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JP7625487B2 - 冷却モジュール - Google Patents
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Description

この発明は、マイクロプロセッサ等の発熱素子を冷却する、発熱素子の冷却モジュールに関する。
ブック形やノート形のポータブルコンピュータや移動式通信機器に代表される携帯形情報機器においては、文字、音声ならびに静止画像/動画像のような多様なマルチメディヤ情報を処理するため、マイクロプロセッサの処理速度が高まると、これに伴ってその発熱量が高くなる傾向にある。
従来、ノート型パソコンなどに搭載されるマイクロプロセッサを冷却するためのヒートシンクの各フィンは、四角形状の板状に形成されていることが多かったが(特許文献1)、四角形状のフィンは放熱面積を大きくとれるため、放熱の熱効率が高いという利点がある。
特許文献2には、ファンモータの送風側に放熱部を備えた吹出し部を設けるとともに、放熱部は複数の放熱フィンを積層配置して形成され、少なくとも吹出し部の一部においてファンモータを中心とした放射状に放熱フィンを配置したことで、放熱フィンに対する送風のむらを抑え、ファンモータからの風が滞りなくスムーズに流れることで、限られた外形サイズの中で十分な冷却性能が得られ、ファンモータからの風による騒音を低減することができる冷却モジュールが開示されている。特許文献3には、フィンの配置ではなく、フィンの形状そのものを、空気の流れに沿って長く伸びる翼形状とすることで、フィンの空気抵抗を小さくし、騒音の静かな環境を保つことのできる冷却装置が開示されている。
特開平8-181260号公報 特開2005-51127号公報 特開2000―332177号公報
しかしながら特許文献1に開示されている四角形状のフィンは空気抵抗が大きいため、ファン近くの風量の強い位置に四角形状のフィンが配置されると、送風下流側に乱流が生じ、この乱流により騒音が増大するという問題があり、また空気抵抗により送風下流側の風量が低下するといった問題も抱えていた。一方、特許文献2に開示されている冷却モジュールは、風量のむらを抑えるために、放熱部の配置を放射状に設計する必要があり、このため電子部品の配置に制限が生じるという問題を抱えていた。特許文献3に記載の冷却装置は、配置されるフィンの位置に風量の強い部分と弱い部分があり、風量のむらについて、冷却効率と騒音の低減をバランスさせて、風量の強弱に応じて適切な配置をとることはできなかった。
本発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、特性の異なる複数種類の放熱フィンを組み合わせることで、放熱部全体の形状について制限をうけずに、冷却性能と騒音低減を好適にバランスさせることのできる冷却モジュールを提供することを目的とする。
本発明はこのような目的を達成するために、発熱部品の熱を放熱する冷却モジュールであって、複数の放熱フィンを互いに平行に並列させて構成される放熱部と、前記放熱部に冷却風を送風する送風手段と、を備え、前記放熱フィンは、板状に形成された本体部を有し、前記本体部は、上辺部と、前記送風手段に対向するフィン端部と、を有し、前記複数の放熱フィンが、前記上辺部と前記フィン端部のなす角度が第1の鋭角である第1の放熱フィンと、前記上辺部と前記フィン端部のなす角度が第2の鋭角である第2の放熱フィンと、を有し、前記第2の鋭角が前記第1の鋭角よりも大きいことを特徴とする冷却モジュールを提供するものである。
本発明によれば、特性の異なる複数種類の鋭角放熱フィンを組み合わせることにより、冷却性能と騒音低減を適宜にバランスさせた冷却モジュールを提供することができる。
本発明の冷却モジュールの(A)平面図および(B)側面図である。 同上、図1の線a-aに沿った断面から見た放熱部の要部を表す、放熱部の部分拡大図である。 同上、第1の放熱フィンの(A)正面図および(B)側面図である。 同上、第2の放熱フィンの(A)正面図および(B)側面図である。 同上、第3の放熱フィンの(A)正面図および(B)側面図である。 同上、放熱部における放熱フィンの組み合わせを表す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、各図面を参照して説明する。図1は本発明の冷却モジュール1の概略構成を表す。図中、(A)は本発明に係る冷却モジュール1の一実施形態を表す平面図であり、(B)は側面図である。冷却モジュール1は、マイクロプロセッサ等の発熱部品の熱を吸収するヒートシンク2と、ヒートシンク2の放熱を促すための送風手段としてのファン3を有して構成される。ヒートシンク2は、発熱部品に密着して取り付けられており、発熱部品からの熱を受ける受熱部(図示せず)と、前記受熱部に熱的に接続された熱輸送部としてのヒートパイプ5と、ヒートパイプ5から熱を受け取り、ファン3から送風された空気と熱交換することにより冷却モジュール1の熱を外部に排出させる放熱部6と、を有する。
ファン3は、ファンの軸方向から周囲の空気を吸入して、放熱部6へ向けてファン3の冷却風を供給する。図1中、矢印記号はファン3による冷却風の流れを模式的に表したものである。
ヒートパイプ5は、熱伝導性に優れた銅等の管体内部に作動液を注入し、この作動液を管体内部で還流させるもので、優れた熱応答性が得られる。本実施形態において、ヒートパイプ5は扁平型に形成されている。なお熱輸送部としてはヒートパイプ5が好ましいが、本発明はこれに限られるものではなく、放熱用金属板やカーボンファイバ等を用いてもよい。放熱部6は板状の複数枚の放熱フィン7から構成され、この放熱フィン7は、熱伝導率の良好な銅またはアルミニウム等の金属またはカーボン素材から形成される。
図2は図1の線a-aに沿った断面から見た放熱部6の要部を表す、放熱部6の部分拡大図であり、放熱部6において、ファン3による冷却風が最初に供給される部分を拡大したものである。本発明の放熱フィン7は放熱フィン7a,7b,7cがあり、放熱部6は板状に形成されたこれらの複数枚の放熱フィン7a,7b,7cからなる。後に詳述するが、放熱部6は、異なる種類の放熱フィン7a,7b,7cを2種類以上組み合わせることにより構成される。図1Bおよび図2に示されている通り、放熱フィン7a,7b,7cには扁平状のヒートパイプ5が取付けられている。放熱フィン7a,7b,7cは本体部8a,8b,8cを有し、本体部8a,8b,8cの一側に上辺部10a,10b,10cが設けられ、ヒートパイプ5に接している。これら複数枚の放熱フィン7は、本体部8a,8b,8cの平板面20が互いに平行に向かい合うよう整列される。そしてこの上辺部10a,10b,10cから、平板面20と垂直になる方向に、上板部34a,34b,34cが突出している。上板部34a,34b,34cもまたヒートパイプ5に接している。そして、放熱フィン7a,7b,7cは、本体部8a,8b,8cの他側に下辺部11a,11b,11cが設けられ、平板面20と垂直になる方向に下板部35a,35b,35cが突出している。そして複数の放熱フィン7a,7b,7cを互いに平行に整列させることにより放熱部6が構成される。
なお、本発明に係る放熱フィン7は、断面が略コの字状となるコの字状部分22a,22b,22cを有し、このコの字状部分22a,22b,22cは、本体部8a,8b,8cの平板面20a,20b,20cと、上板部34a,34b,34cと、下板部35a,35b,35cとから形成される。このため放熱フィン7をすべて同じ方向に向けて一列に並列させると、図2に認められる通り、これらコの字状部分22a,22b,22cが、隣接する放熱フィン7a,7b,7cの平板面20a,20b,20cにより塞がれ、この平板面20a,20b,20cとコの字状部分22a,22b,22cにより、複数の方形状の流路30が形成される。放熱部6は、これら方形状の流路30はファン3からの風向きと略平行になるように配置される。なお、冷却風の向きは、図1、図3~5において矢印で示されている通りである。
次に、本実施形態のヒートシンク2の放熱フィン7の詳細について説明する。放熱フィン7は、板状に形成された本体部8a,8b,8cの形状が異なり、ひいては放熱特性や騒音特性の異なるフィンが複数存在する。図3~図5には、それぞれ特性の異なる第1の放熱フィン7a、第2の放熱フィン7b、第3の放熱フィン7cの正面図(A)と側面図(B)が図示されている。
まずこれら放熱フィン7a,7b,7cに共通する特徴を説明すると、これらの放熱フィン7a,7b,7cには、何れも略方形状の通気孔14a,14b,14cが設けられている。本実施形態では、放熱フィン7a,7b,7cの通気口14a,14b,14cは、その位置および形状が互いに揃っている。つまり放熱フィン7a,7b,7cの通気口14の位置は、隣接する放熱フィン7a,7b,7cの通気口14の位置に一致して設けられる。
このように構成された通気孔14a,14b,14cは、放熱フィン7a,7b,7cが受ける冷却風を横に逃がすことにより、放熱部全体としての圧力損失の値を低減させ、放熱部全体をバランス良く放熱させることができる。なお、圧力損失の値を低減させる観点から、放熱フィン7a,7b,7cの通気口14の位置は、上記の通り、隣接する放熱フィン7a,7b,7cの通気口14の位置に一致して設けられることが好ましいが、しかしながら圧力損失を低減させることができれば、通気口14の位置は隣接する放熱フィン7a,7b,7cの通気口14の位置に必ずしも一致して設けられる必要はない。
図3を参照して第1の放熱フィン7aについて詳述する。第1の放熱フィン7aは、フィン7aの本体部8aの先端部分が鋭角の形状をしている。本体部8aについて説明すると、本体部8aは、上辺部10aと、上辺部10aに対向しかつ上辺部10aと平行に設けられた放熱フィン7aの下辺部11aと、上辺部10aの先端23aと下辺部11aの先端24aを結ぶフィン端部12aと、後端部13aと、を有し、これらにより区画される。そしてこの本体部8aに通気口14aが設けられる。フィン端部12aは放熱フィン7aのファン3に対向して設けられる端部である。フィン端部12aは、放熱フィン7aの上辺部10aに対して90度未満の鋭角α(以下、第1の鋭角αとよぶ)をなす一方で、放熱フィン7aの下辺部11aに対しては90度を超える角度(180°-α)をなしている。第1の鋭角αは、典型的には15~20度である。なお、後端部13aは、放熱フィン7aにおいてフィン端部12aに対向する側の端部である。第1の放熱フィン7aの後端側の端部13aは、上辺部10aまたは下辺部10aに対して略垂直に形成される。
また図4を参照して第2の放熱フィン7bについて説明する。放熱フィン7bの本体部8bは、上辺部10bと、上辺部10bに対向しかつ上辺部10bと平行に設けられた下辺部11bと、上辺部10bの先端23bと下辺部11bの先端24bを結ぶフィン端部12bと、フィン後端部13bと、を有し、これらにより区画される。そしてこの本体部8bに通気口14bが設けられる。フィン端部12bは放熱フィン7bのファン3に対向する端部である。また後端部13bは、放熱フィン7bにおいてフィン端部12bに対向する側の端部である。第2の放熱フィン7bの後端側の端部13bは、上辺部10bまたは下辺部10bに対して略垂直に形成される。この第2の放熱フィン7bは、本体部8bが、第1の放熱フィン7aと同様に鋭角の形状をしているが、第1の放熱フィン7aと比較して、第2の放熱フィン7bの方が本体部8bの角度がより直角に近く構成されている。つまり第2の放熱フィン7bは、冷却風の流れに対して上流側にある本体部8bについて、上辺部10bとフィン端部12bのなす角度が、第1の鋭角αよりも大きくかつ直角よりも小さな角度である鋭角β(以下、第2の鋭角βとよぶ)に傾斜している。
なお、図4に図示の第2の放熱フィン7bは、通気口14の位置を第1の放熱フィン7aに整列させて配置させた場合に、第1の放熱フィン7aに存在していた、フィン後部の幅広部がなくなっている形状をしている。これは例えばフィンの後ろ側に電子部品を配置させる場合に、フィンを短く設計する必要がある場合の形状の一例である。
そして図5を参照して第3の放熱フィン7cについて説明する。正面図(B)に図示される通り、第3の放熱フィン7cは、フィン7cの本体部8cが方形状の形状をしている。ここで本体部8cについて説明すると、本体部8cは、上辺部10cと、上辺部10cに対向しかつ上辺部10cと平行に設けられた放熱フィン7cの下辺部11cと、上辺部10cの先端23cと下辺部11cの先端24cを結ぶフィン端部12cと、後端部13cとを有し、これらにより区画される。そしてこの本体部8cに通気口14cが設けられる。フィン端部12cは放熱フィン7cのファン3に対向して設けられる端部である。またフィン端部12cは、上辺部10cと下辺部11cの両方に対して直角γである90度をなすように形成されている。なお、後端部13cは第3の放熱フィン7cにおいてフィン端部12cに対向する側の端部である。後端部13cは、上辺部10cまたは下辺部10cに対して略垂直に形成される。
図6を参照して各種フィン7a,7b,7cの配列例について説明する。図6は、放熱部6における各種フィン7a,7b,7cの配列例を示す説明図である。図中、放熱部6の両末端側は何れも、表面積の大きな第3の放熱フィン7cが配置されている。そして、第3の放熱フィン7cは第1の放熱フィン7aに隣接するように配置されており、つまり第3の放熱フィン7cと第1の放熱フィン7aが互いに交互に積層されるように配置されている。第1の放熱フィン7aと第3の放熱フィン7cが交互に配置されることで、第1のフィンユニット17が形成される。この第1のフィンユニット17の隣には、第2の放熱フィン7bのみを配置して構成したフィンユニットである、第2のフィンユニット18が配置されている。これら第1のフィンユニット17と第2のフィンユニット18は、フィンユニットを単位として互いに交互に配置されている。
図6の実施形態において、第1のフィンユニット17に含まれる放熱フィン7の枚数は3~9枚であって、具体的には、放熱部6には、9枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が1つ、7枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が2つ、6枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が1つ、3枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が1つ含まれている。
第2のフィンユニット18に含まれる放熱フィンの枚数は7~15枚であって、具体的には、放熱部6には、8枚の放熱フィン7cからなる第2のフィンユニット18が2つ、7枚の放熱フィン7cからなる第2のフィンユニット18が1つ、15枚の放熱フィン7cからなる第2のフィンユニット18が1つ含まれている。
同実施形態において、第1のフィンユニット17と第2のフィンユニット18は交互に配置されているが、図の左側から順に、9枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17に隣接して、8枚の放熱フィン7bからなる第2のフィンユニット18が配置され、この第2のフィンユニット18に隣接して7枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が配置され、この第1のフィンユニット17に隣接して8枚の放熱フィン7bからなる第2のフィンユニット18が配置され、この第2のフィンユニット18に隣接して7枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が配置され、この第1のフィンユニット17に隣接して7枚の放熱フィン7bからなる第2のフィンユニット18が配置され、この第2のフィンユニット18に隣接して6枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が配置され、この第1のフィンユニット17に隣接して15枚の放熱フィン7bからなる第2のフィンユニット18が配置され、この第2のフィンユニットに隣接して3枚の放熱フィン7a,7cからなる第1のフィンユニット17が配置されている。
図6において、放熱部6の両末端側は何れも、表面積の大きな第3の放熱フィン7cが配置されている。これは図1の配置において、ファン3からの風を逃がさず、確実にフィンに当てるためである。
さらに図6の実施形態において、表面積の大きな第3の放熱フィン7cは、これら3種のフィンのうち、表面積が小さく冷却風の取込効率が高い第1の放熱フィン7aに隣接するように配置されており、第3の放熱フィン7cと第1の放熱フィン7aが交互に配置されている。したがって、放熱部6の両端部分には、第1のフィンユニット17が配置さる。
なお、フィンユニット17,18のユニット数や、フィンユニット17,18に含まれる放熱フィンの数は特に限定されないが、例えば、フィンの後ろ側に電子部品を配置させる場合に、その電子部品が存在する領域に第2のフィンユニット18を配置し、その第2のフィンユニット18に含まれる放熱フィンの枚数もまた、電子部品の幅に応じて自由に変えることができる。そして電子部品が配置されない部分に第1のフィンユニット17を配置させることができる。
次に、本発明の冷却モジュール1についてその作用を説明する。発熱体であるマイクロプロセッサはその動作に応じて発熱し、この熱が冷却モジュール1のヒートシンク2に伝導する。そしてヒートシンク2の温度が一定以上に上昇したときに送風手段であるファン3のモータ(図示せず)が駆動され、このモータと一体にファン3が回転する。
ファン3の回転によりファン3の吸気口(図示せず)から空気が吸入され、この空気が放熱部6の各種放熱フィンに向けて送風される。ファン3による冷却風が放熱部6に流入すると、放熱フィン7a,7b,7cの間を流通して、放熱部6の流出部21から外部に排出される。この空気により、ヒートシンク2が強制冷却され、ヒートパイプと5の熱交換がスムーズに行われるようになっている。具体的には、冷却風が放熱フィン7の間を流通するときには、この空気がヒートシンク2の各放熱フィン7a,7b,7cと接触し、この接触でヒートシンク2が冷却される。
上記のとおり、放熱部6には、本体部8a,8b,8cの形状が異なり、ひいては放熱特性や騒音特性の異なる放熱フィン7a,7b,7cが存在する。このためこれら異なる種類の放熱フィン7a,7b,7cを複数種類組み合わせて放熱部を構成することで、冷却効率と騒音抑制のバランスがとれた冷却モジュール1を提供している。
ここで、第1の放熱フィン7aは、フィン7aの本体部8aが鋭角の形状をしている。したがって上辺部10aの先端23aを、下辺部11aの先端24aよりも風向き上流部側に位置させ、ファン3に対向するフィン7aのフィン端部12aを、空気の流れる方向に対して鋭角αになるように配置させることができる。第1の放熱フィン7aの本体部8aが鋭角形状となることにより、放熱フィン7aに対し、冷却風に角度を付けて、滑らかに当てることができる。このような鋭角形状は、フィンに対する風の当たりを抑えることができるため、ファン3の風が強く当たるような位置に配置されても、騒音が発生しにくい。
また、第2の放熱フィン7bは、本体部8bを緩い鋭角形状である第2の鋭角βに形成している。このため、放熱に必要な表面積を確保しつつ、第1の放熱フィン7aのように、冷却風を、角度をつけて滑らかに当てることにより、冷却効率を保ちながらも騒音が発生しにくい。またこのフィンは、第1の放熱フィン7aに存在していたフィン後部の幅広部がなくなっている形状をしている。このため、この幅広部のない部分に電子部品を配置させることができる。
そして、第3の放熱フィン7cは、フィン端部12cが、上辺部10cと下辺部11cの両方に対して90度をなすように形成されることにより、放熱フィン7cの本体部8cにおいて、放熱フィン7cの上辺部10cの先端23cと、下辺部11cの先端24cの位置が、風向き方向において一致する配置が可能となる。すなわち放熱フィン7cは、冷却風がフィン7cの本体部8cに正対して当たるように配置される。そのため、放熱フィン7cの本体部8cが、正面視で方形状の形状を有することにより、放熱フィン7cの表面積が大きくなり、放熱フィン7a、7bと比較して放熱効果が大きくなる。
なお、放熱部6の両末端側では放熱部6の中央部と比較して、ファン3からの風量は比較的小さい。このため、放熱部6の両末端側では、騒音対策やフィン先端における風の取り込みよりも、表面積の大きさに重点を置いた方が、全体として効率の良い放熱効果が期待できる。そのため、放熱部6の両末端側に面積の大きな第3の放熱フィン7cを配置させることにより、ファン3からの風を効率良く放熱部6に導くことができると共に、放熱部6全体として、面積の大きな第3の放熱フィン7cによる放熱効果を効率よく引き出すことができる。
また上記の通り、面積の大きな第3の放熱フィン7cの隣には、本体部が鋭角に形成された第1の放熱フィン7aが配置されている。このような配置により、放熱部6において、圧力が局所的に高い箇所が生じない構造を保つことができ、これにより放熱部全体の圧力損失の値を低減させることができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、発熱部品の熱を放熱する冷却モジュール1であって、複数の放熱フィン7a,7bを互いに平行に並列させて構成される放熱部6と、前記放熱部6に冷却風を送風する送風手段であるファン3と、を備え、前記放熱フィン7a,7bは、板状に形成された本体部8a,8bを有し、前記本体部8a,8bは、上辺部10a,10bと、前記ファン3に対向するフィン端部12a,12bと、を有し、前記複数の放熱フィン7a,7bが、前記上辺部10aと前記フィン端部12aのなす角度が第1の鋭角αである第1の放熱フィン7aと、前記上辺部10bと前記フィン端部12bのなす角度が第2の鋭角βである第2の放熱フィン10bと、を有し、前記第2の鋭角βが前記第1の鋭角αよりも大きいため、特性の異なる複数種類の放熱フィン7a,7bを適宜組み合わせることにより、冷却性能と騒音低減を適宜にバランスさせた冷却モジュール1を提供することができる。
またこのように本実施例では、請求項2に対応して、前記複数の放熱フィンが、前記上辺部10cと前記フィン端部12cのなす角度γが直角である第3の放熱フィン7cを有することにより、3種類の放熱フィン7a,7b,7cの中で面積が最も大きい第3の放熱フィン7cによる放熱効果が期待される。
またこのように本実施例では、請求項3に対応して、前記放熱部6の両端が前記第3の放熱フィン7cであることにより、送風手段としてのファン3からの風を逃がさず、確実にフィン7cに当てることができる。
またこのように本実施例では、請求項4に対応して、前記放熱部6が、前記第1の放熱フィン7aと前記第3の放熱フィン7cを交互に並列させた第1のフィンユニット17を有することにより、圧力が局所的に高い箇所が生じない構造を保つことができる。これによりフィンとフィンの間に風を通しやすくし、全体として効率的な放熱効果が期待できる。
またこのように本実施例では、請求項5に対応して、前記本体部8a,8b,8cには、通気口が形成されているため、放熱フィン同士の風圧の差を小さくし、全体として効率の良い放熱効果を期待することができる。
その他、実施例上の効果として、前記放熱部6に、前記第2の放熱フィン7bのみが複数枚配設されて構成されている第2のフィンユニット18を設けることができる。これにより放熱部6の一部に電子部品を配置させる必要がある場合でも、騒音低減を抑えながら冷却性能を発揮させることもできる。
また、前記第1フィンユニット17と前記第2フィンユニット18を交互に配設し、放熱部に含まれる放熱フィンの配置をユニット単位で行うこともできる。これにより冷却性能と騒音対策のバランスを考えた放熱フィンの配置を、より容易に行うことができる。
また、通気口14を隣接する放熱フィンの通気口14の位置に一致して設けることにより、隣り合う放熱フィン7の間における風圧の差をより効果的に解消することで、全体としてより良い放熱効果を期待することができる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、複数枚の放熱フィン7の組み合わせ/配置については、図6に図示のものには限られず、ファンの風量や冷却風の向きに応じて、適宜設定することができる。その際、例えば、ファンからの風量が弱い部分には、面積の大きな第3の放熱フィン7cを配置させ、風量が強い部分には空気抵抗が比較的小さな放熱フィン7aを配置させ、風量が中くらいの部分には放熱フィン7bを配置させるようにすれば、ヒートシンク2の冷却効率と騒音対策を上手くバランスさせることができる。
1 冷却モジュール
2 ヒートシンク
3 ファン(送風手段)
6 放熱部
7a 第1の放熱フィン
7b 第2の放熱フィン
7c 第3の放熱フィン
8a,8b,8c 本体部
10a,10b,10c 上辺部
12a,12b,12c フィン端部
14a,14b,14c 通気口
17 第1のフィンユニット17
18 第2のフィンユニット18
α 第1の鋭角
β 第2の鋭角
γ 直角

Claims (5)

  1. 発熱部品の熱を放熱する冷却モジュールであって、
    複数の放熱フィンを互いに平行に並列させて構成される放熱部と、
    前記放熱部に冷却風を送風する送風手段と、を備え、
    前記放熱フィンは、板状に形成された本体部を有し、
    前記本体部は、上辺部と、前記送風手段に対向するフィン端部と、を有し、
    前記複数の放熱フィンが、前記上辺部と前記フィン端部のなす角度が第1の鋭角である第1の放熱フィンと、前記上辺部と前記フィン端部のなす角度が第2の鋭角である第2の放熱フィンと、を有し、
    前記第2の鋭角が前記第1の鋭角よりも大きいことを特徴とする冷却モジュール。
  2. 前記複数の放熱フィンが、前記上辺部と前記フィン端部のなす角度が直角である第3の放熱フィンを有することを特徴とする請求項1に記載の冷却モジュール。
  3. 前記放熱部の両端が前記第3の放熱フィンであることを特徴とする請求項2に記載の冷却モジュール。
  4. 前記放熱部が、前記第1の放熱フィンと前記第3の放熱フィンを交互に並列させた第1のフィンユニットを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の冷却モジュール。
  5. 前記本体部には、通気口が形成されていることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の冷却モジュール。
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