JP7621174B2 - Target Fixture - Google Patents
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Description
本発明は、孔の中心位置を計測するためのターゲットを孔に固定するターゲット固定治具に関するものである。 The present invention relates to a target fixing jig that fixes a target in a hole to measure the center position of the hole.
旧規格の支承を新規格に適合したより大きな沓の支承に取り換えたり、水平変位を拘束する水平力分担構造を取り付けたり、落橋防止装置を後付けしたりするために、鋼製ブラケットで橋台などの橋梁の下部構造物の上面スペースを拡張することが行われている。この後付け鋼製ブラケットは、既設の鉄筋コンクリート製の下部構造物にアンカー孔を削孔して、あと施工アンカーで取り付けられる。このとき、既設の下部構造物の鉄筋の配筋位置が正確には分からないため、アンカー孔を削孔して鉄筋に当接した場合、それを避けて近接位置に再度削孔している。そして、最終的に削孔した孔の中心位置を計測して、そのアンカー孔に応じて鋼製ブラケットを工場で製作し、完成後、現地の橋台に取り付けることが行われている。 In order to replace old-standard bearings with larger shoe bearings that comply with new standards, to install horizontal force distribution structures that restrain horizontal displacement, and to retrofit bridge collapse prevention devices, steel brackets are used to expand the space above the substructure of bridges, such as abutments. These retrofit steel brackets are attached using post-installed anchors after drilling anchor holes into the existing reinforced concrete substructure. At this time, since the exact position of the rebar in the existing substructure is not known, if an anchor hole is drilled and comes into contact with the rebar, it is drilled again in a nearby position to avoid this. Finally, the center position of the drilled hole is measured, and a steel bracket is manufactured in a factory according to the anchor hole, and after completion, it is attached to the on-site abutment.
このため、橋梁の下部構造物に削孔した孔の中心位置を正確に計測する必要があり、従来は、シート等に書き写して計測していた。しかし、平滑でないコンクリート構造物に対して、その鉛直な側面から書き写すことは、困難で手間がかかる上、ずれて正確に計測できない場合があるという問題があった。そこで、近年、所定の模様がマーキングされたターゲットをアンカー孔の中心位置に設置し、それをデジタルカメラ等で撮影し、撮影した画像をコンピュータ処理して計測することが行われるようになってきた。 For this reason, it is necessary to accurately measure the center position of the hole drilled in the bridge's substructure, and traditionally this was measured by tracing it onto a sheet or similar. However, tracing it from the vertical side of an uneven concrete structure is difficult and time-consuming, and there is also the problem that it can be misaligned and make it impossible to measure accurately. As a result, in recent years, a target marked with a specified pattern has been placed at the center of the anchor hole, photographed with a digital camera, etc., and the photographed image is then computer-processed to make measurements.
しかし、前述のように、コンクリート構造物の側面は、平滑面ではなく、特に経年劣化した下部構造物の鉛直面や傾斜面において、真円とは限らないアンカー孔の中心位置にターゲットを正確に設置することは困難であるという問題があった。 However, as mentioned above, the sides of concrete structures are not smooth, and there is a problem in that it is difficult to accurately place a target at the center of an anchor hole that is not necessarily a perfect circle, especially on the vertical or inclined surfaces of a substructure that has deteriorated over time.
そこで、このような問題を解決するべく、特許文献1には、所定の長さを有する支持ロッド1と、この支持ロッド1上に離間して設けられた傘状に開脚アーム23を開く2以上の開脚装置2と、前記支持ロッド1の端部に設けられたターゲット板32から構成されたターゲット取付部材が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0016]~[0021]、図面の図1,図2等参照)。
In order to solve this problem,
しかし、特許文献1に記載のターゲット取付部材は、所定の長さを有する開脚アーム23を押し開いて固定するため、1つの開脚装置2だけで一定の孔の深さが必要であり、しかも間隔をあけて開脚装置2を複数設ける必要があった。このため、アンカー孔のような一定以上の深さがある孔には適用できるが、深さが浅い孔には適用できないという問題があった。また、アンカー孔の途中に鉄筋や骨材が突出している場合も、上手く固定できないという問題があった。
However, the target mounting member described in
また、特許文献1に記載のターゲット取付部材は、開脚アーム23を開くように付勢するバネ部材25を保持している保持スリーブ4を外すと開脚アーム23が開く構成となっている。このため、ターゲット取付部材をアンカー孔に挿入するのが困難なだけでなく、やり直しや微調整の際には、ターゲット取付部材を孔から引き抜く必要があり、作業効率が悪いという問題もあった。
The target mounting member described in
その上、特許文献1に記載のターゲット取付部材は、複数の開脚装置2,2,2の各開脚装置2を個別に開く必要があるため、手間がかかるだけでなく、いずれかの開脚装置2の開きが不十分である場合、上手く固定できないという問題もあった。
Furthermore, the target mounting member described in
さらに、特許文献1に記載のターゲット取付部材は、非特許文献1にも記載の通り、その素材については全体的に金属製であることを念頭においており、しかも1つの孔に装着するのに、複数の開脚装置2が必要である。このため、鋼製ブラケットの取付に必要なアンカー孔を一度の撮影から計測しようとすると一人では運べない程の重量のターゲット取付部材が必要であり、その点でも作業効率が悪いという問題があった。
Furthermore, as described in
そこで本発明は、前記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、誰でも簡単に短時間で正確に装着でき、浅い孔にも装着が可能で、全体としてコンパクトなサイズで持ち運びが容易なターゲット固定治具を提供することにある。 The present invention was devised in consideration of the above problems, and its purpose is to provide a target fixing jig that can be easily and accurately installed by anyone in a short time, can be installed in shallow holes, and is compact in size overall and easy to carry.
請求項1に記載のターゲット固定治具は、孔の中心位置を計測するためのターゲットを孔に固定するターゲット固定治具であって、棒材又は管材からなる枢軸シャフトと、この枢軸シャフトを板面に対して直交するように支持固定する軸固定プレートと、この軸固定プレートに取り付けられた前記ターゲットと、揺動することで先端が前記枢軸シャフトに対して均等に放射状に広がり又は閉じる複数のウィング部材と、これらの複数のウィング部材を互いに連動させて揺動するウィングリンク機構と、を備え、前記ウィングリンク機構は、前記枢軸シャフトに装着されて回転自在なウィング可動ハンドルを有し、このウィング可動ハンドルの回転と連動して前記複数のウィング部材が揺動することを特徴とする。
The target fixing jig described in
請求項2に記載のターゲット固定治具は、請求項1に記載のターゲット固定治具において、前記複数のウィング部材を広がる方向に付勢するバネ材と、このバネ材の一端が固定されて前記枢軸シャフトにラチェット機構を介して装着されたバネロックハンドルと、をさらに備えることを特徴とする。
The target fixing jig described in
請求項3に記載のターゲット固定治具は、請求項1又は2に記載のターゲット固定治具において、前記ウィングリンク機構は、前記枢軸シャフトに複数装着されていることを特徴とする。
The target fixing jig described in
請求項4に記載のターゲット固定治具は、請求項3に記載のターゲット固定治具において、前記複数のウィングリンク機構は、スペーサー部材を介して離間して前記枢軸シャフトに装着されていることを特徴とする。
The target fixing jig described in
請求項1~4に係る発明によれば、ウィング可動ハンドルの回転と連動して複数のウィング部材が揺動し、枢軸シャフトに対して無段階で均等に拡がり又は閉じるので、ウィング部材が開き切らないという事態が生じず、ウィング可動ハンドルを手動で回転するだけで誰でも簡単に短時間でターゲットを正確に孔の中心位置に装着することができる。また、ターゲット固定治具は、ウィング可動ハンドルの回転と連動する複数のウィング部材で固定するので、奥行きが短い治具となっており、浅い孔にも装着が可能で全体としてコンパクトなサイズとすることができる。このため、複数のターゲット固定治具を一人で沢山持ち運ぶことが容易であり、ブラケット等を取り付けるのに必要な複数孔分のターゲット固定治具を一人で一度に持ち運ぶことができる。
According to the inventions of
特に、請求項2に係る発明によれば、ラチェット機構で適切に付勢されたバネの力でターゲット固定治具を孔に装着することができ、さらに容易に短時間でターゲットを正確に孔の中心位置に装着することができる。
In particular, according to the invention of
特に、請求項3及び4に係る発明によれば、複数個所でターゲット固定治具を孔に固定することができ、より安定してターゲットを孔に固定することができる。
In particular, according to the inventions of
以下、本発明の実施形態に係るターゲット固定治具について、図面を参照しながら詳細に説明する。 The target fixing jig according to an embodiment of the present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
[第1実施形態]
図1~図11を用いて、本発明の第1実施形態に係るターゲット固定治具1について説明する。ターゲット固定治具1は、橋台などのコンクリート構造物に削孔された円形の孔にターゲット固定治具1を固定してデジタルカメラで撮影してコンピュータ処理により削孔された孔の中心位置を計測するのに用いることを想定している。図1は、本発明の第1実施形態に係るターゲット固定治具1を示す斜視図であり、図2は、ターゲット固定治具1を示す側面図である。また、図3は、ターゲット固定治具1を示す分解斜視図であり、図4は、ターゲット固定治具1の構成を一部を省略して模式的に示す軸方向に沿って切断した模式断面図である。
[First embodiment]
A
図1~図4に示すように、ターゲット固定治具1は、棒材又は管材からなる枢軸シャフト2と、この枢軸シャフト2を板面に対して直交するように支持固定する軸固定プレート3と、枢軸シャフト2に装着されて、後述の複数のウィング部材6を互いに連動させて揺動するウィングリンク機構4など、から構成されている。
As shown in Figures 1 to 4, the
(枢軸シャフト)
枢軸シャフト2は、鋼棒や鋼製パイプなどの金属製の棒材又は管材であり、軸芯が取り付ける孔の中心に設置され、回転動作や揺動動作の軸となる基本部材である。勿論、落下等の衝撃荷重に耐え得る耐久性及び強度を有していれば、樹脂製など金属製でない素材から構成することも可能である。
(Pivot shaft)
The
図4に示すように、この枢軸シャフト2の長手方向の両端部には、アクリル樹脂(PMMA)などの樹脂からなるハット状のシャフトホルダー21,22がビス止めや接着などで固着されている。これらのシャフトホルダー21,22は、正面側(コンクリート構造物の表面側)のシャフトホルダー21も背面側のシャフトホルダー22のいずれも鍔状に枢軸シャフトから外側に張り出した部分が正面側となるように固着されている。
As shown in FIG. 4, hat-
(軸固定プレート)
軸固定プレート3は、図4に示すように、例えば、アクリル樹脂(PMMA)などの光線透過率が80%を超えるような透明な2枚の樹脂プレートからなり、シャフトホルダー21及び枢軸シャフト2の正面側の端面に回転不能に固着されている。軸固定プレート3は、孔の中心位置を計測するためのターゲット模様が表示されたターゲット表示Tを取り付けるためのプレートである。
(Axis fixing plate)
4, the
この軸固定プレート3は、図5に示す正面プレート31と、図6に示すラチェットプレート32と、から構成され、これらのプレート同士が図示しないボルトやリベットなどの連結部材で機械的に接合されている。勿論、これらのプレート同士は、接着剤や熱溶着などで接合されていても構わない。図5は、軸固定プレート3の正面プレート31を示す正面図であり、図6は、軸固定プレート3のラチェットプレート32を示す正面図である。
This
((正面プレート))
図5に示すように、正面プレート31は、円盤状のプレート本体310と、そのプレート本体310の円周外面から外側に張り出した指孔部311など、を有している。このプレート本体310には、軸固定プレート3とシャフトホルダー21とを連結するための連結部材のボルト頭を収容する4つのボルト孔312が穿設されている。また、プレート本体310には、レーザー光線によりマーキングされた十字線313が形成されている。この十字線313は、プレート本体310の円盤の中心点で交差する。
((Front plate))
5, the
指孔部311は、2つの指孔314,314が形成された部位であり、これらの2つの指孔314,314に指を挿入してターゲット固定治具1を保持するための部位である。また、この指孔部311には、正面プレート31とラチェットプレート32とを連結する連結部材を挿通する2つの連結孔315が形成されている。
The
また、この正面プレート31の表面には、図1に示すように、ターゲット表示Tが貼着されている。但し、このターゲット表示Tは、正面プレート31と後述のラチェットプレート32との間に介装されていても構わない。要するに、ターゲット表示Tが正面プレート31の正面側から視認又は撮影可能に取り付けられていればよい。また、正面プレート31には、十字線313が形成されているので、ターゲット表示Tの中心をターゲット固定治具1の枢軸シャフト2の軸芯に正確に装着することができる。
As shown in FIG. 1, a target indicator T is attached to the surface of the
なお、ターゲット表示Tには、図1に示すように、デジタルカメラで撮影された撮影データをコンピュータで画像処理することにより、ターゲットの中心位置を自動で計測するためのRAD (Ringed Automatically Detected)ターゲットと呼ばれる円形状のマークが印刷されている。また、これらのターゲット表示Tは、複数のターゲット表示Tを一度に撮影して、自動でナンバリングできるように、部分的に全て異なるマークとなっている。勿論、ターゲットは、撮影データからコンピュータの画像処理で自動に中心位置を計測できるものであれば、RADターゲットに限られないことは言うまでもない。 As shown in Figure 1, the target display T is printed with a circular mark called a RAD (Ringed Automatically Detected) target, which is used to automatically measure the center position of the target by processing the image of the photographed data taken with a digital camera by a computer. Furthermore, these target displays T all have different marks in parts so that multiple target displays T can be photographed at once and numbered automatically. Of course, it goes without saying that the targets are not limited to RAD targets, as long as the center position can be automatically measured by computer image processing from the photographed data.
((ラチェットプレート))
図6に示すように、ラチェットプレート32は、概略が円盤状のプレート本体320と、そのプレート本体320の円周外面から外側に張り出した指孔部321など、を有している。このプレート本体320には、プレート本体320の外縁に沿って鋸状の鋸歯322が形成されている。この鋸歯322は、後述の爪片とともにバネ材(コイルスプリング40)でウィング部材を開く方向に段階的に付勢するラチェット機構を構成する(図1参照)。
(Ratchet plate)
6, the
また、プレート本体320には、軸固定プレート3とシャフトホルダー21とを連結するための連結部材のボルトを挿通する4つのボルト孔323が穿設されている。
Furthermore, the
指孔部321は、前述の正面プレート31の指孔部311と一体となり機能する部位であり、2つの指孔324,324が形成され、これらの2つの指孔324,324に指を挿入してターゲット固定治具1を保持するための部位である。また、この指孔部321には、ラチェットプレート32と正面プレート31とを連結する連結部材を挿通する2つの連結孔325が穿設されている。
The
(ウィングリンク機構)
ウィングリンク機構4は、図1に示すように、軸固定プレート3の背面側の枢軸シャフト2に軸着されて回転自在な操作ハンドル部5を有し、この操作ハンドル部5の回転操作と連動して複数のウィング部材6,6が揺動して放射状に広がり又は閉じるように動作する機構である。
(Wing link mechanism)
As shown in FIG. 1, the
(操作ハンドル部)
操作ハンドル部5は、アクリル樹脂(PMMA)などの樹脂からなり、図7に示すバネロックハンドル51と、図8に示すウィング可動ハンドル52など、から主に構成されている。これらのバネロックハンドル51及びウィング可動ハンドル52は、シャフトホルダー21に外嵌されて回転自在となっており(図4参照)、操作ハンドル部5の手動による回転操作に連動して複数のウィング部材6,6を揺動する機能を有している。図7(a)は、操作ハンドル部5のバネロックハンドル51を示す正面図であり、図7(b)は、掛止め片512を示す正面図である。また、図8は、操作ハンドル部5のウィング可動ハンドル52を示す正面図である。
(Operation handle section)
The
((バネロックハンドル))
図7に示すように、バネロックハンドル51は、軸固定プレート3の円盤部分(プレート本体310,プレート本体320)と略同径の円盤状の円盤部510と、この円盤部510の外縁から外側に突出して回転動作のハンドル(取っ手)となるハンドル部511など、が形成されている。図7(b)に示すように、このバネロックハンドル51には、ラチェットプレート32の鋸歯322とともに、ラチェット機構を構成する掛止め片512が取り付けられている。また、図7(a)に示すように、円盤部510の中央には、シャフトホルダー21に嵌め込むためのシャフト孔513が形成されている。
(Spring lock handle)
As shown in Fig. 7, the spring lock handle 51 is formed with a disk-shaped
そして、円盤部510には、ウィング部材6を広がる方向に付勢するバネ材であるコイルスプリング40の一端を掛け止める直線状に延びた掛止め孔514が形成されている。なお、このコイルスプリング40の他端は、シャフトホルダー21等に固定されている(図4参照)。
The
さらに、円盤部510には、円弧状の3つのボルト孔515が形成されている。これらのボルト孔515は、図4に示すように、枢軸シャフト2に嵌着された他部材にウィング可動ハンドル52を連結して枢軸シャフト2の周りに固定するためのボルト頭を収容する孔である。これらの3つのボルト孔515は、枢軸シャフト2を中心に回転自在とするために枢軸シャフト2の軸芯を中心とする所定半径の曲率の円弧状の孔となっている。なお、バネロックハンドル51は、シャフトホルダー21に外嵌されるとともに、ラチェットプレート32とウィング可動ハンドル52との間に介装されることで、枢軸シャフト2を中心に回転自在となっている。
Furthermore, three arc-shaped bolt holes 515 are formed in the
なお、掛止め片512は、円盤部510に形成された掛止め孔516と掛止め片512に形成されたボルト孔518に連結部材であるボルトが挿通されることで、円盤部510にボルト接合されている。
The
また、ハンドル部511には、指孔517が形成されており、この指孔517は、指孔517に指を差し込んでバネロックハンドル51を回転させるのに用いられる。
In addition, a
掛止め片512には、爪部519が形成され、この爪部519の先端でラチェットプレート32の鋸歯322に掛け止めることにより、バネロックハンドル51を回転不能とする。バネロックハンドル51は、ウィング可動ハンドル52に対する相対的な回転角度の違いにより、掛止め孔514で一端を掛け止めたコイルスプリング40を巻き上げて、その復元力でウィング部材6を広がる方向に付勢する。
The
((ウィング可動ハンドル))
図8に示すように、ウィング可動ハンドル52は、軸固定プレート3の円盤部分(プレート本体310,プレート本体320)と略同径の円盤状の円盤部520と、この円盤部520の外縁から外側に突出して回転動作のハンドル(取っ手)となるハンドル部521など、が形成されている。また、円盤部520の中央には、シャフトホルダー21に嵌め込むためのシャフト孔522が穿設されている。
((Wing movable handle))
8, the wing
また、この円盤部520には、前述のコイルスプリング40を挿通した状態で、ウィング可動ハンドル52が回転可能なように円弧状のバネ挿通孔523が形成されている。
In addition, this
そして、この円盤部520には、他部材を介して枢軸シャフト2に固着するための3つのボルト孔524が形成されている。枢軸シャフト2に固着することにより、手動によるウィング可動ハンドル52の回転で、枢軸シャフト2を回転することが可能となっている。
The
また、ハンドル部521には、指孔525が形成されており、前述の指孔517と同様に、この指孔525は、指孔525に指を差し込んでウィング可動ハンドル52を回転させるのに用いられる。
In addition, a
((ウィング部材))
次に、図4,図9~図11を用いて、ターゲット固定治具1のウィングリンク機構4の各ウィング部材6について説明する。図9(a)は、第1のウィング部材61を示す正面図であり、図9(b)は、第2のウィング部材62を示す正面図であり、図9(c)は、これらの第1のウィング部材61と第2のウィング部材62を連結した状態を示す正面図である。また、図10は、ウィング部材6の揺動動作を示す図であり、(a)が32mmの直径の孔に合わせてウィング部材6が広がった状態を示し、(b)が45mmの直径の孔に合わせ広がった状態を示し、(c)が62mmの直径の孔に合わせ広がった状態を示す。なお、図11は、ターゲット固定治具1のウィング部材6を開いた状態を示す斜視図である。
(Wing member)
Next, each
図4に示すように、ウィング部材6は、連結部材を除きアクリル樹脂(PMMA)などの樹脂からなり、略同構成からなる第1のウィング部材61と第2のウィング部材62の一対の部材から構成されている。そして、図9(a),図9(b)に示すように、これらの第1のウィング部材61と第2のウィング部材62は、枢軸シャフト2に外嵌されるリング部610,620と、このリング部610,620から放射状に延びる円弧状の3つの腕部612,622と、これらの腕部612,622の先端に連結された空豆状の3つの先端部613,623と、を備えている。これらのリング部610,620、腕部612,622、先端部613,623は、互いにリベットなどの連結部材で揺動自在に連結されている。
As shown in FIG. 4, the
また、リング部610,620には、3つの腕部612,622の基端部と対応する位置に3つの爪部611,621が形成されている。
In addition, three
第1のウィング部材61と第2のウィング部材62は、略同構成であるが、図9(a),図9(b)に示すように、腕部612と先端部613が、先端に行くにしたがって右に曲がるのに対し、腕部622と先端部623は、先端に行くにしたがって左に曲がるように曲がる方向が正面視で反対となっている。
The
また、第1のウィング部材61のリング部610は、枢軸シャフト2に固着されて枢軸シャフト2の回転と供回りして回転するのに対し、第2のウィング部材62のリング部620は、枢軸シャフト2に固着されておらず回転しない。
In addition, the
一方、第1のウィング部材61と第2のウィング部材62は、連結リベット614で腕部612,622の先端部同士が連結されている。このため、ウィング可動ハンドル52の回転操作により枢軸シャフト2が回転すると、第1のウィング部材61のリング部610は回転するが第2のウィング部材62のリング部610は回転しないこととなり、これらのリング部610,リング部620の回転角度の差が生じる。
Meanwhile, the
これにより、図9(c)に示すように、リング部610に連結されて移動する腕部612の基端部と移動しない腕部622の基端部に位置の差(距離)が生じる。よって、連結リベット614で腕部612,622の先端部同士が連結されていることにより、腕部612,622が揺動して起き上がり、各先端部613,623が枢軸シャフト2から離れて放射状に広がる構成となっている。
As a result, as shown in FIG. 9(c), a difference (distance) in position occurs between the base end of
このように、各ウィング部材6は、腕部612,622と先端部613,623とからなるウィング63が、ウィング可動ハンドル52の回転操作に連動して放射状に起き上って広がり、又は反対に倒れて閉じる揺動動作を徐々に無段階で行うことができる(図9(c)参照)。例えば、図10に示すように、32mmの直径の孔h1に装着する場合は、図10(a)の状態となり、45mmの直径の孔h2に装着する場合は、図10(b)の状態となり、62mmの直径の孔h3に装着する場合は、図10(c)の状態となる。
In this way, each
つまり、図1の矢印方向に、操作ハンドル部5のバネロックハンドル51及びウィング可動ハンドル52を回転すると、各ウィング63が起き上って放射状に広がり、孔(h1~h3)の内周壁に各ウィング63が当接し、ウィング可動ハンドル52及び枢軸シャフト2が矢印方向に回転不能となる。その後、さらにバネロックハンドル51を図1の矢印方向に回転すると、前述のように、掛止め孔514で一端を掛け止めたコイルスプリング40を巻き上げて、その復元力でウィング部材6を広がる方向に付勢する。そして、ラチェット機構の掛止め片512で鋸歯322に掛け止めることにより、バネロックハンドル51がコイルスプリング40の復元力で矢印反対方向に戻ることを防いでコイルスプリング40の付勢力を保持する。このため、ターゲット固定治具1は、誰でも簡単に短時間でターゲットを正確に孔の中心位置に装着することができる。
In other words, when the spring lock handle 51 and the wing
以上のように、ターゲット固定治具1は、一つのターゲット固定治具1で様々な径の孔に対応することができ、常時ストックするターゲット固定治具1の種類を低減することにより、アンカー孔などの孔の中心位置の計測作業のコストダウンを達成することができる。本実施形態に係るターゲット固定治具1は、一般的なアンカー孔として想定される32mm~62mmの径の孔全てに対応可能となっている。勿論、ターゲット固定治具1自体の大きさを変えれば、62mmを超えるような大口径の孔にも32mm未満の小口径の孔にも対応することは可能である。
As described above, one
また、ターゲット固定治具1は、各ウィング63が放射状に均等に起き上って広がる揺動動作を徐々に無段階で行うことができるので、特許文献1のターゲット取付部材の開脚装置のように開き切らないという事態が生じない。このため、ターゲット固定治具1は、ターゲット固定治具1を装着する孔の内周面に部分的に骨材や鉄筋が突出している場合でも確実に孔の中心位置にターゲット表示Tの中心を一致させて固定することができる。
In addition, the
また、本実施形態に係るターゲット固定治具1は、図1,図2に示すように、枢軸シャフト2の軸方向に間隔をあけて、ウィング部材6を2セット備えている。このため、ターゲット固定治具1は、ウィング部材6で孔の内周面に間隔をあけて2カ所で支持・固定することができる。よって、ターゲット固定治具1は、1カ所で支持・固定するより安定的に固定することができる。
As shown in Figures 1 and 2, the
(スペーサー部材)
なお、図1,図2に示すように、本実施形態に係るターゲット固定治具1には、2セットのウィング部材6と操作ハンドル部5との間に、アクリル樹脂(PMMA)などの樹脂からなるスペーサー部材7が介装されている。このスペーサー部材7は、枢軸シャフト2を挿通するシャフト孔70が形成されており、枢軸シャフト2の回転を阻害せずに、ウィング部材6と操作ハンドル部5との間に介装されることで孔にターゲット固定治具1を支持固定するウィング部材6をコンクリート構造物の表面からより奥側に配置するスペースを確保する機能を有している。
(Spacer member)
1 and 2, in the
このため、ターゲット固定治具1は、孔に固定・支持するウィング部材6を、孔が削孔されているコンクリート構造物の表面から離れた孔の奥に配置することが可能となる。よって、劣化のおそれが高いコンクリートのかぶり部分より奥で固定することが可能となり、より安定してターゲット固定治具1を孔に固定することが可能となる。
As a result, the
以上説明した本発明の第1実施形態に係るターゲット固定治具1によれば、操作ハンドル部5のウィング可動ハンドル52の回転と連動して複数のウィング部材6が揺動し、枢軸シャフト2に対して無段階で均等に拡がり又は閉じるので、ウィング部材6が開き切らないという事態が生じない。このため、ウィング可動ハンドル52を手動で回転するだけで誰でも簡単に短時間でターゲット表示Tを正確に孔の中心位置に装着して固定することができる。
According to the
また、ターゲット固定治具1によれば、操作ハンドル部5の回転と連動するウィングリンク機構4で固定するので、特許文献1のターゲット取付治具と比べて、奥行きが短い治具となっており、浅い孔にも装着が可能で全体としてコンパクトなサイズとすることができる。このため、複数のターゲット固定治具1を一人で沢山持ち運ぶことが容易であり、ブラケット等を取り付けるのに必要な複数孔分のターゲット固定治具1を一人で一度に持ち運ぶことができる。
In addition, the
その上、ターゲット固定治具1によれば、バネロックハンドル51を回転させる極めて簡単な操作だけでコイルスプリング40のバネの力で適切に付勢してターゲット固定治具1を孔に装着することができる。このため、ターゲット固定治具1によれば、容易に短時間でターゲット表示Tを正確に孔の中心位置に装着することができる。
In addition, with the
また、ターゲット固定治具1は、主要な部材が鋼材と比べて軽量な樹脂や軽金属から構成されているので、持ち運ぶことが容易であり、ブラケット等を取り付けるのに必要な複数孔分のターゲット固定治具1を一人で一度に持ち運ぶことができる。
In addition, the main components of the
[第2実施形態]
次に、図12を用いて、本発明の第2実施形態に係るターゲット固定治具1’について説明する。図12は、第2実施形態に係るターゲット固定治具1’を示す側面図である。前述の第1実施形態に係るターゲット固定治具1と相違する点は、主に、スペーサー部材7がウィング部材6と操作ハンドル部5との間に介装されているのではなく、2つのウィング部材6の間に介装されている点である。よって、その点について主に説明し、同一構成は同一符号を付し、説明を省略する。
[Second embodiment]
Next, a target fixing jig 1' according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to Fig. 12. Fig. 12 is a side view showing the target fixing jig 1' according to the second embodiment. The difference from the
図12に示すように、第2実施形態に係るターゲット固定治具1’は、スペーサー部材7が2つのウィング部材6の間に介装されている。このため、ターゲット固定治具1’によれば、ターゲット固定治具1よりウィング部材6の一方がコンクリート構造物の表面側に配置されることとなる。しかし、その反面、2つのウィング部材6同士の間が、スペーサー部材7で離れることとなる。このため、ターゲット固定治具1の先端部である軸固定プレート3に何かが接触してターゲット固定治具1に回転モーメントが生じた場合でも、支持するウィング部材6同士の間隔が広がっているため、この回転モーメントによる反力が小さくなり、より安定して支持固定することができる。
As shown in FIG. 12, in the target fixing jig 1' according to the second embodiment, a
[第3実施形態]
次に、図13を用いて、本発明の第3実施形態に係るターゲット固定治具1”について説明する。図13は、第3実施形態に係るターゲット固定治具1”を示す側面図である。前述の第1実施形態に係るターゲット固定治具1と相違する点は、主に、スペーサー部材7が装着されていない点である。よって、その点について主に説明し、同一構成は同一符号を付し、説明を省略する。
[Third embodiment]
Next, a
図13に示すように、第3実施形態に係るターゲット固定治具1”は、スペーサー部材7が装着されていない。このため、前述の第1実施形態に係るターゲット固定治具1や第2実施形態に係るターゲット固定治具1’と比べて、枢軸シャフト2の軸方向に短いものとなっている。
As shown in FIG. 13, the
このため、ターゲット固定治具1”によれば、ターゲット固定治具1やターゲット固定治具1’と比べても、よりコンパクトで軽量なものとすることができる。よって、複数のターゲット固定治具1”を一人で沢山持ち運ぶことがさらに容易となり、ブラケット等を取り付けるのに必要な複数孔分のターゲット固定治具1”を一人で一度に持ち運ぶことができる。
As a result, the
以上、本発明の第1~第3実施形態に係るターゲット固定治具1~1”ついて詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、これらによって本発明に係る技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。 The target fixing jigs 1-1" according to the first to third embodiments of the present invention have been described in detail above, but each of the embodiments described above and shown in the figures merely shows one embodiment of the present invention. Therefore, the technical scope of the present invention should not be interpreted in a limiting manner based on these.
特に、ターゲット固定治具の主要部材の素材としてアクリル樹脂(PMMA)を例示したが、鋼材より比重が軽い他の樹脂や鋼材と比べて比重が軽いアルミ合金などの軽金属とすることも可能である。なお、ここで軽金属とは、アルミニウム(比重2.7)、マグネシウム(比重1.7)、ベリリウム(比重1.9)、チタン(比重4.5)などの比重が5以下の鉄(比重7.85)より比重が軽い金属を指している。 In particular, acrylic resin (PMMA) has been given as an example of the material for the main components of the target fixing jig, but it is also possible to use other resins with a lighter specific gravity than steel, or light metals such as aluminum alloys with a lighter specific gravity than steel. Note that light metals here refer to metals with a specific gravity of 5 or less that are lighter than iron (specific gravity 7.85), such as aluminum (specific gravity 2.7), magnesium (specific gravity 1.7), beryllium (specific gravity 1.9), and titanium (specific gravity 4.5).
また、第1~第3実施形態に係るターゲット固定治具1~1”として、孔に支持・固定するウィング部材6を2セット有するものを例示したが、ウィング部材6を1セットしか有さないものとすることもできる。
In addition, the target fixing jigs 1-1" according to the first to third embodiments are exemplified as having two sets of
1,1’,1”:ターゲット固定治具
2:枢軸シャフト
21,22:シャフトホルダー
3:軸固定プレート
31:正面プレート
310:プレート本体
311:指孔部
312:ボルト孔
313:十字線
314:指孔
315:連結孔
32:ラチェットプレート
320:プレート本体
321:指孔部
322:鋸歯
323:ボルト孔
324:指孔
325:連結孔
4:ウィングリンク機構
40:コイルスプリング(バネ材)
5:操作ハンドル部
51:バネロックハンドル
510:円盤部
511:ハンドル部
512:掛止め片
513:シャフト孔
514:掛止め孔
515:ボルト孔
516:掛止め孔
517:指孔
518:ボルト孔
519:爪部
52:ウィング可動ハンドル
520:円盤部
521:ハンドル部
522:シャフト孔
523:バネ挿通孔
524:ボルト孔
525:指孔
6:ウィング部材
61:第1のウィング部材
610:リング部
611:爪部
612:腕部(ウィング)
613:先端部(ウィング)
614:連結リベット
62:第2のウィング部材
620:リング部
621:爪部
622:腕部(ウィング)
623:先端部(ウィング)
63:ウィング
7:スペーサー部材
70:シャフト孔
T:ターゲット表示
h1,h2,h3:孔
1, 1', 1": target fixing jig 2: pivot
5: Operating handle portion 51: Spring lock handle 510: Disc portion 511: Handle portion 512: Hook piece 513: Shaft hole 514: Hook hole 515: Bolt hole 516: Hook hole 517: Finger hole 518: Bolt hole 519: Claw portion 52: Wing movable handle 520: Disc portion 521: Handle portion 522: Shaft hole 523: Spring insertion hole 524: Bolt hole 525: Finger hole 6: Wing member 61: First wing member 610: Ring portion 611: Claw portion 612: Arm portion (wing)
613: Tip (wing)
614: connecting rivet 62: second wing member 620: ring portion 621: claw portion 622: arm portion (wing)
623: Tip (wing)
63: Wing 7: Spacer member 70: Shaft hole T: Target display h1, h2, h3: Holes
Claims (4)
棒材又は管材からなる枢軸シャフトと、この枢軸シャフトを板面に対して直交するように支持固定する軸固定プレートと、この軸固定プレートに取り付けられた前記ターゲットと、揺動することで先端が前記枢軸シャフトに対して均等に放射状に広がり又は閉じる複数のウィング部材と、これらの複数のウィング部材を互いに連動させて揺動するウィングリンク機構と、を備え、
前記ウィングリンク機構は、前記枢軸シャフトに装着されて回転自在なウィング可動ハンドルを有し、このウィング可動ハンドルの回転と連動して前記複数のウィング部材が揺動すること
を特徴とするターゲット固定治具。 A target fixing jig for fixing a target to a hole for measuring a center position of the hole,
a pivot shaft made of a rod or tube, a shaft fixing plate that supports and fixes the pivot shaft so that the pivot shaft is perpendicular to a plate surface, the target attached to the shaft fixing plate, a plurality of wing members that swing so that their tips uniformly expand or close radially relative to the pivot shaft, and a wing link mechanism that swings the plurality of wing members in conjunction with one another;
The wing link mechanism has a rotatable wing movable handle attached to the pivot shaft, and the plurality of wing members swing in conjunction with the rotation of the wing movable handle.
を特徴とする請求項1に記載のターゲット固定治具。 2. The target fixing jig according to claim 1, further comprising: a spring material that biases the plurality of wing members in a direction in which the wing members spread apart; and a spring lock handle having one end fixed to the spring material and attached to the pivot shaft via a ratchet mechanism.
を特徴とする請求項1又は2に記載のターゲット固定治具。 The target fixing jig according to claim 1 or 2, wherein a plurality of the wing link mechanisms are attached to the pivot shaft.
を特徴とする請求項3に記載のターゲット固定治具。 4. The target fixing jig according to claim 3, wherein the plurality of wing link mechanisms are attached to the pivot shaft at intervals via spacer members.
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