JP7621177B2 - 柱脚構造、及び建築物 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態に係る柱脚構造、及び建築物について図1~図5に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは、鉛直方向であって建物高さ方向を示し、矢印Wは、水平方向であって、建物幅方向示し、矢印Lは、水平方向であって、建物奥行方向を示す。なお、矢印Wと矢印Lとは、互いに直交する。
建築物140は、図1(A)に示されるように、鋼管柱100と、鋼管柱100に対して建物幅方向に離間して配置された鋼管柱110と、梁120とを備えている。また、鋼管柱100及び鋼管柱110は、断面矩形筒状とされている。さらに、梁120は、建物幅方向へ延びており、鋼管柱100の上端と鋼管柱110の上端とを連結させている。なお、鋼管柱100は、一の柱の一例であって、鋼管柱110は、他の柱の一例である。
柱脚構造10は、図2、図3に示されるように、鋼管柱100を支持しているベースプレート12と、基礎躯体150に一部が埋め込まれている支持プレート16と、複数の調整板36とを備えている。なお、支持プレート16については、基礎躯体150に直接又は間接的に取り付けられていればよく、例えば、調整モルタルを用いてかさ上げされていてもよい。
鋼管柱100を支持しているベースプレート12は、鋼管柱100の下端に取り付けられており、平面視で矩形状とされている。また、矩形状とされた鋼管柱100の夫々の角部には、図3、図4に示されるように、2枚のウイングプレート102が溶接によって取り付けられている。具体的には、鋼管柱100の夫々の角部には、平面視で互いに直交するように2枚のウイングプレート102の一辺が溶接によって取り付けられている。そして、ベースプレート12は、鋼管柱100の下端、及びウイングプレート102の他辺に溶接によって取り付けられている。
支持プレート16は、図2に示されるように、ベースプレート12の下方に配置されている。さらに、支持プレート16は、平面視で矩形状とされており、前述したように、基礎躯体150に一部が埋め込まれている。
アンカーボルト20は、12個設けられて鉛直方向に延びており、図4に示されるように、平面視で鋼管柱100を囲むように配置されている。そして、アンカーボルト20の下端部分は、図2に示されるように、支持プレート16の貫通孔16aに挿入されると共に基礎躯体150の内部に埋め込まれている。
調整板36は、所謂フィラープレートであって、複数設けられ、図2に示されるように、ベースプレート12と支持プレート16との間に重ねられた状態で配置されている。本実施形態では、調整板36の厚さは、一例として40〔mm〕とされている。そして、調整板36の外形は、図4に示されるように、平面視で鋼管柱100と比して大きく、かつ、平面視でベースプレート12と比して小さい矩形状とされている。
押付ボルト26は、8個設けられており、図4に示されるように、平面視でアンカーボルト20及び調整板36を囲むように配置されている。さらに、押付ボルト26は、図2に示されるように、鉛直方向に延びている。そして、押付ボルト26の下端部分は、支持プレート16の貫通孔16bに挿入され、押付ボルト26の頭部26aは、支持プレート16の下側に配置されている。これにより、押付ボルト26の下端部分が支持プレート16に固定されている。
図1(A)(B)に示されるように、不同沈下によって鋼管柱100の鉛直方向の位置が鋼管柱110の鉛直方向の位置に対して相対的に移動してしまうことがある。具体的には、鋼管柱110の鉛直方向の位置が鋼管柱100の鉛直方向の位置に対して下方へ移動してしまうことがある。これにより、鋼管柱100、鋼管柱110、及び梁120に対して、強制変位、及び強制変位よって発生する強制応力が生じる。
以上説明したように、建築物140においては、不同沈下によって鋼管柱110が下方へ移動した場合に、鋼管柱100の下端に設けられた柱脚構造10の調整板36を抜き取る。これにより、鋼管柱110の鉛直方向の位置が、鋼管柱110の鉛直方向の位置と同等となる。
本発明の第2実施形態に係る柱脚構造、及び建築物について図6に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態の建築物340では、図6に示されるように、柱脚構造10のベースプレート12は、滑り支承220を介して鋼管柱200を支持している。鋼管柱200は、一の柱の一例である。
この構成において、滑り支承が設けられていない場合と比して、鋼管柱200からベースプレート12への水平力の伝達効率が低下する。このため、重なり合う一の調整板36と他の調整板36とが水平方向でずれてしまうのを抑制することができる。
本発明の第3実施形態に係る柱脚構造、及び建築物について図7に従って説明する。なお、第3実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第3実施形態に係る柱脚構造310では、図7に示されるように、押付ボルト26に締め付けられているナット28に対してベースプレート12の反対側に、押付ボルト26に締め付けられているナット328が設けられている。換言すれば、ナット28とナット328とで、ベースプレート12を挟み込んでいる。つまり、ベースプレート12の外周部分が、外周縁に沿って複数個所でナット28とナット328とによって挟み込まれている。
このように、ベースプレート12の外周部分が、外周縁に沿って複数個所でナット28とナット328とによって挟み込まれていることで、ベースプレート12の外周部分の鉛直方向の位置が決められる。これにより、ベースプレート12のレベルを調整することができる。
12 ベースプレート
12b 貫通孔
16 支持プレート
20 アンカーボルト
26 押付ボルト
28 ナット
36 調整板
40 貫通孔
100 鋼管柱(一の柱の一例)
110 鋼管柱(他の柱の一例)
120 梁
140 建築物
150 基礎躯体
200 鋼管柱(一の柱の一例)
220 滑り支承
310 柱脚構造
340 建築物
Claims (5)
- 建築物に設けられた複数の柱の内少なくとも一の柱を支持しているベースプレートと、
前記ベースプレートの下方に配置され、基礎躯体に取り付けられた支持プレートと、
前記支持プレートと前記ベースプレートとの間に重ねられる共に平面視で前記ベースプレートと比して小さくされ、挿抜されることで前記一の柱における鉛直方向の位置が調整される調整板と、
前記調整板に形成された貫通孔に挿入され、前記一の柱を前記基礎躯体に取り付けているアンカーボルトと、
平面視で前記調整板の外側に配置され、前記ベースプレートを前記基礎躯体側へ押し付けている押付部材と、
を備える柱脚構造。 - 前記押付部材は、下端部分が前記支持プレートに固定され、上方へ延びて前記ベースプレートに形成された貫通孔に挿入された押付ボルトと、前記ベースプレートから上方へ突出した部分の前記押付ボルトに締め付けられているナットと、
を備える請求項1に記載の柱脚構造。 - 前記押付ボルトは、複数設けられ、平面視で前記調整板を囲むように配置されている、
請求項2に記載の柱脚構造。 - 前記ベースプレートは、滑り支承を介して前記一の柱を支持している、
請求項1~3の何れか1項に記載の柱脚構造。 - 一の柱の上端と他の柱の上端とを連結する梁と、
前記一の柱の脚部を構成する請求項1~4の何れか1項に記載の柱脚構造と、
を備える建築物。
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