JP7627791B2 - 荷電粒子線装置及び荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法 - Google Patents
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Description
本発明は、電界偏向器及び磁界偏向器を備える荷電粒子線装置及び荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法に関する。
走査型電子顕微鏡(SEM: Scanning Electron Microscope)や集束イオンビーム装置(FIB: Focused Ion Beam)等の荷電粒子線装置では、荷電粒子線を用いて微細構造の観察、分析及び加工を行う。荷電粒子線装置は、主に半導体分野、材料分野、バイオ分野で幅広く用いられている。これらの分野では、対象試料の微細化に伴って、さらなる像分解能の向上や分析及び加工精度の向上が求められている。この実現には、荷電粒子線のビーム径を小さくするためレンズ収差を抑制し、かつ取得信号のS/N(Signal to Noise ratio)を増加するため高い信号検出量を得ることが必要となる。
特許文献1には、荷電粒子線源から放出されるビームを偏向させない一方、試料から放出される二次電子をビームの照射軸(光軸)の外に偏向する直交電磁界発生器(以下、E×B(EクロスB)と称す)が開示されている。E×Bでは電界及び磁界の双方の偏向支点の位置を一致させる。また、電界偏向及び磁界偏向の双方の合成により得られる偏向方向が光軸方向と一致するよう、電界の偏向角及び磁界の偏向角を調整する。このようにビームへの偏向作用を電界及び磁界により相殺した条件をウィーン条件と称す。また、対物レンズで発生するビーム収差が最も小さくなるビームの光軸を理想光軸と称す。
理想光軸を通過するように調整されたビームは、ウィーン条件によってE×B通過前後で光軸を維持するため、対物レンズの収差を抑制することができる。また、試料側から荷電粒子線源の方向へと進行する二次電子は、E×Bの電界及び磁界の双方の作用により光軸外へと偏向され、E×B近傍の光軸外に配置された検出器により検出される。
一方で、E×Bにおいては、ビームエネルギーのばらつきに起因する収差(色収差)が発生することが知られている。これは、ビームエネルギーのばらつきに対する電界及び磁界によるビームの分散量が異なり、電界及び磁界によって分散量が相殺されないためである。
このような既存の色収差の抑制方式として、試料へ負電圧を印可するリターティングが挙げられるが、電圧印可により試料表面近傍に非軸対称な電界分布が生じる断面観察試料などにおいては、リターティングにより分解能劣化が生じるため適応できない。この点、特許文献1には、色収差を抑制するために、複数のE×Bを用いることが開示されている。
既存のE×Bでは、ウィーン条件を実現し、電界及び磁界の双方の偏向支点の位置を精度良く一致させるため、電界偏向器と磁界偏向器とをユニット化した構成を採っている。磁界偏向器を構成する磁界生成用のコイルは、巻線用のボビン状の構造を有するため空間的なスペースを要する。したがって、電界偏向器と磁界偏向器とをユニット化したE×Bも、空間的なスペースを占有する。
一方、SEMの表面観察に用いられる二次電子は、対物レンズの集束作用によって主に対物レンズ内へと進行するため、対物レンズ内側に信号の偏向器及び偏向された信号を検出する検出器を配置することが検出効率の観点で有効である。
しかしながら、対物レンズの内部の先端近傍では磁束密度が高く、磁気飽和を回避するようレンズ断面積を確保する必要があるため、検出器を配置するスペースを設けることは困難である。なお、レンズ断面積を確保しなければ、磁気飽和により漏洩磁界が発生し、レンズ性能の低下が生じる。
従って、空間的なスペースを占有する磁界生成用のコイルを含むユニット化されたE×B(電界偏向器及び磁界偏向器)を実装スペースの小さい対物レンズの先端側、すなわち、試料近傍へ実装することは困難であった。
本発明は、電界偏向器の配置位置の自由度を向上させ且つビームエネルギーのばらつきに起因する色収差が発生するのを防止する技術を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の荷電粒子線装置は、ビームを放出する荷電粒子線源、荷電粒子線源から放出されたビームを集束する集束レンズ、ビームを試料上にフォーカスする対物レンズ、第1の電界偏向器、第2の電界偏向器、第1の磁界偏向器、第2の磁界偏向器、及び、第1の電界偏向器によるビームの偏向と第2の電界偏向器によるビームの偏向と第1の磁界偏向器によるビームの偏向と第2の磁界偏向器によるビームの偏向とを制御するコンピュータシステム、を備える。そして、第1の電界偏向器又は第2の電界偏向器の少なくとも一つは、第1の磁界偏向器及び第2の磁界偏向器が配置されるビームの光軸と直交する平面とは異なる平面に配置され、コンピュータシステムは、第1の電界偏向器及び第2の電界偏向器によるビームの偏向を制御して、偏向前のビームと第1の電界偏向器及び第2の電界偏向器によって偏向されたビームとの交点である第1の偏向支点を移動させ、第1の磁界偏向器及び第2の磁界偏向器によるビームの偏向を制御して、偏向前のビームと第1の磁界偏向器及び第2の磁界偏向器によって偏向されたビームとの交点である第2の偏向支点を、第1の偏向支点とは独立して、移動させる。
本発明によれば、電界偏向器の配置位置の自由度を向上させ且つビームエネルギーのばらつきに起因する色収差が発生するのを防止する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態において、その構成(フローチャートのステップを含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。以下、本発明に好適な実施例について図面を用いて説明する。
以下の実施例では、荷電粒子線装置の一態様としてSEMを例に説明するが、本発明の荷電粒子線装置は、SEMに限らない。本発明の荷電粒子線装置は、例えば、水素イオンやヘリウムイオン、或いはガリウム等の液体金属を照射するイオン顕微鏡、集束イオンビーム装置(FIB)、及び、走査透過電子顕微鏡(STEM)等であってもよい。以下、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(実施例1)
図1を参照して、SEM1の全体構成を説明する。SEM1では、荷電粒子線源である電子線源101で発生した荷電粒子線ビーム(以下、単に、ビームと略する)107が、アライメント偏向器102、集束レンズ103、対物レンズ104を通過して、試料123に照射される。電子線源101、アライメント偏向器102、集束レンズ103及び対物レンズ104は、それぞれ電子線源制御部111、アライメント偏向器制御部112、集束レンズ制御部113、対物レンズ制御部114により制御される。試料123は、真空カラム121内の試料台122上に載置される。ビーム107は、集束レンズ103で集束され、対物レンズ104がビームを試料123上にフォーカスする。そして、図示しない走査偏向器によって試料123上で二次元的に走査される。この際、試料123の表面から二次電子や反射電子が放出され、これらは検出器108で検出される。
図1を参照して、SEM1の全体構成を説明する。SEM1では、荷電粒子線源である電子線源101で発生した荷電粒子線ビーム(以下、単に、ビームと略する)107が、アライメント偏向器102、集束レンズ103、対物レンズ104を通過して、試料123に照射される。電子線源101、アライメント偏向器102、集束レンズ103及び対物レンズ104は、それぞれ電子線源制御部111、アライメント偏向器制御部112、集束レンズ制御部113、対物レンズ制御部114により制御される。試料123は、真空カラム121内の試料台122上に載置される。ビーム107は、集束レンズ103で集束され、対物レンズ104がビームを試料123上にフォーカスする。そして、図示しない走査偏向器によって試料123上で二次元的に走査される。この際、試料123の表面から二次電子や反射電子が放出され、これらは検出器108で検出される。
統合コンピュータ124は、SEM1の全体の動作を制御し、電子線源制御部111、アライメント偏向器制御部112、集束レンズ制御部113、対物レンズ制御部114の動作を制御する。また、統合コンピュータ124は、検出器108で検出された信号から試料123の表面の凹凸を示す観察像を生成し、画像表示装置126に表示する。統合コンピュータ124は、コントローラ125(キーボード、マウスなど)及び画像表示装置126と通信可能に接続される。オペレータは、コントローラ125を使って、画像表示装置126に制御画面や観察像を表示させる。
対物レンズ104の軸外収差を抑制して高分解能で観察するためには、理想光軸へビーム107を通す光軸調整が必要となる。光軸調整用のアライメント偏向器102は、ビーム107の光軸に直交する平面(X-Y平面)でビームを二次元的に偏向させるXアライメント偏向器102a及びYアライメント偏向器102bを有する。なお、ここでは、ビーム107の光軸に沿う方向をZ方向とする。
統合コンピュータ124により対物レンズ104に周期的に励磁を変化させる信号が送られ、対物レンズ104の集束作用を周期的に変化させる。このように周期的にレンズの励磁変化を付与することをワブラと称し、マニュアルによる光軸調整において一般的に用いられている。ビーム107が対物レンズ104の理想光軸を通る場合、ビーム107が対物レンズ104を垂直に通過する。そのため、ワブラ実行中には対物レンズ104の集束位置は、試料123の表面から光軸方向(Z方向)に周期的に変化するが、光軸と垂直な方向(X方向及びY方向)には動かない。よって、オペレータが観察する観察像の中心位置は変化せず、周期的に観察像にボケが生じることとなる。一方で、ビーム107が対物レンズ104の理想光軸から外れた位置を通過する場合、ビーム107が対物レンズ104を斜めに通過する。そのため、ワブラ実行中には対物レンズ104の集束位置は、Z方向に変化するとともに、光軸と垂直な方向(X方向及びY方向)にも変化する。よって、オペレータが観察する観察像の中心位置は、所定の方向へ往復移動を繰り返すとともに、周期的に観察像にボケが生じることとなる。ワブラによる周期的な観察像の中心位置の移動が観察されると、オペレータは、その観察像の中心位置の移動が小さくなるようにアライメント偏向器102a及び102bをアライメント偏向器制御部112により調整することで、光軸調整が実現される。
SEM1は、ビーム107の光軸と直交する別平面に独立し、離隔して配置される、電界偏向器(第1の電界偏向器)130a、電界偏向器(第2の電界偏向器)130b、磁界偏向器(第1の磁界偏向器)140a、及び、磁界偏向器(第2の磁界偏向器)140bを有する。対物レンズ104の先端の実装スペースの狭い領域には、電界偏向器130aが配置される。対物レンズ104の電子線源101の方向へ離れた実装スペースの広い領域には、電界偏向器130b、磁界偏向器140a、及び、磁界偏向器140bが配置される。対物レンズ104の先端の実装スペースの狭い領域へ電界偏向器130aを配置することを除き、電界偏向器130b、磁界偏向器140a、及び、磁界偏向器140bの配置を限定する条件はない。
実施例1では、電界偏向器130aは、対物レンズ104の内側に配置される。また、電界偏向器130aは、検出器108より対物レンズ104や試料123側に配置され、電界偏向器130b、磁界偏向器140a及び磁界偏向器140bは、検出器108より電子線源101側に配置される。この電界偏向器130aは、ビーム107の試料123への照射によって得られる二次電子を偏向し、検出器108は、この二次電子を検出する。
そして、電界偏向器130a、電界偏向器130b、磁界偏向器140a、及び、磁界偏向器140bは、それぞれ、電界偏向器制御部131a、電界偏向器制御部131b、磁界偏向器制御部141a、磁界偏向器制御部141bにより制御される。それぞれの偏向器へ接続されるそれぞれの制御部から電源(電流源、電圧源)が供給される。
平板や円筒状の電極を組み合わせた構造の電界偏向器130a及び電界偏向器130bは、コイル用ボビン構造の磁界偏向器140a及び磁界偏向器140bと比較して、実装スペースを占有しない。また、ビーム107の有するエネルギーが小さいほど、磁界による偏向作用は小さくなる。そのため、観察像の生成に用いられる低いエネルギー(50eV以下)の二次電子に対する磁界偏向作用は、電界偏向作用と比較して小さい。よって、磁界と比べて相対的に大きな偏向作用を有する電界を生成する電界偏向器130aを、磁界偏向器140a及び140bから独立させ、実装スペースが小さい試料123の近傍での二次電子の偏向器として活用することができる。
図2及び図3を参照して、電界偏向器により発生する色収差及び磁界偏向器により発生する色収差について説明する。なお、図2には、エネルギーE0のビーム107の軌道170を実線、エネルギーE0+ΔE0/2のビーム107の軌道170を一点鎖線、及び、エネルギーE0-ΔE0/2のビーム107の軌道170を二点鎖線で示す。また、図3には、エネルギーE0のビーム107の軌道171を実線、エネルギーE0+ΔE0/2のビーム107の軌道171を一点鎖線、及び、エネルギーE0-ΔE0/2のビーム107の軌道171を二点鎖線で示す。
エネルギーE0のビーム107が、電界偏向器130の電界Eを通過するときの電界偏向角θE及び磁界偏向器140の磁界Bを通過するときの磁界偏向角θBは、それぞれ、式(1)及び(2)で表される。
図2に示すように、対物レンズ104の物点160と電界偏向器130との距離をLEとし、図3に示すように、対物レンズ104の物点160と磁界偏向器140との距離をLBとする。また、対物レンズ104の光学倍率をMOBJとすると、エネルギーE0のビーム107の電界による試料123の位置での偏向量dE及び磁界による試料123の位置での偏向量dBは、各々式(5)及び(6)で表される。
式(5)及び(6)よりビーム107のエネルギーのばらつきΔE0に対して電界偏向及び磁界偏向により発生する色収差ΔdE及びΔdBは、各々式(7)及び(8)で表される。式(7)及び(8)に表されるように、電界偏向及び磁界偏向による色収差ΔdE及びΔdBは、対物レンズ104の物点160と電界及び磁界の各偏向支点間の距離LE及びLBに比例する。従って、偏向支点を対物レンズ104の物点160に一致させることで色収差が抑制される。
図4を参照して、2つの電界偏向器130a及び130bによって偏向されるビーム107の偏向支点と2つの磁界偏向器140a及び140bによって偏向されるビーム107の偏向支点とを対物レンズ104の物点160に一致させた条件について説明する。2つの電界偏向器130a及び130bによって偏向されるビーム107の偏向支点とは、偏向前のビーム107と2つの電界偏向器130a及び130bによって偏向されたビーム107との交点である。また、2つの磁界偏向器140a及び140bによって偏向されるビーム107の偏向支点とは、偏向前のビーム107と2つの磁界偏向器140a及び140bによって偏向されたビーム107との交点である。
図4に示した各パラメータは、幾何学的に式(9)~(12)が成立する。また、2つの電界偏向器130a及び130bによる偏向と2つの磁界偏向器140a及び140bによる偏向とを相殺するよう動作させることから、式(13)が成立する。
次に、図5を参照して、統合コンピュータ124のハードウェア構成を説明する。統合コンピュータ124は、プロセッサ124aと、主記憶装置124bと、補助記憶装置124cと、入出力I/F(以下、インターフェースをI/Fと略記する)124dと、通信インターフェース124eと、上記した各モジュールを通信可能に接続するバス124fと、を有するコンピュータシステムである。
プロセッサ124aは、SEM1の各部の動作の制御を行う中央処理演算装置である。プロセッサ124aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。プロセッサ124aは、補助記憶装置124cに記憶されたプログラムを主記憶装置124bの作業領域に実行可能に展開する。主記憶装置124bは、プロセッサ124aが実行するプログラム、当該プロセッサ124aが処理するデータ等を記憶する。主記憶装置124bは、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置124cは、後述する図6のフローチャートの各ステップを実行するための命令コードを記憶する。補助記憶装置124cは、例えば、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM))を含むシリコンディスク、ソリッドステートドライブ装置、ハードディスク(HDD、Hard Disk Drive)装置等である。入出力I/F124dは、コントローラ125や画像表示装置126と通信可能に接続される。また、通信I/F124eは、図示しない外部装置と通信可能に接続される。
次に、図6を参照して、上記した式(9)~(13)を満たすビームの偏向方法を説明する。
図6の各ステップを統合コンピュータ124が実行する例について説明するが、図6の各ステップの実行主体は、統合コンピュータ124でなくても構わない。統合コンピュータ124は、電界偏向器制御部131a、電界偏向器制御部131b、磁界偏向器制御部141a、磁界偏向器制御部141bなどの動作を制御するので、例えば、図6の各ステップを、統合コンピュータ124が電界偏向器制御部131a、電界偏向器制御部131b、磁界偏向器制御部141a、磁界偏向器制御部141bなどと連携して実行してもよい。
まず、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示に従って又は自動的に、電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bが共に動作しない状態として、電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bをオフにする(S601)。次に、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示に従って又は自動的に、アライメント偏向器102によるビーム107の偏向を制御して、対物レンズ104の理想光軸にビーム107の光軸を一致させる(S602:調整ステップ)。
そして、電界偏向器130a及び130bによるビーム107の偏向を実施する。統合コンピュータ124は、試料123側の電界偏向器130aから所望の信号が検出されるように電界偏向器130aをオンにする(S603:第1の電界偏向ステップ)。このとき、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示された電圧値又はデフォルトの電圧値を、電界偏向器130aに入力する。例えば、試料123の近くに検出器108が配置されており、この検出器108で解像度の良い画像を得ることを優先的に考える。この場合、試料123側の電界偏向器130aに対して、試料123から放出される二次電子や反射電子の検出量が十分になるような電圧値を設定することが有効である。このとき、ユーザーが電界偏向器130aに入力される電圧値を変更しながら、所望の解像度の画像となるよう電圧値を調整してもよいし、解像度が適切な値となるように電界偏向器130aに入力される電圧値が自動調整される構成でもよい。なお、電界偏向器130aに設定される電圧値は、特段の制限はなく、SEM1の電源電圧の出力範囲内で任意値である。
次に、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示に従って又は自動的に、電界偏向器130a及び130bを同時にオンし、そして、電界偏向器130a及び130bを同時にオフする(S604:第2の電界偏向ステップ)。このとき、統合コンピュータ124は、対物レンズ104の理想光軸にビーム107の光軸を調整した状態において、電界偏向器130a及び130bによるビーム107の偏向を制御して、対物レンズ104より遠い電界偏向器130bによるビーム107の偏向を、対物レンズ104に近い電界偏向器130aにより打ち消す。電界偏向器130a及び130bを同時にオンにしたときと電界偏向器130a及び130bを同時にオフにしたときとで、観察像の視野移動がなくなるように、電界偏向器130bに入力される電圧値を調整する。この調整は、オペレータが観察像を見ながらマニュアルで実施してもよいし、観察像を画像処理して視野移動の有無を自動的に判定することにより自動で実施してもよい。観察像の視野移動がない場合、2つの電界偏向器130a及び130bで偏向されたビーム107の偏向支点(第1の偏向支点)が対物レンズ104の物点160に一致する条件となる。
そして、統合コンピュータ124は、観察像の視野移動がない場合に電界偏向器130a及び130bの各々に入力される電圧値(調整値)E_1及び電圧値(調整値)E_2を補助記憶装置124cに記憶する(S605)。電界偏向器130a及び130bに入力される電圧値は、ビーム107を偏向する偏向強度である。そして、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示に従って又は自動的に、電界偏向器130a及び130bをオフにする(S606)。
次に、磁界偏向器140a及び140bによるビーム107の偏向を実施する。統合コンピュータ124は、空間に任意量の磁界が印加された状態となるように、任意量の電流値(オペレータからの指示された電流値又はデフォルトの電流値)を、試料123側の磁界偏向器140aに入力する(S607:第1の磁界偏向ステップ)。次に、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示に従って又は自動的に、磁界偏向器140a及び140bを同時にオンし、そして、磁界偏向器140a及び140bを同時にオフする(S608:第2の磁界偏向ステップ)。このとき、統合コンピュータ124は、対物レンズ104の理想光軸にビーム107の光軸を調整した状態において、磁界偏向器140a及び140bによるビーム107の偏向を制御して、対物レンズ104より遠い磁界偏向器140bによるビーム107の偏向を、対物レンズ104に近い磁界偏向器140aにより打ち消す。磁界偏向器140a及び140bを同時にオンにしたときと磁界偏向器140a及び140bを同時にオフにしたときとで、観察像の視野移動がなくなるように、磁界偏向器140bに入力される電流値を調整する。この調整は、オペレータが観察像を見ながらマニュアルで実施してもよいし、観察像を画像処理して視野移動の有無を自動的に判定することにより自動で実施してもよい。観察像の視野移動がない場合、2つの磁界偏向器140a及び140bで偏向されたビーム107の偏向支点(第2の偏向支点)が対物レンズ104の物点160に一致する条件となる。そして、統合コンピュータ124は、観察像の視野移動がない場合に磁界偏向器140aに入力される電流値(調整値)及び磁界偏向器140bに入力される電流値(調整値)の比率×を記憶する(S609)。磁界偏向器140a及び140bに入力される電流値は、ビーム107を偏向する偏向強度である。そして、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示に従って又は自動的に、磁界偏向器140a及び140bをオフにする(S610)。
最後に、電界偏向器130a及び130bによるビーム107の偏向と磁界偏向器140a及び140bによるビーム107の偏向との相互調整を実施する。まず、統合コンピュータ124は、オペレータからの指示に従って又は自動的に、記憶された調整値E_1及びE_2の各々を電界偏向器130a及び130bに入力する(S611)。次に、統合コンピュータ124は、磁界偏向器140a及び140bをオンし、理想光軸にビームが照射されるよう、磁界偏向器140a及び140bに入力される電流値(設定値)を比率×で調整する(S612:第3の磁界偏向ステップ)。アライメント偏向器102を制御して理想光軸にビーム光軸を一致させるS602の調整とは異なり、S612の調整では磁界偏向器140a及び140bに入力される電流値(設定値)を比率×で調整することで理想光軸にビーム光軸を一致させる。この調整は、周期的に対物レンズ104に励磁変化を付与した(ワブラを実施した)際の観察像の移動を元にオペレータがマニュアルで実施してもよいし、対物レンズ104の励磁変化に応じた観察像の移動を画像処理して自動で実施されてもよい。統合コンピュータ124は、理想光軸とビームの光軸が一致する場合に磁界偏向器140a及び140bの各々に入力される電流値(調整値)B_1及び電流値(調整値)B_2を記憶する(S613)。
これにより、2つの電界偏向器130a及び130bによって偏向されるビームの偏向支点と2つの磁界偏向器140a及び140bによって偏向されるビームの偏向支点とを対物レンズ104の物点160に一致させ、且つ、ビームの光軸を理想光軸に一致させる条件として、調整値E_1、E_2、B_1及びB_2を得ることができる。
そして、統合コンピュータ124は、得られた調整値E_1、E_2、B_1及びB_2の各々を電界偏向器130a、電界偏向器130b、磁界偏向器140a及び磁界偏向器140bに設定する(S614)。
なお、実施例1の電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの各々は、X-Y平面内の一方向及びその逆方向のみへ偏向する構成である。したがって、電界偏向器130aによるビーム107の偏向方向と電界偏向器130bによるビーム107の偏向方向とが一致していない場合には、観察像の視野移動が完全になくなるように設定することができない。すなわち、電界偏向器130a及び130bによって偏向されたビーム107の偏向支点が対物レンズ104の物点160に一致するように設定することができない。また、同様に、磁界偏向器140aによるビーム107の偏向方向と磁界偏向器140bによるビーム107の偏向方向とが一致していない場合には、観察像の視野移動が完全になくなるように設定することができない。すなわち、磁界偏向器140a及び140bによって偏向されたビーム107の偏向支点が対物レンズ104の物点160に一致するように設定することができない。
そこで、電界偏向器130a又は130bの少なくとも一方、及び、磁界偏向器140a又は140bの少なくとも一方を、ビーム107の光軸と垂直な平面内で任意方向へビーム107を偏向可能な構成とすればよい。つまり、電界偏向器130a又は130bの少なくとも一つの電極の極数を4以上とすれば良い。また、磁界偏向器140a又は140bの少なくとも一つの電極の極数を4以上とすれば良い。このように構成すれば、電界偏向器130a及び130bによるビーム107の偏向方向を一致させることが可能となり、且つ、磁界偏向器140a及び140bによるビーム107の偏向方向を一致させることが可能となる。その結果、2つの電界偏向器130a及び130bによって偏向されるビームの偏向支点と2つの磁界偏向器140a及び140bによって偏向されるビームの偏向支点とを対物レンズ104の物点160に一致させることが可能となる。
また、厳密には、電界と磁界の偏向方向を相殺させ、対物レンズ104の中心の理想光軸にビーム107を照射するためには、電界偏向器130a及び130bの双方又は磁界偏向器140a及び140bの双方を任意の方向へビーム107を偏向可能な構成とする必要がある。これは電界の偏向方向をT方向とすると、電界と磁界とでT方向の収差成分は抑制することができる一方、電界と磁界方向の角度ずれ(Y度)により生じるT方向と垂直な方向をもつ収差成分については、抑制することができないためである。ここで、角度ずれが1度、T方向の収差成分を100nmとすると、T方向と垂直な方向をもつ収差成分T’は、T’=sin(1度)×100(nm)=1.75(nm)と概算される。これは、収差が顕在化しやすい極低加速電圧における分解能数値と比較して小さい値であるため、角度ずれが顕著でない限り抑制できない収差成分による観察性能への影響は小さいと見積もることができる。
対物レンズ104の物点160、すなわち、対物レンズ104の上方に配置された集束レンズ103の像点は、集束レンズ103の集束レンズ値によって決定される。集束レンズ値、及び、その集束レンズ値における集束レンズの像点の位置は、加速電圧、試料123と対物レンズ104との距離、ビーム量などの光学条件に依存したテーブル値として統合コンピュータ124に記録される。このテーブル値は、必ずしもテーブル形式でなくてもよく、これらの情報が対応付けられて補助記憶装置124c等の記憶装置に記憶されていればよい。
2つの電界偏向器130a及び130bによって偏向されるビームの偏向支点と2つの磁界偏向器140a及び140bによって偏向されるビームの偏向支点とを対物レンズ104の物点160に一致させる調整は、各光学条件において図6のビームの偏向調整処理を用いて、マニュアルで調整してもよいし、以下に示すように、ある光学条件においてマニュアルで調整した調整値を他の光学条件における調整値に拡張してもよい。
前述の図6等で説明したように、ビームを放出する荷電粒子線源、荷電粒子線源から放出されたビームを走査する走査偏向器、ビームを集束する集束レンズ、ビームを試料上にフォーカスする対物レンズ、第1の電界偏向器、第2の電界偏向器、第1の磁界偏向器、第2の磁界偏向器、及び、第1の電界偏向器によるビームの偏向と第2の電界偏向器によるビームの偏向と第1の磁界偏向器によるビームの偏向と第2の磁界偏向器によるビームの偏向とを制御するコンピュータシステム、を備える荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法であって、第1の電界偏向器又は第2の電界偏向器の少なくとも一つは、第1の磁界偏向器及び第2の磁界偏向器が配置されるビームの光軸と直交する平面とは異なる平面に配置され、対物レンズの理想光軸に前記ビームの光軸を調整する調整ステップ(S602)と、第1の電界偏向器によりビームを偏向する第1の電界偏向ステップ(S603)と、第2の電界偏向器により前記ビームを偏向し、偏向前のビームと第1の電界偏向器及び第2の電界偏向器によって偏向されたビームとの交点である第1の偏向支点を、対物レンズの物点(160)に移動させる第2の電界偏向ステップ(S604)と、第1の磁界偏向器によりビームを偏向する第1の磁界偏向ステップ(S607)と、第2の磁界偏向器によりビームを偏向し、偏向前のビームと第1の磁界偏向器及び第2の磁界偏向器によって偏向されたビームとの交点である第2の偏向支点を、対物レンズの前記物点(160)に移動させる第2の磁界偏向ステップ(S608)と、第2の電界偏向ステップにより第1の偏向支点を対物レンズの物点に移動させた状態において、第2の磁界偏向ステップにより第2の偏向支点を対物レンズの物点に移動させたときの第1の磁界偏向器によるビームの偏向強度と第2の磁界偏向器によるビームの偏向強度との比率(比率X)で、第1の磁界偏向器及び第2の磁界偏向器によりビームを偏向する、第3の磁界偏向ステップ(S609)と、を有する荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法である。
以下では、ある光学条件においてマニュアルで調整した調整値を他の光学条件における調整値に拡張する方法を説明する。集束レンズ値及び集束レンズの像点の位置に関するテーブル値、及び、ある光学条件で調整した電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの調整値を用いて、任意の光学条件で電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bを調整する方法を説明する。
図6のビームの偏向調整処理を用いて調整及び記録した電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの調整値E_1、E_2、B_1、B_2に対応する電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの電圧値及び電流値をそれぞれVE1、VE2、IB1、IB2とする。このときの光学条件を条件1と呼ぶこととすると、条件1において、上記した式(9)が成り立つ。
ここで、電界偏向器130a及び130bの電圧値と偏向角の関係式は、定数TE1及びTE2を用いて式(14)及び(15)と表現される。よって、式(9)、式(14)及び(15)より、式(16)が成り立つ。これより、式(17)が成り立つ。
一方で、他の光学条件においては、集束レンズ103の像点の位置がLE1から変化する。この光学条件を条件2と呼ぶこととし、集束レンズ103の像点の位置の変化をΔZ、集束レンズ103の像点の位置をLE1+ΔZとする。ここで、条件2において電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bが調整された状態となる調整値をE’_1、E’_2、B’_1、B’_2とし、電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの電圧値及び電流値をそれぞれVE’1、VE’2、IB’1、IB’2とする。条件2において、式(16)と同様の導出から式(18)が成り立つ。ここで、式(17)及び(18)より、式(19)が成り立つ。
式(19)において、条件1の調整を実施した際の電圧値VE1、VE2は既知であり、LE1、LE2、ΔZはテーブル値として記録されていることから、条件2におけるVE’1及びVE’2の値の比率が求めれる。
同様に、磁界偏向器140a及び140bの電流値と偏向角の関係式は、定数TB1及びTB2を用いて式(20)及び(21)と表現される。よって、式(11)、(20)及び(21)より、式(22)が成り立つ。これより、式(23)が成り立つ。
一方で、条件2の光学条件においては、集束レンズ103の像点の位置がLB1から変化する。集束レンズ103の像点の位置の変化をΔZ、集束レンズ103の像点の位置をLB1-ΔZとする。条件2において、式(22)と同様の導出から式(24)が成り立つ。ここで、式(23)及び(24)より、式(25)が成り立つ。
式(25)において、条件1の調整を実施した際の偏向器の電流値IB1、IB2は既知であり、LB1、LB2、ΔZはテーブル値として記録されていることから、条件2におけるIB’1及びIB’2の値の比率が求めれる。
一方で、式(10)、(12)及び(13)より、式(26)が成り立つ。さらに、式(9)及び(11)より、式(27)及び(28)が成り立つ。ここで、式(15)及び(20)より、式(29)及び(30)が成り立つ。
式(30)において、条件1の光学条件において調整を実施した際の電界偏向器130a及び130bの電圧値VE1及びVE2並びに電流値IB1及びIB2は既知であり、LE1、LE2、LB1、LB2及びΔZは、テーブル値として記録されていることから、TE2及びTB2の値の比率が求めれる。
同様にして、条件2の光学条件において、集束レンズ103の像点の位置の変化ΔZを考慮すると、式(31)となる。ここで、式(15)及び(20)より、式(32)及び(33)が成り立つ。式(30)よりTE2及びTB2の値の比率は既知であり、LE1、LE2、LB1、LB2及びΔZは、テーブル値として記録されていることから、条件2の光学条件における式(33)のVE’2及び√IB’2の値の比率が求めれる。
以上の関係式を用いることで、条件2におけるVE’1の値を設定した際、統合コンピュータ124に記録された集束レンズの像点位置のテーブル値を用いることで、式(19)よりVE’2が得られ、式(33)より√IB’2が得られ、式(25)より√IB’1が得られる。上述した手法により、条件1における電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの調整値E_1、E_2、B_1及びB_2を用いて、他の任意の光学条件における電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの調整値を設定することが可能となる。その結果、光学条件ごとにマニュアルで電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bの調整値を調整する場合に比べて、他の任意の光学条件における調整値の調整が容易になる。
(実施例1の効果)
実施例1では、磁界偏向器140aとは独立した電界偏向器130aを用いることによって、実装スペースの狭い領域である対物レンズ104の先端に電界偏向器130aを実装することができる。これにより、高い検出性能を実現し、高画質の観察像を得ることが可能となる。
実施例1では、磁界偏向器140aとは独立した電界偏向器130aを用いることによって、実装スペースの狭い領域である対物レンズ104の先端に電界偏向器130aを実装することができる。これにより、高い検出性能を実現し、高画質の観察像を得ることが可能となる。
また、実施例1では、図6のフローチャートに従って、2つの電界偏向器130a及び130bによって偏向されるビームの偏向支点と2つの磁界偏向器140a及び140bによって偏向されるビームの偏向支点とを対物レンズ104の物点160に一致させる。このように、電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bを独立して配置した構成において、ビームエネルギーのばらつきに起因する色収差を抑制することができる。
比率×で磁界偏向器140a及び140bによるビーム107の偏向を制御することによって、色収差及び軸外収差を抑制することができる。
(実施例2)
実施例2では、電界偏向器130a及び130bの好適な構成について、電源ノイズ対策の観点から説明する。実施例1では、電界偏向器130a及び130bの電圧源として、二系統の個別の電圧源を用いた例について説明した。図7に、電界偏向器130a及び130bの各々に個別の電圧源を用いた場合における、電界偏向器130aの電圧値401、電界偏向器130bの電圧値402、電界偏向器130aのノイズ位相403、及び、電界偏向器130bのノイズ位相404を示す。図7では、ノイズ位相403及び404のノイズ成分に位相のずれ405が生じる。よって、電界偏向器130a及び130bによるビーム107の偏向支点が対物レンズ104の物点160に一致した状態であっても、ノイズ成分によって偏向支点が対物レンズ104の物点160から変動する。すなわち、ビーム107が照射される位置の変動が生じ、観察像に画像ノイズが発生する。
実施例2では、電界偏向器130a及び130bの好適な構成について、電源ノイズ対策の観点から説明する。実施例1では、電界偏向器130a及び130bの電圧源として、二系統の個別の電圧源を用いた例について説明した。図7に、電界偏向器130a及び130bの各々に個別の電圧源を用いた場合における、電界偏向器130aの電圧値401、電界偏向器130bの電圧値402、電界偏向器130aのノイズ位相403、及び、電界偏向器130bのノイズ位相404を示す。図7では、ノイズ位相403及び404のノイズ成分に位相のずれ405が生じる。よって、電界偏向器130a及び130bによるビーム107の偏向支点が対物レンズ104の物点160に一致した状態であっても、ノイズ成分によって偏向支点が対物レンズ104の物点160から変動する。すなわち、ビーム107が照射される位置の変動が生じ、観察像に画像ノイズが発生する。
次に、図8に、電界偏向器130a及び130bの電圧源として一系統の電圧源を用いた場合における、電界偏向器130aの電圧値401、電界偏向器130bの電圧値402、電界偏向器130aのノイズ位相403、及び、電界偏向器130bのノイズ位相404を示す。図8では、双方の電界偏向器130a及び130bのノイズ成分の位相が一致している。よって、ノイズ成分によらず偏向支点が対物レンズ104の物点160に一致した状態が維持され、観察像に画像ノイズが発生しない。
以上のように、2つの電界偏向器130a及び130bの電圧源として一系統(共通)の電圧源を用いることができる。なお、図9に示すように、2つの電界偏向器130a及び130bに、電界偏向器制御部131を接続し、2つの電界偏向器の電源を共通として供給し、一系統の電圧源を用いて、同等の電圧値を印加してもよいし、図10に示すように、抵抗130cを用いて、異なる電圧値を印加してもよい。
実施例2では、2つの電界偏向器130a及び130bの電圧源を一系統にしたが、2つの磁界偏向器140a及び140bの電流源のノイズ位相を打ち消すために、磁界偏向器140a及び140bの電流源を一系統にしてもよい。ただし、電界偏向器130a及び130bの電圧源のノイズに対する応答性と比較して、磁界偏向器140a及び140bの電流源のノイズに対する応答性は低いため、一系統の電流源を用いた場合でもノイズ位相にずれが生じる場合があることを考慮する必要がある。
(実施例2の効果)
実施例2では、2つの電界偏向器130a及び130bの電圧源を一系統にすることによって、画像ノイズが低減された観察像を得ることが可能となる。また、2つの磁界偏向器140a及び140bの電圧源を一系統にすることによって、画像ノイズが低減された観察像を得ることが可能となる。その他の効果は実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
実施例2では、2つの電界偏向器130a及び130bの電圧源を一系統にすることによって、画像ノイズが低減された観察像を得ることが可能となる。また、2つの磁界偏向器140a及び140bの電圧源を一系統にすることによって、画像ノイズが低減された観察像を得ることが可能となる。その他の効果は実施例1と同様であるので、その説明は省略する。
(実施例3)
実施例1では、偏向支点の調整用の電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bを用いて、色収差抑制、軸外収差抑制、高い検出性能の3点を実現する構成を示した。上記3点を実現する構成は、実施例1の構成に限らない。例えば、電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a又は140bの中の少なくとも一つを、他の用途を兼用するものとしても用いても構わない。
実施例1では、偏向支点の調整用の電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a及び140bを用いて、色収差抑制、軸外収差抑制、高い検出性能の3点を実現する構成を示した。上記3点を実現する構成は、実施例1の構成に限らない。例えば、電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a又は140bの中の少なくとも一つを、他の用途を兼用するものとしても用いても構わない。
実施例3では、図11に示すように、光学調整用のアライメント偏向器102を偏向支点の調整用の磁界偏向器として用いる。つまり、実施例3のSEMは、2つの電界偏向器130a及び130bと、磁界偏向器140aと、磁界偏向器としても用いられるアライメント偏向器102と、を備える。
(実施例3の効果)
電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a又は140bの中の少なくとも一つを、他の用途で使用することができるので、装置構成の簡易化が可能となる。その他の効果は実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
電界偏向器130a及び130b並びに磁界偏向器140a又は140bの中の少なくとも一つを、他の用途で使用することができるので、装置構成の簡易化が可能となる。その他の効果は実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
(実施例4)
実施例4のSEMは、図12に示すように、リターティング実行時の二次電子300や反射電子301を変換する変換電極302と、変換電極302で変換されることにより生じる二次電子303を検出する検出器304と、変換電極302で変換されることにより生じる二次電子303を検出器304の方向に偏向する偏向電極305と、偏向電極305による偏向を制御する偏向電極制御部306と、を備える。実施例4では、偏向電極305を偏向支点の調整用の電界偏向器として用いる。
実施例4のSEMは、図12に示すように、リターティング実行時の二次電子300や反射電子301を変換する変換電極302と、変換電極302で変換されることにより生じる二次電子303を検出する検出器304と、変換電極302で変換されることにより生じる二次電子303を検出器304の方向に偏向する偏向電極305と、偏向電極305による偏向を制御する偏向電極制御部306と、を備える。実施例4では、偏向電極305を偏向支点の調整用の電界偏向器として用いる。
(実施例4の効果)
二次電子303を偏向する偏向電極305を電界偏向器として使用することによって、装置構成の簡易化が可能となる。その他の効果は実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
二次電子303を偏向する偏向電極305を電界偏向器として使用することによって、装置構成の簡易化が可能となる。その他の効果は実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
(実施例5)
実施例1では、電界偏向器と磁界偏向器とがユニット化されたE×Bを用いなかったが、実施例5では、E×Bを用いる。図13に示すように、実施例5のSEMは、電界偏向器130aと磁界偏向器140aとがユニット化されたE×B150と、電界偏向器130bと、磁界偏向器140bと、を備える。E×B150を構成する電界偏向器130a及び磁界偏向器140aは、ビーム107の光軸と直交する同一平面に配置される。
実施例1では、電界偏向器と磁界偏向器とがユニット化されたE×Bを用いなかったが、実施例5では、E×Bを用いる。図13に示すように、実施例5のSEMは、電界偏向器130aと磁界偏向器140aとがユニット化されたE×B150と、電界偏向器130bと、磁界偏向器140bと、を備える。E×B150を構成する電界偏向器130a及び磁界偏向器140aは、ビーム107の光軸と直交する同一平面に配置される。
(実施例5の効果)
実施例5では、電界偏向器と磁界偏向器とがユニット化されたE×BをSEMに採用することができる。また、実施例5では、独立した電界偏向器130b及び磁界偏向器140bを採用することによって、電界偏向器130b及び磁界偏向器140bの配置位置の自由度が向上する。
実施例5では、電界偏向器と磁界偏向器とがユニット化されたE×BをSEMに採用することができる。また、実施例5では、独立した電界偏向器130b及び磁界偏向器140bを採用することによって、電界偏向器130b及び磁界偏向器140bの配置位置の自由度が向上する。
(実施例6)
実施例6では、電界偏向器130bと磁界偏向器140aとがユニット化されたE×B151を用いる。図14に示すように、実施例6のSEMは、電界偏向器130aと、電界偏向器130bと磁界偏向器140aとがユニット化されたE×B151と、磁界偏向器140bと、を備える。E×B151を構成する電界偏向器130b及び磁界偏向器140aは、ビーム107の光軸と直交する同一平面に配置される。
実施例6では、電界偏向器130bと磁界偏向器140aとがユニット化されたE×B151を用いる。図14に示すように、実施例6のSEMは、電界偏向器130aと、電界偏向器130bと磁界偏向器140aとがユニット化されたE×B151と、磁界偏向器140bと、を備える。E×B151を構成する電界偏向器130b及び磁界偏向器140aは、ビーム107の光軸と直交する同一平面に配置される。
(実施例6の効果)
実施例6では、実施例5と同様に、電界偏向器と磁界偏向器とがユニット化されたE×BをSEMに採用することができる。さらに、実施例6では、二次電子や反射電子を偏向する位置と試料123との間の距離が短くなるので、検出器108で高い信号検出量を得ることができる。
実施例6では、実施例5と同様に、電界偏向器と磁界偏向器とがユニット化されたE×BをSEMに採用することができる。さらに、実施例6では、二次電子や反射電子を偏向する位置と試料123との間の距離が短くなるので、検出器108で高い信号検出量を得ることができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
1:SEM、101:電子線源、102:アライメント偏向器、102a:×アライメント偏向器、102b:Yアライメント偏向器、103:集束レンズ、104:対物レンズ104:荷電粒子線ビーム、108:検出器、111:電子線源制御部、112:アライメント偏向器制御部、113:集束レンズ制御部、114:対物レンズ制御部、121:真空カラム、122:試料台、123:試料、124:統合コンピュータ、125:コントローラ、126:画像表示装置、130a:電界偏向器、130b:電界偏向器、131:電界偏向器制御部、131a:電界偏向器制御部、131b:電界偏向器制御部、130c:抵抗、140a:磁界偏向器、140b:磁界偏向器、141a:磁界偏向器制御部、141b:磁界偏向器制御部、150:E×B、151:E×B、160:物点、170:電界によって偏向されたビームの軌道、171:磁界によって偏向されたビームの軌道、300:二次電子、301:反射電子、302:変換電極、303:二次電子、304:検出器、305:偏向電極、306:偏向電極制御部、401:電界偏向器130aの電圧値、402:電界偏向器130bの電圧値、403:電界偏向器130aのノイズ位相、404:電界偏向器130bのノイズ位相、405:ノイズ位相のずれ
Claims (20)
- ビームを放出する荷電粒子線源、前記荷電粒子線源から放出された前記ビームを集束する集束レンズ、前記ビームを試料上にフォーカスする対物レンズ、第1の電界偏向器、第2の電界偏向器、第1の磁界偏向器、第2の磁界偏向器、及び、前記第1の電界偏向器による前記ビームの偏向と前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向と前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向と前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向とを制御するコンピュータシステム、を備える荷電粒子線装置であって、
前記第1の電界偏向器又は前記第2の電界偏向器の少なくとも一つは、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器が配置される前記ビームの光軸と直交する平面とは異なる平面に配置され、
前記コンピュータシステムは、
前記第1の電界偏向器及び前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向を制御して、偏向前の前記ビームと前記第1の電界偏向器及び前記第2の電界偏向器によって偏向された前記ビームとの交点である第1の偏向支点を移動させ、
前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向を制御して、偏向前の前記ビームと前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器によって偏向された前記ビームとの交点である第2の偏向支点を、前記第1の偏向支点とは独立して、移動させることを特徴とする荷電粒子線装置。 - 前記ビームが照射された試料から放出された二次電子を検出する検出器をさらに備え、
前記第1の電界偏向器は、前記検出器より前記対物レンズ側に配置され、前記第2の電界偏向器、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器は、前記検出器より前記荷電粒子線源側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。 - 前記第1の電界偏向器は、前記対物レンズの内側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の荷電粒子線装置。
- 前記コンピュータシステムは、
前記対物レンズの理想光軸に前記ビームの光軸を調整した状態において、前記第1の電界偏向器及び前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向を制御して、前記対物レンズより遠い前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向を、前記対物レンズに近い前記第1の電界偏向器により打ち消し、
前記対物レンズの理想光軸に前記ビームの光軸を調整した状態において、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向を制御して、前記対物レンズより遠い前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向を、前記対物レンズに近い前記第1の磁界偏向器により打ち消すことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。 - 前記コンピュータシステムは、
前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向を前記第1の電界偏向器により打ち消した状態において、前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向を前記第1の磁界偏向器により打ち消したときの前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度と前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度との比率で、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向を制御する、ことを特徴とする請求項4に記載の荷電粒子線装置。 - 前記コンピュータシステムは、
第1の光学条件、前記第1の光学条件で設定した前記第1の電界偏向器による前記ビームの偏向強度、前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向強度、前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度、及び、前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度を用いて、前記第1の光学条件とは異なる第2の光学条件での前記第1の電界偏向器による前記ビームの偏向強度、前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向強度、前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度、及び、前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度を設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。 - 前記第1の電界偏向器又は前記第2の電界偏向器の少なくとも一つの電極の極数は4以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
- 前記第1の磁界偏向器又は前記第2の磁界偏向器の少なくとも一つの電極の極数は4以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
- 前記第1の電界偏向器及び前記第2の電界偏向器の双方の電極の極数は4以上である、又は、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器の双方の極数は4以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
- 前記第1の電界偏向器及び前記第2の電界偏向器の電源は共通である、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
- 前記電源と前記第1の電界偏向器との間、又は、前記電源と前記第2の電界偏向器との間の少なくとも一方には、抵抗が配置される、ことを特徴とする請求項10に記載の荷電粒子線装置。
- 前記第1の電界偏向器、前記第2の電界偏向器、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器は、前記ビームの光軸と直交する別平面に独立して配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
- 前記第1の電界偏向器は、前記第2の電界偏向器よりも前記対物レンズ側に配置され、
前記第1の磁界偏向器は、前記第2の磁界偏向器よりも前記対物レンズ側に配置され、
前記第1の電界偏向器と前記第1の磁界偏向器とは、前記ビームの光軸と直交する同一平面に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。 - 前記第1の電界偏向器は、前記第2の電界偏向器よりも前記対物レンズ側に配置され、
前記第1の磁界偏向器は、前記第2の磁界偏向器よりも前記対物レンズ側に配置され、
前記第2の電界偏向器と前記第1の磁界偏向器とは、前記ビームの光軸と直交する同一平面に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。 - 前記第1の電界偏向器又は前記第2の電界偏向器の少なくとも一方により、前記ビームの試料への照射によって得られる二次電子を偏向する、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
- 前記第1の磁界偏向器又は前記第2の磁界偏向器の少なくとも一方は、前記対物レンズの理想光軸に前記ビームの光軸を調整する、ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線装置。
- ビームを放出する荷電粒子線源、前記荷電粒子線源から放出された前記ビームを走査する走査偏向器、前記ビームを集束する集束レンズ、前記ビームを試料上にフォーカスする対物レンズ、第1の電界偏向器、第2の電界偏向器、第1の磁界偏向器、第2の磁界偏向器、及び、前記第1の電界偏向器による前記ビームの偏向と前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向と前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向と前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向とを制御するコンピュータシステム、を備える荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法であって、
前記第1の電界偏向器又は前記第2の電界偏向器の少なくとも一つは、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器が配置される前記ビームの光軸と直交する平面とは異なる平面に配置され、
前記対物レンズの理想光軸に前記ビームの光軸を調整する調整ステップと、
前記第1の電界偏向器により前記ビームを偏向する第1の電界偏向ステップと、
前記第2の電界偏向器により前記ビームを偏向し、偏向前の前記ビームと前記第1の電界偏向器及び前記第2の電界偏向器によって偏向された前記ビームとの交点である第1の偏向支点を、前記対物レンズの物点に移動させる第2の電界偏向ステップと、
前記第1の磁界偏向器により前記ビームを偏向する第1の磁界偏向ステップと、
前記第2の磁界偏向器により前記ビームを偏向し、偏向前の前記ビームと前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器によって偏向された前記ビームとの交点である第2の偏向支点を、前記対物レンズの前記物点に移動させる第2の磁界偏向ステップと、
第2の電界偏向ステップにより前記第1の偏向支点を前記対物レンズの前記物点に移動させた状態において、前記第2の磁界偏向ステップにより前記第2の偏向支点を前記対物レンズの前記物点に移動させたときの前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度と前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度との比率で、前記第1の磁界偏向器及び前記第2の磁界偏向器により前記ビームを偏向する、第3の磁界偏向ステップと、を有することを特徴とする荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法。 - 前記第2の電界偏向ステップは、前記第1の電界偏向ステップによる前記ビームの偏向を打ち消すステップであり、
前記第2の磁界偏向ステップは、前記第1の磁界偏向ステップによる前記ビームの偏向を打ち消すステップである、ことを特徴とする請求項17に記載の荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法。 - 前記第2の電界偏向ステップで前記第1の偏向支点を前記対物レンズの前記物点に移動させたときの前記第1の電界偏向器による前記ビームの偏向強度および前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向強度、並びに、前記第3の磁界偏向ステップで前記ビームを偏向したときの前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度および前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度に基づいて、異なる光学条件での前記第1の電界偏向器による前記ビームの偏向強度、前記第2の電界偏向器による前記ビームの偏向強度、前記第1の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度、及び、前記第2の磁界偏向器による前記ビームの偏向強度を設定する設定ステップ、をさらに有することを特徴とする請求項17に記載の荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法。
- 前記第1の電界偏向器又は前記第2の電界偏向器の少なくとも一方により、前記ビームの試料への照射によって得られる二次電子を偏向する偏向ステップ、をさらに有することを特徴とする請求項17に記載の荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法。
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| PCT/JP2022/001554 WO2023139631A1 (ja) | 2022-01-18 | 2022-01-18 | 荷電粒子線装置及び荷電粒子線装置におけるビームの偏向方法 |
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2022
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- 2022-01-18 US US18/720,952 patent/US20250062096A1/en active Pending
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