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JP7622026B2 - レール及びレールの取付構造 - Google Patents
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JP7622026B2 - レール及びレールの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、引戸の戸首や戸車等の摺動部をスライド自在に支持する天井埋込型のレール及びレール取付構造に関するものである。
引戸の中には、片引き戸や引き分け戸等、戸が開口横の壁に沿って横方向にスライド移動することによって開口を開閉するものがある(例えば、下記の特許文献1を参照)。
また、この種の引戸の中には、図9に示すように、意匠性を考慮して、戸首や戸車等の摺動部をスライド自在に支持するレール120を天井面ではなく天井内に取り付けることがある。通常、レール120を天井内に取り付ける場合、天井仕上げ材104の施工前に、先にレール120を天井下地材103に固定し、その後、レール120の下端付近に天井面が形成されるように天井仕上げ材104を施工する。
特開2020-180525号公報
しかしながら、図9に示すレールの取付構造では、スライド移動する引戸110が壁W(開口枠102が壁Wの前面より前側に出っ張る場合は開口枠102)に当接しないように、レール120を壁Wから離して設けているため、レール120と壁Wの間に隙間が空く。この隙間を塞ぐためには、レール120と壁W内の柱107との間に細い天井仕上げ材104を設ける必要があり、また、天井仕上げ材104を固定するために別途下地材106を設ける必要もあり、天井の施工に手間がかかるという問題があった。さらに、細い天井仕上げ材104は、ビス固定時に割れる可能性があり、天井の施工が困難になる虞があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、天井の施工を容易にする天井埋込型のレール及びレールの取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールの後側の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽する遮蔽部をレールに設けることとした。
具体的には、第1の発明は、開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールを前提とするものである。
そして、第1の発明は、水平方向に延びる板状の上壁部と、該上壁部の幅方向の両端から下方にそれぞれ延びる第1及び第2の側壁部とを有し、上記第1及び第2の側壁部の間に上記摺動部がスライド自在に嵌まるように構成されたレール本体と、上記第2の側壁部の下端部から上記第1の側壁部と反対側に延びる板状の遮蔽部とを備え、上記遮蔽部は、上記レールを、上記レール本体が上記壁の前側の天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方に位置するように取り付けた際に、上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間を遮蔽可能な幅を有していることを特徴とするものである。
第1の発明では、レールが、レール本体の2つの側壁部の一方(第2の側壁部)の下端部から外側(第1の側壁部と反対側)に延び、レールを壁の前側の天井内に取り付けた際に、第2の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽可能な幅を有する板状の遮蔽部を備えている。そのため、レールを、レール本体が壁の前側の天井内にあって、遮蔽部の先端(第2の側壁部とは逆側の端)が開口横の壁に達する位置に取り付けると、遮蔽部によって第2の側壁部と壁との間の隙間が覆い隠される。このようなレールを天井埋込型のレールとして用いることにより、レールの第2の側壁部と壁との間の隙間を塞ぐために細い天井仕上げ材を用意して設ける必要がなくなり、細い天井仕上げ材の固定用の下地材を別途設ける必要もないので、天井の施工が容易になる。従って、第1の発明によれば、天井の施工を容易にする天井埋込型のレールを提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、上記レール本体は、上記第1の側壁部の下端部から上記第2の側壁部と反対側に突出するつば部をさらに備え、上記遮蔽部の幅は、上記つば部の幅よりも大きいことを特徴とするものである。
第2の発明では、レールが、レール本体の第1の側壁部の下端部から外側(第2の側壁部と反対側)に突出するつば部を有している。そのため、上記レールを天井下地材に取り付けた後、天井仕上げ材を施工する際に、天井仕上げ材と該天井仕上げ材の木口面が突き付けられる第1の側壁部の外面(第2の側壁部と反対側の面)との間に隙間ができても、つば部によって隙間を隠すことができる。
ところで、従来の天井埋込型のレールにも上記のようなつば部を有するものはある。従来の天井埋込型のレールでは、レールの幅方向の両側に天井仕上げ材を施工することを想定しており、レールの2つの側壁部と各側壁部に突き付けられる天井仕上げ材との間の隙間が隠れるように、2つの側壁部の下端部につば部が同様に形成されている。
一方、第2の発明では、レール本体の前側(第1の側壁部の前側)には、長さ方向の一端から他端に亘って天井仕上げ材を突き付けて施工することを想定する一方、レール本体の後側(第2の側壁部の後側)には、開口と対峙する部分にのみ天井仕上げ材を設け、壁と対峙する部分には天井仕上げ材を施工せず、遮蔽部によって第2の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽することを想定している。そのため、第2の側壁部の下端部から外側に延びる遮蔽部は、先端(第2の側壁部とは逆側の端)が開口横の壁に達するように、第1の側壁部の下端部から外側に突出するつば部よりも幅が大きくなるように形成されている。このような構成により、遮蔽部によって第2の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽することが可能になる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記遮蔽部は、上記レール本体と一体に形成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、遮蔽部を容易に形成することができる。
第4の発明は、第2の発明において、上記レール本体は、上記第2の側壁部の下端部から上記第1の側壁部と反対側に突出する上記つば部と等しい幅を有する第2のつば部をさらに有し、上記遮蔽部は、上記レール本体とは別体に形成され、該レール本体の上記第2のつば部と係合する係合部を有していることを特徴とするものである。
第4の発明では、遮蔽部がレール本体とは別体に形成され、第2のつば部と係合するように形成されている。このような構成により、2つの側壁部の下端部につば部が同様に形成された従来のレールをレール本体として用いて、レール本体の第2のつば部と係合可能な別体の遮蔽部を追加するだけで、天井の施工を容易にする天井埋込型のレールを容易に提供することができる。
第5の発明は、開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールを、天井内に取り付けるレールの取付構造を前提とするものである。
そして、第5の発明は、上記レールは、第1又は第2の発明に係るレールであり、上記レールは、上記レール本体が上記壁の前側の上記天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方にあり、上記遮蔽部の後端が上記壁に達する位置において天井下地材に取り付けられ、上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間は、上記遮蔽部によって遮蔽されていることを特徴とするものである。
第5の発明では、遮蔽部を備える上記レールを用い、該レールを、レール本体が壁の前側の天井内にあって、遮蔽部の後端が開口横の壁に達する位置に取り付けることとしている。このような位置にレールを取り付けることにより、遮蔽部によって第2の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽することができ、レールの第2の側壁部と壁との間の隙間を塞ぐために細い天井仕上げ材を用意して設ける必要がなくなり、細い天井仕上げ材の固定用の下地材を別途設ける必要もないので、天井の施工が容易になる。従って、第5の発明によれば、天井の施工を容易にする天井埋込型のレールの取付構造を提供することができる。
以上説明した如く、本発明によると、引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールの第2の側壁部と壁との間の隙間を遮蔽する遮蔽部をレールに設けることとしたため、天井の施工を容易にする天井埋込型のレール及びレールの取付構造を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るレールを用いた引戸の正面図であり、引戸によって開口が遮蔽された閉状態を示すものである。 図2は、本発明の実施形態1に係るレールを用いた引戸の横断面図であり、引戸によって開口が遮蔽されない開状態を示すものである。 図3は、図1のIII-III線断面図である。 図4は、図1のIV-IV線断面図である。 図5は、レールの断面図である。 図6は、本発明の実施形態2に係るレールの断面図である。 図7は、本発明の実施形態2に係るレールの取付構造を示す図3相当図である。 図8は、本発明の実施形態2に係るレールの取付構造を示す図4相当図である。 図9は、従来の天井埋込型のレールの取付構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
《発明の実施形態1》
-引戸の概略構成-
図1及び図2は、壁Wに形成された矩形状の開口1を開閉する引戸10を示すものであり、図1は、引戸10によって開口1が遮蔽された閉状態を示す平面図であり、図2は、引戸10によって開口1が遮蔽されない開状態を示す横断面図である。なお、説明の便宜上、図1の左側、右側、上側、下側を、それぞれ「左」、「右」、「上」、「下」として説明する。また、図1の紙面直交方向において手前側を「前」、奥側を「後」として説明する。
図2に示すように、壁Wは、大壁構造の壁であり、柱7及び間柱9の前側及び後側にボード8,8を固定することによって構成されている。開口1は、壁W内の2本の柱7,7の間に形成されている。本実施形態1では、開口1は、左右の端が壁Wの端面(2本の柱7,7の対向面)に固定された縦枠材2,2によって区画され、下端が床Fによって区画され、上端が天井Cによって区画されている。縦枠材2,2は、壁Wの壁面(前面及び後面)よりも僅かに(10~14mm程度)前後方向に出っ張るように形成されている。
引戸10は、開口1が形成された壁Wの前側の天井C内に取り付けられたレール20にスライド自在に支持され、レール20に沿って左右方向にスライド移動することにより、開口1を開閉する。
詳細については後述するが、レール20は、引戸10が壁Wと擦れないように、後述するレール本体21が、壁Wの前側、本実施形態1では、縦枠材2,2の前端よりも前側の天井C内に埋め込まれるように設けられている。レール20は、図1に示す閉状態の引戸10の左端に対応する位置から図2に示す開状態の引戸10の右端に対応する位置に亘るように左右方向に長く延びている。
引戸10は、板状体からなる引戸本体11と、戸車部材12とを備えている。戸車部材12は、下部の固定部13が引戸本体11の上端部に埋め込まれて引戸本体11に固定され、上部の戸車部(摺動部)14がレール20にスライド自在に支持されている。このような構成により、引戸10は、戸車部材12を介してレール20にスライド自在に支持されている。
-レールの取付構造-
図3及び図4に示すように、レール20は、引戸10の戸車部(摺動部)14を支持するレール本体21が、壁Wの前側、より具体的には、縦枠材2,2の前端よりも前側において、左右方向に延びる天井下地材3に図示しないビス等により取り付けられている。レール20の周囲には、レール20のレール本体21が天井C内に埋もれるように、天井仕上げ材4が施工される。天井仕上げ材4は、下面がレール20の下端部に設けられた後述するつば部28の上面と同じ高さに位置するように野縁5にビス等により取り付けられている。
図5に示すように、レール20は、引戸10の戸車部(摺動部)14がスライド自在に嵌まるレール本体21と、レール本体21の後方下端部と壁Wとの間の隙間を遮蔽する遮蔽部22とを有している。
レール本体21は、上壁部23と、2つの側壁部24,25と、2つの受け部26,26と、2つの押さえ部27,27と、つば部28とを有している。上壁部23と、2つの側壁部24,25と、2つの受け部26,26と、2つの押さえ部27,27と、つば部28とは、アルミニウム等の金属材料を押出し成形することによって一体に形成されている。本実施形態1では、アルミニウムを押出成形し、表面にアルマイト処理を施した後、塗装処理を施したものをレール本体21として用いている。なお、レール本体21は、アルミニウムを押出成形した後、表面にアルマイト処理のみを施し、塗装処理を施さないものであってもよい。
上壁部23は、水平方向に延びる長尺の矩形状の板状片部である。上壁部23は、引戸10の可動範囲に亘る長さ(図1に示す閉状態の引戸10の左端から図2に示す開状態の引戸10の右端に亘る長さ)に形成されている。上壁部23は、左右方向及び前後方向に延びる水平板となるように天井C内に設置される。
2つの側壁部24,25は、上壁部23の幅方向の両端から下方に延びると共に、上壁部23の長さ方向へ延びる長尺の矩形状の板状片部である。本実施形態1では、2つの側壁部24,25は、上壁部23の幅方向の両端から上方へ僅かに突出して上壁部23の長さ方向へ延びる部分も有している。2つの側壁部24,25は、一方の側壁部(第1の側壁部)24が前側、他方の側壁部(第2の側壁部)25が後側となり、共に上下方向及び左右方向に延びる鉛直板となるように天井C内に設置される。
2つの受け部26,26は、2つの側壁部24,25の下端部から内側に延びると共に、上壁部23の長さ方向へ延びる長尺の矩形状の板状片部である。2つの受け部26,26は、天井C内において前側に設置される側壁部24の下端部からは後方に延び、後側に設置される側壁部25の下端部からは前方に延び、共に前後方向及び左右方向に延びる水平板となるように天井C内に設置される。2つの受け部26,26は、戸車部材12の戸車部(摺動部)14が載せられ、戸車部材12をスライド自在に支持する。
2つの押さえ部27,27は、上壁部23の下面から下方に突出して上壁部23の長さ方向へ延びる断面コ字状の長尺部分である。2つの押さえ部27,27は、2つの受け部26,26に上下方向に対応する位置にそれぞれ設けられ、前後方向には互いの開口面が向かい合うように設けられている。2つの押さえ部27,27は、2つの受け部26,26に載せられた戸車部材12の戸車部(摺動部)14がスライド移動する際に脱輪せず、上下方向の振れが低減される(引戸10の跳ね上がりが抑制される)ように、戸車部14を上方から押さえている。つまり、2つの押さえ部27,27は、上下方向に対応する受け部26との間に戸車部14がスライド自在に挟まる大きさ及び形状に形成されている。
つば部28は、2つの側壁部24,25のうちの天井C内において前側に設けられる側壁部24の下端部から外側(設置状態では前側)に突出して上壁部23の長さ方向へ延びる長尺の矩形状の板状片部である。つば部28は、前後方向及び左右方向に延びる水平板となるように設置される。つば部28は、レール20を天井下地材3に取り付けた後、天井仕上げ材4を施工する際に、天井仕上げ材4の端部が載せられる。つば部28は、天井仕上げ材4と該天井仕上げ材4の木口面が突き付けられる前側の側壁部24の外面(前面)との間に形成された隙間を覆い隠すために設けられている。そのため、つば部28は、上記隙間を覆い隠せる幅(1.5mm以上6mm以下の幅)を有するように構成されている。本実施形態1では、つば部28は、2mmの幅を有するように構成されている。
遮蔽部22は、2つの側壁部24,25のうちの天井C内において後側に設けられる側壁部25の下端部から外側(設置状態では後側)に延びて上壁部23の長さ方向へ延びる長尺の矩形状の板状片部である。本実施形態1では、遮蔽部22は、レール本体21と一体に形成されている。つまり、遮蔽部22は、レール本体21と共に、アルミニウムを押出成形し、表面にアルマイト処理を施した後、塗装処理を施すことにより、レール本体21と一体に形成されている。なお、遮蔽部22は、レール本体21と共に、アルミニウムを押出成形した後、表面にアルマイト処理のみを施し、塗装処理を施さないものであってもよい。
遮蔽部22は、レール20を壁Wの前側の天井C内に取り付けた際に、レール本体21の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間を覆い隠すために設けられている。そのため、遮蔽部22は、レール20を、レール本体21が壁Wの前側の天井C内にあるように取り付けた際に、レール本体21の後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を遮蔽可能な幅(10mm以上50mm以下の幅)を有するように構成されている。具体的には、本実施形態1では、遮蔽部22は、31mmの幅を有するように構成されている。なお、本実施形態1では、引戸本体11と縦枠材2との前後方向の間隔を7mmに設定し、レール20を、遮蔽部22の後端が壁W内の柱7の前面に当接する位置に天井下地材3に取り付けることとしている。そのため、レール本体21の幅と引戸本体11の厚さとが同等であるとすると、遮蔽部22の幅は、引戸本体11と縦枠材2との前後方向の間隔(7mm)と、縦枠材2の壁Wの前面からの出幅(10~14mm)と、ボード8の厚さ(8~14mm)とを足し合わせた長さ(25~35mm)とすればよい。遮蔽部22の幅をこのように設定し、レール20を遮蔽部22の後端が壁W内の柱7の前面に当接する位置に設けることにより、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間が遮蔽部22によって覆い隠されることとなる。
なお、遮蔽部22の幅を上述のように設定し、レール20を遮蔽部22の後端が柱7の前面に当接するように取り付けることとすると、レール20を設置する際に位置決めが容易になる。一方、レール20の位置決めを別の手段で行えるのであれば、レール20の設置位置はそのままとした上で遮蔽部22の幅を上述の幅よりも短い幅(遮蔽部22の後端が柱7の前面に当接しない幅)に設定してもよい。遮蔽部22の幅が、遮蔽部22の後端が壁Wに達する長さであれば、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間を遮蔽部22によって覆い隠すことができる。
遮蔽部22は、設置状態において、長さ方向の略半分が開口1に対峙する開口側部分22Aとなり、残りの半分が開口1横の壁Wに対峙する壁側部分22Bとなる。遮蔽部22は、設置状態において、図4に示す開口側部分22Aの上には天井仕上げ材4の端部が載せられるが、図3に示す壁側部分22Bの上には天井仕上げ材4の端部は載せられない。遮蔽部22の壁側部分22Bにより、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を覆い隠すことができるため、天井仕上げ材4を設ける必要がないためである。
-引戸及び天井の施工手順-
次に、引戸10及び天井Cの施工手順について説明する。
まず、レール20を天井下地材3にビス等で取り付ける。レール20は、レール本体21内に、戸車部材12の戸車部(摺動部)14を収容し且つ長さ方向の両端部をエンドキャップ(図示省略)で閉塞した状態で、天井下地材3に固定される。レール20は、左右方向には、左端が図1に示す閉状態の引戸10の左端に対応し、右端が図2に示す開状態の引戸10の右端に対応する位置、前後方向には、レール本体21の遮蔽部22の先端(後端)が開口1横(右側)の壁Wに達する(本実施形態1では、遮蔽部22の先端が柱7の前面に当接する)位置に配置され、天井下地材3に固定される。
レール20の取付後、天井仕上げ材4を施工する。天井仕上げ材4は、レール20の周囲を取り囲むように施工される。
図3及び図4に示すように、レール20の前側に設けられる天井仕上げ材4は、後端面(木口面)がレール本体21の前側の側壁部24の前面に突き付けられると共に、後端部がつば部28の上に載るように配置され、野縁5にビス等で取り付けられる。
図3に示すように、レール本体21の後側であって壁Wがある部分には、天井仕上げ材4は設けられない。レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間は、レール20の遮蔽部22(壁側部分22B)によって覆い隠されるため、レール本体21の後側であって壁Wがある部分に天井仕上げ材4を設ける必要がない。
一方、図4に示すように、レール本体21の後側であって壁Wがない(開口1がある)部分には、天井仕上げ材4が設けられる。当該部分に設けられる天井仕上げ材4は、前端部が遮蔽部22(開口側部分22A)の上に載るように配置され、野縁5にビス等で取り付けられる。
天井仕上げ材4の施工後、引戸10の引戸本体11をレール20に吊り込む。具体的には、引戸本体11の上端部の溝内に、戸車部(摺動部)14がレール本体21内に収容された戸車部材12の固定部13を挿入し、固定部13を引戸本体11に固定する。これにより、引戸10が、戸車部材12を介してレール20にスライド自在に支持される。
以上の手順により、引戸10及び天井Cが施工される。なお、壁Wのパネル8は、天井Cの施工後に施工される。
-実施形態1の効果-
本実施形態1では、レール20が、レール本体21の2つの側壁部24,25のうちの後側の側壁部(第2の側壁部)25の下端部から外側(後側)に延び、レール20を壁Wの前側の天井C内に取り付けた際に、側壁部25と壁Wとの間の隙間を遮蔽可能な幅を有する板状の遮蔽部22を備えている。そのため、レール20を、レール本体21が壁Wの前側の天井C内にあって、遮蔽部22の先端(後端)が開口1横の壁Wに達する位置に取り付けると、遮蔽部22によって後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間が覆い隠される。このようなレール20を天井埋込型のレールとして用いることにより、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を塞ぐために細い天井仕上げ材を用意して設ける必要がなくなり、細い天井仕上げ材の固定用の下地材を別途設ける必要もないので、天井Cの施工が容易になる。従って、本実施形態1によれば、天井Cの施工を容易にする天井埋込型のレール20を提供することができる。
また、本実施形態1では、レール20が、レール本体21の前側の側壁部(第1の側壁部)24の下端部から外側(前側)に突出するつば部28を有している。そのため、上記レール20を天井下地材3に取り付けた後、天井仕上げ材4を施工する際に、天井仕上げ材4と該天井仕上げ材4の木口面(後端面)が突き付けられる前側の側壁部24の外面(前面)との間に隙間が形成されても、つば部28によって隙間を隠すことができる。
ところで、図9に示すように、従来の天井埋込型のレール120にも上記のようなつば部128を有するものはある。従来の天井埋込型のレール120では、レール120の幅方向の両側に天井仕上げ材104を施工することを想定しており、レール120の2つの側壁部124,125と各側壁部124,125に突き付けられる天井仕上げ材104,104との間に形成される隙間が隠れるように、2つの側壁部124,125の下端部につば部128,128が同様に形成されている。
一方、本実施形態1では、図3に示すように、レール本体21の前側(前側の側壁部24の前側)には、長さ方向の一端から他端に亘って天井仕上げ材4を突き付けて施工することを想定する一方、レール本体21の後側(後側の側壁部25の後側)には、開口1と対峙する部分にのみ天井仕上げ材4を設け、壁Wと対峙する部分には天井仕上げ材4を施工せず、遮蔽部22(壁側部分22B)によって後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を遮蔽することを想定している。そのため、後側の側壁部25の下端部から外側(後側)に延びる遮蔽部22は、前側の側壁部24の下端部から外側(前側)に突出するつば部28よりも幅が大きくなるように形成されている。このような構成により、遮蔽部22によって後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を遮蔽することが可能になる。
また、本実施形態1では、遮蔽部22は、レール本体21と一体に形成されている。このような構成とすることにより、遮蔽部22を容易に形成することができる。
また、本実施形態1では、遮蔽部22を備える上記レール20を用い、該レール20を、レール本体21が壁Wの前側の天井C内にあって、遮蔽部22の後端が開口1横の壁Wに達する位置に取り付けることとしている。このような位置にレール20を取り付けることにより、遮蔽部22によって後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を遮蔽することができ、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を塞ぐために細い天井仕上げ材を用意して設ける必要がなくなり、細い天井仕上げ材の固定用の下地材を別途設ける必要もないので、天井Cの施工が容易になる。従って、本実施形態1によれば、天井Cの施工を容易にする天井埋込型のレールの取付構造を提供することができる。
《発明の実施形態2》
本発明に係る実施形態2は、実施形態1のレール20において、遮蔽部22をレール本体21とは別体に構成したものである。
実施形態2では、図6に示すように、レール本体21は、幅方向に対称な形状に形成されている。具体的には、レール本体21は、実施形態1と同様に、上壁部23と、2つの側壁部24,25と、2つの受け部26,26と、2つの押さえ部27,27と、つば部28とを有する他、第2のつば部29をさらに有している。実施形態2では、後側の側壁部25の下端部には、遮蔽部22ではなく、第2のつば部29が連続して形成されている。実施形態2においても、レール本体21の各要素23~29は、アルミニウム等の金属材料を押出し成形することによって一体に形成され、表面にアルマイト処理が施された後、塗装処理が施されている。なお、実施形態2においても、レール本体21は、アルミニウムを押出成形した後、表面にアルマイト処理のみを施し、塗装処理を施さないものであってもよい。
第2のつば部29は、側壁部25の下端部から外側(設置状態では後側)に突出して上壁部23の長さ方向へ延びる長尺の矩形状の板状片部である。第2のつば部29は、前後方向及び左右方向に延びる水平板となるように設置される。第2のつば部29は、前側の側壁部24の下端部に連続して形成されるつば部28と等しい幅(1.5mm以上6mm以下の幅)を有するように構成されている。本実施形態2では、第2のつば部29は、2mmの幅を有するように構成されている。
第2のつば部29は、設置状態において、長さ方向の略半分が開口1に対峙する開口側部分29Aとなり、残りの半分が開口1横の壁Wに対峙する壁側部分29Bとなる。第2のつば部29は、図8に示す開口側部分29Aの上には、つば部28と同様に、天井仕上げ材4の端部が載せられるが、図7に示す壁側部分29Bの上には、天井仕上げ材4の端部は載せられず、後述する遮蔽部22の係合部22aが係合する。
図6に示すように、遮蔽部22は、レール本体21とは別体に形成された水平方向に延びる長尺の矩形状の板状片部である。実施形態2では、遮蔽部22は、図7に示すように、レール本体21の後側であって壁Wがある部分にのみ設けられる。そのため、実施形態2では、遮蔽部22は、レール本体21の長さ方向へ延びるものの、レール本体21が壁Wに対峙する部分の長さに等しい長さ(レール本体21の略半分の長さ)に形成されている。
なお、実施形態2では、遮蔽部22は、レール本体21とは別体に形成されているため、レール本体21と同じ材質で構成する必要はない。遮蔽部22は、レール本体21と同様に、アルミニウムを押出成形し、表面にアルマイト処理を施した後、塗装処理を施したもので構成してもよく、プラスチックを射出成形したもので構成してもよい。なお、遮蔽部22は、レール本体21と同様に、アルミニウムを押出成形した後、表面にアルマイト処理のみを施し、塗装処理を施さないものであってもよい。
実施形態2においても、遮蔽部22は、レール20を壁Wの前側の天井C内に取り付けた際に、レール本体21の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間を覆い隠すために設けられている。そのため、遮蔽部22は、レール20を、レール本体21が壁Wの前側の天井C内にあるように取り付けた際に、後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を遮蔽可能な幅(10mm以上50mm以下の幅)を有するように構成されている。本実施形態1では、遮蔽部22は、31mmの幅を有するように構成されている。なお、本実施形態2においても、引戸本体11と縦枠材2との前後方向の間隔を7mmに設定し、レール20を、遮蔽部22の後端が壁W内の柱7の前面に当接する位置に天井下地材3に取り付けることとしている。そのため、レール本体21の幅と引戸本体11の厚さとが同等であるとすると、遮蔽部22の幅は、引戸本体11と縦枠材2との前後方向の間隔(7mm)と、縦枠材2の壁Wの前面からの出幅(10~14mm)と、ボード8の厚さ(8~14mm)とを足し合わせた長さ(25~35mm)とすればよい。遮蔽部22の幅をこのように設定し、レール20を遮蔽部22の後端が壁W内の柱7の前面に当接する位置に設けることにより、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間が遮蔽部22によって覆い隠されることとなる。
なお、実施形態2においても、レール20の設置位置はそのままとした上で遮蔽部22の幅を上述の幅よりも短い幅(遮蔽部22の後端が柱7の前面に当接しない幅)に設定してもよい。遮蔽部22の幅が、遮蔽部22の後端が壁Wに達する長さであれば、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間を遮蔽部22によって覆い隠すことができる。
また、実施形態2では、遮蔽部22の幅方向の一端部には、第2のつば部29と係合する係合部22aが形成され、他端部には、壁W内の柱7の前面と当接することによって遮蔽部22を水平姿勢に保つ当接部22bが形成されている。係合部22aは、第2のつば部29が嵌まる溝が形成され、該溝に第2のつば部29を嵌め込むことにより、遮蔽部22が第2のつば部29に支持されるように構成されている。当接部22bは、上方に突出して遮蔽部22の長さ方向に延びる板状片部に構成されている。このような構成により、遮蔽部22は、レール本体21を天井C内に取り付けた後に、図6の白抜き矢印の方向へ移動させるだけで、係合部22aが第2のつば部29と係合して支持されると共に、当接部22bが柱7の前面に当接することにより、水平姿勢に保たれることとなる。
なお、係合部22aは、レール本体21を天井C内に取り付けた後に、図6の白抜き矢印の方向へ移動させた際に、第2のつば部29と係合して遮蔽部22を支持可能な形状であればいかなる形状であってもよい。また、係合部22aが第2のつば部29と係合するだけで、遮蔽部22を水平姿勢に保つことが可能であれば、当接部22bは、設けなくても良い。
上述したように、実施形態2では、遮蔽部22は、レール本体21の後側であって壁Wがある部分にのみ設けられる。そして、遮蔽部22により、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間の隙間を覆い隠すことができるため、レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間に天井仕上げ材4を設ける必要がないため、遮蔽部22には、天井仕上げ材4の端部は載せられない。
-引戸及び天井の施工手順-
次に、引戸10及び天井Cの施工手順について説明する。
まず、レール20のレール本体21を天井下地材3にビス等で取り付ける。レール本体21は、内部に戸車部材12の戸車部(摺動部)14を収容し且つ長さ方向の両端部をエンドキャップ(図示省略)で閉塞した状態で、天井下地材3に固定される。レール本体21は、左右方向には、左端が図1に示す閉状態の引戸10の左端に対応し、右端が図2に示す開状態の引戸10の右端に対応する位置、前後方向には、後に取り付けられる遮蔽部22の後端(当接部22b)が開口1横(右側)の壁Wに達する(本実施形態2では、遮蔽部22の当接部22bが柱7の前面に当接する)位置に配置され、天井下地材3に固定される。
レール本体21の取付後、遮蔽部22をレール本体21に取り付ける。図6に示すように、遮蔽部22を白抜き矢印の方向(上方)へ移動させ、係合部22aの溝に第2のつば部29を嵌め込むことにより、第2のつば部29と係合部22aを係合させる。遮蔽部22は、係合部22aが第2のつば部29と係合することにより、第2のつば部29に支持され、当接部22bが柱7の前面に当接することにより、水平姿勢に保たれる。なお、壁Wのボード8,8は、天井Cの施工後に施工されるため、遮蔽部22は、単に上方に移動させればよい。
遮蔽部22の取付後、天井仕上げ材4を施工する。天井仕上げ材4は、レール20の周囲を取り囲むように施工される。
図7及び図8に示すように、レール本体21の前側に設けられる天井仕上げ材4は、後端面(木口面)がレール本体21の前側の側壁部24の前面に突き付けられると共に、後端部がつば部28の上に載るように配置され、野縁5にビス等で取り付けられる。
図7に示すように、レール本体21の後側であって壁Wがある部分には、天井仕上げ材4は設けられない。レール20の後側の側壁部25と壁Wとの間に形成される隙間は、遮蔽部22によって覆い隠されるため、レール本体21の後側であって壁Wがある部分に天井仕上げ材4を設ける必要がない。
一方、図8に示すように、レール本体21の後側であって壁Wがない(開口1がある)部分には、天井仕上げ材4が設けられる。当該部分に設けられる天井仕上げ材4は、前端面(木口面)がレール本体21の後側の側壁部25の後面に突き付けられると共に、前端部が第2のつば部29(開口側部分29A)の上に載るように配置され、野縁5にビス等で取り付けられる。
天井仕上げ材4の施工後、引戸10の引戸本体11をレール20に吊り込む。具体的には、引戸本体11の上端部の溝内に、戸車部(摺動部)14がレール本体21内に収容された戸車部材12の固定部13を挿入し、固定部13を引戸本体11に固定する。これにより、引戸10が、戸車部材12を介してレール20にスライド自在に支持される。
以上の手順により、引戸10及び天井Cが施工される。なお、実施形態2においても、壁Wのパネル8は、天井Cの施工後に施工される。
実施形態2のレール20及びレールの取付構造によっても、実施形態1と同様の効果を奏することができる。
また、実施形態2では、遮蔽部22がレール本体21とは別体に形成され、第2のつば部29と係合するように形成されている。そのため、実施形態2によれば、2つの側壁部24,25の下端部につば部28,29が同様に形成された従来のレールをレール本体21として用いて、レール本体21の第2のつば部29と係合可能な別体の遮蔽部22を追加するだけで、天井Cの施工を容易にする天井埋込型のレール20を容易に提供することができる。
また、実施形態2のレール20及びレールの取付構造によれば、壁Wのボード8の厚さが異なる箇所に対しても、レール本体21を複数種類用意することなく、遮蔽部22のみ幅の異なるものを複数種類用意するだけで適用することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1,2では、本発明に係るレール及びレールの取付構造を、アウトセット型の引戸に用いる例について説明していたが、本発明に係るレール及びレールの取付構造は、インセット型の引戸に適用することも可能である。
また、上記実施形態1,2では、本発明に係るレール及びレールの取付構造を、戸車部材12を介してレール20にスライド自在に支持される吊戸に用いる例について説明したが、本発明に係るレール及びレールの取付構造は、吊戸以外の引戸に適用することも可能である。
また、上記実施形態1,2において、レール本体21は、後側の側壁部25に戸先錠が嵌まる溝が形成されたものであってもよい。
また、上記実施形態1,2において、壁Wの開口1に面する端面(木口面)に縦枠材2,2を設けず、壁Wの端面(木口面)を、前面及び後面と共にクロスを貼り付けることで化粧(クロス仕上げ)を施したものであってもよい。
また、上記実施形態1,2において、遮蔽部22に、上面から上方に突出して長さ方向に延びる板状の突出片部を少なくとも1つ設けることとしてもよい。突出片部の突出高さは、上端が天井下地材3に当接する高さとするのが好ましい。このような突出片部を設けることにより、遮蔽部22の剛性が高まる。また、突出片部は複数設けることとしてもよい。なお、実施形態1のように、遮蔽部22がレール本体21と一体に形成されている場合、図4に示すように、遮蔽部22の開口側部分22Aには、天井仕上げ材4の端部が載せられるため、天井仕上げ材4の端部と干渉しない位置に突出片部を設ければよい。一方、実施形態2では、遮蔽部22の上に天井仕上げ材4が載せられることはないので、柱7の前面に当接する当接部22bを上方に延長させて突出片部としてもよく、遮蔽部22の幅方向の中央付近に突出片部を設けてもよい。
本発明は、引戸の戸首や戸車等の摺動部をスライド自在に支持する天井埋込型のレール及びレール取付構造に有用である。
1 開口
3 天井下地材
4 天井仕上げ材
10 引戸
20 レール
21 レール本体
22 遮蔽部
22a 係合部
28 つば部
29 第2のつば部
C 天井
W 壁

Claims (5)

  1. 開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールであって、
    水平方向に延びる板状の上壁部と、該上壁部の幅方向の両端から下方にそれぞれ延びる第1及び第2の側壁部とを有し、上記第1及び第2の側壁部の間に上記摺動部がスライド自在に嵌まるように構成されたレール本体と、
    上記第2の側壁部の下端部から水平方向の上記第1の側壁部と反対側に延びる板状の遮蔽部とを備え、
    上記遮蔽部は、上記レール本体が上記壁の前側の天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方に位置するように取り付けた上記レールを下方から視た際に、上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間を遮蔽可能な前後幅を有している
    ことを特徴とするレール。
  2. 請求項1に記載のレールにおいて、
    上記レール本体は、上記第1の側壁部の下端部から水平方向の上記第2の側壁部と反対側に突出するつば部をさらに有し、
    上記遮蔽部の上記前後幅は、上記つば部の突出幅よりも大きい
    ことを特徴とするレール。
  3. 開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールであって、
    水平方向に延びる板状の上壁部と、該上壁部の幅方向の両端から下方にそれぞれ延びる第1及び第2の側壁部とを有し、上記第1及び第2の側壁部の間に上記摺動部がスライド自在に嵌まるように構成されたレール本体と、
    上記第2の側壁部の下端部から上記第1の側壁部と反対側に延びる板状の遮蔽部とを備え、
    上記遮蔽部は、上記レールを、上記レール本体が上記壁の前側の天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方に位置するように取り付けた際に、上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間を遮蔽可能な幅を有し、
    上記遮蔽部は、上記レール本体と一体に形成されている
    ことを特徴とするレール。
  4. 請求項2に記載のレールにおいて、
    上記レール本体は、上記第2の側壁部の下端部から水平方向の上記第1の側壁部と反対側に突出する上記つば部と等しい幅を有する第2のつば部をさらに有し、
    上記遮蔽部は、上記レール本体とは別体に形成され、該レール本体の上記第2のつば部と係合する係合部を有している
    ことを特徴とするレール。
  5. 開口が形成された壁の前側において該壁に沿って水平方向にスライド移動することによって上記開口を開閉する引戸の摺動部をスライド自在に支持するレールを、天井内に取り付けるレールの取付構造であって、
    上記レールは、請求項1~4のいずれか1つに記載のレールであり、
    上記レールは、上記レール本体が上記壁の前側の上記天井内にあって上記第2の側壁部が上記第1の側壁部より後方にあり、上記遮蔽部の後端が上記壁に達する位置において天井下地材に取り付けられ、
    上記第2の側壁部と上記壁との間の隙間は、上記遮蔽部によって遮蔽されている
    ことを特徴とするレールの取付構造。
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