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JP7629361B2 - 車載情報処理装置、地図データ管理センタ装置および地図データ管理システム - Google Patents
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車載情報処理装置、地図データ管理センタ装置および地図データ管理システム Download PDF

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Description

本発明は、道路の状況を検知した結果に応じた処理を実行する情報処理技術に関する。その中でも特に、路側や路肩等と称される道路(車道)の外側が所定状況であるかを検知し、この結果を用いた情報処理に関する。
現在、道路の状況に応じた情報処理として、自動運転や運転支援のための処理を行うことがなされている。これら自動運転や運転支援において、通行注意箇所として、道路の外側における周辺物を検知する必要がある。例えば、特許文献1では、建物の出入り口がある箇所や交差点について記載されている。また、特許文献2では、道路区間毎の走行危険度を記録することに関してガードレールの有無をその判断材料として使用する旨が記載されている。
特開2019-164611号公報 特開2014-211756号公報
以上のように、特許文献1や2では、道路の外側について、他者が進入する可能性が比較的高い進入領域を検知する技術が開示されている。自動運転や運転支援を普及するためには、各自動車やドライバーにおいて、このような進入領域を、共有化をすることが望まれる。
ここで、道路へ他者が進入し易さは、道路の路面によっても変化する。例えば、歩道と車道との間にある道路の縁石が切れている領域やスロープになっている領域では、歩行者や自転車等が飛び出てくる可能性がある。つまり、道路には、特許文献1や2の建物の出入り口等以外にも、進入領域が存在する。このため、路面に応じた進入領域として検知することが必要となる。
そこで、本発明では、路面が進入領域である段差解消領域であるかを検知し、他領域と区別して管理する。ここで、段差解消領域とは、路面における段差状況が所定条件を満たすものを示し、縁石の切れた領域やスロープの領域を含む。なお、段差状況の所定条件とは、道路(車道)と隣接領域の高低差に関する条件であり、縁石がないこと、高低差が所定以下の場合や傾斜が所定以下の場合を含む。
より具体的な本発明の構成は、センサと接続し、移動体に設けられた車載情報処理装置において、前記移動体における通行注意箇所を示す通行注意箇所情報および地図情報を記憶する記憶部と、前記移動体の現在位置が通行注意箇所であるかを、前記通行注意箇所情報および前記地図情報に基づいて判断する車両運転制御部と、前記センサにより検知された前記移動体が移動する道路の路面状況を用いて、路面における段差状況を検出する段差状況検出部と、前記段差状況に基づいて、前記移動体の現在位置が所定条件を満たす段差解消領域であるかを判断し、前記移動体の現在位置が段差解消領域であり、前記通行注意箇所情報に、前記移動体の現在位置が通行注意箇所として記録されていない場合、前記移動体の現在位置である当該段差解消領域を通行注意箇所として前記通行注意箇所情報を更新し、前記移動体の現在位置が段差解消領域でなく、前記通行注意箇所情報に、前記移動体の現在位置が通行注意箇所として記録されている場合、記録されている当該通行注意箇所を前記通行注意箇所情報から削除する更新を行う通行注意箇所検出部と、更新された前記通行注意箇所情報を出力する出力部を有する車載情報処理装置である。
また、本発明には、車載情報処理装置と接続する地図データ管理センタ装置や、これらを有する地図データ管理システムも含まれる。さらに、本発明には、これらを用いた方法、車載情報処理装置や地図データ管理センタ装置を機能させるためのプログラムたこのプログラムを格納した記憶媒体も含まれる。
本発明によれば、道路の路面状況に応じた段差解消領域を検出することができ、より実態に即した移動体の走行を可能とする。
本発明の実施形態におけるシステム構成を示す図 実施例1が対象とする道路を示す図 実施例1における処理フロー図 実施例1の抽出方法(1)を説明するための図 実施例1の抽出方法(2)を説明するための図 実施例1の抽出方法(3)を説明するための図 実施例1の抽出方法(4)を説明するための図 実施例1における処理フロー図 実施例2における車両の制御を説明するための図 実施例2における車両の制御処理フロー図 実施例3における車両の退避制御を説明するための図 実施例3における車両の退避制御処理フロー図
以下、本発明の実施形態について、説明する。本実施形態では、道路の段差解消領域の一例として、通行注意箇所を特定し、これに基づいて、移動体である車両1を制御する。図1は、本発明の実施形態におけるシステム構成を示す図である。本実施形態では、移動体の一種である車両1と、これと通信可能なサーバとして実現される地図データ管理センタ11を設けている。
ここで、車両1には、各種状況を検知するセンサとして、道路の縁石の状態を検出するセンサ2、車両1の位置情報を取得する位置情報取得センサ6、車両1の走行状態なその車両の挙動を取得する車両挙動検出センサ4を有する。
そして、これらセンサは、車載ネットワークを介して、車載情報処理装置であるMPU7と接続されている。MPU7は、地図位置管理システム(Map Position Unit)である。
このために、MPU7は、通行注意箇所情報8や地図情報9を格納する記憶部(データベース)を備える。さらに、MPU7は、これらの情報やセンサで検知された状況を用いて、以下の各種処理(機能)を実行する。つまり、MPU7は、縁石形状検出部3、通行注意箇所検出部5、車両運転制御部10で各機能を実行する。これらは、処理部がプログラムに従ってその処理を実行してもよいし、専用回路(部)で実現してもよい。さらに、これら各部については、MPU7とは別構成で実行してもよい。
縁石形状検出部3は、センサ2で検知された路面の状況に応じて、縁石の形状を検出する。ここで、センサ2は、カメラなど撮影装置で実現でき、縁石形状検出部3は、センサ2で撮影された画像に対する画像処理を実行して、縁石の形状を検出する。なお、この縁石の形状の検出は一例であり、センサ2の種類や検出対象も縁石に限定されない。つまり、縁石の検出は、段差状況の検出の一例であり、スロープの有無を検出してもよい。このように、縁石形状検出部3は、段差状況検出部の一例である。なお、スロープの有無は、その傾斜が所定値以下であるかで判断できる。
また、通行注意箇所検出部5は、縁石の状態や地図情報9からその場所を通行注意箇所として検出し、通行注意箇所情報8として記憶部に記憶する。また、車両運転制御部10は、各種センサでの検知結果や通行注意箇所情報8、地図情報9を用いて、車両1の運転を制御する。このように、通行注意箇所検出部5は、段差解消領域の一種である通行注意箇所を検出する。つまり、通行注意箇所検出部5は、段差解消領域検出部の一例である。また、通行注意箇所情報8は、段差解消領域を示す段差解消領域情報の一種である。
また、地図データ管理センタ11は、通行注意箇所情報8や地図情報9を記憶する記憶部を有し、サーバと称されるコンピュータで実現できる。通行注意箇所情報8や地図情報9は、複数の車両から収集した情報に基づき生成され、各車両に配信される。このため、車両の通行注意箇所情報8や地図情報9と、地図データ管理センタ11の通行注意箇所情報8や地図情報9は同期がとられることになる。また、地図データ管理センタ11が、上述の縁石形状検出部3、通行注意箇所検出部5の少なくとも一方の機能を実行してもよい。これら各部については、後述の各実施例で詳細を説明するが、その少なくとも一部を地図データ管理センタ11で実行してもよい。このため、地図データ管理センタ11は、記憶媒体に格納されたプログラムに従って各種処理、機能を実行する。以下、対象とする道路の形状等に応じた各実施例について、説明する。
図2は、実施例1が対象とする道路25を示す図である。道路25の端部には、縁石21があり、これにより歩道24と道路25(車道)が仕切られている。本実施例では、縁石のない箇所22及び縁石がスロープとなっている箇所23を、段差解消領域として検出されることになる。但し、本実施例では、縁石が切れていても、ガードレール26及び塀27がある箇所は対象外とすることになる。なお、歩道24は、道路25と段差があってもなくても良い。なお、本実施例では、縁石の有無を検出するが、歩道24と道路25の段差が所定差以下であるかを検出してもよい。
次に、図3は、本実施例の処理フロー図である。まず、ステップS101にいて、本処理を開始する。これは、車両1の始動をトリガーとすることが望ましい。
次に、ステップS102において、位置情報取得センサ6が、車両1の現在位置、つまり、自車の現在位置を取得する。位置情報取得センサ6は、GPSなど利用して、継続的に取得することになる。
また、ステップS103において、車両運転制御部10が、検出された自車の現在位置が通行注意箇所であるかを、通行注意箇所情報8および地図情報9に基づいて判断する。ここで、通行注意箇所情報8および地図情報9は、MPU7が記憶したものでも、地図データ管理センタ11が記憶したもののいずれでもよい。
また、通行注意箇所情報8は、段差解消領域の一種である通行注意箇所の位置情報を特定する情報である。また、通行注意箇所情報8を地図情報9に含めこれらを1つの情報として構成してもよい。
また、ステップS104において、縁石形状検出部3が、センサ2で検知された左右道路端の縁石、遮蔽物等の路面状況を検出する。そして、ステップS105において、通行注意箇所検出部5が、ステップS104で検出された路面状況が、段差解消領域であるかを判断する。本実施例では、縁石形状検出部3は、縁石の有無およびスロープ状であるかの判断を行う。ここで、これらの判断は、予め記憶部に記憶された基準データと比較することで実現できる。また、歩道24と道路25の高低差が所定以上であるかを判断してもよい。このように、ステップS105では、歩道24と道路25の隣接の形状に関する条件である隣接形状条件が、所定条件を満たすかを判断すればよい。ここで、隣接形状条件として、複数の条件を用いる場合、少なくとも1つの条件を満たす場合、隣接形状条件を満たすと判断することになる。
この結果、縁石が存在するか、スロープ状である場合(Y)、ステップS106に遷移する。また、縁石が存在せず、かつ、スロープ状でない場合(N)、ステップS107に遷移する。
次に、ステップS106において、通行注意箇所検出部5が、ステップS105で判断された該当位置が、通行注意箇所情報8で縁石無し箇所もしくはスロープ状(通行注意箇所)であるかを判定する。つまり、通行注意箇所情報8に記録されているかを判断する。この結果、縁石無し箇所であるもしくはスロープ状である(通行注意箇所)場合は(Y)、処理を終了する(ステップS110へ遷移)。縁石無しでなくかつスロープ状でない(通行注意箇所でない)場合は(N)、ステップS108に遷移する。
そして、ステップS108において、通行注意箇所検出部5は、ステップS105で検出された通行注意箇所を、通行注意箇所情報8へ追加するための更新処理を行う。ここで、通行注意箇所情報8がMPU7の記憶部に記憶されている場合は、通行注意箇所検出部5がこれを更新する。また、通行注意箇所情報8が地図データ管理センタ11の記憶部に記憶されている場合は、通行注意箇所検出部5は、地図データ管理センタ11に対して、ステップS105で検出された結果を含む更新指令を送信する。そして、地図データ管理センタ11が自身で記憶する通行注意箇所情報8を更新する。なお、この更新処理のために、通行注意箇所を出力する出力部を有することが望ましい。
また、ステップS107において、通行注意箇所検出部5が、ステップS105で判断された該当位置が、通行注意箇所情報8で縁石無し箇所もしくはスロープ状(通行注意箇所)であるかを判定する。つまり、ステップS106と同様に、通行注意箇所情報8に記録されているかを判断する。この結果、縁石無し箇所であるもしくはスロープ状である(通行注意箇所)場合は(Y)、ステップS109に遷移する。また、縁石無しでなくかつスロープ状でない(通行注意箇所でない)場合は(N)、処理を終了する(ステップS110)。
そして、ステップS109において、通行注意箇所検出部5が、通行注意箇所情報8から、ステップS105で検出された該当位置を削除する更新処理を行う。ここで、通行注意箇所情報8がMPU7の記憶部に記憶されている場合は、通行注意箇所検出部5がこれを更新する。また、通行注意箇所情報8が地図データ管理センタ11の記憶部に記憶されている場合は、通行注意箇所検出部5は、地図データ管理センタ11に対して、ステップS105で検出された結果を含む更新指令(削除指令)を送信する。そして、地図データ管理センタ11が自身で記憶する通行注意箇所情報8を更新(削除)する。
なお、このステップS109およびステップS108では、通行注意箇所検出部5が、MPU7の通行注意箇所情報8を更新し、この結果を地図データ管理センタ11に通知する。このことで、MPUおよび7地図データ管理センタ11の通行注意箇所情報8を同期させてもよい。
以上で、実施例1の基本的な処理フローの説明について説明を終わる。ここで、現実の世界では、道路の縁石が切れているもしくはスロープになっている通行注意箇所は非常に多数ある。このため、より効率的な処理を実現するためには、これらのうち、他道路条件を満たすものに絞込むことがより望ましい。そこで、実施例1の変形例として、この絞込み、つまり、抽出処理について説明する。
抽出方法としては、以下の(1)~(4)を例示して説明する。そして、以降(1)~(4)の詳細について、説明する。
(1)道路の縁石が切れている、もしくはスロープになっている箇所の向かい側に道路の分岐がある箇所
(2)道路の縁石が切れている、もしくはスロープになっている箇所の歩道側に建物があって飛び出してくる歩行者や自転車が見えにくい箇所
(3)縁石の切れていない部分が長く続いていてその先に縁石が切れている箇所
(4)道路の分岐や建物の出入り口等ではなく縁石が切れている箇所が長く続いている箇所
以下、(1)~(4)の詳細について、説明する。
<抽出方法(1)>
図4は、本実施例の抽出方法(1)を説明するための図である。図4では、縁石が無い箇所22の向かい側の道路に、分岐28がある箇所を通行注意箇所とする。つまり、通行注意箇所検出部5は、縁石のない箇所22が検出され、センサ2で分岐28が検知された場合に、ステップS105において、段差解消領域の一種である通行注意箇所が存在する(Y)と判断する。これは、分岐28があることで、運転者の注意が当該分岐28に向いたり、縁石のない箇所22から分岐28に向かって自転車等が移動したりする可能性が高まるためである。このため、抽出方法(1)では、図4に示す道路から通行注意箇所を抽出することになる。
<抽出方法(2)>
図5は、本実施例の抽出方法(2)を説明するための図である。図5では、縁石が無い箇所22の歩道24側に建物29があり見通しが悪い箇所を通行注意箇所とする。つまり、通行注意箇所検出部5は、縁石のない箇所22が検出され、センサ2で建物29が検知された場合に、ステップS105において、段差解消領域の一種である通行注意箇所が存在する(Y)と判断する。これは、建物29が存在することで、歩道24から自転車等が移動することは認識にしにくいため、本抽出方法を採用する。
<抽出方法(3)>
図6は、本実施例の抽出方法(3)を説明するための図である。図6では、歩道24のうち、縁石がある場所が長く続いた後に、縁石が無い箇所22がある場合を通行注意箇所とする。つまり、通行注意箇所検出部5は、センサ2で縁石を所定長さもしくは所定時間以上検知された後に、縁石のない箇所22が検出された場合に、ステップS105において、段差解消領域の一種である通行注意箇所が存在する(Y)と判断する。これは、縁石が続いた後には、自転車等がはみ出る可能性が高まるためである。
<抽出方法(4)>
図7は、本実施例の抽出方法(4)を説明するための図である。図7では、歩道24において、縁石が切れている箇所22が所定以上に長く続いている箇所を通行注意箇所とする。つまり、通行注意箇所検出部5は、縁石のない箇所22が所定長以上検出された場合に、ステップS105において、段差解消領域の一種である通行注意箇所が存在する(Y)と判断する。これは、縁石がない箇所の長さが長いほど、自転車等がはみ出る可能性が高まるためである。
なお、これらの他、抽出方法として、ブレーキを掛け、減速する箇所を用いてもよい。以上のように、本実施例では、(1)~(4)などの他道路状況を考慮して、絞込みを行うことが可能になる。
<抽出方法を適用した処理フロー>
次に、上述の抽出方法(1)~(4)を実行する処理フローについて説明する。図8は、実施例1の変形例である抽出方法(1)~(4)を実行するための処理フロー図である。ステップS111において、本処理フローを開始する。これは、ステップS101と同様の処理である。次に、ステップS112において、センサ2が縁石を検知する。つまり、ステップS104と同様の処理を実行する。そして、ステップS113において、ステップS105と同様の処理を実行する。つまり、縁石形状検出部3は、縁石の有無およびスロープ状であるかの判断を行う。この結果、縁石がなくスロープ状である場合は(Y)、ステップS114に遷移する。また、縁石があるかスロープ状でない場合は(N)、本処理フローを終了する(ステップS122)。
次に、ステップS114において、ステップS102と同様の処理で、自社の現在位置を取得する。なお、本ステップは、ステップS113より以前に継続的に位置情報を取得してもよい。
次に、ステップS115において、通行注意箇所検出部5は、地図情報9もしくは各センサから現在位置の周囲の状況を取得する。この周囲の状況には、上述の抽出方法で用いられる各種状況が含まれる。この状況は、以下の各ステップで用いられる。その詳細を以下、説明する。
次に、ステップS116において、通行注意箇所検出部5は、縁石がない箇所ないしスロープ状の反対側の道路が分岐しているかどうかを判定する。つまり、抽出方法(1)に対応する処理を実行する。この結果、分岐していれば(Y)、ステップS121に遷移する。分岐してなければ(N)、ステップS117に遷移する。
次に、ステップS117において、通行注意箇所検出部5は、縁石が切れていない区間が長いかどうかを判定する。つまり、抽出方法(2)に対応する処理を実行する。この結果、縁石が切れていない区間が長い場合は(Y)、ステップS121に遷移する。縁石が切れていない区間が長くない場合は(N)、ステップS118に遷移する。
次に、ステップS118において、通行注意箇所検出部5は、道路の内、縁石が切れている側に建物などの遮蔽物があるかどうかを判定する。つまり、抽出方法(3)に対応する処理を実行する。この結果、遮蔽物がある場合は(Y)、ステップS121に遷移する。遮蔽物がない場合は(N)、ステップS119に遷移する。
次に、ステップS119において、通行注意箇所検出部5は、道路の分岐等がなく縁石が切れている区間が長いかを判定する。つまり、抽出方法(4)に対応する処理を実行する。この結果、長い場合は(Y)、ステップS121に遷移する。長くない場合は(N)、ステップS120に遷移する。
そして、ステップS120において、通行注意箇所検出部5は、道路の形状や車両運転制御部10での制御指令に応じて、減速する箇所化を判定する。なお、道路の形状は、各種センサでの検知内容や地図情報9を用いて特定できる。この結果、減速する箇所であれば(Y)、ステップS121に遷移する。減速する箇所でない(N)、ステップS122に遷移し、本処理フローを終了する。
なお、ステップS122に遷移した場合、処理フローを終了せず、ステップS109と同様の処理を実行してもよい。
また、ステップS121において、通行注意箇所検出部5は、ステップS116~S120で特定された箇所を、通行注意箇所として特定する。そして、ステップS109と同様の更新処理を実行する。ステップS116~ステップS120は、少なくとも1つのステップを実行すればよく、その順序は限定されない。
以上で、実施例1の処理フローの説明を終了するが、本処理は、サーバである地図データ管理センタ装置(以下、地図データ管理センタ11)でその一部を実行することも可能である。例えば、ステップS105以降を地図データ管理センタ11で実行してもよい。この場合、通行注意箇所情報8や地図情報9は、地図データ管理センタ11で記憶されたものを用いることが望ましい。そして、これらが更新された場合、地図データ管理センタ11は、MPU7に更新内容を通知することになる。このように、本実施例は、地図データ管理センタ11とMPU7を含む地図データ管理システムとして実現できる。このために、地図データ管理センタ11は、MPU7から縁石形状や通行注意箇所などの各種情報を受信する受信部、通行注意箇所検出部や通行注意箇所といった各種情報を出力する出力部を有することになる。
さらに、通行注意箇所として、横断歩道を検知してもよい。この場合、路面上の標示や標識の検知結果を利用してもよい。またさらに、段差解消領域が所定以上続く場合、防護柵の有無を判断して、この結果を用いてもよい。
また、地図データ管理センタ11とMPU7間の更新処理については、更新処理が必要な場合のその都度実行してもよいし、周期的に実行してもよいし、更新内容が所定量纏まってから行ってもよい。周期的な実行には、1週間の1回といった定期的な更新が含まれる。以上で実施例1の説明を終了する
次に、実施例2として、実施例1で作成された通行注意箇所情報8を用いた、車両1の制御について説明する。図9は、実施例2における車両の制御を説明するための図である。図9では、制御対象である自車31(つまり、車両1)が道路25を、図面の下から上へ走行している様子を示している。また、図9では、道路25の脇の歩道24を自転車30が、自車31と並行して走行している。本実施例では、自転車30が走行の向きを変え、縁石の無い箇所22から自車31の前に飛び出してきそうそぶりを見せた場合は減速制御を行うことになる。以下、この減速制御を含む車両の制御フローを、図10に示す。
ステップS131において、本フローを開始する。これは、ステップS101やS111と同様に、車両の始動をトリガーとすることで実現できる。
次に、ステップS132において、ステップS104やS112と同様の処理を行う。また、ステップS133において、車両運転制御部10が、ステップS114と同様にして取得した現在位置の周辺の通行注意箇所を、MPU7もしくは地図データ管理センタ11の通行注意箇所情報8から取得する。
次に、ステップS134において、車両運転制御部10が、現在位置が通行注意箇所であるかを判断する。この結果、通行注意箇所である場合は(Y)、ステップS135に遷移する。また、通行注意箇所でない場合は(N)、本フローを終了する(ステップS139)。
次に、ステップS135において、車両運転制御部10が、センサ2の検知内容に応じて、自転車30が向きを変えて、自車方向(道路25)に方向を変えたかを判断する。この結果、自車方向に向きを変えた場合(Y)、ステップS136に遷移する。また、自車方向に向きを変えていない場合(N)、ステップS137に遷移する。そして、ステップS136において、車両運転制御部10が、ブレーキ機構等に対して、減速制御を行う。なお、本ステップは、(1)車載端末等へ減速が必要なことの出力もしくは(2)(1)出力後に減速制御を行ってもよい。
次に、ステップS137において、車両運転制御部10が、センサ2等の検知結果に基づいて、周囲の気象等の環境状況により、センサ2等の検知性能が低下しているかを判断する。そして、車両運転制御部10は、検知性能が低下による縮退モードであるかを判断する。この縮退モードとは、安全性を優先するために、自動運転機能の一部を抑止していることを示す。この結果、縮退モードであれば(Y)、ステップS138に遷移する。また、縮退モードでなければ(N)、本フローを終了する(ステップS139)。なお、本ステップは省略可能である。
次に、ステップS138において、車両運転制御部10は、ステップS32で取得された現在位置を、加速を抑止する場所として、車両1に対する制御を行う。なお、本ステップは、(1)車載端末等へ加速を抑止する場所であることの出力もしくは(2)(1)出力後に当該制御を行ってもよい。そして、ステップS139に遷移し、処理フローを終了する。以上で、実施例2の説明を終わる
次に、実施例3として、車両1に非常事態が発生した場合に、車両1を退避するための退避制御を説明する。実施例3では、実施例1で特定された通行注意箇所を、退避場所として利用する。通行注意箇所は、歩道24から道路25への進入が可能であるので、この逆方向への移動も可能である。実施例3では、この性質を利用して、退避制御を行う。
まず、図11は、実施例3における車両の退避制御を説明するための図である。図11において、何らかの異常、非常事態が発生した自車31(車両1)を、道路25上から待避させる必要が生じた場合に、縁石が切れている箇所22に待避させる。
次に、この退避制御の処理フローを説明する。図12は、実施例3における車両の退避制御処理フロー図である。
ステップS141において、本フローを開始する。これは、ステップS141と同様に、車両の始動をトリガーとすることで実現できる。次に、ステップS142において、車両運転制御部10は、車両挙動検出センサ4やセンサ2などで、車両1に異常や非常事態が発生し、退避する必要があるかを判断する。ここで、異常や非常事態としては、車両1の故障、地震や火災などの天災が含まれる。また、退避には、車両1の停止が含まれる。
ステップS142の結果、停止の必要がある場合(Y)、ステップS142に遷移する。また、停止の必要がない場合(N)、本処理フローを終了する(ステップS147)。
次に、ステップS143において、ステップS132と同様の処理を行い、自車位置を取得する。そして、ステップS144において、車両運転制御部10が、通行注意箇所をMPU7もしくは地図データ管理センタ11のいずれかの記憶部の通行注意箇所情報8から取得する。この場合、実施例1のステップS117で特定された長く縁石が切れた区間を取得することが望ましい。
次に、ステップS145において、車両運転制御部10が、自車位置がステップS144で取得された通行注意箇所となっているか、もしくは、所定範囲内であるかを判断する。この結果、通行注意箇所、もしくは、所定範囲内である場合(Y)、ステップS146に遷移する。また、通行注意箇所、もしくは、所定範囲内でない場合(N)、本処理フローを終了する(ステップS147)。なお、通行注意箇所、もしくは、所定範囲内でない場合(N)、ステップS143に戻り、以降の処理をループしてもよい。なお、通行注意箇所として、横断歩道が記憶されている場合、この横断歩道は本処理の対象外としてもよい。
次に、ステップS146において、車両運転制御部10が、ステップS144で取得された通行注意箇所に停止するための制御を行う。なお、本ステップは、なお、本ステップは、(1)車載端末等へ停止指示の出力もしくは(2)(1)出力後に停止制御を行ってもよい。そして、ステップS147に遷移し、本処理フローを終了する。以上で、実施例3の説明を終わる。
1:車両、2:センサ、3:縁石形状検出部、4:車両挙動検出センサ、5:通行注意箇所検出部、6:位置情報取得センサ、7:MPU、8:通行注意箇所情報、9:地図情報、10:車両運転制御部、11:地図データ管理センタ

Claims (9)

  1. センサと接続し、移動体に設けられた車載情報処理装置において、
    前記移動体における通行注意箇所を示す通行注意箇所情報および地図情報を記憶する記憶部と、
    前記移動体の現在位置が通行注意箇所であるかを、前記通行注意箇所情報および前記地図情報に基づいて判断する車両運転制御部と、
    前記センサにより検知された前記移動体が移動する道路の路面状況を用いて、路面における段差状況を検出する段差状況検出部と、
    前記段差状況に基づいて、前記移動体の現在位置が所定条件を満たす段差解消領域であるかを判断し、
    前記移動体の現在位置が段差解消領域であり、前記通行注意箇所情報に、前記移動体の現在位置が通行注意箇所として記録されていない場合、前記移動体の現在位置である当該段差解消領域を通行注意箇所として前記通行注意箇所情報を更新し、
    前記移動体の現在位置が段差解消領域でなく、前記通行注意箇所情報に、前記移動体の現在位置が通行注意箇所として記録されている場合、記録されている当該通行注意箇所を前記通行注意箇所情報から削除する更新を行う通行注意箇所検出部と、
    更新された前記通行注意箇所情報を出力する出力部を有する車載情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の車載情報処理装置おいて、
    前記通行注意箇所検出部は、前記段差状況の所定条件として、前記道路と当該道路の隣接領域の隣接形状条件を用いる車載情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の車載情報処理装置において、
    前記通行注意箇所検出部は、隣接形状条件として、高低差が所定以下もしくは傾斜が所定以下かを判定する車載情報処理装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の車載情報処理装置において、
    前記通行注意箇所検出部は、前記段差解消領域のうち、前記センサにより検知された他道路状況が所定条件を満たす段差解消領域を抽出する車載情報処理装置。
  5. 移動体に設けられ、センサと接続する車載情報処理装置と接続する地図データ管理センタ装置において、
    前記移動体における通行注意箇所を示す通行注意箇所情報および地図情報を記憶する記憶部と、
    前記車載情報処理装置から、前記センサにより検知された前記移動体が移動する道路の路面状況を用いて検出された路面における段差状況を受信する受信部と、
    前記段差状況に基づいて、前記移動体の現在位置が所定条件を満たす段差解消領域であるかを判断し、
    前記移動体の現在位置が段差解消領域であり、前記通行注意箇所情報に、前記移動体の現在位置が通行注意箇所として記録されていない場合、前記移動体の現在位置である当該段差解消領域を通行注意箇所として前記通行注意箇所情報を更新し、
    前記移動体の現在位置が段差解消領域でなく、前記通行注意箇所情報に、前記移動体の現在位置が通行注意箇所として記録されている場合、記録されている当該通行注意箇所を前記通行注意箇所情報から削除する更新を行う通行注意箇所検出部と、
    更新された前記通行注意箇所情報を出力する出力部を有する地図データ管理センタ装置。
  6. 請求項に記載の地図データ管理センタ装置おいて、
    前記通行注意箇所検出部は、前記段差状況の所定条件として、前記道路と当該道路の隣接領域の隣接形状条件を用いる地図データ管理センタ装置。
  7. 請求項に記載の地図データ管理センタ装置において、
    前記通行注意箇所検出部は、隣接形状条件として、高低差が所定以下もしくは傾斜が所定以下かを判定する地図データ管理センタ装置。
  8. 請求項に記載の地図データ管理センタ装置において、
    前記通行注意箇所検出部は、前記段差解消領域のうち、前記センサにより検知された他道路状況が所定条件を満たす段差解消領域を抽出する地図データ管理センタ装置。
  9. 請求項乃至のいずれか一項に記載の地図データ管理センタ装置および前記車載情報処理装置を有する地図データ管理システム。
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