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JP7635005B2 - 衛星通信装置とその送信器及び送信方法 - Google Patents
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JP7635005B2 - 衛星通信装置とその送信器及び送信方法 - Google Patents

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本実施形態は、衛星通信装置とその送信器及び送信方法に関する。
VSAT(Very Small Aperture Terminals:超小型衛星通信)装置は、静止衛星と通信するための通信装置のうち、アンテナ開口が比較的小さな装置である。このVSAT装置は、近年、更に小型化され、現在では、例えば車載のみならず、可搬型の装置も提供され、その機動性を活かして災害現場などでの利用が始まっている。また、移動通信インフラと連携して利用されることも多い。このVSAT装置にそれぞれのMODEM(Modulator-Demodulator:モデム)に電話やTVなどの通信端末を繋ぐことで、衛星回線による通信が可能となり、統制局間と災害現場間や、災害現場通しで、衛星を介して電話やTV会議、メール等の通信を行うことができる。
上記VSAT装置は、主な構成として、MODEMに送信用のBUC(Block Up-Converter:ブロック・アップコンバータ)、受信用のLNC(Low Noise block down-Converter:低雑音ブロック・ダウンコンバータ)といった周波数変換器含む送信器、受信器を介して送受信アンテナに接続したものである。
VSAT装置では、通常、衛星通信を確立する際に、初めにMODEMの出力レベルを調整する。運用中、受信レベルが大きく変化すると、手動でMODEMの出力レベルを変えることはあるが、一度運用が開始されるとMODEMの出力レベルを変えないのが一般的である。
これに対して、最近のMODEMには、通信品質を確保するために、不定期に出力レベルを変化させ、BUCのP1dB(1dB利得圧縮点:リニアアンプの直線性を示す出力特性であり、利得直線の理想特性に対して1dB利得が低下した点の出力レベルを表す)を求めるテスト機能が搭載されているものがある。
これに対して、既存の送信器は、MODEMが運用時に出力レベルを変えないことを前提として設計されており、出力電力を調整する機能を搭載していない。このため、申請により認可された出力電力(以下、申請電力)に対して送信器が持つBUCのP1dBが大きい場合には、MODEMの運用時におけるテスト機能により、MODEMの出力レベル、すなわちBUCの入力レベルが増加されると、BUCの出力電力が申請電力を超えてしまい、違法電波を送出してしまう。
特開2012-95196号公報 特開平6-104777号公報 特開平5-191184号公報
以上述べたように、従来の超小型の衛星通信装置では、運用時に不定期に出力レベルを変化させて送信器が持つアップコンバータの出力特性としてP1dBを求めるテスト機能を持つモデムを用いた場合に、申請電力に対してアップコンバータのP1dBが大きいと、申請電力を超える電波を送出してしまう。
本実施形態の課題は、運用時に不定期に出力レベルを変化させて送信器が持つアップコンバータの出力特性を求めるテスト機能を持つモデムを使用している場合でも、出力電力が申請電力を超えないように制御することができ、申請電力を超える電波の送出を抑圧することのできる衛星通信装置とその送信器及び送信方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本実施形態に係る衛星通信装置は、モデムと、送信器と、アンテナと、受信器とを備える。モデムは、通信端末からの通信データを中間周波数帯の通信信号に変調して送信出力し、通信衛星からの電波を受信して得られた中間周波数帯の通信信号を復調して前記通信端末に出力する変復調機能と、不定期に前記送信出力される通信信号の出力レベルを変化させて送信出力特性を求めるテスト機能とを備える。送信器は、前記モデムから出力される中間周波数帯の通信信号を無線周波数帯に変換するアップコンバータと、前記アップコンバータの入力レベルを指示に応じた減衰量で減衰する可変減衰器と、前記アップコンバータで無線周波数帯に変換された通信信号を電力増幅して出力する増幅器と、前記増幅器で電力増幅された出力の電力値を検出する検出器と、前記検出器で検出された検出電力値を電力上限閾値と比較し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を超えるとき、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回るまで、前記可変減衰器に前記減衰量を初期設定値から段階的に増加するように指示を出し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回った後は、前記可変減衰器の減衰量を段階的に初期設定値に戻すように指示を出す出力制御器と、を備える。アンテナは、前記送信器から出力される無線周波数帯の通信信号を通信衛星に向けて送信し、前記通信衛星からの無線周波数帯の通信信号を受信する。受信器は、前記アンテナで受信された無線周波数の通信信号を増幅し、中間周波数帯に変換して前記モデムに出力する。
図1は、実施形態が適用される衛星通信システムの一例を示す図である。 図2は、第1の実施例として、図1に示す衛星通信システムの固定局に用いられる衛星通信装置の外観構成を示す平面図である。 図3は、図2に示す衛星通信装置の本体部の概略構成を示すブロック図である。 図4は、図2に示す衛星通信装置の通信処理系統及び制御処理系統の構成を示すブロック図である。 図5は、図2に示す衛星通信装置に用いられる送信器の構成を示すブロック図である。 図6は、図5に示す送信器の送信出力制御器において、出力電力を申請電力に制限する制御処理を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施例として、図1に示す衛星通信システムの車載局または可搬局に用いられる衛星通信装置の外郭構成を示す平面図である。 図8は、図7に示す衛星通信装置の信号処理系統及び制御処理系統の構成を示すブロック図である。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
衛星通信システムは、複数の地球局を備え、これらは静止軌道上の衛星を介して互いに通信する。この衛星通信システムは、広域の防災無線システムとして、例えば都道府県等の広域の自治体の防災システムに適用される。具体的には、災害現場等において撮影された生の映像を、衛星通信装置から衛星回線で県庁所在地等の地球局に送信することができる。これにより災害状況を迅速かつ正確に知ることができるようになる。
図1は、実施形態が適用される衛星通信システムの一例を示す図である。このシステムは、静止軌道上の通信衛星SATを中核として形成される。地上側には、固定局FS1~FSnが例えば県庁所在地などに設置される。車載局MS1あるいは可搬局MS2を、災害現場などに設置することも可能である。固定局FS1~FSn、車載局MS1、および可搬局MS2はそれぞれ通信衛星装置を備え、通信衛星SATを経由して互いに通信することが可能である。
例えば、災害現場の映像を衛星回線で主要拠点(固定局FS1)や各拠点(固定局FS2~FSn)に送信して、災害状況の把握の一助とすることができる。また、衛星回線によるVoIP(Voice over IP)通話やTV会議により、関係部署間の情報共有や災害対応協議にも利用できる。
この種のシステムは自治体の防災システムの一つとして構築されることが多い。衛星通信装置に対する回線割り当て方式はDAMA(Demand Assignment Multiple Access:接続要求割り当て)と称される。地上の幾つかの地点に設けられた制御局が、DAMAに関する制御を担う。
(第1の実施例)
図2は、第1の実施例として、図1に示す衛星通信システムの固定局に用いられる固定型の衛星通信装置10の外観構成を示す平面図で、(a)は上面図、(b)は(a)を図中上側から見た側面図、(c)は(a)を図中下側から見た側面図、(d)は(a)を図中左から見た側面図、(e)は底面図である。図2に示す衛星通信装置10は、いわゆるVSAT装置であり、本体部20とアンテナ部30とで構成され、詳細は図示しないが、アンテナ部30のアンテナ指向方向を通信衛星SATに向けた状態で固定される。
本体部20は、信号処理基板21をハウジング22に収容し、ハウジング22に電源スイッチ23、電源コネクタ24、LANコネクタ25、送信・受信モニタ26等の電子部品を取り付け、ハウジング22の内部で信号処理基板21と各電子部品とを接続したものである。
電源スイッチ23は、電源のオン・オフにより装置の起動、停止を制御するスイッチである。電源コネクタ24は、AC100Vの電源ラインに接続されるコネクタで、電源スイッチ23のオン・オフ操作に応じて電源ラインとの接続をオン・オフする。LANコネクタ25は、無線または有線のネットワークに接続されるコネクタである。送信・受信モニタ26は、送信時及び受信時に通信信号から分配される信号の電力値をモニタ表示する表示器である。
アンテナ部30は、アンテナ素子をアレイ状に配列したアンテナ基板31をレドーム32に収容した、平面型の送受信アンテナである。アンテナ基板31の給電端は本体部20の信号処理基板21のRF送受信端に接続される。
図3は、図2に示す衛星通信装置10の本体部20の概略構成を示すブロック図である。
図3において、本体部20の信号処理基板21は、MODEM211、無線ユニット212、プロセッサ213、2分配器(送信用及び受信用の2式)214、フィルタ215、AC/DC変換器216を備える。
MODEM211は、LANコネクタ25に接続される変復調部である。MODEM211は、LANコネクタ25に接続される通信端末からの通信データを変調し、ベースバンドのIF帯通信信号を生成して無線ユニット212に出力し、無線ユニット212からのIF帯通信信号を入力して通信データを復調し、通信端末に出力する。
無線ユニット212は、MODEM211から送られてくるベースバンドのIF帯通信信号をBUCによってRF帯の信号に周波数変換(アップコンバート)し、電力増幅してアンテナ部20に送る。また、無線ユニット212は、アンテナ部30で受信した通信衛星SATからのRF帯通信信号を低雑音増幅し、LNCによってベースバンドのIF帯信号に周波数変換(ダウンコンバート)してMODEM211に送る。
プロセッサ213は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)などの演算処理装置で構成され、MODEM211及び無線ユニット212の信号処理を制御する制御部である。
2分配器214は、MODEM211から無線ユニット212への通信信号、無線ユニット212からMODEM211への通信信号をそれぞれ2分配して送信・受信モニタ26に送る分配器である。
フィルタ215は、電源コネクタ24に接続されるAC100Vの電源ラインから混入するノイズ成分をカットするフィルタである。
AC/DC変換器216は、フィルタ215を通じて入力されるAC100Vの交流電圧を直流電圧に変換し、適宜電圧調整してMODEM211、無線ユニット212、プロセッサ213、2分配器214、送信・受信モニタ26に供給する変換部である。
図4は、図2に示す衛星通信装置10の通信処理系統及び制御処理系統の構成を示すブロック図である。
図4において、MODEM211が接続されるLANコネクタ25には、Wi-Fi(無線LANに関する登録商標)ルータ200が接続される。これにより、MODEM211は、Wi-Fiルータ200を通じてノートPC201、VoIP電話202、タブレット203等の通信端末が無線接続される。MODEM211は、通信端末からの通信データを変調し、ベースバンドのIF帯通信信号を生成して、2分配器214を介して無線ユニット212に出力し、無線ユニット212から2分配器214を介して供給されるIF帯通信信号を入力して通信データを復調し、通信端末に出力する変復調機能と、不定期に出力レベルを変化させて周波数変換の出力特性を求めるテスト機能とを有する。
無線ユニット212は、MODEM211から2分配器214を介して送られてくるベースバンドのIF帯通信信号を送信器2121に送る。送信器2121は、IF帯の通信信号をRF帯の信号に周波数変換(アップコンバート)するBUCを備える。送信器2121は、MODEM21からのIF帯通信信号をBUCで周波数変換したRF帯通信信号を電力増幅して、RF分岐・合成器2122を介してアンテナ部30に送る。アンテナ部30は、無線ユニット212から出力されるRF帯通信信号を通信衛星SATに向けて送出する。
また、アンテナ部30は、通信衛星SATから送信されるRF帯通信信号を受信し、そのRF帯通信信号を無線ユニット212に送る。無線ユニット212は、アンテナ部30で受信した通信衛星SATからのRF帯通信信号をRF分岐・合成器2122を介して受信器2123に送る。受信器2123は、RF帯通信信号をベースバンドのIF帯信号に周波数変換(ダウンコンバート)するLNCを備える。受信器2123はアンテナ部30からのRF帯通信信号を低雑音増幅し、LNCでIF帯通信信号に周波数変換して、2分配器214を介してMODEM211に送る。MODEM211は、入力したベースバンドのIF帯通信信号から通信データを復調し、復調データに示される指定先の通信端末に送る。これにより、通信衛星SATを介したデータ通信が可能となる。
ここで、MODEM211は、通信品質を確保するために、不定期に出力レベルを変化させ、送信器2121におけるBUCのP1dBを求めるテスト機能が搭載されているものとする。この場合、申請電力に対して使用しているBUCのP1dBが大きい場合には、MODEM211が出力レベルを増強したときに申請電力を超える電波を送出してしまう。そこで、本実施例では、送信器2121に出力電力を申請電力以下に抑圧する機能を搭載させる。
図5は、上記送信器2121の具体的な構成を示すブロック図である。
図5において、送信器2121は、MODEM211からのIF帯通信信号を初段増幅器T1により所定の利得で増幅し、さらにデジタル方式の可変アッテネータ(DATT)T2により、減衰量を指定した制御信号に基づいて減衰してBUCに出力する送信器である。BUCは、中段増幅器T3、混合器T4で構成される。BUCは、中段増幅器T3により、可変アッテネータT2からのIF帯通信信号を所定の利得で増幅し、混合器T4でIF帯通信信号に局部発振信号LOを混合してRF帯通信信号に周波数変換(アップコンバート)し、終段増幅器T5に出力する。終段増幅器T5は、BUCからのRF帯通信信号を所定の利得で電力増幅して、分岐器T6を介してアンテナ部30へ出力する。ここで、上記分岐器T6は、入力されたRF帯通信信号の一部を分岐してRF電力検出器T7に送る。RF電力検出器T7は、分岐器T6で分岐されたRF帯通信信号を入力し、その電力を周期的に検出してその電力値を送信出力制御器T8に通知する。送信出力制御器T8には、プロセッサ213から通信回線接続時に稼働指示が与えられると、可変アッテネータT2の減衰量を初期値に設定する。
図6は、上記送信出力制御器T8において、出力電力を申請電力に制限する制御処理を示すフローチャートである。
図6において、送信出力制御器T8は、RF電力検出器T7で例えば秒単位で検出されるRF検出電力値(以下、検出電力値)Pdが入力されると(ステップS11)、検出電力値Pdと事前に登録された申請電力に対する上限許容値(以下、上限閾値)Prefと比較して、検出電力値Pdが上限閾値Prefを超えたか否かを判断する(ステップS12)。
ステップS12において、送信出力制御器T8は、検出電力値Pdが上限閾値Prefを超えた場合(YES)には、可変アッテネータT2の減衰量を初期設定値(次回は前回設定値)から0.5dB増加して(ステップS13)、アップコンバート前のIF帯通信信号の電力を低下させ、アップコンバート後のRF帯通信信号の検出電力値Pdが上限閾値Pref以下となるように制御して、次の検出電力値Pdの入力を待機(1秒)する(ステップS14)。
ステップS12において、送信出力制御器T8は、検出電力値Pdが上限閾値Prefを下回っている間(NO)は、可変アッテネータT2の減衰量が初期設定値か判断する(ステップS15)。
ステップS15において、初期設定値であれば(YES)、次の検出電力値Pdの入力を待機(1秒)し(ステップS16)、ステップS11に戻る。
ステップS15において、送信出力制御器T8は、可変アッテネータT2の減衰量が初期設定値でなければ(NO)、可変アッテネータT2の減衰量を0.5dB減少させて(ステップS17)、ステップS16に移行し、以後、0.5dBステップで段階的に初期設定値に戻す。
一方、ステップS12において、送信出力制御器T8は、検出電力値Pdが上限閾値Prefを超えた場合(YES)には、可変アッテネータT2の減衰量を増加して(ステップS13)、アップコンバート前のIF帯通信信号の電力を低下させ、アップコンバート後のRF帯通信信号の検出電力値Pdが上限閾値Pref以下となるように制御する。そして、1秒待機して(ステップS14)、ステップS11に戻る。
すなわち、本実施例では、MODEM211と送信器2121は、互いに連携する制御などは行わない構成とする。送信器2121は、通常、MODEM211から出力されたIF帯通信信号をBUCによってRF信号に周波数変換した後、所定の利得で増幅してアンテナ部30へ送出する。そのため、MODEM211のIF出力レベルが変化したかは、送信器2121の内部でRF出力レベルを検波することで検出する。MODEM211のIF出力レベルが変化するのは不定期のため、送信器2121のRF出力レベルを常時検波する。送信器2121のRF出力レベルが設定された上限閾値レベルを超えると、送信器2121の内部にあるデジタル方式の可変アッテネータT2の減衰量を制御し、RF出力レベルが設定した閾値レベル以上にならないように制御を行う。
以上のように、本実施例に係る衛星通信装置によれば、MODEM211が不定期に出力レベルを変化させて、送信器2121におけるBUCのP1dBを求める機能が搭載されている場合に、MODEM211の出力レベルの増強に際して、送信器2121の出力電力が申請電力に対する上限閾値を超えたことを検出した場合には、アップコンバート前のIF帯通信信号の電力を低下させ、アップコンバート後のRF帯通信信号の検出電力値Pdが申請電力の上限閾値値Pref以下となるように制御するので、申請電力を超える電波の送出を確実に抑制することができる。
なお、MODEM211では、テスト機能の実行中は、正確には送信器2121の電力を測定しているのではなく、管制局との間で通信を行って簡易的にC/N比を見ている。すなわち、送信器2121から出力されるRF通信信号が1dB上昇すると、直線性が取れている所ではC/N比も1dB上昇することに着目し、C/N比を簡易的に送信器2121の出力電力として捉え、P1dBのポイントを見つける。このことから、MODEM211のテスト機能の実行中に送信器2121の出力電力を抑圧しても、MODEM2121のテスト機能の処理に影響を及ぼすものではない。
(第2の実施例)
図7は、第2の実施例として、図1に示す衛星通信システムの車載局MS1または可搬局MS2に用いられる可搬型の衛星通信装置40の外観を側面から見た平面図、図8は図7に示す衛星通信装置40の通信処理系統、制御処理系統を示す機能ブロック図である。
上記衛星通信装置40はいわゆるVSAT装置であり、衛星捕捉装置としての機能も備え、そのサイズはユーザが持ち運べる程度にコンパクトで、重量も抑えられている。この衛星通信装置40は、例えば災害現場に運んで非常用の通信局として利用することができる。
上記衛星通信装置40は、通信信号の変復調を行う本体部50と、本体部50の上部でアンテナ方位角を制御する方位角制御部60と、本体部50の上部でアンテナ仰角を制御する仰角制御部70と、アンテナ偏波角を制御する偏波角制御部80と、通信信号を送受信する無線部90と、無線部90と一体化され、平面アンテナにより通信衛星SATとの間で電波を送受信するアンテナ部100を備える。
上記本体部50は、信号処理基板51をハウジング52に収容したもので、ハウジング52の側面にはLANコネクタ53が取り付けられる。更に、その内部には位置センサ54、傾斜センサ55、メモリ56が用意される。また、ハウジング51の下面には、3個以上の支持脚57を装備する。
信号処理基板51は、通信処理系統として、MODEM511を備え、制御処理系統として、プロセッサ(CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)など)512を備える。
MODEM511は、第1の実施例のMODEM211と同様の変復調機能とテスト機能を有する変復調部である。MODEM511は、LANコネクタ53に接続され、LANコネクタ53に接続される通信端末からの通信データを変調し、ベースバンドのIF帯通信信号を生成して無線部90に出力し、無線部90からのIF帯通信信号を入力して通信データを復調し、通信端末に出力する。
プロセッサ512は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)などの演算処理装置で構成される。プロセッサ512は、MODEM511及び無線部90の信号処理を制御する機能と共に、アンテナ部100の指向方向を制御する指向制御処理S1、通信衛星SATからの電波を捕捉する衛星捕捉処理S2、通信衛星SATとの通信回線を接続する回線制御処理S3を実行する機能を備える。
位置センサ54は、例えば、GPS(Global Positioning System)により、衛星通信装置40の設置場所の位置情報(例えば緯度および経度)を取得するセンサである。位置センサ54で取得された位置情報はプロセッサ512に渡される。
傾斜センサ55は、設置場所における本体部50の傾斜量を含む傾斜情報を取得するセンサである。傾斜量は、例えば、加速度センサを用いて設置場所における地球の重力加速度を検知することで、取得することができる。その傾斜量等の情報は、衛星通信装置40の姿勢を示す指標として利用することができる。取得された傾斜情報はプロセッサ512に渡される。
メモリ56は、傾斜情報561と、衛星目標角テーブル562とを記憶する記憶部である。傾斜情報561は、傾斜センサ55でセンシングされた傾斜情報である。衛星目標角テーブル562は、位置センサ54でセンシングされた地上での位置情報(例えば緯度、経度)に、捕捉すべき通信衛星SATの衛星目標角(方位角、仰角、偏波角)を対応付けたテーブルである。例えば、北海道札幌市の緯度は141.4°、経度は43.1°であり、この位置において、或る通信衛星SATの目標角(方位角、仰角、偏波角)は(151.2°、36.1°、10.4°)であることが示されている。
3個以上の支持脚57は、それぞれ高さ調整機構を有する。衛星通信装置40を設置するときは、基準面(後述のターンテーブル61の上面)が水平になるように、3個以上の支持脚57それぞれの高さを調整する。
上記方位角制御部60は、ターンテーブル61と、方位角制御ユニット62とを備える。方位角制御ユニット62は、内部に方位角制御モータ制御器621、方位角制御モータ622を備える。
上記ターンテーブル61は、本体部50のハウジング52の上部に、回転軸(方位軸またはAZ(Azimuth)軸)A1周りに回転自在に配置される。方位角制御モータ622はターンテーブル61と係合している。方位角制御モータ制御部621は方位角制御モータ622を駆動制御することにより、ターンテーブル61を指定されたアンテナ方位角に回転させることができる。
上記仰角制御部70は、支持柱71と、軸受け72と、仰角制御ユニット73とを備える。
支持柱71は、偏波角制御部80の筐体を両側から支持し、偏波角制御部80を通じて本体部50と無線部90の背面筐体とを物理的に接続する。軸受け72は、ターンテーブル61の上面に配置され、支持柱71の一端側が回転軸(仰角軸またはEL(Elevation)軸)A2周りに回転自在に取り付けられる。仰角制御ユニット73は、内部に仰角制御モータ制御器731、仰角制御モータ732を備える。仰角制御モータ732の回転軸は、軸受け72と係合している。仰角制御モータ制御器731は仰角制御モータ732を駆動制御することにより、支持柱71を回転軸A2周りに指定されたアンテナ仰角まで回転させることができる。
上記偏波角制御部80は、連結器81と偏波角制御ユニット82とを備える。連結器81は、偏波角制御ユニット82の筐体と無線部90及びアンテナ部100の一体ユニットの背面とを回転軸(偏波軸またはPOL(Polarization)軸)A3周りに回転自在に連結する。偏波角制御ユニット82は、内部に偏波軸制御モータ制御部821と偏波軸制御モータ822を備える。
偏波角制御モータ822の回転軸は連結器81と係合している。偏波角制御モータ制御部821は偏波角制御モータ822を駆動制御することにより、連結器81を指定されたアンテナ偏波角まで回転させることができる。
上記無線部90は、アンテナ部100の背面と一体化したハウジング91と、その内部に収容され、無線ユニット92と、2式の2分配器93と、送信・受信モニタ94と、受信電波強度検出器95とを備える。
無線ユニット92は、第1の実施例の無線ユニット212と同構成であり、送信器921、RF分岐・合成器922、受信器923を備え、本体部50のMODEM511から送られてくるベースバンドの中間周波数帯(以下、IF帯)信号を送信器921が持つBUCによって無線周波数帯(以下、RF帯)信号に周波数変換してアンテナ部100に出力し、アンテナ部100からのRF帯信号を受信器923が持つLNCによってIF帯信号に周波数変換してMODEM511に出力する。上記送信器922の具体的な構成については、図4に示した第1の実施例の送信器2121と同様であるため、ここでは説明を省略する。
2分配器93は、第1の実施例の2分配器214と同様に、MODEM511から無線ユニット92への通信信号、無線ユニット92からMODEM511への通信信号をそれぞれ2分配して送信・受信モニタ94に送る。
送信・受信モニタ94は、第1の実施例の送信・受信モニタ26と同様に、送信時及び受信時に通信信号から分配される信号の電力値をモニタ表示する表示器である。
受信電波強度検出器95は、無線ユニット92の受信器923で得られたアンテナ受信信号から受信電波強度を検出して本体部50のプロセッサ512に送る。
上記アンテナ部100は、第1の実施例のアンテナ部30と同様に、アンテナ素子をアレイ状に配列したアンテナ基板101をレドーム102に収容した、平面型の送受信アンテナである。
アンテナ基板101の給電端は無線部90のRF送受信端に接続される。すなわち、アンテナ部100は、無線ユニット92から出力されるRF帯通信信号を通信衛星SATに向けて送出し、通信衛星SATから送信されるRF帯通信信号を受信し、そのRF帯通信信号を無線ユニット92に送る。
ここで、上記アンテナ部100のサイズは例えば50 cm×50 cmである。図示される平面型のアンテナ以外にも、例えばパラボラアンテナを用いることもできる。電波のエネルギーロスを最小限にするために、アンテナ部100の指向性は鋭く設計されている。このため、衛星通信装置40は、互いに異なる3つの軸である通信衛星SATへの方位角(Azimuth:AZ)、仰角(Elevation:EL)、偏波角(Polarization:POL)を正確に合わせるためのアンテナ指向制御系として、方位角制御部60、仰角制御部70、偏波角制御部80を備える。
上記構成による衛星通信装置40において、任意の場所に設置された後の通信衛星SATとの通信回線接続方法について説明する。
本体部50が起動されると、プロセッサ512は、指向制御処理S1により、アンテナ部100のアンテナを通信衛星SATに指向させ、衛星捕捉処理S2により、通信衛星SATからの電波を捕捉して、電波強度が十分なレベルとなるように指向方向を調整した後、回線制御処理S3により、通信衛星SATとの通信回線を接続して、通信端末との通信を行う。以下、指向制御処理S1、衛星捕捉処理S2、回線制御処理S3の処理内容を順に説明する。
まず、上記指向制御処理S1では、位置センサ54でセンシングされた位置情報とメモリ56に保存された傾斜情報に基づいて、メモリ56の衛星目標角テーブル562を参照して通信衛星SATの方向を割り出し、方位角制御部60、仰角制御部70、偏波角制御部80に目標とする方位角、仰角、偏波角を指示する。方位角制御部60は、目標方位角の指示を受けて、方位角制御モータ制御器621により方位角制御モータ622を駆動制御して、ターンテーブル61をA1軸周りに回転させ、アンテナ方位角を目標方位角に合わせる。仰角制御部70は、目標仰角の指示を受けて、仰角制御モータ制御器731により仰角制御モータ732を駆動制御して、軸受け72に端部が装着された支持柱71を回転軸A2周りに回転させ、アンテナ仰角を目標仰角に合わせる。偏波角制御部80は、目標偏波角の指示を受けて、偏波角制御モータ制御器821により偏波角制御モータ822を駆動制御して、連結器81を回転軸A3周りに回転させ、アンテナ偏波角を目標偏波角に合わせる。
ここで、上記指向制御処理S1では、アンテナ部100の方位角方向の回転に連動して、アンテナ部100の仰角を変化させる。その際、傾斜センサ55でセンシングされた衛星通信装置40の傾斜情報561を参照し、アンテナ部100の仰角の角度を本体部50の傾きによらず一定とすべく、アンテナ部100の仰角を変化させる。このときのアンテナ部100の方位角方向の回転角度に対応するアンテナ部100の仰角は、傾斜情報561に基づいて算出する。また、算出した仰角に対応する仰角制御モータ732の回転速度を算出する。
すなわち、上記指向制御処理S1では、方位角方向に360度サーチを行い、傾斜センサ55で衛星通信装置40の傾きを測定し、傾斜情報を得る。そして、傾斜情報に基づいて線形代数3次元回転方程式から、簡易的なエレベーション軸角度(ELVSAT)を計算するための式を導く。さらに、6点サンプリングアルゴリズムへ単純化する。これにより、ソフトウェア実装の制限を緩和し、最小限のリソースで衛星を確実に捕捉することが可能となる。
この場合、衛星通信装置40の位置情報から衛星通信装置40と衛星SATとのエレベーション(ELSAT)を求め、衛星通信装置40の傾きを補正して、常に同じエレベーション角度(ELSAT)で360度サーチを実施できるようにしている。このようにして、方位センサに頼らずに衛星SATを捕捉可能としている。
次に、上記衛星捕捉処理S2では、無線部90の受信電波強度検出器95で検出される電波受信強度をモニタし、受信信号の受信強度がピークとなる角度を検出して、方位角制御部60、仰角制御部70、偏波角制御部80にアンテナ部100の方位角、仰角、偏波角を指示し、目標とする通信衛星SATからの電波を十分な利得で捕捉する。
また、回線制御処理S3では、衛星捕捉処理S2の処理完了後、MODEM511、送信器921、受信器922に通信回線接続の指示を送り、MODEM511に接続された通信端末と通信衛星SATとの通信回線を確立する。
上記構成において、通信回線確率後の通信処理、上記送信器921の送信出力制御器T8における出力電力を申請電力に制限する制御処理については、第1の実施例と同様であるので、ここではその説明を省略する。
すなわち、本実施例においても、MODEM511と送信器921は、互いに連携する制御などは行わない構成とする。送信器921は、通常、MODEM511から出力されたIF帯通信信号をBUCによってRF信号に周波数変換した後、所定の利得で増幅してアンテナ部100へ送出する。そのため、MODEM511のIF出力レベルが変化したかは、送信器921の内部でRF出力レベルを検波することで検出する。MODEM511のIF出力レベルが変化するのは不定期のため、送信器921のRF出力レベルを常時検波する。送信器921のRF出力レベルが設定された上限閾値レベルを超えると、送信器921の内部にあるデジタル方式の可変アッテネータT2の減衰量を制御し、RF出力レベルが設定した閾値レベル以上にならないように制御を行う。
以上のように、本実施例に係る衛星通信装置40によれば、MODEM511が不定期に出力レベルを変化させて、送信器921におけるBUCのP1dBを求める機能が搭載されている場合に、MODEM511の出力レベルの増強に際して、送信器921の出力電力が申請電力に対する上限閾値を超えたことを検出した場合には、アップコンバート前のIF帯通信信号の電力を低下させ、アップコンバート後のRF帯通信信号の検出電力値Pdが申請電力の上限閾値値Pref以下となるように制御するので、申請電力を超える電波の送出を確実に抑制することができる。
なお、本実施例においても、MODEM511では、テスト機能の実行中は、正確には送信器921の電力を測定しているのではなく、管制局との間で通信を行って簡易的にC/N比を見ている。すなわち、送信器921から出力されるRF通信信号が1dB上昇すると、直線性が取れている所ではC/N比も1dB上昇することに着目し、C/N比を簡易的に送信器921の出力電力として捉え、P1dBのポイントを見つける。このことから、MODEM511のテスト機能の実行中に送信器921の出力電力を抑圧しても、MODEM511のテスト機能の処理に影響を及ぼすものではない。
なお、本発明は上記実施形態をそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
SAT…通信衛星、FS1~FSn…固定局、MS1…車載局、MS2…可搬局、
10…衛星通信装置(VSAT装置)、
20…本体部、21…信号処理基板、211…MODEM、212…無線ユニット、2121…送信器、T1…初段増幅器、T2…可変アッテネータ(DATT)、T3…中段増幅器、T4…混合器、T5…終段増幅器、T6…分岐器、T7…RF電力検出器、T8…送信出力制御器、2122…RF分岐・合成器、2123…受信器、213…プロセッサ、214…2分配器、215…フィルタ、216…AC/DC変換器、22…ハウジング、23…電源スイッチ、24…電源コネクタ、25…LANコネクタ、26…送信・受信モニタ、
30…アンテナ部、31…アンテナ基板、32…レドーム、200…Wi-Fiルータ、201…ノートPC、202…VoIP電話、203…タブレット、
40…衛星通信装置(VSAT装置)、50…本体部、51…信号処理基板、511…MODEM、512…プロセッサ、S1…指向制御処理、S2…衛星捕捉処理、S3…回線制御処理、52…ハウジング、53…LANコネクタ、54…位置センサ、55…傾斜センサ、56…メモリ、561…傾斜情報、562…衛星目標角テーブル、57…支持脚、
60…方位角制御部、61…ターンテーブル、62…方位角制御ユニット、621…方位角制御モータ制御器、622…方位角制御モータ、
70…仰角制御部、71…支持柱、72…軸受け、73…仰角制御ユニット、731…仰角制御モータ制御器、732…仰角制御モータ、
80…偏波角制御部、81…連結器、82…偏波角制御ユニット、821…偏波軸制御モータ制御部、822…偏波軸制御モータ、
90…無線部、91…ハウジング、92…無線ユニット、921…送信器、922…RF分岐・合成器、923…受信器、93…2分配器、94…送信・受信モニタ、95…受信電波強度検出器、
100…アンテナ部、101…アンテナ基板、102…レドーム。

Claims (3)

  1. 通信端末からの通信データを中間周波数帯の通信信号に変調して送信出力し、通信衛星からの電波を受信して得られた中間周波数帯の通信信号を復調して前記通信端末に出力する変復調機能と、不定期に前記送信出力される通信信号の出力レベルを変化させて送信出力特性を求めるテスト機能とを備えるモデムと、
    前記モデムから出力される中間周波数帯の通信信号を無線周波数帯に変換するアップコンバータと、前記アップコンバータの入力レベルを指示に応じた減衰量で減衰する可変減衰器と、前記アップコンバータで無線周波数帯に変換された通信信号を電力増幅して出力する増幅器と、前記増幅器で電力増幅された出力の電力値を検出する検出器と、前記検出器で検出された検出電力値を電力上限閾値と比較し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を超えるとき、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回るまで、前記可変減衰器に前記減衰量を初期設定値から段階的に増加するように指示を出し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回った後は、前記可変減衰器の減衰量を段階的に初期設定値に戻すように指示を出す出力制御器と、を備える送信器と、
    前記送信器から出力される無線周波数帯の通信信号を通信衛星に向けて送信し、前記通信衛星からの無線周波数帯の通信信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナで受信された無線周波数の通信信号を増幅し、中間周波数帯に変換して前記モデムに出力する受信器と
    を具備する衛星通信装置。
  2. 通信端末からの通信データを中間周波数帯の通信信号に変調して送信出力し、通信衛星からの電波を受信して得られた中間周波数帯の通信信号を復調して前記通信端末に出力する変復調機能と、不定期に前記送信出力される通信信号の出力レベルを変化させて送信出力特性を求めるテスト機能とを備えるモデムを用いた衛星通信装置に用いられる送信器であって、
    前記モデムから出力される中間周波数帯の通信信号を無線周波数帯に変換するアップコンバータと、
    前記アップコンバータの入力レベルを指示に応じた減衰量で減衰する可変減衰器と、
    前記アップコンバータで無線周波数帯に変換された通信信号を電力増幅して出力する増幅器と、
    前記増幅器で電力増幅された出力の電力値を検出する検出器と、
    前記検出器で検出された検出電力値を電力上限閾値と比較し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を超えるとき、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回るまで、前記可変減衰器に前記減衰量を初期設定値から一定量で段階的に増加するように指示を出し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回った後は、前記可変減衰器に前記減衰量を一定量で段階的に初期設定値に戻すように指示を出す出力制御器と
    を備える衛星通信装置の送信器。
  3. 通信端末からの通信データを中間周波数帯の通信信号に変調して送信出力し、通信衛星からの電波を受信して得られた中間周波数帯の通信信号を復調して前記通信端末に出力する変復調機能と、不定期に前記送信出力される通信信号の出力レベルを変化させて送信出力特性を求めるテスト機能とを備えるモデムを用いた衛星通信装置に用いられる送信器の送信方法であって、
    前記送信器は、
    アップコンバータによって、前記モデムから出力される中間周波数帯の通信信号を入力して無線周波数帯に変換する周波数変換ステップと、
    可変減衰器によって、前記モデムからの中間周波数帯の通信信号の入力レベルを指示に応じた減衰量で減衰する減衰ステップと、
    増幅器によって、前記周波数変換ステップで無線周波数帯に変換された通信信号を電力増幅して出力する増幅ステップと、
    検出器によって、前記増幅器で増幅された出力の電力値を検出する検出ステップと、
    出力制御器によって、前記検出器で検出された検出電力値を電力上限閾値と比較し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を超えるとき、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回るまで、前記可変減衰器に前記減衰量を初期設定値から一定量で段階的に増加するように指示を出し、前記検出電力値が前記電力上限閾値を下回った後は、前記可変減衰器に前記減衰量を一定量で段階的に初期設定値に戻すように指示を出す出力制御ステップと
    を備える衛星通信装置の送信方法。
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