JP7623908B2 - 給湯システム、給湯制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
<給湯システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る給湯システム100の構成図である。
なお、図1の太い実線は、湯水が流れる配管を示している。また、図1の破線は、通信線(無線通信の場合も含む)を示している。図1に示す給湯システム100は、風呂リモコンR1(リモコン)や台所リモコンR2(リモコン)の操作の他、携帯端末3からの信号に基づいて、沸き上げ運転や沸き増し運転、湯はり運転等を行うシステムである。
この第1実施形態は、太陽光発電の設備を有さないことから、参考例である。
図2は、給湯機W1の構成図である。
図2に示すように、給湯機W1は、ヒートポンプユニットU1と、貯湯タンクユニットU2と、リモコンRと、を備えている。ヒートポンプユニットU1は、沸き上げ運転や沸き増し運転の際、貯湯タンク21から流入する低温の湯水を加熱する機器である。なお、「沸き上げ運転」とは、貯湯タンク21の湯水をヒートポンプユニットU1で加熱する運転である。また、「沸き増し運転」とは、貯湯タンク21の高温水(残湯)が少ない場合に、ヒートポンプユニットU1を稼働させ、貯湯タンク21の高温水の量を増やす運転である。
図3に示すように、給湯機W1は、制御に関する機能的な構成として、記憶部71と、通信部72と、操作部73と、制御部74と、を備えている。記憶部71には、所定のプログラムが予め格納されている他、給湯機W1の設定情報や各センサの検出値等が格納される。通信部72は、通信ユニット1等(図1参照)を介して、所定の通信を行う機能を有している。操作部73は、ユーザによって操作される風呂リモコンR1(図1参照)や台所リモコンR2(図1参照)である。制御部74は、ヒートポンプユニットU1の制御部17(図2参照)と、貯湯タンクユニットU2の制御部50(図2参照)と、を含んで構成されている。
図4に示すように、携帯端末3は、記憶部3aと、通信部3bと、プロセッサ3cと、入力部3dと、出力部3eと、がバス3fを介して接続された構成になっている。記憶部3aには、所定のプログラムが予め格納されている他、携帯端末3の設定情報等が格納される。通信部3bは、ネットワークN2(図1参照)を介して、サーバ4との間で所定の通信を行う。プロセッサ3cは、記憶部3aに格納されているプログラムに基づいて、所定の演算処理を実行する。入力部3dは、ユーザによって操作されるタッチディスプレイやボタンである。出力部3eは、所定の表示を行うディスプレイや、音声を出力するスピーカである。
携帯端末3(図4参照)のアプリケーション80によって実現される機能的な構成として、図5に示すグラフ作成部81と、通知出力部82と、設定部83と、アクセス支援処理部84と、が設けられている。グラフ作成部81は、例えば、給湯機W1(図1参照)における湯水の消費量の推移を示すグラフ等を作成する。
図6は、帰宅前の湯はり運転の通知設定に関するフローチャートである(適宜、図1、図5を参照)。
例えば、ユーザが帰宅したとき、浴槽B1(図1参照)の湯はりが既に完了している状態であれば、帰宅してすぐに入浴できる。そこで、第1実施形態では、帰宅前に湯はり運転を開始するか否かを、ユーザの携帯端末3に通知して確認するようにしている。なお、図6の「START」時には、携帯端末3と給湯機W1との対応付け(ペアリング)が、SSIDの入力操作やWPS等によって既に行われているものとする。
図7Aの例では、帰宅前の湯はり運転の設定を行う際、ユーザによる携帯端末3の操作で、「設定」(符号K1)が選択された後、「リモコン設定」(符号K2)が選択され、さらに、「GPS通知設定」(符号K3)が選択されている。ここで、「GPS通知設定」とは、GPS(Global Positioning System)を用いて、携帯端末3の位置(つまり、ユーザの位置)を特定し、帰宅中のユーザに湯はり運転の通知を行う設定である。
なお、図8の「START」時には、湯はり運転の通知設定(図6の一連の処理)が既に完了しているものとする。また、図8の「START」時には、夜間電力を用いた沸き上げ運転が既に行われ、貯湯タンク21(図2参照)に所定量の高温水が貯留されているものとする。
ステップS201において、給湯機W1の制御部74(図3参照)は、当日の帰宅通知設定(帰宅前の湯はり運転の通知設定)があるか否かを判定する。ステップS201において、当日の帰宅通知設定がある場合(S201:Yes)、制御部74の処理はステップS202に進む。一方、当日の帰宅通知設定がない場合(S201:No)、制御部74は、帰宅通知に関する処理を終了する(END)。
ステップS203において制御部74は、不足分の沸き上げ運転を行う。これによって、貯湯タンク21の高温水の量が十分に確保される。ステップS203の処理を行った後、制御部74の処理はステップS204に進む。なお、ステップS202,S203の処理は、ステップS201の前に行われてもよい。
ステップS206において制御部74は、帰宅に備えた湯はり運転を行う。このステップS206の処理の詳細について、図9を用いて説明する。
ステップS206aにおいて制御部74は、帰宅中のユーザの携帯端末3に湯はり運転の開始の事前通知を行う(通知処理)。すなわち、ユーザの外出中、給湯機W1の付近の基準位置(自宅)からユーザの携帯端末3までの距離が第1所定値以下になった場合(図8のS205:Yes)、制御部74は、給湯機W1による湯はり運転の通知を携帯端末3に対して行う。具体的には、制御部74は、通信ユニット1等を介して、ユーザの携帯端末3にプッシュ通知を行い、湯はり運転に関する画面を表示させる。このような画面として、例えば、図7Aの「風呂自動開始」(符号K13)のボタンを含むホーム画面を携帯端末3に表示させるようにしてもよい。
図10の例では、「使用者1」(携帯端末3を所持している帰宅中のユーザ)がまもなく帰宅することが、台所リモコンR2のディスプレイ91に表示されている。なお、風呂リモコンR1(図1参照)にも同様の表示が行われる。また、このような表示の他、所定の音声が風呂リモコンR1や台所リモコンR2から出力されるようにしてもよい。これによって、自宅にいる家族等は、「使用者1」がまもなく帰宅することを把握できる。したがって、浴室の掃除を行ったり、浴槽B1(図1参照)の栓の閉め忘れがないことを確認したりすることができる。なお、携帯端末3から湯はり運転の開始指令が特にない場合でも、自宅にいる他のユーザが台所リモコンR2や風呂リモコンR1の操作することで、湯はり運転を開始することも可能である。
ステップS206dにおいて制御部74は、湯はり運転の開始指令があったか否かを判定する。つまり、制御部74は、携帯端末3の操作に基づく湯はり運転の開始指令を通信ユニット1等を介して受信したか否かを判定する。ステップS206dにおいて、湯はり運転の開始指令があった場合(S206d:Yes)、制御部74の処理はステップS206eに進む。
ステップS206fにおいて制御部74は、湯はり運転を中止する。言い換えると、制御部74は、湯はり運転の通知を行った後(S206a)、携帯端末3から湯はり運転の開始指令を受信するまでは、給湯機W1による湯はり運転を開始しない(S206d:No、S206f)。これによって、帰宅前の湯はり運転を行わないというユーザの意図を適切に反映させることができる。ステップS206e又はステップS206fの処理を行った後、制御部74は、湯はり運転に関する一連の処理を終了する(END)。
第1実施形態によれば、ユーザの帰宅前に制御部74が湯はり運転を開始することで、ユーザが帰宅してすぐに入浴できる。したがって、ユーザにとっての利便性や快適性が高められる。また、自宅からユーザの携帯端末3までの距離が第1所定値以下になった場合、制御部74は、携帯端末3に湯はり運転の事前通知を行い(図9のS206a)、携帯端末3から開始指令を受信したときに湯はり運転を開始する(S206d:Yes、S206e)。このように、帰宅前の湯はり運転を開始するか否かをユーザに確認することで、ユーザの意図を適切に反映させることができる。
第2実施形態は、給湯システム100A(図11参照)が太陽光発電パネル5(図11参照)やパワーコンディショナ6(図11参照)を備えている点が、第1実施形態とは異なっている。また、第2実施形態は、太陽光発電の電力を用いて、給湯機W1が日中(昼間)に沸き上げ運転を行う点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他(給湯機W1の構成等:図2、図3参照)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図11は、第2実施形態に係る給湯システム100Aの構成図である。
図11に示す給湯システム100Aは、第1実施形態で説明した構成(図1参照)に加えて、太陽光発電パネル5と、パワーコンディショナ6と、を備えている。
太陽光発電パネル5は、太陽光発電を行うものであり、複数の太陽電池5aが所定の枠体(図示せず)に設置された構成になっている。パワーコンディショナ6は、太陽光発電パネル5から出力される直流電力を交流電力に変換する機能等を有している。パワーコンディショナ6は、給湯機W1に電気的に接続されるとともに、電力系統E1にも接続されている。
図12は、太陽光発電による沸き上げ運転の設定手順を示すフローチャートである(適宜、図11を参照)。
なお、太陽光発電パネル5の設置位置を示す情報(建物H1の住所等)が、サーバ4等に格納されているものとする。図12のステップS301では、ユーザによる風呂リモコンR1又は台所リモコンR2の操作で、太陽光発電の利用設定が行われる。このステップS301の具体例を図13を用いて説明する。
なお、図13には、台所リモコンR2(図10参照)のディスプレイ91(図10参照)の部分を図示し、他の部分を省略している。また、台所リモコンR2の設定画面が、ユーザの操作に応じて、図13の矢印の向きに順次に遷移するものとする。図13の例では、ユーザによる台所リモコンR2の操作で、メニュー画面の「太陽光発電利用設定」(符号K14)が選択された場合、「太陽光発電を利用した沸き上げを設定しますか?」と表示される。
図14Aの例では、太陽光発電による沸き上げ運転の時間帯の許容時間が設定される際、ユーザの操作によって、「設定」(符号K19)が選択された後、「リモコン設定」(符号K20)が選択され、さらに、「太陽光発電利用時間」(符号K21)が選択されている。
なお、図15Aの「START」時には、SSIDの入力操作やWPS等によって、携帯端末3と給湯機W1との対応付け(ペアリング)が既に行われているものとする。また、図15Aの「START」時には、夜間電力を用いた沸き上げ運転がまだ開始されていないものとする。
ステップS404において制御部74は、日中の沸き上げ運転の時間帯を決定する。このステップS404の処理について、図16A、図16Bを用いて説明する。
なお、図16Aの横軸は、時刻である。図16Aの例では、当日の天気予報として、8時~9時の天気が曇りであり、9時~15時の天気は晴れであり、また、15時~16時の天気は曇りになっている。また、携帯端末3の操作によって、日中の沸き上げ運転を行う時間帯の許容範囲(ユーザが選択した時間帯)が10時~14時に設定されている。ここで、天気予報では、10時~14時を含む時間帯では天気が晴れになっているため、制御部74は、この時間帯に太陽光発電を利用した沸き上げ運転を行うことを決定する(図15AのS404)。
図16Bの例では、当日の天気予報として、8時~10時の天気が曇りであり、10時~12時の天気は晴れであり、12時~14時の天気は曇りであり、また、14時~16時の天気は晴れになっている。また、携帯端末3の操作によって、日中の沸き上げ運転を行う時間帯の許容範囲(ユーザが選択した時間帯)が9時~15時に設定されている。ここで、9時~15時において天気が晴れになる時間帯は、10時~12時、及び、14時~15時である。したがって、制御部74は、太陽光発電を利用し沸き上げ運転を10時~12時、及び、14時~15時に行うことを決定する(図15AのS404)。これによって、太陽光発電を利用して、沸き上げ運転を効率的に行うことができる。
図15AのステップS404において日中(昼間)の沸き上げ運転の時間帯を決定した後、ステップS405において制御部74は、夜間の沸き上げ開始時刻を算出する。具体的には、制御部74は、まず、ステップS404で決定した時間帯に太陽光発電で沸き上げ運転を行った場合に生成される高温水の量を算出する。そして、制御部74は、当日に必要となる高温水の総量から、太陽光発電で沸き上げ運転を行った場合の高温水の量を差し引いた量の高温水が夜間電力で生成されるように、夜間の沸き上げ運転の開始時刻を算出する。なお、制御部74が、夜間電力を用いた沸き上げ運転で生成する高温水を、所定の余裕をもって多めに生成するようにしてもよい。
ステップS407において制御部74は、夜間の沸き上げ運転を実行する。これによって、安価な夜間電力を用いて、貯湯タンク21(図2参照)に所定量の高温水を貯留することができる。
第2実施形態によれば、太陽光発電を利用した昼間の沸き上げ運転を行う際、天気連動の場合でも、また、手動設定の場合でも、いずれにおいてもユーザが携帯端末3の操作で沸き上げ運転の時間帯を設定できる。したがって、ユーザにとっての設定の自由度を高めることができる。また、例えば、自宅から離れた場所でも携帯端末3の操作で昼間の沸き上げ運転の設定変更等を行うこともできるため、ユーザにとっての利便性を高めることができる。
以上、本開示に係る給湯システム100,100Aについて各実施形態で説明したが、これらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、第1実施形態では、ユーザの外出中、所定の基準位置(ユーザの自宅)から携帯端末3までの距離が第1所定値以下になった場合、制御部74が、携帯端末3に湯はり運転の開始の事前通知を行う(図9のS206a)ことについて説明したが、これに限らない。すなわち、ユーザが帰宅するまでの予測時間が所定値以下になった場合、制御部74が、携帯端末3に湯はり運転の事前通知を行うようにしてもよい。
また、各実施形態では、給湯機W1が図2の構成を備える場合について説明したが、他の種類の給湯機にも各実施形態を適用可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
2 ルータ
3 携帯端末
4 サーバ
5 太陽光発電パネル
6 パワーコンディショナ
71 記憶部
72 通信部
73 操作部
74 制御部
100,100A 給湯システム
R リモコン
R1 風呂リモコン(リモコン)
R2 台所リモコン(リモコン)
U1 ヒートポンプユニット
U2 貯湯タンクユニット
W1 給湯機
Claims (3)
- 太陽光発電の発電電力を用いて、給湯機の沸き上げ運転を日中に行う制御部を備え、
前記制御部は、太陽光発電による沸き上げ運転を行う時間帯が、ユーザの携帯端末又は前記給湯機のリモコンで設定された場合、前記時間帯を太陽光発電利用時間として、その太陽光発電利用時間の少なくとも一部で、太陽光発電による沸き上げ運転を行う給湯システムであって、
前記制御部は、
気象情報を提供するサーバから、日中に沸き上げ運転を行う当日の時刻ごとの気象情報を取得する機能と、
前記ユーザが設定した太陽光発電による沸き上げ運転を行う開始時刻と終了時刻の間の前記太陽光発電利用時間の時間帯を複数に区分した各時間帯において、天気が晴である各時間帯に日中の沸き上げ運転を行うように日中の沸き上げ運転のスケジュールを設定する機能と、
前記スケジュールにより求まる日中の沸き上げ運転により生成される高温水の量を算出する機能と、
当日に必要とされる高温水の量から、前記日中の沸き上げ運転により生成される高温水の量を差し引き、前記差し引いた量の高温水を夜間電力で生成されるように夜間の沸き上げ運転のスケジュールを設定する機能と、を有し、
前記制御部は、
前記日中の沸き上げ運転のスケジュールを、前記太陽光発電利用時間を明示するとともに、当該太陽光発電利用時間を含む日中の各時間帯の各時間と天気予報マークとを対応付けたスケジュール画面として、少なくとも前記ユーザの携帯端末に表示させる
給湯システム。 - 太陽光発電の発電電力を用いて、給湯機の沸き上げ運転を日中に行う際、太陽光発電による沸き上げ運転を行う時間帯が、ユーザの携帯端末又は前記給湯機のリモコンで設定された場合、前記時間帯を太陽光発電利用時間として、その太陽光発電利用時間の少なくとも一部で、制御部が太陽光発電による沸き上げ運転を行う給湯制御方法であって、
前記制御部は、
気象情報を提供するサーバから、日中に沸き上げ運転を行う当日の時刻ごとの気象情報を取得するステップと、
前記ユーザが設定した太陽光発電による沸き上げ運転を行う開始時刻と終了時刻の間の前記時間帯を複数に区分した各時間帯において、天気が晴である各時間帯に日中の沸き上げ運転を行うように日中の沸き上げ運転のスケジュールを設定するステップと、
前記スケジュールにより求まる日中の沸き上げ運転により生成される高温水の量を算出するステップと、
当日に必要とされる高温水の量から、前記日中の沸き上げ運転により生成される高温水の量を差し引き、前記差し引いた量の高温水を夜間電力で生成されるように夜間の沸き上げ運転のスケジュールを設定するステップと、を有し、
前記制御部は、
さらに、前記日中の沸き上げ運転のスケジュールを、前記太陽光発電利用時間を明示するとともに、当該太陽光発電利用時間を含む日中の各時間帯の各時間と天気予報マークとを対応付けたスケジュール画面として、少なくとも前記ユーザの携帯端末に表示させるステップを有する、
給湯制御方法。 - 請求項2に記載の給湯制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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