JP7628907B2 - ラジエータの連結構造 - Google Patents
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Description
これらのラジエータ5、6は、一方(この例では下方側)の第二ラジエータ6の樹脂タンク1にブラケット16を設け、それを他方(この例では上方側)の第一ラジエータ5の樹脂タンク1にボルトおよびナット15を介して連結されている。
そして、第一ラジエータ5、第二ラジエータ6は、各ラジエータ5、6に形成されたブラケット14を介して車両等の強度メンバーに取付けられる。
さらに、図6に示すごとく、連結において、上下、左右、および前後の動きを拘束するために、複数のボルトおよびナット15が必要となるので、各ラジエータの連結構造が複雑となり、またその連結作業性も悪くなる。
前記一対の樹脂タンク1間に配置されるチューブ2およびフィン3の集合体よりなるコア4と、
を具備する複数のラジエータが形成され、
隣接するラジエータ間が前記樹脂タンク1を介して連結された連結構造において、
前記複数のラジエータのうち、少なくとも一つのラジエータには、そのラジエータを強度部材に支持するブラケット14を有し、
前記複数のラジエータのうち、少なくとも一つのラジエータには、前記ブラケット14を有せず、
前記連結構造は、各ラジエータの各樹脂タンク1の隣接位置で、一つのラジエータの樹脂タンク1とそのラジエータに隣接するラジエータの樹脂タンク1との各境の外面に一体に、互いに第1の方向(17)に摺接して両樹脂タンク1を連結する差込み構造7と、
その差込み構造7に隣接して、前記一つのラジエータの樹脂タンク1とそのラジエータに隣接するラジエータの樹脂タンク1のそれぞれの外面に一体に、前記第1の方向(17)に直交する第2の方向(18)に離間して配置された一対のレール部材8、9および、各レール部材8、9間を架橋して摺接し、隣接する樹脂タンク1間を第2の方向(18)に連結するクリップ部材10とからなるレールクリップ構造11と、
を具備するラジエータの連結構造である。
前記の複数のラジエータは、第一ラジエータ5および第二ラジエータ6の二つからなり、
各ラジエータ5、6はともに、その使用状態の姿勢において、それらの前記チューブ2が水平方向に配置されたクロスフロー型であり、
各ラジエータ5、6は鉛直方向の上下に配置され、それらのラジエータ5、6の両樹脂タンク1の隣接部で接続されたラジエータの連結構造である。
前記レールクリップ構造11の前記クリップ部材10は、表面に指係止突起12が形成され、
前記指係止突起12に対向して樹脂タンク1の外面にフィンガーフック13が形成されており、
使用状態において、前記鉛直方向の下方に配置されるラジエータの樹脂タンク1に形成された前記フィンガーフック13は、前記クリップ部材10のストッパを兼ねるラジエータの連結構造である。
これにより、従来のブラケット16が不要となり、樹脂タンク1における金型の大型化が抑制され、また、その構造が簡素化される。さらに、ブラケット16を介して連結する必要がなくなり、連結構造の強度および剛性の確保が容易となる。
そして、ボルトおよびナット15による締結が不要となり、連結構造が簡素化されるとともに、その連結作業性も向上する。
また、使用状態において、鉛直方向の下方に配置されるラジエータの樹脂タンク1に形成されたフィンガーフック13が、クリップ部材10のストッパを兼ねるので、クリップ部材10の位置ずれ、およびその脱落が防止される。
図1~図5は本発明のラジエータの連結構造の実施の形態を示し、図1はその正面図、図2はその要部正面図及び側面図並びに図2(A)のC-C矢視断面図、図3は同要部斜視図、図4は同実施例の連結の手順を示す説明図、図5は同連結構造におけるクリップ部材10の着脱説明図である。
各図において、Z方向は鉛直方向、X方向は水平方向、Y方向はZ方向とX方向に直行する方向を示す。
この例では、図1に示す如く、第一ラジエータ5、第二ラジエータ6の二つのラジエータが隣接して連結されている。
各ラジエータ5、6は、底面1aと側面1bを有する、一端開口の箱状の一対の樹脂タンク1と、それらの樹脂タンク1間に配置されたコア4とを有する。各樹脂タンク1は樹脂の射出成型体からなる。
各ラジエータ5、6のコア4は、偏平なチューブ2が並列しており、それらの隣接するチューブ2の外面間にコルゲート状に曲折されたフィン3が接続されている。各チューブ2の先端は、ヘッダプレートに挿通されている。このヘッダプレートは各樹脂タンク1の開口を被嵌する。
この例では、上方に位置する第一ラジエータ5の樹脂タンク1には、ブラケット14が形成され、その各ブラケット14が、図示しない補強部材(一例として、車両のフレーム)に支持される。下方に位置する第二ラジエータ6には、ブラケット14が形成されておらず、補強部材に支持されない。
このように構成することにより、複数のラジエータのうち、少なくとも一つのラジエータにブラケット14を形成することにより、補強部材のラジエータの取り付けスペースが少ない場合にも対応することが可能となる。
差込み構造7は、図4に示す如く、溝7aと凸条7bとからなる。
この例では、第一ラジエータ5の樹脂タンク1の側面1bの外面側の下端部に、蟻溝状の溝7aが一体に形成されている。そして、第二ラジエータ6の樹脂タンク1の側面1bの外面側の上端部に、溝7aに整合するT字状の凸条7bが一体に形成されている。
溝7aと凸条7bは、Y方向に沿って形成されている。この例では、Y方向が第1の方向17となる。
溝7aには、凸条7bが図4においてY方向に沿って摺接自在に挿入される。
この例のレール部材8、9は、図4、図5に示す如く、第一ラジエータ5の樹脂タンク1の底面1aの外面側の下端部に形成されたレール部材8と、第二ラジエータ6の樹脂タンク1の底面1aの外面側の上端部に形成されたレール部材9とで構成される。
各レール部材8、9は、図2(C)に示す如く、樹脂タンク1の長手方向を横断する断面がT字状に形成され、Z方向に沿って樹脂タンク1の底面1aに一体に形成されている。
各レール部材8、9には、そのT字状に整合するチャンネル型のクリップ部材10が挿脱自在に摺接して、両レール部材8、9間を架橋する。
各ラジエータ5、6を差込み構造7で固定した状態においては、図5に記載のごとく、各レール部材8、9のレール面8a、9aは面一となる。
また、第一ラジエータ5の樹脂タンク1のレール部材8のZ方向の上方にも、間隔をあけた位置にクリップ部材10を取り外すためのフィンガーフック13が突設されている。この例では、Z方向が第2の方向18となる。
第一ラジエータ5の樹脂タンク1と第二ラジエータ6の樹脂タンク1とが差込み構造7により固定された状態(図5(A)に記載の状態)において、レール部材8、9にクリップ部材10を架橋することにより、各レール部材8、9が連結されて、図3に示す如く、レールクリップ構造11が形成される。この時、第二ラジエータ6に形成されたフィンガーフック13は、クリップ部材10のストッパとして機能する。
前述の如く、レールクリップ構造11を連結するには、予め、図4に示す如く、第一ラジエータ5の樹脂タンク1と第二ラジエータ6の樹脂タンク1とを差込み構造7により固定しておく。
次いで、図5(A)に示す如く、クリップ部材10の下方に形成された指係止突起12と第二ラジエータ6側のフィンガーフック13とを、手の指間で保持した状態で、クリップ部材10を図5(A)の矢印の方向(Z方向の上方から下方)に下げることにより、図5(B)のように連結できる。
次に、第一ラジエータ5と第二ラジエータ6の連結を完全に解除するには、差込み構造7の蟻溝7aと凸条7bとを分離すれば良い。
なお、差込み構造7の蟻溝7a,凸条7bの摺接方向(この例では、Y方向)と、レールクリップ構造11のクリップ部材10及びレール部材8、レール部材9の摺接方向(この例では、Z方向)とは、互いに直交する。
差込み構造7は、上記の形状に限られない。例えば、凸条7bをL字状に形成し、その凸条7bに整合するように溝7aを形成してもよい。
また、凸条7bと溝7aとを、上下入れ換えてもよい。
その差込み構造7に合わせて、レールクリップ構造11のレール部材8、9とフィンガーフック13を配置する。この場合は、第一ラジエータ5の樹脂タンク1の底面1aの外面側の上端部にレール部材8が形成され、第二ラジエータ6の樹脂タンク1の底面1aの外面側の下端部にレール部材9が形成される。そして、レール部材8の下端部にストッパを兼ねたフィンガーフック13が形成される。また、第二ラジエータ6の樹脂タンク1のレール部材9の上方で間隔をあけた位置に、クリップ部材10を取り外すためのフィンガーフック13が突設される。
また、この例では、上側に設けた第一ラジエータ5にブラケット14を形成し、そのブラケット14を介して図示しない強度部材に固定しているが、それに変えて、第二ラジエータ6にブラケット14を形成し、そのブラケット14を強度部材に固定しても良い。
さらには、この例では、ラジエータをクロスフロー型に配置するため、チューブ2の長手方向を水平方向と平行にして一対の樹脂タンク1を左右に配置したが、チューブ2の長手方向を水平方向と直交させて一対の樹脂タンク1を上下に配置することもできる。
1a 底面
1b 側面
2 チューブ
3 フィン
4 コア
5 第一ラジエータ
6 第二ラジエータ
7 差込み構造
7a 溝
7b 凸条
8a レール面
9 レール部材
9a レール面
10 クリップ部材
10a 外面
11 レールクリップ構造
12 指係止突起
13 フィンガーフック
14 ブラケット
15 ボルトおよびナット
16 ブラケット
17 第1の方向
18 第2の方向
Claims (3)
- 対向して配置された一対の樹脂タンク(1)と、
前記一対の樹脂タンク(1)間に配置されるチューブ(2)およびフィン(3)の集合体よりなるコア(4)と、
を具備する複数のラジエータが形成され、
隣接するラジエータ間が前記樹脂タンク(1)を介して連結された連結構造において、
前記複数のラジエータのうち、少なくとも一つのラジエータには、そのラジエータを強度部材に支持するブラケット(14)を有し、
前記複数のラジエータのうち、少なくとも一つのラジエータには、前記ブラケット(14)を有せず、
前記連結構造は、各ラジエータの各樹脂タンク(1)の隣接位置で、一つのラジエータの樹脂タンク(1)とそのラジエータに隣接するラジエータの樹脂タンク(1)との各境の外面に一体に、互いに第1の方向(17)に摺接して両樹脂タンク(1)を連結する差込み構造(7)と、
その差込み構造(7)に隣接して、前記一つのラジエータの樹脂タンク(1)とそのラジエータに隣接するラジエータの樹脂タンク(1)のそれぞれの外面に一体に、前記第1の方向(17)に直交する第2の方向(18)に離間して配置された一対のレール部材(8)(9)および、各レール部材(8)(9)間を第2の方向(18)に架橋して摺接し、隣接する樹脂タンク(1)間を連結するクリップ部材(10)とからなるレールクリップ構造(11)と、
を具備するラジエータの連結構造。 - 請求項1に記載の発明において、
前記の複数のラジエータは、第一ラジエータ(5)および第二ラジエータ(6)の二つからなり、
各ラジエータ(5)(6)はともに、その使用状態の姿勢において、それらの前記チューブ(2)が水平方向に配置されたクロスフロー型であり、
各ラジエータ(5)(6)は鉛直方向の上下に配置され、それらのラジエータ(5)(6)の両樹脂タンク(1)の隣接部で接続されたラジエータの連結構造。 - 請求項2に記載の発明において、
前記レールクリップ構造(11)の前記クリップ部材(10)は、表面に指係止突起(12)が形成され、
前記指係止突起(12)に対向して樹脂タンク(1)の外面にフィンガーフック(13)が形成されており、
使用状態において、前記鉛直方向の下方に配置されるラジエータの樹脂タンク(1)に形成された前記フィンガーフック(13)は、前記クリップ部材(10)のストッパを兼ねるラジエータの連結構造。
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