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JP7621877B2 - 吸引車 - Google Patents
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JP7621877B2 - 吸引車 - Google Patents

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Description

本発明は、吸引車に関する。
特許文献1には、吸引車が開示されている。この吸引車では、ホッパに回収タンクが形成され、ブロワを駆動することにより、回収タンクの内部が真空状態になる等して減圧される。そして、回収タンクの内部が減圧されることにより、土砂等の回収対象が、吸引管の吸引口から吸引され、回収対象が、回収タンクの内部に流入する。そして、回収タンクの内部に流入した回収対象は、回収タンクの内部に堆積される。また、吸引車では、ブロワが駆動している状態において、回収タンクの内部からブロワへ向かう空気の流れが、形成される。回収タンクの内部とブロワとの間では、集塵機であるサイクロン集塵機によって、ブロワへ向かう空気から粉塵が分離される。そして、サイクロン集塵機によって粉塵が分離された空気は、ブロワを通過し、排気管の排気口から外部(大気)へ排気される。
特開2004-033859号公報
前記特許文献1のような吸引車では、土砂等の回収対象に水を噴出し、水圧によって回収対象を崩した状態で、回収対象を吸引及び回収することがある。このような作業では、回収対象に噴出する水を容易かつ適切に確保することが、求められている。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、回収対象に水を噴出して回収対象を吸引及び回収する作業において、回収対象に噴出する水を容易かつ適切に確保可能な吸引車を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様の吸引車は、吸引された回収対象が堆積される回収タンクと、駆動されることにより、前記回収タンクの内部を減圧することが可能なブロワと、水を溜めることが可能な水タンクと、前記回収タンクと前記水タンクとの間を接続する接続管と、前記接続管に設けられ、前記回収タンクの前記内部と前記水タンクの内部との間の連通状態を切替える連通切替え弁であって、前記ブロワが駆動している状態において前記回収タンクの前記内部と前記水タンクの前記内部との間を連通させることにより、前記回収タンクの前記内部と一緒に前記水タンクの前記内部を減圧させることが可能な連通切替え弁と、外部に対して開口する給水口を有し、前記給水口とは反対側の端部が前記水タンクに接続される給水管であって、前記水タンクの前記内部が前記回収タンクの前記内部と一緒に減圧された状態において、前記給水口から流入した水を、前記水タンクの内部に給水可能な給水管と、を備える。
本発明によれば、回収対象に水を噴出して回収対象を吸引及び回収する作業において、回収対象に噴出する水を容易かつ適切に確保可能な吸引車を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る吸引車を幅方向の一方側から視た状態で示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係る吸引車を鉛直上側から視た状態で示す概略図である。 図3は、第1の実施形態に係る吸引車を後方側から視た状態で示す概略図である。 図4は、第1の実施形態に係る吸引車において、ホッパ、集塵機、ブロワ、サイレンサ、及び、これらに関連する部分の構成及び動作を説明するとともに、回収対象を吸引回収している状態を示す概略図である。 図5は、第1の実施形態に係る吸引車において、ホッパ、集塵機、ブロワ、サイレンサ、及び、これらに関連する部分の構成及び動作を説明するとともに、水タンクの内部に給水している状態を示す概略図である。 図6は、図5は、第1の実施形態に係る吸引車において、ホッパ、集塵機、ブロワ、サイレンサ、及び、これらに関連する部分の構成及び動作を説明するとともに、水タンクの水を外部に噴出している状態を示す概略図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1乃至図3は、第1の実施形態に係る吸引車1を示す。吸引車1では、鉛直方向(矢印Z1及び矢印Z2で示す方向)に交差する(直交又は略直交する)前後方向(矢印X1及び矢印X2で示す方向)、及び、鉛直方向及び前後方向の両方に交差する(直交又は略直交する)幅方向(矢印W1及び矢印W2で示す方向)が、規定される。図1では、吸引車1を幅方向の一方側から視た状態で示し、左方側(矢印W1側)から視た状態を示す。また、図2では、吸引車1を鉛直上側(矢印Z1側)から視た状態を示し、図3では、吸引車1を後方側(矢印X2側)から視た状態を示す。
吸引車1は、走行体2を備える。走行体2は、走行体フレーム3、運転室5及び一対のクローラ6を備える。運転室5は、走行体フレーム3上に設置される。運転室5内では、走行に関する操作等が、作業者等によって入力される。一対のクローラ6は、走行体フレーム3に取付けられ、幅方向について互いに対して離れて配置される。運転室5での操作等によってクローラ6を作動することにより、吸引車1は、前方側(矢印X1側)又は後方側へ移動し、走行可能になる。
走行体フレーム3上には、ホッパ10、集塵機11、ブロワ12及びサイレンサ13が搭載される。吸引車1では、ホッパ10、集塵機11、ブロワ12及びサイレンサ13は、運転室5に対して後方側に配置される。また、集塵機11、ブロワ12及びサイレンサ13は、吸引車1の前後方向について、運転室5とホッパ10との間に配置される。
吸引車1では、ホッパ10の後方端部が、走行体フレーム3の後方端部に、連結される。ホッパ10は、走行体フレーム3への連結位置を中心として、走行体フレーム3に対して回動可能である。ホッパ10の走行体フレーム3に対する回動軸Pは、吸引車1の幅方向に沿う。図1乃至図3等の状態では、ホッパ10は、走行体フレーム3に対して平行又は略平行であり、吸引車1の前後方向に沿って水平又は略水平に延設される。ホッパ10は、図1乃至図3等の状態から走行体フレーム3に対して回動することにより、走行体フレーム3に対して傾斜する。この際、ホッパ10は、前方側の部位ほど鉛直上側に位置する状態に、走行体フレーム3に対して傾斜する。
図4乃至図6は、ホッパ10、集塵機11、ブロワ12、サイレンサ13、及び、これらに関連する部分の構成及び動作を説明する。図1乃至図6等に示すように、ホッパ10では、回収タンク15及び水タンク16が一体に形成される。回収タンク15は、水タンク16に対して吸引車1の後方側に隣接して形成される。回収タンク15と水タンク16との間は、仕切り壁17によって隔壁される。このため、ホッパ10では、吸引車1の前後方向について回収タンク15と水タンク16との間に、仕切り壁17が形成される。また、ホッパ10には、開閉可能な扉18が形成され、扉18は、回収タンク15の内部(内部空間)に後方側から隣接する。扉18が開いた状態では、回収タンク15の内部は、扉18が開いた部分を通して、吸引車1の後方側へ向かって開口する。
また、ホッパ10の回収タンク15には、吸引管21が取付けられる。吸引管21の一端には、吸引口22が形成され、吸引管21の内部(内部空間)は、吸引口22において、ホッパ10の外部に対して開口する。また、吸引管21の内部は、吸引口22とは反対側の端部で、回収タンク15の内部と接続される。吸引管21には、開閉弁(第1の開閉弁)23及び操作レバー25が取付けられる。作業者等が操作レバー25において操作を行うことにより、開閉弁23の開閉状態が切替えられる。開閉弁23の開閉状態が切替わることにより、回収タンク15の内部と吸引口22との間の連通状態が切替わる。開閉弁23が開いた状態では、回収タンク15の内部と吸引口22との間が連通し、回収タンク15の内部は、吸引口22を介して、ホッパ10の外部と連通する。一方、開閉弁23が閉じた状態では、回収タンク15の内部と吸引口22との間の連通が、遮断される。
また、ホッパ10では、接続管26によって、回収タンク15と水タンク16との間が接続される。ホッパ10では、鉛直上側の部位において、接続管26が、吸引車1の前後方向に沿って延設される。回収タンク15の内部は、接続管26の内部を介してのみ、水タンク16の内部と連通可能である。接続管26の内部(内部空間)は、接続位置E1において、回収タンク15の内部に接続され、接続位置E2において、水タンク16に接続される。図1乃至図6等の一例では、接続位置E2は、接続位置E1に対して、吸引車1の前方側に位置する。また、接続管26には、開口27が形成され、接続管26の内部は、開口27において、ホッパ10の外部に対して開口する。
接続管26には、切替え弁(連通切替え弁)31及び操作レバー32が取付けられる。図4乃至図6等の一例では、切替え弁31は、三方弁である。作業者等が操作レバー32において操作を行うことにより、切替え弁31の作動状態が切替えられる。切替え弁31の作動状態が切替わることにより、回収タンク15の内部と水タンク16の内部との間の連通状態が切替わる。すなわち、切替え弁31の作動状態に対応して、接続管の26の内部は、回収タンク15の内部と水タンク16の内部との間が連通する状態、及び、回収タンク15の内部と水タンク16の内部との間の連通が遮断される状態のいずれかに、切替わる。回収タンク15の内部と水タンク16の内部との間が連通する状態では、開口27は、回収タンク15の内部及び水タンク16の内部のいずれに対しても、連通が遮断される。一方、回収タンク15の内部と水タンク16の内部との間の連通が遮断されるでは、水タンク16の内部は、開口27と連通し、水タンク16の内部は、開口27を介して、ホッパ10の外部と連通する。この際も、回収タンク15の内部は、開口27に対する連通が遮断される。
また、ホッパ10の水タンク16には、給水管33が取付けられる。給水管33の一端には、給水口35が形成され、給水管33の内部(内部空間)は、給水口35において、ホッパ10の外部に対して開口する。また、給水管33の内部は、給水口35とは反対側の端部で、水タンク16の内部と接続される。給水管33には、開閉弁(第2の開閉弁)36及び操作レバー37が取付けられる。作業者等が操作レバー37において操作を行うことにより、開閉弁36の開閉状態が切替えられる。開閉弁36の開閉状態が切替わることにより、水タンク16の内部と給水口35との間の連通状態が切替わる。開閉弁36が開いた状態では、水タンク16の内部と給水口35との間が連通し、水タンク16の内部は、給水口35を介して、ホッパ10の外部と連通する。一方、開閉弁36が閉じた状態では、水タンク16の内部と給水口35との間の連通が、遮断される。
吸引車1では、中継管38が、ホッパ10の回収タンク15と集塵機11との間を接続する。このため、回収タンク15の内部は、中継管38の内部を介して、集塵機11の内部と連通する。また、吸引車1では、走行体フレーム3上に、切替え弁(流れ切替え弁)40が搭載される。切替え弁40は、吸引車1の前後方向について、運転室5とホッパ10との間に配置される。切替え弁40は、弁ブロックから形成され、図1乃至図6等の一例では、四方弁である。そして、切替え弁40には、3つの中継管41~43及び排気管45が接続される。
中継管41は、切替え弁40と集塵機11との間を接続する。中継管42は、切替え弁40とブロワ12との間を接続する。そして、中継管43は、切替え弁40とサイレンサ13との間を接続する。また、吸引車1では、中継管46が、ブロワ12とサイレンサ13との間を接続する。排気管45では、切替え弁40に接続される側とは反対側の端に、排気口47が形成される。排気管45の内部(内部空間)は、排気口47において、ホッパ10の外部に対して開口する。
切替え弁40には、操作レバー48が連結される。作業者等が操作レバー48において操作を行うことにより、切替え弁40の作動状態が切替えられる。切替え弁40は、図4及び図5等に示す第1の作動状態、及び、図6等に示す第2の作動状態に切替わり可能である。切替え弁40の第1の作動状態では、切替え弁40において、中継管41の内部が中継管42の内部と連通し、中継管43の内部が排気管45の内部と連通する。そして、切替え弁40において、中継管43の内部及び排気管45の内部に対する中継管41,42の内部の連通が、遮断される。このため、切替え弁40の第1の作動状態では、集塵機11の内部は、中継管41の内部及び中継管42の内部を順に介して、ブロワ12の内部と連通する。そして、サイレンサ13の内部は、中継管43の内部及び排気管45の内部を順に介して、排気口47と連通する。
一方、切替え弁40の第2の作動状態では、切替え弁40において、中継管41の内部が中継管43の内部と連通し、中継管42の内部が排気管45の内部と連通する。そして、切替え弁40において、中継管42の内部及び排気管45の内部に対する中継管41,43の内部の連通が、遮断される。このため、切替え弁40の第2の作動状態では、集塵機11の内部は、中継管41の内部及び中継管43の内部を順に介して、サイレンサ13との内部と連通する。そして、ブロワ12の内部は、中継管42の内部及び排気管45の内部を順に介して、排気口47と連通する。
また、走行体フレーム3上には、操作パネル51が設置される。操作パネル51は、吸引車1の前後方向について、運転室5とホッパ10との間に配置される。操作パネル51では、作業者等によって、ブロワ12を駆動する操作、及び、ブロワ12の駆動を停止する操作等が入力される。ブロワ12が駆動されることにより、回収タンク15の内部、中継管38,41~43の内部及び排気管45の内部等に、空気の流れが強制的に発生する。ブロワ12を駆動することにより、切替え弁40から中継管42の内部を通ってブロワ12に空気が流れ、ブロワ12から中継管46の内部を通ってサイレンサ13へ空気が流れる。このため、ブロワ12を駆動することにより、切替え弁40からブロワ12を通ってサイレンサ13へ向かう空気の流れが、形成される。なお、ブロワ12を駆動しても、サイレンサ13からブロワ12を通って切替え弁40に向かう空気の流れは、形成されない。
切替え弁40の第1の作動状態では、前述のように、集塵機11は、中継管41の内部及び中継管42の内部を順に介して、ブロワ12と連通する。このため、切替え弁40の第1の作動状態においてブロワ12を駆動することにより、中継管38の内部、集塵機11、中継管41の内部及び中継管42の内部を順に通って、回収タンク15の内部からブロワ12へ向かって空気が流れる。
一方、切替え弁40の第2の作動状態では、集塵機11は、中継管41の内部、中継管43の内部、サイレンサ13及び中継管46の内部を順に介して、ブロワ12と連通する。このため、切替え弁40の第2の作動状態においてブロワ12を駆動することにより、中継管46の内部、サイレンサ13、中継管43の内部、中継管41の内部、集塵機11及び中継管38の内部を順に通って、ブロワ12から回収タンク15の内部へ向かって空気が流れる。したがって、ブロワ12が駆動している状態において切替え弁(流れ切替え弁)40を第1の作動状態と第2の作動状態との間で切替えることにより、回収タンク15の内部とブロワ12との間での空気の流れが切替えられる。すなわち、ブロワ12が駆動している状態では、切替え弁40の作動状態の切替えによって、回収タンク15の内部とブロワ12との間で空気が流れる方向が、切替わる。
吸引車1では、土砂等の回収対象を吸引回収する作業が行われる。図4は、回収対象を吸引回収している状態を示す。図4等に示すように、回収対象を吸引する際には、吸引管21の開閉弁23を開き、回収タンク15の内部を吸引口22と連通させる。また、接続管26において操作レバー32で切替え弁31を操作する等して、水タンク16の内部及び開口27のそれぞれに対する回収タンク15の内部の連通を遮断する。この際、切替え弁31では、水タンク16の内部と開口27とが連通する状態になる(矢印B1)。そして、操作レバー48での操作等によって、切替え弁40を第1の作動状態にする。これにより、切替え弁40において、中継管41の内部が中継管42の内部と連通し、中継管43の内部が排気管45の内部と連通する。
そして、開閉弁23及び切替え弁31,40を前述の作動状態にした状態で、操作パネル51での操作等によって、ブロワ12を駆動する。これにより、回収タンク15の内部、中継管38の内部、集塵機11、中継管41の内部、中継管42の内部、ブロワ12、中継管46の内部、サイレンサ13、中継管43の内部及び排気管45の内部をこの順に通って、吸引口22から排気口47に向かう空気の流れが、形成される。
前述のような空気の流れが形成されることにより、回収タンク15の内部が真空状態になる等して減圧される。回収タンク15の内部が吸引口22と連通した状態で回収タンク15の内部が減圧されるため、土砂等の回収対象が、吸引管21の吸引口22から吸引され、回収対象が、回収タンク15の内部に流入する。そして、回収タンク15の内部に流入した回収対象は、回収タンク15の内部に堆積される。なお、回収タンク15の内部に堆積された回収対象を廃棄場等で廃棄する際には、ホッパ10を走行体フレーム3に対して回動させることにより、ホッパ10を走行体フレーム3に対して前述のように傾斜させる。そして、扉18を開き、回収タンク15の内部の回収対象を廃棄する。
また、前述のように図4に示す空気の流れが形成されている状態では、回収タンク15の内部から、中継管38の内部、集塵機11及び中継管41の内部を順に通って、ブロワ12に向かって空気が流れる。集塵機11は、空気の流路において回収タンク15の内部とブロワ12との間に配置され、回収タンク15の内部からブロワ12に向かって流れる空気から粉塵を分離する。そして、集塵機11は、空気から分離した粉塵等を回収する。本実施形態では、集塵機11は、サイクロン集塵機であり、遠心分離によって粉塵等を空気から分離し、粉塵等を回収する。また、集塵機11では、回収タンク15において回収されなかった粉塵等が、空気から分離され、回収される。
そして、前述のように図4に示す空気の流れが形成されている状態では、ブロワ12から、中継管46の内部、サイレンサ13、中継管43の内部及び排気管45の内部を順に通って、排気口47に向かって空気が流れる。そして、空気は、排気管45の排気口47から外部(大気)へ排気される。サイレンサ13は、ブロワ12を通って流入した空気から水分を分離する。また、サイレンサ13は、前述した排気口47からの空気の排気によって発生する騒音を、低減する。
また、吸引車1では、土砂等の回収対象に水を噴出し、水圧によって回収対象を崩した状態で、回収対象を前述したように吸引及び回収することがある。このため、吸引車1では、水タンク16の内部へ給水する作業を行うことにより、水タンク16の内部に水を溜め、回収対象に噴出する水を確保している。図5は、水タンク16の内部に給水している状態を示す。
図5等に示すように、水タンク16に給水する際には、給水管33の開閉弁36を開き、水タンク16の内部を給水口35と連通させる。また、吸引管21の開閉弁23を閉じ、回収タンク15の内部と吸引口22との間の連通を遮断する。また、接続管26において操作レバー32で切替え弁31を操作する等して、水タンク16の内部と回収タンク15の内部との間を連通させる(矢印B2)。この際、切替え弁31では、回収タンク15の内部及び水タンク16の内部に対する開口27の連通が遮断された状態になる。そして、操作レバー48での操作等によって、切替え弁40を第1の作動状態にする。これにより、切替え弁40において、中継管41の内部が中継管42の内部と連通し、中継管43の内部が排気管45の内部と連通する。
そして、開閉弁23,36及び切替え弁31,40を前述の作動状態にした状態で、操作パネル51での操作等によって、ブロワ12を駆動する。これにより、水タンク16の内部、接続管26の内部、回収タンク15の内部、中継管38の内部、集塵機11、中継管41の内部、中継管42の内部、ブロワ12、中継管46の内部、サイレンサ13、中継管43の内部及び排気管45の内部をこの順に通って、給水口35から排気口47に向かう空気の流れが、形成される。
前述のような空気の流れが形成されることにより、水タンク16の内部へ給水している状態でも、回収対象を吸引回収している状態と同様に、中継管38の内部、集塵機11、中継管41の内部、中継管42の内部、ブロワ12、中継管46の内部、サイレンサ13、中継管43の内部及び排気管45の内部を通って、回収タンク15の内部の空気が排気口47から排気される。このため、水タンク16の内部へ給水している状態でも、回収タンク15の内部は真空状態になる等して減圧される。
また、前述のように図5に示す空気の流れが形成されている状態では、水タンク16の内部も、真空状態になる等して減圧される。水タンク16の内部が回収タンク15の内部と一緒に減圧された状態では、給水口35から水タンク16の内部へ吸引力が作用する。このため、水タンク16の内部が回収タンク15の内部と一緒に減圧された状態において給水口35を水中に位置させることにより、給水口35から給水管33の内部に水が流入し、給水口35から流入した水が、水タンク16の内部に給水される。
以上のように、本実施形態では、開閉弁23,36及び切替え弁31,40を前述の作動状態にすることにより、ブロワ12を駆動するだけで、水タンク16の内部へ給水される。なお、給水管33の開閉弁36を閉じるか、吸引管21の開閉弁を開くか、及び、切替え弁31の作動状態の切替えによって回収タンク15の内部と水タンク16の内部との連通を遮断するかのいずれかを行うことにより、水タンク16への給水が停止される。
図6は、水タンク16の水を外部に噴出している状態を示す。図6等に示すように、水タンク16の水を噴出する際には、給水管33の開閉弁36を開き、水タンク16の内部を給水口35と連通させる。また、吸引管21の開閉弁23を閉じ、回収タンク15の内部と吸引口22との間の連通を遮断する。また、接続管26において操作レバー32で切替え弁31を操作する等して、水タンク16の内部と回収タンク15の内部との間を連通させる(矢印B2)。そして、操作レバー48での操作等によって、切替え弁40を第2の作動状態にする。これにより、切替え弁40において、中継管41の内部が中継管43の内部と連通し、中継管42の内部が排気管45の内部と連通する。
そして、開閉弁23,36及び切替え弁31,40を前述の作動状態にした状態で、操作パネル51での操作等によって、ブロワ12を駆動する。これにより、排気管45の内部、中継管42の内部、ブロワ12、中継管46の内部、サイレンサ13、中継管43の内部、中継管41の内部、集塵機11、中継管38の内部、回収タンク15の内部、接続管26の内部を順に通って、排気口47から水タンク16の内部に向かう空気の流れが、形成される。
前述のような図6に示す空気の流れが形成されている状態では、接続管26の内部から水タンク16の内部に流入した空気の圧力が、水タンク16の内部に溜められた水に作用する。流入した空気からの圧力によって、水タンク16の水は、給水管33の内部を通って、水タンク16から流出する。そして、水タンク16から流出した水は、給水管33の給水口35からホッパ10の外部へ噴出される。以上のように、本実施形態では、開閉弁23,36及び切替え弁31,40を前述の作動状態にすることにより、ブロワ12を駆動するだけで、水タンク16の内部の水が噴出される。
本実施形態では、ブロワ12が駆動している状態において、切替え弁31によって回収タンク15の内部と水タンク16の内部との間を連通させることにより、回収タンク15の内部と一緒に水タンク16の内部を減圧させることが可能となる。そして、水タンク16の内部が回収タンク15の内部と一緒に減圧された状態において、給水口35から流入した水を、水タンク16の内部に給水可能になる。すなわち、本実施形態では、開閉弁23,36及び切替え弁31,40を図5の作動状態にすることにより、ブロワ12を駆動するだけで、水タンク16の内部に給水される。
前述のように水タンク16の内部に給水されるため、水タンク16の内部への給水において、作業者等がホッパ10の鉛直上側の部位に昇る必要がなくなる。これにより、容易かつ安全に水タンク16の内部への給水が行われる。また、前述のように水タンク16の内部に給水されるため、水タンク16に溜まった水の量を示すレベルゲージを確認すると同時に水タンク16を給水することが、一人の作業者によって適切に行われる。このため、水タンク16へ給水する作業の効率が向上する。したがって、回収対象に水を噴出して回収対象を吸引及び回収する作業において、回収対象に噴出する水を容易かつ適切に確保可能になる。
また、本実施形態では、回収対象の吸引回収に用いられるブロワ12が、水タンク16の内部への給水にも用いられる。すなわち、水タンク16へ給水させる給水ポンプ等を、ブロワ12とは別に設ける必要がない。これにより、走行体フレーム3上に設置される機器の総重量が低減される。また、走行体フレーム3上に、水タンク16へ給水させる給水ポンプ等のスペースをブロワ12のスペースとは別に設ける必要がなく、走行体フレーム3上における機器の配置の自由度が向上する。
また、本実施形態では、切替え弁40の第2の作動状態において、ブロワ12を駆動することにより、水タンク16の水を給水口(噴出口)35から噴出可能になる。このため、容易かつ安全に水タンク16の水が噴出され、水タンク16の水を噴出する作業の効率が向上する。また、本実施形態では、回収対象の吸引回収に用いられるブロワ12が、水タンク16の水の噴出にも用いられる。このため、水タンク16の水を噴出させるポンプ等をブロワ12とは別に設ける必要がなく、走行体フレーム3上に設置される機器の総重量が適切に低減される。
(変形例)
前述の実施形態等では、ホッパ10において水タンク16が回収タンク15と一体に形成されるが、ある変形例では、水タンク16は、回収タンク15と別体であってもよい。この場合、例えば、水タンク16がホッパ10とは別体で設けられる。この場合も、前述の実施形態等と同様に、開閉弁23,36及び切替え弁31,40が設けられる。そして、前述の実施形態等と同様にして開閉弁23,36及び切替え弁31,40の作動状態を切替えることにより、水タンク16の内部を回収タンク15の内部と一緒に減圧可能となり、水タンク16の内部に給水可能となる。また、前述の実施形態等と同様にして開閉弁23,36及び切替え弁31,40の作動状態を切替えることにより、水タンク16の水を外部へ噴出可能となる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
1…吸引車、2…走行体、3…走行体フレーム、10…ホッパ、11…集塵機、12…ブロワ、13…サイレンサ、15…回収タンク、16…水タンク、21…吸引管、22…吸引口、23…開閉弁(第1の開閉弁)、26…接続管、31…切替え弁(連通切替え弁)、33…給水管、35…給水口、36…開閉弁(第2の開閉弁)、40…切替え弁(流れ切替え弁)、45…排気管、47…排気口。

Claims (4)

  1. 吸引された回収対象が堆積される回収タンクと、
    駆動されることにより、前記回収タンクの内部を減圧することが可能なブロワと、
    水を溜めることが可能な水タンクと、
    前記回収タンクと前記水タンクとの間を接続する接続管と、
    前記接続管に設けられ、前記回収タンクの前記内部と前記水タンクの内部との間の連通状態を切替える連通切替え弁であって、前記ブロワが駆動している状態において前記回収タンクの前記内部と前記水タンクの前記内部との間を連通させることにより、前記回収タンクの前記内部と一緒に前記水タンクの前記内部を減圧させることが可能な連通切替え弁と、
    外部に対して開口する給水口を有し、前記給水口とは反対側の端部が前記水タンクに接続される給水管であって、前記水タンクの前記内部が前記回収タンクの前記内部と一緒に減圧された状態において、前記給水口から流入した水を、前記水タンクの内部に給水可能な給水管と、
    を具備する、吸引車。
  2. 外部に対して開口する吸引口を有し、前記ブロワの駆動によって前記回収タンクの前記内部が減圧された状態において、前記吸引口から吸引した前記回収対象を前記回収タンクの前記内部へ流入可能にする吸引管と、
    前記吸引管に設けられ、前記回収タンクの前記内部と前記吸引口との間の連通状態を切替える開閉弁と、
    をさらに具備し、
    前記連通切替え弁によって前記回収タンクの前記内部と前記水タンクの前記内部との間が連通し、かつ、前記開閉弁によって前記回収タンクの前記内部と前記吸引口との間の連通が遮断された状態において前記ブロワが駆動されることにより、前記水タンクの前記内部が前記回収タンクの前記内部と一緒に減圧される、
    請求項1の吸引車。
  3. 前記ブロワの駆動している状態において前記回収タンクの前記内部と前記ブロワとの間での空気の流れを切替える流れ切替え弁をさらに具備し、
    前記流れ切替え弁の第1の作動状態では、前記ブロワの駆動によって前記回収タンクの前記内部から前記ブロワに向かって流れが発生するとともに、前記流れ切替え弁の第2の作動状態では、前記ブロワの駆動によって前記ブロワから前記回収タンクの内部に向かって流れが発生し、
    前記流れ切替え弁が前記第1の作動状態に切替えられ、かつ、前記連通切替え弁によって前記回収タンクの前記内部と前記水タンクの前記内部との間が連通する状態において前記ブロワが駆動されることにより、前記水タンクの前記内部を前記回収タンクの前記内部と一緒に減圧可能になる、
    請求項1又は2の吸引車。
  4. 外部に対して開口する排気口を有し、前記ブロワの駆動によって前記回収タンクの前記内部から前記ブロワを通過した空気を、前記排気口から排気可能な排気管と、
    前記回収タンクの前記内部と前記ブロワとの間に配置され、前記回収タンクの前記内部から前記ブロワに向かって流れる空気から粉塵を分離する集塵機と、
    をさらに具備する、請求項1乃至のいずれか1項の吸引車。
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