Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7621582B2 - 分割式ツールホルダユニット - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7621582B2 - 分割式ツールホルダユニット - Google Patents

分割式ツールホルダユニット Download PDF

Info

Publication number
JP7621582B2
JP7621582B2 JP2021540941A JP2021540941A JP7621582B2 JP 7621582 B2 JP7621582 B2 JP 7621582B2 JP 2021540941 A JP2021540941 A JP 2021540941A JP 2021540941 A JP2021540941 A JP 2021540941A JP 7621582 B2 JP7621582 B2 JP 7621582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
chuck
hole
battery unit
electronic board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021540941A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021033670A1 (ja
Inventor
憲吾 山本
貴行 山内
浩二 村上
雅史 荒木
良哲 野中
亮 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAMOTO METAL TECHNOS CO., LTD.
Original Assignee
YAMAMOTO METAL TECHNOS CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMAMOTO METAL TECHNOS CO., LTD. filed Critical YAMAMOTO METAL TECHNOS CO., LTD.
Publication of JPWO2021033670A1 publication Critical patent/JPWO2021033670A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7621582B2 publication Critical patent/JP7621582B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/10Arrangements for cooling or lubricating tools or work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/09Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring cutting pressure or for determining cutting-tool condition, e.g. cutting ability, load on tool
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/12Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine for securing to a spindle in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/02Driving main working members
    • B23Q5/04Driving main working members rotary shafts, e.g. working-spindles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H17/00Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves, not provided for in the other groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K1/00Details of thermometers not specially adapted for particular types of thermometer
    • G01K1/14Supports; Fastening devices; Arrangements for mounting thermometers in particular locations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

本発明は、切削加工装置等の回転加工装置の回転ツールの温度及び/又は振動をリアルタイムに検知する略筒状の分割式ツールホルダユニットの構造に関するものである。
切削加工装置等の回転加工装置において、被加工物の製品精度や製造効率、加工製品の歩留まりを考慮すると加工時の工具の状態の評価、例えば摩耗や疲労、破損、びびり等の評価することが要求される。従来、ツール評価は、装置メーカや工具メーカがその装置や工具ごとに一般化する評価基準、学術的に標準化された評価に基づいて行われていた。これに対して加工時における実際の工具についてのリアルタイム検証はできていなかった。
これに対して出願人は回転ツール(以下、「回転工具」とも称す)の加工中の温度測定し得るツールホルダユニットを開発・提供し、この測定結果に基づく異常予知技術についても開発・提供してきた(特許文献1、特許文献2参照)。また、工具の破損等の重要な要因として温度以外に振動や応力があることも知られている。出願人は、この点にも注目しており、回転工具の異常振動を前記ツールホルダでリアルタイムに検出し無線送信を介して外部ユニットで分析し得る技術を開発し、提供している(特許文献3、特許文献1等参照)。
しかしながら、従来のツールホルダの場合、回転加工装置の主軸に連結するシャンク部と回転工具を把持するチャック部とが一体型であった。この一体型ツールホルダの場合、内部に電子基板を配設するにはコレットを外した状態でチャック部の下方側から挿入・配設する必要があり、上方に向かって狭いスペースで電子基板及び電子部品等を組み付ける必要があり、組立工程が煩雑で作業時間を費やすこととなる。また、ツールホルダのシャンク部側は既定(規格)の回転加工装置の主軸に応じて決定されるものであるため、シャンク部側の径や形状を変形することはできなかった。その結果、電子基板や電子部品等の配設作業効率の向上や、電子基板等の配設スペースの確保ができなかった。
そこで、ツールホルダユニットを分割して2部品で構成する方法(分割式)についても検討されるが、分割式にすると高速回転するツールホルダユニットの場合、強度が低下したり、余分な振動が発生する可能性がある。また、ツールホルダユニットは汎用の主軸に把持するものであり、周辺機器も近接するため強度等を優先して大型化する愚を避けねばならない。さらに、単に分割式にしても電子基板等の配設スペースを確保し、作業性を向上できるとは言えない。
国際公開公報WO2015-022967 国際公開公報WO2016-111336 特開2018-54611号公報
このような事情に鑑みて本発明は創作されたものであり、回転加工装置の主軸に取り付け回転ツールの温度・振動等をリアルタイム測定し得るツールホルダユニットにおいて、その構成を分割式にしながらも一般のツールホルダと同様又はそれ以下の大きさ(全長)にでき、これと同時に電子基板等の組付けの作業性が向上し、強度も保持されるものを提供することを目的とする。
分割構造及び電子基板ユニット
具体的に本発明は、
少なくとも回転加工装置による加工中の回転ツールの温度及び/又は振動をリアルタイムに検知する略筒状の分割式ツールホルダユニットであって、
該分割式ツールホルダユニットは、回転ツールを下方で把持するチャック部と、下方で該チャック部の上方に結合し上方で回転加工装置の主軸に把持されるシャンク部と、が互いに上下方向に連結し、
該チャック部は、上下方向中間位置で外周周りに突出する環状のツバ部と、該ツバ部から上方に縮径するテーパ部を形成して内部に円筒状の凹空間を有するチャック側連結部とを有し、
前記シャンク部は、内部に下方に拡径するテーパ凹部を有するシャンク側連結部を有し、該テーパ凹部内に前記チャック側連結部のテーパ部を入れ子状に嵌合挿入可能であり、
前記チャック部の凹空間に回転ツールの温度及び/又は振動を受信するチャック部から絶縁の電子基板ユニットを挿入固定する。
本発明の分割式ツールホルダユニットでは、チャック部とシャンク部との2分割で構成されているため、チャック部の上方に設けた円筒状の凹空間に上から絶縁の電子基板ユニットを挿入し固定した後に、シャンク部を連結するため従来の一体式のツールホルダユニットのように小作業スペースのチャック側から内部空間に電子基板を入れる必要がなく組立性が大幅に向上する。
また、チャック部とシャンク部とは、先細りのチャック側連結部を末広がりのテーパ凹部を有するシャンク側連結部に入れ子状に挿入(圧入)することで結合しているため、径方向に高い剛性を保持しながら電気基板ユニットを入れる上下スペースを容易に確保することができる。このことはツールホルダ全体として全長を短くすることにも寄与し、不要な振動や増幅の発生を防止することになり、温度・振動検出装置としてのツールホルダユニットを高感度・高精度にすることができる。
さらに、本分割式ツールホルダユニットでは、チャック部にシャンク部を入れ子状に被せてシャンク部の下端をチャック部のツバ部に当接させて結合するため上下方向の剛性・組立性も向上し、内部にインタークーラント流路を有していても分割による流路の位置決めも容易となる。
また、前記電子基板ユニットはそれぞれ絶縁材料である、前記チャック部の円筒状の凹空間の底部に載置固定される略円盤状の基板取り付けベースと、該基板取り付けベース上に底面が載置固定される略円板状の最下層の電子基板と、該最下層の電子基板から距離を空けて積層される1つ以上の略円板状の上層の電子基板と、を有し、
前記最下層の電子基板と上層の電子基板とのそれぞれの間に空けられた距離は、各電子基板の外周縁部に設けられた貫通孔上に起立させ、起立させた状態で外周表面が電子基板より内側にオフセットされた略円筒の導電材料のスペーサによって形成され、
前記最下層の電子基板の貫通孔から上層の電子基板の貫通孔と、それぞれの間に距離を設ける前記スペーサの内径孔と、前記基板取り付けベースに設けられたネジ孔とは、互いに覗く関係に位相を合わせられ、各電子基板は、最上層の電子基板の貫通孔からそれぞれの孔を通過して先端が前記基板取り付けベースのネジ孔に締結される導電材料の固定ビスにより基板取り付けベース上に固定される、構成が好ましい。
本分割式ツールホルダの例では、まず電子基板の装着スペースとしてのチャック側の凹空間の底部に絶縁材料の基板取り付けベースを挿入・載置して凹空間の底部や内壁との隙間を接着剤等で固定する。本例では、後述するように電子基板を積層して金属製等の固定ビスでツールホルダと固定するため電子基板をツールホルダや固定ビスから絶縁するために凹空間の底部にその内径に近似する樹脂製等の基板取り付けベースを固定し、簡単な挿入・接着材業により、絶縁性を確保しつつ電子基板を固定ビスで締結するときの締結相手を作ることができる。また、本例では、基板取り付けベース上に複数の電子基板をスペーサを間に挟むことで絶縁性を確保しながら容易に積層させ、固定ビスで上下方向を一気に連結できるため組立が容易である。また、スペーサも、その中を通過させる固定ビスも金属製等の導電材料で形成されるため電子基板の組付けと同時に各電子基板間を電気的に接続することも可能となる(ツールホルダに対しては絶縁)。
さらに、電子基板は高温になると正常な動作が不能になるおそれがあるが、本例では樹脂製等の熱伝導性が低い基板取り付けベースを凹空間の底部に載置することで、金属で構成され熱伝導性が高いツールホルダから電子基板を保護することも可能となる。
また、本分割式ツールホルダユニットの具体例として
前記チャック部の凹空間の底部には下方から回転ツール内の熱電対と接続された温度センサユニットの上部が突出しており、該温度センサユニットはその外周にフランジ部が設けられ、
前記基板取り付けベースは、回転軸中心に温度センサユニット用貫通孔と外周縁部の径方向略対称の位置に切欠き部が設けられ、上面には下方に凹む座グリを形成し、
少なくとも前記最下層の電子基板は回転軸中心に前記温度センサユニット用貫通孔と覗く中心孔を設けられ、
凹空間の底部に載置固定されたときに
温度センサユニットは、前記フランジ部が前記チャック部に下方から固定されたときに、該温度センサユニットの上部が、前記温度センサユニット用貫通孔及び前記中心孔に挿入されて、その先端が上方に突出される。
本分割式ツールホルダユニットでは、温度センサユニットをそのフランジ部で下方からチャック部にビス等で固定し、その上部を凹空間内の底部に載置固定した基板取り付けベースの中心の温度センサユニット用貫通孔を通して電子基板に接続する。このとき少なくとも最下端の電子基板にも貫通孔(中心孔)を設けて。温度センサユニットの上端が通過できるように構成されている。チャック部に温度センサユニットを設ける場合、回転ツールの長さや回転工具を把持する際の引き込み長さ等を考慮して温度センサユニットに伸縮機能を持たせる必要がある。このことによるツールホルダユニット全長の拡大を防止するために温度センサユニットの上部を基板取り付けベースや電子基板を通過させる貫通孔に挿入する構成とすることで達成している。また、基板取り付けベースの上面には座グリを設けているため最下層の電子基板の電子部品を装着する側を下向きにして基板取り付けベースに装着しても座グリ部が電子部品を受容するスペースとなり、上下方向の無駄をさらになくし、ツールホルダ全長を短縮化できる。なお、基板取り付けベースの外周縁部には対称方向に一対の切欠き部が設けられ。それぞれ切欠き部から電子基板に接続する電導線を下方に出して、外部のアンテナ等に接続することができる。
バッテリユニット
また、本分割式ツールホルダユニットは、
下面に板バネで形成された電極が配置される充電式のバッテリユニットと、
該バッテリユニットを上方から受容固定して電極を下方に露出させ、前記チャック部の凹空間内に挿入し前記電子基板に対して回転方向に位置決め可能なバッテリユニット保持具と、
該バッテリユニット保持具内に受容固定されたバッテリユニットの上面に当接配置され、該上面と前記シャンク部のテーパ凹部内の天面との間で押圧されるバッテリユニット押さえ部材と、を備え、
前記上層の電子基板のうち最上層の電子基板の上面には前記バッテリユニットの電極と当接される電源端子が配設される構造も例示される。
このバッテリユニット押さえ部材は、略円盤状の絶縁性の弾性部材(ウレタン樹脂、ウレタンゴム)で形成され、
前記最上層の電子基板は、その外周縁部に位置決め用の切欠部を設け、
前記バッテリユニットは、略円盤状でその外周に径方向に突出する突起が設けられ、
前記バッテリユニット保持具は、絶縁性の弾性部材で形成され、その下面の外周縁部に前記最上層の電子基板の位置決め用の切欠部と嵌合して回転方向に位置決めするための凸部が設けられ、前記バッテリユニットを上方から挿入受容し底部の中心にバッテリユニットの電極が下方に露出する大きさの貫通孔を有する座グリを形成し、該座グリの内周壁には前記バッテリユニットの突起が径方向に嵌合する凹部が配設される、ことが好ましい。
本分割式ツールホルダユニットによれば、充電式のバッテリユニットから電子基板に電力供給を行うにあたって、バッテリユニットの底部(下面)に電極を設け。バッテリユニットを上に積層させ最上層の電子基板の表面(上面)に設けた電源端子に当接させせることとしている。バッテリユニットの端子を板バネ式にし、バッテリユニットの上に発泡ウレタン等の弾性材料のバッテリユニット押さえ部材を順に載せてシャンク部を被せるだけで板バネとバッテリユニット押さえ部材の弾性力で電子基板の部品に絶縁しながら電源供給を行うことができる。また、バッテリユニットを弾性部材のバッテリユニット保持具に受容した状態でバッテリユニットの電極を最上層の電子基板の電源端子に当接させることによりバッテリユニットを振動や衝撃から守ることができる。さらに、バッテリユニットの突起と、バッテリユニット保持具の凸部や座グリ、凹部と、最上層の電子基板の切欠き部とにより、バッテリユニットとバッテリユニット保持具と電子基板とが互いに嵌合して位置決めすることができ、上から順に積層する簡単な組立工程でもバッテリユニットを適切な位置及び姿勢で保持することが可能である。
内部冷却油流路
また、上記分割式ツールホルダユニットは、回転加工装置から内部を通過して回転ツールまで流す冷却油流路を備え、該冷却油流路は、
前記シャンク部の上端から回転軸線に沿って下方に流れる主流路と、
主流路の下端から略横方向放射状外側に延びる複数の第1流路と、
各第1流路の径方向外端から前記シャンク側連結部の厚肉内をその下端の流出口まで下方に延びる第2流路と、
前記シャンク部と前記チャック部とが連結されたときに各第2流路の流出口のそれぞれと流体的に連続する位置に流入口を有し、前記チャック部のツバ部の厚肉内を前記チャック側連結部の下方の高さ位置まで延びる第3流路と、
各第3流路の下端から略横方向放射状内側に延びて回転ツールの上方に流出する第4流路と、を備えることができる。
従来の温度・振動等測定機能を有するツールホルダは、電子基板の載置スペースや流路スペース確保の難しさから内部に冷却油流路を有していなかったが、本分割式ツールホルダの構造にすれば、入れ子状に被せるシャンク側連結部とその底部を担持するチャック部のツバ部が厚肉構造となり、さらにシャンク部とチャック部とが分割されているため、冷却油流路を配設するスペースが確保され、外部からの加工も容易になったため冷却油流路を内部の厚肉部を通して形成することが可能となった。これにより元々、電子基板ユニットに対する耐熱構造である上にさらに冷却油による冷却も可能となり、高精度で大容量のデータ処理・送信ができるようになった。
具体的には、
前記第1流路は、前記主流路の下端近傍の高さ位置の前記シャンク部の外表面から径方向内側に穿孔して作成され、該第1流路の径方向外端を留めネジで封止され、
前記第2流路は、前記シャンク側連結部の下端の厚肉部を上方に穿孔して作成され、その下端の流出口には上方に凹む座グリを形成し、該座グリには第2流路を覗いて下方に突出する厚みのOリングが装着され、
前記第3流路は、前記チャック部のツバ部の上端の厚肉部を下方に穿孔して作成され、前記シャンク部がチャック部に連結されたときにその上端の流入口のOリングが前記第2流路の流出口を覗いて押圧されることで、前記第2流路の流出口と前記第3流路の流入口とが封止状態で連通し、
前記第4流路は、前記第3流路の下端近傍の高さ位置の前記チャック部の外表面から径方向内側に穿孔して作成され、該第4流路の径方向外端を留めネジで封止される。
この内部冷却油流路の具体例によれば、上述するように流路作成が外部からの穿孔作業で容易に形成でき、漏出可能な部分にも留めネジやOリングを付与するだけで十分な封止を達成することが可能となっている。
本発明の分割式ツールホルダユニットによれば、分割式でありながらシャンク部をチャック部に入れ子状に被せて連結するだけ容易に連結でき、電子基板ユニット等を載置する凹空間周りを厚肉にできるため広い電子基板等載置の空間を確保しつつ全長の短縮化、高強度化を達成することができる。また、本ツールホルダユニットは電子基板ユニットを載置するチャック部の凹空間を上方に開放する構造にしているため、電子基板等の組付け作業も容易となる。
また、本分割式ツールホルダユニットでは、分割式でありながらもシャンク側連結部やこれを担持するチャック部のツバ部が厚肉構造にでき、内部に冷却油流路を設けるスペースができ、その冷却油流路も分割状態で外部から穿孔するだけで作成・封止できる点でも有利である。
本発明の分割式ツールホルダユニットの断面図である。 図1に示す分割式ツールホルダユニットが分割された状態を示す組立分解斜視図である。 図1に示す分割式ツールホルダユニットが連結される直前の状態を示す断面図である。 図1に示す分割式ツールホルダユニットが連結され、チャック部にコレット及びナットが装着された状態を示す斜視図である。 図1に示す分割式ツールホルダユニットのチャック部のチャック側連結部に設けられた凹空間に電子基板ユニットが装着された様子を示す透視斜視図である。 基板取り付けベースの斜視図である。 電子基板ユニットが装着された状態のチャック部とシャンク部との連結部近傍の拡大断面図である。 チャック部の凹空間内に電子基板ユニットを固定した状態で最上層の電子基板の電源端子にバッテリユニットを接続・固定する構造を示す上方から見た組立分解斜視図である。 図8の組立分解図を下方から見た図である。 組み立てられた状態のアンテナユニットの構成を示す斜視図である。 外側カバー部材が装着される状態を示すアンテナユニットの分解斜視図である。 アンテナユニットの近傍を示す図1に示す分割式ツールホルダの部分拡大断面図である。 アンテナユニットの近傍をツールホルダの部分拡大断面図である。 図10のアンテナユニットを内側カバー部材側から見た斜視図である。 アンテナユニットの各部品の組立分解斜視図である。 組み立てられた状態の充電ユニットの構成を示す斜視図である。 充電ユニットの近傍を示すツールホルダの部分拡大断面図である。 チャック部にアンテナユニットと充電ユニットとを取り付けた状態の斜視図である。 コレット、ナット及び回転ツールを備えた状態の分割式ツールホルダユニットの断面図である。 温度センサユニットの縦断面図であり、(a)は非圧縮時、(b)は圧縮時の様子を示している 温度センサユニットの筒状本体部内の可動基板c近傍を示しており、(a)は部分透明斜視図、(b)は部分断面図を示している。 (a)にコレット、ナット及び回転ツールがない状態の温度センサユニットと分割式ツールホルダユニットとの下方から見た組立分解斜視図を示し、(b)(c)にそれぞれ温度センサユニットを斜め上方、斜め下方から見た透明斜視図を示している。 分割式ツールホルダユニットの温度センサユニット近傍の部分断面図であり、温度センサユニットの内部構造については斜視図で示している。 内部に冷却油流路を設ける場合の分割式ツールホルダユニットの略断面図を示している。 温度センサユニットへのクーラント侵入防止構造を示す分割式ツールホルダユニットの部分断面図である。 シャンク部を留めネジの高さで水平方向に切った分割式ツールホルダユニットの重量バランスの調整を示す断面模式図である。
≪分割式ツ―ルホルダユニットの基本構造≫
図1には本発明の分割式ツールホルダユニット10(以下、単に「ツールホルダユニット10」とも称する)の断面図、図2にはツールホルダユニットが分割された状態を示す組立分解斜視図、図3にはツールホルダユニットが連結される直前の状態を示す断面図が示されている。図4には、本発明の分割式ツールホルダユニット10が連結され、チャック部にコレット及びナットが装着された状態を示す斜視図が示されている。
分割式ツールホルダユニット10は、切削工具等の回転ツールを下方のコレット28及びナット29(図4参照(図1の符号17、18の位置))で把持するチャック部11と、マシニングセンタ等の回転加工装置の主軸(図示しないが図1の上方に位置する)によって把持されるシャンク部12とが上下方向に連結して構成されている。チャック部11は、上下方向中間位置で外周周りに環状のツバ部20が突出している。ツバ部20の下方にはツバ部20より縮径してシャンク側連結部19が延びている。シャンク部12の内部にはシャンク側連結部19の下端19aから上方に縮径する円筒のテーパ凹部16を有する。
チャック部11の上方には、そのツバ部13より縮径して上方に向かって先細りするチャック側連結部21が延びており、その内部は上部が開放された円筒状の凹空間14を有している。この凹空間14は、後述する電子基板等が挿入固定されるスペースとなる。ツールホルダユニット10のシャンク部12とチャック部11は、シャンク側連結部19のテーパ凹部16を下端19aがツバ部13に当接するまでチャック側連結部21のテーパ部15に入れ子状に被せて挿入(圧入)することで互いに連結する。また、チャック部11の下方に、内部に回転ツールを把持するコレット28を挿入するための上方に縮径する中空空間17を有して外部からコレット28を締め付けて回転ツールを固定するナット29を装着するナット連結部24が延びており、その上部根元にはツバ部13が設けられている。
また、各部品の詳細は後述するが、チャック部11にはアンテナユニット50と充電ユニット60とが設けられ、チャック部11の外表面の一部を形成するアンテナユニット50の外側カバー部材52と充電ユニット60と外側カバー部材62とがナット連結部24の根元のツバ部25に装着されて、シャンク部12のツバ部20とナット連結部24の外周に配設される環状カバー26で上下方向から挟み込まれ、嵌合固定されている。なお、環状カバー26はアルミ製であり、固定ビス27でチャック部11のビス孔27aに締結される。
≪電子基板ユニットの構造・配設≫
図5には、チャック部11のチャック側連結部21に設けられた凹空間14に電子基板ユニット30が装着された様子を示す透視斜視図である。また、図7は、電子基板ユニット30が装着された状態のチャック部11とシャンク部12との連結部近傍の拡大断面図である。上述するようにチャック部11とシャンク部12とは、チャック側連結部21をシャンク側連結部19内に入れ子状に挿入し、チャック側連結部21の外周表面のテーパ部15をシャンク側連結部19の内周表面のテーパ凹部16に圧入することで連結される。このチャック側連結部21の凹空間14は、上方に開口を有して下方に円筒状の凹部を形成しており、その中に電子基板ユニット30が挿入・固定されている。
まず、最初に凹空間14の底部14a(図1参照)に、基板取り付けベース31を載置・固定する。図6には基板取り付けベース31の斜視図が示されている。基板取り付けベース31は樹脂製等の絶縁材料で構成された厚みを有する円盤状の部材であり、上方からチャック部11の凹空間14の内径に沿って厚み方向に降下させ、その底部31aを凹空間14の底部14a上に載置する。このとき底部31a(又は底部14a)に接着剤を塗布しておき固定する。さらに、基板取り付けベース31の側部31bに接着剤を塗布しておき、凹空間14の内壁14bとも十分に固定する。なお、側部31bには周方向に複数の溝を設けており、接着性の向上及び接着剤の漏れ出しを防止している。
また、基板取り付けベース31の上面は、下方に凹む座グリ31fが設けられ、座グリ31fの外周に沿って縁部31hが設けられている。この座グリ31が後述する最下層の電子基板31の電子部品が受容されるスペースとなる。座グリ31fの中心には温度センサユニット35が下方から突出可能な温度センサユニット用貫通孔31cが設けられている。また、基板取り付けベース31の側部には180°対称な位置に一対の切欠き部31dが設けられており、それぞれ後述するアンテナケーブルと充電用ケーブルとが通過するスペースとなっている。また、縁部31hには座グリ部31fに入り込んで径方向に突出した最下層の電子基板31やその上に固定されるスペーサ(後述)用の担持台31iが90°ごとに4つ設けられ、担持台31iの中心にはネジ孔31eが穿けられている。さらに、座グリ31fには8つのピン受け孔31gが穿けられており、電子基板32~34(後述)の間の電気接続のためのソケットやピンが当たらないようにして電子基板ユニット30の全長を短縮している。
基板取り付けベース31が凹空間14の底部14aに載置固定されると、その上に樹脂等絶縁材料の第1電子基板31(「最下層の電子基板31」とも称する)が積層される。第1電子基板31にはその下面側に電子部品が装着され、前述の座グリ31fに受容されて縁部31hに接着固定される。このとき担持台31iのネジ孔31eやピン受け孔31e、切欠き部31dを覗くように第1電子基板31にも貫通孔32e、ピン受け孔32e、切欠き部32dが設けられている。また、第1電子基板32の上方には貫通孔32eを覗く位置に同じ高さの円筒状のスペーサ36がそれぞれ4つ起立配設されており、これらのスペーサ36の上方に第2電子基板33(「上層の電子基板33」、「上層の電子基板のうち下方の電子基板33」とも称する)が積層される。
同様に、樹脂等絶縁材料の第2電子基板33及び第3電子基板34(「上層の電子基板34」、「上層の電子基板のうち上方の電子基板34」とも称する)が、第1電子基板32の上にそれぞれ順に積層され接着固定される。このとき第2電子基板33及び第3電子基板34においても担持台31iのネジ孔31eやピン受け孔31e、切欠き部31dを覗くように第2電子基板33及び第3電子基板34の貫通孔33e、34e、ピン受け孔33e、切欠き部33d、34dが設けられている。なお、第3電子基板34の切欠き部34dは、他の電子基板32~33の切欠き部32d、33dと異なり、外周に沿って弧状に4つ設けられているが、この点についてはバッテリユニット保持具42の説明のところで後述する。
また、第2電子基板33の上方に貫通孔33eを覗く位置に同じ高さの円筒状のスペーサ36がそれぞれ4つ起立配設されており、スペーサ36の上方に第3電子基板34が積層される。そして、第3電子基板34の貫通孔34eからスペーサ36~貫通孔33e~スペーサ36~33eを通してそれぞれ基板取り付けベース31のネジ孔31eにネジ締結される4つの基板固定用ビス37が配設される。スペーサ36及び基板固定用ビス37はSUS等の金属材料で形成され、導電性を有するため各電子基板32~34の電子部品間の電気接続を行う役割と、各各電子基板32~34や電子部品間のスペース確保や熱伝導防止の役割を有する。なお、熱伝導防止の役割は厚みが大きい基板取り付けベース31の方が大きいことを付言する。
また、最上層の第3電子基板34の上部には、各電子基板32~34及び電子部品に電力を供給するための電源端子38が配設されている。この電源端子38は後述するバッテリーユニット41の電極41aが当接して電気的接続するために上方に反力を付与して固定するために板バネ式を採用している。
≪バッテリユニットの構造・配設≫
次に前述する電子基板ユニット30の上方に載置するバッテリユニット等の電力供給構造について説明する。図8~図9は、チャック部11の凹空間14内に電子基板ユニット30を固定した状態で最上層の電子基板34の電源端子38にバッテリユニット41を接続・固定する構造を示す組立分解斜視図であり、それぞれ図8は上方から、図9は下方から見たものである。
バッテリユニット41は、円盤状の充電式バッテリ41aの外周に枠部材41cを設けて、枠部材41aの下部から電極41bが露出している。枠部材41cの外周には径方向外側に突出する突起41dが設けられている。このバッテリユニット41は、バッテリユニット保持具42に上方から受容される。バッテリユニット保持具42は、樹脂等の絶縁性を有する弾性材料で形成されており、上方に開口を有した下方に凹む座グリ42aが設けられ、この座グリ42aの内径がバッテリユニット41の外径に近似してバッテリユニット41を座グリ42a内に受容する。座グリ42aの中心には大きく貫通孔42bが穿けられており、バッテリユニット41が受容されたときに下方にバッテリ41aの電極41bが露出する。また、バッテリユニット保持具42の座グリ42aの周囲の内壁には径方向外側に凹部42dが設けられ、バッテリユニット41が受容された際にその突起41dが凹部42dに嵌合して回転方向に位置決めされる。
また、バッテリユニット保持具42の底部には外周縁部周りに下方に突出する弧状の凸部42cを設けている。本例ではこの凸部42それぞれの弧の中心角を43°、40°、48°、40°と異なるものとしている。同様に最上層の第3電子基板34の切欠き部34dも弧形状であり、その中心角を43°、40°、48°、40°に合わせている。これにより、バッテリユニット保持具42を凹空間14内に挿入し、第3電子基板34上に積層し位置決めするときにバッテリユニット保持具42の各凸部42dそれぞれに対応する第3電子基板34の切欠き部34dしか嵌合することができないため回転方向の角度を間違えて組み付ける愚を排除することができる。
したがって、バッテリユニット保持具42は、充電式の二次電池であり一次電池より振動や衝撃に弱い傾向にあるバッテリ41aを保護するだけでなく、その凸部42cと凹部42dとが、第3電子基板34の切欠き部34dとバッテリユニット41の突起41dとに位置決めさせることでバッテリ41aの電極41bと対応する板バネ式の電源端子38とを間違えずに組み付けることができる。さらに、バッテリユニット保持具42の座グリ42aは電子基板ユニット30の基板固定用ビス37を覗く位置に4つの半貫通孔42eを設けており、基板固定用ビス37を介して電子基板32~34との電気的干渉を防止している。
さらに、バッテリユニット保持具42の上にはバッテリユニット押さえ部材43が載置される。バッテリユニット押さえ部材43は、発泡ウレタン等のスポンジ素材(絶縁性弾性部材)で形成され、 シャンク部12のシャンク側連結部19をチャック部11のチャック側連結部21に被せて連結する際に、シャンク部12のテーパ凹部16の天面とバッテリユニット41との間に介挿されて圧縮されながらバッテリユニット41を下方に押さえつける。したがって、バッテリユニット押さえ部材43の弾性力と絶縁性とによって、バッテリユニット41をシャンク部12とチャック部11とから絶縁しながら電子基板32~34側に押さえつけて振動、衝撃からバッテリユニット41を保護し上下方向に固定する(電極41bと電源端子38との電気的接続状態も維持される)。
≪アンテナユニットの構造・配設≫
次にツールホルダユニット10は、そのチャック部11にアンテナユニット50を装着している。図10には組み立てられた状態のアンテナユニット50の構成を示す斜視図、図11は外側カバー部材が装着される状態を示すアンテナユニットの分解斜視図、図12は、アンテナユニット50の近傍を示すツールホルダ10の部分拡大断面図、図13は、アンテナユニット50の各部品の組立分解斜視図、図14は、図10のアンテナユニット50を内側カバー部材54側から見た斜視図を示している。
アンテナユニット50は、概ね外部から順に外側カバー部材52と、基板アンテナ53と、内側カバー部材54と、アンテナケーブル51及びコネクタ55と、で構成される。基板アンテナ53は、環境負荷が大きく高速回転するツールホルダユニット10において電波干渉やノイズ発生、送信容量等を考慮してツールホルダユニット10の最外周に配設できるようフレキシブルな(可撓性を有する)板状のアンテナを採用している。内側カバー部材54と基板アンテナ53とは概ね弧状の部材であり、それぞれ互いに装着して後述する外側カバー部材52に適合し得る曲率で形成される。内側カバー部材54は、射出成形される樹脂材料部材であり、図13に示すように外側カバー部材側(ツールホルダユニット10の径方向外側)の表面に基板アンテナ53の裏面全体を受容し、接着し得るように凹部54aを設けている。また、内側カバー部材54の裏面には略円筒状の嵌合用ボス56が突出している。嵌合用ボス56は、図14及び図12にも示すように嵌合用ボス56は、その中心に内側カバー部材54を貫通する貫通孔56aか穿けられており、外周壁には環状溝56bが設けられている。この環状溝56b内にアンテナケーブル51を挿入し、基板アンテナ53の裏面に装着する。基板アンテナ53の裏面へのアンテナケーブル51の装着は、その先端を基板アンテナ53の裏面と内側カバー部材54の凹部54aとの隙間で折り曲げて装着する。そして、嵌合用ボス56の貫通孔56aの内部に接着剤を充填し、遠心力でアンテナケーブル51が移動しないように固定する。
内側カバー部材54に基板アンテナ53とアンテナケーブル51とが固着されると、その状態で図11に示すように外側カバー部材52に装着する。外側カバー部材52は、図4にも示すようにその表面がチャック部11の外表面を形成する弧形状であり、樹脂等の射出成型可能な電波透過材料で構成される。外側カバー部材52の裏面には、上下に弧状に並列する縁部52cに基板アンテナ53を装着させた内側カバー部材54の表面全体を当接させる受容面52aを有し、受容面52aに内側カバー部材54及び基板アンテナ53の表面を当接させて外側カバー部材52と上下方向に嵌合する。受容面52aに当接させるときに内側カバー部材54の表面の縁部を枠状に切れ目なく接着剤を塗布しおき、切削油等の侵入を防止しつつ固着する。また、基板アンテナ53の表面には外側カバー部材側に厚肉部53aが形成され、外側カバー部材52の対応する位置に凹部52bを有する。この凹部52bは、基板アンテナ53の厚肉部53aと基板アンテナ53の裏面で折り曲げて装着されたアンテナケーブル51の先端との厚みを受容する部分となる。
また、内側カバー部材54はその上縁部に沿って上方に突出する突起54bを有している。そして、外側カバー部材52の上方の縁部52cには対応する位置に切欠き部52dを有している。これにより内側カバー部材54と外側カバー部材52とを回転方向の相対的角度を位置合わせすることができる。なお、外側カバー部材52と内側カバー部材54とはそれぞれ射出成形で作成するが両者は共に180°未満の弧形状で形成されている。射出成形の型から抜き出す際の所謂抜き勾配をつける必要があるためである。この点は充電カバーユニット60も同様であり、アンテナユニット50と充電ユニット60とで360°を構成できないことを理由とするキー70の存在と回転方向の位置決めについては後述する。
さらに、図12に示すように内側カバー部材54の嵌合用ボス56は、チャック部11の凹空間14が外部に連通するアンテナ用孔57(図5も参照)に挿入される。嵌合用ボス56の外周には環状溝56bが形成されており、この環状溝56bにOリング(図示せず)等のパッキンを装着した状態で嵌合用ボス56をアンテナ用孔57に挿入し、凹空間14内への切削油等の侵入を防止している。
≪充電ユニットの構造・配設≫
次にツールホルダユニット10は、そのチャック部11に充電ユニット60を装着している。図15にはアンテナユニット50の各部品の組立分解斜視図、図16には組み立てられた状態の充電ユニット60の構成を示す斜視図、図17は充電ユニット60の近傍を示すツールホルダユニット10の部分拡大断面図、を示している。
充電ユニット60は、概ね外部から順に外側カバー部材62と、充電端子用基板63と、内側カバー部材64と、充電ケーブル61及びコネクタ65と、で構成される。充電端子用基板63は、外部電源から充電ケーブル(電気ケーブル)61を介して前述したバッテリユニット41(バッテリ41a)に電力供給するための端子を固定するものである。内側カバー部材64と外側カバー部材62とは概ね弧状の部材であり、それぞれアンテナユニット50の内側カバー部材54と外側カバー部材52と同様の曲率で射出成形される樹脂材料部材である。図15に示すように外側カバー部材62には、その裏面に充電端子用基板63の表面全体を嵌合受容し、固定用ビスの役割を兼務する充電端子68により充電端子用基板63が取り付けられる凹部62bを設けている。充電端子用基板63と外側カバー部材62の凹部62bとには、互いに覗く位置に3つの貫通孔63a、62dが穿けられており、貫通孔63a、62dに充電端子68を通して充電端子用基板63を凹部62bに固定する。このとき充電端子68の先端は、貫通孔62dから外部に露出し、そこに外部の電源プラグが接続される。本例では3P電源プラグによる充電を想定している。
また、内側カバー部材64の裏面には略円筒状の嵌合用ボス66が突出している。図17に示すように嵌合用ボス66は、前述のアンテナユニット50の嵌合用ボス56(図14参照)と同様、その中心に内側カバー部材64を貫通する貫通孔66aか穿けられており、外周壁には環状溝66bが設けられている。この環状溝66b内に充電ケーブル61を挿入し、充電端子用基板6の裏面に装着する。充電端子用基板63の裏面への充電ケーブル61の装着は、その先端を充電端子68を貫通孔63aに挿入固定する際に充電端子68のヘッド68aと充電端子用基板63との間に挟み込んで固定(電気的に接続)し、充電端子用基板63の裏面と内側カバー部材64の前面との隙間で折り曲げられて固定される。そして、嵌合用ボス66の貫通孔66aの内部に接着剤を充填し、切削油等の侵入と遠心力からの嵌合用ボス66の緩みとを防止している。
そして、外側カバー部材62に充電端子用基板63と充電ケーブル61とが固着された状態で内側カバー部材62を外側カバー部材62に装着する。外側カバー部材62は、図4にも示すようにその表面がチャック部11の外表面を形成する弧形状であり、樹脂等の射出成型可能な材料で構成される。外側カバー部材62の裏面には、周囲を囲む枠状の縁部62cに充電端子用基板アンテナ63を固定させた状態で内側カバー部材64の表面全体を当接・接着させる受容面62aを有し、内側カバー部材64を外側カバー部材62に対して固定する。
また、図17に示すように内側カバー部材64の嵌合用ボス66は、チャック部11の凹空間14が外部に連通する充電ケーブル用孔67(図5も参照)に挿入される。嵌合用ボス66の外周には環状溝66bが形成されており、この環状溝66bにOリング(図示せず)等のパッキンを装着した状態で嵌合用ボス66を充電ケーブル用孔67に挿入し、凹空間14内への切削油等の侵入を防止している。
≪アルミ合金カバー部材による位置決め及び強度補助≫
図18には、チャック部11にアンテナユニット50と充電ユニット60とを取り付けた状態の斜視図が示されている。図18、図1及び図3から理解されるようにアンテナユニット50及び充電ユニット60は、その外側カバー部材52,62の縁部52c、62cでチャック部11のツバ部13を挟んで装着する。このとき上述した通り、外側カバー部材62と内側カバー部材64とが射出成形の便宜上、180°未満の弧形状で形成され、アンテナユニット50と充電ユニット60とで360°を構成できず外周周りに隙間ができてしまうため、その隙間を埋めて外側カバー部材52及び外側カバー部材62全体で360°の環状部材を形成すべく、両者の端部の間に2つの小カバー部材70を組み付けて外周を完全に覆っている。本例では強度、軽さ、加工性及び装飾性を考慮してアルミ合金製の小カバー部材70を採用している。
ここでチャック部11のツバ部13の上面には連結用軸部材21aが6つ配設されている。この連結用軸部材21aがシャンク部12のシャンク用連結部19の下端19aに穿けられた連結用孔19c(図2参照)に挿入されることでチャック部11がシャンク部12と連結される。この連結用軸部材21aのうちアンテナ用孔57と充電ケーブル用孔67と略90°回転した位置に配設される一対の連結用軸部材21aに、略環状のキー71が嵌合挿入されている。キー71はそれぞれ、径方向外側に突出する突起71aが設けられている。また、小カバー部材70には径方向内側面に嵌合用凹部70aが設けられており、この嵌合用凹部70aにそれぞれのキー71の突起71aが嵌合され位置決めされる。したがって、外側カバー部材52、62の間に小カバー部材70を組み付けると外側カバー部材52、62の回転方向の位置決めが小カバー部材70によって達成でき、高速回転時の減速・加速の繰り返しによる疲労を小カバー部材70が受け止めることができ、樹脂製の外側カバー部材52、62の疲労破壊を防止することができる。なお、キー71の厚みを考慮して対応するシャンク側連結部19の連結用孔19bには他と異なる高さになるように凹部19Cが設けられている。
また、図2及び図4の斜視図に示すようにチャック部11に外側カバー部材52、62及び小カバー部材70が組付けられた状態で下方から環状カバー26がナット連結部24周りに挿入される。環状カバー26とツバ部13とは互いに覗く位置に4つの貫通孔26a、連結用孔13aが回転方向に略同じ間隔で穿けられており、環状カバー26をツバ部13に装着するときに貫通孔26a、連結用孔13aに固定ビス27を挿入して固定する。さらに、図2及び図3に示すようにチャック部11のツバ部19の外周縁部19dは下方に突出(垂下)しており、環状26の外周縁部26bは上方に突出(起立)している。したがって、チャック部11及び環状カバー26がシャンク部12に連結する際に、外周縁部19dと26bとが外側カバー部材52、62(及び小カバー部材70)の上下の縁部52c、62cに嵌合して上下方向の固定・緩みを防止している。
≪温度センサユニットの構造≫
次に、温度センサユニット35について説明する。
図1では、コレット28、ナット29及び回転ツール72を省略したツールホルダユニット10の断面図を示しているが、図19ではコレット28、ナット29及び回転ツール72(以下、「回転工具72」とも称す)を備えた状態のツールホルダユニット10の断面図を示している。温度センサユニット35の説明の便宜上、図19を主として参照する。また図20は、温度センサユニット35の縦断面図であり、(a)は非圧縮時、(b)は圧縮時の様子を示している。図21は、温度センサユニット35の筒状本体部35b内の可動基板35c近傍を示しており、(a)は部分透明斜視図、(b)は部分断面図である。さらに、図22は、(a)にコレット28、ナット29及び回転ツール72がない状態の温度センサユニット35とツールホルダユニット10との下方から見た組立分解斜視図を示し、(b)(c)にそれぞれ温度センサユニット35を斜め上方、斜め下方から見た透明斜視図を示している。さらに、図23はツールホルダユニット10の温度センサユニット35近傍の部分断面図であり、説明の便宜上、温度センサユニット35の内部構造については斜視図としている。
温度センサユニット35は、概ね中空の筒状本体部25bと、その根元の環状のツバを形成するフランジ部35aと、一端が筒状本体部25bの内部の可動基板35cに電気的に接続し、他端が回転工具72内の温度計測箇所に挿入固定された熱電対75(シース73で被覆)と、フランジ部35aから下方に突出して内部に貫通孔を有するネジ部35dと、筒状本体部25bの天面(上面)に当接固定して可動基板35cと電気的に接続する端子基板35eと、可動部材35cを端子基板35dまで接近離間させる案内要素としてのピン部材35fと、ピン部材35fの周囲に配設されて可動基板35cと端子基板35eとを電気的に接続しながら互いに反力を発生させるコイルスプリング35gと、で構成される。
図19に示すようにツールホルダユニット10は、ナット連結部24の内部に配設されたコレット28に把持された回転工具72の内部の温度測定箇所から延びる熱電対75の先端を電子基板(本例では第2電子基板33)の電子部品に接続しているが、熱電対75と第2電子基板33の接続に温度センサユニット35を介している。
まず、電子基板ユニット30を載置固定するチャック部11の凹空間14の底部14aと基板取り付けベース31と第1電子基板32eとの中心にはそれぞれ温度センサユニット用貫通孔14c、31c、32e(前述の貫通孔32e)が穿けられており、ナット連結部24の内部下方から温度センサユニット35の筒状本体部35bを挿入し、温度センサユニット用貫通孔14c、31c、32eを通して上端が凹空間14内の第2電子基板33の下面近傍まで突出する。このとき筒状本体部35bの根元のフランジ部35aが上方向のストッパとなって凹空間14の底部14aに当接する。
図20、図21に示すように筒状本体部35bの内部は円筒空間を有し、上面は内部空間の上部を閉鎖する蓋部材と形成しつつ第2電子基板33と電気接点となる円盤状の端子基板35eが装着されている。端子基板35eは、図22(b)にも示すように電気接点となる導電部35hが軸中心とそれと同心のリング状に形成されている。これによりどのような角度で温度センサユニット35を配設しても第2電子基板33に電気接続することができる。筒状本体部35bの内部空間は、その底部から端子基板35に亘って上下方向にピン部材35fで連結されている。図21に示すようにピン部材35fには、これに沿って可動基板35cが上下に滑動可能に装着されており、可動基板35cと端子基板35eとの間でピン部材35f周りに金属等の導電材料のコイルスプリング35gが配設されている。したがって、可動基板35eを下方から押し上げる力を加えるとコイルスプリング35gが圧縮され(図20(b)参照)、押し上げる力をなくす(又は押し上げる力)を加えるとコイルスプリング35gが伸びて可動部材35eに移動し元の位置に戻る(又は下方の位置に移動する(図20(a)参照))。
可動基板35cの上下移動は、パイプ部材74の侵退に追従することで行われる。パイプ部材74は管状部材であり、先端が可動基板35cの下方から挿入固着されて上方に突出しており、下方に向かってネジ部35d内の貫通孔を通過して下端が回転工具72内に挿入固着される。したがって、回転工具72と連結するパイプ部材74が上方に押し上げられると、これと連動する可動基板35cがコイルスプリング35gの反発力に抗しながらピン部材35fに沿って押し上げられ、逆にパイプ部材74が下方に引き下げられると可動基板35cがピン部材35fに沿って引き下げられる。
また、パイプ部材74の内部には長手方向全体に亘って熱電対75(その素線を含む)が挿入され熱電対75の両端がパイプ部材74から突出している。図19~図20に示すように熱電対75の上端は可動基板35cから突出するパイプ部材74から突出しており、この上端は連結用素線35iにより可動基板35cの導電部35j(薄膜等)に電気接続している。そして、導電部35jはコイルスプリング35gの下端に電気接続し、コイルスプリング35gの上端は、端子基板35eの導電部35hに接続している。これにより、ナット29及びコレット28の締め付け具合(図10の矢印参照)などによる回転工具72の上下移動が生じても、チャック部11との間で熱電対75やシース73、パイプ部材74が座屈することがない。
上述するように端子基板35eの導電部35hは中心円とその同心リングとで形成されており、この導電部35hに第3電子基板33の下面に配設された接続端子に電気接続する。
≪内部給油の流路及び漏出・侵入防止構造≫
図24は、内部に冷却油(以下、「クーラント」とも称す)の流路を設ける場合のツールホルダユニット10の略断面図を示している。このツールホルダユニット10では、クーラントが加工装置の主軸からシャンク部12、チャック部11、回転工具71の内部流路を通って回転工具72の先端(下端)から放出される構造を有する(矢印A~矢印F参照)。まず、クーラントは主軸のクーラント流路(図示せず)に接続する主流路80に流入する(矢印A参照)。主流路80は、シャンク部12の上端から回転軸線に沿って下方に穿けられている。主流路80を通過したクーラントは、主流路80から外周方向放射状に4本延びる複数の第1流路81に流入する(矢印B参照)。第1流路81は外側から径方向内側に主流路80まで穿孔して作成し、外部とは留めネジ85により封止される。
進行方向への圧力及び回転による遠心力で第1流路81を径方向外側(留めネジ85近傍)まで流れたクーラントは、第1流路81と連通する第2流路82に流入する(矢印C参照)。第2流路82は各第1流路81の径方向外側で下方に折れ曲がって形成され、シャンク部12のシャンク側連結部19の肉厚内部をその底部19aまで下方に延びている。第2流路82は図2に示すように、シャンク側連結部19の底部19a側から肉厚内部を第1流路81まで穿孔して作成される。底部19aで第2流路82の流出口82aはその周りに座グリを形成し、座グリに装着した際に外部に突出する厚みのOリング82bを装着する。これによりシャンク部12がチャック部11に連結された際にチャック側連結部21の上面に押圧して当接させるだけで第3流路83の流入口との間のクーラント漏出を防止できる。
第2流路82を流れたクーラントは、第2流路82に流体的に接続する第3流路83に流入する。第3流路83は、チャック部11のツバ部13の内部を厚み方向下向きに延びており、ツバ部13の下方で第4流路84に接続する。第4流路84は第3流路83の下端で径方向内側に折れ曲がっており、中心に向かって放射状に4本延びている(矢印D参照)。第4流路84は外側から径方向内側に穿孔し、留めネジ86で外部から封止している。また、第3流路83は第4流路84が穿孔された状態でツバ部13の上方から第4流路84まで穿孔して作成する。そして、第4流路84まで流れたクーラントは、温度センサユニット35のフランジ部35aを担持する板ナット(図22(a)参照)の下方の空間88内に流入し、回転工具71内の螺旋状の流路72bに流入し(矢印E参照)、回転工具72の下端から放出される(矢印F参照)。なお、温度センサユニット35のフランジ部35aと凹空間14の底部14aとの間には、環状のOリング87が介挿される。このOリング87は取付時の作業性やツールホルダユニット10の全長縮減化を考慮し、平面固定可能なものを採用している。
さらに、図25の部分断面図では温度センサユニット35へのクーラント侵入防止構造が示されている。上述するように温度センサユニット35は、熱電対75(及びシース73、パイプ部材74)をネジ部35dの内部の貫通孔35mに滑動可能に挿入して、その上端を筒状本体部35bの内部に突出させている。したがって、ネジ部35dの貫通孔35mから筒状本体部35bの内部にクーラントが侵入することを防止する必要がある。本温度センサユニット35では、貫通孔35m内にパイプ部材74を通す環状のOリング80、ワッシャ81、Oリング82を配設している。樹脂製のOリング80、82で金属製のワッシャ81を挟み込むことにより、パイプ部材74が上下に滑動し、貫通孔35m内でOリングが変形し、封止効果が低減することを防止している。
≪重量バランス調整構造≫
また、上述するクーラントの流路80~84の説明において、内部クーラントの漏出防止のための第1流路81及び第4流路84の径方向端部に配設する留めネジ85、86について言及したが、本ツールホルダユニットでは留めネジ85、86以外に重量調節の役割の留めネジ96も有している。ツールホルダユニット10は高速回転するものであり、径方向の重量バランスが偏重すると余分な振動や応力の発生を招くこととなり、測定装置としての精度低下につながる。本ツールホルダユニット10では、重量バランスの調整要素として留めネジ96を活用している。図26は一例としてシャンク部12を留めネジ96(図2符号96参照)の高さで水平方向に切った断面模式図が示されている。図26(及び図2)に示すようにシャンク部12の外周には留めネジ96を挿入・締結可能なネジ孔95が穿けられている。本例ではネジ孔95が90°間隔で4つ設けられている。XY方向に重量バランスの調整を行うためである。
図26(a)では、留めネジが挿入されていない状態でXY方向の重量がアンバランスになっている例(左図)であり、これに長さの違う鋼製の留めネジ96a~96d(Φ=M5、密度7.9g/cm2)をネジ孔96a~96dに挿入してXY方向の重量バランスを調整している(右図)。また、図26(b)では、長さの違う図26(a)と同じ鋼製の留めネジ96a~96cをネジ孔96a~96cに挿入し、Y方向には重量バランスの調整ができたが、いまだ左側が右側より重く留めネジ96だけではX方向の重量バランスが調整できない例が示されている(左図)。このような場合には、右図に示すように軽い右側の留めネジ96bを一旦、外して留めネジ96bより重い超硬合金製の留めネジ97(Φ=M5、密度14.5g/cm2)を挿入してX方向の重量バランスを調整している。また、留めネジ96bを外さなくても、元々留めネジ96を中空構造にしておけば、その中に超硬合金の丸棒を挿入することで密度を大きくし、重量を大きくすることで調整することも可能である。
以上、本発明の分割式ツールホルダユニットの構成例(構成部品例)を説明してきたが本発明の技術思想を用いた種々の変形例や改良例が存在することは当業者に明らかである。
10…分割式ツールホルダユニット
11…チャック部
12…シャンク部
13…ツバ部
13a…連結用孔
14…凹空間
14a…底部
14b…内壁
14c…温度センサユニット用貫通孔
15…テーパ部
16…テーパ凹部
17…中空空間
19…シャンク側連結部
19a…下端
19b…連結用孔
19c…凹部
19d…外周縁部
20…ツバ部
21…チャック側連結部
21a…連結用軸部材
24…ナット連結部
25…ツバ部
26…環状カバー
26a…連結用孔
26b…外周縁部
27…固定ビス
27a…ビス孔
28…コレット
29…ナット
30…電子基板ユニット
31…基板取り付けベース
31a…底部
31b…側部
31c…温度センサユニット用貫通孔
31d…切欠き部
31e…ネジ孔
31f…座グリ
31g…ピン受け孔
31h…縁部
31i…担持台
32…第1電子基板(最下層の電子基板)
32d…切欠き部
32e…貫通孔
32g…ピン受け孔
33…第2電子基板(上層の電子基板の下側)
33d…切欠き部
33e…貫通孔
33g…ピン受け孔
34…第3電子基板(上層の電子基板の上側)
34d…切欠き部
34e…貫通孔
35…温度センサユニット
35a…フランジ部
35b…筒状本体部
35c…可動基板
35d…ネジ部
35e…端子基板
35f…ピン部材
35g…コイルスプリング
35h…導電部
35i…連結用素線
35j…導電部
35m…貫通孔
36…スペーサ
37…基板固定用ビス
38…電源端子
41…バッテリユニット
41a…バッテリ
41b…電極
41c…枠部材
41d…突起
42…バッテリユニット保持具
42a…座グリ
42b…貫通孔
42c…凸部
42d…凹部
42e…半貫通孔
43…バッテリユニット押さえ部材
50…アンテナユニット
51…アンテナケーブル
52…外側カバー部材
52a…受容面
52b…凹部
52c…縁部
52d…切欠き部
53…基板アンテナ
53a…厚肉部
54…内側カバー部材
54a…凹部
54b…突起
55…コネクタ
56…嵌合用ボス
56a…貫通孔
56b…環状溝
57…アンテナ用孔
60…充電ユニット
61…充電ケーブル
62…外側カバー部材
62a…受容面
62b…凹部
62c…縁部
62d…貫通孔
63…充電端子用基板
63a…貫通孔
64…内側カバー部材
65…コネクタ
66…嵌合用ボス
66a…貫通孔
66b…環状溝
67…充電ケーブル用孔
68…充電端子
68a…ヘッド
70…小カバー部材
70a…嵌合用凹部
71…キー(キー部材)
71a…突起
72…回転ツール(回転工具)
72a…貫通孔(半貫通孔)
72b…流路(第4流路)
73…シース
74…パイプ部材(管状部材)
75…熱電対(その素線を含む)
76…板ナット
80…主流路
81…第1流路
82…第2流路
82a…流出口
82b…Oリング
83…第3流路
84…第4流路
85…留めネジ
86…留めネジ
87…Oリング
88…空間
90…Oリング
91…ワッシャ
92…Oリング
95(95a~95d)…ネジ孔
96(96a~96d)…留めネジ
97…丸棒入り留めネジ(留めネジ)

Claims (6)

  1. 少なくとも回転加工装置による加工中の回転ツールの温度及び/又は振動をリアルタイムに検知する略筒状の分割式ツールホルダユニットであって、
    該分割式ツールホルダユニットは、回転ツールを下方で把持するチャック部と、下方で該チャック部の上方に結合し上方で回転加工装置の主軸に把持されるシャンク部と、が互いに上下方向に連結し、
    該チャック部は、上下方向中間位置で外周周りに突出する環状のツバ部と、該ツバ部から上方に縮径するテーパ部を形成して内部に円筒状の凹空間を有するチャック側連結部とを有し、
    前記シャンク部は、内部に下方に拡径するテーパ凹部を有するシャンク側連結部を有し、該テーパ凹部内に前記チャック側連結部のテーパ部を入れ子状に嵌合挿入可能であり、
    前記チャック部の凹空間に回転ツールの温度及び/又は振動を受信するチャック部から絶縁の電子基板ユニットを挿入固定し、
    前記電子基板ユニットはそれぞれ絶縁材料である、前記チャック部の円筒状の凹空間の底部に載置固定される略円盤状の基板取り付けベースと、該基板取り付けベース上に底面が載置固定される略円板状の最下層の電子基板と、該最下層の電子基板から距離を空けて積層される1つ以上の略円板状の上層の電子基板と、を有し、
    前記最下層の電子基板と上層の電子基板とのそれぞれの間に空けられた距離は、各電子基板の外周縁部に設けられた貫通孔上に起立させた状態で外周表面が電子基板より内側にオフセットされた略円筒の導電材料のスペーサによって形成され、
    前記最下層の電子基板の貫通孔から上層の電子基板の貫通孔と、それぞれの間に距離を設ける前記スペーサの内径孔と、前記基板取り付けベースに設けられたネジ孔とは、互いに覗く関係に位相を合わせられ、各電子基板は、最上層の電子基板の貫通孔からそれぞれの孔を通過して先端が前記基板取り付けベースのネジ孔に締結される導電材料の固定ビスにより該基板取り付けベース上に固定される、分割式ツールホルダ。
  2. 前記チャック部の凹空間の底部には下方から回転ツール内の熱電対と接続された温度センサユニットの上部が突出しており、該温度センサユニットはその外周にフランジ部が設けられ、
    前記基板取り付けベースは、回転軸中心に温度センサユニット用貫通孔と外周縁部の径方向略対称の位置に切欠き部が設けられ、上面には下方に凹む座グリを形成し、
    少なくとも前記最下層の電子基板は回転軸中心に前記温度センサユニット用貫通孔と覗く中心孔を設けられ、
    凹空間の底部に載置固定されたときに
    温度センサユニットは、前記フランジ部が前記チャック部に下方から固定されたときに、該温度センサユニットの上部が、前記温度センサユニット用貫通孔及び前記中心孔に挿入されて、その先端が上方に突出される、請求項1に記載の分割式ツールホルダ。
  3. 下面に板バネで形成された電極が配置される充電式のバッテリユニットと、
    該バッテリユニットを上方から受容固定して電極を下方に露出させ、前記チャック部の凹空間内に挿入し前記電子基板に対して回転方向に位置決め可能なバッテリユニット保持具と、
    該バッテリユニット保持具内に受容固定されたバッテリユニットの上面に当接配置され、該上面と前記シャンク部のテーパ凹部内の天面との間で押圧されるバッテリユニット押さえ部材と、を備え、
    前記上層の電子基板のうち最上層の電子基板の上面には前記バッテリユニットの電極と当接される電源端子が配設される、請求項1に記載の分割式ツールホルダ。
  4. 前記バッテリユニット押さえ部材は、略円盤状の絶縁性の弾性部材で形成され、
    前記最上層の電子基板は、その外周縁部に位置決め用の切欠部を設け、
    前記バッテリユニットは、略円盤状でその外周に径方向に突出する突起が設けられ、
    前記バッテリユニット保持具は、絶縁性の弾性部材で形成され、その下面の外周縁部に前記最上層の電子基板の位置決め用の切欠部と嵌合して回転方向に位置決めするための凸部が設けられ、前記バッテリユニットを上方から挿入受容し底部の中心にバッテリユニットの電極が下方に露出する大きさの貫通孔を有する座グリを形成し、該座グリの内周壁には前記バッテリユニットの突起が径方向に嵌合する凹部が配設される、請求項3に記載の分割式ツールホルダ。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の分割式ツールホルダユニットは、回転加工装置から内部を通過して回転ツールまで流す冷却油流路を備え、該冷却油流路は、
    前記シャンク部の上端から回転軸線に沿って下方に流れる主流路と、
    主流路の下端から略横方向放射状外側に延びる複数の第1流路と、
    各第1流路の径方向外端から前記シャンク側連結部の厚肉内をその下端の流出口まで下方に延びる第2流路と、
    前記シャンク部と前記チャック部とが連結されたときに各第2流路の流出口のそれぞれと流体的に連続する位置に流入口を有し、前記チャック部のツバ部の厚肉内を前記チャック側連結部の下方の高さ位置まで延びる第3流路と、
    各第3流路の下端から略横方向放射状内側に延びて回転ツールの上方に流出する第4流路と、を備える分割式ツールホルダユニット。
  6. 前記第1流路は、前記主流路の下端近傍の高さ位置の前記シャンク部の外表面から径方向内側に穿孔して作成され、該第1流路の径方向外端を留めネジで封止され、
    前記第2流路は、前記シャンク側連結部の下端の厚肉部を上方に穿孔して作成され、その下端の流出口には上方に凹む座グリを形成し、該座グリには第2流路を覗いて下方に突出する厚みのOリングが装着され、
    前記第3流路は、前記チャック部のツバ部の上端の厚肉部を下方に穿孔して作成され、前記シャンク部がチャック部に連結されたときにその上端の流入口のOリングが前記第2流路の流出口を覗いて押圧されることで、前記第2流路の流出口と前記第3流路の流入口とが封止状態で連通し、
    前記第4流路は、前記第3流路の下端近傍の高さ位置の前記チャック部の外表面から径方向内側に穿孔して作成され、該第4流路の径方向外端を留めネジで封止される、請求項5に記載の分割式ツールホルダユニット。
JP2021540941A 2019-08-19 2020-08-17 分割式ツールホルダユニット Active JP7621582B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019150034 2019-08-19
JP2019150034 2019-08-19
PCT/JP2020/031025 WO2021033670A1 (ja) 2019-08-19 2020-08-17 分割式ツールホルダユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021033670A1 JPWO2021033670A1 (ja) 2021-02-25
JP7621582B2 true JP7621582B2 (ja) 2025-01-27

Family

ID=74661134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021540941A Active JP7621582B2 (ja) 2019-08-19 2020-08-17 分割式ツールホルダユニット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7621582B2 (ja)
WO (1) WO2021033670A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021128314A1 (de) 2021-10-29 2023-05-04 Blum-Novotest Gmbh Rundlaufüberwachungsmodule und Rundlaufüberwachungsverfahren für ein im Betrieb zu rotierendes Werkzeug
CN119486831A (zh) * 2022-08-29 2025-02-18 住友电气工业株式会社 铣削工具、铣削工具系统以及传感器装置
CN116900804A (zh) * 2023-08-16 2023-10-20 浙江恒惠实业有限公司 一种数控钻孔机床用刀具降温装置
CN119035622B (zh) * 2024-07-16 2025-09-26 重庆大学 一种基于磁吸结构的换电式智能测振铣刀

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998035781A1 (en) 1997-02-14 1998-08-20 Nt Engineering Kabushiki Kaisha Working machine and its communication method
JP2003071676A (ja) 2001-08-31 2003-03-12 Nippei Toyama Corp 主軸の回転バランス調節構造
US20100145496A1 (en) 2008-12-05 2010-06-10 Industrial Technology Research Institute Machine tool spindle structure capable of monitoring working state in real time
CN103801985A (zh) 2014-02-17 2014-05-21 李广慧 一种内置式实时连续测温刀柄
WO2015022967A1 (ja) 2013-08-13 2015-02-19 株式会社山本金属製作所 温度測定方法、及び、温度測定装置
JP2017007029A (ja) 2015-06-22 2017-01-12 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 回転工具、加工状態監視装置および工作機械
JP2017140688A (ja) 2016-02-12 2017-08-17 エヌティーツール株式会社 スマートツールホルダ
JP2018054611A (ja) 2016-09-27 2018-04-05 株式会社山本金属製作所 振動測定装置
JP2018519170A (ja) 2015-05-08 2018-07-19 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 切削工具のプルアウトを決定する方法、および、切削工具のための回転可能な工具ホルダー

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542409Y2 (ja) * 1990-02-28 1997-07-30 東洋精器株式会社 バランス調整穴用加工面を有する工具
JPH08108317A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Kato Koki Kk タップホルダー

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998035781A1 (en) 1997-02-14 1998-08-20 Nt Engineering Kabushiki Kaisha Working machine and its communication method
JP2003071676A (ja) 2001-08-31 2003-03-12 Nippei Toyama Corp 主軸の回転バランス調節構造
US20100145496A1 (en) 2008-12-05 2010-06-10 Industrial Technology Research Institute Machine tool spindle structure capable of monitoring working state in real time
WO2015022967A1 (ja) 2013-08-13 2015-02-19 株式会社山本金属製作所 温度測定方法、及び、温度測定装置
CN103801985A (zh) 2014-02-17 2014-05-21 李广慧 一种内置式实时连续测温刀柄
JP2018519170A (ja) 2015-05-08 2018-07-19 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 切削工具のプルアウトを決定する方法、および、切削工具のための回転可能な工具ホルダー
JP2017007029A (ja) 2015-06-22 2017-01-12 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 回転工具、加工状態監視装置および工作機械
JP2017140688A (ja) 2016-02-12 2017-08-17 エヌティーツール株式会社 スマートツールホルダ
JP2018054611A (ja) 2016-09-27 2018-04-05 株式会社山本金属製作所 振動測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021033670A1 (ja) 2021-02-25
JPWO2021033670A1 (ja) 2021-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7621582B2 (ja) 分割式ツールホルダユニット
JP6906153B2 (ja) リアルタイム状況検知用のセンサ付き回転加工工具
JP5663962B2 (ja) 電池ユニット
JP5644706B2 (ja) 電動圧縮機用の電子部品固定構造
US7714597B2 (en) Support member assembly for conductive contact members
US20180301773A1 (en) Battery pack
US20140377622A1 (en) Handheld power tool battery pack
US9196877B2 (en) Battery cell isolation system
JP2015059819A (ja) 締結具を有する締結装置、締結具の緩み検知装置、及び、締結装置を備えている電池モジュール
AU2024204931A1 (en) Handle support module
JP7639245B2 (ja) ツールホルダユニット
JP2012049133A (ja) バッテリーパック
JP5831608B2 (ja) 電池ユニット
CN112042007A (zh) 用于使印刷电路板与电池单元复合系统电接触的机构,以及包括该机构的设备以及这种电池单元复合系统
JP2022067070A (ja) 測定機器を有するツールホルダ
WO2022123740A1 (ja) 切削工具
FI4384789T3 (fi) Aluslaatta ja ruuviliitosjärjestelmä
KR20220066868A (ko) 배터리 팩
CN223713832U (zh) 功率变换装置
EP4411332B1 (en) Pressure detection device
WO2025182084A1 (ja) センサモジュールおよびシステム
US20210257782A1 (en) Hand-Held Processing Device and Method for Producing a Hand-Held Processing Device
HK40073088A (en) Handle support module
JP3374905B2 (ja) ヒートシンク
CN120584008A (zh) 卡爪、卡芯和卡盘

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240705

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20241101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20241106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20241129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20241210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7621582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150