JP7634835B2 - ガス栓の取付金具 - Google Patents
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Description
従来の取付金具(300)は、図5及び図6に示すように、壁板(4)に形成されている開口(40)から室内に引き出されたフレキ管(42)の端末に接続させる継手(41)に外嵌可能で且つ開口(40)に挿通可能な大きさの環状の支持板(31)と、支持板(31)の中心に対して対称な位置に、支持板(31)と平行に位置し且つ一部が重なるようにセットされる一対の当て板(32a)(32b)とから構成されているもので、当て板(32a)(32b)の先端部相互間の長さは、開口(40)の直径よりも長く設定されている。また、当て板(32a)(32b)間には、板バネ(33)が介在されており、板バネ(33)を弾性変形させることにより、当て板(32a)(32b)は、図5に示すように、前記先端部相互が近接する方向へ揺動可能となっている。
このとき、当て板(32a)(32b)を支持板(31)に対して略直角に位置するまで揺動させ、その姿勢を維持しながら、支持板(31)と共に、開口(40)内を通過させる。挿入後の当て板(32a)(32b)は、板バネ(33)の弾性復帰力により、図6に示すように、壁板(4)の裏側にて支持板(31)と平行に重なり合う元の姿勢に復帰する。
フレキ配管の端末に接続されると共にフランジ板を具備させたガス栓に接続される継手に外嵌可能であり、ガス栓に具備させるフランジ板に挿通させた取付けネジが螺合可能なネジ孔を有する支持板と、
前記支持板に前記開口の半径方向に揺動可能に軸支され且つ前記ネジ孔に螺合させた前記取付けネジの先端が当接する表面に前記半径方向内側縁に向かって降下する傾斜面が形成された当て板とからなり、
前記支持板に前記当て板を重ね合わせた基本姿勢にて、前記開口を通過可能であり、
前記取付けネジの締め付けに伴って前記傾斜面が前記取付けネジの先端で押されると、前記当て板が前記支持板に対して前記半径方向外側へ揺動して、前記当て板の一部が前記開口周辺へ張り出す張り出し姿勢へ変形し、
前記取付けネジを最終締付位置にまで締め付けると、前記フランジ板と、前記張り出し姿勢にある前記当て板の張り出し部分とで、前記壁板の開口周辺を表裏から挟圧可能とした』ことである。
フランジ板を具備させたガス栓に継手を接続する。他方、壁板に形成されている開口から壁板の裏側に位置するフレキ管を室内に引き出し、当て板を具備させた支持板を装着した後、フレキ管の端末部を前記継手に接続する。そして、前記フランジ板に挿通させた取付けネジを、支持板に設けられているネジ孔に螺合し、この状態で、前記支持板を当て板と共に壁板の裏側へ押し込む。このとき、支持板に当て板を重ね合わせて基本姿勢としておくことにより、前記開口を容易に通過させることができる。また、前記フランジ板と前記支持板との間に、壁板の肉厚以上の間隔が形成されるように、取付けネジの長さは設定されていると共に、前記基本姿勢では、取付けネジの先端部は当て板の傾斜面に当接していないことが望ましい。
初期位置ストッパによって、支持板に対する当て板の位置を基本姿勢に保持しておくことができるので、フランジ板に挿通させた取付けネジを支持板のネジ孔に螺合させた状態にて、当て板が不用意に揺動して基本姿勢から他の姿勢へ変形してしまうことで、壁板の開口に挿入できないといった不都合はなく、支持板を当て板と共に壁板の開口に確実に挿通させることができる。そして、取付けネジを締め込んでいくだけで、取付けネジの先端を確実に当て板の傾斜面に当接させて、当て板を、張り出し姿勢となるように揺動させることが出来るから、ガス栓の壁板への取付作業が容易となり、施工性が向上する。
取付けネジを締め付けて行くだけで、取付けネジの先端で傾斜面が押されて当て板が揺動し、張り出し部分が壁板の裏面に添設可能となる前記張り出し姿勢に変形した時点で、揺動ストッパによって、その姿勢に保持されるから、前記基本姿勢から張り出し姿勢への変形が容易である上にその張り出し部分を壁板の裏面の開口周辺に確実に添設させてガス栓の取付作業を行うことができる。言い換えれば、当て板が前記張り出し姿勢にならないと、取付けネジを最終締付位置に達するまで締め付けることができないから、支持板に対する当て板の揺動が不完全なままでガス栓が壁板に取り付けられてしまうといった不都合はない。よって、安全に且つ確実にガス栓取付作業を行うことができる。
当て板は、支持板との間に隙間を殆ど生じさせずに基本姿勢から張り出し姿勢へ揺動させることができ、張り出し姿勢に到達しても、当て板の揺動基部及び揺動端部が支持板から完全に外れて自由状態となることがないので、支持板と当て板との間に異物が噛み込む不都合を防止することができる。また、フランジ板とで壁板の開口周辺を表裏から挟圧する際に、当て板の揺動基部と揺動端部の内側縁が、支持板によって、壁板の裏面の開口周辺に押え付けられるので、取付けネジの締め付け力が大きくても、当て板を変形させることなく強固に壁板裏面に固定できる。
前記当て板は、前記支持板の中央孔に対して対称な各位置に一端が揺動自在に軸支される一対の略円弧状体とし、
前記基本姿勢にて前記当て板の外側縁が前記支持板の外側縁よりも内側に位置するように設定され、
前記支持板には、前記中央孔に対して対称な各箇所に前記取付けネジがそれぞれ螺合可能な前記ネジ孔が設けられている』ことである。
略円弧状の1つの支持板と、略円弧状の2つの当て板と、2本の取付けネジとで、確実に壁板の裏面に添設可能な取付金具を構成することができるから、部品構成が簡素で低コストの取付金具を提供することができる。
また、1つの支持板に2つの当て板を重ねた基本姿勢にて、当て板の外側縁が前記支持板の外側縁よりも内側に位置する構成としたから、基本姿勢にある取付金具は壁板に設けた開口を挿通可能であり、開口への挿通時に壁板に傷をつけることがない。
また、2本の取付けネジを締め付けることにより、一対の当て板とフランジ板とで壁板を表裏から挟圧できるようにしたから、ガス栓を安定的に取り付けることができる。
まず、図1に示すように、ガス栓(3)の配管接続筒部(35)に、フランジ板(30)を外嵌させる。フランジ板(30)の中心に対して左右に対称な位置に取付けネジ(5)を表側から挿通させ、配管接続筒部(35)には継手(41)を螺合接続させる。また、壁板(4)に形成された開口(40)から、フレキ管(42)を室内に引き出し、取付金具(100)を挿通させた後、端末部を継手(41)に接続する。これにより、フレキ管(42)の端末部に、継手(41)を介して、ガス栓(3)が接続されると共に、取付金具(100)がフレキ管(42)に外嵌された状態となる。
取付金具(100)は、環状の支持板(1)と、支持板(1)の対向位置に組み付けられる一対の略円弧状の当て板(2a)(2b)とから構成されている。
支持板(1)は、図2及び図3に示すように、図面にて上下に位置する一対の円弧状部(11)の左右両端を、円弧状部(11)よりも所定高さに隆起させた隆起部(12)でそれぞれ連結させて環状体を構成しているもので、円弧状部(11)と隆起部(12)の内周縁で構成される中央孔(10)に、継手(41)が挿通可能とする。また、隆起部(12)は、その外周縁が円弧状部(11)の外周縁と同径の円弧を構成するように、円弧状部(11)に連続する一対の脚部(13)からそれぞれ外方へ張り出す張り出し片(14)が設けられており、張り出し片(14)の中央に、上記した取付けネジ(5)を螺合させるネジ孔(15)が形成されている。
そして、円弧状部(11)の一端近傍であって中央孔(10)に対してそれぞれ対称な各位置に、一対の当て板(2a)(2b)各々の一端を揺動可能に軸支する軸ネジ(50a)(50b)が設けられている。
当て板(2a)(2b)は、各々の一端近傍が軸ネジ(50a)(50b)によって、支持板(1)に対して半径方向に揺動可能に軸支された略円弧状体であり、図4に示すように、当て板(2a)(2b)全体を支持板(1)に重ね合わせた基本姿勢にて、支持板(1)と当て板(2a)(2b)で構成される取付金具(100)の外周縁は、壁板(4)に形成される開口(40)よりも小径に設定されている。
また、当て板(2a)(2b)の内周縁のうち、支持板(1)に設けた隆起部(12)に対応する箇所は、一対の脚部(13)を囲むように矩形に切り欠かれて矩形切欠部(23)が形成されていると共に、張り出し片(14)に対応する当て板(2a)(2b)の中央部は、取付けネジ(5)の締め付け方向へ凹ませて、前記内周縁に向かって降下する傾斜面(20)が形成されている。
なお、フランジ板(30)と取付金具(100)との距離は、壁板(4)の肉厚以上となるように、取付けネジ(5)の長さを設定しておく。
この状態で、取付けネジ(5)を最終締付位置に達するまで締め付ければ、壁板(4)の表面の開口(40)の周辺にはガス栓(3)に設けたフランジ板(30)が添設され、壁板(4)の裏面の開口周辺のうち、向かって右側には、前記張り出し姿勢に保持された当て板(2a)の右側への張り出し部分が、向かって左側には、当て板(2b)の左側への張り出し部分が、それぞれ添設された状態で、壁板(4)の開口周辺は、フランジ板(30)と前記取付金具(100)とで表裏から挟圧される。これにより、ガス栓(3)は壁板(4)の表側に取付けることができる。
また、前記基本姿勢の状態で、壁板(4)の裏側に収容させた取付金具(100)は、壁板(4)の表側から取付けネジ(5)を締め付けるだけで、張り出し姿勢への変形を可能としたから、使い勝手の良い取付金具(100)が提供でき、それを利用してのガス栓(3)の壁板(4)への取り付け作業が容易となり、作業性が向上する。
(2a)(2b)・・・・・当て板
(3) ・・・・・・・ガス栓
(4) ・・・・・・・壁板
(5) ・・・・・・・取付けネジ
(15)・・・・・・・ネジ孔
(20)・・・・・・・傾斜面
(30)・・・・・・・フランジ板
(40)・・・・・・・開口
(41)・・・・・・・継手
(42)・・・・・・・フレキ配管
(100) ・・・・・・取付金具
Claims (5)
- 壁板の裏面の開口周辺に添設させるガス栓の取付金具であって、
フレキ配管の端末に接続されると共にフランジ板を具備させたガス栓に接続される継手に外嵌可能であり、ガス栓に具備させるフランジ板に挿通させた取付けネジが螺合可能なネジ孔を有する支持板と、
前記支持板に前記開口の半径方向に揺動可能に軸支され且つ前記ネジ孔に螺合させた前記取付けネジの先端が当接する表面に前記半径方向内側縁に向かって降下する傾斜面が形成された当て板とからなり、
前記支持板に前記当て板を重ね合わせた基本姿勢にて、前記開口を通過可能であり、
前記取付けネジの締め付けに伴って前記傾斜面が前記取付けネジの先端で押されると、前記当て板が前記支持板に対して前記半径方向外側へ揺動して、前記当て板の一部が前記開口周辺へ張り出す張り出し姿勢へ変形し、
前記取付けネジを最終締付位置にまで締め付けると、前記フランジ板と、前記張り出し姿勢にある前記当て板の張り出し部分とで、前記壁板の開口周辺を表裏から挟圧可能としたガス栓の取付金具。 - 請求項1に記載のガス栓の取付金具において、
前記支持板に対して、前記当て板を前記基本姿勢に保持する初期位置ストッパが設けられているガス栓の取付金具。 - 請求項1又は請求項2に記載のガス栓の取付金具において、
前記支持板に対して、前記当て板を前記張り出し姿勢に保持する揺動ストッパが設けられているガス栓の取付金具。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のガス栓の取付金具において、
前記基本姿勢において、前記支持板に前記当て板の全体が重ね合わされると共に、前記張り出し姿勢において、前記当て板の揺動基部及び揺動端部の内側縁が前記支持板と重なるように設定されているガス栓の取付金具。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のガス栓の取付金具において、
前記支持板は、前記開口よりも小径で且つフレキ配管の端末に接続される継手に外嵌可能な中央孔を有する略環状体とし、
前記当て板は、前記支持板の中央孔に対して対称な各位置に一端が揺動自在に軸支される一対の略円弧状体とし、
前記基本姿勢にて前記当て板の外側縁が前記支持板の外側縁よりも内側に位置するように設定され、
前記支持板には、前記中央孔に対して対称な各箇所に、前記取付けネジがそれぞれ螺合可能な前記ネジ孔が設けられているガス栓の取付金具。
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- 2021-03-29 JP JP2021055029A patent/JP7634835B2/ja active Active
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