JP7621782B2 - 目地工法 - Google Patents
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Description
本発明は、壁パネル同士を突き合わせることによって形成される目地を埋める目地工法に関する。
従来、軽量気泡コンクリートパネルなどの外装パネルの目地を埋める技術が知られている。この種の技術では、例えば、防水性能を確保するために、外装パネルの目地にシーリング材が充填される。
ここで、壁パネルの目地にシーリング材を充填したとしても、目地自体は模様として残るので、この目地を目立たなくするためには、シーリング材の上からモルタル材やパテ材などを充填して目地を埋めてから塗装仕上げを行う必要がある。しかしながら、シーリング材が乾燥硬化に伴って体積が損失することにより、目地に被さる部分に凹みが生じ、目地を完全には隠すことができず、特に大壁風の仕上げ処理を施す場合、美観を損なう恐れがある。
このため、できるだけ目地を目立たなくする技術が開発されている。例えば、箱型シーリング目地部の上に弾性系のモルタル材を充填する工法や(特許文献1参照)、更に、ひび割れ防止用のネットを貼り付け、その上からモルタルを全面に塗ったうえで塗装仕上げを行う工法(特許文献2参照)などが、提案されている。
ここで、壁パネルの目地にシーリング材を充填したとしても、目地自体は模様として残るので、この目地を目立たなくするためには、シーリング材の上からモルタル材やパテ材などを充填して目地を埋めてから塗装仕上げを行う必要がある。しかしながら、シーリング材が乾燥硬化に伴って体積が損失することにより、目地に被さる部分に凹みが生じ、目地を完全には隠すことができず、特に大壁風の仕上げ処理を施す場合、美観を損なう恐れがある。
このため、できるだけ目地を目立たなくする技術が開発されている。例えば、箱型シーリング目地部の上に弾性系のモルタル材を充填する工法や(特許文献1参照)、更に、ひび割れ防止用のネットを貼り付け、その上からモルタルを全面に塗ったうえで塗装仕上げを行う工法(特許文献2参照)などが、提案されている。
しかしながら、上記工法には、以下のような問題点があった。すなわち、(1)弾性系のモルタルを使用しても、シーリング材ほどの弾性力はなく、シーリング目地と比べるとひび割れが生じやすい。(2)ひび割れ防止用のネットを貼り付ける際、目地部に沿った部分的な貼り付けとなるため比較的段差が生じやすい。(3)モルタル材そのもののヤセ(体積損失)が小さくても、下部のシーリング材と一体化しているためシーリング自体のヤセ(体積損失)に引っ張られ、表面に凹みが生じる可能性がある。(4)最終的に全面にモルタルを塗りつけ、塗装を行う工程は、左官コテを使っての工法が必須であり、手間とコストの負荷がかかり大変である。また全体の仕上げ厚が相当に厚くなり、外装パネルが本来保有する通気性の良さを消失してしまう可能性がある。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、本発明の目的は、特殊な材料や施工法を必要とすることなく、また、工期の延長を伴うことなく、長期的にも安定して目地を目立たなくすることができる目地工法を提供することにある。
[1]
以下のステップ:
(1)壁パネル同士が突き合わされて形成される目地に沿って設けられた凹部の底面に絶縁材を配置するステップ;
(2)前記絶縁材が配された前記凹部にシーリング材を充填するステップ;
(3)前記凹部に充填された前記シーリング材を前記壁パネル表面でヘラ押さえするステップ;および
(4)乾燥硬化後の前記シーリング材および前記壁パネルの表面に仕上げ材を塗布するステップ;
を有し、
前記凹部の最小幅が3mm以上であり、前記凹部への前記シーリング材の前記絶縁材からの充填高さが4.5mm以上20.5mm以下であり、
前記ステップ(2)において、前記充填高さに応じて、所定の体積損失(%)を有するシーリング材を用いることを特徴とする目地工法。
[2]
前記ステップ(2)において、前記凹部に充填された前記シーリング材の、乾燥硬化後における表面の凹み量が0.2mm以下となるような体積損失(%)を有するシーリング材を用いる、[1]に記載の目地工法。
[3]
前記ステップ(3)において、前記シーリング材充填時の表面が前記壁パネルの表面に対し、-0.3mm~+0.3mmの範囲となるようにヘラ押さえする、[1]または[2]に記載の目地工法。
[4]
前記ステップ(3)における、ヘラ押さえされた前記シーリング材表面の、前記壁パネル表面からの仕上げ位置と、前記凹部に充填された前記シーリング材の、乾燥硬化後における表面の凹み量との和が、前記仕上げ材の乾燥後の膜厚以下である、[1]に記載の目地工法。
[5]
乾燥後の前記仕上げ材の膜厚が0.5mm以上である、[1]~[4]のいずれかに記載の目地工法。
[6]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが4.5mm以上5.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が8%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[7]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが5.5mm超6.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が6%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[8]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが6.5mm超8.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が5%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[9]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが8.5mm超10.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が4%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[10]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが10.5mm超13.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が3%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[11]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが13.5mm超20.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が2%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[12]
[1]~[11]のいずれかに記載の目地工法を含んで組み立てられた、壁面構造体。
[13]
壁パネル同士が突き合わされた目地に沿って設けられた凹部の底面に配された絶縁材と、
前記絶縁材が配された前記凹部に充填されたシーリング材と、
前記シーリング材および壁パネルの表面に塗布された仕上げ材と、を備え、
前記凹部の最小幅が3mm以上であり、前記凹部への前記シーリング材の前記絶縁材からの充填高さが4.5mm以上20.5mm以下であり、
前記シーリング材は、乾燥硬化における体積損失(%)が、前記充填高さに応じた所定の値を有する、壁面構造体。
以下のステップ:
(1)壁パネル同士が突き合わされて形成される目地に沿って設けられた凹部の底面に絶縁材を配置するステップ;
(2)前記絶縁材が配された前記凹部にシーリング材を充填するステップ;
(3)前記凹部に充填された前記シーリング材を前記壁パネル表面でヘラ押さえするステップ;および
(4)乾燥硬化後の前記シーリング材および前記壁パネルの表面に仕上げ材を塗布するステップ;
を有し、
前記凹部の最小幅が3mm以上であり、前記凹部への前記シーリング材の前記絶縁材からの充填高さが4.5mm以上20.5mm以下であり、
前記ステップ(2)において、前記充填高さに応じて、所定の体積損失(%)を有するシーリング材を用いることを特徴とする目地工法。
[2]
前記ステップ(2)において、前記凹部に充填された前記シーリング材の、乾燥硬化後における表面の凹み量が0.2mm以下となるような体積損失(%)を有するシーリング材を用いる、[1]に記載の目地工法。
[3]
前記ステップ(3)において、前記シーリング材充填時の表面が前記壁パネルの表面に対し、-0.3mm~+0.3mmの範囲となるようにヘラ押さえする、[1]または[2]に記載の目地工法。
[4]
前記ステップ(3)における、ヘラ押さえされた前記シーリング材表面の、前記壁パネル表面からの仕上げ位置と、前記凹部に充填された前記シーリング材の、乾燥硬化後における表面の凹み量との和が、前記仕上げ材の乾燥後の膜厚以下である、[1]に記載の目地工法。
[5]
乾燥後の前記仕上げ材の膜厚が0.5mm以上である、[1]~[4]のいずれかに記載の目地工法。
[6]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが4.5mm以上5.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が8%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[7]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが5.5mm超6.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が6%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[8]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが6.5mm超8.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が5%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[9]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが8.5mm超10.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が4%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[10]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが10.5mm超13.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が3%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[11]
前記ステップ(2)において、前記充填高さが13.5mm超20.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が2%以下のシーリング材を用いる、[1]~[5]のいずれかに記載の目地工法。
[12]
[1]~[11]のいずれかに記載の目地工法を含んで組み立てられた、壁面構造体。
[13]
壁パネル同士が突き合わされた目地に沿って設けられた凹部の底面に配された絶縁材と、
前記絶縁材が配された前記凹部に充填されたシーリング材と、
前記シーリング材および壁パネルの表面に塗布された仕上げ材と、を備え、
前記凹部の最小幅が3mm以上であり、前記凹部への前記シーリング材の前記絶縁材からの充填高さが4.5mm以上20.5mm以下であり、
前記シーリング材は、乾燥硬化における体積損失(%)が、前記充填高さに応じた所定の値を有する、壁面構造体。
本発明によれば、特殊な材料や施工法を必要とすることなく、また、工期の延長を伴うことなく、長期的にも安定して目地を目立たなくすることができる目地工法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態は壁パネルの目地工法の一例を示すものであり、本発明はこれに限られるものではなく、変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
図1は、壁パネル構造を示す断面図である。図2は、壁パネル同士を突き合わせた目地に沿って形成された凹部の拡大断面図である。図3は、絶縁材が配置された状態を示す凹部の拡大断面図である。図4は、絶縁材の上にシーリング材が充填された状態を示す凹部の拡大断面図である。図5は、シーリング材が乾燥硬化した状態を示す凹部の拡大断面図である。図6は、シーリング材の充填面に仕上げ材が塗布された状態の凹部を示す拡大断面図である。
図1に示されるように、本実施形態に係る目地工法を含んで組み立てられる壁パネル構造5(壁面構造体)は、柱または間柱(以下、総称して「柱」という)W1の外側に、透湿防水シート2、および木製あるいは樹脂製の胴縁をこの順に介して、最も外側に配された複数の壁パネル1が、ねじ4により柱W1に取り付けられていることにより形成されている。壁パネル1同士が突き合わされた境界には目地1aが形成される。更に、壁パネル構造5では、壁パネル1は目地1aも含めて仕上げ材13によって覆い隠されており、平面意匠を長期にわたって形成することを目的とした所定の仕上げ処理が施されている。壁パネル1は、外壁材として適用可能なコンクリート製部材であり、例えば「ヘーベルパワーボード」(登録商標)などの軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル)である。壁パネルは他にプレキャストコンクリートパネル、押出成形セメント版、サイディングパネルなどを使用することができる。以下では、壁パネル1としてALCパネルを例に説明する。
壁パネル1の長さは、1800mm~2000mm程度であり、壁パネル1の厚みは、35mm~100mm程度である。壁パネル1の長さに直交する方向の幅は500~700mm程度である。なお、壁パネル1は切断加工されて使われてもよく、例えば、長さ又は幅は100mm程度まで切断加工されてもよい。
壁パネル1の少なくとも一方の面、具体的には、外壁材として用いた場合の室外側の面(間柱に取り付けられる側とは反対の面)には、周縁に沿って切欠き1bが形成されている。目地1aは、二枚の壁パネル1の小口面同士を突き合わせると、その突き合わせによって突き合わせ部1cが形成され、突き合わせ部1cを挟んで対向する切欠き1b同士によって凹部10が形成される(図2参照)。
図2に示されるように、断面視したときの凹部10の形状は、一辺が開放された矩形である。
本発明の目地工法は、以下のステップ:
(1)壁パネル1同士が突き合わされて形成される目地1aに沿って設けられた凹部10の底面10aに絶縁材11を配置するステップ;
(2)絶縁材11が配された凹部10にシーリング材12を充填するステップ;
(3)凹部10に充填されたシーリング材12を壁パネル1の表面でヘラ押さえするステップ;および
(4)乾燥硬化後のシーリング材12および壁パネル1の表面に仕上げ材13を塗布するステップ;
を有し、
凹部10の最小幅wが3mm以上であり、凹部10へのシーリング材12の絶縁材11からの充填高さtが4.5mm以上20.5mm以下であり、
ステップ(2)において、充填高さtに応じて、所定の体積損失(%)を有するシーリング材12を用いることを特徴とする。
(1)壁パネル1同士が突き合わされて形成される目地1aに沿って設けられた凹部10の底面10aに絶縁材11を配置するステップ;
(2)絶縁材11が配された凹部10にシーリング材12を充填するステップ;
(3)凹部10に充填されたシーリング材12を壁パネル1の表面でヘラ押さえするステップ;および
(4)乾燥硬化後のシーリング材12および壁パネル1の表面に仕上げ材13を塗布するステップ;
を有し、
凹部10の最小幅wが3mm以上であり、凹部10へのシーリング材12の絶縁材11からの充填高さtが4.5mm以上20.5mm以下であり、
ステップ(2)において、充填高さtに応じて、所定の体積損失(%)を有するシーリング材12を用いることを特徴とする。
本発明の目地工法によれば、シーリング材12の体積損失に起因した塗装面の凹みの発生を抑制でき、従って、目地1aが目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
本発明の目地工法は、上述したような問題を解決するために合理的な工法であり、通常行う目地処理や塗装仕上げ方法に対し、特殊な材料や施工法を必要とすることなく、また、工期の延長を伴うことなく、長期的にも安定して目地1aを目立たなくすることができる、理想的な工法ということができる。
以下、各ステップについて説明する。
以下、各ステップについて説明する。
(1)壁パネル1同士が突き合わされて形成される目地1aに沿って設けられた凹部10の底面10aに絶縁材11を配置する。
複数の壁パネル1を柱W1の所定位置に取り付けた後、図2、図3に示すように、目地1aに沿って形成される凹部10の底面10aに絶縁材11を配置する。絶縁材11の配置は凹部10内に専用のプライマーを塗布した後行う。絶縁材11は、シーリング材12が壁パネル1の目地底(底面10a)と接着し固着することを防止することを主な目的としている。
複数の壁パネル1を柱W1の所定位置に取り付けた後、図2、図3に示すように、目地1aに沿って形成される凹部10の底面10aに絶縁材11を配置する。絶縁材11の配置は凹部10内に専用のプライマーを塗布した後行う。絶縁材11は、シーリング材12が壁パネル1の目地底(底面10a)と接着し固着することを防止することを主な目的としている。
特に、絶縁材11は、シーリング材12と接着しない部材であることが重要であり、シーリング材12の材質に合わせて適宜選択でき、例えばボンドブレーカー(別名「絶縁テープ」)、あるいは、バックアップ材を用いることができる。これにより、ステップ(2)で、絶縁材11の上に充填するシーリング材12は、凹部10の両側面10bでの2面接着状態となり、表面上のヤセ(体積損失)を3面接着状態の半分程度に抑えることができる(図5参照)。
なお、絶縁材11において、ボンドブレーカーを用いる場合は、ポリウレタン系、ポリサルファイド系、ポリイソブチレン系、シリコーン系、変成シリコーン系などの中から、シーリング材12の材質に合わせたもの(接着しないもの)を使用する。バックアップ材を用いる場合は、ポリエチレン系発砲体等を使用する。また、絶縁材11は、底面10aへの配置しやすさの点から、部材の片面(底面10aに接する面)は粘着性を有することが好ましい。
(2)絶縁材11が配された凹部10にシーリング材12を充填する。
図4に示すように、絶縁材11を凹部10の底面10aに配置すると、その後で、凹部10内にシーリング材12を充填する。
図4に示すように、絶縁材11を凹部10の底面10aに配置すると、その後で、凹部10内にシーリング材12を充填する。
シーリング材12は、ALC目地への適合、例えば、水密性、気密性、追随性、体積損失を考慮して選択される。
なお、シーリング材の体積損失はJIS A 5758 2016(6.11 体積損失)に準拠した体積変化(損失)測定試験により算出される値である。体積変化(損失)測定試験に用いる試験器具は、JIS A 1439の5.11.1に準拠したものを用いる。体積変化(損失)測定試験は、JIS A 1439の5.11.2に準拠した方法による。
なお、シーリング材の体積損失はJIS A 5758 2016(6.11 体積損失)に準拠した体積変化(損失)測定試験により算出される値である。体積変化(損失)測定試験に用いる試験器具は、JIS A 1439の5.11.1に準拠したものを用いる。体積変化(損失)測定試験は、JIS A 1439の5.11.2に準拠した方法による。
本実施形態では、シーリング材12として上述にて例示された各種の材料を用いることができるが、その一方で、ノンブリード系であると好ましい。ノンブリード系シーリング材を用いた場合には、黒ずみやベタツキといったブリード現象が生じることを抑制できる。
特に、本発明の目地工法では、ステップ(2)において、充填高さtに応じて、所定の体積損失(%)を有するシーリング材12を用いる。
充填高さtに応じた所定の体積損失(%)は、乾燥硬化に伴って生じる肉痩せの割合であり、予め計算によって求められた数値である。具体的には、所定の充填高さtで凹部10に充填され、乾燥硬化後における表面(表側の面)の凹み量sが0.2mm以下となるような体積損失(%)を有するシーリング材12を用いる。
充填高さtに応じた所定の体積損失(%)は、乾燥硬化に伴って生じる肉痩せの割合であり、予め計算によって求められた数値である。具体的には、所定の充填高さtで凹部10に充填され、乾燥硬化後における表面(表側の面)の凹み量sが0.2mm以下となるような体積損失(%)を有するシーリング材12を用いる。
ここで、図5に示すように、所定の期間、シーリング材12を養生させるとシーリング材12が体積損失してヤセが生じる。シーリング材12が体積損失する場合、面接着している壁パネル1との接着領域を避けてヤセが生じる。シーリング材12の充填前に配置した絶縁材11は、シーリング材12とは接着しない材質であり、シーリング材12と絶縁材11との間には非接着領域が形成されている。従って、ヤセはシーリング材12の表側の面(壁パネル1の表側)と、裏側の面(絶縁材11側)との両方で生じる。つまり、シーリング材12の損失の一部(例えば、約半分)は、非接着領域で吸収されるので、絶縁材11を配置していない場合に比べ、壁パネル1の表側に生じる全体のヤセを半分程度に減らすことができる。
シーリング材12表面の凹み量sの計算はつぎのようにして行った。例えば、図4、図5に示されるように、凹部10が、断面視したときに、一辺が開放された矩形形状であり、幅(目地幅)wが7mm、深さdが10mmの箱型目地において、充填高さtが8mmである場合を例にして説明する。
この場合、シーリング材12の充填断面積は7mm×8mm=56mm2である。シーリング材12の体積損失が10%の場合、損失した断面積(体積損失断面積)は56mm2×10%=5.6mm2となる。体積損失をシーリング材12の上下で受けるとすると、上面(表面)側の体積損失断面積は、半分の2.8mm2となり、上面側の凹み量sは、2.8mm2/7mm=0.40mmとなる。
この場合、シーリング材12の充填断面積は7mm×8mm=56mm2である。シーリング材12の体積損失が10%の場合、損失した断面積(体積損失断面積)は56mm2×10%=5.6mm2となる。体積損失をシーリング材12の上下で受けるとすると、上面(表面)側の体積損失断面積は、半分の2.8mm2となり、上面側の凹み量sは、2.8mm2/7mm=0.40mmとなる。
シーリング材12の体積損失(%)が0%~15%の場合について、乾燥硬化後の表面側の凹み量sの計算結果を表1に示す。そして、シーリング材12の表面側の凹み量sが0.2mm以下になるような体積損失(%)は、5%となる。
上記と同様の方法により、幅(目地幅)wが3mm~20mmの凹部10について、シーリング材12の充填高さtを5mm~20mmとした場合の、乾燥硬化後のシーリング材12表面の凹み量sをそれぞれ求めた。
そして、シーリング材12の充填高さtと、乾燥硬化後の表面の凹み量sが0.2mm以下になるような体積損失(%)との関係についてまとめた。その結果を表2に示す。
そして、シーリング材12の充填高さtと、乾燥硬化後の表面の凹み量sが0.2mm以下になるような体積損失(%)との関係についてまとめた。その結果を表2に示す。
表2にも示されるように、シーリング材12の充填高さtが5mm(4.5mm以上5.5mm以下)である場合、体積損失(%)が8%以下のシーリング材を用いることが好ましく、シーリング材12の充填高さtが6mm(5.5mm超6.5mm以下)である場合、体積損失(%)が6%以下のシーリング材を用いることが好ましく、シーリング材12の充填高さtが7mm(6.5mm超8.5mm以下)である場合、体積損失(%)が5%以下のシーリング材を用いることが好ましく、シーリング材12の充填高さtが8~10mm(8.5mm超10.5mm以下)である場合、体積損失(%)が4%以下のシーリング材を用いることが好ましく、シーリング材12の充填高さtが10~13mm(10.5mm超13.5mm以下)である場合、体積損失(%)が3%以下のシーリング材を用いることが好ましく、シーリング材12の充填高さtが13~20mm(13.5mm超20.5mm以下)である場合、体積損失(%)が2%以下のシーリング材を用いることが好ましい。なお、充填高さtと体積損失(%)については、上記計算結果から±0.5mmの幅を設けて規定した。
例えば、充填高さtが8mmの場合、上記表から、「体積損失(%)が5%以下のシーリング材12」を使用する。体積損失(%)が4%でも、3%のものであっても良いが、一般に体積損失(%)が低くなるほど特殊なシーリング材となり、入手が難しくなる。また、価格も高くなる傾向がある。
本実施形態の方法によれば、特殊なシーリング材を用いなくとも、例えば8%~5%程度の一般的なシーリング材を使用することが可能となり、材料のコストを削減することができる。
本実施形態の方法によれば、特殊なシーリング材を用いなくとも、例えば8%~5%程度の一般的なシーリング材を使用することが可能となり、材料のコストを削減することができる。
例えば、体積損失(%)が8%以下のシーリング材としては、サンスター技研(株)製「ペンギンシール999TypeNB」(体積損失7%)、オート化学工業(株)製「オートンスマートシールWJ」(体積損失7.1%)等が挙げられる。
本ステップでは、充填高さtに応じて、所定の体積損失(%)を保有するシーリング材12を選択し、該シーリング材12を壁パネル1の表面から少々盛り上がる程度に充填する。
なお、本実施形態における、シーリング材12の充填高さtと体積損失(%)との関係は、目地幅wの最小値が3mm以上であり、シーリング材12の充填高さtが5mm~20mmであるような凹部10について適用することができるが、より正確な施工の観点および実用上の観点から、目地幅wは3mm~20mmであることが好ましい。
なお、凹部10は、幅(目地幅)が深さ方向に亘って一定である断面矩形状の凹部だけでなく、目地幅が深さ方向で異なる、例えば、開口側の幅が底面側の幅よりも大きい断面略逆台形状の凹部や、段差を有する凹部からなる目地の場合においても、同様に適用可能である。
(3)凹部10に充填されたシーリング材12を壁パネル1の表面でヘラ押さえする。
凹部10にシーリング材12を充填した後、シーリング材12の表面を、壁パネル1の表面に対して平坦になるようにヘラ押えをして処理する。
凹部10にシーリング材12を充填した後、シーリング材12の表面を、壁パネル1の表面に対して平坦になるようにヘラ押えをして処理する。
シーリング材12の表面が壁パネル1の表面に対し、-0.3mm~+0.3mmの範囲となるようにヘラ押さえすることが好ましい。
ここで、本明細書では、シーリング材12の表面が、壁パネル1の表面に対し凸となっている場合をプラス(+)、凹となっている場合をマイナス(-)としている。
ヘラ押さえについては、一般的な先端がフラット状のヘラを使用する他、先端部分に僅かなR状の切込みを入れたヘラを使用することで、施工精度を上記範囲に収めることが可能である。
ここで、本明細書では、シーリング材12の表面が、壁パネル1の表面に対し凸となっている場合をプラス(+)、凹となっている場合をマイナス(-)としている。
ヘラ押さえについては、一般的な先端がフラット状のヘラを使用する他、先端部分に僅かなR状の切込みを入れたヘラを使用することで、施工精度を上記範囲に収めることが可能である。
その後、シーリング材12を所定期間養生させる。シーリング材12は、乾燥、硬化に伴って体積が損失する(ヤセる)。一般的には、時間の経過とともに体積損失(%)が5~10%程度発生するものが多く、上記の所定の期間とは、このヤセが収まる程度の期間である。具体的には、所定の期間は3日以上が好ましい。20日を超えると目減り(体積損失)はほとんど無くなるので好ましいが、工期が延びてしまうことも考慮すると14日以下が好ましく、より好ましくは5~10日である。
シーリング材12の押さえ直後は、シーリング材12の仕上げ位置がパネル表面から、-0.3mm~+0.3mmの範囲となっているが、実際にはシーリング材12の乾燥硬化に伴う体積損失により、この位置から表面上の凹みが更に発生してくる。
上述したように、本発明ではシーリング材12として、充填高さtによって決定される体積損失(%)を有するものを用いているので、乾燥硬化後の凹み量sが0.2mm以下に抑えられている。
ヘラ押さえによって、シーリング材12の表面が壁パネル1の表面に対し、-0.3mm~+0.3mmの範囲とされているので、シーリング材12の乾燥硬化によって更に0.2mm凹んだとしても、最終的に、シーリング材12の表面位置は、パネル表面から、-0.5(=-0.3-0.2)mm~+0.1(=+0.3-0.2)mmの範囲に収まることになる。
(4)乾燥硬化後のシーリング材12および壁パネル1の表面に仕上げ材13を塗布する。
図6に示すように、シーリング材12の表面を含む壁パネル1の表面に仕上げ材13を塗布し、例えば、23℃の外気温の場合に、24時間以上養生させて仕上げる。
図6に示すように、シーリング材12の表面を含む壁パネル1の表面に仕上げ材13を塗布し、例えば、23℃の外気温の場合に、24時間以上養生させて仕上げる。
本発明で用いる仕上げ材13は、ALCパネルの表面塗装に用いられる塗装材を広く用いることができる。ここで言う塗装材とは、JIS A 6909(2014)に規定される、複層仕上塗材、および、薄付仕上塗材、および、厚付仕上塗材を示す。
仕上げ材13は、下塗材+主材+上塗材、下塗材+主材、あるいは主材のみの構成とすることが好ましい。また、仕上げ面の形状については、ゆず肌調、さざ波調、凹凸調、砂壁調、土壁調、漆喰調、スタッコ調、京壁調、繊維壁調、掻き落とし調、平坦調等、公知の形状のいずれも用いることができる。このうち、砂壁調、漆喰調、京壁調、平坦調等の平坦に近い仕上げであっても、本発明の目地工法とすることにより、ほとんど目地1aがわからないように仕上げることができる。仕上げ材13の厚さは、乾燥後で0.5mm以上、20mm以下とすることが好ましく、1mm以上、10mm以下とすることがより好ましい。
乾燥硬化後のシーリング材12の表面が、壁パネル1の表面に対し-0.5mm~+0.1mmの範囲に収められていることで、乾燥後の下塗材の層厚を0.5mm以上とすることで、シーリング材12表面の凹みを下塗材で埋めてフラットな状態とすることができる。
下塗後において既にフラットな状態とすることができるので、更に、中塗りや上塗り等を重ね塗りしても、最終仕上げは、例えば大壁風など、狙い通りの平面意匠をつくることができる。
壁パネル1の全面を仕上げ材13で塗装することにより、目地1aを目立たせなくすることができるので、例えば大壁風など、所望の平面意匠を実現できる。
壁パネル1の全面を仕上げ材13で塗装することにより、目地1aを目立たせなくすることができるので、例えば大壁風など、所望の平面意匠を実現できる。
なお、本実施形態の目地工法では、ステップ(3)における、ヘラ押さえされたシーリング材12表面の、壁パネル1表面からの仕上げ位置と、凹部10に充填されたシーリング材12の、乾燥硬化後における表面の凹み量との和が、仕上げ材13の乾燥後の膜厚以下となるように設定することもできる。
乾燥硬化後の体積損失(%)が0.3mmであるようなシーリング材12を用い、シーリング材12の押さえ直後の、シーリング材12の仕上げ位置がパネル表面から、±0.2mmとした場合を例に挙げて説明する。
この場合、シーリング材12の乾燥硬化によって更に0.3mm凹んだ、シーリング材12の最終的な表面位置、すなわち、仕上げ位置(±0.2mm)と凹み量(0.3mm)との合計量は、-0.5(=-0.2-0.3)mm~-0.1(=+0.2-0.3)mmの範囲となる。この値が、仕上げ材13の乾燥後の膜厚以下となるように、ヘラ押えによる仕上げ位置と、シーリング材12の凹み量と、仕上げ材13の乾燥後の膜厚との組み合わせを設定することで、シーリング材12表面の凹みを下塗材で埋めてフラットな状態とすることができる。
例えば、乾燥硬化後のシーリング材12の表面が、壁パネル1の表面に対し-0.5mm~-0.1mmの範囲に収められていることで、乾燥後の下塗材の層厚を0.5mm以上とすることで、シーリング材12表面の凹みを下塗材で埋めてフラットな状態とすることができる。
以上の各ステップを実行することで壁パネル構造5(壁面構造体)が形成される。図1及び図6に示されるように、壁パネル構造5は、壁パネル1の目地1aに沿って設けられた凹部10を有する。凹部10の底面10aには絶縁材11が配置され、絶縁材11上にはシーリング材12が配置されている。シーリング材12の充填面を含む壁パネル1の全面を仕上げ材13が覆っている。
凹部10の最小幅(目地幅)wが3mm以上であり、凹部10へのシーリング材12の充填高さtが5mm~20mmであって、充填高さtに応じて、所定の体積損失(%)を有するシーリング材12を用いる本工法においては、シーリング材12の体積損失に起因した塗装面の凹みの発生を抑制でき、従って、目地1aが目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
また、シーリング材12を充填する前に絶縁材11を凹部10に配置するので、シーリング材12と壁パネル1の目地奥側との接着が抑えられ、凹部10の目地奥側に非接着領域が形成される。従って、シーリング材12に生じるヤセのうち、少なくとも一部は目地奥側の非接着領域で吸収され、仕上げ材13を塗布する側に生じるヤセが減る。その結果、仕上げ材13を塗装した後で目地1aを目立たなくするのに有効となる。
また、経年変化によりシーリング材12のヤセが生じた場合であっても、ヤセの一部はフリーの状態(絶縁材11等で拘束されていない)である非接着領域で吸収される。従って、長期間目地1aが目立ち難い平滑な塗装面に仕上げることができる。
上述してきたように、本実施形態に係る目地工法によれば、通常行う目地処理や塗装仕上げ方法に対し、特殊な材料や施工法を必要とすることなく、また、工期の延長が伴うものでなく、長期的にも安定した目地性能を保持することができる。
本実施形態に係る目地工法によれば、従来の対応技術の問題を総合的に解消でき、例えば大壁風の平面意匠であっても長期にわたり形成できる点で非常に有利である。
本実施形態に係る目地工法によれば、従来の対応技術の問題を総合的に解消でき、例えば大壁風の平面意匠であっても長期にわたり形成できる点で非常に有利である。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、適宜にプライマー処理を施しており、その結果、接着材表面の安定化が確保でき、さらに絶縁材、シーリング材の劣化を抑えることができて好適である。プライマー処理は適宜に省略してもよい。
なお、上述してきた本発明の目地工法は、複数の壁パネルを有する壁面構造体(壁)の組立工法や、複数の壁パネルを有する壁を備えた建物の建築工法においても、適用可能である。
さらに、本発明の範囲は、本発明の目地工法を含んで組み立てられた壁面構造体にも及ぶものである。
また、壁パネルの構成については、通常「横張り」と「縦張り」があるが、いずれの構成においても、全ての目地を目立たなくする「大壁風意匠」の他、「横目地を目立たなくして、縦目地だけを見せる意匠パターン」、「縦目地を目立たなくして、横目地だけを見せる意匠パターン」、「縦、横目地の一部を目立たなくして大型のグリッドを見せる意匠パターン」等を好みに応じて形成することができる。なお、このようなパターンを構成するにあたっては、目地を見せる部分については一般的なシーリングの目地押さえ(2~3mm押さえ)とし、目地を目立たせたくない部分は本発明の目地工法を適用することで、大壁グリッドの意匠的な応用パターンを備える外壁パネルを構築することができる。前述の意匠パターンは個人住宅および店舗ビルや事務所ビル壁面等において適用することができ、横目地のみまたは縦目地のみを強調させたい、または全体の目地を目立たなくし大型壁面意匠を作りたい、といった設計者や発注者の好みに対応することができる。
本発明による工法を用いることで、特殊な材料や施工法を必要とすることなく、また、工期の延長を伴うこともなく、目地を目立たなくすることができ、壁パネル間の目地を埋める目地工法として広く利用することができる。
1:壁パネル
1a:目地
1b:切欠き
1c:突き合わせ部
2:透湿防水シート
3:胴縁
4:ねじ
5:壁パネル構造
10:凹部
10a:底面
10b:側面
11:絶縁材
12:シーリング材
13:仕上げ材
d:深さ
s:凹み量
t:充填高さ
w:最小幅
1a:目地
1b:切欠き
1c:突き合わせ部
2:透湿防水シート
3:胴縁
4:ねじ
5:壁パネル構造
10:凹部
10a:底面
10b:側面
11:絶縁材
12:シーリング材
13:仕上げ材
d:深さ
s:凹み量
t:充填高さ
w:最小幅
Claims (13)
- 以下のステップ:
(1)壁パネル同士が突き合わされて形成される目地に沿って設けられた凹部の底面に絶縁材を配置するステップ;
(2)前記絶縁材が配された前記凹部にシーリング材を充填するステップ;
(3)前記凹部に充填された前記シーリング材を前記壁パネル表面でヘラ押さえするステップ;および
(4)乾燥硬化後の前記シーリング材および前記壁パネルの表面に仕上げ材を塗布するステップ;
を有し、
前記凹部の最小幅が3mm以上であり、前記凹部への前記シーリング材の前記絶縁材からの充填高さが4.5mm以上20.5mm以下であり、
前記ステップ(2)において、前記充填高さに応じて、所定の体積損失(%)を有するシーリング材を用いることを特徴とする目地工法。 - 前記ステップ(2)において、前記凹部に充填された前記シーリング材の、乾燥硬化後における表面の凹み量が0.2mm以下となるような体積損失(%)を有するシーリング材を用いる、請求項1に記載の目地工法。
- 前記ステップ(3)において、前記シーリング材充填時の表面が前記壁パネルの表面に対し、-0.3mm~+0.3mmの範囲となるようにヘラ押さえする、請求項1または2に記載の目地工法。
- 前記ステップ(3)における、ヘラ押さえされた前記シーリング材表面の、前記壁パネル表面からの仕上げ位置と、前記凹部に充填された前記シーリング材の、乾燥硬化後における表面の凹み量との和が、前記仕上げ材の乾燥後の膜厚以下である、請求項1に記載の目地工法。
- 乾燥後の前記仕上げ材の膜厚が0.5mm以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の目地工法。
- 前記ステップ(2)において、前記充填高さが4.5mm以上5.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が8%以下のシーリング材を用いる、請求項1~5のいずれか1項に記載の目地工法。
- 前記ステップ(2)において、前記充填高さが5.5mm超6.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が6%以下のシーリング材を用いる、請求項1~5のいずれか1項に記載の目地工法。
- 前記ステップ(2)において、前記充填高さが6.5mm超8.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が5%以下のシーリング材を用いる、請求項1~5のいずれか1項に記載の目地工法。
- 前記ステップ(2)において、前記充填高さが8.5mm超10.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が4%以下のシーリング材を用いる、請求項1~5のいずれか1項に記載の目地工法。
- 前記ステップ(2)において、前記充填高さが10.5mm超13.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が3%以下のシーリング材を用いる、請求項1~5のいずれか1項に記載の目地工法。
- 前記ステップ(2)において、前記充填高さが13.5mm超20.5mm以下である場合、乾燥硬化に伴う体積損失(%)が2%以下のシーリング材を用いる、請求項1~5のいずれか1項に記載の目地工法。
- 請求項1~11のいずれか1項に記載の目地工法を含んで組み立てられた、壁面構造体。
- 壁パネル同士が突き合わされた目地に沿って設けられた凹部の底面に配された絶縁材と、
前記絶縁材が配された前記凹部に充填されたシーリング材と、
前記シーリング材および壁パネルの表面に塗布された仕上げ材と、を備え、
前記凹部の最小幅が3mm以上であり、前記凹部への前記シーリング材の前記絶縁材からの充填高さが4.5mm以上20.5mm以下であり、
前記シーリング材は、乾燥硬化における体積損失(%)が、前記充填高さに応じた所定の値を有する、壁面構造体。
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