JP7634244B2 - 熱伝導シートおよびこれを用いた電子機器 - Google Patents
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Description
、グラファイトシートが長方形状である。グラファイトシートの長辺側2辺はすべて取付シートで覆われている。そして、グラファイトシートの短辺は、取付シートで覆われていない第1部分と取付シートで覆われた第2部分とを有する。
(熱伝導シート)
図1は本開示の第1の実施形態における熱伝導シート11の分解斜視図であり、図2は熱伝導シート11の上面図であり、図3は熱伝導シート11のIII-III線断面図ある。グラファイトシート12は、縦約60mm、横約90mm(約60mm×90mm)の長方形状の大きさを有し、厚さが約100μmの熱分解グラファイトシートを用いている。このグラファイトシート12は高い圧縮性を有するものを用いるのが望ましく、100kPaの圧力を加えた場合の圧縮率は約35%となっている。ここで圧縮率とは、初期厚みをT0、100kPaの圧力を加えた状態での厚さをT1として、(T0-T1)/T0の値をパーセント表示したものである。本実施の形態において、グラファイトシート12の厚さは、100kPaの圧力を加える前が約100μmであり、100kPaの圧力を加えた状態での厚みが約65μmである。
第1の実施形態の第1変形例に係る熱伝導シート11の上面図を、図4に示す。図4に
示すように、グラファイトシート12の長辺側2辺全てのみ取付シート13で覆うようにしても良い。
第1の実施形態の第2変形例に係る熱伝導シート11の上面図を、図5に示す。図5に示すように、グラファイトシート12の外周ほぼ全てを取付シート13で覆い、短辺側に切り欠き部16を有するようにしても良い。すなわち、グラファイトシート12の短辺は、取付シート13で覆われていない第1部分と取付シート13で覆われた第2部分とを有しても良い。このようにすることにより、発熱部品14あるいは放熱部材15と熱伝導シート11との間に空気がたまり、熱抵抗が上がってしまうことを防止することができる。
図6は、第1の実施形態に係る熱伝導シート11を用いた電子機器の断面図である。電子機器としては、例えばIGBT等のパワートランジスタがある。それらは基地局やモータ駆動用、車載用途の部品として用いられる。放熱部材15にグラファイトシート12の外周部からはみ出た取付シート13により熱伝導シート11が貼り合わせられ、発熱部品14が約200kPaの圧力で熱伝導シート11に押し付けられて固定されている。この約200kPaの圧力によりグラファイトシート12は圧縮されながら、発熱部品14および放熱部材15の凹凸に併せて変形して密着する。そのため、発熱部品14と放熱部材15との間の熱抵抗が小さくなり、電子機器の放熱効率が向上する。
次に、熱伝導シート11を用いた電子機器の製造方法を、図7A、図7Bを用いて説明する。図7A、図7Bは、具体的には、熱伝導シート11を電子機器に取り付ける際の工程を示す断面図である
まず、図7Aに示すように、熱伝導シート11を例えばヒートシンクのような放熱部材15に貼り合わせる。ここで、グラファイトシート12の周囲から取付シート13がはみ出している。そのため、この取付シート13により熱伝導シート11を容易に正確な位置に配置することができる。次に、図7Bに示すように、この露出しているグラファイトシート12の面の上に発熱部品14を取り付ける。そして、発熱部品14より所定の圧力Fを加えてグラファイトシート12を圧縮する。この時の圧力Fは、100~300kPa程度とすることが望ましい。取付シート13を含む領域を同時に圧縮しても、取付シート13の厚みを十分に薄くすることにより、露出しているグラファイトシート12にも十分に圧力が加わり、圧縮される。そのため放熱部材15および発熱部品14に凹凸があっても、露出した部分のグラファイトシート12を放熱部材15および発熱部品14に密着させることができ、熱抵抗を小さくすることができる。
第1の実施形態における熱伝導シートを用いた電子機器の第1変形例にかかる断面図を、図8に示す。また、当該電子機器の変形例にかかる上面図を、図9に示す。なお、図9において放熱部材15は説明の都合上省略している。図8のように発熱部品14の端子1
7が側面から引き出されているものを使用する場合には、端子17が引き出された辺に位置するグラファイトシート12の辺は、図9に示すように全て取付シート13で覆われているようにすることが望ましい。このようにすることにより、グラファイトシート12の端部から端子17へのグラファイト粉の落下や飛散による悪影響を防止することができる。
第1の実施形態における熱伝導シートを用いた電子機器の第2変形例にかかる断面図を、図10に示す。また、当該電子機器の変形例にかかる上面図を、図11に示す。なお、図11において放熱部材15は説明の都合上省略している。
第1の実施形態における熱伝導シートを用いた電子機器の第3変形例にかかる断面図を、図12に示す。また、当該電子機器の変形例にかかる上面図を、図13に示す。なお、図13において放熱部材15は説明の都合上省略している。
(熱伝導シート)
図14は本開示の第2の実施形態における熱伝導シート21の断面図、図15は図10における熱伝導シート21の領域XVでの拡大断面図、図16は図14における熱伝導シート21の領域XVIでの拡大断面図、図17は熱伝導シート21の下面図である。なお図17は熱伝導シート21からセパレータ24を外した状態での下面図である。
ト23の厚みは(T0―T1)よりも薄くなっている。また取付シート23どうしに挟まれたグラファイトシート22の中央部は、グラファイトシート22が露出した状態となっている。このグラファイトシート22の主面の取付シート23が設けられていない領域を第1領域22aという。また、グラファイトシート22の主面の取付シート23が設けられた領域を第2領域22bという。
本開示の第2実施形態における第1変形例の熱伝導シート21について、図18~図20を用いて説明する。この熱伝導シート21は、セパレータ24にスリットライン24bを設けたものである。図18は、熱伝導シート21を保護フィルム25の上からみた図すなわち上面図である。図19は、熱伝導シート21をセパレータ24の下からみた図すなわち下面図である。図20は、図18における線分XX-XXで切ったときの熱伝導シート21の断面図である。
本開示の第2実施形態における第2変形例の熱伝導シート21の上面図を、図21に示す。なお、図21は熱伝導シート21からセパレータ24および保護フィルム25を外した状態での上面図である。図21のように、グラファイトシート22の長辺側2辺全てのみ取付シート23で覆うようにしても良い。
本開示の第2実施形態における第3変形例の熱伝導シート21の上面図を、図22に示す。なお、図22は熱伝導シート21からセパレータ24および保護フィルム25を外した状態での上面図である。図22のように、グラファイトシート22の外周ほぼ全てを覆い、短辺側に切り欠き部26を有するようにしても良い。すなわち、グラファイトシート22の短辺は、取付シート23で覆われていない第1部分と取付シート23で覆われた第2部分とを有しても良い。このようにすることにより、発熱部品あるいは放熱部材と熱伝導シートとの間に空気がたまり、熱抵抗が上がってしまうことを防止することができる。
本開示の第2実施形態における第4変形例の熱伝導シート21の断面図を、図23に示す。グラファイトシート22を電子デバイス等に取り付ける前に、グラファイトシート22の表面に保護フィルム25が極力触れないように、グラファイトシート22と保護フィルム25との間には空間を確保しておくことが望ましい。そのため図23ように取付シート23と保護フィルム25との間に、厚さ約60μmのPETからなるスペーサ27を設けても良い。この場合、グラファイトシート22からはみ出た部分の取付シート23の端部はスペーサ27を介して保護フィルム25と接着されているように構成する。さらにスペーサ27と保護フィルム25との接着力を、スペーサ27と取付シート23との接着力よりも強くすることで、放熱部材に貼り合わせた後、スペーサ27と保護フィルム25を同時に剥離することができる。
本開示の第2実施形態における第5変形例の熱伝導シート21の下面図を、図24に示す。なお、図24は熱伝導シート21からセパレータ24を外した状態での下面図である。図24のように保護フィルム25およびセパレータ24の大きさを、取付シート23を設けた領域よりも大きくし、取付シート23を設けた領域の外側の保護フィルム25に複数個の貫通孔28を設けても良い。保護フィルム25に貫通孔28を設けることにより、放熱部材もしくは発熱部品に貼り合わせるときの位置合わせに使うことができる。
12、22 グラファイトシート
12a、22a 第1領域
12b、22b 第2領域
13、23 取付シート
13a、23a 粘着層
13b、23b 基材
14 発熱部品
15 放熱部材
16、26 切り欠き部
17 端子
24 セパレータ
24a 離型材
24b スリットライン
25 保護フィルム
25a 微粘着層
27 スペーサ
28 貫通孔
Claims (13)
- 発熱部品と、
放熱部材と、
前記発熱部品および前記放熱部材に当接するとともに、その間に設けられたシート状の熱伝導シート材と、
を備え、
前記熱伝導シート材の一部を覆う部分と、前記熱伝導シート材の外周からはみ出た部分とを有する取付シートを更に備え、
前記取付シートの前記覆う部分の少なくとも一部は、前記熱伝導シート材に取付けられ、
前記取付シートの前記はみ出た部分の少なくとも一部は、前記発熱部品または前記放熱部材に取付けられた、
電子機器。 - 前記取付シートの前記覆う部分の少なくとも一部は、前記発熱部品および前記放熱部材に挟まれている、
請求項1に記載の電子機器。 - 前記熱伝導シート材は、前記発熱部品および前記放熱部材により圧縮されている、
請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記熱伝導シート材は、矩形状であり、
前記取付シートは、前記熱伝導シート材の対向する2辺に設けられている、
請求項1~3のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記取付シートは、前記熱伝導シート材の外周の全てに設けられている、
請求項1~4のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記熱伝導シート材の初期厚みをT0、前記熱伝導シート材に100kPaの圧力を加えたときの厚みをT1としたとき、
前記取付シートの厚みは、T0-T1より薄い、
請求項1~5のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記熱伝導シート材は、グラファイトシートからなる、
請求項1~6のいずれか1項に記載の電子機器。 - シート状の熱伝導シート材と、
前記熱伝導シート材の一部を覆う部分と、前記熱伝導シート材の外周からはみ出た部分とを有する取付シートと、
を備える熱伝導シートであって、
前記熱伝導シートは圧縮性を有し、
前記熱伝導シート材の初期厚みをT0、前記熱伝導シート材に100kPaの圧力を加えたときの厚みをT1としたとき、
前記取付シートの厚みは、T0-T1より薄い、
熱伝導シート。 - 前記熱伝導シート材は、矩形状であり、
前記取付シートは、前記熱伝導シート材の対向する2辺に設けられている、
請求項8に記載の熱伝導シート。 - 前記取付シートは、前記熱伝導シート材の外周の全てに設けられている、
請求項8または9に記載の熱伝導シート。 - 矩形状かつシート状の熱伝導シート材と、
前記熱伝導シート材の一部を覆う部分と、前記熱伝導シート材の外周からはみ出た部分とを有する取付シートと、
を備え、
前記取付シートは、前記熱伝導シート材の対向する2辺に設けられている、
熱伝導シート。 - 矩形状かつシート状の熱伝導シート材と、
前記熱伝導シート材の一部を覆う部分と、前記熱伝導シート材の外周からはみ出た部分とを有する取付シートと、
を備え、
前記取付シートは、前記熱伝導シート材の外周の全てに設けられている、
熱伝導シート。 - 前記熱伝導シート材は、グラファイトシートからなる、
請求項8~12のいずれか1項に記載の熱伝導シート。
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