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JP7623736B2 - 空間モニタリングシステム - Google Patents
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JP7623736B2 - 空間モニタリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、屋内のモニタリング空間の状況を監視して表示する空間モニタリングシステムに関する。
従来より、屋内のモニタリング空間の状況を監視して表示するシステムは提案されている。例えば、特許文献1の空室管理装置及び多目的トイレは、個室の空室情報を記憶する記憶手段と、個室の出入口扉の開及び閉を検知する開閉検知手段から開又は閉の検知を示す扉開閉検知信号と、個室内の人感を検知する人感検知手段から人感の検知を示す人感検知信号とを受信する受信手段と、空室情報を更新する更新手段と、を有し、更新手段は、人感検知信号が受信された場合、空室情報を、満室を示す情報に更新し、扉開閉検知信号が受信された場合、空室情報を、空室を示す情報に更新する、ものである。
特開2020-135486号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような従来の屋内のモニタリング空間の状況を監視して表示するシステムは、単なる監視であり、どのような行動を促すかの具体的な仕組みがなく、次の人の行動に結びつきにくい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、屋内のモニタリング空間の状況を監視したうえで、モニタリング空間への立ち入りを控えたり、モニタリング空間の換気を行ったり等の感染症を予防するための行動を起こすきっかけを与えることが可能な空間モニタリングシステムを提供することにある。
請求項1記載の空間モニタリングシステムは、モニタリング空間の気体的環境を測定する環境測定手段と、モニタリング空間の人の存在を測定する人測定手段と、環境測定手段で測定した気体的環境データと、人測定手段で測定した人データとから、感染症の飛沫感染が起きやすい状況か、又は感染症の飛沫感染が起きやすい状況になると予想されるかを算出する空間状況算出手段と、空間状況算出手段で算出された算出結果に基づき、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容を示す表示手段とを備え、表示手段が、モニタリング空間の形状と人データの少なくとも1つとして人の分散を促す表示を、立体的に表示することを特徴とする。
請求項2記載の空間モニタリングシステムは、表示手段が、人データ又は気体的環境データに基づく環境状況を、モニタリング空間の間取り図上に表示することを特徴とする。
請求項記載の空間モニタリングシステムは、表示手段が、モニタリング空間の形状と気体的環境データに基づく環境状況の少なくとも1つを、立体的に表示することを特徴とする。
請求項記載の空間モニタリングシステムは、表示手段が、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は及び起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す表示を、文字、記号又は及び色分けで表示することを特徴とする。
請求項記載の空間モニタリングシステムは、環境測定手段が測定するモニタリング空間の気体的環境が、温度、湿度、気圧、二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、酸素濃度、揮発性有機化合物含有量、粉塵量、花粉量、微小粒子状物質量の少なくとも1つであることを特徴とする。
請求項記載の空間モニタリングシステムは、空間状況算出手段が、人工知能を用いて感染症の飛沫感染が起きやすい状況か否かを算出することを特徴とする。
本願の発明によれば、屋内のモニタリング空間の状況を監視したうえで、モニタリング空間への立ち入りを控えたり、モニタリング空間の換気を行ったり等の感染症を予防するための行動を起こすきっかけを与えることが可能である。
本発明に係る空間モニタリングシステムの構成の一例を示す構成図である。 同空間モニタリングシステムで取り扱うデータの一例を示す説明図である。 同空間モニタリングシステムの立体的表示の一例を示す説明図である。 同空間モニタリングシステムの立体的表示で文字等の表示の一例を示す説明図である。 同空間モニタリングシステムの間取り表示での文字等の表示の一例を示す説明図である。 同空間モニタリングシステムの間取り表示での数値等の表示の一例を示す説明図である。 他の空間モニタリングシステムの表示の一例を示す説明図である。 図7の空間モニタリングシステムの表示の変化を示す説明図である。 図7の空間モニタリングシステムの表示のさらなる変化を示す説明図である。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明に係る空間モニタリングシステムの構成の一例を示す構成図である。図2は、同空間モニタリングシステムで取り扱うデータの一例を示す説明図である。図3は、同空間モニタリングシステムの立体的表示の一例を示す説明図である。図4は、同空間モニタリングシステムの立体的表示で文字等の表示の一例を示す説明図である。図5は、同空間モニタリングシステムの間取り表示での文字等の表示の一例を示す説明図である。図6は、同空間モニタリングシステムの間取り表示での数値等の表示の一例を示す説明図である。図7は、他の空間モニタリングシステムの表示の一例を示す説明図である。図8は、図7の空間モニタリングシステムの表示の変化を示す説明図である。図9は、図7の空間モニタリングシステムの表示のさらなる変化を示す説明図である。
本発明に係る空間モニタリングシステム1は、屋内のモニタリング空間Sの状況を監視して表示する装置である。図1等で示すように、空間モニタリングシステム1は、ハードウェアの構成として、電子計算機で構成される制御装置60、空気品質センサ20、人感センサ10、表示装置50等から構成されている。
制御装置60は、後述する各種手段(ハードウェア及びソフトウェア)を統括的に束ねる空間モニタリングシステム1の機能を実現するためのものである。表示装置50は、制御装置60におけるモニタとしての役割や後述する空間モニタリングシステム1の機能を実現させる要素としての表示手段としての機能も果たすものである。制御装置60には、制御装置60の内又は接続される形で、表示装置50、センサデータ収集装置62、APIサーバ70、DB(データベース)サーバ72、WEBサーバ74、人感センサ10、空気品質センサ20等が接続されている。制御装置60との接続においては、その形態は任意であるが、例えば、LAN回線64(LAN接続)での接続が用いられる(但し、LAN接続にしても有線に限るものではなく無線であってもよい)。
また、空間モニタリングシステム1全体やWEBサーバ74やAPIサーバ70が、システム外部に接続される方法として、電気通信回線を介して外部に接続されることになるが、この外部接続にあたっても有線(例えば、メタル回線、光回線等)でも無線でもよく、通信接続回線の形態によって制限されるものではない。
尚、図1中で、人Yも電気的に接続されているように描かれているが、これは、スマートホン等の携帯情報端末が有線回線や無線回線でシステムに接続され、その携帯情報端末を所持する人があたかも空間モニタリングシステム1に直接接続されているような形態になっていることを示している。また、その人Yが所持する携帯情報端末が、空間モニタリングシステム1に接続されることで、その携帯情報端末が表示装置50としての機能を発揮することも可能になる。携帯情報端末が表示装置50としての機能を発揮する方法としては、例えば、APIサーバ70の機能として外部から空間モニタリングシステム1の機能を使用できるようにする、WEBサーバ74を介してブラウジングの方法で接続できるようにする、直接LAN接続で接続して制御装置60がモニタのように接続する等がある。
空気品質センサ20は、1つ又は複数のセンサで、モニタリング空間Sの気体的環境を測定する環境測定手段であり、気体的環境データを測定するものである。空気品質センサ20は、例えば、温度分布センサ22、照度センサ24、二酸化炭素濃度センサ(COセンサ)26、一酸化炭素濃度センサ(COセンサ)28、酸素濃度センサ(Oセンサ)30、TVOC(TOTAL VOLATILE ORGANIC COMPOUNDS)センサ32、湿度センサ34、気圧センサ36の集合体として構成されているが、実際には、この中のいくつかが物理的に1つのセンサで機能を担っている。
尚、温度分布センサ22は、センサで測定可能なエリアの温度分布を測定するもので、照度センサ24は、センサで測定可能エリアの照度を測定するもので、二酸化炭素濃度センサ(COセンサ)26は、センサで測定可能なエリアの空気中の二酸化炭素濃度を測定するもので、一酸化炭素濃度センサ(COセンサ)28は、センサで測定可能なエリアの空気中の一酸化炭素濃度を測定するもので、酸素濃度センサ(Oセンサ)30は、センサで測定可能なエリアの空気中の酸素濃度を測定するもので、TVOCセンサ32は、センサで測定可能なエリアの空気中の総揮発性有機化合物の濃度を測定するもので各種の揮発性有機化合物(VOC)の汚染濃度の水準を測定するもので、湿度センサ34は、センサで測定可能なエリアの空気中の湿度を測定するもので、気圧センサ36は、センサで測定可能なエリアの気圧を測定するものである。
尚、環境測定手段としては、温度、湿度、気圧、二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、酸素濃度、揮発性有機化合物含有量の他に、粉塵量、花粉量、微小粒子状物質量(例えば、PM2.5の量)の少なくとも1つを測定するようにしてもよい。
人感センサ10は、モニタリング空間Sの人Yの存在を測定する人測定手段であり、人感センサ10が測定可能な範囲において、人が居る/人が居ない(人在不在)、人数カウント等の人データの測定を行うものである。尚、人感センサ10は、ハードウェア的には赤外線センサや半導体レーザ(LiDARセンサ)等が想定されるが、その形態により制限されるものではない。
そして、センサデータ収集装置62で取り扱うデータは、図2に示すように、気体的環境データ68は、例えば、温度、照度、二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、酸素濃度、揮発性有機化合物の量、粉塵の量、花粉の量、湿度、気圧であり、人データは、人が居る/人が居ない(人在不在)、人数カウント等であり、測定されたデータの収集・蓄積を行っている。
次に、実際のモニタリング空間Sにおける各種手段の配置を、図に基づいて説明する。図3等に示すモニタリング空間Sは、例えばホール的な空間で、不特定の人が出入りして対流する屋内の空間であり、空間モニタリングシステム1は、このモニタリング空間Sの状況を監視するものである。尚、モニタリング空間Sは、その空間自体の使用目的は任意で、飲食店として用いたり、用途は様々である。
モニタリング空間Sは、所定の広さを有するため、本実施の形態ではモニタリング空間Sを、6つの区画(区画S1~S6)に区切って測定・把握・表示を行っている。尚、1つのモニタリング空間を、区切って測定・把握・表示を行うか否かは任意であり、区切るか否かによって本発明が制限されるものではない。
モニタリング空間Sには、少なくとも1つの制御装置60が設けられている。尚、制御装置60が、このモニタリング空間Sに設けられた他の機器とは、LAN回線64で接続されている(他の機器同士も同様)。また、モニタリング空間Sの外部とは、それぞれの機器が必要に応じて電気通信回線(インターネット回線)で公衆網等に接続されている。尚、図3の例では、センサデータ収集装置62は、制御装置60と一体になっている。また、表示装置50については単独のモニタを設けるのではなく、人Yが所持する携帯情報端末を表示装置50として用いる形態となっている。すなわち、図3~図6に示す表示画面DS1~DS4は、携帯情報端末に表示されるものである。
モニタリング空間Sの各区画S1~S6の天井に人感センサ10が設けられている。また、各区画S1~S6の壁面に空気品質センサ20が設けられている。
以上のような構成の空間モニタリングシステム1の動作について説明する。基本的な空間モニタリングシステム1の動作としては、まず、制御装置60が、空間状況算出手段として、環境測定手段である空気品質センサ20で測定した気体的環境データと、人測定手段である人感センサ10で測定した人データとから、感染症の飛沫感染が起きやすい状況か、又は感染症の飛沫感染が起きやすい状況になると予想されるかを算出する。感染症とは、特に、人の飛沫が飛散することによって感染が生じる又は感染が生じやすい症例で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やインフルエンザウイルス急性感染症等が想定されるが、これらのウイルス性感染症に限定されるものではない。
次に、空間状況算出手段である制御装置60で算出された算出結果に基づき、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容を表示装置50に示す。
空間状況算出手段における具体的な算出は、例えば、モニタリング空間Sにおける空気中の湿度や温度と人Yの人数との関係や、空気中の二酸化炭素濃度が高く換気が必要な状況であるかや、人Yの人数が極めて多い等の人Yの密集度合い等により算出されるものである。空間状況算出手段における具体的な算出には、人データに基づく人Yの密集状況の算出や、気体的環境データに基づく環境状況の把握等が含まれ、この人データや環境状況の表示が、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容の表示にもなり得る。
また、表示装置50で表示する感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容については、図3~図6により説明する。
図3に示す表示画面DS1は、表示装置50に表示される表示の一例である。図3の表示画面DS1は、表示装置50が、モニタリング空間Sの形状及び人Y1、Y2の密集状況(人データ)を立体的に表示したものである。モニタリング空間Sの形状だけではなく、人Y1、Y2も立体的に見えるように配置している。この表示画面DS1の人Y1、Y2は、一見すると立体的ではないが、完全な立体的な図柄で表現することも可能である。
また、表示装置50が、モニタリング空間Sを立体的に実際の間取りに基づき表示することで、間取り図上に表示するような状態にもなる。尚、間取り図は、線画により示されるものの他、写真やグラフィックで描かれるものでもよく、その形態により、制限されるものではなく、二次元的でも立体的な表現でも良い。また、表示装置50は、モニタリング空間Sの見る角度を任意に変えて表示させることも可能である。そして、区画S1~S6毎にそのエリアを色で示すことで、その区画S1~S6にそれぞれ人Y1、Y2がどの程度の人数が居るかが客観的に把握でき、人Y1、Y2の密集度で目視できることになり、モニタリング空間Sが感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境であるか否かを知ることが可能となる。その結果として、表示画面DS1により、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促すことになる。
図3の表示画面DS1で、例えば、人Y1、Y2の密集度合いは、人Y1、Y2の直接的な表示だけではなく、区画S1~区画S6の床面に描かれる色を換えることで、表現することも可能で、その表現形式により制限されるものではない。
尚、モニタリング空間Sの形状を表示することは、すなわち、モニタリング空間Sにおける空気の流れや人の動線もイメージさせることになり、気体的環境データと相まって、環境状況を立体的に表示することにもなっている。尚、環境状況の表示は、立体的な表示に限定されるものではなく、二次元的な表示であってもよい。
次に、図4に示す表示装置50に表示される表示の一例である表示画面DS2を説明する。表示画面DS2は、表示画面DS1と同様に、表示装置50が、モニタリング空間Sの形状及び人の密集状況(人データ)を立体的に表示したものである。尚、人の密集状況(人データ)の表示は、立体的な表示に限定されるものではなく、二次元的な表示であってもよい。
表示画面DS2は、表示画面DS1に立体的な表示に加え、文字や色(図では、濃淡)により、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促すことように示している。
具体的には、区画S1~S6の状況により、各区画S1~S5の床面の色(図では、濃淡)を変えて、人の密集度合いを示している。床面の色で具体的な人の密集度合いだけではなく、気体的環境の良否を示すようにしてもよい。尚、区画S6は、消灯している部分として、暗く表示し、人が密集していないことを間接的に示すようにしている。それらの結果として、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す表示装置50の表示となる。
表示画面DS2では、立体的な表示に加え、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は及び起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す表示(表示D21、D22、D23、D24)を、文字と文字が表示される箇所のバックの色分け(図では濃淡)により表示している。尚、この人の行動を促す表示としては、記号や図柄を用いてもよく、その表示形式によって制限されるものではない。すなわち、表示画面DS2は、立体的な表示と平面的な表示とを併用している例である。
次に、図5に示す表示装置50に表示される表示の一例である表示画面DS3を説明する。表示画面DS3は、表示装置50が、モニタリング空間Sの形状及び人の密集状況を間取り図的に表示したものである。
表示画面DS3は、文字や色(図では、濃淡)により、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す表示(表示D31、表示D32、表示D33、表示D34、表示D35、表示D36)を、その内容を文字で表現し、文字と文字が表示される箇所のバックの色分け(図では濃淡)により表示している。尚、この人の行動を促す表示としては、記号や図柄を用いてもよく、その表示形式によって制限されるものではない。
次に、図6に示す表示装置50に表示される表示の一例である表示画面DS4を説明する。表示画面DS4は、表示装置50が、モニタリング空間Sの形状及び人の密集状況を間取り図的に表示したものである。
表示画面DS4は、文字や色(図では、濃淡)により、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す表示(表示D41、表示D42、表示D43、表示D44、表示D45、表示D46)を、気体的環境データの数値として文字で示し、その文字と文字が表示される箇所のバックの色分け(図では濃淡)により表示している。
尚、各表示画面での区画の表示の色や人の表示の色(濃淡を含む)に関しては、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促すために、モニタリング空間Sの状況の変化によって、変化させるようにしてもよい。例えば、人Y1、Y2の滞留時間も測定し、その滞留時間の長さにより色分けして表示を行う。
尚、空間モニタリングシステム1の空間状況算出手段が、人工知能を用いて感染症の飛沫感染が起きやすい状況か否かを算出することも可能であり、具体的には、ビックデータや空気品質センサ20等で測定されたデータに基づき、人工知能が、適切な感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す表示を制作・選択等して、表示装置50に表示させるようにしてもよい。
さらに、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容を示す表示としては、ヒートマップによる方法で算出及び表示する方法もある。ヒートマップとは、データを可視化するために、行列型の数字データの強弱を色で視覚化する方法で、人の密集度合(人データ)や環境状況等に係る数値の大小を、サーモグラフィによる温度分布のように色の濃淡で可視化する方法である。
具体的には、図7~図9に示す表示画面DS5に、人の密集(環境状況で例えば、二酸化炭素濃度等であってもよい)の様子を、ヒートマップ形式で表示している。モニタリング空間S50は、事務机40やソファー42や椅子44が置かれた屋内空間である。そして、図7に示す表示画面DS5では、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容を示す表示がない状態である。図8及び図9における表示D51~D54が、人がその表示された部分に居たり、その部分で行き来したりしていることを示し、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容を示す表示である。そして、表示D51~D54の広がりや濃淡により、感染症の飛沫感染が起きやすいかどうかの度合いを示す。
図7の状態から、例えば、人がこのモニタリング空間S50に入り、行動を始めると、図8に示される、色の濃淡で示される表示D51~D53は表示されるようになる。さらに人数が増えたり、モニタリング空間S50内での人の動きが活発になると、図9に示すように、表示D51~D53の表示の面積が拡がったり、表示D54が新たに表示されたりするようになる。
より具体的に表示画面DS5を見ると、図8に示す状態では、例えば、事務机40やソファー42の周辺の表示D51~D53の広がりは小さくて人の密集の度合いは大きくない。しかし、図9に示す状態では、事務机40やソファー42に加え椅子44に表示D54が現れ、表示D51~D53も広くなり、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す度合いが強く見なせるような状態になっている。このように、表示D51~D54が、感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容を示す表示である。
以上のような空間モニタリングシステム1によれば、モニタリング空間S,S50の状況を監視したうえで、モニタリング空間S,S50への立ち入りを控えたり、モニタリング空間S,S50の換気を行ったり等の感染症を予防するための行動を起こすきっかけを与えることが可能になる。
尚、本願発明の空間モニタリングシステム1は、感染症対策として構成しているが、感染症の感染防止の目的に限らず、例えば防災上の観点から人の密集を避けることを促す目的で感染症対策以外にも使用することが可能である。
本出願は、2021年2月17日に出願された日本国特許出願特願2021-022975号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2021-022975号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
以上のように、本発明によれば、屋内のモニタリング空間の状況を監視したうえで、モニタリング空間への立ち入りを控えたり、モニタリング空間の換気を行ったり等の感染症を予防するための行動を起こすきっかけを与えることが可能な空間モニタリングシステムを提供することができる。
1・・・・空間モニタリングシステム
10・・・人感センサ
20・・・空気品質センサ
22・・・温度分布センサ
24・・・照度センサ
26・・・二酸化炭素濃度センサ
28・・・一酸化炭素濃度センサ
30・・・酸素濃度センサ
32・・・TVOCセンサ
34・・・湿度センサ
36・・・気圧センサ
40・・・事務机
42・・・ソファー
44・・・椅子
50・・・表示装置
60・・・制御装置
62・・・センサデータ収集装置
64・・・LAN回線
68・・・気体的環境データ
70・・・APIサーバ
72・・・DBサーバ
74・・・WEBサーバ

Claims (6)

  1. 屋内のモニタリング空間の状況を監視して表示する空間モニタリングシステムにおいて、
    該モニタリング空間の気体的環境を測定する環境測定手段と、
    該モニタリング空間の人の存在を測定する人測定手段と、
    該環境測定手段で測定した気体的環境データと、該人測定手段で測定した人データとから、感染症の飛沫感染が起きやすい状況か、又は該感染症の飛沫感染が起きやすい状況になると予想されるかを算出する空間状況算出手段と、
    該空間状況算出手段で算出された算出結果に基づき、該感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す内容を示す表示手段とを備え、
    該表示手段が、該モニタリング空間の形状と該人データの少なくとも1つとして該人の分散を促す表示を、立体的に表示することを特徴とする空間モニタリングシステム。
  2. 前記表示手段が、前記人データ又は前記気体的環境データに基づく環境状況を、前記モニタリング空間の間取り図上に表示することを特徴とする請求項1記載の空間モニタリングシステム。
  3. 前記表示手段が、前記モニタリング空間の形状と前記気体的環境データに基づく環境状況の少なくとも1つを、立体的に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空間モニタリングシステム。
  4. 前記表示手段が、前記感染症の飛沫感染が起きやすい屋内環境の改善又は及び起きやすい屋内環境にならないように予防をするように人の行動を促す表示を、文字、記号又は及び色分けで表示することを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の空間モニタリングシステム。
  5. 前記環境測定手段が測定する前記モニタリング空間の気体的環境が、温度、湿度、気圧、二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、酸素濃度、揮発性有機化合物含有量、粉塵量、花粉量、微小粒子状物質量の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の空間モニタリングシステム。
  6. 前記空間状況算出手段が、人工知能を用いて前記感染症の飛沫感染が起きやすい状況か否かを算出することを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の空間モニタリングシステム。
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