JP7635603B2 - 包装容器 - Google Patents
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Description
また、特許文献1では、チャック部材に限らず、面ファスナーを用いてもよいと記載されている。
図1は、本実施形態の包装容器101の平面図である。なお、図1では、シールされている領域をハッチングによって示している。
図2は、包装容器101を開封した状態を示す斜視図である。
なお、図1から図2を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張したり、省略したりして示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
図2に示すように、包装容器101の容器本体部106は、側部133に連接される側部フィルム124、125からなるガセット折込部(以下、サイドガセット部と呼ぶ)を備え、下方を折ることにより自立させることも可能なガセット袋形式の袋状の容器であり、可撓性を有する積層フィルム(包材)で構成されている。容器本体部106を構成する積層フィルムは、表面を形成する表面フィルム121と、裏面を形成する裏面フィルム122と、側部フィルム124、125とを備える。なお、本実施形態では、底部(第2縁)132にはガセット部を設けていない例を挙げて説明するが、底部132にもガセット部を設ける構成としてもよい。
容器本体部106の上部(第1縁)131において、表面フィルム121の上部と裏面フィルム122の上部と、2つ折りに折り畳んだ側部フィルム124、125の上部とが、ヒートシール(熱溶着)により接合される。この接合により、容器本体部106の上部131には、表面フィルム121の上部と裏面フィルム122の上部と、側部フィルム124、125の上部とを接合するシール部として、上部シール部141が形成される。すなわち、本実施形態の包装容器101が上端部までサイドガセット部が構成されている。
側部シール部143には、容器本体部106の上部シール部141を切り離して開口部OP(図2参照)を構成するためのノッチ107が設けられている。
ノッチ107は、上部シール部141を容器本体部106から切り離して、包装容器101を開封するために設けられている。ノッチ107は、側部シール部143の上端側であって、上部シール部141よりも下側に、上部シール部141と略平行に設けられた切り込みであり、容器本体部106の側部133の縁から収容部102側へ収容部102に貫通しないようにして設けられている。
収容部102は、容器本体部106の内部にあって、内容物を収容可能とする空間である。ノッチ107を用いて上部シール部141を容器本体部106から切り離して、包装容器101を開封すると、収容部102上方が開放される(図2参照)。
図3は、本実施形態の包装容器101に使用される積層フィルム160の断面図である。
容器本体部106を構成する表面フィルム121、裏面フィルム122、側部フィルム124、125は、積層フィルム160からなる。上述のように、容器本体部106は、一対の表面フィルム121、裏面フィルム122、側部フィルム124、125をなす積層フィルム160をヒートシールすることによって製袋される。このため、積層フィルム160には、少なくとも、基材層161と、容器内方側となる部分にシール性を有するシーラント層164が設けられている。また、基材層を複数備えていてもよいし、シーラント層が複数の層から構成されていてもよい。
本実施形態の容器本体部106では、印刷基材となる基材層161が、シーラント層164よりも容器外方側となる部分に設けられている。なお、積層フィルム160は、必要に応じて、用途に応じて種々の機能を付与すべく、他の層163を含んで構成してもよい。
蒸着層は、アルミニウムなどの金属の蒸着層からなる金属蒸着層であってもよく、酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物の蒸着層からなる透明蒸着層であってもよい。
有機被覆層は、バリアコート剤を蒸着膜上に塗布し固化して形成されるものである。バリアコート剤は金属アルコキシド、水酸基含有水溶性樹脂、必要に応じて加えられるシランカップリング剤、ゾルゲル法触媒、酸などから構成される。
なお、他の層163は、上述の機能層を2層以上積層されるようにしてもよい。
この場合、基材層との間にアンカーコート層(AC層)があってもよく、例えば、それ自体既知のドライラミネート法にて一般に用いられる接着剤を用いることができ、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤等を用いることができる。
(A)第1基材層/シーラント層
(B)第1基材層/第2基材層/シーラント層
(C)第1基材層/第2基材層/第3基材層/シーラント層
積層フィルム160の具体例としては、容器外方側から順に、以下のような層構成を例示できる。
(1)PET厚さ12μm/無機酸化物の蒸着層/有機被覆層/2軸延伸ポリアミドフィルム厚さ15μm/CPP層厚さ70μm
(2)2軸延伸ポリアミドフィルム厚さ15μm/PET厚さ12μm/無機酸化物の蒸着層/有機被覆層/CPP層厚さ70μm
(3)PET厚さ12μm/無機酸化物の蒸着層/有機被覆層/PET厚さ12μm/CPP層厚さ70μm
(4)PET厚さ12μm/無機酸化物の蒸着層/有機被覆層/PET厚さ12μm/PET厚さ12μm/CPP層厚さ70μm
(5)PET厚さ12μm/PET厚さ12μm/アルミニウム蒸着層/LLDPE厚さ60μm
(6)紙(50g/m2)/アルミニウム蒸着層/CPP厚さ30μm
面ファスナー部180は、収容部102の上方、かつ、ノッチ107よりも下方に設けられており、開封後に再封止を可能とする部位であり、対向して配置される一本の面ファスナーテープ(面ファスナー)により構成することができる。面ファスナー部180は、上部131に沿って延在しており、1本の面ファスナーテープを収容部102の内面全周にわたって取り付けて構成されている。本実施形態では、表面フィルム121と側部フィルム124とをシールする側部シール部143の位置に面ファスナーテープの端部を配置し、表面フィルム121、側部フィルム125、裏面フィルム122、側部フィルム124のそれぞれの内面側の全周にわたって配置されている。すなわち、面ファスナー部180は、側部シール部143においては、表面フィルム121と側部フィルム125との間、表面フィルム121と側部フィルム124との間、裏面フィルム122と側部フィルム125との間、裏面フィルム122と側部フィルム124との間、のそれぞれで挟まれてともにシールされている。
なお、側部シール部143に位置する面ファスナーは、ヒートシールされることよって、面ファスナー同士、及び、それぞれ接するフィルム(表面フィルム121、裏面フィルム122、側部フィルム124、側部フィルム125)と溶着された状態となる。
本実施形態では、面ファスナー部180の具体的な形態として、面ファスナーA、B、Cの3種類の面ファスナーを例示する。
図5は、面ファスナーAの形態の面ファスナー部180の斜視図である。
図6は、面ファスナーAの形態の面ファスナー部180の平面図である。
図7は、面ファスナーAの形態の面ファスナー部180を図6中の矢印B-Bの位置で切断した断面図である。
図8は、面ファスナーAの形態の面ファスナー部180を図6中の矢印C-Cの位置で切断した断面図である。
なお、図5及び図6中で矢印MDで示した方向をMD(machine direction)方向、矢印TDで示した方向をTD(transverse direction)方向と呼ぶこととする。
面ファスナー部180は、両者が対向して係合されるファスナー面に、フック状係合素子181と柱状係合素子182とが、それぞれ複数配列されている。
面ファスナー部180に用いることができるポリエチレンとしては、HDPE、MDPE、LDPE、LLDPE等が挙げられるが、シール性の観点から、LLDPEが好ましい。なお、面ファスナー部180に用いる材料には、複数のポリエチレンを含んでいてもよいし、ポリプロピレン等の他の樹脂を一部含んでいてもよく、カット性や強度、腰(ループスティフネス)の観点から他種のブレンドを行うことができる。
柱部181aは、基部183のファスナー面から略垂直に立ち上がって柱状に構成されている。本実施形態では、柱部181aは、MD方向がTD方向よりも長い直方体形状となっている。
係合突起部181bは、柱部181aの頂部に設けられており、柱部の立ち上がり方向と交差する方向に突出している。本実施形態では、係合突起部181bは、TD方向に突出しているが、MD方向にも突出していてもよい。
また、フック状係合素子181は、間に柱状係合素子182を挟んで多数列配置されており、各列におけるフック状係合素子181のMD方向の位置は、意図的に位置を不規則にずらしている。
また、柱状係合素子182は、間にフック状係合素子181を挟んで多数列配置されており、各列における柱状係合素子182のMD方向の位置は、意図的に位置を不規則にずらしている。
図10は、図6及び図9中に示すd1~d11の各寸法を示す図である。
図10中の寸法例の欄には、面ファスナー部180の実測値を示しており、好ましい寸法範囲の欄には、本発明に好適に用いることができる好ましい寸法範囲を示している。
フック状係合素子181の高さd1は、300μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181の高さd1は、700μm以下が望ましい。
柱状係合素子182の高さd1は、300μm以上が望ましい。また、柱状係合素子182の高さd1は、700μm以下が望ましい。
フック状係合素子181のMD方向長さd2は、500μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181のMD方向長さd2は、700μm以下が望ましい。上記範囲よりも短いと嵌め合い強度が弱くなり、長いと嵌め合い強度が強くなりすぎ、また、突起が脱落するリスクが高まるからである。
柱状係合素子182のMD方向長さd2は、100μm以上が望ましい。また、柱状係合素子182のMD方向長さd2は、300μm以下が望ましい。
柱状係合素子182のTD方向幅d3は、100μm以上が望ましい。また、柱状係合素子182のTD方向幅d3は、350μm以下が望ましい。
フック状係合素子181のTD方向全幅d4は、300μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181のTD方向幅d4は、950μm以下が望ましい。
係合突起部181bの返し角度d6は、45°以上が望ましい。また、係合突起部181bの返し角度d6は、90°以下が望ましい。小さいと嵌め合い強度が強まって脱落しやすくなり、大きいと嵌め合いできないからである。なお、図9(a)は、図5から図8に示したd6=90°の形態の場合を示しており、図9(b)は、d6が90°未満である変形形態を示している。
フック状係合素子181のMD方向間隔d8は、100μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181のMD方向幅間隔d8は、500μm以下が望ましい。
柱状係合素子182のMD方向間隔d8は、100μm以上が望ましい。また、柱状係合素子182のMD方向幅間隔d8は、500μm以下が望ましい。
また、面ファスナー部180のTD方向幅は、5mm以上であることが望ましい。また、面ファスナー部180のTD方向幅は、20mm以下が望ましい。上記範囲よりも狭いと樹脂量が少ないため面ファスナーとしての密着(接合)ができず、広いと腰(ループスティフネス)が強くなりすぎるからである。
上述したフック状係合素子と柱状係合素子とを有する面ファスナーテープを、面ファスナーAとも呼ぶこととする。
先に説明した面ファスナーAでは、フック状係合素子と柱状係合素子とを有するが、柱状係合素子を設けずに、全てをフック状係合素子とする構成の面ファスナーテープ(フック状係合素子のみを有する面ファスナーテープ)を用意した。また、このフック状係合素子のみを有する面ファスナーテープについては、PEを主材料とするもの(以下、面ファスナーBとも呼ぶ)と、PPを主材料とするもの(以下、面ファスナーCとも呼ぶ)との2種類を用意した。
図11は、面ファスナーB、Cの形態の面ファスナー部180の斜視図である。
図12は、面ファスナーB、Cの形態の面ファスナー部180の平面図である。
図13は、面ファスナーB、Cの形態の面ファスナー部180を図12中の矢印G-Gの位置で切断した断面図である。
図14は、面ファスナーB、Cの形態の面ファスナー部180を図12中の矢印H-Hの位置で切断して拡大した断面図である。
図15は、図12及び図14中に示すd1~d10の各寸法を示す図である。
図15中の寸法例の欄には、面ファスナーテープの実測値を示しており、好ましい寸法範囲の欄には、本発明に好適に用いることができる好ましい寸法範囲を示している。
フック状係合素子181の高さd1は、300μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181の高さd1は、700μm以下が望ましい。
フック状係合素子181のMD方向長さd2は、500μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181のMD方向長さd2は、700μm以下が望ましい。上記範囲よりも短いと嵌め合い強度が弱くなり、長いと嵌め合い強度が強くなりすぎ、また、突起が脱落するリスクが高まるからである。
フック状係合素子181のTD方向全幅d4は、300μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181のTD方向幅d4は、950μm以下が望ましい。
係合突起部181bの返し角度d6は、45°以上が望ましい。また、係合突起部181bの返し角度d6は、90°以下が望ましい。小さいと嵌め合い強度が強まって脱落しやすくなり、大きいと嵌め合いできないからである。なお、図14(a)は、図11から図13に示したd6=90°の形態の場合を示しており、図14(b)は、d6が90°未満である変形形態を示している。
フック状係合素子181のMD方向間隔d8は、100μm以上が望ましい。また、フック状係合素子181のMD方向幅間隔d8は、500μm以下が望ましい。
また、面ファスナー部180のTD方向幅は、5mm以上であることが望ましい。また、面ファスナー部180のTD方向幅は、20mm以下が望ましい。上記範囲よりも狭いと樹脂量が少ないため面ファスナーとしての密着(接合)ができず、広いと腰(ループスティフネス)が強くなりすぎるからである。
図17は、サイドガセット部付近と中央付近との双方を再封した状態を示す図である。
図16に示すように、本実施形態の包装容器101は、面ファスナー部180が開口部の内側の全周に設けられているので、サイドガセット部についても確実に再封を行うことができる。
また、側部シール部143においても面ファスナー部180が挟まれてともにシールされた形態となっていることから、再封時に接合を開始する部位が明確となり、再封作業を簡単に開始することができる。
また、図17に示すように中央付近においても、面ファスナー部180によって再封を行うことができ、開口部を完全に再封可能である。なお、図16、17では、説明のために各部の厚さを誇張して示しているため、ガセット部の厚さによって段差が生じるかのようにも見えるが、実際には、ガセット部の厚さによって再封に悪影響が生じることはない。
包装容器101を開封し、内容物を一部取り出して、残りを保管したい場合には、面ファスナー部180を用いて包装容器101を再封することが可能である。このとき、一方側のフック状係合素子181が他方側のフック状係合素子181、又は、柱状係合素子182との間の隙間に挿入されて各係合素子同士が当接することにより嵌め合って着脱自在に係合して、面ファスナー部180のファスナー面が適度な強度で接合される。また、接合している面ファスナー部180を引き剥がすことにより、両者の接合を容易に解除することができ、再開封することができる。
従来のチャックテープを用いた再封可能な包装容器では、雄雌の係合部の位置を正確に合わせて接合する必要があり、再封作業に慣れが必要であったり、慎重な作業が必要であったりした。しかし、本実施形態の包装容器101では、雄雌の区別がなく双方が同じ形態のファスナー面を備える面ファスナー部180を用いるので、再封作業を簡単かつ確実に行うことができる。
本実施形態では、サイドガセット部が上端まで設けられていることから、サイドガセット部を有効に利用して大きな開口面積を実現することができ、内容物の取り出し作業性が飛躍的に向上する。しかも、上述したように再封可能であることから、利便性の非常に高い包装容器を提供できる。
上記実施形態の構成において、いずれも面ファスナー部180を設けることにより、再封を可能な包装容器としている。ここで、側部シール部143において、面ファスナー部180は、折り返されるように折り曲げられる。また、側部フィルム124、125のサイドガセット部においても同様に折り曲げられる。上記実施形態で面ファスナー部180に用いている面ファスナーテープは、樹脂成型品であるので、適切な構成としないと、剛性が高いため開口しても元の形状に戻りやすくなってしまい、取出し性が劣ることになる恐れがある。
そこで、本発明の上記包装容器101で面ファスナー部180に用いる面ファスナーテープは、ループスティフネスを適切な値とすることにより、曲げ剛性(腰)が適度に弱いように構成した。
上記実施形態で説明した包装容器101を実施例として複数種類作製し、さらに、比較例を複数種類作製し、ループスティフネスと実用性及び利便性について評価を行った。
図26は、複数種類の包装容器のサンプルを作成して再封時のループスティフネスと接合性と取出し性について評価した結果をまとめた図である。
図26に示す評価は、本発明の実施例を5つ、比較例を9つについて行った。
また、比較例に用いた従来のチャック部材は、オス形状とメス形状とを位置合わせして嵌め合わせる形態のものであり、タキロンシーアイ株式会社製の幅13mmの「PP-13RET」を用いた。
図27は、チャック部材を非全周に設ける形態を説明する図である。図27(a)には、全周に設ける実施例の形態を比較のため記載している。サイドガセットが設けられている場合に、チャック部材を非全周に設ける形態としては、図27(b)の形態と、図27(c)の形態とが考えられる。
面ファスナーを全周に設ける場合には、図27(a)の内面A1~A6の全ての面に面ファスナーを設けた。
チャック部材を図27(b)の形態で非全周に設ける場合には、図27(b)中の内面B1及びB4にチャック部材のオス形状を配置し、内面B2及びB3にチャック部材のメス形状を配置した。
チャック部材を図27(c)の形態で非全周に設ける場合には、図27(c)中の内面C1にチャック部材のオス形状を配置し、内面C2、C3、C4にチャック部材のメス形状を配置した。
また、取出し性の評価は、開口部の最大開口面積で評価を行っており、サイドガセット部が有効に利用可能で図19に示すような開口部を形成できる場合を「〇」とし、それ以外を「×」とした。なお、取出し性の評価は、接合性において「×」のサンプルについては、評価不要と判断し、「-」と示した。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、面ファスナーAを全周に取り付けてサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、実施例1を作製した。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、面ファスナーBを全周に取り付けてサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、実施例2を作製した。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、面ファスナーCを全周に取り付けてサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、実施例3を作製した。
PET厚さ12μmとアルミニウム蒸着PET厚さ12μmとLLDPE厚さ60μmを押出しPE厚さ15μmでラミネートした積層体を、面ファスナーAを全周に取り付けてサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、実施例4を作製した。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、チャック部材を全周に取り付けて上部までサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、比較例1を作製した。サイドガセット部分の接合ができなかった。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、取り付け部にはサイドガセットを作らずチャック部材を取り付けて上部にはサイドガセット部がなく下方のみにサイドガセットを有する包装容器に製袋し、比較例2を作製した。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、チャック部材を非全周に用いて上部までサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、実施例3を作製した。
この比較例3におけるチャック部材の取り付け方は、図27(b)の形態とした。
PET厚さ12μmとアルミニウム蒸着PET厚さ12μmとLLDPE厚さ60μmを押出しPE厚さ15μmでラミネートした積層体を、チャック部材を全周に取り付けて上部までサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、比較例4を作製した。比較例4では、サイドガセット部分の勘合ができなかった。
PET厚さ12μmとアルミニウム蒸着PET厚さ12μmとLLDPE厚さ60μmを押出しPE厚さ15μmでラミネートした積層体を、取り付け部にはサイドガセットを作らずチャック部材を取り付けて上部にはサイドガセット部がなく下方のみにサイドガセットを有する包装容器に製袋し、比較例5を作製した。
PET厚さ12μmとアルミニウム蒸着PET厚さ12μmとLLDPE厚さ60μmを押出しPE厚さ15μmでラミネートした積層体を、チャック部材を非全周に用いて上部までサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、比較例6を作製した。
この比較例6におけるチャック部材の取り付け方は、図27(b)の形態とした。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、チャック部材を全周に取り付けて上部までサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、比較例7を作製した。比較例7では、サイドガセット部分の接合ができなかった。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、取り付け部にはサイドガセットを作らずチャック部材を取り付けて上部にはサイドガセット部がなく下方のみにサイドガセットを有する包装容器ガセットパウチに製袋し、比較例8を作製した。
紙(50g/m2)をアルミニウム蒸着CPP厚さ30μmと接着剤でラミネートした積層体を、チャック部材を非全周に用いて上部までサイドガセット部を有する包装容器に製袋し、実施例9を作製した。
この比較例9におけるチャック部材の取り付け方は、図27(b)の形態とした。
ループスティフネスは、基部183の厚さや面ファスナーの材料を適宜変更することにより調整することができる。例えば、基部183の厚さを薄くするとループスティフネスは小さくすることができる。また、面ファスナーの材料としてPEを用いるとループスティフネスを小さくすることができる。
これに対して、従来のチャック部材を用いた形態では、接合性に問題があったり、接合が可能であっても開口が狭いことから取出し性が良好でなかったりして、満足な結果は得られなかった。
面ファスナーテープの接合強度の測定は、図28に示すように面ファスナーテープの非接合部を引張試験機のチャック91、92によりチャッキングして引張試験を行い、T字剥離における接合強度を測定する。図28では、TD方向の測定時の様子を示している。この図28の場合には、図28中の左右方向がTD方向となるように試験片90を設定する。なお、試験片90のTD方向の長さは、面ファスナーテープの幅(例えば、9.5mm)であり、図28中の紙面奥行き方向(MD方向)の長さは、15mmとした。図28中の左右方向がMD方向となるように試験片90を設定すれば、MD方向の接合強度の測定が行える。この場合は、TD方向の長さは、面ファスナーテープの幅(例えば、9.5mm)である。初期チャック間距離は、TD方向の測定時には、5mmとし、MD方向の測定時には、30mmとした。また、引張速度は、50mm/minとした。
図29は、面ファスナーA、B、Cについて、接合強度を測定した結果を示す図である。
面ファスナーAでは、MD方向の接合強度の測定値は、0.32Nであり、単位幅換算値は、0.03N/mmであり、TD方向の接合強度の測定値は、0.355Nであり、単位幅換算値は、0.04N/mmであった。
面ファスナーBでは、MD方向の接合強度の測定値は、0.09Nであり、単位幅換算値は、0.01N/mmであり、TD方向の接合強度の測定値は、0.868Nであり、単位幅換算値は、0.06N/mmであった。
面ファスナーCでは、MD方向の接合強度の測定値は、3.5Nであり、単位幅換算値は、0.27N/mmであり、TD方向の接合強度の測定値は、1.617Nであり、単位幅換算値は、0.12N/mmであった。
従来のチャック部材(チャックテープ)のTD方向の接合強度は、開口側からと内容物側からで接合強度が異なり、MD方向の幅が15mmの上記測定条件において、開口側からで3N以上6N以下程度、内容物側からで12N以上18N以下程度である。これに対して、本発明で用いる面ファスナーは、いずれも接合強度に指向性が無く、また、従来のチャック部材と比較してより小さな力で開封させることができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
図30は、サイドガセットピローパウチに本発明を適用した形態を示す断面図である。図30は、図4と同様な断面に相当する図である。
図30に示すように1枚の包材フィルム120によって、第1包材部と第2包材部とサイドガセット部とを構成してもよく、この場合において、例えば、内面の全周に面ファスナー部180を設けることができる。なお、図30(a)では、接合部145にも面ファスナー部180を挟み込んで構成する例を図示したが、図30(b)に示すように、接合部145には面ファスナー部180を設けないようにしてもよい。
図31は、面ファスナー部180を包装容器の内周の一部に設ける形態を示す図である。
例えば、図31(a)に示すように、表面フィルム121、裏面フィルム122、側部フィルム124、側部フィルム125のそれぞれの内面に面ファスナー部180を独立した形態で設けてもよい。このとき、隣り合う面ファスナー部の間には隙間が形成されていてもよい。
図31(a)に示すように、隣り合う面ファスナー部の間に隙間が設けられる形態では、隙間がない場合と比較して気密性を落としており、再封機能を働かせた状態のまま内部の空気を抜く場合や、水切りをする場合に有効である。
また、例えば、図32(b)に示すように、表面フィルム121、裏面フィルム122のそれぞれの内面の中央付近、すなわち、側部フィルム124、側部フィルム125と重ならない位置にのみ面ファスナー部180を設けてもよい。
図31(b)に示すように、隣り合う面ファスナー部の間に隙間が設けられる形態では、最低限の再封機能を有しており、面ファスナーテープの使用量を節約することで製造コストを削減することができる。
さらに、例えば、図32(c)に示すように、側部フィルム124、側部フィルム125のそれぞれの表面フィルム121、裏面フィルム122と重なる領域と、側部フィルム124及び側部フィルム125が互いに重なる領域とに、面ファスナー部180を独立した形態で設けてもよい。
図31(c)に示すように、隣り合う面ファスナー部の間に隙間が設けられる形態では、サイドガセット部分(マチ部分)のみを閉塞させることができるため、内容物の取出し量調整を目的とした開口幅調整が可能となる。
102 収容部
106 容器本体部
107 ノッチ
121 表面フィルム
122 裏面フィルム
124 側部フィルム
125 側部フィルム
131 上部
132 底部
133 側部
136 折り返し部
137 折り返し部
141 上部シール部
142 底部シール部
143 側部シール部
160 積層フィルム
161 基材層
162 絵柄層
163 中間層
164 シーラント層
165 接合層
180 面ファスナー部
181 フック状係合素子
181a 柱部
181b 係合突起部
182 柱状係合素子
183 基部
Claims (4)
- 第1縁と、前記第1縁と対向する第2縁と、前記第1縁及び前記第2縁と交差する側部とを有する包装容器であって、
第1包材部と、
前記第1包材部と対向して配置される第2包材部と、
前記第1包材部及び前記第2包材部の前記側部に連接されたサイドガセット部と、
を備え、
前記サイドガセット部は、前記第1縁から前記第2縁まで設けられており、
対向する内面の双方がフック状係合素子を含み自身を折り返して接合が可能である1本の面ファスナーテープにより構成された面ファスナーが前記第1縁寄りの位置の前記第1包材部及び前記第2包材部の内面と、前記サイドガセット部の内面との双方の全周にわたって設けられており、
1枚の包材によって、前記第1包材部と前記第2包材部と前記サイドガセット部とが構成されている包装容器。 - 請求項1に記載の包装容器において、
前記面ファスナー単体でのループスティフネスは、ループ長60mm、押し込み速度3.3mm/s、押し込み保持時間3sの条件で、7000mN以下であること、
を特徴とする包装容器。 - 請求項1又は請求項2に記載の包装容器において、
前記面ファスナーは、ファスナー面から立ち上がる柱状の柱状係合素子がさらに複数配列されていること、
を特徴とする包装容器。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の包装容器において、
前記第1包材部と前記第2包材部と前記サイドガセット部とは、少なくとも基材層とシーラント層とを備える積層フィルムにより構成されており、
内容物を収容可能な収容部と、
前記収容部の周囲に形成されるシール部と、
前記内容物を収容後にシールされるシール予定部とを備えること、
を特徴とする包装容器。
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-
2021
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