JP7635636B2 - 取付具 - Google Patents
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Description
図1、図2及び図3に示すように、保安器具としてのラバーコーン1は、ゴム等で形成された略円錐状のコーンであり、全体として、下側に形成された底部2と、上側に形成された本体部4とを有している。このラバーコーン1は、頭頂部に工事灯等の工事機材を装着するための筒状の開口が設けられた、いわゆるカットコーンである。図11に示すように、ラバーコーン1は、高速道路等において交通規制が行われる場合、車両規制区間に亘って予め定めた間隔毎に道路RD上に置かれ、交通規制が行われていることを走行中の車両VHの運転者に伝える標識具として機能する。
図4、図5、図6及び図7に示すように、取付具20は、樹脂整形で形成され、側面視で英大文字の「T」のような形状であり、全体として、下側(装着方向Df側)に形成されたシャフト部22と、上側(脱着方向Dd側)に形成された本体部40とを有している。
シャフト部22は、軸方向に沿って延び、脱着方向Dd側が開口する中空の略円錐台状であり、内部において略円錐台形状の内部空間24が形成されている。このシャフト部22は、装着状態においてラバーコーン1の内部空間6に収納されることによりラバーコーン1の外部に露出しなくなる箇所であり、上側に嵌合部26が、下側に重ね時挿入部28がそれぞれ形成されている。またこのシャフト部22の中心軸が、取付具中心軸Cafとなっている。
嵌合部26は、シャフト部22における脱着方向Dd側の半分程度の範囲を占めており、ラバーコーン1における開口部8の内径よりも僅かに狭い外径の円筒形状である。この嵌合部26は、装着状態において嵌込面12の内周側に嵌まり込む。
重ね時挿入部28は、シャフト部22における装着方向Df側の半分程度の範囲を占めており、脱着方向Dd側の端部が、嵌合部26の外径よりも短く構成された、装着方向Dfに向かうに連れて先細りの形状の円錐台形状である。この重ね時挿入部28は、装着状態において嵌込面12よりも装着方向Df側に位置すると共に、重ね状態(後述する)において、もう一方の取付具20における嵌合部26における内周側の内部空間24に入り込む。
嵌合部26の装着方向Df側端部、すなわちシャフト部22における軸方向のほぼ中央部の外周面からは、外周側が開放された略直方体形状の上側突出部30が、外周側へ突出している。この上側突出部30における外周側の端部は、重ね時挿入部28における装着方向Df側端部の外周面よりも外周側へ突出している。上側突出部30は、取付具中心軸Caf上から見た際に、取付具中心軸Cafを軸としてセンサ60(後述する)に対して180[°]回転した位置、すなわち取付具中心軸Cafを軸としてセンサ60の反対側に位置している。また本体部載置面42S(後述する)と上側突出部30の脱着方向Dd側端面との軸方向の間隔は、底面上側突出部間隔L2(図6)となっている。この底面上側突出部間隔L2は、溝部長さL1よりも僅かに長く設定されている。
さらに取付具20は、シャフト部22の嵌合部26における、下側突出部32よりも脱着方向Dd側において、軸方向に沿う重ね用スリット34が形成されている。この重ね用スリット34は、下側突出部32と同一の周方向の位置に配置されている。また重ね用スリット34は、脱着方向Dd側端部が本体部底部42(後述する)に形成されており、脱着方向Dd側端部が開放されていると共に、装着方向Dfに向かって軸方向に沿ってシャフト部22を穿設するように重ね時挿入部28の長さ程度延び、シャフト部22の内部空間24と外周側の空間とを連通させ、装着方向Df側端部は閉鎖されている。さらに重ね用スリット34は、本体部底部42(後述する)においては、脱着方向Dd側から見た際に下側突出部32の形状と相似形で且つ周方向の幅が僅かに大きい開口となっている。
さらに取付具20は、シャフト部22の装着方向Df側端部において、排水穴29が形成されている。排水穴29は、円形状であり、シャフト部22の内部空間24とシャフト部22よりも装着方向Df側の空間とを連通させている。この排水穴29は、本体部底部開口部42a(後述する)及び重ね用スリット34を介し内部空間24に入り込んだ雨水等を内部空間24の外部に排出し、内部空間24に雨水等が保持されて溜まってしまうことを防止することにより、センサ60の性能を確保する。
本体部40は、主に、本体部底部42、本体部外壁部44及びセンサ保持部50が形成されており、装着状態においてラバーコーン1の外部に露出する箇所である。
本体部底部42は、軸方向に沿って見た際に英大文字の「U」のような形状であり、シャフト部22における嵌合部26の脱着方向Dd側端部と接続されており、嵌合部26の脱着方向Dd側端部から外周側へ延び、軸方向に薄い板状部材である。このため本体部底部42は、シャフト部22よりも外形が大きく、すなわちラバーコーン1の開口部8の内径よりも外形が大きく形成されている。本体部底部42における中央部には、シャフト部22の内部空間24と、該シャフト部22よりも脱着方向Dd側とを連通させ、内部空間24を脱着方向Dd側に開放させる本体部底部開口部42aが形成されている。
[2-2-2-1.本体部外壁部の全体構成]
本体部外壁部44は、本体部底部42の外周部から直角に脱着方向Ddへ向かって立設している。この本体部外壁部44は、センサ保持部50とは取付具中心軸Cafを挟んで逆側(180[°]回転した前側)が、本体部底部開口部42aと同心円の一部分に沿う円弧形状となっていると共に、センサ保持部50における左右方向の両端部に向かって幅が広がっている。また本体部外壁部44の外周側面には、軸方向に沿い外周側を向く面である本体部外側面44Sが形成されている。
本体部外壁部44には、上側突出部目印46及び下側突出部目印48が形成されている。第2の目印部としての上側突出部目印46は、周方向に関し上側突出部30と同一の位置に形成されており、上側突出部目印上側部46u及び上側突出部目印側面部46sを有している。上側突出部目印上側部46uは、本体部外壁部44の上端部から脱着方向Dd側へ突出している。上側突出部目印側面部46sは、本体部外側面44Sの上端部の近傍から下端部までに亘って、外周側へ突出している。
センサ保持部50は、取付具中心軸Cafを軸として上側突出部30に対して180[°]回転した位置、すなわち取付具中心軸Cafを軸として上側突出部30の反対側に位置している。このためセンサ保持部50と、該センサ保持部50に保持されたセンサ60とは、取付具中心軸Caf上に位置しておらず、取付具中心軸Caf上から外周側に離隔した位置に配置されている。
通信機器としてのセンサ60は、例えば無線通信機能を有する振動や傾きを検知するセンサであり、異常な振動又は傾きを検知すると、ラバーコーン1が転倒したと判定し、無線通信部により所定の警告通知端末へ通知する。警告通知端末は、センサ60から所定の通知がされると、警報を発報する。
かかる構成において、作業員によって把持された取付具20がラバーコーン1に装着される際の手順を図10を用いて説明する。まず、正立状態のラバーコーン1の上側(脱着方向Dd側)に取付具20が位置した状態で、取付具20の下側突出部32とラバーコーン1の溝部14との周方向の位置が合わせられる。次に、取付具20の上側突出部30がラバーコーン1の上縁面10に引っかかりそれ以上取付具20が装着方向Dfへ移動しなくなるまで、図10(A)に示すように、取付具20が装着方向Df(下方向)に移動され、取付具20のシャフト部22が、ラバーコーン1の開口部8から内部空間6に挿入される。上述したように突出部間隔L3は溝部長さL1よりも僅かに長く設定されているため、この図10(B)に示す状態においては、取付具20の下側突出部32における脱着方向Dd側端面が、ラバーコーン1の突出部係止面16よりも装着方向Df側に位置する。
取付具20は、図11に示すように、道路RDの脇に設置されたラバーコーン1に対し、道路RDを進行する車両VHの進行方向である車両進行方向Dv側にセンサ60が位置する向きに配置される、すなわち、取付具20は、センサ60がラバーコーン1に対し車両進行方向Dv側を向くように、向きが調整される。このため取付具20は、車両進行方向Dvへ進行する車両VHとの間に取付具20の本体部40とラバーコーン1とを挟むように介在させた状態となる。このため取付具20は、車両進行方向Dvへ向かって進行する車両VHがラバーコーン1又は取付具20に衝突した際に、センサ60が車両VHに直接接触し破壊されてしまうことを防止できる。
以上の構成において取付具20は、取付具中心軸Cafを軸とした周方向に関する上側突出部30と下側突出部32との間の回転角度である突出部配置回転角度Arを、40[°]以上である45[°]に設定した。このため取付具20は、該取付具20がラバーコーン1に装着される際に、下側突出部32と溝部14との周方向の位置が合わせられ、下側突出部32における脱着方向Dd側端面がラバーコーン1の突出部係止面16よりも装着方向Df側に位置する状態まで挿入された状態(図10(B))から、図10(C)に示したように突出部配置回転角度Ar分だけ装着時回転方向Drfへ回転されると、溝部14に対し下側突出部32が突出部配置回転角度Ar分だけ装着時回転方向Drfへ回転した状態となる。このように突出部配置回転角度Arを40[°]以上としたことにより、取付具20は、装着状態においてラバーコーン1及び取付具20に衝撃が加わりラバーコーン1に対し取付具20が回転したとしても、溝部14と下側突出部32との周方向の位置が合う可能性を極めて低くできる。このため取付具20は、下側突出部32における脱着方向Dd側端面がラバーコーン1の突出部係止面16における装着方向Df側に位置し上下方向に対向した状態を保ち、下側突出部32を突出部係止面16に引っ掛けて、ラバーコーン1が転倒した際にラバーコーン1から分離しないようにできる。
なお上述した実施の形態においては、突出部配置回転角度Arを、40[°]以上75[°]以下に設定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、突出部配置回転角度Arを、40[°]以上60[°]以下に設定しても良い。ここで、右利きの作業員と左利きの作業員とでは、時計回りに取付具20を回転させる際に、回転させやすさが異なる。これに対し、突出部配置回転角度Arを60[°]以下に設定した場合、左利きの作業員が左手を用いた際にも、一捻りで難なく取付具20をラバーコーン1に装着できることが発明者らの実験により分かっている。このため、突出部配置回転角度Arを40[°]以上60[°]以下に設定することで、ラバーコーン1に対する取付具20の保持力を確保しつつ、右利き左利き(すなわち右手左手)に関わらず、取付具20をラバーコーン1に対して一捻りで装着させることができる。
Claims (24)
- 上端が開口し、所定の周方向の範囲と中心軸に沿う所定の軸方向の範囲とに亘って形成され内周側から外周側へ向かって凹む溝部を上端部に有する被取付装置に対して、突出部が前記溝部に入り込むように前記中心軸に沿う装着方向に向かって移動されることにより取り付けられる取付具であって、
外周側へ突出する第1の突出部と、
前記第1の突出部よりも前記装着方向とは逆方向の脱着方向側において外周側へ突出する第2の突出部と、
前記中心軸に沿って延び前記脱着方向側の端部が開放され、前記取付具が前記被取付装置に装着された装着状態において前記被取付装置の内部に入り込み、前記第1の突出部及び前記第2の突出部が外周面から突出する中空のシャフト部と、
前記第1の突出部よりも前記脱着方向側において前記シャフト部の前記脱着方向側端部から前記装着方向側へ向かって形成されたスリットと
を有し、
前記中心軸を軸とした周方向に関する前記第1の突出部と前記第2の突出部との間の角度が40度以上75度以下である
取付具。 - 前記中心軸を軸とした周方向に関する前記第1の突出部と前記第2の突出部との間の角度が40度以上60度以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の取付具。 - 前記第2の突出部は、前記第1の突出部に対して、前記脱着方向側から見た際に前記中心軸を軸として時計回りに40度以上75度以下回転した位置に位置している
ことを特徴とする請求項1に記載の取付具。 - 前記スリットは、前記第1の突出部と同一の周方向の位置に配される
ことを特徴とする請求項1に記載の取付具。 - 前記スリットは、
複数の前記取付具が前記軸方向に沿って重ねられる際に、他の前記取付具における前記第1の突出部を内部に入り込ませる
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の取付具。 - 前記シャフト部に対し前記脱着方向側に形成され、前記装着状態において前記被取付装置の外部に露出する本体部
を有することを特徴とする請求項1に記載の取付具。 - 前記本体部において前記第1の突出部と対応する位置に形成された第1の目印部と、
前記本体部において前記第2の突出部と対応する位置に形成された第2の目印部と
をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の取付具。 - 前記第1の目印部は、前記第1の突出部と同一の周方向の位置に配され、
前記第2の目印部は、前記第2の突出部と同一の周方向の位置に配される
ことを特徴とする請求項7に記載の取付具。 - 前記第1の目印部及び前記第2の目印部は、前記軸方向に関する前記第1の突出部及び前記第2の突出部の位置関係と対応した形状である
ことを特徴とする請求項7に記載の取付具。 - 前記第1の目印部及び前記第2の目印部は、前記第1の突出部及び前記第2の突出部の位置を視覚的に認識させる
ことを特徴とする請求項7に記載の取付具。 - 前記第1の目印部及び前記第2の目印部は、前記第1の突出部及び前記第2の突出部の位置を触覚的に認識させる
ことを特徴とする請求項7に記載の取付具。 - 前記第1の目印部及び前記第2の目印部は、前記第1の突出部及び前記第2の突出部の位置を視覚的かつ触覚的に認識させる
ことを特徴とする請求項7に記載の取付具。 - 電子機器又は電子機器取付部
をさらに有し、
前記第2の突出部は、前記中心軸に対し前記電子機器又は前記電子機器取付部の反対側に位置する
ことを特徴とする請求項6に記載の取付具。 - 前記シャフト部における前記装着方向側の端部に形成された排水穴
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の取付具。 - 電子機器又は電子機器取付部
をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れかに記載の取付具。 - 前記電子機器は、通信機器であり、
前記電子機器取付部は、通信機器取付部である
ことを特徴とする請求項15に記載の取付具。 - 上端が開口し、所定の周方向の範囲と中心軸に沿う所定の軸方向の範囲とに亘って形成され内周側から外周側へ向かって凹む溝部を上端部に有する被取付装置に対して、突出部が前記溝部に入り込むように前記中心軸に沿う装着方向に向かって移動されることにより取り付けられる取付具であって、
前記中心軸に沿って延び前記装着方向とは逆方向の脱着方向側の端部が開放され、前記取付具が前記被取付装置に装着された装着状態において前記被取付装置の内部に入り込む中空のシャフト部と、
前記シャフト部の外周面から外周側へ突出する第1の突出部と、
前記第1の突出部よりも前記脱着方向側において前記シャフト部の前記脱着方向側端部から前記装着方向側へ向かって形成されたスリットと
を有することを特徴とする取付具。 - 前記スリットは、前記第1の突出部と同一の周方向の位置に配される
ことを特徴とする請求項17に記載の取付具。 - 前記スリットは、
複数の前記取付具が前記軸方向に沿って重ねられる際に、他の前記取付具における前記第1の突出部を内部に入り込ませる
ことを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の取付具。 - 前記第1の突出部よりも前記脱着方向側において前記シャフト部の外周面から外周側へ突出する第2の突出部
をさらに有することを特徴とする請求項17乃至請求項19の何れかに記載の取付具。 - 前記シャフト部における前記装着方向側の端部に形成された排水穴
をさらに有することを特徴とする請求項17に記載の取付具。 - 電子機器又は電子機器取付部
をさらに有することを特徴とする請求項17乃至請求項20の何れかに記載の取付具。 - 前記電子機器又は前記電子機器取付部は、前記シャフト部の中心軸に対しずれた位置に配される
ことを特徴とする請求項22に記載の取付具。 - 前記被取付装置は、地面に設置されるコーンである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項23の何れかに記載の取付具。
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