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JP7637009B2 - 籾摺装置 - Google Patents
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JP7637009B2 - 籾摺装置 - Google Patents

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Description

本発明は、籾摺装置に関し、特に、籾摺ロールの内周面に残留物が固着することを防止できる籾摺装置に関するものである。
一対の籾摺ロールと、それら一対の籾摺ロールを収納する筐体とを備え、一対の籾摺ロールの間を通過させて籾摺りを行う籾摺装置が知られている。このようなロール式の籾摺装置では、筐体内に残留した籾殻や塵埃(以下「残留物」と称す)が籾摺ロールの内周面に固着して蓄積され、不衛生であった。
特許文献1には、脱ぷロール(籾摺ロール)の内周面と所定の間隔を隔てた位置に除去プレートを配設し、脱ぷロールを高速で回転させた際に発生する気流により、脱ぷロールの内周面に残留物が固着することを未然に抑制する技術が開示されている。
特開2009―274033号公報(例えば、段落0022,0023、0029,0030、図4など)
しかしながら、特許文献1の技術では、上述したように、脱ぷロール(籾摺ロール)の内周面と除去プレートとの間に所定の間隔が隔てられているため、その間隔の分は残留物が固着される。脱ぷロールの内周面に残留物が一旦固着されると、その固着した残留物を気流により除去することが困難となる。
そこで、本願出願人は、鋭意検討した結果、脱ぷロール(籾摺ロール)の内周面に除去プレートを接触させる構成に想到した(本願出願時において未公知)。この場合、特許文献1の技術において、除去プレートを支持するブラケットを延長して、除去プレートを脱ぷロールの内周面に接触させる構成が考えられる。しかしながら、板状のブラケットが片持ちの状態で除去プレートを支持する構成となるため、ブラケットが撓み、除去プレートの一部が脱ぷロールの内周面から離間されやすい。そのため、残留物の固着の防止が不十分となることが判明した。
本発明は、上述した事情を背景としてなされたものであり、籾摺ロールの内周面に残留物が固着することを防止できる籾摺装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明の籾摺装置は、一対の籾摺ロールと、それら一対の籾摺ロールを収納する筐体とを備え、前記一対の籾摺ロールの間を通過させて籾摺りを行うものであり、筒状に形成され、前記籾摺ロールの内側に位置するように前記筐体に配設される筒状部材と、その筒状部材に配設され、前記籾摺ロールの内周面に接触されるかき寄せ部材と、を備える。
請求項1記載の籾摺装置によれば、筒状に形成され、籾摺ロールの内側に位置するように筐体に配設される筒状部材と、その筒状部材に配設され、籾摺ロールの内周面に接触されるかき寄せ部材とを備えるので、籾摺ロールの内周面に残留物が固着されることを抑制できる。即ち、筒状部材が筒状に形成され、その剛性が確保されるので、筒状部材が片持ちの状態でかき寄せ部材を支持する場合でも、筒状部材を撓み難くして、かき寄せ部材の全体を籾摺ロールの内周面に接触させやすくできる。その結果、籾摺ロールの内周面に残留物が固着されることを抑制できる。
請求項2記載の籾摺装置によれば、請求項1記載の籾摺装置の奏する効果に加え、開口と、筐体に着脱可能に配設され開口を開閉する開閉部材と、を備え、開口は、籾摺ロールの軸方向端部に対向する位置に形成され、筒状部材は、開閉部材に配設されるので、開閉部材と共に筒状部材およびかき寄せ部材を取り外すことができる。よって、筒状部材およびかき寄せ部材のメンテナンスを行う際の作業性を向上できる。
請求項3記載の籾摺装置によれば、請求項2記載の籾摺装置の奏する効果に加え、筒状部材は、籾摺ロールと同芯に配設されるので、筒状部材をより大径として、その剛性を確保しやすくできる。よって、筒状部材を撓み難くして、かき寄せ部材の全体を籾摺ロールの内周面に接触させやすくできる。その結果、籾摺ロールの内周面に残留物が固着されることを抑制できる。
また、周方向のどの位置においても、筒状部材と籾摺ロールの内周面との間の対向間隔を一定とできるので、筒状部材に複数のかき寄せ部材を配設する場合には、各かき寄せ部材を同一の部材として構成できる。よって、部品の種類を削減して、製品コストを低減できる。
請求項4記載の籾摺装置によれば、請求項2又は3に記載の籾摺装置の奏する効果に加え、筒状部材は、開閉部材と反対側の端部から延設されるスリットを備え、かき寄せ部材は、スリットに配設されるので、筒状部材とかき寄せ部材との連結を強固とできる。
即ち、かき寄せ部材には、籾摺ロールの回転に伴い、籾摺ロールの内周面の接線方向を向く力が作用される。例えば、筒状部材の外周面にかき寄せ部を接着する構成やねじで締結する構成では、上記接線方向の力がせん断力として作用して、接着の剥がれやねじの折損が生じやすく、筒状部材からかき寄せ部材が脱落しやすい。
これに対し、かき寄せ部材がスリットに配設されていることで、上記接線方向の力を受けたかき寄せ部材をスリットの内縁全体で受け止めることができる。これにより、筒状部材からかき寄せ部材が脱落することを抑制できる。
請求項5記載の籾摺装置によれば、請求項4記載の籾摺装置の奏する効果に加え、スリットは、筒状部材の軸方向に沿う直線状に形成されるので、スリットの形状を簡素化して、筒状部材の製造を容易とできる。その結果、籾摺装置の製品コストを低減できる。
請求項6記載の籾摺装置によれば、請求項4又は5に記載の籾摺装置の奏する効果に加え、かき寄せ部材は、スリットに嵌め込まれる嵌込部と、その嵌込部から筒状部材の外周面側および内周面側にそれぞれ張り出す外張出部および内張出部と、嵌込部から立設され立設先端側の少なくとも一部が籾摺ロールの内周面に接触される立設部とを備えるので、筒状部材に対するかき寄せ部材の着脱を容易に行うことができる。即ち、スリットの一端から嵌込部をスリットの延設方向に沿って差し込むことで、かき寄せ部材を筒状部材に配設でき、スリットから嵌込部をスリットの延設方向に沿って抜き取ることで、かき寄せ部材を筒状部材から取り外すことができる。
嵌込部から筒状部材の外周面側および内周面側に外張出部および内張出部がそれぞれ張り出すので、籾摺ロールの回転に伴い、籾摺ロールの内周面からかき寄せ部材(立設部)に力が作用される際には、外張出部および内張出部を筒状部材の外周面側および内周面側にそれぞれ当接させて、かき寄せ部材がスリットから脱落することを抑制できる。
請求項7記載の籾摺装置によれば、請求項6記載の籾摺装置の奏する効果に加え、かき寄せ部材は、長手方向一端側がスリットの終端側に位置する第1の状態と、長手方向他端側がスリットの終端側に位置する第2の状態とのどちらの状態でも、スリットに配設可能に形成されるので、かき寄せ部材の方向性を無くすことができる。よって、筒状部材にかき寄せ部材を装着する際の作業性を向上できる。また、かき寄せ部材が摩耗した場合には、取り付け方向を反転させて使用することができ、ランニングコストを低減できる。
請求項8記載の籾摺装置によれば、請求項2から7のいずれかに記載の籾摺装置の奏する効果に加え、籾摺ロールの内周面から残留物をかき寄せるかき寄せ面が鉛直方向上方を向くと共に、開閉部材に近い側のかき寄せ面ほど鉛直方向下方に位置し、かき寄せ面の開閉部材に近い側の端部と開閉部材との間には、所定の隙間が形成されるので、かき寄せた残留物を、かき寄せ面上に載せると共にその残留物を自重でかき寄せ面の開閉部材側の端部まで移動させ、開閉部材との間の隙間から筐体の底部へ落下させることができる。
請求項9記載の籾摺装置によれば、請求項2から8のいずれかに記載の籾摺ロールの奏する効果に加え、筒状部材は、前記開閉部材と反対側が開放されているので、開放された領域から残留物を受け入れて、筒状部材の内部空間に保持しておくことができる。これにより、かき寄せた残留物が籾摺ロールの内周面に再付着することを抑制できる。また、開閉部材を取り外すことで、残留物を容易に回収することができる。
請求項10記載の籾摺装置によれば、請求項3記載の籾摺装置の奏する効果に加え、かき寄せ部材は、籾摺ロールの内周面に接触される接触部分と籾摺ロールの内周面に非接触とされる非接触部分とが交互に形成される立設部を備えるので、籾摺ロールの内周面に対する接触部分の接触圧を確保して、残留物をかき寄せやすくできる。
この場合、筒状部材には、筒状部材の周方向に間隔を隔てて複数のかき寄せ部材が配設され、それら複数のかき寄せ部材の内の少なくとも一のかき寄せ部材の接触部分が他のかき寄せ部材の接触部分と筒状部材の軸方向に位相を異ならせて配設されるので、かき寄せ不良となる領域が発生することを抑制できる。
請求項11記載の籾摺装置によれば、請求項3記載の籾摺装置の奏する効果に加え、一方の籾摺ロールの内側に配設される筒状部材を一方の籾摺ロールと同方向に変位可能に開閉部材に支持する支持手段を備えるので、一対の籾摺ロールの間隔を調整するために一方の籾摺ロールが他方の籾摺ロールに対して変位される際に、一方の籾摺ロールの変位に筒状部材を追従させることができる。
(a)は、本発明の第1実施形態における籾摺装置の正面図であり、(b)は、図1(a)のIb-Ib線における籾摺装置の断面を模式的に図示した断面模式図である。 開閉部材の背面斜視図である。 (a)は、かき寄せ部材の平面図であり、(b)は、図3(a)の矢印IIIb方向視におけるかき寄せ部材の正面図であり、(c)は、図3(b)のIIIc-IIIc線におけるかき寄せ部材の断面図である。 (a)は、籾摺装置の部分拡大断面図であり、(b)は、図4(a)のIVb-IVb線における籾摺装置の部分拡大断面図である。 第2実施形態における籾摺装置の模式図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、籾摺装置1の全体構成について説明する。図1(a)は、本発明の第1実施形態における籾摺装置1の正面図であり、図1(b)は、図1(a)のIb-Ib線における籾摺装置1の断面を模式的に図示した断面模式図である。
籾摺装置1は、筐体10と、その筐体10に収納される一対の籾摺ロール21,22と、それら籾摺ロール21,22を回転駆動する駆動モータ31と、籾摺ロール21,22の対向間隔を調整する間隔調整機構40とを備える。
筐体10の上端(図1(a)上側)には、投入ホッパ(図示せず)から供給される籾を受け入れる受入口11が形成され、筐体10の下端(図1(a)下側)には、籾摺ロール21,22の間を通過して分離された籾殻および玄米を排出する排出口12が形成される。
なお、筐体10の内部には、送り出しローラ及び案内板(共に図示せず)が配設される。受入口11から導入された籾は、送り出しローラの回転により定量ずつ送り出され、案内板を滑動して籾摺ロール21,22の対向間へ案内される。
筐体10の正面(図1(a)紙面手前側の面)には、正面視略矩形の開口(図示せず)が形成されると共に、その開口を開閉する開閉部材13が複数本(本実施形態では4本)のボルトにより着脱自在に締結固定される。開閉部材13は、籾摺ロール21,22の軸方向端面(図1(b)下側の面)に対向する位置に配設される。よって、開閉部材13が取り外されると、籾摺ロール21,22の軸方向端面が開口を介して露出される。
開閉部材13の背面(図1(b)上側の面)には、筒状部材51,52が配設され、筐体10に開閉部材13が取り付けられた状態では、筒状部材51が籾摺ロール21の内側に、筒状部材52が籾摺ロール22の内側に、それぞれ位置される。なお、筒状部材51,52は、その軸が籾摺ロール21,22の軸21a,22aと平行となる姿勢で配設される。
筒状部材51,52には、籾摺ロール21,22の内周面に接触されるかき寄せ部材60(図2参照)が配設され、籾摺ロール21,22の内周面に残留物(籾殻や塵埃)が固着することが防止可能とされる。これら筒状部材51,52及びかき寄せ部材60の詳細構成については後述する。
開閉部材13には、光透過性材料(アクリル板)から形成される窓13aが配設され、その窓13aを介して、籾摺ロール21,22の内周面と筒状部材51,52の外周面との間の空間が外部から視認可能とされる。
籾摺ロール21の軸21aは、筐体10に回転可能に軸支され、籾摺ロール22の軸22aは、揺動アーム14に回転可能に軸支される。揺動アーム14の軸14aは、筐体10に回転可能に軸支され、軸14aを中心に揺動アーム14が揺動(回転)されることで、籾摺ロール21,22の対向間隔が変更される。
軸21a,22aには、外径が異なるベルトプーリP1,P2がそれぞれ固着され、それらベルトプーリP1,P2には、駆動モータ31の駆動軸に固着されたベルトプーリ(図示せず)及び筐体10に軸支されたベルトプーリP3に掛け回された駆動ベルト(図示せず)が掛け回される。籾摺ロール21,22は、駆動モータ31の駆動力が駆動ベルトを介して伝達されることで、互いに逆方向に異なる回転速度で回転される。
間隔調整機構40は、駆動モータ41と、筐体10に回転可能に軸支される回転軸42と、その回転軸42と共にボールねじ機構を構成する連結体43とを備え、駆動モータ41の駆動軸に固着された歯車41aと回転軸42に固着された歯車42aとの間には、チェーン(図示せず)が掛け回される。
駆動モータ41の駆動力により回転軸42が正方向または逆方向に回転され、回転軸42に対して連結体43が伸長方向または短縮方向に直線運動されることで、連結体43により揺動アーム14が押し引きされる。これにより、揺動アーム14が軸14aを中心に揺動(回転)され、籾摺ロール21,22の対向間隔が増加または減少される。
次いで、図2及び図3を参照して、籾摺ロール21,22の内周面に残留物が固着することを防止するための構成について説明する。
図2は、開閉部材13の背面斜視図である。筒状部材51,52は、かき寄せ部材60を支持するための部材であり(図4参照)、金属材料(アルミニウム合金)から円筒状に形成される。
筒状部材51,52には、スリット51a,52aが複数箇所(本実施形態では周方向等間隔となる4箇所)に形成される。本実施形態では、スリット51a,52aが、筒状部材51の先端側(軸方向他端側)から軸方向に沿って直線状に形成される。これにより、スリット51a,52aの形状を簡素化して、筒状部材51,52の製造を容易とできる。その結果、籾摺装置1の製品コストを低減できる。
筒状部材51は、基端側(軸方向一端側)が開閉部材13の背面に固着される。開閉部材13が筐体10に取り付けられた状態では、筒状部材51は、籾摺ロール21と同芯に配設される(図4(a)参照)。
一方、筒状部材52は、基端側(軸方向一端側)にブラケット53が固着され、ブラケット53の軸53aは、開閉部材13に回転可能に軸支される。これにより、筒状部材52は、ブラケット53の軸53aを中心に揺動(回転)可能な状態で開閉部材13の背面に配設される。
ブラケット53の軸53aから筒状部材52の軸までの距離は、揺動アーム14の軸14aから籾摺ロール22の軸22a(図1(a)参照)までの距離と同一に設定され、開閉部材13が筐体10に取り付けられた状態では、ブラケット53の軸53aと揺動アーム14の軸14aとが同芯に配設される。よって、籾摺ロール21,22の対向間隔が増減される際には、揺動アーム14の軸14aを中心とする籾摺ロール22の揺動(回転)に筒状部材52が追従可能とされる。
かき寄せ部材60は、籾摺ロール21の内周面から残留物をかき寄せるための部材であり、筒状部材51,52のスリット51a,52aに装着される。このかき寄せ部材60について、図3を参照して説明する。
図3(a)は、かき寄せ部材60の平面図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印IIIb方向視におけるかき寄せ部材60の正面図であり、図3(c)は、図3(b)のIIIc-IIIc線におけるかき寄せ部材60の断面図である。
なお、説明の便宜上、かき寄せ部材60の長手方向一端側および長手方向他端側に符号「A」,「B」をそれぞれ付して説明する。
図3に示すように、かき寄せ部材60は、直方体形状に形成される嵌込部61と、その嵌込部61の外側面から四方へ張り出し、平面視長方形の外形に形成される上下一対の張出部62,63と、嵌込部61の上面(張出部63と反対側の面)から立設される立設部64とを備え、本実施形態では、これら嵌込部61、張出部62,63及び立設部64が弾性材料(ゴム状弾性体)から一体に形成される。
嵌込部61は、筒状部材51,52のスリット51a,51bに嵌め込まれる部位であり、張出部62,63は、嵌込部61が筒状部材51,52のスリット51a,52aに嵌め込まれた状態において、筒状部材51,52の外周面側および内周面側にそれぞれ張り出す部位である(図4参照)。
嵌込部61の幅寸法L3は、筒状部材51,52のスリット51a,52aの幅寸法L1(図2参照)に対して、略同等または若干小さな寸法に設定され(L3≦L1)、張出部62,63の対向間隔L4は、筒状部材51,52の厚み寸法L2に対して、略同等または若干大きな寸法に設定される(L2≦L4)。
これにより、筒状部材51,52のスリット51a,52aの一端(筒状部材51の軸方向他端側)から嵌込部61をスリット51a,52aの延設方向に沿って差し込むことで、かき寄せ部材60を筒状部材51,52に配設(装着)できる一方、筒状部材51,52のスリット51a,52aから嵌込部61をスリット51aの延設方向に沿って抜き取ることで、かき寄せ部材60を筒状部材51,52から取り外すことができる。よって、筒状部材51,52に対するかき寄せ部材60の着脱を容易に行うことができる。
立設部64の立設先端側(図3(b)上側)には、凸部64aと凹部64bとがかき寄せ部材60の長手方向(図3(a)及び図3(b)左右方向)に沿って交互に形成され、立設部64の正面視形状が略矩形波形状とされる。
筒状部材51,52(スリット51a,52a)にかき寄せ部材60が装着され、開閉部材13が筐体10に取り付けられた状態では(図4参照)、凸部64aの上面(張出部63と反対側の面)が籾摺ロール21,22の内周面に接触され、立設部64の正面または背面(図3(b)の紙面手前側または紙面奥側の面)が、籾摺ロール21,22が回転された際に籾摺ロール21,22の内周面から残留物をかき寄せるかき寄せ面(すくい面)とされる(図4参照)。
このように、籾摺ロール21,22の内周面に接触される接触部分(凸部64a)と籾摺ロール21,22の内周面に非接触とされる非接触部分(凹部64b)とが交互に形成されることで、籾摺ロール21,22の内周面に対する接触部分(凸部64aの上面)の接触圧を確保して、残留物をかき寄せやすくできる。
嵌込部61は、上述したように、直方体形状に形成される。よって、かき寄せ部材60(嵌込部61)を、その長手方向一端側A及び長手方向他端側B(図3(b)左側および右側)のどちらの側からも筒状部材51,52のスリット51a,52aに差し込むことができる。
即ち、かき寄せ部材60は、長手方向一端側Aが筒状部材51,52のスリット51a,52aの終端側に位置する第1の状態と、長手方向他端側Bが筒状部材51,52のスリット51a,52aの終端側に位置する第2の状態とのどちらの状態でも、筒状部材51,52のスリット51a,52aに配設可能に形成される(図4(b)参照)。
これにより、かき寄せ部材60(立設部64)のかき寄せ面(例えば、立設部64の正面)が摩耗した場合には、かき寄せ部材60の取り付け方向を反転させて、反対側のかき寄せ面(立設部64の背面)を使用することができる。その結果、ランニングコストを低減できる。
立設部64は、長手方向一端側A(図3(a)及び図3(b)左端側)に凸部64aが、長手方向他端側B(図3(a)及び図3(b)右端側)に凹部64bが、それぞれ位置される。これら端部の凸部64a及び凹部64bと嵌込部61の長手方向端部との離間寸法W1,W2は、同一の寸法に設定される(W1=W2)。
これにより、筒状部材51,52のスリット51a,52aに装着される複数(本実施形態では4本)のかき寄せ部材60の内、一部(例えば、2本)を第1の状態で装着し、残りを第2の状態で装着することで、第1の状態で装着されたかき寄せ部材60と第2の状態で装着されたかき寄せ部材60とにおいて、籾摺ロール21,22の内周面に接触される接触部分(凸部64a)の位相を、筒状部材51,52の軸方向に異ならせることができる(図4(b)参照)。
その結果、上述したように、籾摺ロール21,22の内周面に対する接触部分(凸部64a)の接触圧を確保して、残留物をかき寄せやすくした場合でも、かき寄せ不良となる領域(かき寄せできない領域)が籾摺ロール21,22の内周面に発生することを抑制できる。
次いで、図4を参照して、かき寄せ部材60による残留物のかき寄せ態様について説明する。当該態様は、籾摺ロール21,22の両者において同一であるため、籾摺ロール21における態様を代表例として説明する。
図4(a)は、籾摺装置1の部分拡大断面図であり、図4(b)は、図4(a)のIVb-IVb線における籾摺装置1の部分拡大断面図である。なお、図4(a)は、籾摺ロール21の回転中心(軸21a)に垂直な仮想平面で切断した断面に対応する。図4(b)では、かき寄せ部材60が第1の状態で配設された形態と第2の状態で配設された形態とが図示される。
図4に示すように、籾摺ロール21は、金属材料(鉄鋼)から円筒状に形成されるリム21bと、そのリム21bの外周に配設され弾性材料(ゴム状弾性体)から形成される弾性ロール21cとを備える。
籾摺装置1によれば、かき寄せ部材60の立設部64が籾摺ロール21(リム21b)の内周面に接触されるので、籾摺ロール21の内周面を摺動する立設部64が残留物をかき寄せることができる。よって、籾摺ロール21の内周面に残留物が固着されることを抑制できる。
この場合、筒状部材51が筒状に形成され、その剛性が確保されるので、開閉部材13に片持ちの状態で配設される筒状部材51がかき寄せ部材60を支持する場合でも、筒状部材51を撓み難くして、立設部64の複数の凸部64aのそれぞれを均一に籾摺ロール21の内周面に接触させやすくできる。即ち、複数の凸部64aの一部の接触圧が弱くなることや、複数の凸部64aの一部が籾摺ロール21の内周面から離間することを抑制できる。その結果、籾摺ロール21の内周面に残留物が固着されることを抑制できる。
筒状部材51は、籾摺ロール21と同芯に配設されるので、筒状部材51をより大径として、その剛性を確保しやすくできる。よって、この点からも、筒状部材51を撓み難くして、立設部64の複数の凸部64aのそれぞれを均一に籾摺ロール21の内周面に接触させやすくできる。
また、筒状部材51が籾摺ロール21と同芯に配設されることで、周方向のどの位置においても、筒状部材51の外周面と籾摺ロール21の内周面との間の対向間隔を一定とできる。これにより、筒状部材51に複数のかき寄せ部材60を配設する場合に、各かき寄せ部材60を同一の部材として構成できる。よって、部品の種類を削減して、籾摺装置1の製品コストを低減できる。
ここで、かき寄せ部材60には、籾摺ロール21の回転に伴い、籾摺ロール21の内周面の接線方向(図4(a)左右方向)を向く力が作用される。そのため、例えば、筒状部材51にスリット51aを形成せず、筒状部材51の外周面にかき寄せ部材60を接着により固定する構造やねじにより締結する構造では、上記接線方向の力がせん断力として作用されることで、接着の剥がれやねじの折損が生じやすく、筒状部材51からかき寄せ部材60が脱落しやすい。
これに対し、籾摺装置1によれば、筒状部材51にスリット51aが形成され、そのスリット51aにかき寄せ部材60が配設されるので、上記接線方向の力を受けたかき寄せ部材60を、スリット51aの内縁全体で受け止めることができる。即ち、上記接線方向の力を受け止める受圧面積を確保できる。これにより、筒状部材51からかき寄せ部材60が脱落することを抑制できる。
また、籾摺ロール21の回転に伴い、上記接線方向の力が作用され、かき寄せ部材60が傾倒しようとする際には、張出部62,63を筒状部材51の外周面および内周面に当接させて、かき寄せ部材60の傾倒を抑制できる。これにより、かき寄せ部材60がスリット51aから脱落することを抑制できる。
更に、筒状部材51のスリット51aに嵌込部61が嵌め込まれると共に、嵌込部61から筒状部材51の外周面側および内周面側に張出部62,63がそれぞれ張り出すので、筒状部材51の変形(例えば、筒状部材51の外径を拡大または縮小させる変形)を生じさせ難くできる。よって、立設部64の複数の凸部64aのそれぞれを均一に籾摺ロール21の内周面に接触させやすくできる。
ここで、かき寄せ部材60が、筐体10の内部に収納される構造物に配設される構造では、かき寄せ部材60のメンテナンスを行う際に、開閉部材13を取り外した上で、筐体10の内部において作業する必要があり、作業性が悪い。
これに対し、籾摺装置1によれば、上述したように、筒状部材51が開閉部材13に配設される。よって、開閉部材13と共に筒状部材51及びかき寄せ部材60を取り外すことができ、筐体10の外部で作業を行うことができる。よって、筒状部材51及びかき寄せ部材60のメンテナンスを行う際の作業性を向上できる。また、開閉部材13を取り外せば、籾摺ロール21の内側に筒状部材51が残らないので、籾摺ロール21の交換や籾摺ロール21の内側の清掃・点検を行う際の作業性も向上できる。
筒状部材51は、筒状に形成され、その先端側(開閉部材13と反対側)が開放されている。よって、かき寄せ部材60によりかき寄せられ、籾摺ロール21の回転に伴う気流により飛散した残留物を、筒状部材51の先端側から受け入れて内部空間に保持しておくことができる。その結果、かき寄せた残留物が籾摺ロール21の内周面に再付着することを抑制できる。また、開閉部材13を取り外すことで、筒状部材51の内部空間に保持された残留物を容易に回収することができる。
なお、筒状部材52は、上述したように、ブラケット53を介して、開閉部材13に回転可能に軸支される(図2参照)。この場合、筒状部材52は、複数のかき寄せ部材60がそれぞれ籾摺ロール22の内周面に接触されていることで、籾摺ロール22と同芯に配設されると共に、籾摺ロール21,22の対向間隔が変更(増減)されても、同芯を維持した状態で、籾摺ロール22の揺動(軸14aを中心とする回転)に追従される。これにより、籾摺ロール22においても、籾摺ロール21の場合と同様に、内周面への残留物の固着が抑制される。
次いで、図5を参照して、第2実施形態における籾摺装置201について説明する。図5は、第2実施形態における籾摺装置201の模式図であり、図2の矢印V方向視に対応する。なお、上述した第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。また、説明の便宜上、かき寄せ部材260の長手方向一端側および長手方向他端側に符号「C」,「D」をそれぞれ付して説明する。
図2に示すように、第2実施形態における籾摺装置201は、籾摺ロール21の内側に位置される筒状部材251が開閉部材13の背面に配設される。筒状部材251は、スリット51aが省略される点を除き、第1実施形態における筒状部材51と同一に構成される。
筒状部材251には、その半周分の外周面に弾性材料(ゴム状弾性体)から形成されるかき寄せ部材260が配設される。かき寄せ部材260は、リード角が一定の螺旋状に延設されつつ筒状部材251の外周面から立設され、かき寄せ部材260の立設高さは、そのかき寄せ部材260の上面が籾摺ロール21の内周面に接触可能な寸法に設定される。これにより、籾摺ロール21の回転に伴い、かき寄せ部材260により籾摺ロール21の内周面から残留物をかき寄せることができる。
なお、かき寄せ部材260の螺旋の巻き方向は、籾摺ロール21の回転方向に沿ってかき寄せ部材260を長手方向一端側Cから長手方向他端側Dへたどると開閉部材13へ近づく巻き方向とされる。よって、本実施形態では、図5上側の面が、籾摺ロール21の内周面から残留物をかき寄せるかき寄せ面(すくい面)とされる。
即ち、かき寄せ部材260は、かき寄せ面が鉛直方向上方(図5上側)を向くと共に、開閉部材13に近い側のかき寄せ面ほど鉛直方向下方(図5下側)に位置される。なお、かき寄せ部材260(かき寄せ面)の開閉部材13に近い側の端部(長手方向他端側D)と開閉部材13との間には、所定の隙間が形成される。
よって、かき寄せ部材260により籾摺ロール21の内周面から残留物をかき寄せた際には、かき寄せた残留物をかき寄せ面上に載せると共に、その残留物を自重でかき寄せ面の開閉部材13側の端部(長手方向他端側D)まで移動させ、開閉部材13との間の隙間から筐体10の排出口12(図1参照)へ落下させることができる。
なお、籾摺ロール22の回転方向は、籾摺ロール21の回転方向と逆方向とされる。そのため、籾摺ロール22の内周面から残留物をかき寄せるかき寄せ部材は、上述したかき寄せ部材260と螺旋の巻き方向が反対方向とされる。また、籾摺ロール22の内部に位置する筒状部材は、ブラケット53の軸53aを中心として開閉部材13に揺動(回転)可能に軸支される。これら筒状部材およびかき寄せ部材の他の構成についは、筒状部材251及びかき寄せ部材260と同一であるため、その説明は省略する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。例えば、スリット51a,52aの形成数は、1でも良く、複数(2以上)でも良い。なお、スリット51a,52aの形成数を複数とする場合には、周方向等間隔となる位置に形成しても、周方向不等間隔となる位置に形成しても良い。
上記各実施形態および以下に示す変形例を組み合わせても良い。例えば、第2実施形態における筒状部材251に対し、第1実施形態におけるスリット51aを一又は複数箇所に形成し、スリット51aにかき寄せ部材60を配設(装着)しても良い。即ち、筒状部材251にかき寄せ部材60,260をそれぞれ配設しても良い。
上記各実施形態において、各構成の材質は適宜変更可能である。例えば、筒状部材51,52、251がアルミニウム合金から形成される場合を説明したが、他の金属材料(鉄鋼、ステンレス)から形成されても良く、樹脂材料(ABS樹脂、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂)から形成されても良い。また、かき寄せ部材60,260がゴム状弾性体から形成される場合を説明したが、ウレタン材料や樹脂材料から形成されても良い。
上記各実施形態では、かき寄せ部材60全体が同一の材料から形成される場合を説明したが、異なる材料を組み合わせて形成されても良い。例えば、張出部62,63が金属材料や樹脂材料から形成されても良い。ゴム状弾性体の内部に金属材料や樹脂材料がインサートされた状態でかき寄せ部材60,260が形成されても良い。また、立設部64の立設先端が部分的に樹脂材料やブラシ(複数本の樹脂製の毛材を備えたもの)から形成されても良い。
上記第1実施形態では、スリット51a,52aが直線状に形成される場合を説明したが、スリット51a,51bの少なくとも一部または全部が湾曲して形成されても良い。また、スリット51a,51bが螺旋状に形成されても良い。これらの場合、かき寄せ部材60全体が弾性材料(ゴム状弾性体)から一体に形成される上述した構成がスリット51a,52aへの差し込み性(装着性)の点で特に有効となる。
上記各実施形態では、筒状部材51,52,251が円筒(軸に垂直な断面が円形の筒)から形成される場合を説明したが、角筒(軸に垂直な断面が多角形の筒)から形成されても良い。
上記各実施形態では、ブラケット53の揺動(軸53aを中心とする回転)により筒状部材52が籾摺ロール22に追従する場合を説明したが、籾摺ロール22の変位軌跡に沿って延設される案内溝を開閉部材13に設け、その案内溝に沿って案内されることで、筒状部材52が籾摺ロール22に追従するようにしても良い。
上記各実施形態では、筒状部材51,52,251が開閉部材13に配設される場合を説明したが、これに代えて、又は、これに加えて、筒状部材51,52,251を筐体10の別の部材に配設しても良い。例えば、筐体10の内部空間における籾摺ロール21,22が収納される空間と、間隔調整機構40の回転軸42及び連結体43が配設される空間とを区画し、籾摺ロール21,22の軸方向端面(図1(b)上側の面)が対向する区画壁15(図1(b)参照)の正面(図1(b)下側の面)に筒状部材51,52,251が配設されても良い。
上記各実施形態では、1の籾摺ロール21,22の内部に1の筒状部材51,52,251が同芯に配設される場合を説明したが、上記各実施形態における筒状部材51,52,251よりも小径の筒状部材51,52,251を1の籾摺ロール21の内部に複数配設しても良い。
上記第1実施形態では、かき寄せ部材60(立設部64)の上面に凹凸(凸部64a及び凹部64b)が形成され、上記第2実施形態では、かき寄せ部材260の上面に凹凸が非形成とされる場合を説明したが、かき寄せ部材60(立設部64)の上面に凹凸が非形成され、かき寄せ部材260の上面に凹凸が形成されても良い。
なお、かき寄せ部材60(立設部64)の上面に凹凸を非形成とする構成では、スリット51a,52aにかき寄せ部材60を差し込む際に、かき寄せ部材60の方向(差し込み先端が長手方向一端側Aであるか長手方向他端側Bであるか)を確認することが不要となるので、かき寄せ部材60を装着する際の作業性を向上できる。
上記第1実施形態では、かき寄せ部材60の長手方向(図3(b)左右方向)において、凸部64aと凹部64bとが同一の寸法に形成される場合を説明したが、これらが異なる寸法であっても良い。但し、上記寸法は、凸部64aの寸法が凹部64bの寸法よりも大きくされることが好ましい。かき寄せ不良となる領域が籾摺ロール21,22の内周面に発生することを抑制できるからである。
上記第1実施形態おいて、立設部64の上面が籾摺ロール21,22の内周面に接触された状態では、立設部64が高さ方向(図4(a)上下方向)に若干圧縮変形される。この場合、嵌込部61の幅寸法L3(図3(c)参照)が、第1実施形態のように立設部64の幅寸法(図3(c)左右方向寸法)よりも大きくされても良く、嵌込部61の幅寸法L3と同等、又は、嵌込部61の幅寸法L3よりも小さくされても良い。幅寸法L3に応じて、筒状部材51,52による立設部64の受圧面積を変更でき、これにより、籾摺ロール21,22の内周面に対する立設部64(凸部64aの上面)の接触圧を調整できる。
上記各実施形態では、かき寄せ部材60,260(立設部64)の上面の断面形状(かき寄せ部材60,260の長手方向に垂直な仮想平面で切断した断面、図3(c)参照)が直線形状に形成される場合を説明したが、この断面形状が、籾摺ロール21,22の内周面の円弧形状と同径の円弧形状とされても良く、籾摺ロール21,22の内周面の円弧形状よりも小径の円弧形状とされても良い。
上記第2実施形態では、かき寄せ部材260全体において螺旋のリード角が一定とされる場合を説明したが、次のように構成されても良い。
例えば、長手方向一端側Cから所定範囲におけるリード角を残りの範囲におけるリード角よりも小さくしても良い。筒状部材251は先端側(開閉部材13と反対側)ほど撓みやすいところ、かき寄せ部材260が残留物をかき寄せる際に受ける反力を上記所定範囲(即ち、筒状部材51の先端側)において小さくできる。その結果、かき寄せ部材260全体を均一に籾摺ロール21の内周面に接触させることができると共に、筒状部材251の耐久性を確保できる。
例えば、長手方向他端側Dから所定範囲におけるリード角を残りの範囲のリード角よりも小さくしても良い。上記所定範囲におけるかき寄せ面の下降傾斜を大きくでき、残留物を長手方向他端側Dまで自重により移動させ開閉部材13との間の隙間から落下させやすくできる。
なお、螺旋のリード角は、かき寄せ部材260全体、上記所定範囲または上記残りの範囲において、長手方向一端側C又は長手方向他端側Dへ向けて徐々に変化(増減)するものであっても良い。
1,201 籾摺装置
10 筐体
13 開閉部材
21,22 籾摺ロール
40 間隔調整機構(調整手段)
51,52,251 筒状部材
51a,52a スリット
53 ブラケット(支持手段)
60,260 かき寄せ部材
61 嵌込部
62 張出部(外張出部)
63 張出部(内張出部)
64 立設部
64a 凸部(接触部分)
64b 凹部(非接触部分)
A かき寄せ部材の長手方向一端側
B かき寄せ部材の長手方向他端側
D かき寄せ面の開閉部材に近い側の端部

Claims (11)

  1. 一対の籾摺ロールと、それら一対の籾摺ロールを収納する筐体とを備え、前記一対の籾摺ロールの間を通過させて籾摺りを行う籾摺装置において、
    筒状に形成され、前記籾摺ロールの内側に位置するように前記筐体に配設される筒状部材と、
    その筒状部材に配設され、前記籾摺ロールの内周面に接触されるかき寄せ部材と、を備えることを特徴とする籾摺装置。
  2. 前記筐体は、開口と、着脱可能に配設され前記開口を開閉する開閉部材と、を備え、
    前記開口は、前記籾摺ロールの軸方向端部に対向する位置に形成され、
    前記筒状部材は、前記開閉部材に配設されることを特徴とする請求項1記載の籾摺装置。
  3. 前記筒状部材は、前記籾摺ロールと同芯に配設されることを特徴とする請求項2記載の籾摺装置。
  4. 前記筒状部材は、前記開閉部材と反対側の端部から延設されるスリットを備え、
    前記かき寄せ部材は、前記スリットに配設されることを特徴とする請求項2又は3に記載の籾摺装置。
  5. 前記スリットは、前記筒状部材の軸方向に沿う直線状に形成されることを特徴とする請求項4記載の籾摺装置。
  6. 前記かき寄せ部材は、前記スリットに嵌め込まれる嵌込部と、その嵌込部から前記筒状部材の外周面側および内周面側にそれぞれ張り出す外張出部および内張出部と、前記嵌込部から立設され立設先端側の少なくとも一部が前記籾摺ロールの内周面に接触される立設部と、を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の籾摺装置。
  7. 前記かき寄せ部材は、長手方向一端側が前記スリットの終端側に位置する第1の状態と、長手方向他端側が前記スリットの終端側に位置する第2の状態とのどちらの状態でも、前記スリットに配設可能に形成されることを特徴とする請求項6記載の籾摺装置。
  8. 前記かき寄せ部材は、前記籾摺ロールの内周面から残留物をかき寄せるかき寄せ面が鉛直方向上方を向くと共に、前記開閉部材に近い側の前記かき寄せ面ほど鉛直方向下方に位置し、
    前記かき寄せ面の前記開閉部材に近い側の端部と前記開閉部材との間には、所定の隙間が形成されていることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の籾摺装置。
  9. 前記筒状部材は、前記開閉部材と反対側が開放されていることを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の籾摺装置。
  10. 前記かき寄せ部材は、前記籾摺ロールの内周面に接触される接触部分と前記籾摺ロールの内周面に非接触とされる非接触部分とが交互に形成される立設部を備え、
    前記筒状部材には、前記筒状部材の周方向に間隔を隔てて複数の前記かき寄せ部材が配設され、それら複数の前記かき寄せ部材の内の少なくとも一の前記かき寄せ部材の前記接触部分と他の前記かき寄せ部材の前記接触部分とが前記筒状部材の軸方向に位相を異ならせて配設されることを特徴とする請求項3記載の籾摺装置。
  11. 前記一対の籾摺ロールの一方の籾摺ロールを他方の籾摺ロールに対して変位させ前記一対の籾摺ロールの間隔を調整する調整手段と、
    前記一方の籾摺ロールの内側に配設される前記筒状部材を前記一方の籾摺ロールと同方向に変位可能に前記開閉部材に支持する支持手段と、を備えることを特徴とする請求項3記載の籾摺装置。

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