JP7623185B2 - パーソナル空調システム - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施形態に係るパーソナル空調システム1におけるタスク空間5を示す図であり、図2はタスク空間5の側面図である。本発明に係るパーソナル空調システム1では、部屋全体に相当するアンビエント空間(不図示)の中に、執務者Mの作業スペースであるタスク空間5を設定してなるものである。
l1:第1風向調整板の幅
l2:第2風向調整板の幅
b:吹出スリットの幅
χ:第1風向調整板とブース壁面との隙間(回動軸の位置によっては第1風向調整板の角度に伴って変化)
yH1:第1風向調整板の設置高さ(φ=0における第1風向調整板と床面との距離、または床面と回動軸との距離)
yH2:回動軸と第2風向調整板との間の距離
φ:第1風向調整板と床面がなす角度
x:ブース壁からの距離
y:床面からの距離
特許文献2に記載のように、本システムにおいては、(第1)風向調整板に衝突した後の気流と床面との間におけるコアンダ効果を発生させないために、第1風向調整板の床面からの高さyH1を150mm以上離すことが望ましい。
b=20~30
yH1=150~200
χ+l1<50~60
50<l1
5<χ<20.2
これより、χは5~10mm程度、l1は50mm程度が妥当と考えられる。
条件(1) yH1=150~200mm:特許文献2の検討参照。
条件(2) b=20~30mm:狭すぎると抵抗が大きくなる、広すぎると噴流が広がって受けきれなくなる。
条件(3) 1.02×α(yH1+β)mm <χ+l1<60mm 左辺:壁面噴流の90%以上の運動量を受ける(ただしφ=0のとき)、右辺:ブース内の空間を狭くしない。
条件(4) l1>40~50mm(条件(3)と(5)に依存):壁面噴流の40%以上の運動量を受ける(ただしφ=0のとき)。
条件(5) 5mm<χ<0.412×α(yH1+β)mm 左辺:気流が隙間を抜ける、右辺:壁面噴流のうち隙間を抜ける運動量を半分以下とする。
条件(6) l1+δ<yH2 かつできるだけ小さく :第1風向調整板の角度φが90°に近い時に、第2風向調整板の下に収納できる、かつ第2風向調整板で軌道を変えた気流が抜けることができる隙間が形成される。δ=10mm程度。
条件(7) 1.02×0.068(yH2+10χ)mm<l2<χ+l1 左辺:壁面噴流の90%以上の運動量を第2風向調整板で受ける、右辺:第1風向調整板の突出量(χ+l1)以下とする。
条件(1) yH1=150mm
条件(2) b=20~30mm
条件(3) 50.09 <χ+l1<60mm
条件(4) l1>40~55mm(条件(3)と(5)に依存)
条件(5) 5mm<χ<20.2mm
条件(6) yH2=60~70mm
条件(7) 11.1mm<l2<60mm
ただし、上記の制約を緩和することで、適用の範囲は広がり得る。たとえば、使用者の足元には気流を供給しなくてよい場合にはyH1を高く上げ、それに伴うほかのパラメータの緩和も考えられる。また空間が多少狭くなってもよい場合には、第1風向調整板の幅l1の値を大きくでき、これにより壁面噴流を受けることのできる領域が増えることから、吹出口幅bや隙間χなども広げることができる、・・・・などと、条件が緩和され得る。
参考文献;Shakochi, T.: Jet flow engineering, Morikita Publishing Co., Ltd., 2004 (in Japanese)
社河内 敏彦: 噴流工学, 森北出版, 2004
以上、本発明に係るパーソナル空調システムは、ブース壁に対して、姿勢を調整可能に取り付けられた、吹出スリットから吹き出された空気があたる第1風向調整板と、ブース壁に対して取り付けられた、第1風向調整板とブース壁の間を介して前記吹出スリットから吹き出された空気があたる第2風向調整板と、の2つの風向調整板とから構成されており、第1風向調整板に衝突した噴流と、第1風向調整板の下流に配される第2風向調整板に衝突した噴流と、の合成噴流をタスク空間に導くことが可能となる。このような本発明に係るパーソナル空調システムによれば、第1風向調整板の調整角度(φ)が大きくなるに連れて、第2風向調整板によって形成される噴流の影響が大きくなるため、第1風向調整板の調整角度(φ)の変更による気流の風向制御が容易となり、気流の軌道の微調整も可能となる。
上記のような第1風向調整板30によれば、第1風向調整板30を角度φとすることで、吹出スリット10から鉛直上方に流れようとする気流の進路をふさぎ、吹出方向を制御することができる。このように鉛直方向の気流の進路をふさぐことで、吹出スリット10からの空調空気は調整板に沿って紙面手前・奥行き方向に流れ、執務者Mに当たることなくブース壁20a側方向へ流れ、その後はブース壁20aに沿って流れ、といったように、執務者M周囲の床面近傍に供給されていく。これにより、置換換気の要領で執務者Mに気流を当てることなく効果的に換気を行うことができる。
条件(1)b>(c+r)
ブース壁面から回動軸の外側までの距離(c+r)よりも吹出スリットの幅bの方が大きい。
条件(2)d>r
回動軸の半径rよりも床から回動軸までの距離dの方が大きい。
条件(3)d>a2
L字アングルの短辺長さa2よりも床から軸までの距離dの方が大きい。
条件(4)c>r
回動軸の半径rよりも壁から軸までの距離cの方が大きい。
5・・・タスク空間
10・・・吹出スリット
20、20a、20b、20c、20d・・・ブース壁
23・・・吹き抜け空間
28・・・隙間(ブース壁面からの隙間の距離:χ)(風向調整機構)
30・・・第1風向調整板(風向調整機構)
31・・・回動軸(風向調整機構)
40・・・第2風向調整板(風向調整機構)
42・・・垂直側板
45・・・軸受け
50・・・デスク
52・・・テーブル
53・・・パーソナルコンピューター
54・・・操作指示部
55・・・照明
60・・・床板
110・・・第1板部
111・・・第1板部第1主面
112・・・第1板部第2主面
115・・・第1板部端部
119・・・境界部
120・・・第2板部
121・・・第2板部第1主面
122・・・第2板部第2主面
125・・・第2板部端部
M・・・執務者
Claims (8)
- 垂直に設置されるブース壁によって囲まれたタスク空間の空調を行うパーソナル空調システムにおいて、
前記ブース壁の設置部に沿った長手方向を有し、温度調整された空気を鉛直上方に向けて吹き出す吹出スリットと、
前記ブース壁に対して、姿勢を調整可能に取り付けられた、前記吹出スリットから吹き出された空気があたる第1風向調整板と、前記ブース壁に対して取り付けられた、前記第1風向調整板と前記ブース壁の間を介して前記吹出スリットから吹き出された空気があたる第2風向調整板と、を有することを特徴とするパーソナル空調システム。 - 前記吹出スリットの長手方向と平行な軸中心を有する回動軸を、有しており、
前記第1風向調整板は前記回動軸に取り付けられ、前記回動軸が回動することで、
前記第1風向調整板が、前記吹出スリットで吹き出される空気の気流方向を調整することを特徴とする請求項1に記載のパーソナル空調システム。 - 前記第1風向調整板は、前記第1風向調整板の端部において前記回動軸に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のパーソナル空調システム。
- 前記第1風向調整板は、前記回動軸を基準としたとき、前記回動軸の軸線方向と直交する所定の方向において一方のみならず、他方へも延びる構成とされていることを特徴とする請求項2に記載のパーソナル空調システム。
- 前記第2風向調整板は、
前記吹出スリットの長手方向に対して垂直である両端部から鉛直下方に延出した2つの垂直側板と、
前記垂直側板のそれぞれに設けられた2つの軸受けと、を有しており、
前記軸受けの間に、前記回動軸が渡されていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のパーソナル空調システム。 - 前記第1風向調整板は、前記回動軸の軸線方向に延びる第1板部と、境界部を介して前記第1板部につながる第2板部と、を有し、
前記回動軸の軸線方向と直交する断面図において、前記第1板部の長手方向と、前記第2板部の長手方向と、は交差するように構成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のパーソナル空調システム。 - 前記回動軸の軸線方向と直交する断面図において、前記第1板部の長手方向における長さは、前記第2板部の長手方向における長さより長いことを特徴とする請求項6に記載のパーソナル空調システム。
- 前記第1板部と前記第2板部との前記境界部から最も遠い、前記第1板部の端部が床面に当接するとき、
前記第1板部と前記第2板部との前記境界部から最も遠い、前記第2板部の端部がブース壁に当接することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のパーソナル空調システム。
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