Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7622858B2 - 送光装置、通信装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7622858B2 - 送光装置、通信装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

送光装置、通信装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7622858B2
JP7622858B2 JP2023549178A JP2023549178A JP7622858B2 JP 7622858 B2 JP7622858 B2 JP 7622858B2 JP 2023549178 A JP2023549178 A JP 2023549178A JP 2023549178 A JP2023549178 A JP 2023549178A JP 7622858 B2 JP7622858 B2 JP 7622858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modulation
light
image
communication
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023549178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023047444A5 (ja
JPWO2023047444A1 (ja
Inventor
紘也 高田
尚志 水本
藤男 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2023047444A1 publication Critical patent/JPWO2023047444A1/ja
Publication of JPWO2023047444A5 publication Critical patent/JPWO2023047444A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7622858B2 publication Critical patent/JP7622858B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/516Details of coding or modulation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/0121Operation of devices; Circuit arrangements, not otherwise provided for in this subclass
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/114Indoor or close-range type systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本開示は、空間光信号を送光する送光装置等に関する。
光空間通信においては、光ファイバなどの媒体を用いずに、空間を伝播する光信号(以下、空間光信号とも呼ぶ)を送受信し合う。例えば、位相変調型の空間光変調器を用いれば、任意の方向に向けて、空間光信号を送光できる。
特許文献1には、位相変調型の空間光変調器を含む通信装置について開示されている。特許文献の装置は、位相変調型の空間光変調器と、その空間光変調器の動作を制御するための制御部とを備える。制御部は、1フレーム期間において、第1の動作パターンおよび第2の動作パターンで、空間光変調器を動作させる。第1の動作パターン前記1フレーム期間内の所定の周期に、第1の信号光を出力可能な第1の光送信可能区間と、第1の信号光を出力不可能な第1の休止区間とを含む。第2の動作パターンは、所定の周期に、第2の信号光を出力可能な第2の光送信可能区間と、第2の信号光を出力不可能な第2の休止区間とを含む。第1の光送信可能区間および第2の光送信可能区間の各々は、所定の周期の半分よりも長い。第1の光送信可能区間内に、第2の休止区間が含まれる。第2の光送信可能区間内に、第1の休止区間が含まれる。
国際公開第2019/026167号
特許文献1の手法では、位相変調型の空間光変調素子を二つの動作パターンで動作させることによって、位相変調型の空間光変調素子が光を送信することのできない期間を低減する。特許文献1の手法によれば、単一の通信対象に対しては、継続的な通信を行うことができる。しかしながら、特許文献1の手法では、通信装置に対して、複数の通信対象が異なる位置/方向に位置する場合、それらの通信対象に対して均等なビームを照射することができなかった。複数の通信対象と安定した通信を確立するためには、それらの通信対象に対して均等なビームを照射することが求められる。すなわち、特許文献1の手法では、複数の通信対象と安定した通信を確立できなかった。
本開示の目的は、複数の通信対象に対して、安定した空間光信号を送光することができる送光装置等を提供することにある。
本開示の一態様の送光装置は、光源と、光源から出射された光が照射される変調部を有し、照射された光の位相を変調部で変調する空間光変調器と、複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を空間光変調器の変調部に割り当て、通信対象との通信で用いられる画像を通信対象の位置に形成するための位相画像を変調領域に設定し、位相画像が設定された変調部に光が照射されるように光源を制御する制御部と、を備える。
本開示の一態様の制御方法は、光源から出射された光の位相を変調部で変調する空間光変調器を備える送光装置の制御方法であって、複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を空間光変調器の変調部に割り当て、通信対象との通信で用いられる画像を通信対象の位置に形成するための位相画像を変調領域に設定し、位相画像が設定された変調部に光が照射されるように光源を制御する。
本開示の一態様のプログラムは、光源から出射された光の位相を変調部で変調する空間光変調器を備える送光装置を制御するためのプログラムであって、複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を空間光変調器の変調部に割り当てる処理と、通信対象との通信で用いられる画像を通信対象の位置に形成するための位相画像を変調領域に設定する処理と、位相画像が設定された変調部に光が照射されるように光源を制御する処理と、をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、複数の通信対象に対して、安定した空間光信号を送光することができる送光装置等を提供することが可能になる。
第1の実施形態に係る通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の構成の一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられる変調領域の一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられる変調領域の一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられる変調領域の一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられる変調領域の一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられた変調領域のタイリングの一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられた変調領域に設定されるパターンの一例を示す概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられた変調領域に設定されるパターンの別の一例を示す概念図である。 第1の実施形態における通信装置間の光空間通信について説明するための概念図である。 第1の実施形態における通信装置によって送光された投射光によって表示される画像の位置について説明するための概念図である。 関連技術1における通信装置間の光空間通信について説明するための概念図である。 関連技術1における通信装置によって送光された投射光によって表示される画像の位置について説明するための概念図である。 関連技術2における通信装置間の光空間通信について説明するための概念図である。 関連技術2における通信装置によって送光された投射光によって表示される画像の位置について説明するための概念図である。 第1の実施形態に係る通信装置が備える受光装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信制御装置が備える受光装置の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の構成の一例を示す概念図である。 第2の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部への変調領域の割り当ての一例を示す概念図である。 第3の実施形態に係る通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の構成の一例を示す概念図である。 第3の実施形態に係る通信装置が備える送光装置から投射された投射光によって表示される画像のエネルギー分布の一例を示すグラフである。 第3の実施形態に係る通信装置が備える送光装置から投射された投射光の投射範囲の領域分けについて説明するための概念図である。 第3の実施形態に係る通信装置が備える送光装置の空間光変調器の変調部に割り当てられる変調領域のタイリングの一例について説明するための概念図である。 第3の実施形態に係る通信装置が備える送光装置による投射光の電力制御の一例について説明するための概念図である。 第3の実施形態に係る通信装置が備える送光装置による投射光の電力制御の別の一例について説明するための概念図である。 第4の実施形態に係る送光装置の構成の一例を示すブロック図である。 各実施形態に係る制御や処理を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお、以下の実施形態の説明に用いる全図においては、特に理由がない限り、同様箇所には同一符号を付す。また、以下の実施形態において、同様の構成・動作に関しては繰り返しの説明を省略する場合がある。
以下の実施形態の説明に用いる全図において、図面中の矢印の向きは、一例を示すものであり、光や信号の向きを限定するものではない。また、図面中の光の軌跡を示す線は、概念的なものであり、実際の光の進行方向や状態を正確に表すものではない。例えば、図面においては、空気と物質との界面における屈折や反射、回折、拡散などによる光の進行方向や状態の変化を省略したり、光束を一本の線で表現したりすることもある。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る通信装置について図面を参照しながら説明する。本実施形態の通信装置は、光ファイバなどの媒体を用いずに、空間を伝播する光信号(以下、空間光信号とも呼ぶ)を送受信し合う光空間通信を行う。本実施形態では、複数の通信対象との間で同時に光空間通信を行う例をあげる。
(構成)
図1は、本実施形態の通信装置1の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態の通信装置1は、送光装置10、受光装置16、および通信制御装置19を備える。以下においては、送光装置10、受光装置16、および通信制御装置19について、個別に説明する。
〔送光装置〕
まず、送光装置10の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、送光装置10の構成の一例を示す概念図である。送光装置10は、光源11、空間光変調器13、および制御部14を備える。空間光変調器13は、変調部130を有する。図2は、送光装置10の内部構成を横方向から見た側面図である。図2は、概念的なものであり、各構成要素間の位置関係や、光の進行方向などを正確に表したものではない。制御部14の位置については、特に限定を加えない。制御部14は、通信制御装置19に含まれてもよい。
光源11は、出射器111とレンズ112を含む。出射器111は、制御部14の制御に応じて、所定の波長帯のレーザ光101を、レンズ112に向けて出射する。レンズ112は、出射器111から出射されるレーザ光101の光路上に配置される。レンズ112は、出射器111から出射されたレーザ光101が、空間光変調器13の変調部130の大きさに合わせて照射されるように配置される。光源11に対応付けられた変調領域が変調部130に設定されている場合、レンズ112は、空間光変調器13の変調部130の大きさに合わせて、レーザ光101の照射範囲を調整する。レンズ112によって照射範囲が調整された光102は、空間光変調器13の変調部130に向けて進行する。本実施形態では、光源11が単一の出射器111およびレンズ112を含む例をあげる。実用上は、出射器111を通信対象ごとに独立して制御することが求められる。そのため、光源11には、通信可能な通信対象の数が上限となるように、出射器111およびレンズ112が複数含まれるように構成される。
出射器111から出射されるレーザ光101の波長は、特に限定されず、用途に応じて選定されればよい。例えば、出射器111は、可視や赤外の波長帯のレーザ光101を出射する。例えば、800~900ナノメートル(nm)の近赤外線であれば、レーザクラスを上げられるので、他の波長帯よりも1桁くらい感度を向上できる。例えば、1.55マイクロメートル(μm)の波長帯の赤外線ならば、高出力のレーザ光源を用いることができる。1.55μmの波長帯の赤外線のレーザ光源としては、アルミニウムガリウムヒ素リン(AlGaAsP)系レーザ光源や、インジウムガリウムヒ素(InGaAs)系レーザ光源などを用いることができる。レーザ光101の波長が長い方が、回折角を大きくでき、高いエネルギーに設定できる。
空間光変調器13は、変調部130を有する。変調部130には、複数の変調領域が設定される。複数の変調領域の各々は、複数の通信対象の各々に対応付けられる。複数の変調領域の各々には、複数の変調領域の各々に対応する通信対象に対して送光される空間光信号ごとのパターン(位相画像)が設定される。空間光変調器13の変調部130に位相画像が設定された状態で、その変調部130に光102が照射されると、照射された光102が変調される。変調部130に照射された光102の変調光103は、投射光105として投射される。複数の変調領域の各々からは、通信対象ごとの変調光103(投射光105)が出射される。例えば、複数の変調領域の各々から出射される変調光103(投射光105)は、各々の変調領域に対応付けられた通信対象の位置でドット状の画像(ドット画像とも呼ぶ)として表示される。
例えば、空間光変調器13は、強誘電性液晶やホモジーニアス液晶、垂直配向液晶などを用いた空間光変調器によって実現される。例えば、空間光変調器13は、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)によって実現できる。また、空間光変調器13は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)によって実現されてもよい。位相変調型の空間光変調器13では、投射光105を投射する箇所を順次切り替えるように動作させることによって、エネルギーを像の部分に集中することができる。そのため、位相変調型の空間光変調器13を用いる場合、光源11の出力が同じであれば、その他の方式と比べて画像を明るく表示させることができる。
図3~図6は、空間光変調器13の変調部130に設定される変調領域の一例を示す概念図である。複数の通信対象に対応するために、変調部130には、複数の変調領域が設定される。本実施形態においては、光源11に含まれる出射器111が一つの例を示すが、実用上は複数の出射器111が光源11に含まれることが好ましい。光源が複数の出射器111を含めば、複数の変調領域に照射される光102を独立して制御できる。
図3は、変調部130に二つの変調領域(変調領域A1、変調領域A2)が設定される例である。通信対象が二つの場合は、図3のように、変調部130が少なくとも二つの変調領域に分割されればよい。
図4は、変調部130に三つの変調領域(変調領域B1、変調領域B2、変調領域B3)が設定される例である。通信対象が三つの場合は、図4のように、変調部130が少なくとも三つの変調領域に分割されればよい。
図5は、変調部130に四つの変調領域(変調領域C1、変調領域C2、変調領域C3、変調領域C4)が設定される例である。通信対象が四つの場合は、図5のように、変調部130が少なくとも四つの変調領域に分割されればよい。
図6は、変調部130に六つの変調領域(変調領域D1、変調領域D2、変調領域D3、変調領域D4、変調領域D5、変調領域D6)が設定される例である。通信対象が六つの場合は、図6のように、変調部130が少なくとも六つの変調領域に分割されればよい。
図3~図6は、変調部130の分割の一例であって、変調部130が分割される数や、各変調領域の面積、各変調領域の形状を限定するものではない。変調部130が分割される数や、各変調領域の面積、各変調領域の形状は、任意に設定できる。通信対象が対応付けられている変調領域には、その通信対象に向けて投射される投射光105が形成する画像に対応する位相画像が設定される。例えば、通信対象が対応付けられていない変調領域には、位相画像が設定されなくてもよい。
図7は、空間光変調器13の変調部130に割り当てられた変調領域135に設定されるパターン(位相画像)について説明するための概念図である。空間光変調器13の変調部130に割り当てられた変調領域135は、複数の領域(タイル1350とも呼ぶ)に分割される。例えば、変調領域135は、所望のアスペクト比の四角形のタイル1350に分割される。複数のタイル1350の各々は、複数の画素によって構成される。変調領域135に設定された複数のタイル1350の各々には、その変調領域135に対応付けられた通信対象に向けて投射される投射光105が形成する画像の位相画像1300が、割り当てられる。例えば、複数のタイル1350の各々には、予め生成された位相画像が設定される。複数のタイル1350の各々には、それらのタイル1350を含む変調領域135に対応付けられた通信対象に向けて投射される画像に対応する位相画像1300が設定される。例えば、複数のタイル1350の各々には、通信対象の位置にドット画像を表示させる位相画像1300が設定される、同一の変調領域135に含まれる複数のタイル1350の各々には、同じ位相画像1300が割り当てられる。複数のタイル1350に割り当てられた位相画像1300の集合は、位相画像1301を形成する。言い換えると、投射光105によって被投射体に表示される画像情報が書き込まれた位相画像1300の集合である位相画像1301が、変調領域135に設定される。
図8は、空間光変調器13の変調部130に設定されるパターン(位相画像)の一例を示す概念図である。変調部130には、位相画像1301とシフト画像1302の合成画像1351が設定される。位相画像1301は、所望の画像を形成するためのパターンである。シフト画像1302は、位相画像1301を用いた投射光105によって表示される像の位置を、二次元的に移動させるパターンである。例えば、シフト画像1302は、空間光変調器13の変調部130から出射される変調光103の出力プロファイルに合わせて画像移動させるように設定される。シフト画像1302が合成されると、位相画像1301を用いた投射光によって表示される像を、水平方向や垂直方向に向けてシフトさせることができる。例えば、変調光103(投射光105)を拡大して投射する場合、フーリエ変換レンズや投射レンズなどの投射光学系を用いればよい。例えば、予め生成させておいた合成画像1351を、記憶部(図示しない)に記憶させておけばよい。図8は、一例であって、位相画像1301やシフト画像1302、合成画像1351のパターンを限定するものではない。
図9は、空間光変調器13の変調部130に設定されるパターン(位相画像)の別の一例を示す概念図である。図9は、仮想レンズ画像を用いる例である。光の波面は、回折と同様に、位相制御によって制御できる。位相が球状に変化すると、波面に球状の差ができてレンズ効果が発生する。仮想レンズ画像は、空間光変調器13の変調部130に照射される光102の位相を球状に変化させ、所定の焦点距離の集光点に集光するレンズ効果を発生させる。仮想レンズ画像を用いる場合、フーリエ変換レンズや投射レンズなどの投射光学系を省略できる。図9の例では、図3のように、変調部130が上下の二つの変調領域に二分割される例である。図9は、概念的な一例であって、実際に用いられる仮想レンズ画像やシフト画像、位相画像のパターンを正確に表したものではない。
変調部130の上側の変調領域(変調領域A1とも呼ぶ)には、位相画像1301A1、シフト画像1302A1、および仮想レンズ画像1303A1の合成画像1352A1が設定される。位相画像1301A1とシフト画像1302A1は、変調領域A1に合わせて設定される。仮想レンズ画像1303A1は、位相画像1301A1およびシフト画像1302A1に基づく画像を形成する光を、その仮想レンズ画像1303A1の集光点に集光させるためのパターンである。仮想レンズ画像1303A1は、変調部130の全体に合わせて設定される。仮想レンズ画像1303A1は、位相画像1301A1およびシフト画像1302A1と重なる部分(白い破線の範囲内の部分)が用いられる。変調部130の下側の変調領域(変調領域A2とも呼ぶ)には、位相画像1301A2、シフト画像1302A2、および仮想レンズ画像1303A2の合成画像1352A2が設定される。位相画像1301A2とシフト画像1302A2は、変調領域A2に合わせて設定される。仮想レンズ画像1303A2は、位相画像1301A2およびシフト画像1302A2に基づく画像を形成する光を、その仮想レンズ画像1303A2の集光点に集光させるためのパターンである。仮想レンズ画像1303A2は、変調部130の全体に合わせて設定される。仮想レンズ画像1303A2は、位相画像1301A2およびシフト画像1302A2と重なる部分(白い破線の範囲内の部分)が用いられる。図9の例では、変調部130に二つの変調領域が設定される。変調部130には、任意の数の変調領域を設定できる。変調部130に設定された複数の変調領域の各々には、それぞれの変調領域に応じた個別の合成画像1352が設定される。
変調部130に合成画像1351や合成画像1352A、合成画像1352Bなどのパターン(位相画像)が設定された状態で、変調部130に光102が照射されると、空間光変調器13の変調部130から、変調光103が出射される。例えば、各タイル1350の位相画像1300に対応する画像を形成する変調光103が、空間光変調器13の変調部130から出射される。変調部130に設定されるタイル1350が多いほど、鮮明な画像を表示させることができる。その一方で、各タイル1350の画素数が低下すると、解像度が低下する。そのため、変調部130に設定されるタイル1350の大きさや数は、用途に応じて設定される。
空間光変調器13の変調部130には、複数の通信対象に対応付けて、複数の変調領域135が設定される。複数の変調領域135の各々には、対応付けられた通信対象に投射される投射光105によって表示される画像に応じた位相画像が設定される。複数の変調領域135の各々には、同じ形状の画像を表示させる投射光105が投射されてもよいし、異な形状の画像を表示させる投射光105が投射されてもよい。本実施形態では、通信装置1から異なる距離/方向に位置する通信対象に向けて、できる限り同じ電力の投射光105が投射されることが望ましい。そのため、通信対象ごとに、できる限り同じ電力の投射光105が投射されるように、画像が表示される位置や、表示される画像の形状が設定される。
制御部14は、通信制御装置19から取得した送光指示に応じて、光源11および空間光変調器13を制御する。例えば、制御部14は、プロセッサとメモリを含むマイクロコンピュータによって実現される。制御部14は、空間光変調器13の変調部130に設定された変調領域のアスペクト比に合わせて、投射される画像に対応する位相画像を、変調部130に割り当てられた複数の変調領域135の各々に設定する。例えば、制御部14は、光空間通信に適した画像に対応する位相画像を、変調部130に割り当てられた複数の変調領域135の各々に設定する。投射される画像の位相画像は、記憶部(図示しない)に予め記憶させておけばよい。投射される画像の形状や大きさには、特に限定を加えない。
制御部14は、投射光105によって形成される画像に対応するパターン(位相画像)を、空間光変調器13の変調部130に設定する。制御部14は、空間光変調器13の変調部130に割り当てられたタイルごとに、位相画像を設定する。制御部14は、空間光変調器13の変調部130に照射される光102の位相と、変調部130で反射される変調光103の位相との差分を決定づけるパラメータが変化するように空間光変調器13を駆動することで、変調部130に位相画像を設定する。空間光変調器13の変調部130に照射される光102の位相と、変調部130で反射される変調光103の位相との差分を決定づけるパラメータは、例えば、屈折率や光路長などの光学的特性に関するパラメータである。例えば、制御部14は、空間光変調器13の変調部130に印可する電圧を変化させることによって、変調部130の光学的特性を調節する。位相変調型の空間光変調器13の変調部130に照射された光102の位相分布は、変調部130の光学的特性に応じて変調される。制御部14による空間光変調器13の駆動方法は、空間光変調器13の変調方式に応じて決定される。
制御部14は、表示される画像に対応する位相画像が変調部130に設定された状態で、光源11の出射器111を駆動させる。制御部14は、空間光信号を送光するタイミングに合わせて、光源11に含まれる出射器111を駆動させる。その結果、空間光変調器13の変調部130に位相画像が設定されたタイミングに合わせて、光源11から出射された光102が、空間光変調器13の変調部130に割り当てられた複数の変調領域135に照射される。空間光変調器13の変調部130に割り当てられた複数の変調領域135の各々に照射された光102は、複数の変調領域135の各々に設定された位相画像に応じて変調される。空間光変調器13の変調部130において変調された変調光103は、投射光105として投射される。
例えば、変調光103の光路上に、変調光103を投射光105として拡大投射する投射部が配置されてもよい。例えば、投射部は、フーリエ変換レンズや投射レンズを含む投射光学系によって実現される。例えば、投射部は、変調光103を拡大して反射する曲面状の反射面を有する曲面ミラーによって実現される。投射部の詳細については、説明を省略する。
例えば、変調光103(投射光105)の光路上に、所望の画像を形成する変調光103(投射光105)を通過させ、不要な光成分を遮蔽する遮蔽器が配置されてもよい。例えば、遮蔽器は、変調光103(投射光105)に含まれる0次光やゴースト像を遮蔽する。例えば、遮蔽器は、所望の画像を形成する光を通過させる部分にスリット状の開口が形成されたアパーチャである。例えば、遮蔽器は、変調光103(投射光105)に含まれる不要な光成分を遮蔽し、投射光105の表示領域の外縁を規定する枠体である。例えば、変調光103(投射光105)の光路上に、0次光を除去する0次光除去器が配置されてもよい。例えば、0次光除去器は、光吸収部材を支持する部材で支持された光吸収部材を含む。光吸収部材は、支持部材によって、変調光103(投射光105)に含まれる0次光の光路上に固定される。例えば、支持部材は、ガラスやプラスチックなどのように、変調光103(投射光105)が透過する材質で構成される。例えば、光吸収部材には、カーボンなどの黒体が用いられる。使用されるレーザ光101の波長が固定されている場合には、レーザ光101の波長の光を選択的に吸収する材質の光吸収部材が用いられることが好ましい。
〔投射例〕
図10は、送光装置10から、複数の通信対象の通信装置1に向けて、投射光105が投射される例である。図10の例では、通信装置1Aから、通信装置1Bに向けて投射光105Bが投射され、通信装置1Cに向けて投射光105Cが投射される。通信装置1Bと通信装置1Cは、通信装置1Aから見て、異なる距離/方向に位置する。
図11は、図10の位置関係において、通信装置1Aから投射された投射光105Bと投射光105Cによって、画像を構成する画素(ドット)が表示される位置について説明するための概念図である。投射光105Bと投射光105Cは、通信装置1Aの空間光変調器13の変調部130に割り当てられた、異なる変調領域135に設定された位相画像によって変調された光である。図11には、投射光105Bによってドットが表示される位置に破線の四角形(□)を図示し、投射光105Cによってドットが表示される位置に破線のダイヤ形(◇)を図示している。通信装置1Bは、投射光105Bによってドットが表示される位置(□)に配置されている。そのため、通信装置1Bには、ドット106Bを含む画像が照射される。通信装置1Cは、投射光105Cによってドットが表示される位置(◇)に配置されている。そのため、通信装置1Cには、ドット106Cを含む画像が照射される。図11においては、通信装置1Bの位置におけるドット106Bの面積と、通信装置1Cの位置におけるドット106Cの面積とが同じであるが、実際には、それらの面積は通信装置1Aからの距離や位置に応じて異なる。
図11のように、通信装置1Aから投射された投射光105Bによって表示されるドット106Bを含む画像は、通信装置1Bには照射されるが、通信装置1Cには照射されない。その一方で、通信装置1Aから投射された投射光105Cによって表示されるドット106Cを含む画像は、通信装置1Cには照射されるが、通信装置1Cには照射されない。本実施形態によれば、空間光変調器13の変調部130に通信対象ごとの変調領域135を設定することによって、単一の変調領域135を用いた場合では照射範囲から外れてしまう複数の通信装置1に対しても、空間光信号を同時に照射できる。
〔比較例1〕
ここで、本実施形態で解決される課題を含む比較例1について説明する。比較例1は、複数の通信対象の位置関係によって、それらの通信対象に空間光信号を同時に照射できないという課題を含む。図12は、本比較例における投射光の投射例を示す概念図である。図12の例では、通信装置100Aから、通信装置100Bと通信装置100Cに向けて、投射光150が投射される。通信装置100Bと通信装置100Cは、通信装置100Aから見て、異なる距離/方向に位置する。通信装置100Aも、本実施形態と同様の空間光変調器(図示しない)を含むものとする。ただし、通信装置100Aの空間光変調器の変調部には、単一の変調領域のみが設定される。
図13は、図12の位置関係において、通信装置100Aから投射された投射光150によって、画像を構成する画素(ドット)が表示される位置について説明するための概念図である。投射光150は、通信装置100Aの空間光変調器の変調部に設定された位相画像によって変調された光である。図13には、投射光105Bによってドットが表示される位置に破線の円形(○)を図示している。通信装置1Bは、投射光105Bによってドットが表示される位置(○)に配置されている。そのため、通信装置1Bには、ドット状の照射パターン155を含む画像が照射される。それに対し、通信装置1Cは、投射光105Cによってドットが表示される位置に配置されていない。そのため、通信装置1Cには、ドットを含む画像が照射されない。
図13のように、通信装置100Aから投射された投射光150によって表示される照射パターン155を含む画像は、通信装置100Bには照射されるが、通信装置100Cには照射されない。空間光信号を用いる光空間通信を安定に行うためには、正確な位置に正確な電力のビームが照射されることが求められる。複数の通信対象と通信するためには、通信対象の数に応じて投射光150を投射することが求められるが、通信対象の位置に対して、投射光150の照射位置を正確に合わせることは難しい。位相変調型の空間光変調器を用いた場合、画素と画素の間にギャップができる。比較例1では、投射光150によって表示される画像を構成する画素の位置が固定されるため、画素と画素の間のギャップの位置の通信装置100Cには投射光150が照射されない。すなわち、図13のように、通信装置1Bに照射パターン155の位置を合わせると、照射パターン155を含む画像の照射位置から通信装置1Cが外れてしまう。本比較例の手法では、空間光変調器13の変調部130に単一の変調領域が設定されるため、複数の通信装置100に対して、空間光信号を同時に送光できない状況が発生しうる。
〔比較例2〕
次に、本実施形態で解決される課題を含む比較例2について説明する。比較例2は、複数の通信対象に対して空間光信号を同時に照射する際に、それらの通信対象に照射される光の強度が不安定になるという課題を含む。図14は、比較例2における投射光の投射例を示す概念図である。図14の例では、通信装置100Aから、通信装置100B、通信装置100C、および通信装置100Dに向けて、投射光150が投射される。通信装置100B、通信装置100C、および通信装置100Dは、通信装置100Aから見て、異なる距離/方向に位置する。通信装置100Aも、本実施形態と同様の空間光変調器(図示しない)を含むものとする。ただし、通信装置100Aの空間光変調器の変調部には、単一の変調領域のみが設定される。
図15は、図14の位置関係において、通信装置100Aから投射された投射光150によって、通信装置100B、通信装置100C、および通信装置100Dの位置に表示される画像の一例を示す概念図である。投射光150は、通信装置100Aの空間光変調器の変調部に設定された位相画像によって変調された光である。図15の例では、円形(○)の画像(照射パターン155)が通信装置100Bの位置に表示されるように、通信装置100Aの空間光変調器の変調部に位相画像が設定される。通信装置100Aは、通信装置100Bに対して、円形(○)の画像(照射パターン155)を形成する投射光150を投射する。図15の例では、通信装置100Cや通信装置100Dの位置では、歪んだ円形(楕円形)の画像が形成される。
図15のように、投射光150によって表示される照射パターン155は、通信装置100B、通信装置100C、および通信装置100Dの各々の位置で、異なる形状/大きさで照射されている。空間光変調器の変調部に単一の変調領域が設定される場合、通信装置100B、通信装置100C、および通信装置100Dの各々の照射される照射パターン155は、それらの面積に応じて、光源(図示しない)から出射されるレーザ光の電力を分け合う。例えば、通信装置100Cとの通信が停止された場合、通信装置100Bおよび通信装置100Dに投射される投射光150の電力が一気に増加する。また、照射パターン155が突然に変化した場合も、投射光150の電力の変化が起きる。このような照射パターン155の電力の変化は、光源の電力を変化させても、制御することは難しい。そのため、本比較例の手法では、複数の通信対象との通信において、安定した強度の空間光信号を送光し続けることができない状況が発生しうる。
〔受光装置〕
次に、受光装置16の構成について図面を参照しながら説明する。図16は、受光装置16の構成について説明するための概念図である。受光装置16は、集光器161、受光素子17、および受信回路18を備える。図16には、受光素子17が単一の例をあげる。受光装置16は、複数の受光素子17を含むように構成された方が実用的である。図16は、受光装置16の内部構成を上方向から見た平面図である。なお、受信回路18の位置については、特に限定を加えない。受信回路18は、受光装置16の内部に配置されてもよいし、受光装置16の外部に配置されてもよい。また、通信制御装置19に受信回路18の機能を含めてもよい。
集光器161は、外部から到来した空間光信号を集光する光学素子である。集光器161の入射面には、空間光信号が入射する。集光器161によって集光された光信号は、受光素子17の配置された領域に向けて集光される。例えば、集光器161は、入射した空間光信号を集光するレンズである。例えば、集光器161は、入射した空間光信号を、受光素子17の受光部170に向けて導光する光線制御素子である。例えば、集光器161は、レンズや光線制御素子を組み合わせた構成であってもよい。集光器161は、受光素子17の配置された領域に向けて空間光信号を集光できれば、その構成については特に限定しない。例えば、集光器161によって集光される光信号を、受光素子17の受光部170に向けて導光する機構が、追加されてもよい。
受光素子17は、受光対象の空間光信号の波長領域の光を受光する。例えば、受光素子17は、可視領域の光に感度を有する。例えば、受光素子17は、赤外領域の光に感度を有する。受光素子17は、例えば1.5μm(マイクロメートル)帯の波長の光に感度を有する。なお、受光素子17が感度を有する光の波長帯は、1.5μm帯に限定されない。受光素子17が受光する光の波長帯は、受光対象の空間光信号の波長に合わせて、任意に設定できる。受光素子17が受光する光の波長帯は、例えば0.8μm帯や、1.55μm帯、2.2μm帯に設定されてもよい。また、受光素子17が受光する光の波長帯は、例えば0.8~1μm帯であってもよい。波長帯が短い方が、大気中の水分による吸収が小さいので、降雨時における光空間通信には有利である。また、受光素子17は、強烈な太陽光で飽和してしまうと、空間光信号に由来する光信号を読み取ることができない。そのため、受光素子17よりも前段に、空間光信号の波長帯の光を選択的に通過させる色フィルタが設置されてもよい。例えば、空間光信号として偏光を送受光し合う場合、受光素子17よりも前段に、受光対象の偏光状態の空間光信号を選択的に通過させる偏光板が設置されてもよい。例えば、特定の波長帯の空間光信号を送受光し合う場合、受光素子17よりも前段に、受光対象の波長帯の空間光信号を選択的に通過させる帯域通過フィルタが設置されてもよい。
例えば、受光素子17は、フォトダイオードやフォトトランジスタなどの素子によって実現できる。例えば、受光素子17は、アバランシェフォトダイオードによって実現される。アバランシェフォトダイオードによって実現された受光素子17は、高速通信に対応できる。なお、受光素子17は、光信号を電気信号に変換できさえすれば、フォトダイオードやフォトトランジスタ、アバランシェフォトダイオード以外の素子によって実現されてもよい。通信速度を向上させるために、受光素子17の受光部は、できるだけ小さい方が好ましい。例えば、受光素子17の受光部は、一辺が5mm(ミリメートル)程度の正方形の受光面を有する。例えば、受光素子17の受光部は、直径0.1~0.3mm程度の円形の受光面を有する。受光素子17の受光部の大きさや形状は、空間光信号の波長帯や通信速度などに応じて選定されればよい。
受信回路18は、受光素子17の各々から出力された信号を取得する。受信回路18は、受光素子17の各々からの信号を増幅する。受信回路18は、増幅された信号をデコードし、通信対象からの信号を解析する。受信回路18によってデコードされた信号は、任意の用途に使用される。受信回路18によってデコードされた信号の使用については、特に限定を加えない。
〔通信制御装置〕
次に、通信制御装置19の構成について図面を参照しながら説明する。図17は、通信制御装置19の構成の一例について説明するためのブロック図である。通信制御装置19は、条件記憶部191、送光条件生成部192、送光指示部193、信号取得部195、信号解析部196、および信号生成部197を有する。例えば、通信制御装置19は、プロセッサとメモリを含むマイクロコンピュータによって実現される。通信制御装置19は、送光装置10や受光装置16にネットワーク経由で接続されたサーバやクラウドに実装されてもよい。
条件記憶部191は、送光装置10に送光させる投射光105に対応する位相画像やシフト画像、仮想レンズ画像などのパターンを記憶する。条件記憶部191に記憶されたパターンは、空間光変調器13の変調部130に設定される。また、条件記憶部191は、送光装置10の光源11を制御するための光源制御条件や、送光装置10の空間光変調器13を制御するための変調器制御条件を含む投射条件を記憶する。光源制御条件は、送光装置10の光源11からレーザ光101を出射させるタイミングを含む条件である。変調器制御条件は、空間光変調器13の変調部130にパターンを設定するための条件である。光源制御条件と変調器制御条件を協調させることによって、空間光変調器13の変調部130に設定されたパターンに応じた投射光105が投射される。
送光条件生成部192は、信号生成部197から信号を取得する。送光条件生成部192は、条件記憶部191に記憶された条件に基づいて、取得した信号に含まれる情報を送光するための送光条件を生成する。例えば、送光条件生成部192は、条件記憶部191に記憶された投射条件に基づいて、取得した信号に含まれる情報を送光するためのパターンを選択する。例えば、送光条件生成部192は、取得した信号に含まれる情報を送光するために投射される像に対応するパターンを、空間光変調器13の変調部130に設定する送光条件を生成する。例えば、送光条件生成部192は、空間光変調器13の変調部130に設定された変調領域のアスペクト比に合わせて、投射される像に対応する位相画像を、空間光変調器13の変調部130に設定する送光条件を生成する。
送光指示部193は、送光条件生成部192によって設定された送光条件に基づいて、送光装置10の光源11および空間光変調器13を制御するための送光指示を送光装置10に出力する。
信号取得部195は、受光装置16によってデコードされた信号を、受光装置16から取得する。また、信号取得部195は、受光装置16によって信号処理が加えられた信号を、受光装置16から取得する。例えば、信号取得部195が取得する信号には、通信装置1から送信された空間光信号に応じて、スキャンされた通信対象や、通信中の通信対象から送信された応答が含まれる。信号取得部195は、取得した信号を信号解析部196に出力する。
信号解析部196は、信号取得部195によって取得された信号を解析する。例えば、信号解析部196は、信号の種別に応じて、信号に含まれる情報を解析する。例えば、信号の種別には、スキャン信号や通信信号が含まれる。信号解析部196が解析する信号の種別に関しては、特に限定を加えない。信号解析部196は、信号の解析結果を信号生成部197に出力する。
信号生成部197は、信号解析部196による信号の解析結果を取得する。信号生成部197は、信号の解析結果に応じた送信信号を生成する。送信信号は、通信対象との通信内容や、通信対象のスキャンに用いられる内容を含む。信号生成部197は、通信対象ごとに送信信号を生成する。信号生成部197は、送信信号として、スキャン信号や通信信号を生成する。スキャン信号は、通信対象のスキャンに用いられる信号である。通信信号は、通信対象との間でやり取りされる情報を含む信号である。信号生成部197は、生成した信号を送光条件生成部192に出力する。
例えば、通信信号は、空間光信号を送受光する通信経路が確定された際に、通信が確立された通信装置1の間で送受光される信号である。通信信号には、通信対象に向けて送信する情報が含まれる。通信信号に乗せる情報は、予め定められた内容であってもよいし、通信対象からの通信信号に含まれる情報に応じた内容であってもよい。例えば、通信対象からの通信信号に含まれる情報に応じた内容の通信信号を生成する場合、通信対象から送光された通信信号に含まれる情報を、表示装置(図示しない)に表示させる。例えば、表示装置に表示された情報を確認したオペレータは、入力装置(図示しない)を介して、表示された情報に対する応答を通信制御装置19(信号生成部197)に入力する。例えば、信号生成部197は、入力された情報を含む通信信号を生成する。通信信号に含ませる情報については、特に限定を加えない。
以上のように、本実施形態の通信装置は、送光装置、受光装置、および通信制御装置を備える。受光装置は、通信対象から送信された空間光信号を受信する。受光装置は、受信された空間光信号に含まれる信号をデコードする。通信制御装置は、受光装置によってデコードされた信号を取得する。通信制御装置は、取得された信号に応じた空間光信号を送光装置に送信させる。送光装置は、光源、空間光変調器、制御部を有する。光源は、光を出射する。空間光変調器は、光源から出射された光が照射される変調部を有する。空間光変調器は、照射された光の位相を変調部で変調する。制御部は、複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を空間光変調器の変調部に割り当てる。制御部は、通信対象との通信で用いられる画像を通信対象の位置に形成するための位相画像を変調領域に設定する。制御部は、空間光変調器の変調部に割り当てられた複数の変調領域の各々に、複数の変調領域の各々に対応付けられた通信対象の位置において画像を表示させるための位相画像を設定する。制御部は、位相画像が設定された変調部に光が照射されるように、光源を制御する。
本実施形態では、複数の通信対象の各々に対応付けて、空間光変調器の変調部に、通信対象ごとの変調領域を設定する。変調領域には、通信対象ごとの位相画像が設定される。本実施形態によれば、通信対象ごとの変調領域が変調部に設定されるため、複数の通信対象に対して、安定した空間光信号を送光できる。また、本態様によれば、通信対象の位置に向けて、空間光信号を正確に照射できる。そのため、本態様によれば、通信に用いられる画像(例えば、ドット画像)を適切に表示させる空間光信号を通信対象に送光できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、空間光変調器の変調部に割り当てられた複数の変調領域の各々に、複数の変調領域の各々に対応付けられた通信対象の位置において画像を表示させるための位相画像を、複数の通信対象ごとに設定する。本態様によれば、複数の通信対象の各々の位置に向けて、空間光信号を正確に照射できる。そのため、本態様によれば、通信に用いられる画像(例えばドット画像)を適切に表示させる空間光信号を、複数の通信対象の各々に送光できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、位相画像とシフト画像の合成画像を、空間光変調器の変調部に割り当てられた複数の変調領域の各々に設定する。位相画像は、画像を表示させるためのパターンである。シフト画像は、複数の変調領域の各々に対応付けられた通信対象の位置において画像(例えばドット画像)の表示位置を変更するためのパターンである。本態様によれば、シフト画像を用いることで、画像の表示位置を、投射範囲の内部の任意の位置に変更できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、位相画像、シフト画像、および仮想レンズ画像の合成画像を、空間光変調器の変調部に割り当てられた複数の変調領域の各々に設定する。位相画像は、画像を表示させるためのパターンである。シフト画像は、複数の変調領域の各々に対応付けられた通信対象の位置において画像(例えばドット画像)の表示位置を変更するためのパターンである。仮想レンズ画像は、画像を拡大投射するためのパターンである。本態様によれば、シフト画像を用いて画像の表示位置を、投射範囲の内部の任意の位置に変更できる。本態様によれば、シフト画像を用いることで、画像の表示位置を、投射範囲の内部の任意の位置に変更できる。また、本態様によれば、仮想レンズ画像を用いることで、画像を拡大投射することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る通信装置について図面を参照しながら説明する。本実施形態の通信装置は、空間光変調器の変調部に割り当てられる変調領域を動的に変化させる点において、第1の実施形態とは異なる。
(構成)
図18は、本実施形態の通信装置2の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態の通信装置2は、送光装置20、受光装置26、および通信制御装置29を備える。受光装置26および通信制御装置29は、第1の実施形態の対応する構成と同様である。以下においては、受光装置26および通信制御装置29については説明を省略し、送光装置20の構成について詳細に説明する。本実施形態においては、空間光信号の送光条件を、送光装置20で設定する例をあげる。空間光信号の送光条件は、通信制御装置29で設定されてもよい。
〔送光装置〕
図19は、送光装置20の構成の一例を示す概念図である。送光装置20は、光源21、空間光変調器23、および制御部24を備える。空間光変調器23は、変調部230を有する。図19は、送光装置20の内部構成を横方向から見た側面図である。図19は、概念的なものであり、各構成要素間の位置関係や、光の進行方向などを正確に表したものではない。制御部24の位置については、特に限定を加えない。制御部24は、通信制御装置29に含まれてもよい。光源21と空間光変調器23は、第1の実施形態の対応する構成と同様である。制御部24は、空間光変調器23の変調部230に対する変調領域の割り当て方法以外は、第1の実施形態の対応する構成と同様である。以下においては、制御部24による、空間光変調器23の変調部230に対する変調領域の割り当て方法に焦点を当てて説明する。
図20は、空間光変調器13の変調部130に対する変調領域の割り当て方法について説明するための概念図である。制御部24は、通信対象の数に応じて、少なくとも一つの変調領域を変調部230に割り当てる。制御部24は、変調領域を変調部230に割り当てる際に、通信対象に割り当てられない予備の領域(予備領域とも呼ぶ)を少なくとも一つ設定する。例えば、予備領域には、光202の照射に応じて変調光203が出射されないパターン(位相画像)が設定される。
図20の(E)は、通信対象が三つの場合における、変調領域の割り当ての例である。制御部24は、変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、および予備領域V1を、変調部230に設定する。変調部230には、変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、および予備領域V1が設定される。変調領域E1、変調領域E2、および変調領域E3は、いずれかの通信対象に対応付けられる変調領域である。予備領域V1は、いずれの通信対象にも割り当てられない予備領域である。
図20の(F)は、通信対象が三つから四つに増えた場合における、変調領域の割り当ての例である。制御部24は、予備領域V1を、変調領域Fと予備領域V2に分割する。変調部130には、変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、変調領域F、および予備領域V2が設定される。変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、および変調領域Fは、いずれかの通信対象に対応付けられる変調領域である。予備領域V2は、いずれの通信対象にも割り当てられない予備領域である。
図20の(G)は、通信対象が四つから五つに増えた場合における、変調領域の割り当ての例である。制御部24は、予備領域V2を、変調領域Gと予備領域V3に分割する。変調部130には、変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、変調領域F、変調領域G、および予備領域V3が設定される。変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、変調領域F、および変調領域Gは、いずれかの通信対象に対応付けられる変調領域である。予備領域V3は、いずれの通信対象にも割り当てられない予備領域である。
図20の(H)は、通信対象が五つから四つに減った場合における、変調領域の割り当ての例である。制御部24は、変調領域Gと予備領域V3を統合して予備領域V2を設定する。予備領域V2は、図20の(F)と同様の領域である。変調部130には、変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、変調領域F、および予備領域V2が設定される。変調領域E1、変調領域E2、変調領域E3、および変調領域Fは、いずれかの通信対象に対応付けられる変調領域である。予備領域V2は、いずれの通信対象にも割り当てられない予備領域である。
上記のように、制御部24は、通信対象の数の増減に応じて、空間光変調器23の変調部230に割り当てられる変調領域の数を動的に変更する。制御部24は、変調領域を動的に変更する際に、通信対象に割り当てられない予備領域を設定する。制御部24は、通信対象の増加に応じて、新たな変調領域を予備領域に設定する。制御部24は、通信対象の減少に応じて、いずれかの変調領域を予備領域に統合する。言い換えると、制御部24は、通信対象の増減に応じて、空間光変調器23の変調部230の予備領域に設定される変調領域の数を増減させる。例えば、制御部24は、投射光205の投射機会ごとに、空間光変調器23の変調部230に割り当てられる変調領域の数を変更できる。例えば、制御部24は、空間光変調器23の変調部230から出射される変調光203の出力プロファイルに応じて、変調領域の面積を変更してもよい。例えば、制御部24は、出力プロファイルに応じて、複数の変調領域の各々の電力が均一になるように、複数の変調領域の各々の面積を設定する。
以上のように、本実施形態の通信装置は、送光装置、受光装置、および通信制御装置を備える。受光装置は、通信対象から送信された空間光信号を受信する。受光装置は、受信された空間光信号に含まれる信号をデコードする。通信制御装置は、受光装置によってデコードされた信号を取得する。通信制御装置は、取得された信号に応じた空間光信号を送光装置に送信させる。送光装置は、光源、空間光変調器、制御部を有する。光源は、光を出射する。空間光変調器は、光源から出射された光が照射される変調部を有する。空間光変調器は、照射された光の位相を変調部で変調する。制御部は、複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を空間光変調器の変調部に割り当てる。制御部は、通信対象との通信で用いられる画像を通信対象の位置に形成するための位相画像を変調領域に設定する。制御部は、空間光変調器の変調部に割り当てられる複数の変調領域の数を、複数の通信対象の数に応じて動的に変動させる。制御部は、位相画像が設定された変調部に光が照射されるように、光源を制御する。
空間光変調器の変調部には、通信対象ごとに変調領域が設定される。そのため、変調領域の数が固定されていると、全ての変調領域が使用されている場合に、新たな通信対象との通信を確立できなくなる。本実施形態では、複数の通信対象の各々に対応付けて、空間光変調器の変調部に割り当てられる複数の変調領域の数を、複数の通信対象の数に応じて動的に変動させる。そのため、本実施形態によれば、変調領域が使用できない状況が発生しにくいため、複数の通信対象との間で、継続的な光空間通信を実現できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、通信対象との通信に使用されない予備領域を変調部に設定する。本態様によれば、通信に用いられない予備領域を設定し、その予備領域に変調領域を動的に割り当てることで、通信状況に応じて柔軟に対応できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、通信対象の数の増加に応じて、予備領域の一部を変調領域として動的に割り当てる。本態様によれば、通信対象が増加した場合、予備領域に変調領域を動的に割り当てることによって、複数の通信対象との間で、継続的な光空間通信を実現できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、通信対象の数の減少に応じて、通信対象との通信に使われなくなった変調領域を予備領域に統合する。通信に使用されていない変調領域をそのまま設定しておくと、使用されていない変調領域のために無駄な電力が発生しうる。本態様によれば、通信対象が減少した場合、通信に使われなくなった変調領域を予備領域に統合することによって、空間光変調器の消費電力を最適化できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る通信装置について図面を参照しながら説明する。本実施形態の通信装置は、投射範囲に表示される画像の出力プロファイルに応じて、変調部に設定される変調領域のタイリングを調整する点において、第1~第2の実施形態とは異なる。本実施形態の手法は、第2の実施形態の手法と組み合わせてもよい。
(構成)
図21は、本実施形態の通信装置2の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態の通信装置3は、送光装置30、受光装置36、および通信制御装置39を備える。受光装置36および通信制御装置39は、第1の実施形態の対応する構成と同様である。以下においては、受光装置36および通信制御装置39については説明を省略し、送光装置30の構成について詳細に説明する。本実施形態においては、空間光信号の送光条件を、送光装置30で設定する例をあげる。空間光信号の送光条件は、通信制御装置39で設定されてもよい。
〔送光装置〕
図22は、送光装置30の構成の一例を示す概念図である。送光装置30は、光源31、空間光変調器33、および制御部34を備える。空間光変調器33は、変調部330を有する。図22は、送光装置30の内部構成を横方向から見た側面図である。図22は、概念的なものであり、各構成要素間の位置関係や、光の進行方向などを正確に表したものではない。制御部34の位置については、特に限定を加えない。制御部34は、通信制御装置39に含まれてもよい。光源31と空間光変調器33は、第1の実施形態の対応する構成と同様である。制御部34は、空間光変調器33の変調部330におけるタイリングの方法以外は、第1の実施形態の対応する構成と同様である。以下においては、制御部34による、空間光変調器33の変調部330におけるタイリングの方法に焦点を当てて説明する。
図23は、投射光305によって被投射面上に形成される画像(ドット画像)のエネルギー分布(出力プロファイルとも呼ぶ)の一例である。図23のグラフの横軸は、被投射面上における位置を示す。図23のグラフの縦軸は、被投射面上の位置ごとの、投射光305によって表示されるドット画像の電力を示す。図23には、投射範囲の中央を通過する直線上の一次元的なエネルギー分布を示す。実際の出力プロファイルは、二次元的なエネルギー分布を示す。実際の出力プロファイルは、投射範囲の中央を中心とし、同心円状に分布するエネルギー分布を示す。被投射面上におけるドット画像の出力プロファイルは、非線形的な電力分布を示す。被投射面上におけるドット画像の出力プロファイルは、投射光305を投射するための投射光学系によって変化する。例えば、投射光305に含まれる0次光を除去する機構を導入する場合、0次光の投射位置にはドット画像が表示されないので、投射範囲の中央部分の電力がかけたプロファイルが得られる。図23の例の場合、ドット画像は、投射範囲の中央に表示される際に、電力が最大になる。ドット画像は、投射範囲の中央から離れるにつれて、電力が減少していく。すなわち、被投射面上に形成されるドット画像の電力は、被投射面の面内において均一ではない。
図23の例のように、被投射面におけるドット画像の電力が均一でないと、通信対象との通信に用いられる空間光信号の出力が安定しない。空間光信号の出力が安定しないと、安定した通信を継続することができない。安定した通信を継続するためには、被投射面の面内において、ドット画像の電力がきる限りフラットになることが好ましい。
ドット画像の電力EPは、出力W、出力プロファイルP、位相画像因子PF、タイルの数Nの関係によって見積もることができる。出力Wは、空間光変調器33の変調部330に照射される、光源31から出射された光302の出力である。出力プロファイルPは、被投射面上の位置ごとのドット画像の電力である。位相画像因子PFは、様々な因子を含む。例えば、位相画像因子PFは、位相画像の明るさに関する因子を含む。例えば、位相画像因子PFは、位相画像を生成する際に用いられる、照明光の規格化値などに関する因子を含む。例えば、位相画像因子PFは、位相画像を生成する際に設定される雑音掃き出し領域の有無や形状に関する因子である。タイルの数Nは、変調領域ごとのタイルの数である。例えば、投射光305の電力EPは、下記の式1のような関係で表現できる。
P=W×P×F×N・・・(1)
出力Wや出力プロファイルPは、通信状況に変化に応じて、細かく調節することは難しい。何らかの因子を変更することによって調整できる。しかし、位相画像因子PFのみを調整することによって、被投射面の全領域に亘ってドット画像の電力を均一化させることは難しい。そのため、本実施形態では、位相画像因子PFとタイルの数Nの調整を組み合わせて、被投射面上におけるドット画像の電力を調整する。ドット画像の形成において、ドット画像の形成に用いられるタイルの数Nは重要である。タイルの数Nが少ないと、ドット画像が劣化する。そのため、本実施形態では、タイルの解像度を低く抑えつつ、タイルの数Nを増加させるように設定する。
本実施形態においては、被投射面上における位置に応じて、空間光変調器33の変調部330に割り当てられる変調領域に含まれる複数のタイルに設定される位相画像と、その変調領域に割り当てられるタイルの数とを設定する。
図24は、送光装置30によるドット画像の電力制御の一例について説明するためのグラフ概念図である。図24のグラフには、投射光305によって被投射面上に形成されるドット画像の出力プロファイルを示す。図24の出力プロファイルは、図23の出力プロファイルと同様である。また、図24のグラフには、ドット画像の電力の目標値を図示する。例えば、電力の目標値は、空間光通信に用いられるレーザ光のクラスに応じて設定される。例えば、クラス1の可視光レーザを想定すると、電力の目標値は0.39ワット程度に設定される。例えば、クラス1の1.5マイクロメートル帯の赤外光レーザを想定すると、電力の目標値は10ミリワット程度に設定される。図24には、被投射面の中央を通る直線上において、被投射面を一次元的に五つの領域に分割する例を示す。図24の例では、被投射面を、五つの領域(領域a、領域b、領域c、領域d、領域e)に分割する。実際には、二次元的な被投射面が格子状に領域分けされる。
送光装置30は、出力プロファイルの下限が、電力の目標値になる位相画像を、領域ごとに設定する。出力プロファイルにみられるように、被投射面の中央から離れるにつれて、ドット画像の電力が低下する。そのため、投射範囲の中央から離れた領域ほど、明るいドット画像を表示させる位相画像が設定される。それに対し、投射範囲の中央に近い領域ほど、暗いドット画像を表示させる位相画像が設定される。ドット画像を各領域に表示させるための位相画像は、各領域の範囲内において被投射面の中央に近づくにつれて、変調領域に設定されるタイルの数を減少させる。
図25は、空間光変調器33の変調部330に割り当てられた変調領域に設定されるタイルの数を減らす一例を示す概念図である。変調領域には、複数のタイルが含まれる。複数のタイルの各々には、被投射面にドット画像を表示させるための位相画像が表示される。同一の変調領域に含まれる複数のタイルには、同一の位相画像が設定される。位相画像3301は、変調領域に設定されるパターンである。位相画像3301は、変調領域に含まれる複数のタイルの各々に設定された位相画像によって構成される。
図25の位相画像3302は、ドット画像の表示に用いられるタイル(活性タイル)の数を減らした例である。ドット画像の表示に用いられないタイル(不活性タイルとも呼ぶ)に照射された光302は、変調光303に変換されず、0次光に寄与する。不活性タイルは、被投射面に表示されるドット画像の表示に反映されない。活性タイルの数を減少させても、表示されるドット画像は同じである。そのため、活性タイルの数を減らすことによって、表示されるドット画像を変更させずに、ドット画像の電力を低下させることができる。言い換えると、ドット画像の表示に用いられるタイルの数を調整することによって、ドット画像の電力を調整できる。
ドット画像の電力が最大になるのは、変調領域に含まれる複数のタイルの全てに位相画像が設定される場合である。そのため、全てのタイルに位相画像が設定された状態で投射された投射光305によって表示されるドット画像の電力が、各領域に表示されるドット画像の電力の目標値に設定される。各領域においては、投射範囲の中央から最も離れた位置にドット画像を表示させるために、変調領域に含まれる全てのタイルに位相画像が設定された状態とする。ドット画像の表示位置が投射範囲の中央に近いほど、ドット画像の表示に用いられるタイルの数を減らすことによって、各領域におけるドット画像の電力を目標値に近づけることができる。
図26は、ドット画像の電力制御の一例について説明するための概念図である。図26は、図24の領域aと領域bの部分を拡大した図である。送光装置30は、領域aの左端のポイントに電力の目標値と同等の電力を示すドット画像を表示させるための位相画像を、空間光変調器33の変調部330に割り当てられた変調領域に設定する。ドット画像の位置が投射範囲の中央に向けて移動していくように、変調領域に設定された位相画像をシフトさせていくと、出力プロファイルの傾向に従って、点線で示すように電力が増加していく。領域aに関しては、領域aの左端から右端に向けて、電力が増加していく。点線で示すように電力が増加していく位置において、ドット画像の電力が目標値に近づくように、変調領域のタイル数を減らしていけば、領域aにおけるドット画像の電力を一定に保つことができる。図26の例では、領域aの範囲内において、出力プロファイルが電力の目標値と交差する。そのため、出力プロファイルと電力の目標値とが交差する位置に関しては、電力の目標値と同等の電力を示す位相画像を変調領域に設定すればよい。出力プロファイルと電力の目標値とが交差する位置から、領域bの右端にかけた位置においては、ドット画像の電力が目標値に近づくように、変調領域のタイル数を減らしていけばよい。図24の領域cおよび領域dに関しても、領域bと同様に、投射範囲の位置に応じて、変調領域のタイル数を減らしていけばよい。図24の領域eに関しては、領域eの右端のポイントに電力の目標値と同等の電力を示すドット画像を表示させるための位相画像を、空間光変調器33の変調部330に割り当てられた変調領域に設定する。ドット画像の位置が投射範囲の中央から離れていくように、変調領域に設定された位相画像をシフトさせていくと、出力プロファイルの傾向に従って、電力が減少していく。領域eに関しては、領域eの左端から右端に向けて、電力が減少していく。電力が増加していく位置において、ドット画像の電力が目標値に近づくように、変調領域のタイル数を減らしていけば、領域eにおけるドット画像の電力を一定に保つことができる。
図27は、ドット画像の電力制御の別の一例について説明するための概念図である。図27は、図24の領域aと領域bの部分を拡大した図である。送光装置30は、領域aの左端のポイントに、電力の目標値と同等の電力を示す位相画像を、空間光変調器33の変調部330に割り当てられた変調領域に設定する。ドット画像の位置が投射範囲の中央に向けて移動していくように、変調領域に設定された位相画像をシフトさせていくと、出力プロファイルの傾向に従って、点線で示すように電力が増加していく。点線で示すように電力が増加していく位置において、ドット画像の電力が目標値に近づくように、変調領域のタイル数を減らしていけば、領域aにおけるドット画像の電力を一定に保つことができる。図27の例では、領域aの全範囲において、ドット画像の電力が目標値に近づくように、変調領域のタイル数を減らしていく。領域aと同様に、領域bについても、ドット画像の電力が目標値に近づくように制御すればよい。領域c、領域d、および領域eについては、説明を省略する。
例えば、投射範囲の位置に対して、不活性タイルの数が対応付けられたテーブルを準備しておいてもよい。そのテーブルを参照すれば、送光装置30は、ドット画像を表示させる位置に応じて、不活性タイルの数を設定できる。変調領域における不活性タイルの位置は、任意に設定できる。
例えば、投射範囲の位置に対して、活性タイルおよび不活性タイルのタイリングされた位相画像が対応付けられたテーブルを準備しておいてもよい。活性タイルおよび不活性タイルがタイリングされた位相画像は、ドット画像の電力に応じた数の活性タイルを含む。そのテーブルを参照すれば、送光装置30は、ドット画像を表示させる位置に応じて、不活性タイルがパターン化された位相画像を設定できる。変調領域における不活性タイルの位置は、任意に設定できる。
例えば、投射範囲の位置に対して、活性タイルおよび不活性タイルのタイリングされた位相画像がマッピングされたマップを準備しておいてもよい。活性タイルおよび不活性タイルがタイリングされた位相画像は、ドット画像の電力に応じた数の活性タイルを含む。例えば、送光装置30は、ドット画像を表示させる位置に応じて、マップから位相画像を選択すればよい。変調領域における不活性タイルの位置は、任意に設定できる。
以上のように、本実施形態の通信装置は、送光装置、受光装置、および通信制御装置を備える。受光装置は、通信対象から送信された空間光信号を受信する。受光装置は、受信された空間光信号に含まれる信号をデコードする。通信制御装置は、受光装置によってデコードされた信号を取得する。通信制御装置は、取得された信号に応じた空間光信号を送光装置に送信させる。送光装置は、光源、空間光変調器、制御部を有する。光源は、光を出射する。空間光変調器は、光源から出射された光が照射される変調部を有する。空間光変調器は、照射された光の位相を変調部で変調する。制御部は、複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を空間光変調器の変調部に割り当てる。制御部は、通信対象との通信で用いられる画像を通信対象の位置に形成するための位相画像を変調領域に設定する。制御部は、画像の投射範囲に表示される画像の電力を目標値に近づけるように、投射範囲における画像の投射位置に応じて、変調領域に割り当てられた複数のタイルに設定される位相画像を変更する。制御部は、位相画像が設定された変調部に光が照射されるように、光源を制御する。
投射範囲に表示される画像は、投射範囲の内部の位置によって電力が異なる。本実施形態では、投射範囲における画像の投射位置に応じて、変調領域に割り当てられた複数のタイルに設定される位相画像を変更することで、投射範囲に表示される画像の電力を目標値に近づける。そのため、本実施形態によれば、投射範囲に表示される画像を平滑化できる。すなわち、本態様によれば、通信対象に照射される空間光信号の電力を安定化できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、変調領域に割り当てられた複数のタイルのうちいずれかを、位相画像が設定されない不活性タイルに設定する。制御部は、投射範囲における画像の投射位置に応じて、投射範囲に表示される画像の電力を目標値に近づけるように、不活性タイルの数を調整する。本態様によれば、変調領域を構成する複数のタイルの数を変更することによって、投射される画像の電力を調整できる。
本実施形態の一態様において、制御部は、投射範囲の内部に設定された領域ごとに、変調領域に割り当てられた複数のタイルに設定される位相画像を変更する。本態様によれば、投射範囲の内部に設定された領域ごとに位相画像を設定することによって、投射される画像の電力を調整できる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る送光装置について図面を参照しながら説明する。本実施形態の送光装置は、第1~第3の実施形態の送光装置を簡略化した構成である。図28は、本実施形態の送光装置40の構成の一例を示す概念図である。送光装置40は、光源41および空間光変調器43を備える。
光源41は、光402を出射する。空間光変調器43は、光源41から出射された光402が照射される変調部430を有する。空間光変調器43は、照射された光402の位相を変調部430で変調する。制御部44は、複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を空間光変調器43の変調部430に割り当てる。制御部44は、通信対象との通信で用いられる画像を通信対象の位置に形成するための位相画像を変調領域に設定する。制御部44は、位相画像が設定された変調部430に光402が照射されるように光源41を制御する。
以上のように、本実施形態では、複数の通信対象の各々に対応付けて、空間光変調器の変調部に、通信対象ごとの変調領域を設定する。変調領域には、通信対象ごとの位相画像が設定される。本実施形態によれば、通信対象ごとの変調領域が変調部に設定されるため、複数の通信対象に対して、安定した空間光信号を送光できる。
(ハードウェア)
ここで、本開示の各実施形態に係る制御や処理を実行するハードウェア構成について、図29の情報処理装置90を一例として挙げて説明する。なお、図29の情報処理装置90は、各実施形態の制御や処理を実行するための構成例であって、本開示の範囲を限定するものではない。
図29のように、情報処理装置90は、プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、入出力インターフェース95、および通信インターフェース96を備える。図29においては、インターフェースをI/F(Interface)と略記する。プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、入出力インターフェース95、および通信インターフェース96は、バス98を介して、互いにデータ通信可能に接続される。また、プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、および入出力インターフェース95は、通信インターフェース96を介して、インターネットやイントラネットなどのネットワークに接続される。
プロセッサ91は、補助記憶装置93等に格納されたプログラムを、主記憶装置92に展開する。プロセッサ91は、主記憶装置92に展開されたプログラムを実行する。本実施形態においては、情報処理装置90にインストールされたソフトウェアプログラムを用いる構成とすればよい。プロセッサ91は、本実施形態に係る制御や処理を実行する。
主記憶装置92は、プログラムが展開される領域を有する。主記憶装置92には、プロセッサ91によって、補助記憶装置93等に格納されたプログラムが展開される。主記憶装置92は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリによって実現される。また、主記憶装置92として、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)などの不揮発性メモリが構成/追加されてもよい。
補助記憶装置93は、プログラムなどの種々のデータを記憶する。補助記憶装置93は、ハードディスクやフラッシュメモリなどのローカルディスクによって実現される。なお、種々のデータを主記憶装置92に記憶させる構成とし、補助記憶装置93を省略することも可能である。
入出力インターフェース95は、規格や仕様に基づいて、情報処理装置90と周辺機器とを接続するためのインターフェースである。通信インターフェース96は、規格や仕様に基づいて、インターネットやイントラネットなどのネットワークを通じて、外部のシステムや装置に接続するためのインターフェースである。入出力インターフェース95および通信インターフェース96は、外部機器と接続するインターフェースとして共通化してもよい。
情報処理装置90には、必要に応じて、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力機器が接続されてもよい。それらの入力機器は、情報や設定の入力に使用される。なお、タッチパネルを入力機器として用いる場合は、表示機器の表示画面が入力機器のインターフェースを兼ねる構成としてもよい。プロセッサ91と入力機器との間のデータ通信は、入出力インターフェース95に仲介させればよい。
また、情報処理装置90には、情報を表示するための表示機器を備え付けてもよい。表示機器を備え付ける場合、情報処理装置90には、表示機器の表示を制御するための表示制御装置(図示しない)が備えられていることが好ましい。表示機器は、入出力インターフェース95を介して情報処理装置90に接続すればよい。
また、情報処理装置90には、ドライブ装置が備え付けられてもよい。ドライブ装置は、プロセッサ91と記録媒体(プログラム記録媒体)との間で、記録媒体からのデータやプログラムの読み込み、情報処理装置90の処理結果の記録媒体への書き込みなどを仲介する。ドライブ装置は、入出力インターフェース95を介して情報処理装置90に接続すればよい。
以上が、本発明の各実施形態に係る制御や処理を可能とするためのハードウェア構成の一例である。なお、図29のハードウェア構成は、各実施形態に係る制御や処理を実行するためのハードウェア構成の一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。また、各実施形態に係る制御や処理をコンピュータに実行させるプログラムも本発明の範囲に含まれる。さらに、各実施形態に係るプログラムを記録したプログラム記録媒体も本発明の範囲に含まれる。記録媒体は、例えば、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体で実現できる。記録媒体は、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)カードなどの半導体記録媒体によって実現されてもよい。また、記録媒体は、フレキシブルディスクなどの磁気記録媒体、その他の記録媒体によって実現されてもよい。プロセッサが実行するプログラムが記録媒体に記録されている場合、その記録媒体はプログラム記録媒体に相当する。
各実施形態の構成要素は、任意に組み合わせてもよい。また、各実施形態の構成要素は、ソフトウェアによって実現されてもよいし、回路によって実現されてもよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
光源と、
前記光源から出射された光が照射される変調部を有し、照射された前記光の位相を前記変調部で変調する空間光変調器と、
複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を前記空間光変調器の前記変調部に割り当て、前記通信対象との通信で用いられる画像を前記通信対象の位置に形成するための位相画像を前記変調領域に設定し、前記位相画像が設定された前記変調部に前記光が照射されるように前記光源を制御する制御部と、を備える送光装置。
(付記2)
前記制御部は、
前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像を表示させるための前記位相画像を設定する付記1に記載の送光装置。
(付記3)
前記制御部は、
前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像を表示させるための前記位相画像を、複数の前記通信対象ごとに設定する付記1に記載の送光装置。
(付記4)
前記制御部は、
前記画像を表示させるための前記位相画像と、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像の表示位置を変更するためのシフト画像とが合成された合成画像を、前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に設定する付記1乃至3のいずれか一つに記載の送光装置。
(付記5)
前記制御部は、
前記画像を表示させるための前記位相画像と、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像の表示位置を変更するためのシフト画像と、前記画像を拡大投射するための仮想レンズ画像とが合成された合成画像を、前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に設定する付記1乃至3のいずれか一つに記載の送光装置。
(付記6)
前記制御部は、
前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられる複数の前記変調領域の数を、複数の前記通信対象の数に応じて動的に変動させる付記1乃至5のいずれか一つに記載の送光装置。
(付記7)
前記制御部は、
前記通信対象との通信に使用されない予備領域を前記変調部に設定する付記6に記載の送光装置。
(付記8)
前記制御部は、
前記通信対象の数の増加に応じて、前記予備領域の一部を前記変調領域として動的に割り当てる付記7に記載の送光装置。
(付記9)
前記制御部は、
前記通信対象の数の減少に応じて、前記通信対象との通信に使われなくなった前記変調領域を前記予備領域に統合する付記7または8に記載の送光装置。
(付記10)
前記制御部は、
前記画像の投射範囲に表示される前記画像の電力を目標値に近づけるように、前記投射範囲における前記画像の投射位置に応じて、前記変調領域に割り当てられた複数のタイルに設定される前記位相画像を変更する付記1乃至9のいずれか一つに記載の送光装置。
(付記11)
前記制御部は、
前記変調領域に割り当てられた複数の前記タイルのうちいずれかを、前記位相画像が設定されない不活性タイルに設定し、前記投射範囲における前記画像の投射位置に応じて、前記投射範囲に表示される前記画像の電力を前記目標値に近づけるように、前記不活性タイルの数を調整する付記10に記載の送光装置。
(付記12)
前記制御部は、
前記投射範囲の内部に設定された領域ごとに、前記変調領域に割り当てられた複数の前記タイルに設定される前記位相画像を変更する付記11に記載の送光装置。
(付記13)
付記1乃至12のいずれか一つに記載の送光装置と、
通信対象から送信された空間光信号を受信し、受信された前記空間光信号に含まれる信号をデコードする受光装置と、
前記受光装置によってデコードされた前記信号を取得し、取得された前記信号に応じた空間光信号を前記送光装置に送信させる通信制御装置と、を備える通信装置。
(付記14)
光源から出射された光の位相を変調部で変調する空間光変調器を備える送光装置の制御方法であって、
コンピュータが、
複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を前記空間光変調器の前記変調部に割り当て、
前記通信対象との通信で用いられる画像を前記通信対象の位置に形成するための位相画像を前記変調領域に設定し、
前記位相画像が設定された前記変調部に前記光が照射されるように前記光源を制御する制御方法。
(付記15)
光源から出射された光の位相を変調部で変調する空間光変調器を備える送光装置を制御するためのプログラムであって、
複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を前記空間光変調器の前記変調部に割り当てる処理と、
前記通信対象との通信で用いられる画像を前記通信対象の位置に形成するための位相画像を前記変調領域に設定する処理と、
前記位相画像が設定された前記変調部に前記光が照射されるように前記光源を制御する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
1、2、3 通信装置
10、20、30、40 送光装置
11、21、31、41 光源
13、23、33、43 空間光変調器
14、24、34、44 制御部
16、26、36 受光装置
17 受光素子
18 受信回路
19、29、39 通信制御装置
111 出射器
112 レンズ
161 集光器
191 条件記憶部
192 送光条件生成部
193 送光指示部
195 信号取得部
196 信号解析部
197 信号生成部

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光が照射される変調部を有し、照射された前記光の位相を前記変調部で変調する空間光変調器と、
    複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を前記空間光変調器の前記変調部に割り当て、前記通信対象との通信で用いられる画像を前記通信対象の位置に形成するための位相画像を前記変調領域に設定し、前記位相画像が設定された前記変調部に前記光が照射されるように前記光源を制御する制御手段と、を備える送光装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像を表示させるための前記位相画像を設定する請求項1に記載の送光装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像を表示させるための前記位相画像を、複数の前記通信対象ごとに設定する請求項1に記載の送光装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記画像を表示させるための前記位相画像と、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像の表示位置を変更するためのシフト画像とが合成された合成画像を、前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に設定する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の送光装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記画像を表示させるための前記位相画像と、複数の前記変調領域の各々に対応付けられた前記通信対象の位置において前記画像の表示位置を変更するためのシフト画像と、前記画像を拡大投射するための仮想レンズ画像とが合成された合成画像を、前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられた複数の前記変調領域の各々に設定する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の送光装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記空間光変調器の前記変調部に割り当てられる複数の前記変調領域の数を、複数の前記通信対象の数に応じて動的に変動させる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の送光装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記画像の投射範囲に表示される前記画像の電力を目標値に近づけるように、前記投射範囲における前記画像の投射位置に応じて、前記変調領域に割り当てられた複数のタイルに設定される前記位相画像を変更する請求項1乃至のいずれか一項に記載の送光装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の送光装置と、
    通信対象から送信された空間光信号を受信し、受信された前記空間光信号に含まれる信号をデコードする受光装置と、
    前記受光装置によってデコードされた前記信号を取得し、取得された前記信号に応じた空間光信号を前記送光装置に送信させる通信制御装置と、を備える通信装置。
  9. 光源から出射された光の位相を変調部で変調する空間光変調器を備える送光装置の制御方法であって、
    コンピュータが、
    複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を前記空間光変調器の前記変調部に割り当て、
    前記通信対象との通信で用いられる画像を前記通信対象の位置に形成するための位相画像を前記変調領域に設定し、
    前記位相画像が設定された前記変調部に前記光が照射されるように前記光源を制御する制御方法。
  10. 光源から出射された光の位相を変調部で変調する空間光変調器を備える送光装置を制御するためのプログラムであって、
    複数の通信対象の各々に対応付けられた変調領域を前記空間光変調器の前記変調部に割り当てる処理と、
    前記通信対象との通信で用いられる画像を前記通信対象の位置に形成するための位相画像を前記変調領域に設定する処理と、
    前記位相画像が設定された前記変調部に前記光が照射されるように前記光源を制御する処理と、をコンピュータに実行させるプログラ
JP2023549178A 2021-09-21 2021-09-21 送光装置、通信装置、制御方法、およびプログラム Active JP7622858B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/034501 WO2023047444A1 (ja) 2021-09-21 2021-09-21 送光装置、通信装置、制御方法、および記録媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2023047444A1 JPWO2023047444A1 (ja) 2023-03-30
JPWO2023047444A5 JPWO2023047444A5 (ja) 2024-05-16
JP7622858B2 true JP7622858B2 (ja) 2025-01-28

Family

ID=85720217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023549178A Active JP7622858B2 (ja) 2021-09-21 2021-09-21 送光装置、通信装置、制御方法、およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20240380493A1 (ja)
JP (1) JP7622858B2 (ja)
WO (1) WO2023047444A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080056723A1 (en) 2005-08-09 2008-03-06 Randy Clinton Giles Multiple access free space laser communication method and apparatus
WO2017169913A1 (ja) 2016-03-29 2017-10-05 日本電気株式会社 通信装置および通信方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061267A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Osaka Univ 光無線通信用送信装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080056723A1 (en) 2005-08-09 2008-03-06 Randy Clinton Giles Multiple access free space laser communication method and apparatus
WO2017169913A1 (ja) 2016-03-29 2017-10-05 日本電気株式会社 通信装置および通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20240380493A1 (en) 2024-11-14
WO2023047444A1 (ja) 2023-03-30
JPWO2023047444A1 (ja) 2023-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3081980B1 (en) Optical scanning device
JP5315711B2 (ja) 照明装置及び画像投影装置
JP4786291B2 (ja) 光ピンセット装置
JP2011520135A (ja) スペックル低減のためのシステム及び方法
CN107505824B (zh) 一种光学调制方法及装置、一种全息显示设备
JP4924069B2 (ja) 画像表示装置
WO2019116526A1 (ja) 投射装置、インターフェース装置および投射方法
JP6427085B2 (ja) 画像表示装置
JP6669812B2 (ja) プロジェクションシステムのための音響光学ビームステアリング変調器
JP7622858B2 (ja) 送光装置、通信装置、制御方法、およびプログラム
CN112946960A (zh) 基于数字微反射镜的大幅面任意分布的光取向装置及方法
JP7613557B2 (ja) 投射装置および投射方法
JP7613556B2 (ja) 投射装置および投射方法
JP7687418B2 (ja) 通信制御装置、通信装置、通信制御方法、およびプログラム
US20240353745A1 (en) Projection device, projection control method, and recording medium
US12284466B2 (en) Projection device, control method, and recording medium
US12063459B2 (en) Light transmitting device, communication system, and light transmitting method
WO2022137777A1 (ja) 投射装置および投射方法
JP7574943B2 (ja) 通信制御装置、通信装置、通信制御方法、およびプログラム
JP7589824B2 (ja) 投射装置および通信装置
US20240056192A1 (en) Transmitter, transmission device, communication device, and communication system
JP7559961B2 (ja) 送光装置および通信装置
US20240283537A1 (en) Transmitter, transmission device, communication device, and communication system
JP2007080953A (ja) 照明装置及び露光装置
US20240129037A1 (en) Transmitter, transmission device, communication device, and communication system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20241217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20241230

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7622858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150