判定することができる。
上の例では、試験片30において、液検知電極をなす近位部分電極45の数を1個としたが、これに限られるものではない。例えば図10(A)に示すように、近位部分電極45の数を2個としてもよい。なお、以下の図に置いて、上の例におけるのと同じ構成要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
上の例では、試験片30において、液検知電極をなす近位部分電極45と遠位部分電極46とがいずれも絶縁膜51の開口51w3,51w4を通して露出しているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、図11(A)、図11(B)に示す試験片30Bのように、遠位部分電極46が絶縁膜51によって覆われている態様であってもよい。ここで、図11(A)は試験片30Bの平面レイアウトを示している。図11(B)は、図11(A)におけるXIB-XIB線矢視断面(端面)を示している。
上の例では、試験片30において、液検知電極をなす近位部分電極45と遠位部分電極46とがいずれも円形であるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、図12(A)、図12(B)に示す試験片30Cのように、近位部分電極45は矩形に形成されている態様であってもよい。ここで、図12(A)は試験片30Cの平面レイアウトを示している。図12(B)は、図12(A)におけるXIIB-XIIB線矢視断面(端面)を示している。
上の例では、試験片30において、電解液中のイオンの濃度を検出するのに用いられる電極は、ナトリウムイオン感応電極41とカリウムイオン感応電極42との2個であるものとした。しかしながら、これに限られるものではない。例えば図13(B)に示す試験片30Eのように、イオンの濃度を検出するための基準電位を発生する基準電極55を備えた態様であってもよい。
図14(A)は、別の実施形態の試験片30Fの平面レイアウトを示している。図14(B)は、図14(A)の試験片30Fに対応した本体10Aを斜めから見たところを模式的に示している。これらの試験片30Fと本体10Aとは、図15に示す第2実施形態の電解液分析装置としての電気化学的センサ90Aを構成する。
試験片30Fは、図2(A)の試験片30におけるのと同様に、X方向に一端31eから他端31fまで細長く延在する1枚の基板31と、基板31の表面31aにおいて、X方向に関して一端31eの側の円形の特定領域51w1に設けられた第1のイオン感応電極としてのナトリウムイオン感応電極41と、特定領域51w1よりも他端31fに近い円形の別の特定領域51w2に設けられた第2のイオン感応電極としてのカリウムイオン感応電極42と、これらのナトリウムイオン感応電極41、カリウムイオン感応電極42から他端31fの側へそれぞれ延在する第1、第2の主引出電極43,44とを備えている。
図14(B)に示すように、本体10Aは、略角柱状の外周壁をなす筐体10Asと、この筐体10Asの前面(+Z側の面)10Afの略中央に設けられた表示画面としての表示部20と、筐体10Asの-X側の端面10Atに設けられたコネクタ21Aとを備えている。コネクタ21Aは、試験片30Fを着脱可能に受け入れるために-X側に向かって開いたスロット22Aを有している。筐体10Asは、表示部20とスロット22Aとを露出させる一方、操作用要素(図1(B)中に示した操作部13)無しで、表示部20とスロット22Aが占める領域以外の残りの領域を覆っている。このように本体10Aの外周壁に操作用要素が設けられていないので、本体10Aの構成が簡素化される。
図16は、ユーザとしての被験者が、電気化学的センサ90Aを用いて、電解液としての尿中におけるナトリウムイオン、カリウムイオンの間の濃度比を測定する電解液分析方法のフローを示している。次に、図16に加えて、図17(A)~図17(D)、図18(A)~図18(E)を参照しながら、ユーザによる測定手順を説明する。
10s,10As 筐体
21,21A コネクタ
22,22A スロット
30,30A,30B,30C,30D,30E,30F 電解液分析用試験片
41 ナトリウムイオン感応電極
41i ナトリウムイオン感応膜
42 カリウムイオン感応電極
42i カリウムイオン感応膜
45 近位部分電極
45-1 第1の近位部分電極
45-2 第2の近位部分電極
46 遠位部分電極
90,90A 電気化学的センサ
Claims (15)
- 電解液に含まれたイオンの濃度を測定するための電解液分析用試験片であって、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられた、上記イオンの濃度を測定するためのイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記液検知電極は、
上記近位領域に設けられた近位部分電極を含むとともに、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記一端との間に相当する遠位領域に設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための遠位部分電極を含み、
上記補助引出電極は、上記遠位部分電極、上記近位部分電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在している
ことを特徴とする電解液分析用試験片。 - 請求項1に記載の電解液分析用試験片において、
上記近位部分電極、上記イオン感応電極、および上記遠位部分電極は、上記一方向に沿って1列に並んでいる
ことを特徴とする電解液分析用試験片。 - 電解液に含まれたイオンの濃度を測定するための電解液分析用試験片であって、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられた、上記イオンの濃度を測定するためのイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記液検知電極は、上記近位領域に互いに離間して設けられた第1の近位部分電極と第2の近位部分電極とを含み、
上記補助引出電極は、上記第1、第2の近位部分電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在している
ことを特徴とする電解液分析用試験片。 - 請求項3に記載の電解液分析用試験片において、
上記第1の近位部分電極と上記第2の近位部分電極とは、上記一方向に関して互いに離間している
ことを特徴とする電解液分析用試験片。 - 請求項1から4までのいずれか一つに記載の電解液分析用試験片において、
上記電解液は、互いに異なる第1のイオン種と第2のイオン種を含み、
上記イオン感応電極は、上記特定領域に互いに離間して設けられた、上記電解液と接触して上記第1のイオン種の濃度に応じた第1の電位を発生させる第1のイオン感応電極と、上記電解液と接触して上記第2のイオン種の濃度に応じた第2の電位を発生させる第2のイオン感応電極とを含み、
上記主引出電極は、上記第1、第2のイオン感応電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在する第1、第2の主引出電極を含む
ことを特徴とする電解液分析用試験片。 - 請求項5に記載の電解液分析用試験片において、さらに、
上記特定領域に、上記第1、第2のイオン感応電極から離間して設けられた、上記電解液と接触して基準電位を発生させる基準電極と、
上記第1、第2の主引出電極から離間して、上記基準電極から上記他端の側へ延在する基準引出電極と
を備えたことを特徴とする電解液分析用試験片。 - 電解液に含まれた第1のイオン種と第2のイオン種との間の濃度比を測定する電解液分析装置であって、
電解液分析用試験片と、
本体とを備え、
上記電解液分析用試験片は、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられたイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記イオン感応電極は、上記特定領域に互いに離間して設けられた、上記電解液と接触して上記第1のイオン種の濃度に応じた第1の電位を発生させる第1のイオン感応電極と、上記電解液と接触して上記第2のイオン種の濃度に応じた第2の電位を発生させる第2のイオン感応電極とを含み、
上記主引出電極は、上記第1、第2のイオン感応電極からそれぞれ上記他端の側へ互いに離間して延在する第1、第2の主引出電極を含み、
上記本体は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が挿入されたとき、上記第1の主引出電極、上記第2の主引出電極、上記補助引出電極にそれぞれ対応して接触する接触電極を有するコネクタと、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態で、上記液検知電極に上記電解液が接触したとき、上記補助引出電極を介して、上記液検知電極に上記電解液が接触したことを検知する液検知処理部と、
上記液検知電極に上記電解液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記第1の主引出電極を通して得られた上記第1の電位と上記第2の主引出電極を通して得られた上記第2の電位との間の電位差に基づいて、上記電解液に含まれた上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を算出する演算部と
を備えたことを特徴とする電解液分析装置。 - 請求項7に記載の電解液分析装置において、
上記本体は、さらに、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態になったことを検知する装着検知部と、
上記装着状態になったことが検知されたことをトリガとして、上記本体の電源をオンする電源制御部と
を備えたことを特徴とする電解液分析装置。 - 請求項8に記載の電解液分析装置において、
上記電解液分析用試験片は、上記一方向に関して上記他端の側に、上記第1、第2の主引出電極および上記補助引出電極から離間して設けられた導電層を有し、
上記コネクタは、上記電解液分析用試験片の上記他端の側が挿入されたとき、上記導電層に対応して接触する追加の接触電極を有し、
上記装着検知部は、上記コネクタの上記追加の接触電極が上記導電層に接触したのに応じて、上記装着状態になったことを検知する
ことを特徴とする電解液分析装置。 - 請求項7から9までのいずれか一つに記載の電解液分析装置において、
上記本体は、この本体が備える要素を収容した外周壁を有し、
上記外周壁は、上記演算部によって制御された情報を表示する表示画面と、上記コネクタが上記電解液分析用試験片を受け入れるためのスロットとを露出させる一方、操作用要素無しで、上記表示画面および上記スロットが占める領域以外の残りの領域を覆っている
ことを特徴とする電解液分析装置。 - 請求項7に記載の電解液分析装置を用いて、上記電解液に含まれた上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を測定する電解液分析方法であって、
上記電解液分析装置の上記演算部は、上記液検知電極に上記電解液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記第1、第2の主引出電極を通して得られた上記第1、第2の電位の間の電位差が収束するのを待ち、収束した上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて校正を行った後、上記校正によって求めたパラメータを用いて上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を算出するようになっており、
上記電解液分析方法は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側を上記コネクタに挿入して装着状態にし、
上記装着状態で、上記電解液分析用試験片の上記主面のうち上記一端から上記近位領域までを一体に覆うように、上記第1のイオン種と上記第2のイオン種とを予め定められた濃度比で含む標準液を接触させる操作を行うことによって、上記液検知処理部に、上記補助引出電極を介して、上記液検知電極に上記電解液が接触したことを検知させ、さらに、上記液検知電極に上記標準液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記演算部に、上記標準液について得られた上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて上記校正を行わせる
ことを特徴とする電解液分析方法。 - 請求項11に記載の電解液分析方法において、
上記電解液分析装置は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態になったことを検知する装着検知部と、
上記装着状態になったことが検知されたことをトリガとして、上記本体の電源をオンする電源制御部と
を備え、
上記電解液分析方法は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側を、上記本体のコネクタに挿入する装着操作を行うことによって、上記装着検知部に、上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態になったことを検知させ、上記装着状態になったことが検知されたことをトリガとして、上記電源制御部に上記本体の電源をオンさせる
ことを特徴とする電解液分析方法。 - 請求項11または12に記載の電解液分析方法において、
上記電解液分析装置の上記演算部は、上記校正に続いて、上記第1、第2の主引出電極を通して得られた上記第1、第2の電位の間の電位差が予め定められた閾値を超える変化を示すか否かを判定し、上記第1、第2の電位の間の電位差が上記閾値を超える変化を示したことをトリガとして、上記第1、第2の電位の間の電位差が再び収束するまで待ち、収束した上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて、上記校正によって求めたパラメータを用いて上記第1のイオン種と上記第2のイオン種との間の濃度比を算出するようになっており、
上記電解液分析方法は、
上記演算部に上記校正を行わせた後、
上記第1、第2の電位の間の電位差に上記閾値を超える変化を引き起こすように、上記電解液分析用試験片の上記主面のうち上記一端から上記近位領域までを一体に覆うように測定対象液を接触させる操作を行うことによって、上記演算部に、上記測定対象液について得られた上記第1、第2の電位の間の電位差に基づいて、上記校正によって求めたパラメータを用いて上記濃度比の算出を行わせる
ことを特徴とする電解液分析方法。 - 電解液に含まれたイオンの濃度を測定する電解液分析装置であって、
電解液分析用試験片と、
本体とを備え、
上記電解液分析用試験片は、
一端から他端まで一方向に延在する基板と、
上記基板の主面において、上記一方向に関して上記一端の側の特定領域に設けられた、上記イオンの濃度を測定するためのイオン感応電極と、
上記イオン感応電極から上記他端の側へ延在する主引出電極と、
上記主面において、上記一方向に関して上記特定領域と上記他端との間に相当する近位領域に、上記主引出電極から離間して設けられた、上記電解液に接触したか否かを検知するための液検知電極と、
上記主引出電極から離間して、上記液検知電極から上記他端の側へ延在する補助引出電極と
を備え、
上記本体は、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が挿入されたとき、上記主引出電極、上記補助引出電極にそれぞれ対応して接触する接触電極を有するコネクタと、
上記電解液分析用試験片の上記他端の側が上記コネクタに挿入された装着状態で、上記液検知電極に上記電解液が接触したとき、上記補助引出電極を介して、上記液検知電極に上記電解液が接触したことを検知する液検知処理部と、
上記液検知電極に上記電解液が接触したことが検知されたことをトリガとして、上記主引出電極を通して得られた電位に基づいて、上記電解液に含まれたイオンの濃度を算出する演算部と
を備えたことを特徴とする電解液分析装置。 - 請求項14に記載の電解液分析装置において、
上記電解液分析用試験片は、
上記特定領域に、上記イオン感応電極から離間して設けられた、上記電解液と接触して基準電位を発生させる基準電極と、
上記主引出電極から離間して、上記基準電極から上記他端の側へ延在する基準引出電極と
を備えたことを特徴とする電解液分析装置。
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