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JP7622358B2 - 調光装置 - Google Patents
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JP7622358B2 - 調光装置 - Google Patents

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本発明は、光の透過率を制御する調光装置に関する。
ゲストホスト型液晶層を備えた調光フィルム(調光素子)が知られている。ゲストホスト型液晶層は、液晶中に二色性色素が溶解されて構成される。そして、電場による液晶の動きにあわせて二色性色素の配向を変化させることで、調光フィルムの透過率を変化させる。
調光フィルムは、例えば、対向配置された第1及び第2透明基板と、第1透明基板に平面状に設けられた第1透明電極と、第2透明基板に平面状に設けられた第2透明電極と、第1及び第2透明基板間に挟まれたゲストホスト型液晶層とを備える。また、第1透明電極及び第2透明電極間の電圧を変化させることで、調光フィルムを透過状態と、遮光状態と、透過状態及び遮光状態の間の中間状態とに設定することが可能である。
第1透明電極は、これに接続される端子からの距離に応じて抵抗値が変化し、端子から離れるにつれて抵抗値が大きくなる。この第1透明電極の抵抗値のムラに起因して、端子を介して第1透明電極に電圧を印加した場合、第1透明電極内の位置に応じて電圧が変化する。第2透明電極についても同様である。これにより、調光フィルムの透過率にムラが発生してしまう。
特開2018-17775号公報 特開2017-187810号公報
本発明は、透過率のムラを抑制することが可能な調光装置を提供する。
本発明の一態様に係る調光装置は、液晶層を含み、マトリクス状に配置された複数の画素を備える調光素子と、前記複数の画素の各々を透過状態と遮光状態とのいずれかに設定可能である駆動回路とを具備する。前記駆動回路は、全画素に対する遮光状態の画素の比率を変えることで、前記調光素子の透過率を変化させる。
本発明によれば、透過率のムラを抑制することが可能な調光装置を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る調光装置のブロック図である。 図2は、図1に示した調光素子の平面図である。 図3は、図2のA-A´線に沿った調光素子の断面図である。 図4は、複数の第1電極の構成を説明する平面図である。 図5は、複数の第2電極の構成を説明する平面図である。 図6は、複数の第1電極、複数の第2電極、及び信号線群の関係を説明する図である。 図7は、オフ状態における液晶層の模式図である。 図8は、オン状態における液晶層の模式図である。 図9は、透過率100%の調光素子を説明する模式図である。 図10は、透過率75%の調光素子を説明する模式図である。 図11は、透過率50%の調光素子を説明する模式図である。 図12は、透過率25%の調光素子を説明する模式図である。 図13は、透過率0%の調光素子を説明する模式図である。 図14は、画素PXの透過率を説明するグラフである。 図15は、4個の画素を抽出した模式図である。 図16は、透過率100%の調光素子の動作を説明する図である。 図17は、透過率75%の調光素子の動作を説明する図である。 図18は、透過率50%の調光素子の動作を説明する図である。 図19は、透過率25%の調光素子の動作を説明する図である。 図20は、透過率0%の調光素子の動作を説明する図である。 図21は、第2実施形態に係るカメラの模式図である。 図22は、変形例に係るカメラの模式図である。 図23は、他の変形例に係るカメラの模式図である。 図24は、第3実施形態に係る複数の第1電極及び複数の第2電極の構成を説明する模式図である。 図25は、4個の画素を抽出した模式図である。 図26は、第3実施形態に係る調光素子の平面図である。 図27は、図26のA-A´線に沿った調光素子の断面図である。 図28は、基材20及び複数の第1電極を抽出した平面図である。 図29は、基材21及び複数の第2電極を抽出した平面図である。 図30は、画素の面積比を説明する模式図である。 図31は、画素の動作と透過率との関係を説明する模式図である。 図32は、遮光面積比と透過率との関係を説明するグラフである。 図33は、第4実施形態に係る調光素子の構成を説明する模式図である。 図34は、1個の画素群の構成を説明する模式図である。 図35は、第5実施形態に係る調光素子の構成を説明する模式図である。 図36は、図35に示した調光素子の断面図である。 図37は、オン状態における画素の動作を説明するタイミング図である。 図38は、第6実施形態に係る調光素子の構成を説明する模式図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[1] 第1実施形態
[1-1] 調光装置の構成
図1は、第1実施形態に係る調光装置10のブロック図である。調光装置10は、調光素子11、及び駆動回路12を備える。
調光素子11は、光の透過率を制御可能な素子である。調光素子11は、例えば調光フィルムから構成される。調光素子11は、光を透過する透過状態と、光を遮光する遮光状態とを切り替え可能であるとともに、透過状態と遮光状態との間の中間状態に設定可能である。
調光素子11は、それぞれがX方向に延びる複数の第1電極と、それぞれがX方向に直交するY方向に延びる複数の第2電極とを備える。複数の第1電極及び複数の第2電極の構成については後述する。複数の第1電極と複数の第2電極との間には、液晶層が配置される。
駆動回路12は、信号線群13及び信号線群14を介して、調光素子11に接続される。信号線群13は、調光素子11の複数の第1電極に接続される。信号線群14は、調光素子11の複数の第2電極に接続される。駆動回路12は、調光素子11に電圧を印加し、調光素子11の動作を制御する。
[1-2] 調光素子11の構成
図2は、図1に示した調光素子11の平面図である。図3は、図2のA-A´線に沿った調光素子11の断面図である。本実施形態の調光素子11は、パッシブマトリクス方式(単純マトリクス方式)であり、また、ドットマトリクス方式である。
調光素子11は、対向配置された基材20、21と、基材20、21間に配置された液晶層22とを備える。基材20、21は、透明部材から構成され、例えば透明フィルムから構成される。基材20、21としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレン(PE)フィルム、又はポリカーボネート(PC)フィルムなどを用いることができる。
液晶層22は、例えば、ゲストホスト型液晶層から構成される。ゲストホスト型液晶層は、ゲストとしての二色性色素が、ホストとしての液晶に溶解されて構成される。液晶層22の具体的な構成についは後述する。
シール材27は、基材20、21間に液晶層22を封止する。シール材27は、例えば光硬化樹脂から構成される。
基材20上には、複数の第1電極23が設けられる。図4は、複数の第1電極23の構成を説明する平面図である。図4には、調光素子11のうち、基材20及び複数の第1電極23を抽出して示している。
本実施形態では、一例として、調光素子11は、8本の第1電極23-1~23-8を備える。第1電極23-1~23-8は、それぞれがY方向に延び、X方向に並んで配置される。
第1電極23-1、23-3、23-5、23-7は、X方向に延びる接続電極28-1に接続される。接続電極28-1の一端は、Y方向に延びる端子29-1に接続される。端子29-1は、信号線群13を介して駆動回路12に接続される。
第1電極23-2、23-4、23-6、23-8は、X方向に延びる接続電極28-2に接続される。接続電極28-2の一端は、Y方向に延びる端子29-2に接続される。端子29-2は、信号線群13を介して駆動回路12に接続される。
第1電極23-1~23-8、接続電極28-1、28-2、及び端子29-1、29-2は、透明電極からなり、例えばITO(インジウム錫酸化物)から構成される。
基材20及び第1電極23-1~23-8上には、液晶層22の初期配向を制御する配向膜25が設けられる。
基材21上には、複数の第2電極24が設けられる。図5は、複数の第2電極24の構成を説明する平面図である。図5には、調光素子11のうち、基材21及び複数の第2電極24を抽出して示している。
本実施形態では、一例として、調光素子11は、8本の第2電極24-1~24-8を備える。第2電極24-1~24-8は、それぞれがX方向に延び、Y方向に並んで配置される。
第2電極24-1、24-3、24-5、24-7は、Y方向に延びる接続電極28-3に接続される。接続電極28-3の一端は、X方向に延びる端子29-3に接続される。端子29-3は、信号線群14を介して駆動回路12に接続される。
第2電極24-2、24-4、24-6、24-8は、Y方向に延びる接続電極28-4に接続される。接続電極28-4の一端は、X方向に延びる端子29-4に接続される。端子29-4は、信号線群14を介して駆動回路12に接続される。
第2電極24-1~24-8、接続電極28-3、28-4、及び端子29-3、29-4は、透明電極からなり、例えばITOから構成される。
基材21及び第2電極24-1~24-8上には、液晶層22の初期配向を制御する配向膜26が設けられる。
図6は、複数の第1電極23、複数の第2電極24、信号線群13、及び信号線群14の関係を説明する図である。複数の第1電極23と複数の第2電極24との複数の交差領域はそれぞれ、画素PXを構成する。複数の画素は、マトリクス状に配置される。信号線群13は、信号線13-1、13-2を含む。信号線群14は、信号線14-1、14-2を含む。
第1電極23-1、23-3、23-5、23-7は、端子(図示せず)を介して、信号線13-1に接続される。駆動回路12は、信号線13-1に信号X1を供給する。
第1電極23-2、23-4、23-6、23-8は、端子(図示せず)を介して、信号線13-2に接続される。駆動回路12は、信号線13-1に信号X1を供給する。
第2電極24-1、24-3、24-5、24-7は、端子(図示せず)を介して、信号線14-1に接続される。駆動回路12は、信号線14-1に信号Y1を供給する。
第2電極24-2、24-4、24-6、24-8は、端子(図示せず)を介して、信号線14-2に接続される。駆動回路12は、信号線14-2に信号Y2を供給する。
(液晶層22の構成)
次に、液晶層22の構成について説明する。図7は、オフ状態における液晶層22の模式図である。図8は、オン状態における液晶層22の模式図である。図7及び図8は、液晶層22の一部領域を示している。
オフ状態とは、液晶層22に、液晶の閾値電圧より低い電圧が印加された状態であり、例えば、第1電極23と第2電極24とに同電位(例えば0V)が印加された状態である。オン状態とは、液晶層22に、液晶の閾値電圧以上の電圧が印加された状態である。液晶の閾値電圧とは、液晶分子が垂直配向から水平配向に切り替わる電圧である。
液晶層22は、液晶22A、及び二色性色素22Bを含む。液晶22Aは、例えば、負の誘電率異方性を有するN型のネマティック液晶から構成される。液晶22Aに含まれる液晶分子の長軸は、オフ状態では基材の面に対してほぼ垂直方向に配向し、オン状態では基材の面に対して水平方向に傾く。
二色性色素22Bは、光吸収率に異方性を有する色素である。二色性色素22Bに含まれる色素分子の長軸は、液晶分子と同じ配向に設定される。オフ状態では、二色性色素22Bの光吸収率が低くなり、液晶層22は、透過状態となる。オン状態では、二色性色素22Bの光吸収率が高くなり、液晶層22は、遮光状態となる。遮光状態では、二色性色素22Bは、例えば黒を表示する。
なお、液晶22Aとして、正の誘電率異方性を有するP型のネマティック液晶を用いてもよい。この場合、液晶22Aに含まれる液晶分子の長軸は、無電界時には基材の面に対してほぼ水平方向に配向し、電界印加時には基材の面に対して垂直方向に傾く。この場合、オフ状態では、二色性色素22Bの光吸収率が高くなり、液晶層22は、遮光状態となる。オン状態では、二色性色素22Bの光吸収率が低くなり、液晶層22は、透過状態となる。
[1-3] 調光装置10の動作
上記のように構成された調光装置10の動作について説明する。
調光素子11は、マトリクス状に配置された複数の画素PXを備える。複数の画素PXの各々は、透過状態と遮光状態とのいずれかに設定可能である。そして、調光素子11は、全画素PXに対する遮光状態の画素PXの比率を変えることで、透過率を変化させることが可能である。
図9は、透過率100%の調光素子11を説明する模式図である。透過率100%では、全ての画素PXは、透過状態に設定される。
図10は、透過率75%の調光素子11を説明する模式図である。透過率75%では、マトリクス状に配置された4個の画素PXのうち1個の画素PXが遮光状態に設定される。他の4個の画素を単位とする画素群も同じ状態に設定される。
図11は、透過率50%の調光素子11を説明する模式図である。透過率50%では、マトリクス状に配置された4個の画素PXのうち2個の画素PXが遮光状態に設定される。
図12は、透過率25%の調光素子11を説明する模式図である。透過率25%では、マトリクス状に配置された4個の画素PXのうち3個の画素PXが遮光状態に設定される。
図13は、透過率0%の調光素子11を説明する模式図である。透過率0%では、全ての画素PXは、遮光状態に設定される。なお、ここで言う透過率は、透過状態を100%、遮光状態を0%とした場合の相対的な数値である。
図14は、画素PXの透過率を説明するグラフである。図14の横軸が電圧、図14の縦軸が透過率である。
画素PXに電圧が印加されていないオフ状態では、画素PXの透過率が最も高く、画素PXは透過状態となる。画素PXに印加される電圧が高くなるにつれて透過率が低くなる。画素PXに印加される電圧が液晶の閾値を超えると、画素PXの透過率が最も低くなり、画素PXは遮光状態となる。
本実施形態では、画素PXは、透過状態と遮光状態とのいずれかに設定され、透過状態と遮光状態との間の中間状態は使用されない。すなわち、画素PXは、2値駆動される。
[1-3-1] 駆動方式の詳細
以下に、調光装置10の駆動方式の詳細について説明する。本実施形態は、一例として、時分割駆動が適用される。
図15は、4個の画素を抽出した模式図である。マトリクス状に配置された4個の画素をPX_11、PX_12、PX_21、PX_22を表記する。画素PX_11には、信号X1及び信号Y1が供給される。画素PX_12には、信号X2及び信号Y1が供給される。画素PX_21には、信号X1及び信号Y2が供給される。画素PX_22には、信号X2及び信号Y2が供給される。他の4個の画素を単位とする画素群についても、図15の画素群と同じ動作が実行される。
[1-3-2] 透過率100%
図16は、透過率100%の調光素子11の動作を説明する図である。図16(a)は、透過率100%の画素群を説明する図である。ハッチングなしの画素は、透過状態を意味している。図16(a)では、画素の枝番のみを示している。図16(b)は、信号X1の波形である。図16(c)は、信号X2の波形である。図16(d)は、信号Y1の波形である。図16(e)は、信号Y2の波形である。
図16(f)は、画素PX_11に印加される電圧の波形である。画素に印加される電圧とは、第1電極23及び第2電極24間の電圧(電位差)である。すなわち、図16(f)は、“Y1-X1”の電圧波形である。
図16(g)は、画素PX_12に印加される電圧の波形であり、“Y1-X2”の電圧波形である。図16(h)は、画素PX_21に印加される電圧の波形であり、“Y2-X1”の電圧波形である。図16(i)は、画素PX_22に印加される電圧の波形であり、“Y2-X2”の電圧波形である。
図16(b)~図16(i)において、横軸が時間であり、縦軸が電圧である。なお、図16(b)に代表して時刻t1~t5を表記している。図面が煩雑になるのを避けるために、図16(c)~図16(i)の時刻を省略しているが、対応する目盛りの時刻は、図16(b)と同じである。
図16において、信号X1、X2は、時刻t1、t2において電圧V1(>0V)になり、時刻t3、t4において電圧-V1になる。信号Y1は、時刻t1において電圧V3(>V2)になり、時刻t2において0Vになり、時刻t3において電圧-V3になり、時刻t4において0Vになる。電圧V3は、例えば3×V1である。期間t1~t3、期間t3~t5をそれぞれフレームとする。フレームの期間は、任意に設定可能である。
画素PX_11、PX_12には、時刻t1において電圧V2が印加され、時刻t2において電圧-V1が印加され、時刻t3において電圧-V2が印加され、時刻t4において電圧V1が印加される。電圧V2は、例えば2×V1である。画素PX_11、PX_12におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V2)/2”である。
画素PX_21、PX_22には、時刻t1において電圧-V1が印加され、時刻t2において電圧V2が印加され、時刻t3において電圧V1が印加され、時刻t4において電圧-V2が印加される。画素PX_21、PX_22におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V2)/2”である。
実効電圧“(V1+V2)/2”は、液晶の閾値電圧より低く設定される。これにより、画素PX_11~PX_22は、透過状態に設定される。
[1-3-3] 透過率75%
図17は、透過率75%の調光素子11の動作を説明する図である。図17(a)は、透過率75%の画素群を説明する図である。ハッチングを付した画素は、遮光状態を意味している。
図17において、信号X1は、時刻t1において電圧-V1になり、時刻t2、t3において電圧V1になり、時刻t4において電圧-V1になる。信号X2は、時刻t1、t2において電圧V1になり、時刻t3、t4において電圧-V1になる。図17の信号Y1、Y2は、図16と同じである。
画素PX_11には、時刻t1において電圧V4(>V3)が印加され、時刻t2において電圧-V1が印加され、時刻t3において電圧-V4が印加され、時刻t4において電圧V1が印加される。電圧V4は、例えば4×V1である。画素PX_11におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V4)/2”である。
画素PX_12の電圧波形は、図16と同じである。
画素PX_21には、時刻t1において電圧V1が印加され、時刻t2において電圧V2が印加され、時刻t3において電圧-V1が印加され、時刻t4において電圧-V2が印加される。画素PX_21におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V2)/2”である。
画素PX_22の電圧波形は、図16と同じである。
実効電圧“(V1+V4)/2”は、液晶の閾値電圧以上に設定される。これにより、画素PX_11は、遮光状態に設定される。また、画素PX_12、PX_21、PX_22は、透過状態に設定される。
[1-3-4] 透過率50%
図18は、透過率50%の調光素子11の動作を説明する図である。
図18において、信号X1は、時刻t1において電圧-V1になり、時刻t2、t3において電圧V1になり、時刻t4において電圧-V1になる。信号X2は、時刻t1において電圧V1になり、時刻t2、t3において電圧-V1になり、時刻t4において電圧V1になる。図18の信号Y1、Y2は、図16と同じである。
画素PX_11の電圧波形は、図17と同じである。
画素PX_12には、時刻t1において電圧V2が印加され、時刻t2において電圧V1が印加され、時刻t3において電圧-V2が印加され、時刻t4において電圧-V1が印加される。画素PX_12におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V2)/2”である。
画素PX_21の電圧波形は、図17と同じである。
画素PX_22には、時刻t1において電圧-V1が印加され、時刻t2において電圧V4が印加され、時刻t3において電圧V1が印加され、時刻t4において電圧-V4が印加される。画素PX_22におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V4)/2”である。
これにより、画素PX_11、PX_22は、遮光状態に設定され、画素PX_12、PX_21は、透過状態に設定される。
[1-3-5] 透過率25%
図19は、透過率25%の調光素子11の動作を説明する図である。
図19において、信号X1は、時刻t1、t2において電圧-V1になり、時刻t3、t4において電圧V1になる。信号X2は、時刻t1において電圧V1になり、時刻t2、t3において電圧-V1になり、時刻t4において電圧V1になる。信号Y1、Y2は、図16と同じである。
画素PX_11には、時刻t1において電圧V4が印加され、時刻t2において電圧V1が印加され、時刻t3において電圧-V4が印加され、時刻t4において電圧-V1が印加される。画素PX_11におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V4)/2”である。
画素PX_12の電圧波形は、図18と同じである。
画素PX_21には、時刻t1において電圧V1が印加され、時刻t2において電圧V4が印加され、時刻t3において電圧-V1が印加され、時刻t4において電圧-V4が印加される。画素PX_12におけるフレームの実効電圧は、“(V1+V4)/2”である。
画素PX_22の電圧波形は、図18と同じである。
これにより、画素PX_11、PX_21、PX_22は、遮光状態に設定され、画素PX_12は、透過状態に設定される。
[1-3-6] 透過率0%
図20は、透過率0%の調光素子11の動作を説明する図である。
図20において、信号X1、X2は、時刻t1、t2において電圧-V1になり、時刻t3、t4において電圧V1になる。信号Y1、Y2は、図16と同じである。
画素PX_11の電圧波形は、図19と同じである。画素PX_12の電圧波形は、画素PX_11と同じである。
画素PX_21の電圧波形は、図19と同じである。画素PX_22の電圧波形は、画素PX_21と同じである。
これにより、画素PX_11~PX_22は、遮光状態に設定される。
なお、本実施形態では、4(=2×2)個の画素を単位とし、4個の画素を信号線X1、X2、及び信号線Y1、Y2を用いて駆動している。しかし、4個の画素を単位とした時分割駆動に限定されるものではない。4個より多くの画素を単位として駆動し、この画素群の行数及び列数に合わせて信号線を追加してもよい。これにより、透過率をより細かく変化させることができる。
[1-4] 第1実施形態の効果
以上詳述したように第1実施形態では、調光装置10は、ゲストホスト型液晶層22を含み、マトリクス状に配置された複数の画素を備える調光素子11と、複数の画素の各々を透過状態と遮光状態とのいずれかに設定可能である駆動回路12とを備える。そして、駆動回路12は、全画素に対する遮光状態の画素の比率を変えることで、調光素子11の透過率を変化させるようにしている。
従って第1実施形態によれば、遮光状態の画素が形成するパターンにより、調光素子11を、透過状態に対応する透過率100%と、遮光状態に対する透過率0%と、透過状態と遮光状態との間の中間状態に対応する透過率とに設定することができる。
また、画素を、透過状態と遮光状態との2種類の状態のうちいずれかに設定することで、中間状態の透過率を実現できる。これにより、調光素子11の透過率のムラを抑制できる。
[2] 第2実施形態
第2実施形態は、調光装置10の適用例である。調光装置10は、例えばカメラに適用可能である。
図21は、第2実施形態に係るカメラ30の模式図である。カメラ30は、第1実施形態に係る調光素子11、レンズ群31、及び撮像素子32を備える。
レンズ群31は、凸レンズ、及び凹レンズを含む。撮像素子32は、CCDイメージセンサ、又はCMOSイメージセンサで構成される。撮像素子32は、レンズ群31を透過した光を電気信号に変換する。調光素子11は、レンズ群31の撮像素子32と反対側に配置される。
物体33からの光は、調光素子11に入射する。調光素子11は、光の透過率を変化させることができる。調光素子11を透過した光は、レンズ群31を介して撮像素子32に入射する。撮像素子32の撮像面には、物体33の像34が結像される。
図21の構成例では、調光素子11を透過した光がレンズ群31を介して撮像素子32に入射する。よって、調光素子11の表示パターンが撮像素子32に結像されるのを防ぐことができる。
図22は、変形例に係るカメラ30の模式図である。調光素子11は、レンズ群31と撮像素子32との間に配置される。
レンズ群31を透過した光は、調光素子11に入射する。調光素子11を透過した光は、撮像素子32に入射する。図22の構成例では、レンズ群31で集光された光が調光素子11に入射する。よって、調光素子11のサイズを小さくすることができる。
図23は、他の変形例に係るカメラ30の模式図である。
カメラ30は、複数のレンズ、例えば凸レンズ31-1、凹レンズ31-2、及び凸レンズ31-3を備える。調光素子11は、凹レンズ31-2と凸レンズ31-3との間に配置される。このように、調光素子11をレンズ群の間に挿入してもよい。
[3] 第3実施形態
第3実施形態は、1つの繰り返し単位である画素群に含まれる例えば4個の画素の面積を互いに異なるように設定することで、透過率をより細かく設定するようにしている。
[3-1] 調光素子11の構成
図24は、第3実施形態に係る複数の第1電極23及び複数の第2電極24の構成を説明する模式図である。
調光素子11は、それぞれがY方向に延びる複数の第1電極23と、それぞれがX方向に延びる複数の第2電極24とを備える。複数の第1電極23と複数の第2電極24との複数の交差領域はそれぞれ、画素PXを構成する。本実施形態では、8本の第1電極23-1~23-8と、8本の第2電極24-1~24-8とを一例として示している。
奇数番目の第1電極23-1と偶数番目の第1電極23-2とは、その幅(配線幅)が異なる。電極の幅とは、電極の延びる方向に直交する方向における長さである。例えば、第1電極23-2の幅は、第1電極23-1の幅の2倍である。すなわち、第1電極23-1の幅と第1電極23-2の幅との比は、“1:2”である。他の奇数番目の第1電極23-3、23-5、23-7の構成は、前述した第1電極23-1の構成と同じである。他の偶数番目の第1電極23-4、23-6、23-8の構成は、前述した第1電極23-2の構成と同じである。
奇数番目の第2電極24-1と偶数番目の第2電極24-2とは、その幅(配線幅)が異なる。例えば、第2電極24-2の幅は、第2電極24-1の幅の4倍である。すなわち、第2電極24-1の幅と第2電極24-2の幅との比は、“1:4”である。他の奇数番目の第2電極24-3、24-5、24-7の構成は、前述した第2電極24-1の構成と同じである。他の偶数番目の第2電極24-4、24-6、24-8の構成は、前述した第2電極24-2の構成と同じである。
図25は、4個の画素を抽出した模式図である。図25は、2本の第1電極23-1、23-2と、2本の第2電極24-1、24-2とが交差する領域に存在する4個の画素に対応する。
マトリクス状に配置された4個の画素をPX_11、PX_12、PX_21、PX_22と表記する。4個の画素PX_11、PX_12、PX_21、PX_22のセットを画素群PGと呼ぶ。画素PX_11は、信号線13-1、及び信号線14-1に接続される。画素PX_12は、信号線13-2、及び信号線14-1に接続される。画素PX_21は、信号線13-1、及び信号線14-2に接続される。画素PX_22は、信号線13-2、及び信号線14-2に接続される。他の4個の画素を単位とする画素群についても、図25の画素群と同じ構成を有する。
前述したように、奇数番目の第1電極23の幅と偶数番目の第1電極23の幅との比が“1:2”であり、奇数番目の第2電極24の幅と偶数番目の第2電極24の幅との比が“1:4”である。よって、画素PX_11、PX_12、PX_21、PX_22の面積比は、“1:2:4:8”となる。このように、第3実施形態では、マトリクス状に配置された4個の画素PXは、互いに面積が異なる。
次に、第3実施形態に係る調光素子11の具体的な構造について説明する。図26は、第3実施形態に係る調光素子11の平面図である。図27は、図26のA-A´線に沿った調光素子11の断面図である。図28は、基材20及び複数の第1電極23を抽出した平面図である。図29は、基材21及び複数の第2電極24を抽出した平面図である。図28及び図29には、一例として、8本の第1電極23-1~23-8、及び8本の第2電極24-1~24-8を示している。
図28に示すように、奇数番目の第1電極23-1、23-3、23-5、23-7は、接続電極28-1に共通接続される。奇数番目の第1電極23-1、23-3、23-5、23-7は、その幅が同じである。接続電極28-1は、端子29-1に接続される。
偶数番目の第1電極23-2、23-4、23-6、23-8は、接続電極28-2に共通接続される。偶数番目の第1電極23-2、23-4、23-6、23-8は、その幅が同じである。偶数番目の第1電極23-2、23-4、23-6、23-8の幅は、奇数番目の第1電極23-1、23-3、23-5、23-7の幅の2倍である。接続電極28-2は、端子29-2に接続される。
図29に示すように、奇数番目の第2電極24-1、24-3、24-5、24-7は、接続電極28-3に共通接続される。奇数番目の第2電極24-1、24-3、24-5、24-7は、その幅が同じである。接続電極28-3は、端子29-3に接続される。
偶数番目の第2電極24-2、24-4、24-6、24-8は、接続電極28-4に共通接続される。偶数番目の第2電極24-2、24-4、24-6、24-8は、その幅が同じである。偶数番目の第2電極24-2、24-4、24-6、24-8の幅は、奇数番目の第2電極24-1、24-3、24-5、24-7の幅の4倍である。接続電極28-4は、端子29-4に接続される。
[3-2] 調光素子11の動作
次に、調光素子11の動作について説明する。
図30は、画素の面積比(画素面積比)を説明する模式図である。図30において、X幅比は、信号X1が供給される奇数番目の第1電極23-1の幅と、信号X2が供給される偶数番目の第1電極23-2の幅との比を意味する。Y幅比は、信号Y1が供給される奇数番目の第2電極24-1の幅と、信号Y2が供給される偶数番目の第2電極24-2の幅との比を意味する。
マトリクス状の4つの数値は、4個の画素PX_11、PX_12、PX_21、PX_22の面積比を表している。画素群PGの全面積を15とする。画素PX_11の面積比は“1”、画素PX_12の面積比は“2”、画素PX_21の面積比は“4”、画素PX_22の面積比は“8”である。
図31は、画素の動作と透過率との関係を説明する模式図である。画素番号は、画素PX_11、PX_12、PX_21、PX_22の番号に対応する。遮光面積比は、画素群PGの全面積“15”に対する合計の遮光面積の比である。図31の丸は、遮光状態の画素を表し、図31の空白は、透過状態の画素を表している。
図32は、遮光面積比と透過率との関係を説明するグラフである。図32の横軸が遮光面積比であり、縦軸が透過率(%)である。
遮光面積比は、0~15までの16段階に設定可能である。透過率は、遮光面積比が大きくなるにつれて小さくなる。遮光面積比0における透過率は100%、遮光面積比15における透過率は0%である。
画素を透過状態に設定する場合は、画素をオフ状態にし、すなわち、画素に閾値電圧より低い電圧を印可する。画素を遮光状態に設定する場合は、画素をオン状態にし、すなわち、画素に閾値電圧以上の電圧を印可する。遮光状態及び透過状態に設定する動作は、第1実施形態と同じである。
[3-3] 第3実施形態の効果
第3実施形態では、複数の第1電極23の幅が異なり、複数の第2電極の幅が異なるように構成している。よって、第3実施形態によれば、透過率をより細かく設定することができる。本実施形態の例によれば、透過率を16段階で変化させることができる。
また、幅が異なる第1電極23の数を増やし、及び幅が異なる第2電極24の数を増やすことで、より透過率の変化量を小さくすることができる。その他の効果は、第1実施形態と同じである。
[4] 第4実施形態
第4実施形態は、複数の第1電極23の幅を同じにし、複数の第2電極24の幅を同じにしつつ、透過率をより細かく設定するようにしている。
[4-1] 調光素子11の構成
図33は、第4実施形態に係る調光素子11の構成を説明する模式図である。
調光素子11は、それぞれがY方向に延びる複数の第1電極23と、それぞれがX方向に延びる複数の第2電極24とを備える。複数の第1電極23と複数の第2電極24との複数の交差領域はそれぞれ、画素PXを構成する。図33には、12本の第1電極23-1~23-12と、20本の第2電極24-1~24-20とを一例として示している。
複数の第1電極23は、その幅が同じである。複数の第2電極24は、その幅が同じである。例えば、第1電極23の幅は、第2電極24の幅の2倍である。
第1電極23-2、23-5、23-8、23-11は、信号線13-1に共通接続される。信号線13-1には、信号X1が供給される。第1電極23-1、23-3、23-4、23-6、23-7、23-9、23-10、23-12は、信号線13-2に共通接続される。信号線13-2には、信号X2が供給される。
第2電極24-3、24-8、24-13、24-18は、信号線14-1に共通接続される。信号線14-1には、信号Y1が供給される。第2電極24-1、24-2、24-4~24-7、24-9~24-12、24-14~24-17、24-19、24-20は、信号線14-2に共通接続される。信号線14-2には、信号Y2が供給される。
3本の第1電極23-1~23-3と、5本の第2電極24-1~24-5とが1つの繰り返し単位であり、この繰り返し単位の関係は、他の電極(第1電極23-4~23-12、及び第2電極24-6~24-20)についても同じである。図33では、繰り返し単位を明確にするために、部分的に電極の間隔を大きくしているが、実際には、電極の間隔は共通に設定される。
電極の幅が異なることを除いて、第4実施形態における調光素子11の断面構造は、第3実施形態と同じである。
図34は、1個の画素群PGの構成を説明する模式図である。図34には、3本の第1電極23-1~23-3と、5本の第2電極24-1~24-5とで構成される画素群PGを抽出して示している。図34の画素群PGは、画素PX_11、PX_12、PX_21、PX_22からなる。図34では、画素番号のみを表示している。
画素PX_11は、第1電極23-2と、第2電極24-3との交差領域で構成される。
画素PX_12は、2個のサブ画素PX_12-1、PX_12-2で構成される。サブ画素PX_12-1は、第1電極23-1と、第2電極24-3との交差領域で構成される。サブ画素PX_12-2は、第1電極23-3と、第2電極24-3との交差領域で構成される。
画素PX_21は、2個のサブ画素PX_21-1、PX_21-2で構成される。サブ画素PX_21-1は、第1電極23-2と、2本の第2電極24-1、24-2との交差領域で構成される。サブ画素PX_21-2は、第1電極23-2と、2本の第2電極24-4、24-5との交差領域で構成される。
画素PX_22は、4個のサブ画素PX_22-1~PX_22-4で構成される。サブ画素PX_22-1は、第1電極23-1と、2本の第2電極24-1、24-2との交差領域で構成される。サブ画素PX_22-2は、第1電極23-3と、2本の第2電極24-1、24-2との交差領域で構成される。サブ画素PX_22-3は、第1電極23-1と、2本の第2電極24-4、24-5との交差領域で構成される。サブ画素PX_22-4は、第1電極23-3と、2本の第2電極24-4、24-5との交差領域で構成される。
画素PX_12の面積は、画素PX_11の面積の2倍である。画素PX_21の面積は、画素PX_11の面積の4倍である。画素PX_22の面積は、画素PX_11の面積の8倍である。すなわち、画素PX_11、PX_12、PX_21、PX_22の面積比は、“1:2:4:8”となる。
図34に示した画素群PG以外の複数の画素群についても、図34と同様の接続関係を有する。
[4-2] 調光素子11の動作
次に、調光素子11の動作について説明する。
図34において、画素PX_11をオン状態に設定する場合、例えば、第1電極23-2に0Vを印加し、第2電極24-3に閾値電圧以上の正電圧を印加する。
画素PX_12をオン状態に設定する場合、例えば、第1電極23-1、23-3に0Vを印加し、第2電極24-3に正電圧を印加する。
画素PX_21をオン状態に設定する場合、例えば、第1電極23-2に0Vを印加し、第2電極24-1、24-2、24-4、24-5に正電圧を印加する。
画素PX_22をオン状態に設定する場合、例えば、第1電極23-1、23-3に0Vを印加し、第2電極24-1、24-2、24-4、24-5に正電圧を印加する。
また、画素群PGの遮光面積比は、第3実施形態と同様に、0~15までの16段階に設定可能である。
[4-3] 第4実施形態の効果
第4実施形態によれば、複数の第1電極23の幅を同じにすることができ、複数の第2電極24の幅を同じにすることができる。これにより、電極の製造工程を簡略化できる。その他の効果は、第3実施形態と同じである。
[5] 第5実施形態
第5実施形態は、複数の第1電極23に対向して1つの共通電極24を配置する。そして、共通電極24に共通電圧を印加しつつ、複数の第1電極23に印加する電圧を制御することで、透過率を制御するようにしている。
[5-1] 調光素子11の構成
図35は、第5実施形態に係る調光素子11の構成を説明する模式図である。図36は、図35に示した調光素子11の断面図である。図36は、Y方向の任意の位置でX方向に切断した断面図である。なお、図示は省略するが、第1電極23及び共通電極24用の接続電極28及び端子29のレイアウトは、第1実施形態と同様であり、また、任意に設計可能である。
調光素子11は、それぞれがY方向に延びる複数の第1電極23と、共通電極24とを備える。複数の第1電極23は、基材20上に設けられ、、共通電極24は、基材21上に設けられる。図35には、16本の第1電極23-1~23-16を一例として示している。
4本の第1電極23-1~23-4が1つの繰り返し単位を構成する。第1電極23-2の幅は、第1電極23-1の幅の2倍である。第1電極23-3の幅は、第1電極23-1の幅の4倍である。第1電極23-4の幅は、第1電極23-1の幅の8倍である。すなわち、第1電極23-1~23-4の幅の比は、“1:2:4:8”となる。第1電極23-5~23-16の構成は、第1電極23-1~23-4の構成と同様である。
第1電極23-1、23-5、23-9、23-13は、信号線13-1に共通接続される。信号線13-1には、駆動回路12から信号X1が供給される。すなわち、第1電極23-1、23-5、23-9、23-13には、信号X1として同じ電圧が印加される。
第1電極23-2、23-6、23-10、23-14は、信号線13-2に共通接続される。信号線13-2には、駆動回路12から信号X2が供給される。すなわち、第1電極23-2、23-6、23-10、23-14には、信号X2として同じ電圧が印加される。
第1電極23-3、23-7、23-11、23-15は、信号線13-3に共通接続される。信号線13-3には、駆動回路12から信号X3が供給される。すなわち、第1電極23-3、23-7、23-11、23-15には、信号X3として同じ電圧が印加される。
第1電極23-4、23-8、23-12、23-16は、信号線13-4に共通接続される。信号線13-4には、駆動回路12から信号X4が供給される。すなわち、第1電極23-4、23-8、23-12、23-16には、信号X4として同じ電圧が印加される。
共通電極24は、基材21上に平面状に形成される。共通電極24は、第1電極23-1~23-16全体を覆うサイズを有する。共通電極24と各第1電極23との交差領域が画素PXを構成する。共通電極24は、信号線14に接続される。信号線14には、駆動回路12から信号COMが供給される。信号COMは、共通電圧であり、例えば0Vである。
[5-2] 調光素子11の動作
次に、調光素子11の動作について説明する。
図37は、オン状態における画素PXの動作を説明するタイミング図である。駆動回路12は、対応する第1電極23に振幅V1の交流電圧を印加する。電圧V1は、閾値電圧以上の電圧である。また、駆動回路12は、共通電極24に0Vを印加する。
画素PXをオフ状態に設定する場合は、対応する第1電極23と共通電極24との両方に0Vを印加する。
信号X1~X4に印加する電圧を制御することで、遮光面積を制御することができる。また、第3実施形態と同様に、調光素子11の遮光面積比は、0~15までの16段階に設定可能である。
なお、互いに幅の異なる第1電極23の数は、4本に限定されない。互いに幅の異なる第1電極23の数を変えることで、透過率の変化量を任意に設定できる。
[5-3] 第5実施形態の効果
第5実施形態によれば、基材21上に平面状に共通電極24が形成される。これにより、電極の構造を簡単にすることができる。また、スタティック駆動方式を適用できるため、駆動方式を簡単にすることができる。その他の効果は、第1実施形態と同じである。
[6] 第6実施形態
第6実施形態は、第5実施形態の変形例である。第6実施形態は、複数の第1電極23の幅を同じにしつつ、透過率をより細かく設定するようにしている。
図38は、第6実施形態に係る調光素子11の構成を説明する模式図である。調光素子11は、それぞれがY方向に延びる複数の第1電極23と、共通電極24とを備える。調光素子11の断面構造は、第1電極23の幅が異なる以外は、図36と同じである。図38には、45本の第1電極23-1~23-45を一例として示している。
15本の第1電極23-1~23-15が1つの繰り返し単位(画素群PG)を構成する。第1電極23-1~23-15は、その幅が同じである。図38では、繰り返し単位を明確にするために、部分的に電極の間隔を大きくしているが、実際には、電極の間隔は共通に設定される。
第1電極23-8は、信号線13-1に接続される。信号線13-1には、駆動回路12から信号X1が供給される。
2本の第1電極23-4、23-12は、信号線13-2に共通接続される。信号線13-2には、駆動回路12から信号X2が供給される。すなわち、第1電極23-4、23-12には、信号X2として同じ電圧が印加される。
4本の第1電極23-2、23-6、23-10、23-14は、信号線13-3に共通接続される。信号線13-3には、駆動回路12から信号X3が供給される。すなわち、第1電極23-2、23-6、23-10、23-14には、信号X3として同じ電圧が印加される。
8本の第1電極23-1、23-3、23-5、23-7、23-9、23-11、23-13、23-15は、信号線13-4に共通接続される。信号線13-4には、駆動回路12から信号X4が供給される。すなわち、第1電極23-1、23-3、23-5、23-7、23-9、23-11、23-13、23-15には、信号X4として同じ電圧が印加される。
共通電極24は、第1電極23-1~23-45全体を覆うサイズを有する。共通電極24と各第1電極23との交差領域が画素PXを構成する。共通電極24は、信号線14に接続される。信号線14には、駆動回路12から信号COMが供給される。信号COMは、例えば0Vである。
調光素子11の駆動方法は、第5実施形態と同じである。
第6実施形態によれば、複数の第1電極23の幅を同じにすることができる。これにより、電極の製造工程を簡略化できる。その他の効果は、第5実施形態と同じである。なお、画素群PGに含まれる第1電極23の数は、15本に限定されない。画素群PGに含まれる第1電極23の数を変えることで、透過率の変化量を任意に設定できる。
上記各実施形態では、液晶層22として、ゲストホスト型液晶層を例に挙げて説明している。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed Liquid Crystal)、又はポリマーネットワーク型液晶(PNLC:Polymer Network Liquid Crystal)を用いてもよい。さらに、液晶層22として、TN(Twisted Nematic)型液晶、又はSTN(Super Twisted Nematic)型液晶などを用いてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…調光装置、11…調光素子、12…駆動回路、13…信号線群、14…信号線群、20,21…基材、22…液晶層、23…第1電極、24…第2電極、25,26…配向膜、27…シール材、28-1~28-4…接続電極、29-1~29-4…端子、30…カメラ、31…レンズ群、32…撮像素子、33…物体、34…像。

Claims (11)

  1. 第1及び第2透明基材と、
    前記第1及び第2透明基材に挟まれ、二色性色素を含むゲストホスト型液晶層から構成される液晶層と、
    前記第1透明基材上に設けられ、それぞれが第1方向に延び、前記第1方向に交差する第2方向に配置された複数の第1電極と、
    前記第1透明基材上に設けられ、それぞれが前記第1方向に延び、前記複数の第1電極にそれぞれ隣接して配置された複数の第2電極と、
    前記第2透明基材に設けられ、それぞれが前記第2方向に延び、前記第1方向に配置された複数の第3電極と、
    前記第2透明基材に設けられ、それぞれが前記第2方向に延び、前記複数の第3電極にそれぞれ隣接して配置された複数の第4電極とを含み、マトリクス状に配置された複数の画素を備える調光素子と、
    前記複数の第1電極に共通接続された第1信号線と、
    前記複数の第2電極に共通接続された第2信号線と、
    前記複数の第3電極に共通接続された第3信号線と、
    前記複数の第4電極に共通接続された第4信号線と、
    前記第1乃至第4信号線の電圧を制御し、前記複数の画素の各々を透過状態と遮光状態とのいずれかに設定可能である駆動回路と、
    を具備する調光装置。
  2. 前記第1電極に共通接続された第1接続電極と、
    前記第2電極に共通接続された第2接続電極と、
    前記第3電極に共通接続された第3接続電極と、
    前記第4電極に共通接続された第4接続電極と、
    をさらに具備し、
    前記第1乃至第4信号線はそれぞれ、前記第1乃至第4接続電極に接続される
    請求項1に記載の調光装置。
  3. 前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との幅は同じであり、
    前記複数の第3電極と前記複数の第4電極との幅は同じである
    請求項1又は2に記載の調光装置。
  4. 前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との幅は異なり、
    前記複数の第3電極と前記複数の第4電極との幅は異なる
    請求項1又は2に記載の調光装置。
  5. 前記駆動回路は、前記第1乃至第4信号線に対して時分割駆動を行う
    請求項1乃至4のいずれかに記載の調光装置。
  6. 前記駆動回路は、前記第1及び第2信号線に第1電圧を印加可能なように構成され、前記第3及び第4信号線に前記第1電圧より高い第2電圧を印加可能なように構成される
    請求項5に記載の調光装置。
  7. 前記第2電圧のパルス幅は、前記第1電圧のパルス幅の半分である
    請求項6に記載の調光装置。
  8. 第1及び第2透明基材と、
    前記第1及び第2透明基材に挟まれ、二色性色素を含むゲストホスト型液晶層から構成される液晶層と、
    前記第1透明基材上に設けられ、それぞれが第1方向に延び、前記第1方向に交差する第2方向に配置された複数の第1電極と、
    前記第1透明基材上に設けられ、それぞれが前記第1方向に延び、前記複数の第1電極にそれぞれ隣接して配置された複数の第2電極と、
    前記第2透明基材に設けられ、平面視において前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を覆う共通電極とを含み、複数の画素を備える調光素子と、
    前記複数の第1電極に共通接続された第1信号線と、
    前記複数の第2電極に共通接続された第2信号線と、
    前記共通電極に接続された第3信号線と、
    前記第1乃至第3信号線の電圧を制御し、前記複数の画素の各々を透過状態と遮光状態とのいずれかに設定可能である駆動回路と、
    を具備し、
    前記複数の第1電極の各々の幅は、前記複数の第2電極の各々の幅より狭い
    調光装置。
  9. 前記駆動回路は、前記第1乃至3信号線に対してスタティック駆動を行う
    請求項に記載の調光装置。
  10. 前記駆動回路は、全画素に対する遮光状態の画素の比率を変えることで、前記調光素子の透過率を変化させる
    請求項1乃至のいずれかに記載の調光装置。
  11. 前記二色性色素は、黒を表示可能である
    請求項1乃至10のいずれかに記載の調光装置。
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