JP7637336B2 - 温度センサ取付用治具 - Google Patents
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Description
従来、耐食性、温度履歴に対しての取付力の保持、取付易さ等を考慮して、ステンレス又はその他の金属薄板を防蝕コーティングした板バネで温度センサを配管に固定しているものが知られている。
上記特許文献1の技術では、固定された配管への取付では配管挿入側を大きく開いて配管に嵌め込む必要があり、十分な保持力を維持しようとすると、バネ力を大きく設定しなければならない。しかしながら、取付の際にそのバネ力(付勢力・弾性力)に抗して配管挿入側を開く強い力が必要なるため、作業者によっては取付が容易でない場合がある。そのため、保持部のバネ力をある程度下げて設定することで、取付作業を容易にすることが考えられるが、その場合、不十分な保持力となり、安定した温度測定を阻害してしまう要因となってしまう不都合があった。また、完全な固定が難しくなり、不意な力により、温度センサやクリップが配管から離脱等してしまうおそれがあった。
特に、前記一方の配管側板バネ部に配管を嵌め込むと共に前記一方のセンサ側板バネ部に温度センサを嵌め込み、さらに前記他方を配管の延在方向に前記一方から離間させた位置で前記他方の配管側板バネ部に配管を嵌め込んだ状態で、前記他方が、前記一方に向けて配管の延在方向に移動させた際にセンサ側板バネ部に温度センサを嵌め込み可能であると共に前記他方の凹部と前記一方の凸部とが互いに嵌め合い可能であるので、前記他方を前記一方へとスライドさせることで一対の温度センサ取付用治具で容易に配管を挟んだ状態で固定することができる。
また、一対の温度センサ取付用治具で両側から配管及び温度センサを挟み込むので、配管の熱を効率的に温度センサに伝えることができる。また、互いに対向して配管を挟み込む一対の温度センサ取付用治具により、配管及び温度センサを両側からそれぞれ保持することで、1つの治具だけで固定した場合に比べて、より高い保持力を得ることができる。
すなわち、この温度センサ取付用治具では、前記他方が、配管側板バネ部の凸部と互いに嵌め合い可能な凹部を有した配管側凹凸用板バネ部を備えているので、配管側板バネ部とは別にバネ性を調整可能な配管側凹凸用板バネ部を別途設けたことで、配管側板バネ部のバネ性とは別に凹部と凸部との嵌め込み力を調整でき、一対の温度センサ取付用治具をより安定して固定することができる。
なお、配管を内側に嵌め込んだ配管側板バネ部を外側から配管側凹凸用板バネ部によって押さえ込むようにして重ね、凹部と凸部とを嵌め合わせることで、配管側板バネ部が不意な力で開くことを防止可能になる。
すなわち、この温度センサ取付用治具では、前記他方が、前記一方のセンサ側板バネ部の凸部と互いに嵌め合い可能な凹部を有したセンサ側凹凸用板バネ部を備えているので、センサ側板バネ部とは別にバネ性を調整可能なセンサ側凹凸用板バネ部を別途設けたことで、センサ側板バネ部のバネ性とは別に凹部と凸部との嵌め込み力を調整でき、一対の温度センサ取付用治具をより安定して固定することができる。
なお、温度センサを内側に嵌め込んだセンサ側板バネ部を外側からセンサ側凹凸用板バネ部によって押さえ込むようにして重ね、凹部と凸部とを嵌め合わせることで、センサ側板バネ部が不意な力で開くことを防止可能になる。
すなわち、この温度センサ取付用治具では、一対の温度センサ取付用治具が、互いに同一形状とされているので、同じ部品を2つ使用することで、別形状のものを作製する必要がなく、部品単価を低減することができる。
すなわち、この温度センサ取付用治具では、前記一方のセンサ側板バネ部が、凸部を有し温度センサが嵌め込み可能な第1板バネ部と、第1板バネ部よりも強い付勢力で温度センサが嵌め込み可能な第2板バネ部とを備えているので、凸部を有する第1板バネ部とは別に強い付勢力の第2板バネ部を別途設けたことで、第1板バネ部だけの場合に比べて温度センサの嵌め込み力をより強く設定でき、より安定して固定することができる。
すなわち、この温度センサ取付用治具では、センサ側板バネ部が、その側端部に温度センサが嵌め込まれた際に温度センサの端部に当接して位置決めするセンサ係止部を備えているので、前記他方を前記一方側にスライドさせて互いの凸部と凹部とを嵌め合わせる際に、温度センサがセンサ側板バネ部から位置ずれしてしまうことをセンサ係止部で防ぐことができる。
すなわち、本発明に係る温度センサ取付用治具によれば、前記一方が、凸部を備え、前記他方が、前記一方と対向されて配管及び温度センサを挟み込んだ状態で、前記一方の凸部に嵌め込み可能な凹部を備えているので、配管側板バネ部のバネ力に加えて凹部と凸部との嵌め込み力により、配管に温度センサを安定した十分な保持力で容易に取り付けできると共に、一対の温度センサ取付用治具で挟んだ配管の熱を効率的に温度センサに伝えることができる。
特に、前記一方の配管側板バネ部に配管を嵌め込むと共に前記一方のセンサ側板バネ部に温度センサを嵌め込み、さらに前記他方を配管の延在方向に前記一方から離間させた位置で前記他方の配管側板バネ部に配管を嵌め込んだ状態で、前記他方が、前記一方に向けて配管の延在方向に移動させた際にセンサ側板バネ部に温度センサを嵌め込み可能であると共に前記他方の凹部と前記一方の凸部とが互いに嵌め合い可能であるので、前記他方を前記一方へとスライドさせることで一対の温度センサ取付用治具で容易に配管を挟んだ状態で固定することができる。
したがって、本発明の温度センサ取付用治具では、配管側板バネ部のバネ力を大きく設定しなくても、十分に高い保持力が得られ、不意な力による配管や温度センサの脱離等の発生を防ぐことができる。また、配管側板バネ部及びセンサ側板バネ部のバネ力を作業者が容易に取付可能な程度に設定できるため、従来と同等以上の容易な取付が可能になる。
また、前記他方1Bは、前記一方1Aと対向されて配管P及び温度センサSを挟み込んだ状態で、前記一方1Aの凸部4aが嵌め込み可能な凹部4bを備えている。
本実施形態の温度センサ取付用治具1A,1Bは、前記一方1Aの配管側板バネ部2に配管Pを嵌め込むと共に前記一方1Aのセンサ側板バネ部3に温度センサSを嵌め込み、さらに前記他方1Bを配管Pの延在方向に前記一方1Aから離間させた位置で前記他方1Bの配管側板バネ部2に配管Pを嵌め込んだ状態で、前記他方1Bが、前記一方1Aに向けて配管Pの延在方向に移動させた際にセンサ側板バネ部3に温度センサSを嵌め込み可能であると共に前記他方1Bの凹部4bと前記一方1Aの凸部4aとが互いに嵌め合い可能である。
前記他方1Bは、配管側板バネ部2の凸部4aと互いに嵌め合い可能な凹部4bを有した配管側凹凸用板バネ部7と、前記一方1Aのセンサ側板バネ部3の凸部4aと互いに嵌め合い可能な凹部4bを有したセンサ側凹凸用板バネ部9とを備えている。すなわち、前記他方1Bの凹部4bは、配管側凹凸用板バネ部7とセンサ側凹凸用板バネ部9とにそれぞれ湾曲させて設けられた一対であり、内側が断面円弧状の凹部となっている。
前記一方1Aのセンサ側板バネ部3は、凸部4aを有し温度センサSが嵌め込み可能な第1板バネ部3aと、第1板バネ部3aよりも強い付勢力で温度センサSが嵌め込み可能な第2板バネ部3bとを備えている。
第2板バネ部3bは、センサ側板バネ部3の湾曲方向に一対形成されて温度センサSを挟み込むようにして嵌め込むことができる。すなわち、第2板バネ部3bは、コ字状のスリットで第1板バネ部3aの内側に区分けされて形成され、第1板バネ部3aよりも小さな曲率半径で湾曲している。
上記センサ側板バネ部3は、その側端部に温度センサSが嵌め込まれた際に温度センサSの端部に当接して位置決めするセンサ係止部8を備えている。
上記中間板部6は、側方に突出した部分6aを有し、突出した部分6aの下部に配管側凹凸用板バネ部7が連続して形成されていると共に、突出した部分6aの上部にセンサ側凹凸用板バネ部9が連続して形成されている。
なお、中間板部6は、突出した部分6aの突出方向に延在させて外側に断面凸状に加工させた突条部によって剛性が高められている。
上記配管Pの外径は、温度センサSの外径よりも大きく、配管側板バネ部2が、配管Pの外周面に沿って湾曲している。
また、センサ側板バネ部3は、温度センサSの外周面に沿って配管側板バネ部2よりも小さな曲率半径を有して断面円弧状に湾曲している。
また、上記突出した部分6aが、配管Pに取り付けた状態で配管Pの軸線方向に延出しており、前記他方1Bを前記一方1Aに向けてスライドさせた際に、突出した部分6aが、前記一方1Aのセンサ側凹凸用板バネ部9と配管側凹凸用板バネ部7との間に挿入される。
このとき、一対の温度センサ取付用治具1A,1Bの互いの凸部4aと凹部4bとが嵌め込み合って固定される。
また、このとき、温度センサSの先端面に前記他方1Bのセンサ係止部8が当接して温度センサSの先端が位置決めされる。なお、温度センサSの後端面には、前記一方1Aのセンサ係止部8が当接して温度センサSの後端が位置決めされる。
このようにして一対の温度センサ取付用治具1A,1Bが、図1の(b)及び図3に示すように、温度センサS及び配管Pを挟んだ状態で取り付けられると、一対の温度センサ取付用治具1A,1Bにより、温度センサSを配管Pと接触させた状態で強固に保持することができる。
さらに、配管Pを内側に嵌め込んだ配管側板バネ部2を外側から配管側凹凸用板バネ部7によって押さえ込むようにして重ね、凹部4bと凸部4aとを嵌め合わせることで、配管側板バネ部2が不意な力で開くことを防止可能になる。
また、温度センサSを内側に嵌め込んだセンサ側板バネ部3を外側からセンサ側凹凸用板バネ部9によって押さえ込むようにして重ね、凹部4bと凸部4aとを嵌め合わせることで、センサ側板バネ部3が不意な力で開くことを防止可能になる。
また、前記一方1Aのセンサ側板バネ部3が、凸部4aを有し温度センサSが嵌め込み可能な第1板バネ部3aと、第1板バネ部3aよりも強い付勢力で温度センサSが嵌め込み可能な第2板バネ部3bとを備えているので、凸部4aを有する第1板バネ部3aとは別に強い付勢力の第2板バネ部3bを別途設けたことで、第1板バネ部3aだけの場合に比べて温度センサSの嵌め込み力をより強く設定でき、より安定して固定することができる。
Claims (6)
- 互いに対向させた状態で使用される一対の温度センサ取付用治具であって、
前記一対の温度センサ取付用治具のうち一方と前記一対の温度センサ取付用治具のうち他方とが、それぞれ配管を内側に嵌め込み可能な配管側板バネ部と、
前記配管に接触させた温度センサを内側に嵌め込み可能なセンサ側板バネ部とを備え、
前記一方が、凸部を備え、
前記他方が、前記一方と対向されて前記配管及び前記温度センサを挟み込んだ状態で、前記一方の前記凸部が嵌め込み可能な凹部を備え、
前記一方の前記配管側板バネ部に前記配管を嵌め込むと共に前記一方の前記センサ側板バネ部に前記温度センサを嵌め込み、さらに前記他方を前記配管の延在方向に前記一方から離間させた位置で前記他方の前記配管側板バネ部に前記配管を嵌め込んだ状態で、
前記他方が、前記一方に向けて前記配管の延在方向に移動させた際に前記センサ側板バネ部に前記温度センサを嵌め込み可能であると共に前記他方の前記凹部と前記一方の前記凸部とが互いに嵌め合い可能であることを特徴とする温度センサ取付用治具。 - 請求項1に記載の温度センサ取付用治具において、
前記一方の前記凸部が、前記配管側板バネ部に形成され、
前記他方が、前記配管側板バネ部の前記凸部と互いに嵌め合い可能な前記凹部を有した配管側凹凸用板バネ部を備えていることを特徴とする温度センサ取付用治具。 - 請求項1又は2に記載の温度センサ取付用治具において、
前記一方の前記凸部が、前記センサ側板バネ部に形成され、
前記他方が、前記一方の前記センサ側板バネ部の前記凸部と互いに嵌め合い可能な前記凹部を有したセンサ側凹凸用板バネ部を備えていることを特徴とする温度センサ取付用治具。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の温度センサ取付用治具において、
前記一対の温度センサ取付用治具が、互いに同一形状とされていることを特徴とする温度センサ取付用治具。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の温度センサ取付用治具において、
前記一方の前記センサ側板バネ部が、前記凸部を有し前記温度センサが嵌め込み可能な第1板バネ部と、
前記第1板バネ部よりも強い付勢力で前記温度センサが嵌め込み可能な第2板バネ部とを備えていることを特徴とする温度センサ取付用治具。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の温度センサ取付用治具において、
前記センサ側板バネ部が、その側端部に前記温度センサが嵌め込まれた際に前記温度センサの端部に当接して位置決めするセンサ係止部を備えていることを特徴とする温度センサ取付用治具。
Priority Applications (1)
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| JP2021176816A JP7637336B2 (ja) | 2021-10-28 | 2021-10-28 | 温度センサ取付用治具 |
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| JP2021176816A JP7637336B2 (ja) | 2021-10-28 | 2021-10-28 | 温度センサ取付用治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2023066221A JP2023066221A (ja) | 2023-05-15 |
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| JP2021176816A Active JP7637336B2 (ja) | 2021-10-28 | 2021-10-28 | 温度センサ取付用治具 |
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Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3213665U (ja) | 2017-09-11 | 2017-11-24 | 國友エンジニアリング有限会社 | 配管用熱電対取付けクリップ |
| EP3705765A1 (en) | 2019-03-04 | 2020-09-09 | EDF Luminus NV | Clamp |
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2021
- 2021-10-28 JP JP2021176816A patent/JP7637336B2/ja active Active
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