JP7630673B2 - マルチアクセスポイント通信を調整するための方法及び装置 - Google Patents
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Description
本発明は、無線通信ネットワークの技術分野に関し、より具体的にはIEEE802.11ネットワークにおけるマルチアクセスポイント(マルチAP)の通信を調整する方法及びデバイスに関する。
マルチAP技術は、利用可能な時間、周波数、及び空間リソースのより効率的な利用のための隣接アクセスポイント(AP)間のある度合いの協働にある。これは、隣接するAPが同一の選択されたチャネル上で動作する場合に特に重要である。このような技術を用いて、2つの隣接APは、周波数及び/又は時間の観点でリソースを共有することができ、この方法において、それらは干渉を防ぐ。リソースを共有するために協働するAPを、コーディネイテッドAPと呼ぶ。その協働を管理するAPを、コーディネイタAPと呼ぶ。通常、コーディネイタAPは、共有AP(sharing AP)、すなわち、所与のチャネルにおいて(送信機会又はTXOPと呼ばれる)所与の期間の間の媒体アクセス権を獲得するAPであり、コーディネイテッドAPは被共有AP(shared AP)、すなわち、共有APによって共有されるリソースを使用するAPである。そして、コーディネイタAPは、コーディネイテッドAP間で所与の期間内で時間/周波数リソースを共有しうる。コーディネイテッドAPは、割り当てられたリソースの制約の範囲内で、関連付けられた非APステーションのために、ダウンリンク(DL)及び/又はアップリンク(UL)送信をスケジューリングする。
しかしながら、共通のリソースを共有するために、隣接AP及び関連付けられたベーシックサービスセット(BSS)をどのように協働させるかについては、先行技術において扱われていない。マルチAP動作を実行するための効率的なメカニズムを定義することが望ましい。
このような文脈において、本発明の全体的な目的は、複数のアクセスポイントを調整するための通信方法である。
本発明の一態様によれば、リソースを共有するアクセスポイント(AP)のグループのうちの第1のAPによって獲得された送信機会(TXOP)の間に前記グループを含んだ無線ネットワークにおいて通信を調整する方法であって、前記第1のAPは、前記TXOPの範囲内で前記グループの第2のAPへリソースを割り当てるように構成され、前記グループは、リソースを共有し及び/又は共有されるリソースを使用するためのAPの能力に基づいて、及び/又は、リソースを共有し及び/又は共有されるリソースを使用するためのAPにおける機能の有効化状態に基づいて、形成される、方法が提供される。
好ましい実装において、前記第1のAPは、前記通信のコーディネイタAPであり、前記第2のAPはコーディネイテッドAPである。
1つの実装において、前記リソースは、時間リソース、空間リソース、及び周波数リソースのいずれか又は組み合わせである。
本発明のさらなる態様によれば、第1のベーシックサービスセット(BSS)のアクセスポイント(AP)によって第2のBSSのAPへ送信されるように設計されたフレームであって、前記フレームは有効化フィールドを含み、前記有効化フィールドは、前記第1のBSSのAPが、送信機会(TXOP)の間に当該第1のBSSのAPによって獲得されたリソースを割り当てる、及び/又は、前記第2のBSSのAPと共有する機能を有効化したかを示す、フレームが提供される。
特に、前記第1のBSSのAPは、リソースを割り当てる及び/又は共有する機能をサポートするように構成される。
好ましい実装において、前記フレームはマネジメントフレームである。
本発明のさらなる態様によれば、アクセスポイント(AP)のグループのうちのコーディネイタAPによって獲得された送信機会(TXOP)の間にリソースを共有するAPの前記グループを含んだ無線ネットワークにおけるコーディネイタAPであって、前記コーディネイタAPは、前記TXOPの範囲内で前記グループのコーディネイテッドAPにリソースを割り当てるように構成され、リソースを共有する及び/又は共有されたリソースを使用するための前記APの能力に基づいて、及び/又は、リソースを共有する及び/又は共有されたリソースを使用するためのAPの機能の有効化状態に基づいて、前記グループが形成される、コーディネイタAPが提供される。
本発明のさらなる態様によれば、アクセスポイント(AP)のグループのうちのコーディネイタAPによって獲得された送信機会(TXOP)の間にリソースを共有するAPの前記グループを含んだ無線ネットワークにおけるコーディネイテッドAPであって、前記コーディネイテッドAPは、前記TXOPの範囲内で前記コーディネイタAPによって共有されたリソースを使用するように構成され、リソースを共有する及び/又は共有されたリソースを使用するための前記APの能力に基づいて、及び/又は、リソースを共有する及び/又は共有されたリソースを使用するためのAPの機能の有効化状態に基づいて、前記グループが形成される、コーディネイテッドAPが提供される。
本発明の一態様における任意の特徴が、任意の適切な組み合わせで、本発明の他の態様に適用されうる。特に、方法の態様が装置の態様に適用され、装置の態様が方法の態様に適用されうる。
さらに、ハードウェアにおいて実装された特徴が、ソフトウェアにおいて実装されてもよいし、ソフトウェアにおいて実装された特徴が、ハードウェアにおいて実装されてもよい。ここでのソフトウェア及びハードウェアの特徴への任意の参照は、そのように解釈されるべきである。
また、ここで説明される任意の装置の特徴が方法の特徴として提供されてもよく、方法の特徴が装置の特徴として提供されてもよい。ここで用いるように、ミーンズ・プラス・ファンクションの特徴は、適切にプログラムされたプロセッサ及び関連付けられたメモリなどの、それらに対応する構造の見地で代替的に表現されうる。
また、本発明の任意の態様において説明及び定義された様々な特徴の特定の組み合わせが、独立して、実装され、及び/又は、供給され、及び/又は、使用されうることが理解されるべきである。
本発明のさらなる利点は、図面及び詳細な説明の調査に応じて当業者に明らかになるだろう。本発明の実施形態について、例を通して、及び、以下の図面を参照して、ここで説明する。
様々な態様における本開示の実施形態が実装されうるネットワーク環境の例を示す図である。
IEEE802.11のMACマネジメントフレーム及びデータフレームのそれぞれのフォーマットを示す図である。
IEEE802.11のMACマネジメントフレーム及びデータフレームのそれぞれのフォーマットを示す図である。
APのマルチAP能力及び/又は有効化状態をシグナリングするための様々な例示のフォーマット例を示す図である。
APのマルチAP能力及び/又は有効化状態をシグナリングするための様々な例示のフォーマット例を示す図である。
APのマルチAP能力及び/又は有効化状態をシグナリングするための様々な例示のフォーマット例を示す図である。
本発明の実施形態による、マルチAP送信を調整するためのコーディネイタAPによって実行されるステップを、フローチャートを用いて示した図である。
本発明の実施形態によるマルチAP送信に関与するAPの動作を、シーケンス図を用いて示した図である。
本発明の実施形態によるマルチAP送信に関与するAPの動作を、シーケンス図を用いて示した図である。
マルチAP送信を調整するための、本発明の実施形態の可能な実装を、フローチャートを用いて示した図である。
マルチAP送信を調整するための、本発明の実施形態の可能な実装を、フローチャートを用いて示した図である。
マルチAP送信を調整するための、本発明の実施形態の可能な実装を、フローチャートを用いて示した図である。
本発明の実施形態による、APのグループの管理を、フローチャートを用いて示した図である。
本発明の実施形態による、APのグループの管理を、フローチャートを用いて示した図である。
図1は、様々な態様における本開示の実施形態が実装されうるネットワーク環境の例を示している。
図解されるネットワーク環境は、隣接無線ネットワークのグループによって形成されるマルチAPシステム100を含む。第1の無線ネットワークは、アクセスポイント(AP)110と2つの非APステーション(STA)115及び118を含み、第2の無線ネットワークは、AP130と1つの非AP STA135を含み、第3の無線ネットワークは、AP150と1つの非AP STA155を含む。本開示において、AP110、130、及び150は、それぞれ、AP1、AP2、及びAP3とも呼ばれる。
なお、図解していないが、デバイスが1つの無線ネットワークのAPとして動作してもよく、同時に、関連付けられたSTAとして別の無線ネットワークに属しうることは排除されない。
本システムの無線ネットワークは、APが共有することができ、APが干渉を避けるために協調する必要のある共通通信チャネル上で動作しうる。また、APは、マルチAP通信を調整するために相互にメッセージを交換するために、共通通信チャネルを使用しうる。共通通信チャネルは、動作チャネルの一部(例えば20MHz)又は全部(例えば20MHz、40MHz、80MHz、又は160MHz)に対応しうる。
リソースは、AP間で共有する共通の通信チャネル上で定義される。リソースは、空間、周波数、及び時間のリソースを含んでもよく、様々な直交多重手順に従って取得されうる。それらの手順の例は、空間分割多元接続(SDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、及び、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システムを含む。共有されるリソースの量は、時間ユニット、周波数帯域幅、ストリームの数、データまたはトラフィックの量(例えばバイト数)、及び/又は、任意の他の適切なユニットで評価されうる。
IEEE802.11無線ローカルエリアネットワーキングの標準において、マルチAPシステム100は、エクステンデッドサービスセット(ESS)及びベーシックサービスセット(BSS)への無線ネットワークのそれぞれに対応しうる。
本発明の実施形態の説明は、IEEE802.11の文脈で与えられるが、本実施形態はそれに限定されず、他の種類の無線ネットワーク及びプロトコルへ適用してもよい。
マルチAP能力及び有効化
本発明の実施形態によれば、隣接無線ネットワーク(隣接AP)のグループのうちのAPは、異なる能力を有してもよく、マルチAP通信の調整に関して異なる有効化状態にあってもよい。APは、計画的にマルチAP能力を有しなくてもよく、すなわち、マルチAP通信のための基本的な機能をサポート又は実装せず、したがって、レガシAPとして動作する。又は、APは、マルチAP能力を有してもよく、すなわち、マルチAP能力の基礎の1つ以上の機能を実装する。
本発明の実施形態によれば、隣接無線ネットワーク(隣接AP)のグループのうちのAPは、異なる能力を有してもよく、マルチAP通信の調整に関して異なる有効化状態にあってもよい。APは、計画的にマルチAP能力を有しなくてもよく、すなわち、マルチAP通信のための基本的な機能をサポート又は実装せず、したがって、レガシAPとして動作する。又は、APは、マルチAP能力を有してもよく、すなわち、マルチAP能力の基礎の1つ以上の機能を実装する。
本発明の実施形態によれば、マルチAPを実行可能なAPは、さらに、そのマルチAP機能を有効化又は無効化する能力を有しうる。換言すれば、マルチAPを実行可能なAPは、例えば1つ以上の条件が満たされた際に、マルチAPを無効化(又は有効化)するように構成されうる。
マルチAP能力は、それがサポートされている又はされていないことが総括的に(全体的に)扱われうる。また、マルチAPの有効化は、それが有効化されている又はされていないことが総括的に(全体的に)扱われうる。変形において、能力及び有効化状態が、マルチAP機能に部分的に適用されうる。換言すれば、一部の基本的な機能がサポートされ又は有効化され、他のものがサポートされず又は有効化されなくてもよい。
例えば、マルチAP機能は、他のAPとリソースを共有する基本的な機能と、他のAPによって共有されるリソースを用いる他の機能を含みうる。
第1のAPによって共有され、第2のAPによって使用されるリソースは、送信機会(TXOP)の間に第1のAPが獲得した任意の種類のリソース(例えば周波数、空間及び/又は時間のリソース)を表しうる。好ましくは、マルチAP通信を調整するデバイス(コーディネイタ)が、媒体を獲得するAP(第1のAP)であり、調整に応答するデバイス(コーディネイテッド)が、共有されるリソースを使用するAP(第2のAP)である。
本発明の実施形態によれば、マルチAP機能をサポートしないAPは、基本的な機能をいずれもサポートしない。逆に、マルチAP機能をサポートするAPは、少なくとも1つの基本的な機能をサポートする。また、マルチAP機能をサポートするAPは、基本的な機能の一部またはすべてを有効化しうる。
本発明の実施形態によれば、様々な基本的な機能の有効化が、相互に依存してもよく、すなわち、有効化は所定のルールに従わなければならない。
規則により、要件が課されうる。例えば、その共有機能を無効化するAPは、他のAPによって共有されるリソースを使用する能力をも無効化しなければならない。逆に、共有されたリソースを使用する能力を有効化するAPは、共有機能を有効化しなければならない。これにより、AP間の公平性が担保される。
ルールはフレキシブルであってもよく、プリファレンスが与えられてもよい。例えば、共有機能を無効化するAPに対して、他のAPによって共有されるリソースを使用する能力を無効化することが推奨されるのみであってもよい。変形において、共有機能を有効化するAPに対して、他のAPによって共有されるリソースを使用することが要求されない。逆に、共有リソースを使用する能力を無効化したAPは、共有機能を無効化しなくてもよい。
本発明の実施形態によれば、様々な基本的な機能の有効化が、相互に独立してもよい。
例えば、APは、共有機能を、すなわち、そのAPによってTXOPの間に獲得された周波数、時間、及び/又は、空間リソースを共有する能力を、他のAPによって共有されるリソースを使用する機能の有効化/無効化と独立して、有効化又は無効化してもよい。逆に、APは、共有されたリソースを使用する機能を、すなわち、他の(コーディネイタ)APによって共有された周波数、時間、及び/又は、空間リソースを使用する能力を、リソースを共有する機能の有効化/無効化とは独立して、有効化又は有効化しうる。
上で議論したように、マルチAP機能の有効化は、1つ以上の条件が満たされたことに依存してもよい。条件は、例えば、BSSの負荷(すなわちAPが自身のBSSにおいてリソースを割り当てなければならない又は割り当てると予想するデータの量)、隣接APの数、マルチAP機能をサポートする隣接APの数、マルチAP機能が有効化されている隣接APの数、など、のうちのいずれかでありうる。
マルチAP能力及び有効化状態のシグナリング
本発明の実施形態によれば、APは、自身のマルチAP能力及び/又は状態(有効化されている/無効化されている)を、データフレーム、マネジメントフレーム、制御フレーム、又は専用フレームを用いてシグナリングしうる。
本発明の実施形態によれば、APは、自身のマルチAP能力及び/又は状態(有効化されている/無効化されている)を、データフレーム、マネジメントフレーム、制御フレーム、又は専用フレームを用いてシグナリングしうる。
シグナリングは、APによって、他のAP(例えばコーディネイタAP)又はAPのグループへ向けて、ユニキャストフレーム又はマルチキャストフレームをそれぞれ送信することにより、行われうる。シグナリングは、APによって、ブロードキャストフレームを送信することによって、全てのAPに向けて行われてもよい。
図3aは、マルチAP能力及び/又は有効化状態をシグナリングするために使用されうる情報要素301の例示のフォーマットを示している。情報要素は、ビーコンフレームなどのマネジメントフレームに含められうる。
情報要素301は、以下のサブフィールド:Element IDサブフィールド310、Lengthサブフィールド311、Coordinator AP IDサブフィールド312、Multi-AP capabilities(support)サブフィールド313、及び、Multi-AP Enableサブフィールド314、を含みうる。なお、情報要素301は、Multi-AP capabilitiesサブフィールド313及びMulti-AP Enableサブフィールド314のいずれか1つのみを含みうる。
Element IDサブフィールド310は、本エレメントを、マルチAP要素として特定する。これまでのところ、標準802.11においてリザーブされている、範囲[245-254]内の値を取りうる。説明のために、本発明の実施形態では、値246が選択される。
Lengthサブフィールド311は、Element IDサブフィールド310及びLengthサブフィールド311を除いた本エレメント内のバイト数を示す。
Coordinator AP IDサブフィールド312は、コーディネイタAPの識別子に対応する。好ましくは、コーディネイタAPのBSSに等しい。変形において、固有のAIDに等しい。
Multi-AP capabilitiesサブフィールド313は、APがマルチAP機能をサポートしているか否かを示す。例えば、本サブフィールドが1に等しい値を有する場合にはマルチAPがサポートされ、0の場合はマルチAPがサポートされない。
Multi-AP Enableサブフィールド314は、APがマルチAP能力を有効化しているかを示す。例えば、本サブフィールドが1に等しい値を有する場合にはマルチAP能力が有効化され、0の場合はマルチAP能力が有効化されない。
変形において、マルチAPの基本的な機能のサポート及び/又は有効化がシグナリングされうる。例えば、マルチAPの基本的な機能のサポートをシグナリングするために、Multi-AP capabilitiesサブフィールド313は、それぞれ1つの基本的な機能のサポート又は非サポートをシグナリングするための、複数のサブフィールド(不図示)を含んでもよい。マルチAP(全体の)機能のサポートのためのサブフィールドは、その他のサブフィールドに加えて維持されてもよいし、マルチAP機能のサポートが基本的な機能のサポートから導出可能であるため、省略されてもよい。
また、マルチAPの基本的な機能の有効化をシグナリングするために、Multi-AP Enableサブフィールド314は、それぞれ1つの基本的な機能が有効化されているか否かをシグナリングするための、複数のサブフィールド(不図示)を含んでもよい。マルチAP(全体の)機能の有効化のためのサブフィールドは、その他のサブフィールドに加えて維持されてもよいし、マルチAP機能の有効化が基本的な機能の有効化から導出可能であるため、省略されてもよい。
マルチAPの基本的な機能は、例えば、リソースの共有の機能、リソースを使用する機能、コーディネイタAPとして動作する機能、コーディネイテッドAPとして動作する機能、などでありうる。
上述のように、情報要素301は、APのマルチAP能力及び/又は有効化状態を隣接APへシグナリングするために、マネジメントフレーム、例えばビーコンフレーム又はAP間で交換可能な新しいタイプのマネジメントフレームに、例えば含められうる。
例として、情報要素301は、IEEE802.11 MACマネジメントフレーム201(図2a)のframe bodyフィールド210に含められうる。
図3bは、本発明の実施形態に従って適合されるIEEE802.11のOperating Mode(OM)サブフィールドにおけるControl Informationサブフィールドの例示のフォーマットを示している。
OM Controlサブフィールド内のControl Informationサブフィールドは、フレームを送信するデバイスの動作モード(OM)変更に関する情報を含む。OM Controlサブフィールドは、IEEE802.11 MACデータフレーム201のHT Controlフィールド220(図2b)に含められる。
Control Informationサブフィールドは、マルチAP有効化状態をシグナリングするために、本発明の実施形態によって変形される。
例えば、2つのサブフィールド、「Multi-AP Enable」サブフィールド320及び「Multi-AP Disable」サブフィールド321が、付加されうる。「Multi-AP Enable」サブフィールド320が、マルチAP可能なAPのマルチAP機能を有効化するために付加され、「Multi-AP Disable」サブフィールド321が、マルチAP可能なAPのマルチAP機能を無効化するために付加される。
変形において、1つのサブフィールド「Multi-AP Enable」のみが、マルチAP機能が有効化されている(1)又はされていない(0)ことをシグナリングするために追加される。別の変形では、「Multi-AP Enable」サブフィールドが存在せず、マルチAP機能がサポートされている場合にデフォルトでマルチAP機能が有効化されているとみなされる。そして、「Multi-AP Disable」サブフィールドは、マルチAP機能を無効化することが望まれる場合に1に設定される。
変形において、マルチAPの基本的な機能の有効化状態がシグナリングされうる。例えば、Multi-AP Enabledサブフィールド320は、それぞれ1つの基本的な機能が有効化されているか否かをシグナリングする、複数のサブフィールド(不図示)を含んでもよい。マルチAP(全体の)機能の有効化のためのサブフィールドは、他のサブフィールドに加えて維持されてもよいし、マルチAP機能の有効化が基本的な機能の有効化から導出可能であるため、省略されてもよい。
なお、変形されたOM Controlフィールドは、様々な宛先に当てられたMACフレームに挿入されうる。APのマルチAP機能は、1つの隣接AP、隣接APのセット、又は、全ての隣接APのために、無効化されうる。
図3cは、本発明の実施形態による、マルチAP有効化状態をシグナリングするためのActionフレーム330の例示のフォーマットを示している。
IEEE802.11標準で指定されているように、Actionフレームは、拡張マネジメント動作を特定するための機構を提供する。これらの実施形態によれば、Categoryフィールド331はマルチAP機能に専用であることを示し、フィールド332はマルチAP機能が有効化されているか無効化されているかを示すマルチAP有効化状態を含む。
Actionフレームは、ユニキャストされ、マルチキャストされ、又はブロードキャストされうる。これは、1つの隣接AP、隣接APのセット、又は、全ての隣接APへ、マルチAP機能の状態を広告することを可能とする。
コーディネイタAP/コーディネイテッドAPの動作
図4は、本発明の実施形態による、マルチAP送信を調整するコーディネイタAPによって実行されるステップを、フローチャートを用いて図解している。
図4は、本発明の実施形態による、マルチAP送信を調整するコーディネイタAPによって実行されるステップを、フローチャートを用いて図解している。
ステップS410において、APが、TXOP期間の間、媒体リソース(空間、時間、及び/又は周波数)へのアクセスを獲得して、マルチAP送信のコーディネイタになる。
ステップS420において、コーディネイタAPが、マルチAP送信に参加するAPのグループを取得する。グループは、コーディネイタAPによって維持されるAPのリストから形成されうる。リストは、検出された隣接APを含みうる。リストは、さらに、例えば検出されたAPのマルチAP能力及び有効化状態などの情報を含みうる。そして、例えばAPの能力及び有効化状態について利用可能なさらなる情報がない場合に全ての検出されたAPを含めることにより、グループがリストに基づいて形成されうる。マルチAP機能の有効化状態についての情報が利用可能である場合、APが自身のマルチAP機能を有効化しているか否かに基づいて、コーディネイタがグループを構成するのが望ましい。具体的には、マルチAP機能(又は、少なくとも共有されたリソースを使用する基本的な機能)を有効化していることをシグナリングしたAPのみが、グループに含められる。コーディネイタAPが媒体アクセスを獲得した前に又はその後に、グループが確立されうる。
ステップS430において、コーディネイタAPは、そのグループにおける1つ以上のAPへ、獲得したリソースを割り当てる。
このように、本発明の実施形態は、アクセスポイント(AP)のグループ内のコーディネイタAPによって獲得された送信機会(TXOP)の間にリソースを共有するそのAPのグループを含んだ無線ネットワークにおける通信を調整する方法であって、コーディネイタAPは、TXOPの範囲内で、グループのコーディネイテッドAPへリソースを割り当てるように構成され、ここで、リソースを共有する及び/又は共有されるリソースを使用する能力に基づいて、及び/又は、リソースを共有する及び/又は共有されるリソースを使用するためのAPの機能の有効化状態に基づいて、グループが形成される方法に関する。
グループ内の各APは、ベーシックサービスセット(BSS)のステーションを管理するようにそれ自身が構成される。
図5a及び図5bは、本発明の実施形態による、マルチAP送信に関与数rAPの動作を、シーケンス図を用いて図解している。図解された例において、マルチAP動作に、1つのコーディネイタAP(AP1)及び2つのコーディネイテッドAP(AP2及びAP3)が関与するが、本実施形態では、任意の数のAPに適用される。
図のブロック510は、AP1がTXOP期間の間の媒体リソースへのアクセスを獲得して、マルチAP送信のコーディネイタになる、図4のステップS410に対応する。
図5aにおいて、シーケンス520は、コーディネイタが2つの主要な機能の1つまたは両方を達成するように実装される初期化フェーズに対応する。最初の1つは、コーディネイタAPが、コーディネイテッドAPに対して、期間TXOPの間にチャネルを介した媒体を獲得したこと及びマルチAP送信を開始する準備ができていることを、示し/シグナリングするためのものである。2つ目は、コーディネイタAPが、オプションとして、いずれのコーディネイテッドAPがマルチAP送信に参加する意思があるかを知るために、コーディネイテッドAPからの応答を要求するためのものである。さらに、参加する意思を有する各コーディネイテッドAPのリソースのニーズをも要求しうる。
リソースのニーズは、時間ユニット、周波数帯域幅、ストリームの数、データ又はトラフィックの量、及び/又は任意の他の適切な単位で評価される、必要とされるリソースの量に対応しうる。
したがって、2つのタイプのメッセージSETUP_REQ及びSETUP_RESPは、初期化フェーズ520の間に交換されてもよく、SETUP_REQ(521)メッセージはコーディネイタAPによって送信され、SETUP_RESP(522)メッセージは、SETUP_REQに応答してコーディネイテッドAPによって送信される。SETUP_REQ(521)は、上述のインジケーション(例えば、応答の要求)を含みうる。SETUP_RESP(522)は、コーディネイテッドAPがマルチAP送信に参加する意思があるか、及びオプションでそのリソースのニーズを含んでもよい。変形において、コーディネイテッドAPは、参加する意思がある場合にのみ、コーディネイタAPの要求へ応答する、すなわち、応答がないことが、コーディネイタAPが参加する意思がないことを示す。この変形は、その応答を送信するためにコーディネイタAPが利用可能でない場合に対処することを可能とする点で有利である。
SETUP_REQメッセージは、コーディネイタAPによって、(例えば、必要な限りの数のユニキャストフレーム、マルチキャスト/グループアドレス指定されたフレームを用いることにより)ターゲットの特定のAPへ送信されうる。また、SETUP_REQメッセージは、コーディネイタAPにより、フレームを復号するように構成されたAPの全てへ宛てたブロードキャストフレームを用いて、送信されうる。
初期化フェーズ520の後に、コーディネイタAPは、コーディネイテッドAPのグループへリソースを割り当てることにより、リソース割り当てを形成する(530)。リソース割り当ては、APに割り当てられるリソースを発見するために必要なそのAPのための情報があれば、それを含みうる。基本的に、割り当ては、リソースが割り当てられるAPのBSSID、割り当てられる周波数バンドのチャネル番号又は幅(例えばトーン数)、リソースの開始時間/期間又はTXOP、のうちの1つ以上を含みうる。なお、情報項目の1つ以上が、黙示的又は事前定義されていてもよく、したがって、コーディネイテッドAPへ伝達されない(cf.540)。例えば、APは、そのAPが使用しない場合に共有するための特定のリソースを取っておいてもよい(AP間の事前合意)。この場合、APは、リソースの利用可否のみを示す必要がある。
リソースが割り当てられるAPのグループは、SETUP_REQメッセージが送信されたAPのグループに基づきうる。リソースが割り当てられたAPのグループは、その最初のグループの部分集合又はその上位集合でありうる。グループ形成の詳細については、本明細書において後述する。
コーディネイタAPが、例えばSETUP_RESPメッセージを解して、コーディネイテッドAPのリソースのニーズを収集すると、コーディネイタは、リソース割り当てを形成するために、そして、特に各コーディネイテッドAPにどれだけの量のリソースを割り当てるかを決定するために、そのリソースのニーズを使用しうる。代替的に、又は追加して、コーディネイタAPは、例えば、事前定義されうるルールのセットを、リソースを割り当てるために考慮してもよい。
そして、コーディネイタAPは、専用メッセージSHARE_ALLOCATIONを用いて、関係するAPへの形成した割り当てを共有する(540)。割り当てられたリソースは、データを送信するためにAP又はSTAによって使用されるそのBSSの範囲内の各コーディネイテッドAPによって使用される(550)。
図5aは、コーディネイタAPが媒体リソースへのアクセスを獲得した後にリソース割り当てを形成する、マルチAP動作を示している。これは、APが獲得したリソースの実際の量及びコーディネイテッドAPの最新のニーズに基づいてリソース割り当てをAPが形成することを可能とする点で有利であり、したがって、リソースの利用効率が改善する。
図5bは、コーディネイタAPが媒体リソースへのアクセスを獲得する前にリソース割り当てを形成する、マルチAP動作を示している。これは、リソース割り当てを得たコーディネイテッドAPがBSSの範囲内で送信をスケジューリングするための時間を確保できる点で有利である。
リソース割り当ての形成(530)及びその割り当ての共有(540)が、コーディネイタAPが媒体リソースへのアクセスを獲得する(510)前に行われる。割り当ては、事前に収集されたコーディネイテッドAPのリソースのニーズに基づいて形成されうる。代替的に又はそれに加えて、コーディネイタAPは、リソースの割り当てのために、例えば事前に定義されうるルールのセットを考慮しうる。SETUP_REQメッセージ(523)が、オプションとして、その機能が、コーディネイタAPが期間TXOPの間にチャネル上で媒体を獲得したことをコーディネイテッドAPへ示す/シグナリングするために使用される。それは、APがマルチAP送信を開始する準備ができていることをシグナリングするのに使用されてもよい。
図6a、図6b、及び図6cは、マルチAP送信を調整するための1つのAPにおける、本発明の実施形態のとりうる実装を、フローチャートを用いて図解している。
図6aのフローチャートは、図5aを参照して議論したものと同様のステップのシーケンスを表している。この実装において、APは、媒体リソースへのアクセスを獲得し(S610a)、コーディネイテッドAPの参加意思を取得し(S620a)、オプションでそれらのリソースのニーズを取得し(S630a)、リソース割り当てを形成し(S640a)、APのグループへの形成されたリソース割り当てを共有する(S650a)。
図6bのフローチャートは、ステップの変形シーケンスを図解している。この変形において、コーディネイテッドAPの意思を取得すること(S620b)、及び、それらのリソースのニーズを取得すること(S630b)が、媒体へのアクセスを獲得する(S610b)前に、実行される。リソース割り当てを形成し(S640b)、APのグループへ形成したリソース割り当てを共有すること(S650b)がその後に実行される。
図6cのフローチャートは、ステップのさらなる変形シーケンスを図解している。このさらなる変形において、APは、コーディネイテッドAPからの明示の又は直近の入力なく、リソース割り当てを形成する(S640c)。APが媒体へのアクセスを獲得した(S610c)後、APは、形成したリソース割り当てを、APのグループへ共有する(S650c)。
マルチAPグループ形成
マルチAP動作において、コーディネイタは、リソースへのアクセスを獲得したAPによってリソースが共有されうるAPのグループを取得する。これは、本発明の実施形態による、図4のフローチャートのステップS420に対応しうる。取得されたグループを、以下では、候補グループ又はセットと呼ぶ。それは、的確なグループまたはセットとも呼ばれうる。そして、コーディネイタは、候補グループに基づいて、それぞれのBSSにおける使用のためのリソースを割り当てるAPのグループを形成する(例えば、図4におけるステップS430)。形成されたグループを、割り当て先グループ又はセットと呼ぶ。割り当て先グループは、候補グループと同じであってもよいし、候補グループの一部であってもよいし、又は、本明細書において以下で詳細に説明するように、追加のAPによって候補グループを拡張してもよい。
マルチAP動作において、コーディネイタは、リソースへのアクセスを獲得したAPによってリソースが共有されうるAPのグループを取得する。これは、本発明の実施形態による、図4のフローチャートのステップS420に対応しうる。取得されたグループを、以下では、候補グループ又はセットと呼ぶ。それは、的確なグループまたはセットとも呼ばれうる。そして、コーディネイタは、候補グループに基づいて、それぞれのBSSにおける使用のためのリソースを割り当てるAPのグループを形成する(例えば、図4におけるステップS430)。形成されたグループを、割り当て先グループ又はセットと呼ぶ。割り当て先グループは、候補グループと同じであってもよいし、候補グループの一部であってもよいし、又は、本明細書において以下で詳細に説明するように、追加のAPによって候補グループを拡張してもよい。
コーディネイタ機能は、マスタデバイス又は定義されたルールに従って時間期間の間に選ばれたAPによってホストされうる。また、コーディネイタ機能は、リソースを所有するAPへ、マルチAP動作を調整するための責務を与えるために、媒体リソースへのアクセスを獲得した各AP(共有AP)によって引き継がれうる。後者は、例えば、図4の実施形態によって図解されている。以下では、説明を簡単にするために、コーディネイタが、共有AP、すなわち、リソースへのアクセスを獲得したAPであるものとする。
本発明の実施形態によれば、候補グループは、以下でL0と呼ばれるマルチAPを実行可能なAPのリストによって形成される。L0は、マルチAPを実行可能な又はマルチAPを有効化された各APによって維持され、様々な方法によって取得されうる。
コーディネイタは、APによって又はそれらに関連付けられたSTAによって送信されたシグナリングを用いて、APのマルチAP能力を収集しうる。送信は、コーディネイタとAPとの間のユニキャスト、マルチキャスト、又はブロードキャストリンクを解して無線で行われうる。送信は、代替的に又は追加で、例えばバックホールネットワークを介した又はコーディネイタ及びAPが同一のデバイスによってホストされる場合(例えば複数の仮想APをホストする物理APの場合)に内部接続を介した、有線リンク上で行われてもよい。
シグナリングは、マルチAP動作のサポート及び/又は1つ以上の基本的なマルチAP機能のサポートを示すマルチAP能力フィールド(例えば、図3aに示したフィールド313)を用いて行われうる。本フィールドは、情報要素(例えば、図3aに示した情報要素301)又は任意の適切なシグナリングフィールドに、埋め込まれうる。
マルチAP能力フィールドは、AP間で交換される既存の又は新しい種類のフレームにおいて送信されうる。例えば、送信が無線リンク上で行われる場合、マネジメントフレーム(例えば、図2aに図解したようなフレーム)又は新たに定義されたマネジメントフレームが使用されうる。
本発明の実施形態によれば、候補グループが、以下ではリストL1と呼ばれる、自身のマルチAP機能を有効化したAPのリストによって形成される。L1は、様々な方法によって取得されうる。
例えば、L1は、L0のAPのマルチAP有効化状態をチェックすることにより、取得されうる。代わりに、L1は、自身のマルチAP機能を有効化した全てのAPをリスト化することにより、L0と独立して構成されてもよい。
自身のマルチAP機能を有効化したAPを判定することは、コーディネイタからの要求に応答して又はAPが要求されることなく、コーディネイタによって、AP(又はSTA)から受信されたシグナリングに依存しうる。
コーディネイタは、AP又はAPに関連付けられたSTAによって送信されたシグナリングによって、APのマルチAP有効化状態を収集しうる。マルチAP有効化状態をシグナリングすることは、上述のマルチAP能力をシグナリングするものと同様の手段によって行われうる。
特に、シグナリングは、マルチAP動作の有効化状態及び/又は1つ以上の基本的なマルチAP機能の有効化状態を示すマルチAP有効化フィールド(例えば、図3aに示したフィールド314)を用いて行われうる。本フィールドは、情報要素(例えば図3aに示した情報要素301)に、IEEE802.11において定義されたOperating Mode(OM)サブフィールドにおけるControl Informationサブフィールド(例えば、図3bに示したフィールド320/321)に、IEEE802.11に従って特定されるactionフレーム(例えば、図3cに示したフレーム330のフィールド332)に、又は、既存の又は新しいタイプのBSS間で交換可能なマネジメントフレームに埋め込まれた任意の適切なシグナリングフィールドに、内蔵されうる。
マルチAP有効化フィールドは、AP間で交換される既存の又は新しいタイプのフレームにおいて送信されうる。例えば、マネジメントフレーム(例えば、図2aに図解されたようなフレーム又は新たに定義されたマネジメントフレーム)、制御フレーム、データフレーム(例えば、図2a)、又は、actionフレーム(例えば図3c)が使用されうる。
マルチAP有効化状態をシグナリングすることは、(区別なく)全てのAPに宛てられうる。APは、潜在的に、それらのリソースを自発的に共有するAPを含みうる。代わりに、シグナリングされた状態は、APごとに適用されてもよく、すなわち、APは、特定のAP又は複数のAPへ、自身のマルチAP有効化状態をシグナリングしうる。
本明細書において上で議論したように、シグナリングされた有効化状態は、共有されたリソースを使用すること及びリソースを共有することなどの基本的な機能の全てを含んだ、マルチAP機能の全体に、又は、特に1つ以上の基本的な機能に適用されうる。
1つの実装によれば、L1は、共有されたリソースを使用する自身の基本的な機能を有効化したAPのみを含むことにより構成されうる。この実装は、L1に基づいて候補グループを維持するAPが共有されるリソースを使用し、したがって、リソースをより効率的に割り当てて不使用リソースを減らすための他のAPのニーズ又は意思のより良い知識を有するため有利である。
全体としてマルチAP有効化状態に依拠することは、十分でなくてもよい。実際、自身のマルチAP機能を有効化したAPは、所与の時間において、他のAPによって共有されたリソースを使用することを正当化するような、そのBSS内で交換されるべき十分なデータを有しなくてもよい。また、基本的な機能をシグナリングすることを実装するように構成されていない又は実装していないがマルチAP機能をシグナリングすることを実装するように構成されている又は実装しているAPは、コーディネイタAPによって現在共有されているリソースを使用する意思がない間に、自身のマルチAP機能が(媒体リソースへのアクセスを付与した場合に)自身のリソースを共有する意思をシグナリングすることを可能とする必要がある。
本発明の実施形態によれば、候補グループが、以下ではリストL2と呼ばれる、マルチAP送信に参加する位置を示したAPのリストにより形成される。L2は様々な方法で取得されうる。
APは、制御フレームを用いて、参加する意思をシグナリングしうる。本シグナリングは、コーディネイタからの要求制御フレームへ応答して行われうる(例えば、図5aにおける制御フレームSETUP_REQ521に続く制御フレームSETUP_RESP522)。また、シグナリングは、APが主導してもよい。
シグナリングされた意思は、1つの、現在の又は次の、マルチAP送信(すなわち、APが媒体アクセスを獲得し、他のAPへリソースを割り当てることができるときに関連するマルチAP送信)に適用されうる。代わりに、所定数のマルチAP送信または期間の間、続きうる。さらなる変形において、APの参加又は不参加の意思は、そのAPが続く制御フレームにおいてその意思を更新するまで続きうる。
シグナリングされる意思は、自身のリソースを共有する意思のある全てのAPに対して区別なく適用されうる。代わりに、シグナリングされる意思は、APごとに適用されてもよく、すなわち、APは、特定のAP又は複数のAPによって共有されたリソースを使用する意思があるかをシグナリングしてもよい。
シグナリングされる意思は、全体としてマルチAP機能に適用されてもよく、すなわち、共有されたリソースを使用し、APが媒体リソースへのアクセスを獲得した際にリソースを共有することを意図するなどの、基本的な機能を含みうる。代替的に、シグナリングされる意思は、特に1つ以上の基本的な機能、例えば共有されたリソースを使用する意思に適用されうる。
本発明の実施形態によれば、割り当てられるグループが、候補グループのうちの全てのAPによって形成され、すなわち、リストL0、L1、又はL2のうちのいずれか1つによって形成されるため、2つのグループが同一である。このように、この実施形態に従って割り当てられるグループを形成する選択されるリストを、L3と呼ぶ。
本発明の実施形態によれば、割り当てられるグループは、L3のサブリストであるL4と呼ばれるAPのリストによって形成され、すなわち、L3のAPの一部のみがL4に含まれる。L4を形成するために選択されるAPは、様々な基準に基づくことができ、様々な目的を果たしうる。
例えば、APが共有することができるリソースの量が、候補グループの全てのAPに供給するのに十分でない可能性がある。この場合、L4を形成するためのAPの選択は、ランダム、任意、又は優先順位に基づきうる。
さらに、又はこれに代えて、APが共有することができるリソースのタイプが、例えば候補APが空間で共有されたリソースを使用するもしくは共有されるリソースが配置される所定の周波数バンドにおいて動作することができる又はそのように構成されるために、候補APが使用することのできるものと適合しない可能性がある。この場合、L4を形成するためのAPの選択は、共有されるリソースを使用することができる又は最もそうする可能性が高いAPを考慮しうる。
さらに、又は代替的に、APが以前所与のAPへ共有したリソースの量が上限(枠)に達している可能性があり、その所与のAPはリソースが割り当てられるAPのリストから除外されうる。除外は、永続的であってもよいし、一時的、例えば定義された時間区間の間、であってもよい。また、他のAPへ割り当てられたリソースの量に応じて、コーディネイテッドAP間の公平性を考慮しうる。リソースの量は、時間ユニット、周波数帯域幅、ストリーム数、データまたはトラフィックの量(例えばバイト数)、及び/又は任意の他の適切な単位で評価されうる。APが以前共有したリソースの量は、その最後のマルチAP送信(TXOP)の間にのみカウントされうる。変形において、そのリソースの量は、APがリソースを共有した1つより多くのマルチAP送信に対してカウントされてもよい。例えば、リソースは、定義された時間区間、例えば、ターゲットビーコン送信時間(TBTT)の間にカウントされてもよいし、複数のマルチAP送信においてカウントされてもよい。この変形では、リソースの累積量が上限に達した場合に、除外が行われる。
さらに、又は代替的に、APは、そのAPが返礼として自身のリソースを共有していないという理由で、リソースが割り当てられるAPのリストから除外されてもよい。この場合、相互関係の基準が、所定のレベルの公平性を維持するために適用されうる。例えば、リソースを割り当てられていると共にその後のマルチAP送信においてそれ自身のリソースを共有しなかったAPは、リストにおいて維持されなくてもよい。APは、そのAPが最終的にマルチAP送信の間にリソースを共有した場合又はそのAPがリソースを割り当てられてから所定の時間区間だけ経過した後に、再導入されてもよい(cf.例えば図7a及び図7b)。したがって、コーディネイタAPは、コーディネイテッドAPごとに1つのタイマを維持しうる。変形において、共有されるリソースの枠のオフセットが、APのペアの間で設定されてもよい。共有APとしての第1のAPが第1のリソースを(被共有APとしての)第2のAPに割り当てた場合、オフセットが、割り当てられた第1のリソースの量だけ増加し、第2のAPが共有APとして、返礼として、(被共有APとしての)第1のAPに第2のリソースを割り当てた場合に、オフセットは、割り当てられた第2のリソースの量だけ減少する。オフセットが、枠のオフセットまで到達した場合、それ以上リソースは割り当てられない。リソースの量は、時間ユニット、周波数帯域幅、ストリーム数、及び/又は任意の他の適切なユニットで測られうる。
変形において、(共有APとして動作する)第2のAPによって特にリソースが割り当てられる(被共有APとして動作する)第1のAPは、共有APとして動作する際に、(被共有APとして動作する)第2のAPに、定義された期間において、リソースを割り当てなければならない。
変形において、自身の候補グループから被共有APを除外した共有APは、例えばメッセージを用いて、除外について、その被共有APに通知する。
変形において、被共有APを自身の候補グループに追加した共有APは、例えばメッセージを用いて、その追加について、その被共有APに通知する。変形において、共有APは、被共有APが以前に排除された後にその被共有APが追加されたこと(すなわち再導入されたこと)場合にのみ、その被共有APへ通知をしてもよい。
本発明の実施形態によれば、割り当て先グループが、L3を拡張したL5と呼ばれるAPのリストによって形成され、すなわち、L3のAPに加えて、1つ以上のAPがL5に含められる。追加の1つ以上のAPは、様々な基準に基づきうる。例えば、(例えば候補グループのAPのニーズに基づいて)その候補グループのAPに割り当てられるべきものより多くのリソースが利用可能な場合に、追加のAPはリソースの余剰から利益を得るように追加されうる。追加のAPには、送信に含められるように、それらのためのマルチAP送信への参加が要求されうる。変形では、追加のAPは、自身のマルチAP機能を有効化し、ネットワークに参加しているAP、又は、候補グループが形成された後に高優先順位と考えられるAPである。
本発明の実施形態によれば、割り当て先グループは、リストL4及びリストL5を組み合わせたL6と呼ばれるAPのリストにより形成され、すなわち、L3のAPの一部とL3の一部でない1つ以上のAPとが、L6に含められる。
図7a及び図7bは、本発明の実施形態によるAPのグループの管理を、フローチャートを用いて図解している。フローチャートは、APの候補グループの管理を図解しているが、APの割当先のグループに適用されうる。
図7aは、APが定義された時間期間において代わりにリソースを共有した場合の、そのAPの候補グループからの除外を図解している。図7bは、APが(例えば先に除外された後に)リソースを共有した場合にそのAPを候補グループへ含めることを図解している。
ステップ710において、共有APは、例えばグループを形成するための本明細書において説明された実施形態の何れかに従って、候補グループを取得する。共有APは、グループのAPへリソースを割り当てた(S720)後に、リソースが割り当てられた被共有APが最初の共有APと引き換えに期間Tの間にリソースを割り当てているかを監視するために、タイマが開始される(S730)。被共有APが代わりにリソースを共有することなくタイマが満了した場合(S735)、被共有APは、候補グループから除外される(S737)。オプションとして、共有APは、被共有APが除外されるべきかを確認するために条件を確認しうる(S736)。条件は、例えば、被共有APが、相互関係ルールによって縛られず、高優先度APであり、又は、例外を形成することでありうる。条件が満たされた場合、被共有APは除外されない。タイマの満了前(すなわち、期間Tの間)、最初の共有APが被共有APからリソースを獲得し(S740)、被共有APをグループから除外することなくタイマが停止される(S741)。
図7bの実施形態によれば、除外に続いて、又はそれとは独立して、APがリソースを共有し、そのAPが、リソースが共有されたAPのうちの候補APのグループにいない場合(S750)、そのAPはそのグループに含められる(S752)。オプションとして、リソースを共有したAPが追加されるべきかを確認するために、条件がチェックされうる(S751)。条件が満たされる場合には、APはグループに追加されない。
Claims (11)
- IEEE802.11規格に準拠した無線通信を行うアクセスポイント(AP)であって、
前記APにおける、他のAPへリソースを共有するための機能の有効化状態、及び/又は、1以上の他のAPにおける、共有されるリソースを使用するための機能の有効化状態に基づいて、APのグループを形成する形成手段と、
TXOPを獲得する獲得手段と、
獲得した前記TXOPの間に前記APのグループに含まれる他のAPに対してリソースを共有する共有手段と、
を有することを特徴とするアクセスポイント。 - 前記形成手段は、
前記APにおける、他のAPへリソースを共有するための機能の有効化状態、並びに/若しくは、1以上の他のAPにおける、共有されるリソースを使用するための機能の有効化状態、及び、
前記APにおける、他のAPへリソースを共有するための能力、並びに/若しくは、1以上の他のAPにおける、共有されるリソースを使用するための能力
に基づいて、前記APのグループを形成する、ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。 - 前記リソースは、時間リソース、空間リソース、及び周波数リソースのいずれか又は組み合わせである、ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。
- 前記TXOPを獲得したことを示す通知フレームを送信する送信手段をさらに有し、
前記共有手段は、前記通知フレームを送信したことに応じて、獲得した前記TXOPの間に前記APのグループに含まれる他のAPに対してリソースを共有する、ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。 - 前記通知フレームはブロードキャスト送信される、ことを特徴する請求項4に記載のアクセスポイント。
- 前記TXOPを獲得したことを示す通知フレームを送信する送信手段と、
前記APのグループに含まれる他のAPから前記通知フレームの応答である応答フレームを受信する受信手段と、をさらに有し、
前記共有手段は、前記応答フレームを受信したことに応じて、獲得した前記TXOPの間に前記APのグループに含まれる他のAPに対してリソースを共有する、ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。 - 前記応答フレームには、前記APのグループに含まれる他のAPのリソースのニーズを含み、前記TXOPは前記リソースのニーズに基づいて決められる、ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
- 前記リソースのニーズは時間ユニット、周波数帯域幅、ストリーム数、データ量、のいずれかであることを特徴する請求項7に記載のアクセスポイント。
- 共有されるリソースを使用する意思を問い合わせる要求フレームを前記APのグループに含まれる他のAPに送信する送信手段と、
前記APのグループに含まれる他のAPから前記要求フレームの応答である応答フレームを受信する受信手段と、をさらに有し、
前記共有手段は、前記応答フレームを受信したことに応じて、獲得した前記TXOPの間に前記APのグループに含まれる他のAPに対してリソースを共有する、ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。 - IEEE802.11規格に準拠した無線通信を行うアクセスポイント(AP)によって実行される通信方法であって、
前記APにおける、他のAPへリソースを共有するための機能の有効化状態、及び/又は、1以上の他のAPにおける、共有されるリソースを使用するための機能の有効化状態に基づいて、APのグループを形成する形成工程と、
TXOPを獲得する獲得工程と、
獲得した前記TXOPの間に前記APのグループに含まれる他のAPに対してリソースを共有する共有工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。 - コンピュータを、請求項1から9のいずれか1項に記載のアクセスポイントが有する各手段として機能させるためのプログラム。
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